JP5970268B2 - プラズマ処理装置および処理方法 - Google Patents

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Description

本発明はプラズマ処理装置および処理方法に係り、特にプラズマを用いた試料のエッチング処理において試料に高周波バイアスを印加しつつ試料を処理するプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法に関する。
半導体製造工程では、一般にプラズマを用いたドライエッチングが行われている。ドライエッチングを行うためのプラズマ処理装置は様々な方式が使用されている。
一方、近年の半導体デバイスの集積度の向上に伴い、微細加工つまり加工精度の向上が要求されるとともに、エッチングレートの面内均一性あるいはエッチング形状におけるCD値(Critical Dimension)の面内の均一性等の向上が要求されている。
また、加工の微細化が進む半導体デバイスの製造工程では、エッチング特性の均一性はナノメートルまたはサブナノメートルのオーダーで要求されている。特に、多層膜のエッチングにおいては、多数のパラメータ(例えば、エッチング処理条件としてのプラズマの励起電力、使用ガスの種類、使用ガスの混合比、ガス圧力、バイアスRF電力、電極あるいはリアクタ壁等の温度設定等)が処理結果としての加工形状に与える影響の度合いが深刻である。このため、多層膜のエッチングの完了時点でエッチングレートやエッチング形状(例えばCD)の高精度の面内均一性を得ることは益々難しくなっている。
前述のようなエッチング処理において、特にウエハ外周部周辺においては電磁気学的、熱力学的な要因により処理の特性がウエハ中央部と比べて差異が大きくなってしまい、ウエハの面内で不均一さが顕著に現れ課題となっている。例えば、処理後に得られる外周部周辺の加工形状は中央側部分からの寸法の差が許容範囲外となってしまい、ウエハの外縁部では加工して得られた半導体デバイスを製品として出荷することができない。
このようなウエハ外縁部の半導体デバイス製造に不使用の領域はエッジ・エクスクルージョン(E.E.)と称され、近年のメモリデバイスの製造においては、このE.E.領域の大きさが半導体デバイスの価格を大きく左右する要因となっている。このため、特に近年では当該E.E.領域の縮小化が求められており、E.E.領域の半径方向の長さを2mm以下、さらには1mm以下にすることが要求されてきている。
このE.E.領域を少しでも小さくし、1枚のウエハから取得できるチップ数を多くするためのプラズマ処理装置におけるウエハ面内均一性の改善技術として、例えば、特許文献1,2のものが知られている。
特許文献1には、ウエハ面内において均一な処理を行うことを目的とし、試料を処理する処理室と、処理室を減圧する真空排気手段と、処理室に処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、処理室内で処理される試料を保持する試料保持手段と、試料保持手段にバイアス電位を印加するバイアス印加手段と、試料保持手段に試料を静電吸着させる静電吸着手段と、処理室内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段とを有するプラズマ処理装置において、試料保持手段の上面は段差を有しており、最上段には試料が載置され、試料の載置面よりも低い面にはバイアス電位が印加可能な導電体からなるリング状部材が設けられ、かつ、リング状部材の上面は試料の上面と同一かあるいは低く、リング状部材の上面を誘電体からなる部材が覆ったプラズマ処理装置とすることが開示されている。
特許文献2には、ウエハ外周までエッチング形状を垂直に加工することを目的とし、プラズマを用いて半導体ウエハに処理を施すウエハ処理装置において、ウエハを積載するウエハステージは、ウエハ積載部となる凸型を有する導電性材料からなり高周波が印加される円盤とこの円盤の表面にセラミックス製誘電体膜を取り付けた構成であり、凸部はウエハの直径より小さな直径を有し、凸部の外周には、内径が凸部の直径より大きくかつウエハの直径よりも小さな、厚みが凸部の高さ以下の厚みを有する、少なくとも上面にセラミックス製誘電体膜を取り付けた導電性材料からなるリング状部材を配置したウエハ処置装置とすることが、開示されている。
特許第3881290号公報 特開2005−260011号公報
上記これらの従来技術は、E.E.領域を縮小するため、ウエハ外周部周辺の電磁気学的課題、特にウエハ上に形成される等電位面の湾曲を改善する技術に関するものである。これらの従来技術は、ウエハ外周側に高周波エッジリングと呼ばれるリング状の導電性部材を配置し、電力が供給される導電性部材による電界の分布の調節により、ウエハ上のプラズマイオンシース分布を中心から外周まで均一とすることにより、均一なエッチング結果が得られるようにする技術である。
発明者らは、上記従来の技術構成についてさらに検討を重ねた結果、ウエハ外周部周辺においてある程度の均一性の向上が認められるものの限界のあること及びその原因について以下の点が上げられることを知見として得た。
すなわち、特許文献1,2の構造では、試料台に印加される高周波バイアス電力が試料台の外周部に設けられるカバーリングを介してプラズマと結合することが前提とされ、ウエハ外周に配置された高周波エッジリングの上面高さを試料の上面と同一かそれよりも低く設定している。つまりカバーリングを介してバイアス電力がプラズマと結合し、カバーリング上面で厚みのあるプラズマイオンシースを形成することでウエハ外周部周辺の等電位面の湾曲を補正する構造となっている。
このようなカバーリングは、設計上の諸条件(性能上の形状、製作加工性、寿命等の観点)を考慮して材質、寸法(厚み)が決められ試料台の外周部に設けられる。しかしながら、エッチングプロセスを考慮し材料が限定される場合もあり、例え形状が最適であっても、場合によっては、印加された高周波バイアス電力がある有限の厚みをもって形成されたカバーリングを透過することができず、すなわち、カバーリングに供給されたバイアス用の電力とプラズマとが結合できず、カバーリング上面に所期のプラズマイオンシースを形成、すなわち、ウエハ面上のプラズマイオンシースと同等の厚さのプラズマイオンシースを形成することができない場合がある。
このような場合にはウエハ外周周辺部のプラズマイオンシースが所望の厚みを持って形成されないので等電位面の湾曲を所望の形状に修正することが難しくなる。よって、E.E.領域においてウエハ外縁部及びその周囲での等電位面の湾曲を修正して、E.E領域のウエハ上面に向けて誘引されるプラズマからの荷電粒子の軌跡をウエハ上面に対して垂直を含む許容の範囲内にすることは難しい。このように、従来技術ではE.E.部のエッチングレートの均一性を充分に改善するにはまだ不充分であり、E.E.領域を更に小さくする点について充分に考慮されていなかった。
従来の技術を用いた構造を図5(a)に示す。試料台111はその縦断面が上部において上方に凸形状を有し、上面の直径はウエハ112の直径より数mm程度小さくなっている。試料台111の凸部の外周側は一段低くなった段差部(凹部)を有している。試料台111の凸部及び段差部の表面には図示を省略した静電吸着用の誘電体膜が形成されている。試料台111の段差部(凹部)の上面には、誘電体膜の上に凸部側面から距離を設けウエハ112の直径よりさらに大きい内径の導電性の高周波リング117aが設けてある。高周波リング117aの上面高さは、ウエハ112の上面と同一かあるいは低く設定されている。
また、試料台111の凸部外周側面と、高周波リング117aを含む段差部(凹部)の上面及び試料台111の外周側面とがプラズマに接することを防止するため、誘電体材料で構成されたカバーリング118aが載せられ段差部を覆って配置されている。カバーリング118aはウエハ112の外周に対向する内側面の上部が上方に拡大するテーパ形状となっている。カバーリング105aの内側下部、すなわち、テーパ部の下部分は試料台111の凸部外周に係合しウエハ載置面と同一高さかそれよりわずかに低く設定され、ウエハが試料台に載置されたとき、ウエハ裏面に位置する。
このカバーリング118aを備えたことより、ウエハ112が配置されプラズマ処理される際に、試料台111の上面および側面は直接プラズマに接する面積が低減され、プラズマ起因の表面反応による電極表面のダメージや電極表面の消耗が抑制される。なお、カバーリング118aは、石英やアルミナ等のセラミック材料といった耐プラズマを有した誘電体により構成されている。誘電体でなるカバーリング118aは、試料台111に印加される高周波バイアスに対しては容量成分として働き、高周波バイアスにとってのインピーダンスは低下し、導体のような働きをすると考えられている。
プラズマが発生すると電子とイオンの質量差に起因して、プラズマと接する物質の表面にはプラズマイオンシースと呼ばれる空間電荷層が形成される。ウエハ112に試料台111を介して図示を省略した高周波電源からバイアス用の高周波電力が供給されることにより、プラズマ中の電子及びイオンが作用を受けより大きい負の電位を持つ、言い換えるとプラズマイオンシースの厚さがより厚いプラズマイオンシースが形成される。ここで、図に示された符号201aは、プラズマイオンシース内の電界における等電位面を示す。符号202aは電界によって引き込まれるイオンの軌道を示す。符号203aはプラズマイオンシース領域、符号204aはプラズマ領域を示す。
この場合、カバーリング118aは高周波バイアスに対して導体であるため、高周波リング117aの上面がウエハ112の上面と同一高さの場合、プラズマに対して高周波リング117a上のカバーリング118aの上にもウエハ112上と同様のプラズマイオンシースが形成される。このため、図に示すように等電位面201aはウエハ112に対しほぼ平行になり、これに伴ってイオンの軌道202aはウエハ112対しほぼ垂直になる。これにより、ウエハ112の外周部周辺のエッチング処理形状が改善される。
しかしながら、ウエハ112外周の外側のプラズマイオンシース部でも、ウエハ112上面と同様のエネルギでカバーリング118aへのイオン入射を受けるので、カバーリング118aから異物が発生したり、カバーリング118aの消耗が激しくなるという課題が残る。
また、カバーリング118aの材質や厚さによっては、高周波バイアスに対して導体と見なせない場合があり、図5(b)にこれを示す。図5(a)と同符号は同一部材を示し説明を省略する。図5(b)が図5(a)と異なる点は、カバーリング118bが高周波電界を透過し得ない、または透過し難いものとなっている点である。この場合には、高周波リング117a上のカバーリング118bの上には高周波バイアスが透過しないため、プラズマ中の電子、イオンに対して作用を及ぼさない。このため、カバーリング118b上のプラズマイオンシースの電位は、プラズマのみによるプラズマイオンシース電位となり、厚さの薄いプラズマイオンシースとなる。これにより、プラズマイオンシース内の電界における等電位面201bは、図に示すようにウエハ112外周部で下方に湾曲し低くなる。この等電位面の傾きに伴って、電界によって引き込まれるイオンの軌道202bはウエハ112の外周部周辺において外側から斜めに入射する軌道となってしまう。
これにより、ウエハ112の外周部周辺のエッチング処理形状が損なわれる。すなわち、ウエハ112の外周縁部ではイオンが垂直にウエハ112に入射せず、ある角度をもってウエハ112に入射するため、エッチング形状が垂直形状を維持できない。また、ウエハ112の中心側(外周部以外の領域)と比べ、ウエハ112の外周部(E.E.部)に入射するイオンの個数が多くなり、ウエハ112の外周部(E.E.部)のエッチングレートが増加する。このため、ウエハ112の外周部(E.E.部)でのエッチングレートとウエハ112の中央側部分のエッチングレートとが異なり、ウエハ112の面内の処理特性の均一性が損なわれることになる。
また、高周波リング部での等電位面の高さがウエハ上面と同一かあるいは低くなっているので、試料台に供給する高周波バイアスの電力が変われば、ウエハ上のプラズマイオンシース電位がそれに伴い変化し、ウエハ外周の外側のプラズマイオンシース電位との差がそのままプラズマイオンシース内の等電位面、すなわち、ウエハ上方の全体の等電位面の形状に影響を与え、高周波バイアス電力の変更が必要なプロセスでは、加工条件の設定がより難しくなる。
本発明の目的は、高周波バイアス電力の変更の影響を低減し、エッジ・エクスクルージョン(E.E.)領域の加工特性を改善して処理の均一性を向上させることのできるプラズマ処理装置および処理方法を提供することにある。
上記目的は、処理ガスが供給され所定圧力に減圧排気された処理室内にプラズマを生成するとともに前記処理室内に設けた試料台に高周波バイアスを印加して前記試料台に配置された試料を処理するプラズマ処理装置において、前記高周波バイアスが印加される前記試料台の前記試料外周の外側に配置されその上面の高さが前記試料台上に配置された前記試料より高い導体リングであって前記高周波バイアスが印加されてその上面が前記試料と同電位にされる導体リングと、当該導体リングの上方及び内周側を覆ってその上方に形成されるプラズマイオンシースを実質的にプラズマ生成のみによるものとする誘電体カバーとを備え、前記試料の処理中の前記導体リング上面の前記プラズマイオンシースの上端の高さが前記試料台に配置された試料上面のプラズマイオンシースの上端の高さより低くされたことにより達成される。
また、上記目的は、真空容器内に配置されその内部が減圧される処理室と、この処理室内に配置されその上面に載せられた処理対象のウエハを保持する試料台と、前記試料台内に配置され高周波電源と接続されて高周波バイアス電力が印加される電極とを有し、前記高周波バイアス電力を印加しつつ前記処理室内に形成したプラズマを用いて前記ウエハを処理するプラズマ処理装置であって、前記試料台の前記ウエハを保持する面の外周側でこれを囲んで配置された段差部に配置され、前記試料台内の電極に印加された高周波バイアス電力が印加されその上面が前記試料と同電位にされる導電体製のリング状部材であって前記上面の高さが前記試料台上に載せられた前記ウエハ上面より高いリング状部材と、当該リング状部材の上面及び内周側を覆って前記段差部に配置され誘電体材料により構成されたカバーとを備え、前記プラズマが前記処理室内に形成された状態で前記リング状部材に印加される前記高周波バイアス電力は前記プラズマに印加されないものであって、前記ウエハの処理中の前記リング状部材上方の前記プラズマイオンシースの上端の高さが前記試料台上の前記ウエハの上面上方のプラズマイオンシースの上端の高さより低くされたことにより達成される。
また、上記目的は、処理ガスが供給され所定圧力に減圧排気された処理室内にプラズマを生成するとともに前記処理室内に設けた試料台に高周波バイアスを印加して前記試料台に配置された試料を処理するプラズマ処理方法において、前記試料台に配置された試料の外周を囲んで外側に配置されその上面の高さが前記試料上面より高くされた導体製のリング状部材であって前記高周波バイアスが印加されてその上面が前記試料と同電位にされる導体製のリング状部材の前記上面上方に形成されるプラズマイオンシースを実質的にプラズマ生成のみによるプラズマイオンシース電位とし、前記試料の処理中において前記リング状部材の上方に形成されるプラズマイオンシース内の最下部の等電位面の高さを前記試料上面に形成されるプラズマイオンシースのものより高くし、最上部の高さを前記試料上面に形成されるものより低くして、前記試料を処理することにより達成される。
また、上記目的は、内部が減圧される処理室内に配置された試料台の上面に処理対象のウエハを載せて保持し、前記処理室内にプラズマを形成し、高周波電源から高周波バイアス電力を前記試料台内に配置された電極に印加しつつ前記ウエハを処理するプラズマ処理方法であって、前記試料台が、前記ウエハを保持する面の外周側でこれを囲んで配置された段差部に配置され、前記試料台内の電極に印加された高周波バイアス電力が印加されてその上面が前記試料台上面に載せられた前記ウエハと同電位にされる導電体製のリング状部材と、前記リング状部材の上面及び内周側を覆って前記段差部に配置され誘電体材料により構成されたカバーとを備え、かつ、前記リング状部材の上面が前記ウエハ上面より高くされたものであって、前記プラズマが前記処理室内に形成された状態で前記リング状部材に印加される前記高周波バイアス電力は前記プラズマに印加されない状態で、前記リング状部材の上方に形成されるプラズマイオンシースの上端の高さを前記ウエハ上面上方に形成されるプラズマイオンシースの上端の高さより低くして前記ウエハを処理することにより達成される。
本発明の一実施例であるプラズマ処理装置の構成の概略を模式的に示す縦断面図である。 図1に示す装置における試料台のウエハ外縁部近傍の電界分布を模式的に示す縦断面図である。 図1に示す装置のウエハ外周端と高周波リング内周縁との距離に対する試料台の上面から高周波リング上面までの高さの関係(下限値)を示すグラフである。 図1に示す装置によりウエハを処理した場合の外周部のエッチングレート分布を示すグラフである。 従来の技術によるプラズマ処理装置における試料台のウエハ外縁部近傍の電界分布を模式的に示す縦断面図である。
本発明は、高周波バイアスが印加される試料台のウエハ外周の外側に形成されるプラズマイオンシースを実質的にプラズマ生成のみによるプラズマイオンシース電位とし、ウエハ外周外側のプラズマイオンシース内の電界による等電位面の高さをウエハ上面より高くする。すなわち、ウエハ外周外側のプラズマイオンシースの厚さを高周波バイアス電力の大小に係わらず一定にして、この状態でウエハ上面よりも等電位面を高くしウエハ外周部での等電位面の落ち込みを抑制する。これにより、高周波バイアス電力の変更の影響が少なくウエハ外周部(E.E.領域)に入射するイオンの入射角度を実質的に垂直に維持する。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
以下、本発明の実施例を図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本発明の実施例に係るプラズマ処理装置の構成の概略を模式的に示す縦断面図である。本実施例のプラズマ処理装置は、マイクロ波によるECR(Electron Cyclotron Resonance)を用いてプラズマ(マイクロ波ECRプラズマ)を形成するエッチング処理装置を示している。
プラズマ処理装置は、この場合、次のように構成されている。内部が円筒形状の真空容器101の上部開口には、円板形状の例えば石英製の誘電体窓102が設けられる。誘電体窓102の下側には、エッチング用のガスを導入するための複数の貫通孔が設けられた誘電体製(例えば石英製)のシャワープレート103が配置されている。シャワープレート103と誘電体窓102との間にはガスの供給路が形成され、ガス供給装置104が連結されている。真空容器101下方には、真空排気口105が配置され真空排気装置106が接続されている。
誘電体窓102の上方には、真空容器101内にマイクロ波電磁界を伝搬する導波管107が配置されている。導波管107の端部には、マイクロ波を発振するマグネトロン108が配置されている。真空容器101の外周部には、内部に磁場を形成する磁場発生コイル109が配置されている。マグネトロン108で発振された電磁界は、導波管107を伝播して他方の端部に形成した共振用の拡大導波管部で所定の電界モードにされた後、誘電体窓102及びシャワープレート103を透過してシャワープレート103と試料台111との間に形成された処理室110に導入される。
マイクロ波の周波数は特に限定されないが、本実施例では2.45GHzのマイクロ波が使用される。処理室110に導入されたマイクロ波の電界は、磁場発生コイル109による磁場との相互作用よって、シャワープレート103を介して処理室110に供給されたエッチング用ガスを励起して処理室110にプラズマを生成させる。
真空容器101の内部には、誘電体窓102に対向し、シャワープレート103の下方に処理室110を形成するよう間隔を設けて試料台111が配置されている。試料台111は、その上面が溶射によって形成された誘電体材料の皮膜(図示省略)で被覆されており、その皮膜の上面に処理対象の試料、この場合、ウエハ112が載置され保持される。ウエハ112が載置される載置面は誘電体窓102及びシャワープレート103に対向している。
試料台111は、その上面がウエハ径より僅かに小さい外径で実質的に円形の平面を有する凸部形状に形成されている。図示を省略しているが、凸部の上面の誘電体製の皮膜の内部には導電体材料から構成された膜状の静電吸着用の電極が配置されている。静電吸着用の電極には高周波フィルター回路115を介して直流電源116が接続されている。さらに、試料台111は略円筒形状を成し真空容器101と軸を合せて配置され、誘電体製の皮膜の下が高周波バイアス印加用の電極となっている。高周波バイアス印加用の電極には、マッチング回路113を介して高周波電源114が電気的に接続されている。この場合、高周波電源114から供給される高周波バイアス電力は、数百Hz〜50MHz程度の範囲、より好ましくは400Hz〜40MHzの範囲の周波数を有している。
図2に試料台111のウエハ載置部周辺の詳細構造を示す。本図において、図5(a)(b)と同符号は同一部材を示し、説明を省略する。本図が図5(b)と異なる点は、図5(b)の高周波リング117aの上面高さがウエハ112の上面と同一かあるいは低く設定されているのに対し、本図では高周波リング117の上面の高さをウエハ112上面よりも高くした点であり、試料台111のウエハ載置面から高さhの距離を有する。また、高周波リング117の内径は試料台111の凸部の外径よりも大きく、さらにウエハ112の外周から距離dを有して配置される。高周波リング117は、上方から見て試料台111の凸部を囲うように円形または複数の円弧が連結された形状を成して配置される。この高周波リング117の材質は導電性を有した金属、例えばアルミニウムを用いることができる。高周波リング117の表面には、必要に応じて表面反応や異常放電等を抑制するための陽極酸化処理(アルマイト等)や溶射といった誘電体の皮膜で被覆する表面処理が施される。
高周波リング117が導電性であることで、試料台111に印加された高周波バイアス電力は高周波リング117(導体リング)にも伝えられ、高周波リング117(導体リング)の上面に生じる電位は試料台111の凸部の上面の電位と同じとなる。
試料台111と高周波リング117を同電位とするために、この場合は、高周波電源114と接続された試料台111の電極部材と高周波リング117との間を電気的に接続している。電気的な接続を行う手段としては、両者の導電性部材同士を接続(メタルタッチ)させる、高周波リング117を試料台111に導電性部材により構成されたボルトで締結させる、両者の間にこれらの表面と接触する導電性部材を配置する等の複数方法がある。なお、高周波リング117は、この場合、試料台111の電極と電気的に接続したが、高周波電力に対して導通される構成であれば良く、高周波電力が透過する絶縁材料がこれらの間に配置されていても良い。さらにまた、高周波リング117として別部材にすることなく試料台111の凸部の外側、すなわち、段差部(凹部)の一部をリング状に突出させた一体型としても良い。
高周波リング117を覆って、試料台111の凸部外側の段差部に、高周波リング117からの高周波バイアスを実質的に透過しない材料又は厚さを有する誘電体製のリング状部材であるカバーリング118(誘電体カバー)が配置される。この場合、カバーリング118は石英で構成されている。なお、カバーリング118のウエハ112に面する内周側は、図5(b)のカバーリング118bと同形状である。
上述のように構成された装置では、図示を省略された搬送装置により真空容器101内にウエハ112が搬入され試料台111上に配置される。試料台111上に配置・保持されたウエハ112は処理室110に生成されたプラズマ及び試料台111に印加された高周波バイアスによってエッチング処理される。
この際、試料台111の上方の処理室110にプラズマが形成されるとともに、高周波電源114から試料台111の高周波バイアス印加用の電極に高周波電力が印加され、試料台111上面の誘電体膜を介してウエハ112に高周波バイアスが印加されると、ウエハ112とプラズマとの間にプラズマイオンシースが形成されて、ウエハ112上に自己バイアス電位が生じる。この自己バイアス電位の作用によってプラズマ中のイオン(荷電粒子)がウエハ112上面に向けて引き込まれ、ウエハ112に衝突してウエハ112に形成された被処理膜がエッチング処理される。なお、図示していないが、エッチング処理が行われている間はウエハ112の裏面と所定温度に冷却された試料台111との間にヘリウム等の熱伝達を促進するための伝熱用ガスが導入されている。
本装置の高周波リング117(導体リング)とカバーリング118(誘電体カバー)によれば、処理室110にプラズマが生成され、試料台111に高周波バイアスが印加されることで、図2に示すようなプラズマ領域204とプラズマイオンシース領域203が形成される。すなわち、ウエハ112上には高周波バイアスの作用を受けて電位差の大きい、言い換えると厚さの厚いイオンシースができ、ウエハ112外周部であって高周波リング117に対応するカバーリング118上は高周波バイアスの影響を受けない電位差の小さい、言い換えると厚さの薄いイオンシースができる。このイオンシース内の等電位面を符号201で示す。このプラズマイオンシース領域203では等電位面201に対して垂直方向にイオンが加速され、それによって符号202に示すイオン軌道となる。等電位面201の間隔はウエハ112上では間隔が広く、カバーリング118上では間隔が狭くなる。このため、高周波リング117の上面高さhがウエハ上面よりも低いと、上方の等電位面でのウエハ外周部での落ち込み(湾曲)が大きくなる。
ここで、ウエハ112の上面より高周波リング117の上面の高さを高くすることにより、ウエハ112の外周部での等電位面全体の落ち込み、言い換えると、等電位面の湾曲が抑制(緩和)される。また、本実施例では、ウエハ112外周と高周波リング117との間に間隔dを有するため間隔dの間で等電位面の位置が下がるが、高周波リング117上面の高さを高くすることによりこれを改善でき、ウエハ112の上面に対し平行に近付くよう改善される。例えば、ウエハ112の外周縁付近での等電位面の湾曲を抑制しウエハ112と平行になるようにするために、本実施例の高周波リング117の上面の高さは、試料台111の上面からの高さhがウエハ112上面より高く5.0mm以下にされる。
なお、高周波リング117の上面がウエハ112の上面より低い場合、ウエハ112の外周縁近傍での等電位面の垂れ下がり(落ち込み)は抑制できず、ウエハ112最外周において、ウエハ112と前記等電位面を平行に近づけることは困難となる。高周波リング117の内径は、ウエハ112の外径に対して所定の距離以下にすることで、ウエハ112の外周縁近傍の等電位面の垂れ下がりを抑制することができる。この場合、高周波リング117の内周縁とウエハ112の外周縁との間隔dは1.0mm以上10mm以下にされている。これは、1.0mmより小さいと異常放電が生じやすくなり、10mmを越えると等電位面の落ち込みが大きくなり高周波リングの効果が期待できなるためである。
隙間dの間で等電位面201が試料台111の段差部(凹部)に向かって(図面の下方向)にわずかながら湾曲されるため、ウエハ112の外周縁では等電位面201がわずかに湾曲し、これによりウエハ112に入射するイオン等荷電粒子の軌道202もウエハに対して垂直でなくなりわずかに傾くことになる。隙間の間隔dが大きくなると等電位面201の湾曲も増加するため、軌道202をより垂直に近付けるためには試料台111の上面から高周波リング117の上面の高さhを増加させる必要がある。
高周波リング117の上面を覆うカバーリング118の誘電体部材の厚さは、この場合、1.0mm以上5.0mm以下の範囲にされている。これは、高周波バイアス電力が印加される高周波リング117上方のカバーリング118の厚みを1.0mmより小さくすると、高周波バイアスの電力がカバーリング118を透過しプラズマと結合してしまう点、また誘電体材料であるカバーリング118の強度、加工性の点から望ましくない。また、5.0mm以上では、カバーリング118がウエハ112に対し段差となりウエハ面上のガス流れに影響を及ぼし、エッチング処理に伴いウエハから発生する反応生成物の滞留といった問題が発生しやすくなる。この段差を形成する上限としては、ウエハ112表面に対するカバーリング118の上面の高さは10mm以下が望ましい。
本実施例では、ウエハ112外周と高周波リング117との間に間隔dを有するためにウエハ外周部でウエハ112近傍の等電位面の位置が僅かに下がる。また、カバーリング118上のプラズマイオンシースが薄くなる。このため、高周波リング117の上面をウエハ112上面よりも高くし、ウエハ外周部であってウエハ112近傍の等電位面を持ち上げるとともに、プラズマイオンシース領域203の上方の等電位面の落ち込みを少なくする。これにより、ウエハ112外周部のプラズマイオンシース領域203の上部で等電位面に対して直角方向に、言い換えると外側から斜めに入射して加速されるイオンの傾きが小さくなる。すなわち、ウエハ112近傍の等電位面がウエハ112に平行に近付き、プラズマイオンシース領域203内で加速されるイオンはその入射方向がよりウエハ112の処理面に対して実質的に垂直になる。
また、エッチング処理においては、プロセス条件によって高周波バイアス電力が変更される。高周波バイアス電力が大きければプラズマイオンシースが厚くなり、電力が小さくなればプラズマイオンシースが薄くなる。これに伴い、高周波バイアスの電力が大きければウエハ112上の内側外側のプラズマイオンシース幅の差が大きくなるので、ウエハ112外周部のプラズマイオンシース領域203の上部で等電位面に対して垂直方向に入射するイオンの斜め成分の傾きは大きくなる。また、高周波バイアス電力が小さければウエハ112上の内側外側のプラズマイオンシース幅の差が小さくなるので、ウエハ112外周部のプラズマイオンシース領域203の上部で等電位面に対して垂直方向に入射するイオンの斜め成分の傾きは小さくなる。よって、高周波バイアスの電力が小さい場合には、ウエハ112上面に入射するイオンはほぼ垂直になるが、高周波バイアス電力が大きくなると、ウエハ112上面に入射するイオンは傾き成分を持ちやすくなる。
本実施例では、図2に示すように高周波リング117の上面をウエハ112上面よりも高くすることにより、高周波リング117の上面がウエハ112上面と同一の場合に比べ、プラズマイオンシース領域203のウエハ112上の等電位面の高さと高周波リング117上の等電位面の高さとの差が小さくなるので、高周波バイアス電力の変更の影響を低減できる。
これらを考慮しさらに、ウエハ112外周縁近傍の電界解析やエッチングレートの評価から高周波リング117の上面の最適な高さの範囲を求め、本発明者の検討により前述の高周波リング117に係る高さhと間隔dの関係が明らかになった。これを図3に示す。高周波リング117の内周縁とウエハ112の外周縁との間の間隔dをX軸に取り、試料台111の上面から高周波リング117の上面の高さhをY軸に取ると、ウエハ112外周縁上方の等電位面をウエハ112上面に並行に近づけるための高周波リング117の上面高さhの最適値は、間隔dに比例して変化し、この場合、間隔dの増加寸法に対し1/2の傾きで高さhの増加寸法を変化させれば良いことが分かった。この最適値を線301に示す。
なお、間隔dに対し高周波リングの高さhが最適値より低い場合には、高周波バイアス電力が大きくなるとウエハ112外周部のプラズマイオンシース領域203の上方の等電位面が外側に向かって落ち込むときの傾斜角が大きくなる方向となり、すなわちウエハ112外周部の等電位面の湾曲が大きくなって、傾きを持って入射するイオンがウエハ112外周部に多く集まる傾向となる。このため、ウエハ112外周部でのエッチングレートが高くなるように作用する。これに対し、間隔dに対し高周波リングの高さhが最適値より高い場合には、高周波バイアス電力が小さくなるとウエハ112外周部のプラズマイオンシース領域203の下方の等電位面が外側に向かって持ち上がる方向の傾斜角となり、ウエハ112上面に向けて入射するイオンがウエハ112外周の外側に導かれて、ウエハ112外周部に入射するイオンが少なくなる傾向となる。このため、ウエハ112外周部でのエッチングレートは下がるように作用する。
このように最適化した高周波リング117及びカバーリング118を備えたプラズマ処理装置を用いてウエハ112を処理した場合のエッチングレート結果の一例を図4に示す。この場合、被エッチング材料を窒化シリコン膜とし、エッチングガスとして例えば、四フッ化メタンガス、酸素ガス、トリフルオロメタンガスを用いた。
曲線401は、図5(b)に示す従来のウエハ周辺部の構造によりエッチングした場合のエッチングレートの面内分布、特にウエハ外周部(E.E.部)を示す。曲線402は、本実施例の構造によりエッチングした場合のエッチングレートの面内分布、特にウエハ外周部(E.E.部)を示す。
曲線401に示すように、従来構造によりエッチングした場合、ウエハ112の周辺部のエッチングレートが急増し、ウエハ112面内の均一性が低下している。これに対して、曲線402が示すように本実施例の構造とすることで、ウエハ112の周辺部のエッチングレートの急増が抑制され、ウエハ112面内のエッチングレート均一性が改善されることが示されている。
以上、本実施例によれば、試料台に配置されるウエハの上面より高い上面を有する高周波リング117と、高周波バイアスを実質的にプラズマに透過させないカバーリング118を用いることにより、高周波バイアスが印加される試料台のウエハ外周外側に形成されるプラズマイオンシースを実質的にプラズマ生成のみによるプラズマイオンシース電位とし、ウエハ外周外側のプラズマイオンシースの厚さを高周波バイアス電力の大小に係わらず一定にして、この状態でウエハ上面よりも等電位面を高くしている。これにより、高周波リング上面の高さがウエハ上面と同一の場合に比べ、プラズマイオンシース領域のウエハ上の等電位面の高さと高周波リング上の等電位面の高さとの差を小さくでき、高周波バイアス電力の変更の影響を低減できるとともに、ウエハ外周部での等電位面の落ち込みを抑制できる。これにより、高周波バイアス電力の変更の影響が少なくウエハ外周部(E.E.領域)に入射するイオンの入射角度を実質的に垂直にでき、エッジ・エクスクルージョン(E.E.)領域の加工特性を改善して処理の均一性を向上させることができる。
すなわち、ウエハ上面より高い上面を有する高周波リング117とすることにより、ウエハ112上の等電位面がウエハ112外周縁部及びその外周側で高周波リング117との間において下側への湾曲角度を小さくすることができ、すなわち、湾曲が抑制され、ウエハ112の上面と平行に近付けることができる。言い換えると、高周波リング117上の等電位面をウエハ112の外周近傍でウエハ面上のそれよりも高い位置に持ち上げることで、ウエハ112上の等電位面がウエハ112外周縁部及びその外周側で高周波リング117との間において下側へ落ち込む湾曲角度を小さくすることができる。また、高周波バイアスをプラズマに透過しないカバーリング118を用いることにより、カバーリング118上のプラズマイオンシース厚さを薄くできる。これらにより、ウエハ112外周の外側の等電位面を高周波バイアスに対して一定に(固定)でき、高周波リング117上面の高さをプロセス条件、特に高周波バイアス電力に影響されず設定しやすくなる。
これにより、図2に示すように、ウエハ112の中心部から外周縁部にかけて等電位面201がウエハ112に対して平行に保たれ、等電位面に対して垂直に入射するイオンの軌道202をウエハ112の外周縁部外側までウエハ112に対してその上面で実質的に垂直にできる。よって、ウエハ112の中心部から外周縁部に入射するイオンの個数を均一にすることができ、ウエハ112の面内でエッチングレートを均一にできる。すなわち、ウエハ112の中心部から外周縁部(E.E.部)でのエッチングレートの均一性が改善できる。
また、ウエハ112の外周縁部でもイオンが垂直にウエハ112に入射し、エッチング形状が垂直形状となる。これにより、エッチング形状を高精度に制御でき、ウエハ112の外周縁部の半導体デバイスの電気的特性や性能が損なわれることが抑制され、歩留まりを向上させるという効果がある。
また、本実施例によれば、ウエハ112上の電位と高周波リング117の表面電位はいつも等しくなり、ウエハ112に対するプロセス条件、特に高周波バイアス電力が変化してもウエハ112外周部の等電位面の湾曲が抑制できる。つまりプロセス条件が変化しても高周波リング117の寸法をその都度最適化しなくても、ウエハ112外周部付近の等電位面をウエハ112に平行にすることができ、プラズマ処理の効率が向上する。
また、本実施例では、高周波リング117に印加される高周波バイアス電力が、カバーリング118を介してプラズマと結合して誘電体部材の表面にプラズマイオンシースを形成しないように、カバーリング118の誘電体部材の厚さや材料(誘電率)が決められている。これにより、本実施例の高周波リング117の上方のカバーリング118の表面には、高周波バイアスを印加した際に形成されるプラズマイオンシースではなく、プラズマの生成のみによるプラズマ電位程度のプラズマイオンシースが形成される。このプラズマイオンシースの厚さは、高周波バイアス電力を試料台111に供給しない状態で処理室110にプラズマを形成したときに、ウエハ112の上面に形成されるプラズマイオンシースの厚さと同じものとなる。これにより、カバーリング118上面に対するプラズマ中のイオンによるスパッタ現象やエッチング現象が減じられ、カバーリング118の消耗が少なくなって寿命が延びる。
なお、上記の実施例において、試料台111内の電極部材に供給される高周波バイアス電力のウエハ112が載置される載置面及びウエハ112を介したプラズマへのインピーダンスと高周波リング303及びその上方の誘電体製のカバーリング105とを介したプラズマへのインピーダンスの比が後者が前者の5倍以上である場合には、後者のプラズマとの結合がない、すなわち、実用上高周波リング303からの高周波バイアス電力がプラズマに透過しないと見なすことができる。
また、本実施例は、処理ガスが供給されるとともに内部が減圧排気され該処理ガスのプラズマが生成される処理室を形成する真空容器と、この処理室内に配置されその上面に処理対象のウエハを保持する試料台と、試料台のウエハ保持部を構成し高周波電源と接続されて高周波バイアス電力が印加される凸状の電極とを有し、高周波バイアス電力を印加しつつ処理室内に生成したプラズマを用いてウエハを処理するプラズマ処理装置において、電極のウエハ保持面の外周側に形成された段差部に電極の凸部を囲んで配置され、電極に印加された高周波バイアス電力が印加される導電体製のリング状部材と、リング状部材の上面及び内周側を覆って段差部に配置された誘電体材料で成るカバーとを備え、該カバーは高周波バイアス電力が印加されるリング状部材からプラズマへの高周波電力の透過を実質的に遮断するものであって、リング状部材の上面を試料台に配置されるウエハ上面より高くしたプラズマ処理装置を特徴とする。
また、本実施例は、内部が減圧される処理室内に配置された試料台の上面に処理対象のウエハを載せて保持し、処理室内に処理ガスのプラズマを形成し、高周波電源から高周波バイアス電力を試料台に印加しつつウエハを処理するプラズマ処理方法において、試料台のウエハ保持面の外周側に形成した段差部にその内側となる凸部を囲んでウエハ保持面に保持されるウエハの上面より高い上面を有する導電体製のリング状部材およびリング状部材の上面及び内周側を覆う誘電体材料で成るカバーを配置し、試料台を介してウエハに高周波バイアスを印加するとともに、試料台を介してリング状部材に印加される高周波バイアスのプラズマ側への透過をカバーによって遮断してウエハを処理するプラズマ処理方法を特徴とする。
以上の実施例では、マイクロ波ECR放電を利用したエッチング装置を例に説明したが、他の放電(有磁場UHF放電、容量結合型放電、誘導結合型放電、マグネトロン放電、表面波励起放電、トランスファー・カップルド放電)を利用したドライエッチング装置においても同様の作用効果がある。また上記実施例では、エッチング装置について述べたが、高周波バイアスを用いたプラズマ処理を行うその他のプラズマ処理装置、例えばプラズマCVD装置、アッシング装置、表面改質装置等についても同様の作用効果がある。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
101 真空容器
102 誘電体窓
103 シャワープレート
104 ガス供給装置
105 真空排気口
106 真空排気装置
107 導波管
108 マグネトロン
109 磁場発生コイル
110 処理室
111 試料台
112 ウエハ
113 マッチング回路
114 高周波電源
115 高周波フィルター回路
116 直流電源
117,117a 高周波リング
118,118a,118b カバーリング
201,201a,201b 等電位面
202,202a,202b イオン軌道
203,203a,203b プラズマイオンシース領域
204,204a,204b プラズマ領域

Claims (10)

  1. 処理ガスが供給され所定圧力に減圧排気された処理室内にプラズマを生成するとともに前記処理室内に設けた試料台に高周波バイアスを印加して前記試料台に配置された試料を処理するプラズマ処理装置において、
    前記高周波バイアスが印加される前記試料台の前記試料外周の外側に配置されその上面の高さが前記試料台上に配置された前記試料より高い導体リングであって前記高周波バイアスが印加されてその上面が前記試料と同電位にされる導体リングと、当該導体リングの上方及び内周側を覆ってその上方に形成されるプラズマイオンシースを実質的にプラズマ生成のみによるものとする誘電体カバーとを備え、前記試料の処理中の前記導体リング上面の前記プラズマイオンシースの上端の高さが前記試料台に配置された試料上面のプラズマイオンシースの上端の高さより低くされたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 真空容器内に配置されその内部が減圧される処理室と、この処理室内に配置されその上面に載せられた処理対象のウエハを保持する試料台と、前記試料台内に配置され高周波電源と接続されて高周波バイアス電力が印加される電極とを有し、前記高周波バイアス電力を印加しつつ前記処理室内に形成したプラズマを用いて前記ウエハを処理するプラズマ処理装置であって、
    前記試料台の前記ウエハを保持する面の外周側でこれを囲んで配置された段差部に配置され、前記試料台内の電極に印加された高周波バイアス電力が印加されその上面が前記試料と同電位にされる導電体製のリング状部材であって前記上面の高さが前記試料台上に載せられた前記ウエハ上面より高いリング状部材と、当該リング状部材の上面及び内周側を覆って前記段差部に配置され誘電体材料により構成されたカバーとを備え、前記プラズマが前記処理室内に形成された状態で前記リング状部材に印加される前記高周波バイアス電力は前記プラズマに印加されないものであって、前記ウエハの処理中の前記リング状部材上方の前記プラズマイオンシースの上端の高さが前記試料台上の前記ウエハの上面上方のプラズマイオンシースの上端の高さより低くされたプラズマ処理装置。
  3. 請求項2記載のプラズマ処理装置であって、前記リング状部材の上面が前記ウエハ上面より高く5.0mm以下の範囲で高くされているプラズマ処理装置。
  4. 請求項2乃至3のいずれかに記載のプラズマ処理装置であって、前記リング状部材がその内周縁部に沿った表面にテーパー状の形状を有し、前記リング状部材の内周縁は前記ウエハの外周縁より1.0mm以上10mm以下の範囲で大きいプラズマ処理装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載のプラズマ処理装置であって、前記リング状部材の上面の上方の前記カバーの誘電体材料の厚さが1.0mm以上5.0mm以下の範囲であるプラズマ処理装置。
  6. 処理ガスが供給され所定圧力に減圧排気された処理室内にプラズマを生成するとともに前記処理室内に設けた試料台に高周波バイアスを印加して前記試料台に配置された試料を処理するプラズマ処理方法において、
    前記試料台に配置された試料の外周を囲んで外側に配置されその上面の高さが前記試料上面より高くされた導体製のリング状部材であって前記高周波バイアスが印加されてその上面が前記試料と同電位にされる導体製のリング状部材の前記上面上方に形成されるプラズマイオンシースを実質的にプラズマ生成のみによるプラズマイオンシース電位とし、前記試料の処理中において前記リング状部材の上方に形成されるプラズマイオンシース内の最下部の等電位面の高さを前記試料上面に形成されるプラズマイオンシースのものより高くし、最上部の高さを前記試料上面に形成されるものより低くして、前記試料を処理することを特徴とするプラズマ処理方法。
  7. 内部が減圧される処理室内に配置された試料台の上面に処理対象のウエハを載せて保持し、前記処理室内にプラズマを形成し、高周波電源から高周波バイアス電力を前記試料台内に配置された電極に印加しつつ前記ウエハを処理するプラズマ処理方法であって、
    前記試料台が、前記ウエハを保持する面の外周側でこれを囲んで配置された段差部に配置され、前記試料台内の電極に印加された高周波バイアス電力が印加されてその上面が前記試料台上面に載せられた前記ウエハと同電位にされる導電体製のリング状部材と、前記リング状部材の上面及び内周側を覆って前記段差部に配置され誘電体材料により構成されたカバーとを備え、かつ、前記リング状部材の上面が前記ウエハ上面より高くされたものであって、
    前記プラズマが前記処理室内に形成された状態で前記リング状部材に印加される前記高周波バイアス電力は前記プラズマに印加されない状態で、前記リング状部材の上方に形成されるプラズマイオンシースの上端の高さを前記ウエハ上面上方に形成されるプラズマイオンシースの上端の高さより低くして前記ウエハを処理するプラズマ処理方法。
  8. 請求項7記載のプラズマ処理方法であって、前記リング状部材の上面が前記ウエハ上面より高く5.0mm以下の範囲で高くされるプラズマ処理方法。
  9. 請求項7乃至8のいずれかに記載のプラズマ処理方法であって、前記リング状部材がその内周縁部に沿った表面にテーパー状の形状を有し、前記リング状部材の内周縁は前記ウエハの外周縁より1.0mm以上10mm以下の範囲で大きいプラズマ処理方法。
  10. 請求項7乃至9のいずれかに記載のプラズマ処理方法であって、前記リング状部材の上面の上方の前記カバーの誘電体材料の厚さが1.0mm以上5.0mm以下の範囲であるプラズマ処理方法。
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