JP5981302B2 - 光電変換モジュール - Google Patents

光電変換モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP5981302B2
JP5981302B2 JP2012238832A JP2012238832A JP5981302B2 JP 5981302 B2 JP5981302 B2 JP 5981302B2 JP 2012238832 A JP2012238832 A JP 2012238832A JP 2012238832 A JP2012238832 A JP 2012238832A JP 5981302 B2 JP5981302 B2 JP 5981302B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoelectric conversion
sealing material
substrate
conversion module
semiconductor layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012238832A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014090062A (ja
Inventor
敬太 黒須
敬太 黒須
伸起 堀内
伸起 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2012238832A priority Critical patent/JP5981302B2/ja
Publication of JP2014090062A publication Critical patent/JP2014090062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5981302B2 publication Critical patent/JP5981302B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

本発明は光電変換層が封止材で封止された光電変換モジュールに関する。
近年、エネルギー問題や環境問題の深刻化に伴い、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽光発電が注目を集めている。
太陽光発電に使用される光電変換モジュールは、様々な種類のものがある。その中でも、CIS系(銅インジウムセレナイド系)やCIGS系(銅インジウムガリウムセレナイド系)等の化合物半導体薄膜や、アモルファスシリコン薄膜のような薄膜系の光電変換層を用いたものは、比較的低コストで大面積の光電変換モジュールを容易に製造できる点から、研究開発が進められている。
この薄膜系の光電変換モジュールは、ガラス基板などの第1基板上に、下部電極層、光電変換層、および上部電極層を順次成膜した光電変換装置を備えている。さらに、このような光電変換モジュールは、上記の光電変換装置上に、エチレンビニルアセテート共重合体(以下、EVAという)等の封止材を介して白色強化ガラスなどから成る第2基板が積層され一体化されている。
また、このような光電変換モジュールにおいては、外部から水分が浸入した場合、光電変換層などが劣化し、光電変換効率が低下する場合がある。そのため、このような光電変換モジュールでは、水分を遮断するためのシール材が外周部に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−231309号公報
光電変換モジュールの使用時の環境変化等によって光電変換モジュールの温度変化が大きくなる場合がある。そのような場合に、封止材およびシール材の膨張や収縮によって特に封止材とシール材との界面付近に応力が加わり、封止材の端部が第1基板または第2基板から剥離しやすくなる。封止材が剥離すると、その剥離部を経由して光電変換層へ水分が浸入しやすくなり、光電変換モジュールの耐湿信頼性が低下しやすくなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、光電変換モジュールの耐湿信頼性の向上を目的とする。
本発明の一実施形態に係る光電変換モジュールは、第1基板と、該第1基板上に位置する光電変換層と、該光電変換層上から前記第1基板上にかけて位置する透光性の封止材と、前記第1基板上に前記封止材を取り囲むように位置して前記封止材の外周面に密着したシール材と、前記封止材上および前記シール材上に位置する透光性の第2基板とを具備し、前記封止材および前記シール材の界面が厚み方向の中央部ほど内側に位置するように湾曲しており、前記封止材および前記シール材の厚み方向の断面において、前記界面の最も内側に位置する先端部が前記第1基板寄りに位置している
本発明の一実施形態に係る光電変換モジュールによれば、光電変換モジュールの耐湿信頼性が向上する。
一実施形態に係る光電変換モジュールにおける光電変換装置を示す要部拡大斜視図である。 図1の光電変換装置の断面図である。 一実施形態に係る光電変換モジュールの全体を示す斜視図である。 図3の光電変換モジュールの断面図である。 第1変形例に係る光電変換モジュールの断面図である。 第2変形例に係る光電変換モジュールの断面図である。
以下に本発明の一実施形態に係る光電変換モジュールについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面においては同様な構成および機能を有する部分については同じ符号が付されており、下記説明では重複説明が省略される。また、図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構造のサイズおよび位置関係等は正確に図示されたものではない。また、図1〜図6には、後述する光電変換セルの配列方向をX軸とする右手系のXYZ座標が付してある。まず、光電変換モジュールの一部である光電変換装置について説明する。
<光電変換装置の構成>
図1は、光電変換装置11の要部拡大斜視図であり、図2はそのXZ断面図である。光電変換装置11はX軸方向に沿って並んだ複数の光電変換セル10を具備している。光電変換セル10は、第1基板1と、下部電極層2と、第1の導電型を有する第1の半導体層3と、第1の導電型とは異なる第2の導電型を有する第2の半導体層4と、上部電極層5とが順に積層されている。例えば、第1の導電型がp型であれば第2の導電型はn型であり、その逆の関係であってもよい。これら第1の半導体層3と第2の半導体層4とで電荷を良好に分離可能な光電変換層が形成される。
光電変換装置11は、隣接する一方の光電変換セル10の上部電極層5と他方の光電変換セル10の下部電極層2とが接続導体6を介して電気的に接続されている。このような構成により、隣接する光電変換セル10同士が直列接続されている。そして、光電変換装置11の端部において、直列接続された光電変換セル10の一方の電極と電気的に接続された取り出し電極2aが設けられており、この取り出し電極2aに光電変換装置11の外部と電気的な接続を行なうための配線導体13aが接続される。同様に、光電変換装置11の反対側の端部において、直列接続された光電変換セル10の他方の電極と電気的に接続された取り出し電極2bが設けられており、この取り出し電極2bに光電変換装置11の外部と電気的な接続を行なうための配線導体13bが接続される。
なお、図1、図2では、図示の都合上、2つの光電変換セル10のみが示されているが、実際の光電変換装置11には、図面のX軸方向、或いは更に図面のY軸方向に、多数の光電変換セル10が平面的に(二次元的に)配列されている。
第1基板1は、光電変換層を支持するためのものである。第1基板1に用いられる材料としては、例えば、ガラス、セラミックス、樹脂および金属等が挙げられる。第1基板1としては、例えば、厚さ1〜3mm程度の青板ガラス(ソーダライムガラス)が用いられてもよい。
下部電極層2(下部電極層2a〜2d)は、第1基板1上に設けられた、Mo、Al、TiまたはAu等の導電体である。下部電極層2は、スパッタリング法または蒸着法などの公知の薄膜形成手法を用いて、0.2μm〜1μm程度の厚みに形成される。
第1の半導体層3は第1の導電型を有する半導体層である。第1の半導体層3は、例えば1μm〜3μm程度の厚みを有する。第1の半導体層3の材料としては特に限定されず、化合物半導体薄膜やアモルファスシリコン薄膜のような薄膜半導体層が用いられる。比較的高い光電変換効率を有するという観点で、第1の半導体層3として、例えば、I−III−VI族化合物、I−II−IV−VI族化合物、II−VI族化合物等が用いられてもよい。
I−III−VI族化合物とは、I−B族元素(11族元素ともいう)とIII−B族元素(13族元素ともいう)とVI-B族元素(16族元素ともいう)との化合物である。I−III−VI族化合物としては、例えば、CuInSe(二セレン化銅インジウム、CISともいう)、Cu(In,Ga)Se(二セレン化銅インジウム・ガリウム、CIGSともいう)、Cu(In,Ga)(Se,S)(二セレン・イオウ化銅インジウム・ガリウム、CIGSSともいう)等が挙げられる。あるいは、第1の半導体層3は、薄膜の二セレン・イオウ化銅インジウム・ガリウム層を表面層として有する二セレン化銅インジウム・ガリウム等の多元化合物半導体薄膜にて構成されていてもよい。I−III−VI族化合物は
光吸収係数が比較的高く、第1の半導体層3が薄くても良好な光電変換効率が得られる。
I−II−IV−VI族化合物とは、I−B族元素とII−B族元素(12族元素ともいう)とIV−B族元素(14族元素ともいう)とVI−B族元素との化合物半導体である。I−II−IV−VI族化合物としては、例えば、CuZnSnS(CZTSともいう)、CuZnSnS4−xSe(CZTSSeともいう。なお、xは0より大きく4より小さい数である。)、およびCuZnSnSe(CZTSeともいう)等が挙げられる。
II−VI族化合物とは、II−B族元素とVI−B族元素との化合物半導体である。II−VI族化合物としてはCdTe等が挙げられる。
第2の半導体層4は、第1の半導体層3とは異なる第2導電型を有する半導体層である。第2の半導体層4は、第1の半導体層3とは異なる材料が第1の半導体層3上に積層されたものであってもよく、あるいは第1の半導体層3の表面部が他の元素のドーピングによって改質されたものであってもよい。
第2の半導体層4としては、CdS、ZnS、ZnO、In、InSe、In(OH,S)、(Zn,In)(Se,OH)、および(Zn,Mg)O等が挙げられる。この場合、第2の半導体層4は、例えばケミカルバスデポジション(CBD)法等で10〜200nmの厚みで形成される。なお、In(OH,S)とは、InとOHとSとを主に含む化合物をいう。(Zn,In)(Se,OH)は、ZnとInとSeとOHとを主に含む化合物をいう。(Zn,Mg)Oは、ZnとMgとOとを主に含む化合物をいう。
図1、図2のように、第2の半導体層4上にさらに上部電極層5が設けられていてもよい。上部電極層5は、第2の半導体層4よりも抵抗率の低い層であり、第1の半導体層3および第2の半導体層4で生じたキャリアが良好に取り出される。光電変換効率をより高めるという観点からは、上部電極層5の抵抗率が1Ω・cm未満でシート抵抗が50Ω/□以下であってもよい。
上部電極層5は、例えばITO、ZnO等の0.05〜3μmの透明導電膜である。透光性および導電性を高めるため、上部電極層5は第2の半導体層4と同じ導電型の半導体
で構成されてもよい。上部電極層5は、スパッタリング法、蒸着法または化学的気相成長(CVD)法等で形成され得る。
また、図1、図2に示すように、上部電極層5上にさらに集電電極7が形成されていてもよい。集電電極7は、第1の半導体層3および第2の半導体層4で生じたキャリアをさらに良好に取り出すためのものである。集電電極7は、例えば、図1に示すように、光電変換セル10の一端から接続導体6にかけて線状に形成されている。これにより、第1の半導体層3および第4の半導体層4で生じた電流が上部電極層5を介して集電電極7に集電され、接続導体6を介して隣接する光電変換セル10に良好に導電される。
集電電極7は、第1の半導体層3への光透過率を高めるとともに良好な導電性を有するという観点から、50〜400μmの幅を有していてもよい。また、集電電極7は、枝分かれした複数の分岐部を有していてもよい。
集電電極7は、例えば、Ag等の金属粉を樹脂バインダー等に分散させた金属ペーストがパターン状に印刷され、これが硬化されることによって形成される。
図1、図2において、接続導体6は、第1の半導体層3、第2の半導体層4および第2の電極層5を貫通(分断)する溝内に設けられた導体である。接続導体6は、金属や導電ペースト等が用いられ得る。図1、図2においては、集電電極7を延伸して接続導体6が形成されているが、これに限定されない。例えば、上部電極層5が延伸したものであってもよい。
<光電変換モジュールの構成>
次に光電変換モジュールについて詳細に説明する。図3は一実施形態に係る光電変換モジュール200の全体を示す斜視図であり、図4はその断面図である。
光電変換モジュール200は、図1、図2に示す光電変換装置11上に、透光性の封止材20およびシール材21を介して透光性の第2基板12を具備している。そして、図4に示すように、封止材20およびシール材21の界面22が厚み方向の中央部ほど内側に位置するように湾曲している。
このような構成により、温度変化によって封止材20およびシール材21の膨張や収縮による応力が生じたとしても、封止材20の端部が第1基板1または第2基板12から剥離するのを有効に低減できる。つまり、封止材20とシール材21との界面22の接触面積が大きくなるため、密着力が向上して封止材20とシール材21とが互いに拘束し合うことによって応力を低減できるとともに、特に封止材20が内側へ収縮するような応力が生じた際にシール材21が封止材20の端部を第1基板1または第2基板12側へ押し付けることができ、封止材20の第1基板1または第2基板12からの剥離が生じ難くなる。以上の結果、光電変換モジュール200の耐湿信頼性が低下しやすくなる。
封止材20は、光電変換セル10を保護するためのものであり、光電変換セル10上から第1基板1上にかけて設けられている。また、封止材20は、光吸収層3が吸収する光に対して透光性を有している。このような封止材20としては、例えばエチレンビニルアセテート共重合体(EVA)を主成分とする樹脂やポリビニルブチラールを主成分とする樹脂等が挙げられる。
シール材21は、封止材20の周囲を取り囲むように、封止材20の外周面に密着して設けられている。シール材21は、水分が光電変換セル10内へ浸入するのを低減するためのものであり、封止材20よりも透湿性の低い部材が用いられる。このようなシール材
21としては、ポリエチレン等の樹脂、またはブチルゴムやエチレンプロピレンゴム等のゴムよりなる弾性体、もしくは上述した樹脂とゴムの混合物等が用いられ得る。
また、シール材21として、高分子材料に吸着材が分散されたものが用いられても良い。このような吸着材としては、水分を化学吸着する性質を有するものが用いられても良く、あるいは水分を物理吸着する性質を有するものが用いられても良い。水分を化学吸着する吸着材は、水分と化学反応を伴って、化学吸着する性質を有するものであり、例えば、酸化カルシウム(CaO)、酸化ナトリウム(NaO)、酸化マグネシウム(MgO)、塩化カルシウム(CaCl)、硫酸ナトリウム無水塩(NaSO)、硫酸銅無水塩(CuSO)または硫酸カルシウム(CaSO)等がある。また、水分を物理吸着する吸着材は、吸着剤の表面と水分との間に発生するファンデルワールス力により水分を吸着するものであり、例えば、ゼオライトなどのモレキュラーシーブ、シリカゲル(SiO・nHO)、アルミナ、アロフェンまたは活性炭等の多孔質表面を持つ無機物質等がある。
また、封止材20の膨張および収縮をより拘束して封止信頼性をより高めるという観点からは、シール材21の熱膨張係数が封止材20の熱膨張係数がよりも小さくてもよい。例えば、シール材21の線膨張係数が封止材20の線膨張係数の0.05〜0.9倍であ
ってもよい。
また、光電変換モジュール200は、光電変換装置11上の取り出し電極部2a、2bに、それぞれ配線導体13a、13bが電気的に接続されている。また、配線導体13a、13bの他方の端部は、図3に示されるように、第1基板1を上下方向に貫通する孔1aを介して裏面に導出され、光電変換モジュール200の裏面(非受光面)に配置された端子ボックスに接続されている。そして、この端子ボックスを介して、光電変換モジュール200で発電した電力が外部回路に出力されることとなる。
配線導体13a、13bは、例えば、厚さ0.1〜0.5mm程度、幅が1〜7mm程度の銅(Cu)などの金属箔が用いられる。また。この金属箔の表面には、取り出し電極部2a、2bとの電気的な接続を良好にすべく、錫、ニッケルまたは半田などがめっき等によってコーティングされていてもよい。
<光電変換モジュールの作製方法>
上記の光電変換モジュール200の作製方法について以下に説明する。まず、複数の光電変換セル10を有する第1基板1の主面の中央部の上に封止材20を載置するとともに、第1基板1の主面の外周部の上に、内周面が所望とする封止材20の外周面の湾曲形状に対応した形状とされた枠部材を、封止材20を取り囲むように載置する。枠部材は封止材20を加熱硬化する際の温度でも形状を安定して維持できるとともに、封止材20とは接着し難い材料が用いられる。このような枠部材としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のふっ素樹脂や、表面にPTFEがコートされた金属板等が用いられる。
次に、封止材20および枠部材の上に第2基板12を載置する。そして、これらの積層体を加圧するとともに加熱し、封止材20を熱硬化することによって、第1基板1における枠部材の内側の領域および第2基板12における枠部材の内側の領域を、封止材20を介して接着する。これにより、封止材20は枠部材の内周面に接触して枠部材の内周面の形状に対応する湾曲形状となる。
次に、枠部材を除去して封止材20の周囲に第1基板1および第2基板12で挟まれた隙間部を形成する。そして、この隙間部内にシール材21を充填することによって、図4
で示された光電変換モジュール200を作製することができる。
<光電変換モジュールの第1変形例>
次に、本発明の光電変換モジュールの変形例について説明する。図5は光電変換モジュールの第1変形例を示す断面図である。図5に示される光電変換モジュール300において、上述した図4に示される光電変換モジュール200と同様な構成および機能を有する部分については図4と同じ符号が付されている。光電変換モジュール300における封止材30およびシール材31の厚み方向の断面において、封止材30とシール材31との界面32の最も内側に位置する先端部32aが第1基板1寄りに位置している。このような構成であれば、光電変換セル10が設けられている第1基板1側のシール材31の厚みを比較的大きくでき、光電変換セル10への水分の浸入をより低減できる。
<光電変換モジュールの第2変形例>
図6は光電変換モジュールの第2変形例を示す断面図である。図6に示される光電変換モジュール400において、上述した図4に示される光電変換モジュール200と同様な構成および機能を有する部分については図4と同じ符号が付されている。光電変換モジュール400は、封止材40のシール材41との界面42に沿った部位に複数の気泡40aを有している。このような構成であれば、界面42近傍での応力を気泡40aで有効に緩和できるとともに、気泡40aと封止材40との屈折率差によって光を光電変換セル10側へ良好に反射させて光電変換効率を高めることができる。
このような気泡40aを有する封止材40は、封止材40を加熱して硬化する際、封止材40の外周部を過度に加熱することによって気泡を発生させることにより作製することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が施されることは何等差し支えない。
1:第1基板
2:下部電極層
3:第1の半導体層
4:第2の半導体層
5:上部電極層
10:光電変換セル
11:光電変換装置
12:第2基板
20、30、40:封止材
21、31、41:シール材
22、32、42:界面
200、300、400:光電変換モジュール

Claims (3)

  1. 第1基板と、
    該第1基板上に位置する光電変換層と、
    該光電変換層上から前記第1基板上にかけて位置する透光性の封止材と、
    前記第1基板上に前記封止材を取り囲むように位置して前記封止材の外周面に密着したシール材と、
    前記封止材上および前記シール材上に位置する透光性の第2基板とを具備し、
    前記封止材および前記シール材の界面が厚み方向の中央部ほど内側に位置するように湾曲しており、
    前記封止材および前記シール材の厚み方向の断面において、前記界面の最も内側に位置する先端部が前記第1基板寄りに位置している光電変換モジュール。
  2. 前記シール材の熱膨張係数が前記封止材の熱膨張係数よりも小さい、請求項1に記載の光電変換モジュール。
  3. 前記封止材は前記界面に沿った部位に複数の気泡を有している、請求項1または2に記載の光電変換モジュール。
JP2012238832A 2012-10-30 2012-10-30 光電変換モジュール Active JP5981302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012238832A JP5981302B2 (ja) 2012-10-30 2012-10-30 光電変換モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012238832A JP5981302B2 (ja) 2012-10-30 2012-10-30 光電変換モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014090062A JP2014090062A (ja) 2014-05-15
JP5981302B2 true JP5981302B2 (ja) 2016-08-31

Family

ID=50791745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012238832A Active JP5981302B2 (ja) 2012-10-30 2012-10-30 光電変換モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5981302B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016111310A (ja) * 2014-11-28 2016-06-20 京セラ株式会社 光電変換装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001172780A (ja) * 1999-12-15 2001-06-26 Toppan Printing Co Ltd 平面状母型
JP2001313404A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池モジュールの製造方法
JP4090188B2 (ja) * 2000-09-01 2008-05-28 三洋電機株式会社 光起電力装置及びその製造方法
JP2003037279A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Fuji Electric Co Ltd 太陽電池モジュールとその製造方法
US20120118360A1 (en) * 2009-09-30 2012-05-17 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Solar cell module, solar cell panel, process for producing solar cell module, and process for producing solar cell panel
EP2590227A1 (en) * 2010-06-30 2013-05-08 Sharp Kabushiki Kaisha Method for manufacturing solar cell module, and solar cell module manufactured by the method
JP5452773B2 (ja) * 2011-06-22 2014-03-26 三菱電機株式会社 太陽電池モジュールおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014090062A (ja) 2014-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI487129B (zh) 薄膜太陽能電池及其製造方法
KR101440896B1 (ko) 박막 태양전지 모듈 및 이의 제조방법
US20170323986A1 (en) Photovoltaic module
JP5460882B2 (ja) 光電変換モジュール
JP2013115233A (ja) 光電変換モジュール
JP5981302B2 (ja) 光電変換モジュール
JP6022949B2 (ja) 光電変換モジュール
JP2013074117A (ja) 光電変換モジュール
JP2016051748A (ja) 光電変換モジュール
JP5642023B2 (ja) 光電変換モジュール
JP5855995B2 (ja) 光電変換モジュール
JP2014082297A (ja) 光電変換モジュール
CN114503286A (zh) 太阳能电池模块
JP5822640B2 (ja) 光電変換モジュール
JP2014072261A (ja) 光電変換モジュール
JP2015046470A (ja) 光電変換モジュール
JP2011233639A (ja) 光電変換装置
JP7483345B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP2014086613A (ja) 光電変換モジュール
JP2014187090A (ja) 光電変換モジュール
JP2013175498A (ja) 光電変換モジュール
JP2014187089A (ja) 光電変換モジュール
JP2016157808A (ja) 光電変換装置
JP2016157805A (ja) 光電変換装置
JP2013069761A (ja) 光電変換装置、および光電変換装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5981302

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150