JP5981039B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡に関する。本願は、2013年1月29日に、米国に仮出願された米国仮出願61/757,791号に基づき優先権を主張し、この内容をここに援用する。
従来、内視鏡先端部に、観察窓を通して外部の撮像対象を撮像する撮像部を備えた内視鏡が知られている。たとえば、特許文献1には、撮像部が観察窓に対して移動することで、撮像部の視野範囲が変更される内視鏡が開示されている。
また、従来、観察窓に向けて洗浄用の液体や気体を噴射するノズルを備えた内視鏡が知られている。この他、洗浄用の液体や気体を噴射するノズルを、付着物へ向くように移動制御する内視鏡が知られている(たとえば、特許文献2)。
特開2012−75778号公報 特開2008−220709号公報
上記従来の内視鏡は、ノズルを付着物に向けて移動するので、操作者が見たい方向と関係ない場所も、汚れが付着しているというだけで洗浄する可能性がある。そうした場合、無駄な洗浄を繰り返し、洗浄水の消費が増えると共に洗浄の効率が損なわれかねない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、撮像部で撮像したい方向の観察窓の位置を洗浄することができ、効率の良い洗浄を行うことができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に係る内視鏡は、内視鏡挿入部の先端に設けられた先端部ハウジングと、前記先端部ハウジングに設けられ、前記先端部ハウジングの内部から前記先端部ハウジングの外部を観察し得る観察窓と、前記先端部ハウジング内に設けられ、前記観察窓を通して前記先端部ハウジングの外部の撮像対象を撮像する撮像部と、前記撮像部を前記観察窓に対して移動し前記撮像部による撮像視野範囲を変更する撮像部移動手段と、前記観察窓の外面を洗浄する洗浄部と、前記撮像部移動手段による前記撮像部に対する撮像視野範囲の変更動作と前記洗浄部による洗浄動作を連動させる連動手段と、を備える。
本発明の第二の態様によれば、第一の態様に係る内視鏡において、前記洗浄部による前記観察窓に対する洗浄位置を変更する洗浄位置変更手段をさらに備えてもよい。前記連動手段は、前記撮像部移動手段による前記撮像部に対する撮像視野範囲の変更動作と前記洗浄位置変更手段による洗浄位置の変更動作とを連動させてもよい。
本発明の第三の態様によれば、第二の態様に係る内視鏡において、前記洗浄位置変更手段は、前記撮像部移動手段に前記連動手段としての動力伝達手段を介して連結されることで、前記撮像部移動手段との間で駆動力を共用してもよい。
本発明の第四の態様によれば、第三の態様に係る内視鏡において、前記洗浄位置変更手段は、前記撮像部移動手段により前記撮像部を移動した位置の撮像視野方向の観察窓の位置に前記洗浄部による洗浄位置を変更するように前記動力伝達手段を介して前記撮像部移動手段に連結されてもよい。
本発明の第五の態様によれば、第三の態様に係る内視鏡において、前記洗浄位置変更手段は、前記撮像部移動手段により前記撮像部を移動した位置の撮像視野方向と反対側の前記観察窓の位置に、前記洗浄部による洗浄位置を変更可能であり、且つ前記動力伝達手段を介して前記撮像部移動手段に連結されてもよい。
本発明の第六の態様によれば、第二の態様に係る内視鏡において、前記洗浄部は、前記観察窓の外面の複数の領域をそれぞれ洗浄する複数の領域別洗浄部を有してもよい。前記洗浄位置変更手段は、前記複数の領域別洗浄部の中から少なくとも一つの領域別洗浄部を選択することで、前記洗浄部による洗浄位置を変更してもよい。
本発明の第七の態様によれば、第二の態様に係る内視鏡において、前記撮像部移動手段は第1駆動部を有してもよく、前記洗浄位置変更手段は第2駆動部を有してもよい。前記連動手段は、前記第1駆動部と前記第2駆動部とを連動して動作させる制御部である制御部であってもよい。
本発明の第八の態様によれば、第一の態様に係る内視鏡において、前記洗浄部が、洗浄用の流体を前記観察窓の外面に向けて吹き付ける噴射ノズルを備えてもよい。
本発明の第九の態様によれば、第八の態様に係る内視鏡において、前記連動手段が、前記撮像部移動手段による前記撮像部に対する撮像視野範囲の変更動作と連動させて前記噴射ノズルからの前記流体の噴射制御を行う制御部であってもよい。
本発明の第十の態様によれば、第二の態様に係る内視鏡において、前記洗浄部が、洗浄用の流体を前記観察窓の外面に向けて吹き付ける噴射ノズルを備え、前記洗浄位置変更手段は、前記噴射ノズルの向きを移動することで洗浄位置を変更してもよい。
本発明の第十一の態様によれば、第八の態様に係る内視鏡において、前記洗浄部が、洗浄用の流体を前記観察窓の外面に向けて吹き付ける噴射ノズルを備えてもよい。前記洗浄位置変更手段は、前記噴射ノズルから噴射される洗浄用の流体を前記観察窓の外面に向けて反射する反射板を有しており、前記反射板の向きを移動することで、前記洗浄用の流体による洗浄位置を変更してもよい。
上記内視鏡によれば、観察窓を、撮像部で撮像したい方向を含む位置で洗浄することができ、効率の良い洗浄を行うことができる。また、上記内視鏡によれば、撮像部の視野外であって洗浄する必要性がない部分には洗浄水が噴射されず、効率のよい洗浄を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る内視鏡の先端の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る内視鏡で実行される洗浄制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る内視鏡で実行される洗浄動作のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る内視鏡の先端の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る内視鏡の一部の構成を取り出して示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る内視鏡で実行される洗浄制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る内視鏡で実行される洗浄動作のタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態に係る内視鏡に含まれる洗浄部および洗浄位置変更手段の構成を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る内視鏡に含まれる洗浄部および洗浄位置変更手段の構成を示す正面図である。 本発明の第4実施形態に係る内視鏡の先端の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る内視鏡の先端の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る内視鏡の駆動系の構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る内視鏡で実行される洗浄制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る内視鏡で実行される洗浄動作のタイミングチャートである。 本発明の第5実施形態に係る内視鏡で実行されるその他の洗浄動作のタイミングチャートである。 本発明の第5実施形態に係る内視鏡で実行されるその他の洗浄動作のタイミングチャートである。 本発明の第5実施形態に係る内視鏡で実行されるその他の洗浄動作のタイミングチャートである。 本発明の第5実施形態に係る内視鏡で実行されるその他の洗浄動作のタイミングチャートである。 本発明の第5実施形態に係る内視鏡で実行されるその他の洗浄動作のタイミングチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る内視鏡について、図1から図3を参照して説明する。
図1は第1実施形態に係る内視鏡1Aの先端の構成を模式的に示す斜視図である。本実施形態に係る内視鏡1Aは、医療用の内視鏡である。図1に示すように、内視鏡1Aは、体内に先端から挿入される挿入部2を備えている。内視鏡1Aの挿入部2の先端には、硬質の材料からなる先端部ハウジング10が設けられている。本明細書では、内視鏡1Aにおいて、先端部ハウジング10が設けられている側を先端とし、図示しない操作部が設けられている側、すなわち操作者が体内に挿入部2を挿入するときの手元側を基端と呼び説明を行なう。
先端部ハウジング10は、軸線方向を挿入部2の長軸方向に揃えた円柱状の形状を有する。先端部ハウジング10の基端側の内部には、収納空間16が形成されている。収納空間16の先端側は先端壁11で塞がれている。先端壁11の先端面11aは、先端部ハウジング10の軸線方向に対して直交する平坦な面である。先端壁11の先端面11aには、観察窓12が設けられている。観察窓12は、先端部ハウジング10の内部から先端部ハウジング10の外部を観察し得る。
観察窓12は、光透過性を有するカバー13がはめ込まれた窓である。本実施形態では、カバー13は長円形の輪郭をなす透明な板状である。観察窓12には、カバー13が嵌め込まれる長円形の開口部12aが形成されている。
長円形の開口部12aは、先端部ハウジング10の軸線方向と直交する横断面が長円形に形成された開口部である。透明カバー13は、その外面が先端部ハウジング10の先端面11aと面一となるように、長円形の開口部12aに嵌め込まれている。カバー13は開口部12aに対して固定されている。長円形の開口部12aは、先端壁11の円形の先端面11aの中心に近い位置に、先端面11aの直径方向に対し、長円の長径方向を沿わせるように形成されている。
開口部12aに固定されたカバー13は、外部から流体や固形物が観察窓12を通して先端部ハウジング10の内部に入り込まないように開口部12aを塞ぐ。加えて、カバー13は、観察窓12を介して撮像部20が外部の観察対象物を観察することができるように光を透過するように形成されている。
観察窓12の内側(先端部ハウジング10内)には、空洞部15が設けられている。空洞部15は、先端側が長円形の開口部12aに連通し、且つ基端側が収納空間16に連通する。空洞部15には、撮像部20が収容されている。撮像部20は、観察窓12を通して、先端部ハウジング10の外部の撮像対象を撮像する。撮像部20は、例えば、撮像素子を備えたイメージセンサと、イメージセンサを制御するカメラコントロールユニットと、イメージセンサへ集光するための光学系などを備える。
撮像部20は、空洞部15内において支持部材21に取り付けられている。これにより、撮像部20は、空洞部15の内壁に接触しない状態で、空洞部15内に保持されている。
支持部材21の基端側は、収納空間16内に配されている。支持部材21の基端側は、収納空間16内において、プーリ35に連結されている。具体的には、支持部材21の基端側には、連結軸50及び軸孔26が形成されている。連結軸50は、プーリ35と連結する。軸孔26は、キー51が挿入される。連結軸50及びキー51は、プーリ35の軸孔36と支持部材21の軸孔26に嵌合される。支持部材21は、連結軸50とキー51とにより、連結軸50を中心に支持部材21、軸孔36、連結軸50及びキー51が互いに一体に回転するように、プーリ35と連結されている。
支持部材21の基端側部分、プーリ35、及び連結軸50は、先端部ハウジング10の基端側の収納空間16に収容されている。そして、連結軸50は、収納空間16内において、先端部ハウジング10に対して回転自在となるように先端部ハウジング10に取り付けられている。連結軸50の回転軸線の方向は、先端部ハウジング10の軸線方向に対して直交している。連結軸50の回転軸線の方向は、観察窓12を構成する長円形の開口部12aの長円の長径方向(以下、この方向を「観察窓12の長径方向」という)に直交している。また、連結軸50は、その回転軸線が先端部ハウジング10の円形の断面の中心を通る位置に配置されている。従って、支持部材21に取り付けられた撮像部20は、連結軸50を中心に、観察窓12の長径方向に沿う面内で矢印A1、A2方向に揺動するように設けられている。撮像部20の揺動中心は、先端部ハウジング10の円形の断面の直径上に位置する。
プーリ35は、軸孔36が形成された円板状である。軸孔36は、連結軸50及びキー51が挿入される。また、プーリ35には、後述する洗浄部30における洗浄パイプ32が固定されている。プーリ35の外周面には、操作ワイヤ60が掛けられている。操作ワイヤ60は、内視鏡1Aの挿入部2の基端側(操作部側)から先端側に向けて延ばされて、プーリ35に半周巻かれた後に、挿入部2の先端側から基端側に向けて戻されている。操作ワイヤ60は、矢印C1、C2方向に押し引きされるように後述するアクチュエータ101により動作される。そして、操作ワイヤが矢印C1、C2方向に押し引きされることによって、プーリ35が回動する。そして、プーリ35が回動すると、プーリ35に固定された洗浄パイプ32はプーリ35と一体に回動する。
また、操作ワイヤ60からプーリ35に伝達された力は、連結軸50及びキー51を介して支持部材21に伝達される。これにより、支持部材21及び撮像部20は、プーリ35と一体に回動する。
本実施形態では、撮像部20と洗浄部30の洗浄パイプ32とは、操作ワイヤ60の押し引きによって一体的に回動するように構成されている。すなわち、本実施形態では、撮像部20と洗浄部30とが連動する。
操作ワイヤ60を押し引きするアクチュエータ101は、挿入部2の基端側に設けられている。アクチュエータ101は、挿入部2の基端側に配された制御部100によってその動作が制御される。アクチュエータ101の代わりに、操作者がノブやレバーを介して操作ワイヤ60の押し引きを行うように構成されていてもよい。
洗浄部30は、先端部ハウジング10に設けられており、噴射ノズル31と、洗浄パイプ32とを有する。噴射ノズル31は、一端が洗浄パイプ32に連通され、且つ他端がカバー13に向けて開口された管路部材である。噴射ノズル31は、観察窓12の外面の一部に向かって洗浄用流体を吹き付けるノズルである。洗浄用流体としては、水などの液体や二酸化炭素などの気体が利用可能である。本実施形態では、洗浄用流体として水が用いられている。以下では、洗浄用流体の例として洗浄水Wを用いる場合について説明する。
噴射ノズル31は、洗浄パイプ32の先端に取り付けられている。
洗浄パイプ32は、噴射ノズル31に洗浄水Wを送給するパイプである。洗浄パイプ32として例えば樹脂や金属等の硬質材料製のパイプが採用されてよい。洗浄パイプ32の基端には、可撓性の送水ホース37が接続されている。送水ホース37は、挿入部2の基端側に配された送水部110に接続されている。送水部110は、制御部110による制御あるいは操作者によるボタン操作等によって洗浄水Wを送水ホース37へと供給する。
洗浄部30の洗浄パイプ32は、洗浄部収納室14の内部に収容されている。洗浄部収納室14は、先端部ハウジング10の先端壁11に形成されている。洗浄部収納室14は、観察窓12に隣接して形成されている。洗浄部収納室14は、先端壁11の先端面11aから見た場合、断面が観察窓12の長径方向と平行な方向に自身の長径方向を沿わせた長円形に形成されている。洗浄部収納室14は、先端部ハウジング10の先端壁11の先端面11aから収納空間16まで、先端部ハウジング10の軸線方向に平行に貫通している。
洗浄部収納室14の基端は、収納空間16に連通している。洗浄部収納室14と収納空間16との境界部分には、仕切壁33が設けられている。仕切壁33は、先端部ハウジング10の内部と外部を仕切る。仕切壁33は、洗浄部収納室14を通して、外部の流体や固形物が収納空間16に入るのを防ぎ、且つ洗浄部収納室14内で洗浄パイプ32が移動可能とする目的で設けられている。例えば、仕切壁33は、軟性材料で構成されている。洗浄部30の洗浄パイプ32は、この軟性材料で構成された仕切壁33を貫通して設けられている。すなわち、本実施形態では、洗浄パイプ32がプーリ35と一体に回動するときに、仕切壁33が撓むことにより、水密状態を維持しつつ洗浄パイプ32が回動する。
洗浄パイプ32の先端は、洗浄部収納室14から外に突き出している。したがって、噴射ノズル31は、洗浄部収納室14の外部において、洗浄パイプ32の先端の移動軌跡に沿って旋回移動する。噴射ノズル31は、洗浄部収納室14に隣接した観察窓12の外面に向けて洗浄水Wを噴射するように設けられている。噴射ノズル31が旋回する動作範囲は、カバー13において少なくとも撮像部20の撮像視野に重なる領域に洗浄水Wを噴射できるように設定されている。
噴射ノズル31が洗浄水Wを噴射することができる領域は、噴射ノズル31の動作範囲内に噴射ノズル31が停止している状態で、噴射ノズル31から観察窓12の一部に噴射されるような大きさに設定されている。
本実施形態では、洗浄部30の洗浄パイプ32が、固定具34を用いてプーリ35に固定されている。洗浄パイプ32及び噴射ノズル31はプーリ35の回転中心を中心として回動する。これにより、観察窓12の長径方向に沿う面内で矢印B1、B2方向(図1参照)に噴射ノズル31が揺動し、洗浄パイプ32は、観察窓12全体に洗浄水Wを噴射できるように構成されている。
洗浄パイプ32の先端の位置は、撮像部20に対して一定の固定された位置関係を有している。すなわち、洗浄パイプ32の先端は、噴射ノズル31から観察窓12へ向かって噴射される洗浄水Wが撮像部20へ向かって飛ぶように、撮像部20の方向へ向けられる。したがって、洗浄パイプ32の先端の噴射ノズル31は、観察窓12の外面のうち撮像部20の視野中心に対応した位置に常に向けて洗浄水Wを噴射するように構成されている。
本実施形態では、撮像部20が、観察窓12の長径方向に沿って回動することで、観察窓12を通しての撮像部20による撮像視野範囲が変更される。すなわち、撮像視野範囲を変更する撮像部移動手段M1は、プーリ35と、操作ワイヤ60と、連結軸50およびキー51と、支持部材21と、アクチュエータ101などによって構成されている。なお、操作ワイヤ60を操作者が手動で操作する場合は、プーリ35から手動操作力を入力する部材までが撮像部移動手段M1に含まれる。
プーリ35が回転することで、洗浄部30が観察窓12の長径方向に沿って回動し、洗浄部30による観察窓12に対する洗浄位置が変更される。洗浄位置変更手段N1は、洗浄部30による洗浄位置を変更する。すなわち、洗浄位置変更手段N1は、プーリ35を含む撮像部移動手段M1と共用されている。この場合、洗浄部30と撮像部20が共に固定されたプーリ35が、洗浄部30と撮像部20を一体に動かす連動手段R1に相当する。連動手段R1は、撮像部移動手段M1による撮像部20に対する撮像視野範囲の変更動作と、洗浄位置変更手段N1による洗浄部30に対する洗浄位置の変更動作とを連動させる手段である。
本実施形態に係る内視鏡1Aでは、洗浄部30は、固定具34を用いてプーリ35に直接固定されている。洗浄部30の噴射ノズル31の位置と、撮像部20の撮像視野範囲の中心の位置とが、プーリ35の回転方向において一致している。従って、内視鏡1Aは、プーリ35が回転することにより、洗浄部30による観察窓12の洗浄位置が、撮像部20の移動した位置における撮像視野方向を含む観察窓12の位置に変更されるように構成されている。すなわち、洗浄部30が、撮像部20の撮像視野の前方に位置する観察窓20を洗浄するように、撮像部20の移動に従って、洗浄部30による観察窓12の洗浄位置が変更される。
本実施形態に係る内視鏡1Aでは、洗浄部30と撮像部20とが、プーリ35が回転した際に、常に同じ方向に揃って回動するように連結されている。従って、洗浄部30をプーリ35に直接固定している固定具34が、動力伝達手段T1に相当する。
内視鏡1Aは、制御部100を備えている。制御部100は、撮像部20および洗浄部30を移動するアクチュエータ101を制御する。この制御部100は、洗浄部30の洗浄パイプ32に洗浄水Wを送る送水部110の送水動作も制御する。送水部110は、洗浄水Wを圧送するポンプや洗浄水Wの供給および停止を制御する弁などから構成されている。
次に、内視鏡1Aに設けられた制御部100の構成及び本実施形態に係る内視鏡1Aの作用を図1から図3を参照して説明する。
図2は、内視鏡1Aで実行される洗浄制御の流れを示すフローチャートである。図3は、内視鏡1Aで実行される洗浄動作のタイミングチャートである。
内視鏡1Aの操作者は、まず、内視鏡1Aの挿入部2の先端側を体内に挿入する。体内に挿入された挿入部2の先端の先端部ハウジング10には撮像部20が設けられている。従って、撮像部20は、観察窓12を通して先端部ハウジング10の外部の撮像対象を撮像する。撮像された画像は、画像データとして、挿入部2内に挿入された信号線(図示略)を介して、内視鏡1A外の画像制御部(図示略)に送られ、表示装置(図示略)に画像として表示される。
操作者は、表示装置に表示された画像を見ながら、必要に応じて、手元側にある操作部を操作する。たとえば、操作者は、制御部100に、撮像部20の撮像視野範囲を変更する指令信号を入力する。撮像部20の撮像視野範囲を変更する指令信号が制御部100に入力されると、制御部100は、アクチュエータ101に駆動信号を出力して、アクチュエータ101を駆動させる。アクチュエータ101が駆動されると、操作ワイヤ60が押し引きされる。操作ワイヤ60が押し引きされると、プーリ35が回転する。プーリ35が回転すると、撮像部20と洗浄部30とが一体的に回動する。すなわち、制御部100による制御に基づいて、撮像部20と洗浄部30とが連動して動作する。
撮像部20が回動すると、撮像部20による撮像視野範囲が変更される。洗浄部30が回動すると、洗浄部30による洗浄位置が変更される。制御部100は、洗浄が必要か否かを判断する機能を備えている。例えば、制御部100は、観察窓12に汚れがついているか否か、観察窓12における汚れの位置が撮像部の撮像視野方向の正面か否か、を判定する機能を有してもよい。
洗浄が必要な場合は、制御部100は、送水部110に駆動信号を出力し、洗浄水Wを洗浄部30に圧送させる。洗浄水Wが洗浄部30に圧送されてくると、噴射ノズル31は、観察窓12の外面に向けて洗浄水Wを噴射する。これにより、観察窓12において洗浄水Wが吹き付けられた部分の汚れが除去される。
次に、制御部100が自動で洗浄制御を実行する場合の流れの一例を、図2のフローチャートを参照して説明する。
操作者が、内視鏡1Aの挿入部2の先端側を体内に挿入して体内を観察している際に、内視鏡先端部の観察窓12に汚れが付着して、撮像部20による撮像がしにくくなることがある。その対策として、本洗浄制御のプログラムが実行される。
洗浄制御のプログラムがスタートすると、まず、ステップS1で観察窓12の汚れの有無の確認動作が実行される。観察窓12の汚れの有無の確認は、たとえば表示装置に表示される画像を処理する公知の方法で行われる。
ステップS1の次はステップS2に進む。ステップS2は、ステップS1における確認動作の結果得られた情報を用いて汚れの有無を判定するステップである。ステップS2では、汚れの有無が判断される。ステップS2において汚れ無しと判断された場合は、ステップS1に戻り、汚れの有無の確認動作が継続される。汚れ有りと判断された場合は、ステップS3に進む。
ステップS3では、観察窓12の汚れの位置の確認動作が実行される。汚れの位置の確認も、たとえば表示装置に表示される画像を処理する公知の方法で行われる。
ステップS3の次はステップS4に進む。ステップS4では、観察窓12における汚れの位置が判定される。本実施形態では、汚れの位置について、撮像部20における撮像視野方向の正面と、撮像部20における撮像視野方向の外方(撮像部20の撮像視野中心が向けられていない側)との2つの領域に分けて処理を分岐させる。
汚れの位置が撮像部20による撮像視野方向の正面と判断された場合は、撮像視野方向の正面に位置する汚れを除去するためのステップS5に進む。汚れの位置が撮像部20による撮像視野方向の正面と反対方向と判断された場合は、撮像視野方向の正面と反対側に位置する汚れを除去するためのステップS6に進む。
撮像部20の撮像視野方向が一方側に偏倚している場合、撮像部の撮像視野方向の正面とは、撮像部20が偏倚している側を指す。撮像部の撮像視野方向の正面と反対方向とは、撮像部20の撮像視野方向が偏倚している側と反対側を指す。
ステップS5では、洗浄部30に対する洗浄水の供給が行われ、観察窓12の洗浄が実行される。このとき、撮像部20の向きと洗浄部30の向きが揃っているので、撮像部20の撮像視野方向の観察窓12の位置が洗浄される。ステップS5で洗浄が実行された後、洗浄処理は終了し、再びスタートに戻る。
ステップS6では、撮像部20と洗浄部30を動かしながら送水し窓全体を洗浄する動作が実行される。これでステップS6は終了しステップS7に進む。
ステップS7では、撮像部20を元の位置に戻す動作が実行される。これで洗浄処理はいったん終了し、再びスタートに戻る。
次に、撮像部20の撮像視野方向を変更するタイミングにおいて観察窓12を洗浄する場合について、図3のタイミングチャートを用いて説明する。
撮像部20の撮像視野方向を変更する動作は、操作者が、変更された撮像視野における撮像対象を見たいと所望することによって行なわれる蓋然性が高い。このため、変更された撮像視野において観察窓12は洗浄済みであることが好ましい。本実施形態では、制御部100は、撮像視野を変更するための指令であるトリガー信号が制御部100に入力されると、撮像部20と洗浄部30とを連動して回動させる。その後、制御部100は、引き続いて、噴射ノズル31から洗浄水Wを噴射させる。すなわち、本実施形態では、撮像部20と洗浄部30との回動動作と洗浄水Wの噴射動作とが連動している。
これにより、撮像視野を変更するための撮像部20の移動が完了したときには観察窓12の洗浄も完了した状態となり、操作者は変更された撮像視野において好適に処置をすることができる。
図3に示すタイミングチャートにおいて、トリガーとなる信号が発せられてから送水が開始されるまでの間のタイミングにおいて、汚れの有無を判定して送水の要否を決定するステップを有していてもよい。この場合、撮像視野が変更されるときに常に洗浄が行なわれるのではなく、撮像視野が変更され、かつ変更先において観察窓12に汚れがある場合のみ洗浄が行なわれる。
本実施形態に係る内視鏡1Aでは、撮像部20の撮像視野方向を考慮して洗浄水Wの噴射が行なわれる。すなわち、本実施形態では、撮像部20の動きと連動して洗浄部30による洗浄位置が変更され、移動した撮像部20の観察視野方向を含む位置の観察窓12の外面が洗浄部30によって洗浄される。従って、本実施形態に係る内視鏡1Aは、特に撮像部20で撮像したい方向の観察窓12の位置を洗浄することができ、効率の良い洗浄を行うことができる。また本実施形態に係る内視鏡1Aは、観察窓12の全体を一度に洗浄できるような大がかりな洗浄部を必要としない。本実施形態に係る内視鏡1Aにおいて、洗浄部30は、撮像部20の撮像視野外で洗浄する必要性がない部分には洗浄水Wを噴射しないので、洗浄水Wを無駄にすることが少なく、効率のよい洗浄を行うことができる。
第1実施形態では、制御部100が、自動的に観察窓12の汚れの有無や汚れの場所を判断している。しかし、操作者が、撮像部20の撮影した画像を見て、汚れの有無や汚れの場所を判断することもできる。その場合は、操作者が直接、制御部100に洗浄の指令を入力すればよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下に説明する各実施形態において、上述の第1実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図4は、第2実施形態に係る内視鏡の先端の構成を模式的に示す斜視図である。図5は、本実施形態に係る内視鏡の一部の構成を示す平面図である。
図4および図5に示すように、本実施形態に係る内視鏡1Bでは、洗浄部30の洗浄パイプ32をプーリ35に対して取り付ける構造が、第1実施形態に係る内視鏡1Aと異なる。この内視鏡1Bでは、図1に示される固定具34の代わりに、固定ピン40と、長孔42を有するスライド部材41と、ピボット軸43とを用いて、洗浄パイプ32がプーリ35に連結されている。
プーリ35の回転面に沿った側面には、固定ピン40が固定されている。固定ピン40の中心軸線は、プーリ35の回転軸と平行に延びている。
洗浄パイプ32の基端部には、長孔42を有するスライド部材41が取り付けられている。長孔42は、長孔42の長径が洗浄パイプ32の中心軸線方向(長手方向)に形成されている。
固定ピン40は、スライド部材41の長孔42にスライド自在に挿入され、スライド部材41に係合している。
ピボット軸43は、洗浄パイプ32の長手方向の先端部と基端部の中間部分に配されている。ピボット軸43は、洗浄パイプ32を洗浄部収納室14内で揺動可能に保持している。これにより、洗浄パイプ32は、プーリ35の回転面に平行な面内でピボット軸43を回動中心として回動可能である。
すなわち、本実施形態では、洗浄パイプ32は、プーリ35が回動することで、ピボット軸43を中心に、観察窓12の長径方向に沿って回動するように構成されている。具体的には、ピボット軸43を中心に洗浄パイプ32がシーソー状に揺動するので、洗浄パイプ32の先端側は、洗浄パイプ32の基端側と反対方向に揺動するように構成されている。本実施形態では、ピボット軸43から噴射ノズル31までの長さと、ピボット軸43から固定ピン40までの長さが等しく設定されている。従って、プーリ35が回転した際の固定ピン40の変位量と噴射ノズル31の変位量とは等しい。
たとえば、プーリ35がその回転面に沿った一方向に回転軸回りに(図4における矢印D1方向)に回転し、撮像部20がプーリ35と同じ矢印A1方向に回動すると、固定ピン40がスライド部材41を押す。固定ピン40によりスライド部材41が押されると、スライド部材41はピボット軸43を支点にして図4に示す矢印E1方向に回動する。スライド部材41が矢印E1方向に回動すると、洗浄パイプ32の先端側は、撮像部20と反対の矢印B2方向に回動する。
洗浄位置変更手段N1は、洗浄部30による洗浄位置を変更する。本実施形態では、プーリ35が回転することで、洗浄部30が観察窓12の長径方向に沿って回動し、洗浄部30による観察窓12に対する洗浄位置が変更される。すなわち、洗浄位置変更手段N1は、撮像部移動手段M1と共用されている。プーリ35は、洗浄部30と撮像部20とが共に連結されている。本実施形態において、プーリ35が、洗浄部30と撮像部20を連動させる連動手段R1に相当する。
本実施形態に係る内視鏡1Bでは、洗浄部30は、固定ピン40、スライド部材41、ピボット軸43を用いてプーリ35に連結されている。すなわち、洗浄部30をプーリ35に連結している固定ピン40、スライド部材41、ピボット軸43が、動力伝達手段T2に相当する。この動力伝達手段T2は、撮像部移動手段M1により移動させた撮像部20の位置における撮像視野方向と異なる方向の観察窓12の位置に洗浄位置を変更することができる。
次に本実施形態に係る内視鏡1Bの作用を、図4から図7を参照して説明する。
図6は、内視鏡1Bで実行される洗浄制御の流れを示すフローチャートである。図7は、内視鏡1Bで実行される洗浄動作のタイミングチャートである。
制御部100が自動で洗浄制御を実行する場合の流れを、図6のフローチャートを参照して説明する。
洗浄制御のプログラムがスタートすると、上記第1実施形態と同様にステップS1からステップS3が実行される。
本実施形態では、第1実施形態で説明したステップS4に代えて、処理内容が異なるステップS14が行なわれる。
ステップS14では、第1実施形態におけるステップS4と同様に汚れの場所を判定する。そして、ステップS14で、汚れの場所が撮像部20による撮像視野方向の正面と反対方向の位置であると判定された場合は、ステップS5に進む。また、ステップS14で汚れの場所が撮像部20による撮像視野方向の正面と判定された場合は、ステップS6に進む。
ステップS5では、第1実施形態と同様に、撮像部20が動かない状態を保ちながら、洗浄部30に対する送水が行われ、観察窓12の洗浄が実行される。このとき、洗浄部30は、撮像部20の向きと異なる方向に配置されるので、撮像部20の撮像視野方向と反対側にある汚れが洗浄される。
ステップS5で洗浄が実行された後、洗浄処理はいったん終了し、再びスタートに戻る。
ステップS6では、撮像部20と洗浄部30を動かしながら送水し窓全体を洗浄する動作が実行される。本実施形態では、撮像部20の移動方向と洗浄部30の移動方向とが逆になっている点で上述の第1実施形態に係る内視鏡1Aと構成が異なっている。すなわち、本実施形態において、ステップS6は、撮像視野方向の外方に位置している噴射ノズル31を、ステップS14における撮像視野方向の正面へと移動させながら洗浄水Wを噴射するステップである。このとき、撮像部20は撮像視野方向の正面から反対方向へと一旦移動する。
これでステップS6は終了しステップS7に進む。
ステップS7では、撮像部20を元の位置に戻す動作が実行される。これで洗浄処理はいったん終了し、再びスタートに戻る。すなわち、本実施形態では、撮像視野方向の正面を洗浄する場合に、撮像部20の撮像視野が一旦反対側へ移動するが、洗浄終了後に直ちに撮像部20の撮像視野方向が元の方向へと復帰する。
次に、撮像部20の撮像視野方向を変更するタイミングにおいて観察窓12を洗浄する場合について、図7のタイミングチャートを用いて説明する。
第1実施形態と同様に、撮像部20の撮像視野方向を変更する動作は、操作者が、変更された撮像視野における撮像対象を見たいと所望することによって行なわれる蓋然性が高い。このため、変更された撮像視野において観察窓12は洗浄済みであることが好ましい。本実施形態では、制御部100は、撮像視野を変更するための指令であるトリガー信号が制御部100に入力されると、洗浄部30から洗浄水Wを噴射させる。その後、制御部100は、撮像部20と洗浄部30とを連動して回動させる。すなわち、本実施形態では、撮像部20と洗浄部30との回動動作と洗浄水Wの噴射動作とが連動している。
これにより、撮像視野方向を変更するための撮像部20の移動を開始する前にすでに移動先における観察窓12の洗浄も完了した状態となり、操作者は変更された撮像視野において好適な処置を直ちに開始することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図8および図9は、本発明の第3実施形態に係る内視鏡に含まれる洗浄部および洗浄位置変更手段の構成を示す図で、図8は平面図、図9は正面図である。
上記第1実施形態および第2実施形態では、洗浄部30の噴射ノズル31が観察窓12に対して移動することで、洗浄部30による洗浄位置の変更が行われる場合を述べた。これに対し、本実施形態では、洗浄部の噴射ノズルが固定状態にあり、噴射ノズルが複数の中から選択されることで、洗浄部による洗浄位置の変更が行われる場合を説明する。
図8および図9に示すように、本実施形態の洗浄部130は、観察窓12の外面の複数の領域をそれぞれ洗浄する複数の噴射ノズル71、72、73を有している。複数の噴射ノズル71、72、73は、観察窓12の外面の複数の領域にそれぞれ対応する領域別洗浄部である。各噴射ノズル71、72、73は、観察窓12の長径方向に沿って配列されている。
各噴射ノズル71、72、73が配列される方向における一方の端の噴射ノズル71は、観察窓12の長径方向の一方の端部に近い領域を洗浄することができるように構成されている。配列方向の中央の噴射ノズル72は、観察窓12の長径方向の中央の領域を洗浄することができるように構成されている。配列方向の他方の端の噴射ノズル73は、観察窓12の長径方向の他方の端部に近い領域を洗浄することができるように構成されている。
これら噴射ノズル71、72、73の配列に対して、円柱形の流路切換部材75が組み合わせられる。流路切換部材75は送水をどの噴射ノズル71、72、73に対して行うかを選択する部材である。この流路切換部材75は、プーリ35の回転軸線と平行な回転軸線を持つ回転軸74により回転自在に支持されている。
流路切換部材75の内部には、回転軸74内の通路76を介して、送水ホース37(図1参照)からの送水が行われる切換流路77が設けられている。この切換流路77は、流路切換部材75の直径方向に形成されている。切換流路77の一端は栓78で塞がれ、他端は流路切換部材75の外周に形成された開口77aで開口している。
各噴射ノズル71、72、73には、パイプ71a、72a、73aがそれぞれ設けられている。パイプ71a、72a、73aは、流路切換部材75の開口77aに対して、スライド自在に気密に連通する。従って、流路切換部材75が回転することで、切換流路77と噴射ノズル71、72、73のいずれか1つとを連通させることができるように構成されている。すなわち、どの噴射ノズル71、72、73が切換流路77と連通するかによって、観察窓12に対する洗浄位置が変更される。本実施形態では、流路切換部材75が洗浄位置変更手段N3に相当する。
流路切換部材75は、プーリ35(図1参照)に対して図示しない動力伝達手段を介して連結されている。流路切換部材75の回転軸線とプーリ35の回転軸線とが平行であるから、連結軸50(図1参照)が直接回転軸74として用いられていてもよい。また、別の動力伝達手段がプーリ35と流路切換部材75との間に介在されていてもよい。動力伝達手段を介して流路切換部材75とプーリ35とが互いに連結されているので、流路切換部材75はプーリ35と連動して回転するように構成されている。従って、本実施形態では、動力伝達手段が連動手段に相当する。
本実施形態に係る内視鏡では、観察窓12の長径方向に配列された噴射ノズル71、72、73のうちの1つが選択されることで、観察窓12に対する洗浄位置が変更される。従って、本実施形態に係る内視鏡は、噴射ノズル71、72、73に対する流路を切り換える部材が設けられているだけのコンパクトな構造が実現される。
本実施形態に係る内視鏡では、噴射ノズル71、72、73は先端部ハウジング10に固定された状態であるので、上述の各実施形態に示す構成と比較して容易かつ確実に水密状態とすることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図10は、本発明の第4実施形態に係る内視鏡の先端の構成を模式的に示す斜視図である。
上記第1実施形態および第2実施形態では、洗浄部30の洗浄パイプ32および噴射ノズル31が観察窓12に対して移動することで、洗浄部30による洗浄位置の変更が行われる場合を述べた。これに対し、本実施形態に係る内視鏡1Cでは、図10に示すように、洗浄部30の洗浄パイプ32が固定状態にあり、洗浄パイプ32の先端開口32aに面する位置に、可動式の反射板81が設けられている。この内視鏡1Cでは、反射板81の姿勢が変わることで、洗浄部30による洗浄位置の変更が行われる。
本実施形態に係る内視鏡1Cの洗浄部30は、洗浄パイプ32と、可動式の反射板81とを有する。洗浄パイプ32は、先端部ハウジング10に対して固定されている。反射板81は、洗浄パイプ32に取り付けられている。本実施形態では、洗浄パイプ32の先端には、第1実施形態や第2実施形態のように、洗浄水を観察窓12の外面に向かって直接噴射する噴射ノズル31は設けられていない。代わりに、洗浄パイプ32の先端開口32aが、反射板81に向けられている。
反射板81は、洗浄パイプ32の先端開口32aから吹き出された洗浄水Wを、観察窓12の外面に向けて反射する。反射された洗浄水は、観察窓12の外面に吹き付けられて観察窓12を洗浄するように構成されている。
反射板81には、反射板81の向きを変えるロッド80が連結されている。ロッド80は、運動方向変換部85を介してプーリ35に連結されている。運動方向変換部85は、プーリ35の回転を、反射板81の向きを変える動作として、ロッド80に伝える手段である。反射板81は、運動方向変換部85及びロッド80によって反射板81の向きが調整されることで、洗浄パイプ32の先端開口32aから吹き出された洗浄水Wを観察窓12に吹き付ける位置を変更することができるように構成されている。
本実施形態に係る内視鏡1Cにおいて、洗浄部30による洗浄位置を変更する洗浄位置変更手段N2は、反射板81、ロッド80、運動方向変換部85などによって構成されている。また、連動手段R2および動力伝達手段T3は、運動方向変換部85によって構成されている。
本実施形態に係る内視鏡1Cでも、上記第1実施形態、第2実施形態と同様の効果を奏する。
さらに、本実施形態に係る内視鏡1Cによれば、洗浄パイプ32自体を動かさなくてよいので、簡易な機構で洗浄水の吹き付け方向を変更することができる。従って、本実施形態は、洗浄位置変更手段N2の構造をコンパクトにすることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図11は、本発明の第5実施形態に係る内視鏡の先端の構成を模式的に示す斜視図である。図12は、同内視鏡の駆動系の構成を示すブロック図である。
上記第1実施形態および第2実施形態では、撮像部移動手段M1と洗浄位置変更手段N1とが同じ駆動系で共用される構成について述べた。しかし、撮像部移動手段M1と洗浄位置変更手段N1の駆動系はそれぞれ別に構成されていてもよい。
図11および図12に示すように、本第5実施形態に係る内視鏡1Dでは、撮像部移動手段M1と洗浄位置変更手段N1とが、別の駆動系として独立して設けられている。
撮像部移動手段M1は、アクチュエータ(第1駆動部)101と、操作ワイヤ60と、プーリ35とを有している。洗浄位置変更手段N1は、洗浄部30を動かすためのアクチュエータ(第2駆動部)102と、操作ワイヤ62と、プーリ135とを備えている。
洗浄位置変更手段N1のアクチュエータ102、操作ワイヤ62、プーリ135は、撮像部移動手段M1のアクチュエータ101、操作ワイヤ60、プーリ35と同様に、ワイヤが押し引きされることによってプーリが回転するように構成されている。すなわち、本実施形態では、操作ワイヤ62が矢印F1、F2方向に押し引きされることにより、プーリ135が回転する。
洗浄位置変更手段N1のプーリ135には、洗浄部30の洗浄パイプ32が固定具34を用いて固定されている。従って、プーリ135が回転することで、洗浄部30が矢印B1、B2方向に回動するように構成されている。
また、制御部100は、撮像部移動手段M1のアクチュエータ101と洗浄位置変更手段N1のアクチュエータ102とを連動して動かす機能を備えている。すなわち、本実施形態では、制御部100が連動手段R3に相当する。
次に本実施形態に係る内視鏡1Dの作用を、図11から図14を参照して説明する。
図13は、内視鏡1Dで実行される洗浄制御の流れを示すフローチャートである。図14は、内視鏡1Dで実行される洗浄動作のタイミングチャートである。
制御部100が自動で洗浄制御を実行する場合の流れを、図13のフローチャートを参照して説明する。
洗浄制御のプログラムがスタートすると、第1実施形態と同様に、ステップS1で観察窓12の汚れの有無の確認動作が実行され、ステップS2で汚れの有無が判断される。
汚れ有りの場合、ステップS2の次にステップS3に進む。ステップS3では、洗浄部30が撮像部20に追従して撮像部20の撮像視野方向に移動される。洗浄部30の移動は、撮像部20の移動中に追従して行われてもよいし、撮像部20の移動が停止されてから行われてもよい。
ステップS3の次はステップS5に進む。ステップS5では、洗浄部30に対する送水が行われて、撮像部20の撮像視野方向の位置の観察窓12の外面が洗浄される。
ステップS5で洗浄が実行された後、洗浄処理はいったん終了し、再びスタートに戻る。
図14のタイミングチャートを用いて、本実施形態における洗浄動作のタイミングについて説明する。
制御部100は、トリガー信号が入力されることで、図13に示したフローチャートの制御を実行する。そして、制御部100は、洗浄が必要な場合に、撮像部移動手段M1のアクチュエータ101および洗浄位置変更手段N1のアクチュエータ102ならびに送水部110に駆動信号を出力する。アクチュエータ101が動作すると、撮像部20が回動する。撮像部20の回動に追従して、アクチュエータ102が動作すると、洗浄部30が回動する。また、送水部110が動作すると、洗浄部30に洗浄水が圧送されて洗浄が実行される。
撮像部20と洗浄部30は独立して動かせるが、互いに連動して動くように制御される。図14のタイミングチャートでは、撮像部20が移動してから洗浄部30が移動する。その後、送水が行われる。従って、本実施形態に係る内視鏡1Dによれば、汚れた箇所を撮像部20の撮像視野を変えずに洗浄することができるという効果を奏する。
本実施形態に係る内視鏡1Dは、撮像部20と洗浄部30を任意のタイミングで独立して動かすことができる。但し、撮像部20と洗浄部30は、互いに連動するように動作が制御される。従って、本実施形態に係る内視鏡1Dは、撮像部20と洗浄部30と送水部110との動作を様々に組み合わせることができる。
以下に、図15〜図19を参照して、内視鏡1Dが実行し得る動作の例を説明する。
図15〜図19は、観察窓12を洗浄する各動作の例を示すタイミングチャートである。
図15のタイミングチャートでは、洗浄部30が先に移動し、送水が行われた後に、撮像部20が移動する場合の例が示されている。この動作例によれば、先に汚れが除去された観察窓12の部分を通して、後から移動する撮像部20が撮像できるという効果を奏する。
図16のタイミングチャートでは、撮像部20の往復移動と洗浄部30の往復移動とが同時に行われると共に同じタイミングで送水が行われる場合の例が示されている。この動作例は、観察している撮像視野方向の観察窓12が汚れているときに、一瞬だけ撮像部20と洗浄部30を一緒に動かしながら送水して、洗浄後に元の位置に戻るという動作を示している。
図17のタイミングチャートでは、撮像部20が移動した後、洗浄部30がこまめに往復移動を繰り返し、その間、送水が継続して行われる場合の例が示されている。この動作例によれば、観察窓12の全面が、こまめに往復移動する洗浄部30によって洗浄されるという効果を奏する。
図18のタイミングチャートでは、「洗浄部30が動き、送水し、撮像部20が動く」という動作が繰り返し行われる場合の例が示されている。この動作例では、撮像部20の動く先を洗浄しながら少しずつ洗浄部30が動くことで、観察窓12の洗浄が行われる。
図19のタイミングチャートでは、撮像部20の移動の直前に、送水だけ行い、洗浄部30は移動しない場合の例が示されている。この動作例では、送水つまり洗浄動作が、撮像部20の移動動作に連動して行われる。送水のタイミングは、撮像部20の移動の後であってもよい。また、送水のタイミングは、撮像部20の移動の途中であってもよい。
図19に示す例の場合、制御部100の中の送水部110を制御する機能が、撮像部移動手段M1による撮像部20に対する撮像視野範囲の変更動作と洗浄部30による洗浄動作とを連動させる連動手段に相当する。
上記実施形態では、洗浄部30が噴射ノズル31と洗浄パイプ32で構成された例を示したが、これに代えて、洗浄部が、観察窓12の外面を清拭するワイパーで構成されていてもよい。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各実施形態における構成要素の組み合わせを変えたり、各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
上記内視鏡によれば、撮像部で撮像したい方向の観察窓の位置を洗浄することができ、効率の良い洗浄を行うことができる内視鏡を提供することができる。
1A,1B,1C,1D 内視鏡
2 挿入部(内視鏡挿入部)
10 先端部ハウジング
12 観察窓
20 撮像部
M1 撮像部移動手段
30 洗浄部
R1、R2,R3 連動手段
N1,N2,N3 洗浄位置変更手段
71,72,73 噴射ノズル(領域別洗浄部)
101 アクチュエータ(第1駆動部)
102 アクチュエータ(第2駆動部)
31 噴射ノズル
100 制御部
81 反射板

Claims (11)

  1. 内視鏡挿入部の先端に設けられた先端部ハウジングと、
    前記先端部ハウジングに設けられ、前記先端部ハウジングの内部から前記先端部ハウジングの外部を観察し得る観察窓と、
    前記先端部ハウジング内に設けられ、前記観察窓を通して前記先端部ハウジングの外部の撮像対象を撮像する撮像部と、
    前記撮像部を前記観察窓に対して移動し前記撮像部による撮像視野範囲を変更する撮像部移動手段と、
    前記観察窓の外面を洗浄する洗浄部と、
    前記撮像部移動手段による前記撮像部に対する撮像視野範囲の変更動作と前記洗浄部による洗浄動作を連動させる連動手段と、
    を備える内視鏡。
  2. 前記洗浄部による前記観察窓に対する洗浄位置を変更する洗浄位置変更手段をさらに備え、
    前記連動手段は、前記撮像部移動手段による前記撮像部に対する撮像視野範囲の変更動作と前記洗浄位置変更手段による洗浄位置の変更動作とを連動させる請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記洗浄位置変更手段は、前記撮像部移動手段に前記連動手段としての動力伝達手段を介して連結されることで、前記撮像部移動手段との間で駆動力を共用する請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記洗浄位置変更手段は、前記撮像部移動手段により移動された前記撮像部の位置における撮像視野方向を含む前記観察窓の位置に前記洗浄位置を変更するように前記動力伝達手段を介して前記撮像部移動手段に連結されている請求項3に記載の内視鏡。
  5. 前記洗浄位置変更手段は、前記撮像部移動手段により移動された前記撮像部の位置における撮像視野方向と異なる方向の前記観察窓の位置に、前記洗浄位置を変更可能であり、且つ前記動力伝達手段を介して前記撮像部移動手段に連結されている請求項3に記載の内視鏡。
  6. 前記洗浄部は、前記観察窓の外面の複数の領域をそれぞれ洗浄する複数の領域別洗浄部を有しており、
    前記洗浄位置変更手段は、前記複数の領域別洗浄部の中から少なくとも一つの領域別洗浄部を選択することで、前記洗浄位置を変更する請求項2に記載の内視鏡。
  7. 前記撮像部移動手段は第1駆動部を有し、前記洗浄位置変更手段は第2駆動部を有し、
    前記連動手段は、前記第1駆動部と前記第2駆動部とを連動して動作させる制御部である請求項2に記載の内視鏡。
  8. 前記洗浄部が、洗浄用の流体を前記観察窓の外面に向けて吹き付ける噴射ノズルを備える請求項1に記載の内視鏡。
  9. 前記連動手段が、前記撮像部移動手段による前記撮像部に対する撮像視野範囲の変更動作と連動させて前記噴射ノズルからの前記流体の噴射制御を行う制御部である請求項8に記載の内視鏡。
  10. 前記洗浄部が、洗浄用の流体を前記観察窓の外面に向けて吹き付ける噴射ノズルを備え、
    前記洗浄位置変更手段は、前記噴射ノズルの向きを移動することで洗浄位置を変更する請求項2に記載の内視鏡。
  11. 前記洗浄部が、洗浄用の流体を前記観察窓の外面に向けて吹き付ける噴射ノズルを備え、
    前記洗浄位置変更手段は、前記噴射ノズルから噴射される洗浄用の流体を前記観察窓の外面に向けて反射する反射板を有しており、前記反射板の向きを移動することで、前記洗浄用の流体による洗浄位置を変更する請求項8に記載の内視鏡。
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