JP5977833B2 - エレベータ用ガイドレール - Google Patents

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Description

本発明は概して、ガイドレールに関する。より具体的には、本発明は、エレベータシステム用のガイドレールに関する。
エレベータシステムは通常、エレベータかごが昇降路内で垂直に移動するときにそれを誘導するための一式のガイドレールを含む。典型的なガイドレールは一般的に、従来のブラケットを使用して昇降路壁に固定される基部を有するT字形の断面を有する。基部から離れて延在するブレード部は、ガイドローラまたはスライドがエレベータかごの動作中に移動するガイド面を提供する。ガイドレールのブレード部は、エレベータの安全装置がオーバースピード状態中に係合する表面をさらに提供する。これらの機能により、ガイドレールのブレード部は、好適な表面特性を有しなければならない。従来のガイドレールは、鋼から製造され、その表面は、昇降路内での使用時と同様、保管および輸送時に腐食から保護される必要がある。ガイドレールの基部は一般的に、腐食を防ぐために塗装される。しかしながら、ブレード部は、そのブレード部に作用しなければならないエレベータ安全装置の動作に塗装が影響を及ぼすのを防ぐために塗装されない。
それでもなお、ガイドレールのブレード部は、設置以前に輸送および保管時の腐食から保護される必要がある。従来の一方法としては、ワックスなどの耐食コーティングをブレード部に被覆することが挙げられる。例示的なワックス系の耐食コーティングは、ケンタッキー州レキシントンのValvoline社(ケンタッキー州コヴィントンのAshland社の一部門)から入手可能なTECTYL 506である。この被覆プロセスは、コーティングの一貫性がある被覆を確実にすることができない。加えて、係合する安全装置のためにコーティングを除去し、かつ好適な表面を確実にするための、一貫性がありかつ/または効率的な洗浄プロセスが存在しない。コーティングを除去することに関わる労力および費用は、エレベータシステムの設置に必要とされるさらなるコストおよび時間を発生させる。加えて、コーティングは残念なことに、化学的溶剤を使用して設置場所で除去されなければならない。この技法は、廃棄処分を必要とする溶剤で浸したぼろ布などの廃棄物を発生させる。
本発明の一態様によれば、エレベータシステム用のガイドレールの製造方法が、ガイドレールを提供するステップと、腐食防止のためにガイドレールに保護層を被覆するステップと、保護層の少なくとも一部を除去するステップとを含む。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、ガイドレール提供ステップは、金属のシートを提供するステップと、該シートをガイドレールに成形するステップと、を含み得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、被覆ステップは、成形ステップ前に行われ得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、成形ステップは、シート内に少なくとも1つの屈曲部をもたらすことを含み、本方法は、屈曲部にシーラントを被覆するステップをさらに含み得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、除去ステップは、ガイドレールから保護層の少なくとも一部を剥がすことを含み得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、除去ステップは、溶剤を使用しない。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、被覆ステップは、第1の保護層および第2の保護層を被覆することを含み得、除去ステップは、第1の保護層の少なくとも一部分を除去し得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、保護層は、プラスチックシートであり得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、プラスチックシートは、接着性裏材を含み得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、保護層は、シリコーン、アクリル、ポリウレタン、および/またはポリスルフィドを含むコーティングであり得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、本方法は、保護層を切削するステップをさらに含み得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、切削ステップは、保護層を穿孔することを含み得る。
本発明の別の態様によれば、エレベータシステムのためのシートメタルのガイドレールは、基部と、該基部から延在するブレード部とを備える。ブレード部は、エレベータシステムの案内装置および/または安全装置と係合するための第1の部分と、エレベータシステムの案内装置および/または安全装置と係合するための第2の部分と含む。第2の部分は、第1の部分と接触する。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、ガイドレールは、第1の部分と第2の部分との間に屈曲部をさらに含み得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、ガイドレールは、基部とブレード部との間に位置し、かつ基部およびブレード部に対して角度を成す、第1の傾斜部および第2の傾斜部を含み得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、基部は、少なくとも1つのフランジをさらに備え得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、フランジは、第1のフランジ部と、第2のフランジ部と、第1のフランジ部と第2のフランジ部との間の屈曲部とを含み得る。
あるいは、本発明のこの態様または他の態様では、第2のフランジ部は、第1のフランジ部と接触し得る。
本発明の別の態様によれば、前述のガイドレール(またはその代替物のうちのいずれか)は、前述の方法(またはその代替物のうちのいずれか)に従って製造され得る。
エレベータシステムの選択された部分を概略的に示す図である。 従来のT字形のガイドレールの斜視図である。 本発明の保護層の1つの可能な構成を有する、エレベータのガイドレールに成形される前の一片のシートメタルの平面図である。 本発明の保護層の別の可能な構成を有する、エレベータのガイドレールに成形される前の一片のシートメタルの平面図である。 本発明の保護層の別の可能な構成を有する、エレベータのガイドレールに成形される前の一片のシートメタルの平面図である。 本発明のガイドレールの1つの可能な構成に成形された図3Aのシートメタルの平面図である。 保護層の一部が後で除去された図4Aのガイドレールの平面図である。 本発明のガイドレールの1つの可能な構成に成形された図3Bまたは図3Cのシートメタルの平面図である。 保護層の一部が後で除去された図5Aのガイドレールの平面図である。 本発明の保護層の1つの可能な構成を有する従来のガイドレールの平面図である。 保護層の一部が後で除去された図6Aのガイドレールの平面図である。
図1は、エレベータシステム20の選択された部分を概略的に示す。本発明に関連しないエレベータシステムの構成要素(例えば、ロープ/ベルト、ガバナアセンブリなど)は考察されない。エレベータかご22は、かご22に装着された1つ以上の案内装置26の動作によって1つ以上のガイドレール24に沿って移動することができる。前記案内装置26の例としては、既知の様式でガイドレール24と係合するローラガイドまたは摺動ガイドシューが挙げられる。
いくつかの構成では、図に示されないが、エレベータシステムは、1つ以上の案内装置の動作によって1つ以上のガイドレールに沿って移動することもできるカウンタウエイトを含み得る。カウンタウエイトのガイドレールもまた、本発明から利益を受け得る。
図2は、従来のガイドレールを提供する。ガイドレール24は、ブレード部28と、基部30とを含む。基部30は、例えば、既知のブラケットを使用して昇降路内にガイドレール24を装着するのを容易にする。ブレード部28は、基部30から延在し、エレベータかご22の動作中に案内装置26と係合する。この図解された例では、ブレード部28は、案内装置26が移動する複数のガイド面42を有する。ガイド面42のうちの少なくとも1つはまた、係合するエレベータ安全装置(図示せず)に対する制動面として機能する。既知であるように、エレベータ安全装置は、オーバースピード状態などのある特定の事象中にガイドレール24と係合する。
ガイドレール24上の安全装置の係合は、ガイドレール24上に大幅な曲げモーメントをもたらす。ガイドレール24は従来、このような曲げモーメントに耐えるのに必要な剛性を達成する冷延鋼から製造される。
本発明は、従来のガイドレール24またはシートメタルから製造されたガイドレール24に使用され得る。図3A、3B、および3Cは、ガイドレール24に成形される前、すなわち曲げられる前の平坦な一片のシートメタル70を示す。シートメタル70の1つ以上の表面は、保護層で覆われ得る。
図3Aのシートメタル70は、上面72、底面74、左側面76、および/または右側面78を含む。表面72、74、76、78のうちのいくつかまたはすべては、保護層50を受容し得る。一例として、シートメタル70の4つの面72、74、76、78のすべては、保護層50を受容し得る。別の例として、安全装置によって係合される表面(複数可)のみが、保護層50を受容し得る(例えば、上面72)。さらに別の例として、安全装置によって係合されない表面(複数可)のみが、保護層50を受容し得る(例えば、底面74、左側面76、および/または右側面78)。さらに別の例として、図3Aに具体的に示されるように、シートメタル70の主面だけが保護層50を受容し得(例えば、上面72および底面74)、副面は受容し得ない(例えば、左側面76および右側面78)。
保護層50は、プロセスにおける任意の好適なステップでガイドレール24の所望の表面(複数可)に被覆されてもよい。シートメタル70から成形された例示的なガイドレール24では、保護層50は、(例えば、シートメタルの製造者が被覆を実施する)シートメタル70の初期の成形と、(例えば、ガイドレール24の設置者が被覆を実施する)昇降路内でのエレベータシステムによるガイドレール24の使用と、の間(およびそれらを含む)における任意の好適なステップで被覆されてもよい。特定の例として、保護層50は、シートメタル70をガイドレール24の形に成形する/曲げる前に、シートメタル70に被覆され得る。保護層50をシートメタル70に被覆することは、手動プロセス、自動プロセス、または半自動プロセスであり得る。
一例として、保護層50は、シートに形成されるポリエチレンなどの(1つ以上の層における)1つ以上のプラスチック材料で製造され得る。保護層50は、ヘキサミン、ベンゾトリアゾール、フェニレンジアミン、ジメチルエタノールアミン、ポリアニリン、硝酸塩、または亜硝酸塩などの腐食防止剤を含んでもよい。
シートはまた、接着性裏材を有する。一例として、接着性裏材は、(例えば、輸送、設置、および使用中に)ガイドレール24に対して保護層50を適切に保持するが、所望されるときに接着性裏材を含む保護層50(またはその部分)の除去を可能にする。この構成では、保護層は、除去可能層50となる。除去可能層50として使用される例示的な製品は、ペンシルバニア州ベンサレムのPresto Tape社から入手可能な30L60 Medium Tack Protection Filmである。
前述のシートというよりも、保護層50は、ガイドレール24(またはシートメタルのガイドレール、シートメタル70とともに)に被覆される保護コーティング50であり得る。このようなコーティングは、例えば、噴霧、浸漬、ブラッシング、および/または鋳込などの好適な方法によって被覆される液体コーティングであり、硬化または乾燥するのを可能にし得る。例示的な保護コーティング50としては、シリコーン、アクリル、ポリウレタン、またはポリスルフィドが挙げられる。
様々な例示的な材料が提供されたが、当業者およびこの説明の利益を有する人々は、特定の状況の必要性を満たすために保護層50のための適切な材料(複数可)を選択することができるであろう。
図3Bおよび3Cは、保護層の2つの代替的な構成を提供する。他の実施形態も可能である。図3Bでは、保護層50は、シートメタル70の所望の部分を覆い、第2の保護層51がシートメタル70の異なる部分を覆う。一例として、保護層50、51は、組み合わされて、シートメタル70のすべてまたはほんの一部分を覆い得る。保護層51は、保護層50とは異なり、例えば、塗装もしくはワックス系の耐食材料等の上述される従来の材料を使用するか、またはより強い接着性裏材を有する(したがって保護層51は容易に除去可能/剥離可能ではない)。
図3Cでは、第2の保護層51は、保護層50を覆う。本質的に、保護層50は、保護層51の被覆時にマスクとして機能する。前述の代替的な構成で考察されるように、保護層50、51は組み合わされて、シートメタル70のすべてまたはほんの一部分を覆い得る。保護層51は、保護層50とは異なり、例えば、塗装またはワックス系の耐食材料等の上述される従来の材料を使用する。
図4A〜5Bは、図3A〜3Cで提供されるシートメタル70から製造され得る本発明の例示的なガイドレール24を提供する。図4A〜5Bに示されるガイドレール24は、ブレード部28と、基部30とを備える概してY字形である。基部30の各端部は、例えば、レールにさらなる剛性を提供するフランジ32を含み得る。フランジ32は、基部30から約90°などの角度で延在することができる。フランジ32は、シートメタル70内で約180°などの屈曲部34によって形成されてもよい。この構成では、屈曲部34は、概ね平行な(および概ね接触する)2つのフランジ部32a、32bを形成する。
基部30は、その基部30からブレード部28に移行する2つの傾斜部36を含むことができる。傾斜部36は、基部30から約60°などの角度で延在する。傾斜部36は、ガイドレール24にさらなる剛性を提供することができる。
ブレード部28は、シートメタル70内で約180°などの屈曲部40を含むことができる。屈曲部40は、シートメタル70の2つの概ね平行な(および概ね接触する)部分42を形成する。屈曲部40は、図に見られるように、ガイドレール24の鼻端(または先端)であってもよい。部分42のうちの1つまたは両方が、エレベータ安全装置によって係合される(これらの部分もまた、案内装置26によって係合されてもよい)。屈曲部40は、エレベータ安全装置によって引き起こされる制動力に耐えるようにガイドレール24にさらなる剛性を提供する。シートメタル70の部分42はまた、これらの部分42がブレード部28の長さ(例えば、屈曲部40と傾斜部36との間)に対して互いに接触するため、ガイドレール24にさらなる剛性を提供し、実質的に、基部30の2倍厚いブレード部28を形成する。
図4A〜5Bに示されるガイドレール24上の保護層(複数可)の使用は、腐食を防ぐことによりブレード部28の所望の厚さを維持する役割を果たす。隙間腐食(例えば、屈曲部34、40によって形成される隙間)を含む腐食は、ブレード部28の厚さを変化させ(通常、増加させ)、システム性能に影響を及ぼす。したがって、一例として、保護層50(図4A/4B)または保護層50、51(図5A/5B)は、隙間腐食が屈曲部34、40におけるシートメタル70の底面74側の部分、ならびにフランジ32およびブレード部28等のそれらの屈曲部で隣接する領域(すなわち、シートメタル70が自身と接触する長さ部分)などで生じる、シートメタル70の部分に被覆され得る。他の部分および他の表面もまた、保護層を受容し得る。
保護層(複数可)に代えて、またはこれに加えて、シーラント(図示せず)が隙間腐食を防ぐために使用され得る。例示的なシーラントとしては、シリコーン、アクリル、ポリウレタン、またはポリスルフィドが挙げられる。
その利益にもかかわらず、エレベータ安全装置の適切な動作は、エレベータ安全装置によって係合される部分42のうちの1つまたは両方の上の領域のうちの一部が保護層を全く有しないことを必要とする。部分42のうちの1つまたは両方の領域が保護層を全く有しないことを確実にする1つの可能な手法は、保護層をこれらの領域に加えないことである。
部分42のうちの1つまたは両方の領域がエレベータシステムの使用時に保護層を有しないことを確実にする代替的な様式は、エレベータ安全装置を使用する前にこれらの領域から保護層を除去することである。一例として、保護層50は、シートメタル70に被覆される前(すなわち、予め切削/穿孔される)、またはシートメタル70に被覆された後に切削/穿孔され得る。切削/穿孔(図示せず)は、プロセスにおける任意の好適なステップで保護層50の少なくとも一部を除去可能にする。例えば、保護層50(および図3Cと同様に保護層50を覆う場合の保護層51)の一部は、昇降路内のガイドレール24の設置後に除去されてもよく(すなわち、輸送および設置時にガイドレール24のこの部分を保護する)、保護層(複数可)50、51の残りはガイドレール24の設置後であってもガイドレール24に残された状態となる(すなわち、使用時にガイドレール24のこの部分をさらに保護する)。一例として、一旦レールがエレベータ昇降路内に設置されると、エレベータ整備士/設置者は、保護層50を手で剥がすことにより保護層50(および図3Cと同様に覆われる場合、保護層51)の所望の部分を除去し得る。接着剤は、レールから剥がされるときに除去可能層50に当然に維持され、ガイドレール24の表面上にはほとんどまたは全く残留物を残さない。図4Bおよび5Bは、整備士/設置者が除去可能層50(および図3Cと同様に覆われる場合、保護層51)の所望の部分(複数可)を除去した後のシートメタルのガイドレール24を示す。図に詳細に示されるように、整備士/設置者は、部分42から除去可能層50を除去し(図4B)、部分42から除去可能層50および保護層51を除去した(図5B)。
図6Aおよび6Bは、従来のガイドレール24上の本発明の保護層の使用を示す。図6Aでは、保護層50は、部分42などのガイドレール24の所望の部分を覆う。ガイドレール24は、第2の保護層51を含み得る。保護層51は、(図6Aに示されるように)保護層50の上に被覆され、および/または保護層51は、ガイドレール24の保護層50とは異なる部分を覆い得る。一例として、保護層50、51は、組み合わされて、ガイドレール24のすべてまたはほんの一部分を覆い得る。保護層51は、保護層50とは異なってもよく、例えば、前述の塗装もしくはワックス系の耐食材料等の従来の材料を使用するか、またはより強い接着性裏材を有する(したがって保護層51は容易に除去可能/剥離可能ではない)。
開示の方法を用いることにより、腐食防止の一形態を除去するプロセスが簡略化され、より確実となり、かつ/または、場合によってはより経済的となる。前述の説明は、本質的に限定するものではなく例示的である。開示および例示されるものに対する変更および修正は、本発明の本質から必ずしも逸脱しないことが当業者にとって明らかであろう。本発明に付与される法的保護の範囲は、以下の特許請求の範囲を検討することによってのみ決定され得る。

Claims (17)

  1. エレベータシステム用ガイドレールの製造方法であって、
    一片のシートメタルの少なくとも一部に保護層を被覆するステップと、
    次いで、前記一片のシートメタルを、少なくとも一つのガイド面を有するガイドレールに成形するステップと、
    前記保護層の少なくとも一部を除去するステップと、
    を備え
    前記成形ステップは、前記シートメタルが180°に折り曲げられて該シートメタルが自身と接触する長さ部分を形成するように、少なくとも1つの屈曲部を形成することを含み、前記少なくとも1つの屈曲部の形成前に、前記シートメタルが自身と接触する領域に、前記保護層またはシーラントのうち少なくとも1つを被覆するステップをさらに含むことを特徴とする、製造方法。
  2. 前記除去ステップは、前記ガイドレールから前記保護層の少なくとも一部を剥がすことを備えることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記除去ステップは、溶剤を使用しないことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  4. 前記被覆ステップは、第1の保護層および第2の保護層を被覆することを備え、前記除去ステップは、前記第1の保護層の少なくとも一部を除去することを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  5. 前記保護層は、プラスチックシートであることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  6. 前記プラスチックシートは、接着性裏材を含むことを特徴とする請求項に記載の製造方法。
  7. 前記保護層は、シリコーン、アクリル、ポリウレタン、またはポリスルフィドのうち少なくとも一つを備えたコーティングであることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  8. 前記保護層を切削するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  9. 前記切削ステップは、前記保護層を穿孔することを備えることを特徴とする請求項に記載の製造方法。
  10. エレベータシステム用のシートメタルのガイドレールであって、
    基部と、
    該基部から延在するブレード部と、
    を備え、前記ブレード部が、
    前記エレベータシステムの案内装置または安全装置のうち少なくとも一つと係合する第1の部分と、
    前記エレベータシステムの案内装置または安全装置のうち少なくとも一つと係合するとともに前記第1の部分と接触する、第2の部分と、
    少なくとも前記基部上に形成された一つ以上の保護層と、
    前記第1の部分と、前記第2の部分との間の前記接触する部分に形成された、保護層またはシーラントのうちの少なくとも一つと、
    を含んだ、ガイドレール。
  11. 前記第1の部分と前記第2の部分との間に屈曲部をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のガイドレール。
  12. 前記基部と前記ブレード部との間に位置し、かつ前記基部および前記ブレード部に対して角度を成す、第1の傾斜部および第2の傾斜部をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のガイドレール。
  13. 前記基部は、少なくとも1つのフランジをさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のガイドレール。
  14. 前記フランジが、
    第1のフランジ部と、
    第2のフランジ部と、
    前記第1のフランジ部と前記第2のフランジ部との間の屈曲部と、
    を備えることを特徴とする請求項13に記載のガイドレール。
  15. 前記第2のフランジ部は、前記第1のフランジ部と接触することを特徴とする請求項14に記載のガイドレール。
  16. 前記保護層が、腐食防止用の除去可能保護層であるとともに、前記除去可能保護層が、引き剥がし可能なフィルムであり、前記フィルムは、除去可能な部位を画定するように穿孔されており、
    前記保護層を被覆するステップは、前記除去可能な部位が前記ガイドレールのブレード部上に配置されるように、前記保護層を被覆するステップを備えることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  17. 前記ブレード部の少なくとも一つの部位が、腐食防止用の除去可能保護層を有するとともに、前記除去可能保護層が、引き剥がし可能なフィルムであり、前記フィルムは、除去可能な部位を画定するように穿孔されていることを特徴とする請求項10に記載のガイドレール。
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