JP2000142573A

JP2000142573A - 舶用ジェット推進装置

Info

Publication number: JP2000142573A
Application number: JP11286760A
Authority: JP
Inventors: Mark D Whiteside; マーク・ディー・ホワイトサイド
Original assignee: Outboard Marine Corp
Current assignee: Outboard Marine Corp
Priority date: 1998-10-27
Filing date: 1999-10-07
Publication date: 2000-05-23
Also published as: US6033272A

Abstract

(57)【要約】【課題】オペレータが船舶から出ることなくジェット
駆動入り口開口からごみを取り除くことのできる舶用ジ
ェット駆動装置の提供。【解決手段】船舶等の舶用ジェット推進装置４０は、
駆動軸４４を回転する動力装置４２を有する。この歯車
装置は、駆動軸に接続されるとともに一対の対抗するリ
ング歯車に係合するピニオン歯車４６を有し、前記リン
グ歯車は、ピニオン歯車によって反対方向に回転可能で
あり、インペラ６２を選択的に反対方向に回転させる。
インペラの第１の方向の回転により、正規の方法でハウ
ジングを通して水を引き、出口開口６２にスラストを提
供する。反対方向へのインペラの回転により、ハウジン
グを通る水を反転させ、インペラ６２または入り口開口
７２からごみを洗い流す。この簡単な制御装置により、
操作者は、船舶の制御ステーションにいながらにしてご
み除去作業を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、舶用ジェット駆動
装置に関し、特に、この装置が設置されている船舶のオ
ペレータが船舶から出ることなくジェット駆動入り口開
口からごみを取り除くことができる新しい構成を備えて
いる舶用ジェット駆動装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】通常、ジェット駆動型船舶等のような舶
用の公知のジェット駆動装置は、動力装置を含み、この
動力装置は、包囲されたインペラに動力伝達系路によっ
て接続された内燃エンジンを備えており、このインペラ
はボートを推進するために高圧の水流をつくる。インペ
ラへの入り口は、インペラに連通する船舶の下側の開口
である。インペラはノズルを通して船舶の後方に放出さ
れる高圧水流をつくる。通常、ノズルは船舶の舵取りを
可能にするために回転可能である。また、出口ノズルを
カバーし、水流を船舶の前方に再び向けるように選択的
に作動することができる後退ゲートを提供することが知
られている。よって、船舶を前方及び後方に移動するよ
うに制御することができる。

【０００３】公知の舶用ジェット推進装置において、装
置の動力伝達系路は、インペラを一方向にのみ回転する
ように設計されている。さらに、海草、または他の水に
浮いている物体のようなごみは、入り口開口を通ってイ
ンペラハウジングに入り、インペラまたは入り口開口を
つまらせ、これは、船舶の性能にとって受け入れがたい
ものである。船舶の操作者は、このようなつまりが生じ
たとき、ごみを取り除く手段を船舶の内側に持たない。
したがって、ジェットの入り口を露出するために船舶を
物理的に水から出さなければならないか、ある場合に
は、操作者は、水に入って手でごみを取り除かなければ
ならない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】したがって、操作者が
船舶の制御部に座っていながら、駆動ユニットのインペ
ラまたは水の入り口開口のつまりを解消する船舶等のジ
ェット駆動装置を提供することが望ましい。また、製造
が容易で、使用上信頼性のある装置を提供することが望
ましい。さらに、コスト的に有利で、最終ユーザに利点
を与える装置を提供することが望ましい。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、駆動軸を回転
する動力伝達系路を有する船舶等の舶用ジェット推進装
置を提供することによって従来技術を改良する。歯車装
置は、駆動軸に接続され、インペラ軸に係合し回転する
ように構成される。インペラ軸に取り付けられるインペ
ラは、水入り口開口及びジェット水流開口を備えている
ハウジング内に包囲される。歯車装置は、駆動軸に接続
されるとともに一対のまたは対向するリング歯車に係合
するピニオン歯車を有する。このリング歯車は、ピニオ
ン歯車によって反対方向に回転することができる。イン
ペラ軸をリング歯車の一方または他方のリング歯車に選
択的に交互に係合させ、それによってインペラを選択的
に反対方向に回転させるクラッチ装置が設けられる。こ
の構成によって、第１の方向のインペラの回転は、通常
の方法でハウジングを通るように水を引き、出口開口で
スラストを提供し、インペラまたは入り口開口の外側に
ごみを流し出す。操作者は、船舶の制御ステーションに
いながらにして簡単な制御装置でこの洗い流し作業を行
うことができる。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して詳細に説明する。図面、特に図１を参照す
ると、従来技術の舶用推進装置が参照符号１０で示され
ており、基本的な組立体として、公知の構成の多シリン
ダの内燃エンジンを特徴とする動力伝達系路１２を含
む。動力伝達系路１２は、ピニオン歯車１６が固定され
る駆動軸１４を駆動する。ピニオン歯車１６は、インペ
ラ軸２２に接続されたリング歯車１８に係合する。イン
ペラ軸２２にはインペラ２４が固定され、このインペラ
２４は、ハウジング２６内で回転可能に接続されてい
る。このハウジング２６は後端に回転可能な舵取りノズ
ル２８と、適当なケーブル３２によって作動可能な後退
ゲート３０とを備えている。ハウジング２６の前端に
は、船舶の下側胴体（図示せず）を貫通する入り口開口
３４を備えている。動作において、水は入り口開口３４
を通って引かれ、回転インペラ２４によってノズル２８
を通って高圧ジェット流で排出される。ノズル２８は船
舶の操作者によって回転され、ジェット流の方向を変化
させ、それによって船舶の舵をとる。また、後退ゲート
は流れ方向を反転させ、その結果、ジェット流のスラス
トの方向を反転させ、船舶を後退させるように作動され
る。従来技術の装置においては、リング歯車、及びピニ
オンセットが１つだけしか設けられており、したがっ
て、インペラが一方向にのみ駆動されることに留意すべ
きである。

【０００７】図２及び図３を参照すると、本発明の好ま
しい実施の形態によって製造された舶用ジェット推進装
置が参照符号４０で全体が示されている。この装置４０
は、内燃エンジンの形の動力伝達系路４２を含み、この
動力伝達系路４２は、その端部に固定されたピニオン歯
車４６を備えている。ピニオン歯車４６は、一対のリン
グ歯車４８及び５０に係合し、これらはインペラ軸５２
で自由に回転するように構成される。シフタ装置はクラ
ッチ５４を有し、クラッチ５４は、スプライン軸５２の
軸線方向に選択的に摺動可能であり、歯車４８及び５０
のラグ５８および６０に交互に係合するように適当なラ
グ５６を有する。トルク連結器６６によって軸５２に接
続されているインペラ軸６４にインペラ６２が取り付け
られている。

【０００８】装置４０の歯車構成によって、歯車４８及
び５０は、ピニオン４６によって駆動されるとき両方向
に回転する。クラッチ５４は、スプライン軸５２に沿っ
て選択的に移動し、歯車４８または５０の一方または他
方に交互に接続し、軸５２およびインペラ６２を選択的
に反対方向に回転する。本装置４０の１つの利点は、イ
ンペラ６２が通常のスラスト方向に駆動され、それによ
って、水が従来の入り口開口７２を通ってインペラハウ
ジング７０に引かれ、例えば、歯車５０およびクラッチ
５４の相互係合によってハウジング７０の出口開口７４
から高圧ジェット流として放出される。しかしながら、
入り口開口７２またはインペラ６２のごみをきれいにす
ることが望ましいとき、歯車４８は、クラッチ５４と係
合し、インペラ６２を反対方向に回転させ、正規の出口
開口７４を通ってハウジング７０に水を引き、それを入
り口開口７２から外に押し出す。よって、船舶の操作者
は、ごみがつまった状態を直すために船舶を出る必要は
なく、船舶内から簡単に反転洗い流しを機能を操作する
ことができる。

【０００９】図３は、装置４０の１つの可能な制御機構
８０を示す。図示した例において、機構８０は、ベルク
ランク８４によって軸５２の軸線方向に移動するクラッ
チアクチュエータ８２を有する。ベルクランク８４は、
手で作動可能なプッシュロッド８８と軸８６を係合する
ことによって作動される。軸８６は、一端にカムフォロ
ア９０を備えている。カムプレート９２は、図３で見る
ことができるように右から左に可動なように構成されて
おり、上方および右に伸びるカム面９４と、上方並びに
左に伸びるカム面９６とを有する。このプレート９２
は、また、第２のほぼ水平方向の溝１０４に連続してい
る垂直方向に配置された第１の溝１０２を含む。プッシ
ュロッド８８は、カムフォロア９０を捕捉するほぼ垂直
方向の溝１０８を備えた連結部分１０６を有する。

【００１０】制御機構の動作において、図３に示すよう
に、装置４０はニュートラル状態であり、図示するよう
に、カムフォロア９０はカムプレート９２の溝１０８に
整列している。このような条件において、クラッチ５４
は、歯車４８と５０との間に中心があり、双方の歯車４
８および５０とは係合していない。よってインペラ６
は、静止した状態になり、船舶がニュートラル状態にな
る。公知の技術において、制御レバー組立体１００は、
所望の場合、インペラ６２を回転することなく船舶エン
ジンをアイドリングするか、反転するように構成され
る。インペラ６２に係合し、船舶を前方に前進させよう
とするときは、カムプレート９２は右に移動され、カム
面９６をカムフォロア９０に係合させ、軸８６を上昇さ
せる。この動作は、ベルクランク８４を反時計回りに回
転させ、クラッチ５４を駆動歯車５０に係合させ、それ
によってインペラ６２を正規の前方スラスト方向に回転
する。それに対し、カムプレート９２が左に移動すると
き、図３に示すように、カム面９４はカムフォロア９０
及び軸８６を上昇させ、クラッチを駆動歯車５０に係合
させ、通常のトルクをインペラ６２に加える。しかしな
がら、このモードにおいて、カムプレート９２は、イン
ペラハウジング７０の出口の後退ゲート１１４にケーブ
ル１１２によって接続され、後退ゲート１１４は、この
モードで作動し、それによってハウジング７０から出る
水のジェットのスラスト方向を反転させるように適当に
構成されている。したがって、ボートは反対方向に作動
可能である。カムプレート９２が右または左のいずれか
に移動するとき、プッシュロッド８８は、カムフォロア
９０が溝１０８内で移動するときに静止したまま残るこ
とに留意すべきである。

【００１１】図３で分かるように、インペラ６２の方向
を反転させ、逆流した水でインペラ６２および入り口開
口７２を流したいときには、プッシュロッドが下方に移
動し、溝１０２を通ってカムフォロアを下方にカムプレ
ート９２の溝１０４に押す。この動作は、ベルクランク
８４を時計方向に回転させ、クラッチを歯車４８に係合
させる。この状態において、制御レバー組立体１００の
前進または反転動作は、インペラハウジング７０を通し
て水流を反転させ、中にごみがつまった入り口開口を洗
い流す。図２に示したような適当な水ポンプ１１０は、
反転インペラ６２の動作中にエンジン４２を冷却するた
めにエンジンに加えられる。

【００１２】本発明の装置４０は、特に、ごみが入った
水でジェット船舶が作動する状況において従来技術の舶
用ジェット推進装置に対して顕著な利点を有する。船舶
操作者は、本発明４０によって座席を立つことなく、イ
ンペラハウジングまたは入り口の障害物を取り除くこと
ができる。したがって、ごみによるつまりを除去するた
めに船舶を水から出す必要がない。また装置４０は、エ
ンジンが作動しているとき通常インペラが回転している
従来技術とは異なり、船舶の推進装置がニュートラルの
状態を有することができる利点を提供する。本発明を制
御機構８０の１つの形態と共に図示したが、この機構８
０に対して種々の変形を行い、歯車装置を適切に機能さ
せることが好ましい。例えば、ベルクランク６４及び関
連する部品を置換するために適当なケーブルを使用して
もよい。同様にケーブル構成をプッシュロッド８８及び
関連する連結と置換することもできる。

【００１３】本発明の好ましい実施の形態を説明した
が、本発明の範囲及び精神を逸脱することなく多数の変
形及び変更を行うことができることは当業者には明らか
である。したがって、本発明の精神及び範囲内にある改
造および変形例を特許請求の範囲によってカバーするこ
とを意図するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】一部を破断した従来技術の舶用ジェット推進装
置の右後方側面斜視図である。

【図２】本発明によって製造された舶用ジェット推進装
置の部分側面図である。

【図３】図２に示すジェット推進装置の制御装置であ
る。

【符号の説明】

１０従来技術の舶用ジェット推進装置１２，４２動力装置１４駆動軸１６，４６ピニオン歯車１８リング歯車２２インペラ軸２４インペラ３０後退ゲート３２ケーブル３４開口５４クラッチ６６トルクカップリング７４出口開口９２プレート１０４溝

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】駆動軸を回転する動力装置と、前記駆動軸に接続されるとともにインペラ軸に係合し、
このインペラ軸を回転する歯車装置であって、前記駆動軸に接続されるとともに第２および第３の歯車
と作動的に係合し、前記第２および第３の歯車は前記第
１の歯車が所定の方向に回転するとき反対の方向に回転
する歯車装置と、前記インペラ軸に取り付けられたインペラと、前記インペラを包囲するとともに水入り口開口およびジ
ェット流出口開口を備えたハウジングと、前記インペラ軸を前記第２及び第３の歯車の一方に選択
的に交互に結合し、前記第１の歯車の回転中、前記イン
ペラを反対方向のいずれかの方向に選択的に回転するク
ラッチ部材と、前記クラッチ部材の状態を制御する制御装置と、を有
し、前記制御装置は、クラッチアクチュエータおよびベ
ルクランクを備えており、前記ベルクランクは、第１の
角度位置と第２の角度位置とを有し、前記第１の角度位
置は、前記クラッチ部材が、前記インペラ軸と前記第２
の歯車とが結合されている第１の状態にある位置であ
り、第２の角度位置は、前記クラッチ部材が前記インペ
ラ軸と前記第３の歯車とが結合されている第２の状態に
ある位置であり、前記インペラの第１の方向への回転が
前記ハウジング出口開口を通して水を引き前記入り口開
口からごみを洗い流す、舶用ジェット推進装置。
【請求項２】駆動軸を回転する動力装置と、前記駆動軸に接続されるとともにインペラ軸に係合し、
このインペラ軸を回転する歯車装置であって、前記駆動軸に接続されるとともに第２および第３の歯車
と作動的に係合し、前記第２および第３の歯車は前記第
１の歯車が所定の方向に回転するとき反対の方向に回転
する、歯車装置と、前記インペラ軸に取り付けられたインペラと、前記インペラを包囲するとともに水入り口開口およびジ
ェット流出口開口を備えたハウジングと、前記インペラ軸を前記第２及び第３の歯車の一方に選択
的に交互に結合し、前記第１の歯車の回転中、前記イン
ペラを反対方向のいずれかの方向に選択的に回転するク
ラッチ部材と、前記クラッチ部材を選択的に移動する制御装置と、を有
し、前記制御装置は、反対方向に選択的に可動なカムプ
レートと前記カムプレートに係合するとともに前記クラ
ッチ部材に機械的に結合されるカムフォロアとを有する
舶用ジェット推進装置。
【請求項３】前記カムプレートは、第１のカム面を有
し、この第１のカム面は、前記カムプレートの第１の方
向の動きによってカムフォロアが前記クラッチ部材の動
きを第１の方向に動かすように配置されている請求項２
に記載の舶用ジェット推進装置。
【請求項４】前記カムプレートは、第２のカム面を有
し、この第２のカム面は、前記カムプレートの第２の方
向の動きによってカムフォロアが前記クラッチ部材の動
きを第１の方向に動かすように配置されている請求項３
に記載の舶用ジェット推進装置。
【請求項５】前記クラッチ部材の第１の方向への動き
は、前記クラッチ部材を前記第２の歯車に係合させ、前
記インペラを前記第１の方向に回転するようにする請求
項３に記載の舶用ジェット推進装置。
【請求項６】前記カムプレートは、前記第１および第
２のカム面から前記カムプレートの第２の溝に連続して
いる第１の溝を有し、前記第２の溝は、前記第１の溝に
ほぼ直角に形成されている請求項５に記載の舶用ジェッ
ト推進装置。
【請求項７】前記第１の溝に沿って前記第２の溝に前
記カムフォロアを移動させる装置を有する請求項６に記
載の舶用ジェット推進装置。
【請求項８】前記第２の溝への前記カムフォロアの動
きは、前記クラッチ部材を前記第１の方向とは反対の第
２の方向へ移動させる請求項７に記載の舶用ジェット推
進装置。
【請求項９】前記第２の方向への前記カムフォロアの
動きは、前記クラッチ部材を前記第３の歯車に係合さ
せ、前記インペラを第２の方向へ回転させる請求項８に
記載の舶用ジェット推進装置。
【請求項１０】前記出口開口に配置された後退ゲート
を有し、この後退ゲートは、前記カムプレートの第１の
方向への動きが、前記出口開口から放出される水流を反
転させるように前記後退ゲートを作動させるように前記
カムプレートに作動的に結合される請求項３に記載の舶
用ジェット推進装置。
【請求項１１】駆動軸と、前記駆動軸を所定の方向に回転する動力装置と、インペラ軸と、前記インペラ軸に取付られたインペラと、ニュートラルクラッチ状態から第１または第２のクラッ
チ状態に選択的に可動なクラッチ部材と、前記駆動軸が前記所定の方向に回転し、前記クラッチ部
材が前記第１のクラッチ状態にあるとき、第１の方向に
回転し、前記駆動軸が前記所定の方向に回転し、前記ク
ラッチ部材が前記第２のクラッチ状態にあるとき、第１
の方向とは反対の第２の方向に回転するように前記イン
ペラ軸を結合する結合装置と、前記クラッチ部材を選択的に移動する制御装置と、を有
し、前記制御装置は、選択的に反対方向に移動可能なカムプ
レートと、連通溝の配列と、一端に前記溝配列に捕捉さ
れるカムフォロアを有する軸線方向に可動な軸と、を有
する、舶用ジェット推進装置。
【請求項１２】前記制御装置は、前記カムフォロアを
捕捉する溝を有する連結部分を備えた軸線方向に可動な
プッシュロッドを有する請求項１１に記載の舶用ジェッ
ト推進装置。
【請求項１３】前記制御装置は、前記軸に接続された
ベルクランクを有し、前記ベルクランクは、前記軸が第
１の軸線方向の位置から第２の軸線方向の位置に移動す
ることに対応して前記ニュートラルクラッチ状態に対応
する第１の角度位置から前記第１のクラッチ状態に対応
する第２の角度位置に回転する請求項１１に記載の舶用
ジェット推進装置。
【請求項１４】前記軸は前記プッシュロッドが第１の
軸線方向の位置から第２の軸線方向の位置に移動すると
き軸線方向には移動しないが、前記軸は、前記プッシュ
ロッドが前記第２の軸線方向の位置から前記第３の軸線
方向の位置に移動するとき、前記第１の軸線方向の位置
から前記第２の軸線方向の位置に移動し、前記プッシュ
ロッドの前記第２の軸線方向の位置は、前記プッシュロ
ッドの前記第１と第３の軸線方向の位置の間にある請求
項１３に記載の舶用ジェット推進装置。
【請求項１５】前記溝配列は、前記カムプレートが第
１の方向または前記第１の方向とは反対の方向に移動す
るとき前記軸が前記第１の軸線方向の位置から第３の軸
線方向の位置まで移動するように構成されており、前記
軸の前記第１の軸線方向の位置は、前記軸の前記第２と
第３との位置の間であり、前記ベルクランクは、前記軸
が前記第１の軸線方向の位置から前記第３の軸線方向の
位置まで移動することに対応して前記ニュートラルのク
ラッチ状態に対応する前記第１の角度位置から前記第２
のクラッチ状態に対応する第３の角度位置に回転する請
求項１４に記載の舶用ジェット推進装置。
【請求項１６】前記出口開口に配置されるとともに前
記カムプレートに作動的に結合された後退ゲートを有
し、前記第１の方向への前記カムプレートの動きは、前
記出口開口から排出される水流を反転するように前記後
退ゲートを作動する請求項１５に記載の舶用ジェット推
進装置。
【請求項１７】駆動軸と、前記駆動軸を所定の方向に回転する動力装置と、インペラ軸と、前記インペラ軸に取付られたインペラと、第１と第２のクラッチ状態の間で選択的に可動なクラッ
チ部材と、前記クラッチ部材が前記第１のクラッチ状態にあると
き、前記駆動軸から前記インペラ軸を外し、前記クラッ
チ部材が前記第２のクラッチ状態にあるとき、前記駆動
軸の回転中、前記インペラ軸を結合する結合装置と、前記クラッチ部材を選択的に移動する制御装置と、を有
し、前記制御装置は、一端に突出部を備えた軸線方向に可動
な軸と、前記突出部を捕捉する溝を備えた連結部分を有
する軸線方向に可動なプッシュロッドと、を有し、前記
プッシュロッドは、第１の軸線方向の位置から第２の軸
線方向の位置へさらに第３の軸線方向の位置に順に可動
であり、前記プッシュロッドの前記第２の軸線方向の位
置は、前記プッシュロッドの前記第１と第３の軸線方向
の位置の間であり、前記軸は、前記プッシュロッドが前
記プッシュロッドの前記第１の軸線方向の位置から前記
第２の軸線方向の位置まで移動するとき、前記第１のク
ラッチ状態に対応する前記軸の第１の軸線方向の位置に
残り、前記プッシュロッドが前記プッシュロッドの前記
第２の軸線方向の位置から前記第３の軸線方向の位置ま
で移動するとき、前記第１の軸線方向の位置から前記第
２のクラッチ状態に対応する前記軸の第２の軸線方向の
位置に移動する舶用ジェット推進装置。