JP2014072261A - 光電変換モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 光電変換装置における光電変換効率の向上を目的とする。
【解決手段】 光電変換モジュール200は、第1基板1と、第1基板1上に位置する光電変換層と、光電変換層3上から第1基板1上にかけて位置する透光性の封止材20と、封止材20上に位置する透光性の第2基板12と、封止材20の外側に位置し、第1基板1と第2基板12との隙間を塞ぐシール材21と、封止材20とシール材21との間に位置する、封止材20よりも屈折率が低い低屈折率部22とを具備する。
【選択図】 図4

Description

本発明は光電変換層が封止材で封止された光電変換モジュールに関する。
近年、エネルギー問題や環境問題の深刻化に伴い、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽光発電が注目を集めている。
太陽光発電に使用される光電変換モジュールは、様々な種類のものがある。その中でも、CIS系(銅インジウムセレナイド系)やCIGS系(銅インジウムガリウムセレナイド系)等の化合物半導体薄膜や、アモルファスシリコン薄膜のような薄膜系の光電変換層を用いたものは、比較的低コストで大面積の光電変換モジュールを容易に製造できる点から、研究開発が進められている。
この薄膜系の光電変換モジュールは、ガラス基板などの第1基板上に、下部電極層、光電変換層、および上部電極層を順次成膜した光電変換装置を備えている。さらに、このような光電変換モジュールは、上記の光電変換装置上に、エチレンビニルアセテート共重合体(以下、EVAという)等の封止材を介して白色強化ガラスなどから成る第2基板が積層され一体化されている。
また、このような光電変換モジュールにおいては、外部から水分が浸入した場合、光電変換層などが劣化し、光電変換効率が低下する場合がある。そのため、このような光電変換モジュールでは、水分を遮断するためのシール材が外周部に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−123725号公報
光電変換モジュールには、光電変換効率の向上が常に要求される。光電変換効率を高めるための1つの方法として、光電変換モジュールに入射した光を効率よく光電変換層に導くことが有効である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、光電変換装置における光電変換効率の向上を目的とする。
本発明の一実施形態に係る光電変換モジュールは、第1基板と、該第1基板上から前記第1基板上にかけて位置する光電変換層と、該光電変換層上に位置する透光性の封止材と、該封止材上に位置する透光性の第2基板と、前記封止材の外側に位置し、前記第1基板と前記第2基板との隙間を塞ぐシール材と、前記封止材と前記シール材との間に位置する、前記封止材よりも屈折率が低い低屈折率部とを具備する。
本発明の一実施形態に係る光電変換モジュールによれば、光電変換モジュールの光電変換効率が向上する。
一実施形態に係る光電変換モジュールにおける光電変換装置を示す要部拡大斜視図である。 図1の光電変換装置の断面図である。 一実施形態に係る光電変換モジュールの全体を示す斜視図である。 図3の光電変換モジュールの断面図である。 第1変形例に係る光電変換モジュールの断面図である。 第2変形例に係る光電変換モジュールの断面図である。 第3変形例に係る光電変換モジュールの断面図である。 第4変形例に係る光電変換モジュールの断面図である。 第5変形例に係る光電変換モジュールの断面図である。
以下に本発明の一実施形態に係る光電変換モジュールについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面においては同様な構成および機能を有する部分については同じ符号が付されており、下記説明では重複説明が省略される。また、図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構造のサイズおよび位置関係等は正確に図示されたものではない。また、図1〜図9には、後述する光電変換セルの配列方向をX軸とする右手系のXYZ座標が付してある。まず、光電変換モジュールの一部である光電変換装置について説明する。
<光電変換装置の構成>
図1は、光電変換装置11の要部拡大斜視図であり、図2はそのXZ断面図である。光電変換装置11はX軸方向に沿って並んだ複数の光電変換セル10を具備している。光電変換セル10は、第1基板1と、下部電極層2と、第1の導電型を有する第1の半導体層3と、第1の導電型とは異なる第2の導電型を有する第2の半導体層4と、上部電極層5とが順に積層されている。例えば、第1の導電型がp型であれば第2の導電型はn型であり、その逆の関係であってもよい。これら第1の半導体層3と第2の半導体層4とで電荷を良好に分離可能な光電変換層が形成される。
光電変換装置11は、隣接する一方の光電変換セル10の上部電極層5と他方の光電変換セル10の下部電極層2とが接続導体6を介して電気的に接続されている。このような構成により、隣接する光電変換セル10同士が直列接続されている。そして、光電変換装置11の端部において、直列接続された光電変換セル10の一方の電極と電気的に接続された取り出し電極2aが設けられており、この取り出し電極2aに光電変換装置11の外部と電気的な接続を行なうための配線導体13aが接続される。同様に、光電変換装置11の反対側の端部において、直列接続された光電変換セル10の他方の電極と電気的に接続された取り出し電極2bが設けられており、この取り出し電極2bに光電変換装置11の外部と電気的な接続を行なうための配線導体13bが接続される。
なお、図1、図2では、図示の都合上、2つの光電変換セル10のみが示されているが、実際の光電変換装置11には、図面のX軸方向、或いは更に図面のY軸方向に、多数の光電変換セル10が平面的に(二次元的に)配列されている。
第1基板1は、光電変換層を支持するためのものである。第1基板1に用いられる材料としては、例えば、ガラス、セラミックス、樹脂および金属等が挙げられる。第1基板1としては、例えば、厚さ1〜3mm程度の青板ガラス(ソーダライムガラス)が用いられてもよい。
下部電極層2(下部電極層2a〜2d)は、第1基板1上に設けられた、Mo、Al、TiまたはAu等の導電体である。下部電極層2は、スパッタリング法または蒸着法などの公知の薄膜形成手法を用いて、0.2μm〜1μm程度の厚みに形成される。
第1の半導体層3は第1の導電型を有する半導体層である。第1の半導体層3は、例えば1μm〜3μm程度の厚みを有する。第1の半導体層3の材料としては特に限定されず、化合物半導体薄膜やアモルファスシリコン薄膜のような薄膜半導体層が用いられる。比較的高い光電変換効率を有するという観点で、第1の半導体層3として、例えば、I−III−VI族化合物、I−II−IV−VI族化合物、II−VI族化合物等が用いられてもよい。
I−III−VI族化合物とは、I−B族元素(11族元素ともいう)とIII−B族元素(13族元素ともいう)とVI-B族元素(16族元素ともいう)との化合物である。I−III−VI族化合物としては、例えば、CuInSe(二セレン化銅インジウム、CISともいう)、Cu(In,Ga)Se(二セレン化銅インジウム・ガリウム、CIGSともいう)、Cu(In,Ga)(Se,S)(二セレン・イオウ化銅インジウム・ガリウム、CIGSSともいう)等が挙げられる。あるいは、第1の半導体層3は、薄膜の二セレン・イオウ化銅インジウム・ガリウム層を表面層として有する二セレン化銅インジウム・ガリウム等の多元化合物半導体薄膜にて構成されていてもよい。I−III−VI族化合物は光吸収係数が比較的高く、第1の半導体層3が薄くても良好な光電変換効率が得られる。
I−II−IV−VI族化合物とは、I−B族元素とII−B族元素(12族元素ともいう)とIV−B族元素(14族元素ともいう)とVI−B族元素との化合物半導体である。I−II−IV−VI族化合物としては、例えば、CuZnSnS(CZTSともいう)、CuZnSnS4−xSe(CZTSSeともいう。なお、xは0より大きく4より小さい数である。)、およびCuZnSnSe(CZTSeともいう)等が挙げられる。
II−VI族化合物とは、II−B族元素とVI−B族元素との化合物半導体である。II−VI族化合物としてはCdTe等が挙げられる。
第2の半導体層4は、第1の半導体層3とは異なる第2導電型を有する半導体層である。第2の半導体層4は、第1の半導体層3とは異なる材料が第1の半導体層3上に積層されたものであってもよく、あるいは第1の半導体層3の表面部が他の元素のドーピングによって改質されたものであってもよい。
第2の半導体層4としては、CdS、ZnS、ZnO、In、InSe、In(OH,S)、(Zn,In)(Se,OH)、および(Zn,Mg)O等が挙げられる。この場合、第2の半導体層4は、例えばケミカルバスデポジション(CBD)法等で10〜200nmの厚みで形成される。なお、In(OH,S)とは、InとOHとSとを主に含む化合物をいう。(Zn,In)(Se,OH)は、ZnとInとSeとOHとを主に含む化合物をいう。(Zn,Mg)Oは、ZnとMgとOとを主に含む化合物をいう。
図1、図2のように、第2の半導体層4上にさらに上部電極層5が設けられていてもよい。上部電極層5は、第2の半導体層4よりも抵抗率の低い層であり、第1の半導体層3および第2の半導体層4で生じたキャリアが良好に取り出される。光電変換効率をより高めるという観点からは、上部電極層5の抵抗率が1Ω・cm未満でシート抵抗が50Ω/□以下であってもよい。
上部電極層5は、例えばITO、ZnO等の0.05〜3μmの透明導電膜である。透光性および導電性を高めるため、上部電極層5は第2の半導体層4と同じ導電型の半導体
で構成されてもよい。上部電極層5は、スパッタリング法、蒸着法または化学的気相成長(CVD)法等で形成され得る。
また、図1、図2に示すように、上部電極層5上にさらに集電電極7が形成されていてもよい。集電電極7は、第1の半導体層3および第2の半導体層4で生じたキャリアをさらに良好に取り出すためのものである。集電電極7は、例えば、図1に示すように、光電変換セル10の一端から接続導体6にかけて線状に形成されている。これにより、第1の半導体層3および第4の半導体層4で生じた電流が上部電極層5を介して集電電極7に集電され、接続導体6を介して隣接する光電変換セル10に良好に導電される。
集電電極7は、第1の半導体層3への光透過率を高めるとともに良好な導電性を有するという観点から、50〜400μmの幅を有していてもよい。また、集電電極7は、枝分かれした複数の分岐部を有していてもよい。
集電電極7は、例えば、Ag等の金属粉を樹脂バインダー等に分散させた金属ペーストがパターン状に印刷され、これが硬化されることによって形成される。
図1、図2において、接続導体6は、第1の半導体層3、第2の半導体層4および第2の電極層5を貫通(分断)する溝内に設けられた導体である。接続導体6は、金属や導電ペースト等が用いられ得る。図1、図2においては、集電電極7を延伸して接続導体6が形成されているが、これに限定されない。例えば、上部電極層5が延伸したものであってもよい。
<光電変換モジュールの構成>
次に光電変換モジュールについて詳細に説明する。図3は一実施形態に係る光電変換モジュール200の全体を示す斜視図であり、図4はその断面図である。
光電変換モジュール200は、図1、図2に示す光電変換装置11上に、透光性の封止材20を介して透光性の第2基板12を具備している。また、封止材20の外側に、第1基板1と第2基板12との隙間を塞ぐシール材21を具備している。さらに、封止材20とシール材21との間に、封止材20よりも屈折率が低い低屈折率部22を具備している。
このような構成により、第2基板12を介して光電変換モジュール200の内部に入射した光を効率よく光電変換装置11上の光吸収層3へ導くことができ、光電変換モジュール200の光電変換効率を高めることができる。つまり、第2基板を介して封止材20の端部に進行した光を、封止材20と低屈折率部22との界面で良好に反射させて、光吸収層3へ良好に進行させることができる。
封止材20は、光電変換セル10を保護するためのものであり、光電変換セル10上から第1基板1上にかけて設けられている。また、封止材20は、光吸収層3が吸収する光に対して透光性を有している。このような封止材20としては、例えばエチレンビニルアセテート共重合体(EVA)を主成分とする樹脂やポリビニルブチラールを主成分とする樹脂等が挙げられる。
シール材21は、封止材20の周囲を取り囲むように、封止材20の側面に沿って設けられており、図4の例では、光電変換モジュール200の外周部において、第1基板1と第2基板12との隙間に充填されている。
シール材21は、水分が光電変換セル10内へ浸入するのを低減するためのものであり
、封止材20よりも透湿性の低い部材が用いられる。このようなシール材21としては、ポリエチレン等の樹脂、またはブチルゴムやエチレンプロピレンゴム等のゴムよりなる弾性体、もしくは上述した樹脂とゴムの混合物等が用いられ得る。
また、シール材21として、高分子材料に吸着材が分散されたものが用いられても良い。このような吸着材としては、水分を化学吸着する性質を有するものが用いられても良く、あるいは水分を物理吸着する性質を有するものが用いられても良い。水分を化学吸着する吸着材は、水分と化学反応を伴って、化学吸着する性質を有するものであり、例えば、酸化カルシウム(CaO)、酸化ナトリウム(NaO)、酸化マグネシウム(MgO)、塩化カルシウム(CaCl)、硫酸ナトリウム無水塩(NaSO)、硫酸銅無水塩(CuSO)または硫酸カルシウム(CaSO)等がある。また、水分を物理吸着する吸着材は、吸着剤の表面と水分との間に発生するファンデルワールス力により水分を吸着するものであり、例えば、ゼオライトなどのモレキュラーシーブ、シリカゲル(SiO・nHO)、アルミナ、アロフェンまたは活性炭等の多孔質表面を持つ無機物質等がある。
低屈折率部22は、封止材20の周囲を取り囲むように、封止材20とシール材21との間に設けられている。封止材20からシール材21側に進行しようとする光を反射させて光電変換セル10側へ進行させやすくするため、低屈折率部22としては、封止材20の屈折率の0.95倍以下の屈折率を有するものが用いられ得る。例えば封止材20として、EVA等の屈折率が1.5程度のものが用いられる場合、低屈折率部22としては、屈折率が1.2〜1.3程度のふっ素樹脂等が用いられ得る。
また、低屈折率部22は、低屈折率材料の粒子が分散された透光性部材であってもよい。例えば、低屈折率部22として、EVA等の透光性部材にふっ素樹脂の粒子が分散されたものが用いられてもよい。これにより、透光性部材で接着性を高めるとともに低屈折率材料の粒子で反射率を高めることができる。
また、低屈折率部22は、複数の気泡を含んだ透光性部材であってもよい。例えば、低屈折率部22として、EVA等の透光性部材に複数の気泡を含ませたものが用いられてもよい。これにより、透光性部材で接着性を高めるとともに気泡で反射率をさらに高めることができる。
このような複数の気泡を含んだ透光性部材は、封止材20の周囲に透光性部材を配置した後、この透光性部材を比較的高い温度で急速に加熱して透光性部材中に気泡を発生させることによって作製できる。あるいは、封止材20を熱処理する際、この封止材20の外周端部を中央部よりも、より高い温度でより急速に加熱させて端部に気泡を発生させ、この気泡を有する端部を低屈折率部22としてもよい。
このような光電変換モジュール200は、光電変換装置11の上に、シート状に成形された封止材20、封止材20を取り囲むように枠状に成形された低屈折率部22、および低屈折率部22を取り囲むように枠状に成形されたシール材21を配置し、さらにこれらの上に第2基板12を配置した後、これらの積層体を加圧および加熱することにより作製することができる。なお、低屈折率部22のX軸方向の幅は、例えば1μm〜100mm程度とすることができる。
また、光電変換モジュール200は、光電変換装置11上の取り出し電極部2a、2bに、それぞれ配線導体13a、13bが電気的に接続されている。また、配線導体13a、13bの他方の端部は、図3に示されるように、第1基板1を上下方向に貫通する孔1aを介して裏面に導出され、光電変換モジュール200の裏面(非受光面)に配置された端子ボックスに接続されている。そして、この端子ボックスを介して、光電変換モジュール200で発電した電力が外部回路に出力されることとなる。
配線導体13a、13bは、例えば、厚さ0.1〜0.5mm程度、幅が1〜7mm程度の銅(Cu)などの金属箔が用いられる。また。この金属箔の表面には、取り出し電極部2a、2bとの電気的な接続を良好にすべく、錫、ニッケルまたは半田などがめっき等によってコーティングされていてもよい。
<光電変換モジュールの第1変形例>
次に、本発明の光電変換モジュールの変形例について説明する。図5は光電変換モジュールの第1変形例を示す断面図である。図5に示される光電変換モジュール300において、上述した図4に示される光電変換モジュール200と同様な構成および機能を有する部分については図4と同じ符号が付されている。光電変換モジュール300は、空隙部によって低屈折率部32が構成されている。このような構成であれば、封止材20と低屈折率部32との屈折率差が大きくなり、封止材20からシール材21へ進行する光をより多く光電変換セル10側へ反射させることができる。
<光電変換モジュールの第2変形例>
図6は光電変換モジュールの第2変形例を示す断面図である。図6に示される光電変換モジュール400において、上述した図4に示される光電変換モジュール200と同様な構成および機能を有する部分については図4と同じ符号が付されている。光電変換モジュール400において、封止材20と低屈折率部42との界面は、第1基板1から離れるに従って光電変換層(光電変換セル10)から離れるように傾斜している。このような構成であれば、封止材20と低屈折率部42との界面で反射された光が光電変換セル10側へ良好に進行しやすくなり、光電変換効率がより高くなる。
なお、図6ではシール材41と低屈折率部42との界面も同様の方向に傾斜した例を示しているが、これに限定されない。
<光電変換モジュールの第3変形例>
図7は光電変換モジュールの第3変形例を示す断面図である。図7に示される光電変換モジュール500において、上述した図4、図6に示される光電変換モジュール200、400と同様な構成および機能を有する部分については図4、図6と同じ符号が付されている。光電変換モジュール500は、空隙部によって低屈折率部52が構成されているとともに、封止材20と低屈折率部52との界面は、第1基板1から離れるに従って光電変換層(光電変換セル10)から離れるように傾斜している。このような構成であれば、より光電変換効率が高くなる。
<光電変換モジュールの第4変形例>
図8は光電変換モジュールの第4変形例を示す断面図である。図8に示される光電変換モジュール600において、上述した図4に示される光電変換モジュール200と同様な構成および機能を有する部分については図4と同じ符号が付されている。光電変換モジュール600は、シール部材61が第1基板1の側面および第2基板12の側面を覆うように設けられており、このシール部材61と封止材20との間に低屈折率部62が設けられている。このような構成であれば、水分が光電変換セル10へ浸入するのをより低減することができる。
<光電変換モジュールの第5変形例>
図9は光電変換モジュールの第5変形例を示す断面図である。図9に示される光電変換モジュール700において、上述した図4、図8に示される光電変換モジュール200、
600と同様な構成および機能を有する部分については図4、図8と同じ符号が付されている。光電変換モジュール700は、シール部材61が第1基板1の側面および第2基板12の側面を覆うように設けられており、このシール部材61と封止材20との間に空隙部によって低屈折率部72が構成されている。このような構成であれば、水分が光電変換セル10へ浸入するのをより低減することができるとともに光を光電変換セル10側へ良好に反射できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が施されることは何等差し支えない。例えば、図4〜図7の各構成において、シール材21、41が第1基板1および第2基板12の側面まで覆うように延出されていてもよい。
1:第1基板
2:下部電極層
3:第1の半導体層
4:第2の半導体層
5:上部電極層
10:光電変換セル
11:光電変換装置
12:第2基板
20:封止材
21、41、61:シール材
22、32、42、52、62、72:低屈折率部
200、300、400、500、600、700:光電変換モジュール

Claims (4)

  1. 第1基板と、
    該第1基板上に位置する光電変換層と、
    該光電変換層上から前記第1基板上にかけて位置する透光性の封止材と、
    該封止材上に位置する透光性の第2基板と、
    前記封止材の外側に位置し、前記第1基板と前記第2基板との隙間を塞ぐシール材と、
    前記封止材と前記シール材との間に位置する、前記封止材よりも屈折率が低い低屈折率部と
    を具備することを特徴とする光電変換モジュール。
  2. 前記低屈折率部は空隙部である、請求項1に記載の光電変換モジュール。
  3. 前記低屈折率部は複数の気泡を含んだ透光性部材である、請求項1に記載の光電変換モジュール。
  4. 前記封止材と前記低屈折率部との界面は、前記第1基板から離れるに従って前記光電変換層から離れるように傾斜している、請求項1乃至3のいずれかに記載の光電変換モジュール。
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