JP5976513B2 - フラワーペースト類の製造方法および加熱装置 - Google Patents

フラワーペースト類の製造方法および加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5976513B2
JP5976513B2 JP2012263481A JP2012263481A JP5976513B2 JP 5976513 B2 JP5976513 B2 JP 5976513B2 JP 2012263481 A JP2012263481 A JP 2012263481A JP 2012263481 A JP2012263481 A JP 2012263481A JP 5976513 B2 JP5976513 B2 JP 5976513B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
raw material
material composition
paste raw
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012263481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014108074A (ja
Inventor
和洋 佐々木
和洋 佐々木
鈴木 隆
隆 鈴木
憲司 池田
憲司 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Adeka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Adeka Corp filed Critical Adeka Corp
Priority to JP2012263481A priority Critical patent/JP5976513B2/ja
Publication of JP2014108074A publication Critical patent/JP2014108074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5976513B2 publication Critical patent/JP5976513B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Confectionery (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

本発明は、フラワーペースト類の製造方法および加熱装置に関する。
カスタードクリーム、フラワーペースト等のフラワーペースト類は、パン類や菓子類に充填または塗布して食用として広く利用されている。フラワーペースト類は、一般的に、小麦粉、澱粉、ナッツ類またはその加工品、ココア、チョコレート、コーヒー、果実の果肉または果汁、砂糖、油脂、粉乳、卵および水等を混合したフラワーペースト原料を加熱して糊化させると共に殺菌することによって得られるものである。
フラワーペースト原料を加熱して糊化させると共に殺菌してフラワーペースト類を得る方法として、フラワーペースト原料からなる乳化組成物を蒸気で直接加熱する超高温瞬間殺菌機を用いる方法が開示されている(例えば、特許文献1〜3参照)。特許文献1〜3では、超高温瞬間殺菌機がその本体の内部に多数の蒸気注入細孔を有する多孔板を備え、本体はその内に多孔板で仕切られた薄層空間を形成している。そして、薄層空間内に高粘性流体または水中油型組成物の被処理流体を通して、蒸気注入細孔から薄層空間内に供給された高温水蒸気を被処理流体に直接混合して、被処理流体の温度を瞬時に殺菌温度まで加熱して殺菌している。
特開昭58−205481号公報 特開昭63−44841号公報 特開昭63−309152号公報
しかしながら、従来のように被処理流体を高温水蒸気で瞬時に殺菌温度まで直接加熱する方法では、高温水蒸気の温度は殺菌温度よりも高い温度として本体内に供給されているため、超高温瞬間殺菌機の本体または多孔板が高温になりすぎて、被処理流体が薄層空間の本体と接触する位置で加熱され過ぎて得られるフラワーペースト類に焦げが生じる可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、焦げが生じるのを抑制しつつ、品質が良好なフラワーペースト類を製造することができるフラワーペースト類の製造方法および加熱装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るフラワーペースト類の製造方法は、澱粉類を1質量%〜10質量%含有するフラワーペースト原料組成物が流通する組成物流通流路に、蒸気を供給して前記フラワーペースト原料組成物を前記蒸気により加熱する蒸気加熱部を直列に複数備え、かつ隣接する前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路同士が連結される加熱装置を用いて、上流側の前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路から下流側の前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路に前記フラワーペースト原料組成物を供給し、それぞれの前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路内を前記フラワーペースト原料組成物を移動させながら前記蒸気で加熱し、前記フラワーペースト原料組成物の移動方向上流側の前記蒸気加熱部内を通過する前記フラワーペースト原料組成物の温度よりも下流側の前記蒸気加熱部内を通過する前記フラワーペースト原料組成物の温度を高くして、前記フラワーペースト原料組成物を糊化したフラワーペースト類を製造することを特徴とする。
本発明においては、前記フラワーペースト原料組成物に与える前記蒸気の温度または供給量を前記フラワーペースト原料組成物の移動方向上流側の前記蒸気加熱部よりも下流側の前記蒸気加熱部の方を大きくして、それぞれの前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路内を通る前記フラワーペースト原料組成物の温度を調整することが好ましい。
本発明においては、前記蒸気加熱部内を前記組成物流通流路と前記蒸気が通る蒸気流通流路との間を複数の蒸気流出孔を有する多孔部材で仕切ることが好ましい。
本発明においては、前記蒸気の供給量を、前記蒸気流出孔の大きさと前記多孔部材に設けられる前記蒸気流出孔の数との何れか一方または両方により調整することが好ましい。
本発明においては、前記フラワーペースト原料組成物中のタンパク質の含有量を、1%以上15%以下とすることが好ましい。
本発明においては、前記フラワーペースト原料組成物中の油分の含有量を、5%以上50%以下とすることが好ましい。
本発明においては、前記フラワーペースト原料組成物中の水分の含有量を、30%以上70%以下とすることが好ましい。
本発明に係る加熱装置は、澱粉類を1質量%〜10質量%含有するフラワーペースト原料組成物と蒸気とが供給される本体と、前記本体内に設けられ、前記フラワーペースト原料組成物の移動方向に蒸気が通過する複数の蒸気流出孔を有する多孔部材とを備え、前記多孔部材により前記本体内に前記フラワーペースト原料組成物が通過する組成物流通流路と前記蒸気が供給される蒸気流通流路とを形成し、前記フラワーペースト原料組成物を前記蒸気により加熱する蒸気加熱部を直列に複数備え、隣接する前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路同士を連結し、前記フラワーペースト原料組成物の移動方向下流側の前記蒸気加熱部は、前記フラワーペースト原料組成物の移動方向上流側の前記蒸気加熱部よりもそれぞれの前記組成物流通流路を通る前記フラワーペースト原料組成物に与える前記蒸気の温度または供給量を大きくして前記フラワーペースト原料組成物を前記蒸気で加熱して、前記フラワーペースト原料組成物を糊化したフラワーペースト類を製造することを特徴とする。
本発明においては、隣接する前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路同士が連結管により連結されることが好ましい。
本発明においては、複数の前記蒸気加熱部を一体として、隣接する前記蒸気加熱部の前記蒸気流通流路同士が仕切り板により仕切られることが好ましい。
本発明においては、前記蒸気の供給量は、前記蒸気流出孔の大きさと前記多孔部材に設けられる前記蒸気流出孔の数との何れか一方または両方により調整されることが好ましい。
本発明は、焦げが生じるのを抑制しつつ、品質が良好なフラワーペースト類を製造することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態の加熱装置が適用されるフラワーペースト類の製造装置の一例を示す図である。 図2は、加熱装置の構成の一例を示す図である。 図3は、第1蒸気加熱部内の多孔部材を示す斜視図である。 図4は、本実施形態のフラワーペースト類の製造方法の一例を示すフローチャートである。 図5は、多孔部材のそれぞれの構成の一例を示す図である。 図6は、多孔部材のそれぞれの構成の他の一例を示す図である。 図7は、加熱装置の構成の他の一例を示す図である。 図8は、加熱装置の構成の他の一例を示す図である。 図9は、第1蒸気加熱部の構成の他の一例を示す図である。 図10は、本発明の第2の実施形態に係る加熱装置を示す図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。また、以下の構成要素は、適宜組み合わせることが可能である。
[第1の実施形態]
<フラワーペースト類の製造装置>
本発明の第1の実施形態に係る加熱装置(以下、本実施形態の加熱装置という。)が適用されるフラワーペースト類の製造装置について説明する。図1は、本実施形態の加熱装置が適用されるフラワーペースト類の製造装置の一例を示す図である。図1に示すように、フラワーペースト類の製造装置10は、予備混合タンク11、混合タンク12、均質化装置13、加熱装置14、減圧装置15、冷却装置16および製品タンク17を有する。
なお、本実施形態のフラワーペースト類は、澱粉類、タンパク質、油分、および水分を含有する。ここで、本明細書において、フラワーペースト類とは、澱粉類を糊化して得られるものであり、例えば、カスタードクリーム、フラワーペースト、濃縮スープ等が挙げられる。
澱粉類の含有量は、好ましくは1質量%以上10質量%以下である。タンパク質の含有量は、好ましくは1%以上15%以下であり、より好ましくは2%以上10%以下であり、更に好ましくは3%以上8%以下である。油分の含有量は、好ましくは5%以上50%以下であり、より好ましくは10%以上30%以下であり、更に好ましくは12%以上22%以下である。水分の含有量は、好ましくは30%以上70%以下である。
予備混合タンク11は、澱粉類、油脂、糖類、水、牛乳、卵等の原料を含有するフラワーペースト原料21を予備加熱するものである。予備混合タンク11でフラワーペースト原料21を予備加熱することで、混合タンク12でフラワーペースト原料21を均一に溶解、混合することができる。予備混合タンク11での予温加熱の温度は特に限定されるものではないが、一般的には、例えば、50℃〜80℃の範囲内が好ましい。予備混合タンク11で予温加熱されたフラワーペースト原料21は予備混合タンク11から混合タンク12に供給される。
フラワーペースト原料21は、フラワーペースト類の成分として通常使用され得る原料を使用することが可能であり、具体的には、例えば、澱粉類、油脂、糖類、水、食塩または塩化カリウム等の塩味剤、酢酸、乳酸およびグルコン酸等の酸味料、牛乳、練乳、脱脂粉乳、カゼイン、ホエーパウダー、バター、クリーム、ナチュラルチーズ、プロセスチーズおよび発酵乳等の乳や乳製品、ステビア、アスパルテーム等の甘味料、β−カロチン、カラメルおよび紅麹色素等の着色料、トコフェロールおよび茶抽出物等の酸化防止剤、小麦蛋白または大豆蛋白等の植物蛋白、ホエー蛋白濃縮物、トータルミルクプロテイン等の乳蛋白や動物蛋白、卵及び各種卵加工品、着香料、乳製品、調味料、pH調整剤、食品保存料、日持ち向上剤、果実、果汁、コーヒー、ナッツペースト、香辛料、香辛料抽出物、カカオマス、ココアパウダー、穀類、豆類、野菜類、肉類および魚介類等の食品素材または食品添加物等を用いることができる。
上記澱粉類としては、一般的な小麦粉、コーンスターチの他、各種澱粉から得られる化工澱粉を用いることができる。上記澱粉類の含有量は、フラワーペースト原料21中、1質量%〜10質量%、好ましくは2.5質量%〜8質量%である。澱粉類の含有量が1質量%未満では、液状となって十分にペースト化されず、また、10質量%を超える場合では、硬く口溶けの悪いものとなる。
上記油脂としては、要求されるフラワーペースト類の硬さに応じて適宜選択することができ、具体的には、例えば、大豆油、菜種油、コーン油、綿実油、オリーブ油、落花生油、米油、べに花油、ハイオレイックべに花油、ひまわり油、およびハイオレイックひまわり油等の常温で液体の油脂、パーム油、パーム核油、ヤシ油、サル脂、マンゴ脂、乳脂、牛脂、乳脂、豚脂、カカオ脂、魚油および鯨油等の常温で固体の油脂、これらの食用油脂に水素添加等を施した油脂等を用いることができる。これらの油脂は1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
上記糖類としては、具体的には、例えば、上白糖、グラニュー糖、粉糖、液糖、ブドウ糖、果糖、ショ糖、麦芽糖、乳糖、酵素糖化水飴、還元澱粉糖化物、異性化液糖、ショ糖結合水飴、オリゴ糖、還元糖ポリデキストロース、還元乳糖、ソルビトール、トレハロース、キシロース、キシリトール、マルチトール、エリスリトール、マンニトール、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ラフィノース、ラクチュロースおよびパラチノースオリゴ糖等を用いることができる。これらの糖類は1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
混合タンク12は、フラワーペースト原料21を加熱溶解して混合することでフラワーペースト原料組成物22を作成するものである。混合タンク12としては、例えばミキサー等が用いられる。
フラワーペースト原料21は混合タンク12でフラワーペースト原料組成物22にされた後、混合タンク12から均質化装置13に供給される。
均質化装置13は、混合タンク12で得られたフラワーペースト原料組成物22に含まれる乳脂肪や油脂類(油分)を粉砕して均質化するものである。フラワーペースト原料組成物22は上記油分からなる球を含み、その球は直径が大きくかつ不均一な状態となって存在している。そのため、混合タンク12で得られたフラワーペースト原料組成物22中の油分をそのまま静置しておくと、比重差により油分の分離、凝集等が生じる。均質化装置13はフラワーペースト原料組成物22中の油分の分離、凝集を防止するため、フラワーペースト原料組成物22を製造する際、油分を粉砕して微細化して均質化する。
均質化装置13は、特に限定されるものではなく、例えば、ホモジナイザー、ホモミキサー、コロイドミル等の従来公知の均質機を用いることができる。均質化装置13は、フラワーペースト原料組成物22を例えば0kg/cm2〜800kg/cm2の範囲の圧力で均質化する。
フラワーペースト原料組成物22は均質化装置13で均質化された後、加熱装置14に供給される。
加熱装置14は、均質化装置13で均質化されたフラワーペースト原料組成物22を加熱殺菌すると共にフラワーペースト原料組成物22を糊化してフラワーペースト類24とするものである。フラワーペースト原料21には、かび、酵母、細菌等のさまざまな微生物が含まれている可能性がある。さらに、フラワーペースト原料21中には各種酵素が含まれており、各種酵素をそのままにしておくと完成後のフラワーペースト類24の成分が変質する可能性がある。そのため、加熱装置14は、フラワーペースト原料組成物22を加熱して、フラワーペースト原料組成物22を中に含まれる上記微生物を殺菌すると共に酵素を失活させる。
本実施形態において、加熱装置14は、第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cを用いてフラワーペースト原料組成物22を加熱して殺菌すると共にフラワーペースト原料組成物22を糊化してフラワーペースト類24としている。
図2は、加熱装置14の構成の一例を示す図である。図3は、第1蒸気加熱部32A内の多孔部材を示す斜視図である。図2に示すように、加熱装置14は、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cを有し、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cをフラワーペースト原料組成物22の移動方向Xから直列に第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの順に備えている。第1蒸気31Aが第1蒸気加熱部32Aに供給され、第2蒸気31Bが第2蒸気加熱部32Bに供給され、第3蒸気31Cが第3蒸気加熱部32Cに供給される。加熱装置14は、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの内部で第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cによりフラワーペースト原料組成物22を加熱して殺菌すると共にフラワーペースト原料組成物22を糊化してフラワーペースト類24としている。
図2、図3に示すように、第1蒸気加熱部32Aは本体33Aと多孔部材(多孔板)34Aとを備える。本体33Aは、フラワーペースト原料組成物22を内部に供給するためのフラワーペースト原料組成物供給口35Aと、第1蒸気31Aを内部に供給するための蒸気供給口36Aと、内部のフラワーペースト原料組成物22を排出するためのフラワーペースト原料組成物排出口37Aとを有する。本体33Aはその内部に多孔部材34Aを設けている。多孔部材34Aは、その表面に第1蒸気31Aが通過する複数の蒸気流出孔38Aを有している。本体33Aは、多孔部材34Aにより本体33A内にフラワーペースト原料組成物22が通過する組成物流通流路41Aと、第1蒸気31Aが通過する蒸気流通流路42Aとを形成している。また、第1蒸気加熱部32Aは組成物流通流路41Aにフラワーペースト原料組成物供給口35Aとフラワーペースト原料組成物排出口37Aとを設けるようにしている。
第2蒸気加熱部32Bは、第1蒸気加熱部32Aと同様の構成を備え、本体33Bと多孔部材34Bとを備える。本体33Bはフラワーペースト原料組成物供給口35Bと蒸気供給口36Bとフラワーペースト原料組成物排出口37Bとを有する。また、多孔部材34Bはその表面に蒸気流出孔38Bを有している。本体33Bは多孔部材34Bにより組成物流通流路41Bと蒸気流通流路42Bとを形成している。また、第2蒸気加熱部32Bは組成物流通流路41Bにフラワーペースト原料組成物供給口35Bとフラワーペースト原料組成物排出口37Bとを設けるようにしている。
第3蒸気加熱部32Cは、第1蒸気加熱部32Aと同様の構成を備え、本体33Cと多孔部材34Cとを備える。本体33Cはフラワーペースト原料組成物供給口35Cと蒸気供給口36Cとフラワーペースト原料組成物排出口37Cとを有する。また、多孔部材34Cはその表面に蒸気流出孔38Cを有している。本体33Cは多孔部材34Cにより組成物流通流路41Cと蒸気流通流路42Cとを形成している。また、第3蒸気加熱部32Cは組成物流通流路41Cにフラワーペースト原料組成物供給口35Cとフラワーペースト原料組成物排出口37Cとを設けるようにしている。
第1蒸気加熱部32Aの組成物流通流路41Aのフラワーペースト原料組成物排出口37Aと蒸気加熱部32Bの組成物流通流路41Bのフラワーペースト原料組成物供給口35Bとは、フラワーペースト原料組成物22が通過する連結管44Aにより連結されている。第2蒸気加熱部32Bの組成物流通流路41Bのフラワーペースト原料組成物排出口37Bと第3蒸気加熱部32Cの組成物流通流路41Cのフラワーペースト原料組成物供給口35Cとは連結管44Bにより連結されている。
加熱装置14は、第1蒸気加熱部32Aの組成物流通流路41Aから第3蒸気加熱部32Cの組成物流通流路41Cにフラワーペースト原料組成物22を、組成物流通流路41A、41B、41Cの順に供給している。そして、加熱装置14は、第1蒸気加熱部32A〜第3蒸気加熱部32Cの組成物流通流路41A〜41C内をフラワーペースト原料組成物22を移動させながら第1蒸気31A〜第3蒸気31Cでそれぞれ加熱している。そして、本実施形態では、第3蒸気31Cが第1蒸気31Aおよび第2蒸気31Bよりも高い温度であり、第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの温度がこの順に高くなるようにして、第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cは第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cに供給されている。そのため、加熱装置14は、フラワーペースト原料組成物22を組成物流通流路41A〜41Cを組成物流通流路41A、41Bおよび41Cの順に移動させながら第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cで加熱することで、フラワーペースト原料組成物22の温度を上昇させることができる。加熱装置14は、フラワーペースト原料組成物22を組成物流通流路41Cで、殺菌温度として例えば110℃〜150℃程度にまで昇温する。
本実施形態において、第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cのそれぞれの温度は、加熱装置14に供給されるフラワーペースト原料組成物22の材料にもよるが、第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの順に温度が高くなればよい。例えば、具体的には、第1蒸気31Aの温度は、100℃以上120℃未満の範囲内であることが好ましく、第2蒸気31Bの温度は、120℃以上140℃未満の範囲内であることが好ましく、第3蒸気31Cの温度は、120℃以上160℃未満の範囲内であることが好ましい。また、第3蒸気31Cの温度は、フラワーペースト原料組成物22の温度が殺菌温度となるために要する温度とすることが特に好ましい。また、本実施形態においては、第1蒸気31Aおよび第2蒸気31Bによりフラワーペースト原料組成物22が事前に加熱されてフラワーペースト原料組成物22の温度がある程度高くなっている。また、フラワーペースト原料組成物22の殺菌もある程度進行している。そのため、第3蒸気31Cの温度は、フラワーペースト原料組成物22の温度が殺菌温度となるために要する温度よりも若干低い温度とすることができる。
また、加熱時間は、フラワーペースト原料組成物22が第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの全てを通過する時間が1秒〜6秒の範囲内であることが好ましい。フラワーペースト原料組成物22が第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cのそれぞれを通過する時間は1秒〜2秒の範囲内であることが好ましい。
フラワーペースト原料組成物22が加熱装置14で第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cによりフラワーペースト類24となる過程について説明する。第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cは蒸気供給口36A〜36Cを通って第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの蒸気流通流路42A〜42Cにそれぞれ供給される。この第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cは蒸気流通流路42A〜42C内から蒸気流出孔38A〜38Cを通過して組成物流通流路41A〜41Cに供給される。フラワーペースト原料組成物22は第1蒸気加熱部32Aのフラワーペースト原料組成物供給口35Aから組成物流通流路41Aに供給され、蒸気流出孔38Aを通過した第1蒸気31Aにより加熱される。その後、フラワーペースト原料組成物22はフラワーペースト原料組成物排出口37Aから連結管44Aを通過してフラワーペースト原料組成物供給口35Bから組成物流通流路41Bに供給される。組成物流通流路41Bに供給されたフラワーペースト原料組成物22は蒸気流出孔38Bを通過した第2蒸気31Bにより加熱される。その後、フラワーペースト原料組成物22はフラワーペースト原料組成物排出口37Bから連結管44Bを通過してフラワーペースト原料組成物供給口35Cから組成物流通流路41Cに供給される。組成物流通流路41Cに供給されたフラワーペースト原料組成物22は、蒸気流出孔38Cを通過した第3蒸気31Cにより加熱される。フラワーペースト原料組成物22は組成物流通流路41A〜41Cを通る間に徐々に加熱されると共に糊化してフラワーペースト類24となってフラワーペースト原料組成物排出口37Cから排出される。
このように、加熱装置14は、第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの順に温度が高い第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cを、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cに供給している。そのため、加熱装置14は、フラワーペースト原料組成物22が組成物流通流路41A〜41Cを通過する際に、フラワーペースト原料組成物22を第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cにより第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの順に加熱してフラワーペースト原料組成物22の温度を徐々に上昇させている。
特許文献1〜3のような従来のフラワーペースト類の製造方法では、瞬時に所定の殺菌温度(例えば、120℃〜140℃)まで被処理流体の温度を上昇させてフラワーペースト類を得るようにしている。被処理流体の温度を所定の殺菌温度まで上昇させるためには蒸気の温度は殺菌温度よりも高い温度にして本体内に供給する必要がある。高温の蒸気が殺菌機内に供給されると、殺菌機の本体または多孔板等が高温になりすぎて、被処理流体が薄層空間の本体と接触する位置で加熱され過ぎ、フラワーペースト類に焦げが生じる可能性がある。
これに対し、加熱装置14は、フラワーペースト原料組成物22を第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32C内を第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの順に移動させながらフラワーペースト原料組成物22の温度を徐々に上昇させることができる。特に、第3蒸気31Cは、第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの中で最も高温であるため、第3蒸気加熱部32Cの組成物流通流路41Cの本体33C等が高温になりすぎる可能性がある。そのため、フラワーペースト原料組成物22が第3蒸気加熱部32C内を通過する際にフラワーペースト類24に焦げが生じる可能性がある。加熱装置14は、フラワーペースト原料組成物22を第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bで既にある程度加熱しているため、第3蒸気加熱部32Cにおいて第3蒸気31Cによりフラワーペースト原料組成物22を加熱してフラワーペースト原料組成物22の温度を殺菌温度まで加熱する時間を短くすることができる。そのため、フラワーペースト原料組成物22が第3蒸気加熱部32C内を通過する時間を短縮しつつフラワーペースト原料組成物22を加熱して殺菌することができる。
また、フラワーペースト原料組成物22が第3蒸気31Cで加熱される際には、フラワーペースト原料組成物22は第1蒸気31Aおよび第2蒸気31Bにより加熱されており、フラワーペースト原料組成物22の温度がある程度高い状態になっているため、フラワーペースト原料組成物22の殺菌がある程度進行している。そのため、フラワーペースト原料組成物22の温度を殺菌温度よりも低い温度でフラワーペースト原料組成物22の加熱殺菌を行うことができる。そのため、第3蒸気31Cの温度をフラワーペースト原料組成物22の温度が殺菌温度となるために要する温度よりも低い温度とすることができる。
したがって、加熱装置14は、フラワーペースト原料組成物22を第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32C内を第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの順に移動させながらフラワーペースト原料組成物22の温度を徐々に上昇させることで、フラワーペースト原料組成物22が第3蒸気加熱部32C内を通過する時間を短くすることができる。また、第3蒸気31Cの温度をフラワーペースト原料組成物22の温度を殺菌温度となるために要する温度よりも低い温度とすることもできる。そのため、加熱装置14で得られるフラワーペースト類24に焦げ等が生じるのを抑制することができ、品質が良好なフラワーペースト類24を製造することができる。
加熱装置14でフラワーペースト原料組成物22が糊化されると共に加熱殺菌されてフラワーペースト類24となった後、フラワーペースト類24はフラワーペースト原料組成物排出口37Cから排出配管46に排出される。
図1に示すように、加熱装置14から排出されたフラワーペースト類24は排出配管46を通って減圧装置15の供給口47から減圧装置15の内部に供給される。
また、排出配管46には圧力計48が設けられ、排出配管46を通るフラワーペースト類24の圧力を測定している。フラワーペースト類24は図示しないポンプにより排出配管46内を流れるよう加圧されている。
減圧装置15は、排出配管46を通過するフラワーペースト類24を減圧するものである。フラワーペースト類24は減圧装置15内で減圧されることで、加熱装置14でフラワーペースト類24に含まれた第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31C中の水分に相当する水が蒸発してフラワーペースト類24に含まれる水が除去される。また、フラワーペースト類24を減圧装置15内に供給する際には例えばオリフィスまたはノズル等を用いて、フラワーペースト類24を減圧装置15内に効率よく供給するようにしてもよい。
減圧装置15でフラワーペースト類24を減圧してフラワーペースト類24に含まれる水分を除去した後、冷却装置16に供給される。
冷却装置16は、減圧装置15で脱水されたフラワーペースト類24を冷却するものである。冷却装置16は、フラワーペースト類24の冷却速度を適宜調整する。冷却装置16は、フラワーペースト類24を急速に冷却してもよいし、徐々に冷却してもよい。冷却装置16で冷却されたフラワーペースト類24は製品タンク17に供給される。
製品タンク17は、冷却装置16で冷却されたフラワーペースト類24を保存するものである。製品タンク17はフラワーペースト類24を冷蔵状態または冷凍状態で保存してもよい。製品タンク17で保存されたフラワーペースト類24は充填装置49に供給される。
充填装置49は、フラワーペースト類24を充填するものである。充填装置49は製品タンク17で保存されたフラワーペースト類24を、商品の種類、供給先等に応じて、ピロー包装、テトラパック、プラスチック包装、金属缶、ビニール包装等の容器に充填する。なお、得られたフラワーペースト類24は、シート状、ブロック状、円柱状等任意の形状に成形してもよい。
このようにして得られたフラワーペースト類24は、フィリング、トッピング、練り込み用、折り込み(ロールイン)用として、クッキー、パイ、シュー、サブレ、スポンジケーキ、バターケーキ、ケーキドーナツ等の菓子類、食パン、フランスパン、デニッシュ、スイートロール、イーストドーナツ等のパン類等に広く用いることができる。さらに、フラワーペースト類24は、カレー、シチュー、バター、ソース等の調理、惣菜用としても使用することができる。
このように、フラワーペースト類の製造装置10によれば、加熱装置14においてフラワーペースト原料組成物22を加熱して殺菌すると共に糊化してフラワーペースト類24を得る際に、フラワーペースト類24に焦げ等が生じるのを抑制できるため、品質が良好なフラワーペースト類24を安定して製造できる。
<フラワーペースト類の製造方法>
次に、本発明の実施形態に係るフラワーペースト類の製造方法(以下、本実施形態のフラワーペースト類の製造方法という。)について説明する。以下では、本実施形態に係る加熱装置14が適用されるフラワーペースト類の製造装置10を用いて、フラワーペースト類24を製造する方法の一例を示す。図4は、本実施形態のフラワーペースト類の製造方法の一例を示すフローチャートである。図4に示すように、本実施形態のフラワーペースト類の製造方法は、調合工程(ステップS11)、均質化工程(ステップS12)、殺菌工程(加熱工程)(ステップS13)、減圧工程(ステップS14)、冷却工程(ステップS15)を含み、この順に実施される。各工程については以下に説明する。
調合工程(S11)では、予備混合タンク11は、澱粉類を1質量%〜10質量%、油脂、糖類、水、牛乳、卵等の原料を含有するフラワーペースト原料21を予備加熱し、混合タンク12でフラワーペースト原料21が均一に溶解、混合されるようにしておく。予備混合タンク11で予温加熱されたフラワーペースト原料21は予備混合タンク11から混合タンク12に供給される。混合タンク12はフラワーペースト原料21を加熱溶解して混合すると共に乳化してフラワーペースト原料組成物22を作製する。
均質化工程(ステップS12)では、得られたフラワーペースト原料組成物22を均質化装置13で均質化する。
殺菌工程(ステップS13)では、均質化されたフラワーペースト原料組成物22を加熱装置14で加熱殺菌すると共にフラワーペースト原料組成物22を糊化してフラワーペースト類24とする。フラワーペースト原料組成物22は第1蒸気加熱部32Aのフラワーペースト原料組成物供給口35Aから組成物流通流路41Aに供給される。また、第1蒸気31Aが第1蒸気加熱部32Aの蒸気流通流路42Aに供給される。フラワーペースト原料組成物22は蒸気流出孔38Aを通過した第1蒸気31Aにより加熱される。その後、フラワーペースト原料組成物22はフラワーペースト原料組成物排出口37Aから連結管44Aを通過してフラワーペースト原料組成物供給口35Bから組成物流通流路41Bに供給される。組成物流通流路41B内に供給されたフラワーペースト原料組成物22は蒸気流出孔38Bを通過した第2蒸気31Bにより加熱される。その後、フラワーペースト原料組成物22はフラワーペースト原料組成物排出口37Bから連結管44Bを通過してフラワーペースト原料組成物供給口35Cから組成物流通流路41Cに供給される。組成物流通流路41C内に供給されたフラワーペースト原料組成物22は、蒸気流出孔38Cを通過した第3蒸気31Cにより加熱される。フラワーペースト原料組成物22は組成物流通流路41A〜41Cを通る間に、フラワーペースト原料組成物22は殺菌されると共に糊化してフラワーペースト類24となる。
本実施形態では、第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの温度を第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの順に高くしており、第3蒸気31Cの温度を第1蒸気31Aおよび第2蒸気31Bの温度よりも高くしている。これにより、フラワーペースト原料組成物22は組成物流通流路41A〜41Cを組成物流通流路41A、41B、41Cの順に通りながら第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cにより加熱されることでフラワーペースト原料組成物22の温度は徐々に上昇する。特に、第3蒸気31Cが第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの中で最も高温となっているため、フラワーペースト原料組成物22が第3蒸気加熱部32C内を通過する際にフラワーペースト類24に焦げが生じる可能性がある。殺菌工程(ステップS13)では、フラワーペースト原料組成物22は第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bで既にある程度加熱されているため、第3蒸気加熱部32Cで第3蒸気31Cによりフラワーペースト原料組成物22を加熱してフラワーペースト原料組成物22の温度を殺菌温度とするために要する時間を短くすることができる。そのため、フラワーペースト原料組成物22が第3蒸気加熱部32C内を通過する時間を短縮しつつフラワーペースト原料組成物22を加熱して殺菌することができる。
また、殺菌工程(ステップS13)では、フラワーペースト原料組成物22は、第1蒸気31Aおよび第2蒸気31Bにより既にある程度加熱されているため、フラワーペースト原料組成物22の温度を殺菌温度よりも低い温度でフラワーペースト原料組成物22の加熱殺菌を行うことができる。そのため、第3蒸気31Cの温度をフラワーペースト原料組成物22の温度が殺菌温度となるために要する温度よりも低い温度とすることもできる。
このように、殺菌工程(ステップS13)では、フラワーペースト原料組成物22を第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32C内を第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの順に移動させながらフラワーペースト原料組成物22の温度を徐々に上昇させることで、フラワーペースト原料組成物22が第3蒸気加熱部32C内を通過する時間を短くすることができる。また、第3蒸気31Cの温度をフラワーペースト原料組成物22の温度を殺菌温度となるために要する温度よりも低い温度とすることもできる。よって、殺菌工程(ステップS13)で得られるフラワーペースト類24には焦げ等が生じるのを抑制することができ、品質が良好なフラワーペースト類24が製造される。
減圧工程(ステップS14)では、減圧装置15は加熱装置14から排出されたフラワーペースト類24を減圧する。フラワーペースト類24は減圧されると、加熱装置14でフラワーペースト類24に含まれた第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31C中の水分が蒸発してフラワーペースト類24に含まれる水分が除去される。
冷却工程(ステップS15)では、減圧装置15で脱水されたフラワーペースト類24を冷却する。
冷却装置16で冷却されたフラワーペースト類24は製品タンク17に供給されて保存される。その後、製品タンク17に保存されたフラワーペースト類24は充填装置49に供給される。充填装置49は、フラワーペースト類24を、商品の種類、供給先等に応じて、ピロー包装、テトラパック、プラスチック包装、金属缶、ビニール包装等の容器に充填する。なお、充填装置49は、得られたフラワーペースト類24を、シート状、ブロック状、円柱状等任意の形状に成形してもよい。
以上、本実施形態のフラワーペースト類の製造方法の一例をフラワーペースト類の製造装置10を用いて説明したが、本実施形態のフラワーペースト類の製造方法は上記に限定されず、各工程の条件等は適宜変更することができる。
以上、本実施形態の加熱装置14を備えたフラワーペースト類の製造装置の一例を説明したが、フラワーペースト類の製造装置10に用いられる本実施形態の加熱装置14は上記に限定されず、加熱装置14の構成、加熱装置14に供給される第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの条件等は適宜変更することができる。
本実施形態においては、加熱装置14は、第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの温度を変えることによりフラワーペースト原料組成物22の加熱条件を調整するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cのそれぞれの温度を同じ温度として、加熱装置14は、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32C内にそれぞれ供給される単位時間当たりの蒸気の供給量を調整してフラワーペースト原料組成物22の温度を調整するようにしてもよい。加熱装置14は、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32C内に供給される第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの供給量がこの順に大きくなるようにする。これにより、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cがフラワーペースト原料組成物22にそれぞれ与える蒸気量は第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの順に大きくなるため、フラワーペースト原料組成物22の温度を第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cを通過する順に上昇させることができる。
また、加熱装置14は、第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cのそれぞれの温度が同じ温度であって、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cに供給される蒸気の供給量が同じである場合でも、多孔部材34A〜34Cの蒸気流出孔38A〜38Cの断面積を変更して、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cがフラワーペースト原料組成物22にそれぞれ与える単位時間当たりの蒸気量を調整するようにしてもよい。
図5は、多孔部材34A〜34Cのそれぞれの構成の一例を示す図である。図5に示すように、多孔部材34A〜34Cの蒸気流出孔38A〜38Cの数を多孔部材34A〜34Cの順に多くなるようにする。多孔部材34Aの蒸気流出孔38Aの数は多孔部材34B、34Cの蒸気流出孔38B、38Cの数よりも少ないため、第1蒸気加熱部32Aが第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの中でもフラワーペースト原料組成物22に与えられる蒸気の供給量が最も小さくなる。一方、多孔部材34Cの蒸気流出孔38Cの数は多孔部材34A、34Bの蒸気流出孔38A、38Bの数よりも多いため、第3蒸気加熱部32Cが第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの中でもフラワーペースト原料組成物22に与えられる蒸気の供給量が最も大きくなる。そのため、多孔部材34A〜34Cの蒸気流出孔38A〜38Cの数がフラワーペースト原料組成物22の移動方向Xに対して多孔部材34A、34B、34Cの順に多くなるように調整する。これにより、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cでフラワーペースト原料組成物22に供給される第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cのそれぞれの供給量はこの順に大きくなる。この結果、フラワーペースト原料組成物22の温度を第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cを通過する順に上昇させることができる。
図6は、多孔部材34A〜34Cのそれぞれの構成の他の一例を示す図である。図6に示すように、蒸気流出孔38A〜38Cの数をそれぞれ同じにして、多孔部材34A〜34Cの蒸気流出孔38A〜38Cの大きさをフラワーペースト原料組成物22の移動方向Xに対して多孔部材34A、34B、34Cの順に大きくなるように調整する。これにより、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cでフラワーペースト原料組成物22に供給される第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cのそれぞれの供給量はこの順に大きくなる。これにより、フラワーペースト原料組成物22の温度を第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cを通過する順に上昇させることができる。
また、本実施形態においては、加熱装置14は、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cのそれぞれのフラワーペースト原料組成物22の移動方向Xに対する長さを同じとしているが、これに限定されるものではなく、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32C内を通るフラワーペースト原料組成物22の流速を一定としつつ第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cのそれぞれの長さを変更するようにしてもよい。図7は、加熱装置14の構成の他の一例を示す図である。図7に示すように、加熱装置14は、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cのそれぞれの長さを第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの順に短くしてもよい。
また、本実施形態においては、加熱装置14は、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cのそれぞれのフラワーペースト原料組成物22の移動方向Xに対する直交方向の長さを同じとしているが、これに限定されるものではない。フラワーペースト原料組成物22が第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cを通る順に流速を小さくしつつ第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cのそれぞれのフラワーペースト原料組成物22の移動方向Xに対する直交方向の長さを変更するようにしてもよい。図8は、加熱装置14の構成の他の一例を示す図である。図8に示すように、加熱装置14は、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cのそれぞれのフラワーペースト原料組成物22の移動方向Xに対する直交方向Yの長さを第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの順に短くしてもよい。
本実施形態においては、加熱装置14の第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cは、図3に示すように、フラワーペースト原料組成物22の移動方向Xに対する断面形状を四角形状としているが、これに限定されるものではなく他の形状等としてもよい。図9は、第1蒸気加熱部32Aの構成の他の一例を示す図である。図9に示すように、第1蒸気加熱部32Aのフラワーペースト原料組成物22の移動方向Xに対する断面形状を四角形状としてもよい。第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cについても第1蒸気加熱部32Aと同様、図9に示すように、フラワーペースト原料組成物22の移動方向Xに対する断面形状を四角形状等他の形状とすることができる。
また、本実施形態においては、加熱装置14に供給される第1蒸気31A、第2蒸気31Bおよび第3蒸気31Cの蒸気供給量、図5、図6に示す多孔部材34A〜34Cの構成、および図7〜図9に示す第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cの各変形例は適宜組み合わせてもよい。
また、本実施形態においては、加熱装置14は3つの第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cを備えるようにしているが、これに限定されるものでなく、加熱装置14は蒸気加熱部を2つまたは4つ以上備えていてもよい。
また、本実施形態においては、予備混合タンク11を設けるようにしているが、これに限定されるものではなく、混合タンク12でフラワーペースト原料21を均一に溶解、混合することができる場合には、予備混合タンク11は設けなくてもよい。
また、本実施形態においては、均質化装置13を1つだけ設けるようにしているが、これに限定されるものではなく、フラワーペースト原料組成物22の均質化が特に不要の場合には、均質化装置13は設けなくてもよい。
また、本実施形態においては、加熱装置14でフラワーペースト原料組成物22を加熱した後、減圧装置15に供給するようにしているが、これに限定されるものではなく、加熱装置14でフラワーペースト原料組成物22を加熱した後、再度、均質化装置13に供給して均質化してもよい。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係る加熱装置が適用されるフラワーペースト類の製造装置について説明する。本実施形態に係る加熱装置が適用されるフラワーペースト類の製造装置は、図1に示すフラワーペースト類の製造装置10で用いた加熱装置14の構成以外は図1に示すフラワーペースト類の製造装置10と同様であるため、本実施形態に係る加熱装置についてのみ説明し、他の説明は省略する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る加熱装置を示す図である。図10に示すように、加熱装置51は、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cを一体としたものである。加熱装置51は、第1蒸気加熱部32Aの蒸気流通流路42Aと第2蒸気加熱部32Bの蒸気流通流路42Bとの間を仕切る仕切り板52Aと、第2蒸気加熱部32Bの蒸気流通流路42Bと第3蒸気加熱部32Cの蒸気流通流路42Cとの間を仕切る仕切り板52Bとを備えている。また、第1蒸気加熱部32Aの組成物流通流路41Aと第2蒸気加熱部32Bの組成物流通流路41Bとの間には、フラワーペースト原料組成物22が通過するための通路53Aが形成され、第2蒸気加熱部32Bの組成物流通流路41Bと第3蒸気加熱部32Cの組成物流通流路41Cとの間には通路53Bが形成されている。
フラワーペースト原料組成物22は第1蒸気加熱部32Aの組成物流通流路41Aに供給されると、フラワーペースト原料組成物22は組成物流通流路41A内を移動しながら、蒸気流通流路42Aから蒸気流出孔38Aを通って組成物流通流路41A内に供給された第1蒸気31Aにより加熱される。その後、フラワーペースト原料組成物22は通路53Aを通過して第2蒸気加熱部32Bの組成物流通流路41Bに供給される。フラワーペースト原料組成物22は組成物流通流路41B内を移動しながら、蒸気流通流路42Bから蒸気流出孔38Bを通って組成物流通流路41B内に供給された第2蒸気31Bにより加熱される。その後、フラワーペースト原料組成物22は通路53Bを通過して蒸気加熱部32Cの組成物流通流路41Cに供給される。フラワーペースト原料組成物22は組成物流通流路41C内を移動しながら、蒸気流通流路42Cから蒸気流出孔38Cを通って組成物流通流路41C内に供給された第3蒸気31Cにより加熱され、フラワーペースト原料組成物排出口37Cを通って排出される。フラワーペースト原料組成物22は組成物流通流路41A〜41Cを通る間に加熱されると共に糊化してフラワーペースト類24となってフラワーペースト原料組成物排出口37Cから排出される。
図1に示すような加熱装置14では、第1蒸気加熱部32Aと第2蒸気加熱部32Bとの間と、第2蒸気加熱部32Bと第3蒸気加熱部32Cとの間とを連結管44A、44Bを介して連結しているため、連結管44でフラワーペースト原料組成物22が詰まりやすくなる。そのため、組成物流通流路41A、41Bを通るフラワーペースト原料組成物22の流量が低下する可能性がある。これに対し、加熱装置51は、第1蒸気加熱部32A、第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cを一体とし、組成物流通流路41Aと組成物流通流路41Bとの間に通路53Aを形成すると共に、組成物流通流路41Bと組成物流通流路41Cとの間に通路53Bを形成している。そのため、加熱装置51は、フラワーペースト原料組成物22を第1蒸気加熱部32Aから第2蒸気加熱部32Bおよび第3蒸気加熱部32Cに安定して供給することができる。
よって、加熱装置51によれば、フラワーペースト類24に焦げが生じるのを更に抑制しつつ、より安定して品質が良好なフラワーペースト類24を製造することができる。
10 フラワーペースト類の製造装置
11 予備混合タンク
12 混合タンク
13 均質化装置
14、51 加熱装置
15 減圧装置
16 冷却装置
17 製品タンク
21 フラワーペースト原料
22 フラワーペースト原料組成物
24 フラワーペースト類
31A 第1蒸気
31B 第2蒸気
31C 第3蒸気
32A 第1蒸気加熱部
32B 第2蒸気加熱部
32C 第3蒸気加熱部
33A、33B、33C 本体
34A、34B、34C 多孔部材(多孔板)
35A、35B、35C フラワーペースト原料組成物供給口
36A、36B、36C 蒸気供給口
37A、37B、37C フラワーペースト原料組成物排出口
38A、38B、38C 蒸気流出孔
41A、41B、41C 組成物流通流路
42A、42B、42C 蒸気流通流路
44A、44B 連結管
46 排出配管
47 供給口
48 圧力計
49 充填装置
52A、52B 仕切り板
53A、53B 通路
X フラワーペースト原料組成物の移動方向

Claims (11)

  1. 澱粉類を1質量%〜10質量%含有するフラワーペースト原料組成物が流通する組成物流通流路に、蒸気を供給して前記フラワーペースト原料組成物を前記蒸気により加熱する蒸気加熱部を直列に複数備え、かつ隣接する前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路同士が連結される加熱装置を用いて、上流側の前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路から下流側の前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路に前記フラワーペースト原料組成物を供給し、それぞれの前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路内を前記フラワーペースト原料組成物を移動させながら前記蒸気で加熱し、
    前記フラワーペースト原料組成物の移動方向上流側の前記蒸気加熱部内を通過する前記フラワーペースト原料組成物の温度よりも下流側の前記蒸気加熱部内を通過する前記フラワーペースト原料組成物の温度を高くして、前記フラワーペースト原料組成物を糊化したフラワーペースト類を製造することを特徴とするフラワーペースト類の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記フラワーペースト原料組成物に与える前記蒸気の温度または供給量を前記フラワーペースト原料組成物の移動方向上流側の前記蒸気加熱部よりも下流側の前記蒸気加熱部の方を大きくして、それぞれの前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路内を通る前記フラワーペースト原料組成物の温度を調整することを特徴とするフラワーペースト類の製造方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記蒸気加熱部内を前記組成物流通流路と前記蒸気が通る蒸気流通流路との間を複数の蒸気流出孔を有する多孔部材で仕切ることを特徴とするフラワーペースト類の製造方法。
  4. 請求項3において、
    前記蒸気の供給量を、前記蒸気流出孔の大きさと前記多孔部材に設けられる前記蒸気流出孔の数との何れか一方または両方により調整することを特徴とするフラワーペースト類の製造方法。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つにおいて、
    前記フラワーペースト原料組成物中のタンパク質の含有量を、1%以上15%以下とすることを特徴とするフラワーペースト類の製造方法。
  6. 請求項1乃至5の何れか1つにおいて、
    前記フラワーペースト原料組成物中の油分の含有量を、5%以上50%以下とすることを特徴とするフラワーペースト類の製造方法。
  7. 請求項1乃至6の何れか1つにおいて、
    前記フラワーペースト原料組成物中の水分の含有量を、30%以上70%以下とすることを特徴とするフラワーペースト類の製造方法。
  8. 澱粉類を1質量%〜10質量%含有するフラワーペースト原料組成物と蒸気とが供給される本体と、前記本体内に設けられ、前記フラワーペースト原料組成物の移動方向に蒸気が通過する複数の蒸気流出孔を有する多孔部材とを備え、前記多孔部材により前記本体内に前記フラワーペースト原料組成物が通過する組成物流通流路と前記蒸気が供給される蒸気流通流路とを形成し、前記フラワーペースト原料組成物を前記蒸気により加熱する蒸気加熱部を直列に複数備え、隣接する前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路同士を連結し、
    前記フラワーペースト原料組成物の移動方向下流側の前記蒸気加熱部は、前記フラワーペースト原料組成物の移動方向上流側の前記蒸気加熱部よりもそれぞれの前記組成物流通流路を通る前記フラワーペースト原料組成物に与える前記蒸気の温度または供給量を大きくして前記フラワーペースト原料組成物を前記蒸気で加熱して、前記フラワーペースト原料組成物を糊化したフラワーペースト類を製造することを特徴とする加熱装置。
  9. 請求項8において、
    隣接する前記蒸気加熱部の前記組成物流通流路同士が連結管により連結されることを特徴とする加熱装置。
  10. 請求項8または9において、
    複数の前記蒸気加熱部を一体として、隣接する前記蒸気加熱部の前記蒸気流通流路同士が仕切り板により仕切られることを特徴とする加熱装置。
  11. 請求項8乃至10の何れか1つにおいて、
    前記蒸気の供給量は、前記蒸気流出孔の大きさと前記多孔部材に設けられる前記蒸気流出孔の数との何れか一方または両方により調整されることを特徴とする加熱装置。
JP2012263481A 2012-11-30 2012-11-30 フラワーペースト類の製造方法および加熱装置 Active JP5976513B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012263481A JP5976513B2 (ja) 2012-11-30 2012-11-30 フラワーペースト類の製造方法および加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012263481A JP5976513B2 (ja) 2012-11-30 2012-11-30 フラワーペースト類の製造方法および加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014108074A JP2014108074A (ja) 2014-06-12
JP5976513B2 true JP5976513B2 (ja) 2016-08-23

Family

ID=51029099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012263481A Active JP5976513B2 (ja) 2012-11-30 2012-11-30 フラワーペースト類の製造方法および加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5976513B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4308037A (en) * 1975-08-11 1981-12-29 Institute Of Gas Technology High temperature pollutant removal from gas streams
JPS5352644A (en) * 1976-10-20 1978-05-13 Takigawa Kogyo Kk Baking process of food
JPS55156545A (en) * 1979-05-22 1980-12-05 Akio Takeshita Heating and baking method and apparatus for bread * confectionery or the like
JPS5768740A (en) * 1980-10-16 1982-04-27 Fumihiko Masuda Preparation of cheese cake
JPS57189656A (en) * 1981-05-15 1982-11-22 Fumihiko Masuda Apparatus for preparation of custard pudding, etc.
JPS5896985A (ja) * 1981-12-07 1983-06-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 蒸気吹込みによる冷水の昇温方法
JPS58205481A (ja) * 1982-05-21 1983-11-30 Kureha Chem Ind Co Ltd 流体の瞬間殺菌方法および装置
JP2604481B2 (ja) * 1990-05-14 1997-04-30 トーラク株式会社 プリンの製造方法
US20080209759A1 (en) * 2007-01-26 2008-09-04 Shivvers Steve D Counter flow air cooling drier with fluid heating and integrated heat recovery

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014108074A (ja) 2014-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2002233639B2 (en) Products containing $G(b)-glucan
WO2009101972A1 (ja) コク味強化剤
JP2007282535A (ja) 起泡性水中油型乳化脂用油脂組成物
CN104822270B (zh) 巧克力产品
JP2010220579A (ja) 可塑性油中水型乳化油脂組成物
JP5976513B2 (ja) フラワーペースト類の製造方法および加熱装置
JP7063633B2 (ja) 冷やして食べる焼菓子用油脂組成物
JP2010075138A (ja) パン生地
JP7438682B2 (ja) フラワーペースト
JP2002320446A (ja) 水中油型乳化脂の製造方法
JP2023027995A (ja) 粉末油脂組成物、加熱調理された菓子用生地の安定化剤、加熱調理された菓子用生地、及び加熱調理された菓子
JP7157524B2 (ja) 水中油型乳化油脂組成物及びこれを含有するベーカリー用フィリング材の製造方法
JP4883856B2 (ja) 食品の製造方法
JP2020078344A (ja) ベーカリー食品
JP6824564B2 (ja) 起泡性水中油型乳化油脂組成物
JP2019187275A (ja) 焼菓子生地及び焼菓子
JP5920921B2 (ja) 焼き菓子
JP6788764B2 (ja) 高生産性ロールインマーガリン製法
JP6771342B2 (ja) 風味の良好なバター様スプレッド及びその製造方法
JP7449677B2 (ja) ロールインマーガリン、及びその製造方法
JP6989362B2 (ja) フレンチトースト様食品
JP7096013B2 (ja) 油中水型乳化油脂組成物用乳化材
JP2014057551A (ja) シュー生地および複合菓子生地
JP2018061486A (ja) 冷凍喫食用ベーカリー製品
JP2024040709A (ja) デポジッター用ロールインフラワーペースト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5976513

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150