JP5969842B2 - コンクリート型枠の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、生産性、表面平滑性、耐水性、耐クラック性、セパ穴加工性に優れたコンクリート型枠用下塗り塗料を塗布したコンクリート型枠の製造方法に関するものである。
従来より、コンクリート型枠には、コンクリートの打設面の仕上がり性や型枠を多数回使用するために型枠基材(合板)の表面にアクリル樹脂塗料等の塗装が施されている。しかし、コンクリート型枠が吸水した水分によって塗膜が剥がれることがあるため、これを防止するために下塗り処理が行われている。
下塗り塗料としては、水系ラテックス、水系アクリル樹脂エマルジョンなどがあるが、型枠製造時、水系塗料のため乾燥工程が必要となり、型枠基材に近年質の悪化している南洋材合板、または針葉樹合板を使用する場合、加熱乾燥を行うと、基材に反り、アバレ、ねじれが生じるという問題があった。また、非加熱乾燥を行うと時間がかかり、生産性に悪影響を及ぼす。他にも、水系樹脂では耐水性に劣るため、耐クラック性、表面平滑性などの問題がある。これらの問題を解決するため、充填材とイソシアネート系化合物とを含有する低粘度の目止め材溶液を基材表面に塗布含浸させて耐水性の目止め層を形成することが提案されている(特許文献1)。
上記とは別に、木質材への表面処理として、反応性ホットメルト塗料を塗布する床材の製法(特許文献2)などがあり、加熱乾燥が不要で耐クラック性に優れた表面特性が得られるが、コンクリート型枠への適用においては、その塗膜の強靭性により、セパレータを通す穴を開けるセパ穴加工の際に、塗膜と共に合板表面が大きく剥がれてしまい、コンクリートの硬化不良を起こすなどの問題がある。
更に、充填剤として炭酸カルシウム等の無機フィラーが配合されることがあるが、これらの無機フィラー中の水分とポリウレタンとが反応して早期硬化を起してしまうため、予め無機フィラーを乾燥してから混合する必要が生じ、作業が繁雑になり生産性が低下していた。
特開2005−296745号公報 特開2006−152142号公報
本発明は、コンクリート型枠用塗料における耐水性、仕上げ塗膜の耐剥離性などの問題点を克服し、塗装作業を簡便に行うことができ、多数回の転用にも耐え得る塗料を塗装したコンクリート型枠の製造方法を提供するものである。
本発明者らは、上記問題を解決せんと鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(A)湿気硬化型ポリウレタンホットメルト(PUR)、(B)無機フィラーに、粘
着付与剤、ポリオールおよび可塑剤の群から選ばれる1種または2種以上を配合した配合物とを、40℃以上の温度で加熱混合してコンクリート用下塗り塗料を得る工程、及び
該コンクリート用下塗り塗料を加熱塗装用塗装機により木質板上に溶融塗布する工程
からなることを特徴とするコンクリート型枠の製造方法であって、
前記無機フィラーの添加量が前記湿気硬化型ポリウレタンホットメルト100重量部に対して60〜480重量部であり、
前記配合物の添加量が前記無機フィラーに対して20〜50重量%であり、
前記湿気硬化型ポリウレタンホットメルトは融点が40〜100℃、遊離イソシアネート基が1〜10重量%で、120℃で溶融した後、表面温度20℃の試片上に240g/m 2 の塗布量で塗布した塗膜の20℃雰囲気下でのタックフリータイムが30秒〜5分で
あり、且つ分子末端に水酸基を有するポリオールと、分子末端にイソシアネート基を有するポリイソシアネートとの付加反応により得られる末端にイソシアネート基を有する化合物であり、
前記無機フィラーは平均粒子径が0.5〜90μmであり、且つ炭酸カルシウム、クレー、タルク、シリカ、酸化チタン、マイカ及びガラスフレークからなる群から選ばれる一種又は二種以上であり、
前記粘着付与剤はロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油系樹脂、スチレン系樹脂、クマロン系樹脂及びフェノール系樹脂から選ばれる一種又は二種以上であり、
前記ポリオールはポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリアルキレンポリオール及びポリカーボネートポリオールから選ばれる一種又は二種以上であり、そして
前記可塑剤はフタル酸ジイソノニル、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソデシル、ジエチレングリコールジベンゾエート、ペンタエリスリトールエステル、アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル、オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチル、トリメリット酸トリス(2−エチルヘキシル)及びトリメリット酸トリノルマルアルキルからなる群から選ばれる一種又は二種以上である、製造方法である。
本発明に用いられるコンクリート型枠用下塗り塗料は、無溶剤型でホットメルトであるため現行の水系下塗り塗料と比較して生産工程において基材の反り、アバレ、ねじれが無く、生産性に優れており、得られた型枠については、耐水性、耐クラック性に優れ、更に無機フィラーを添加したことで塗膜に脆性を付与したため、湿気硬化型ポリウレタンホットメルト(PUR)単独で塗布したものより、セパ穴加工性等に優れた塗装型枠を得ることができる。また、無機フィラーに、粘着付与剤、ポリオール、可塑剤をそれぞれ単体もしくは混合物としてあらかじめ混合しておくことでPURと効率よく混ぜ合わせることが出来る。さらに、粘着付与剤、ポリオール、可塑剤の配合比率を変えることにより、本発明に用いられる下塗り塗料の塗料性能、塗膜性能を調整することが出来る。
本発明における湿気硬化型ポリウレタンホットメルトは、融点が40〜100℃、遊離イソシアネート基が1〜10重量%であって、120℃に溶解して表面温度20℃の試片上に約240g/m2の塗布量で塗布した後、20℃雰囲気下、指触にてタックが消失するまでの時間が30秒〜10分の範囲に入るものが好ましい。そしてこのホットメルトは、常温で固体であり、加熱溶融させて流動性を付与させた状態で板表面に均一に塗布したときに、室温環境下で短時間で流動性を失い固化し、塗布層表面上に非付着性の均一な塗膜を形成する。さらに、固化したホットメルトはウレタンプレポリマーが有するイソシアネート基が周囲環境からの湿気によって活性化されウレタンプレポリマー同士が架橋して有機溶剤に対する難溶性成分(ゲル成分)を多く含む硬化物を形成し強固な塗膜強度を発現する。
本発明のポリウレタンホットメルトに用いられるウレタンプレポリマーとは、分子末端に水酸基を有するポリオールと、分子末端にイソシアネート基を有するポリイソシアネートとの付加反応により得られる末端にイソシアネート基を有する化合物である。
上記分子末端に水酸基を有するポリオールとしては、ポリウレタンの製造に通常用いられている従来より公知のポリオールを使用することができる。このようなポリオールの例としてはポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリアルキレンポリオール及びポリカーボネートポリオール等が挙げられる。これらのポリオールは2官能のポリオールが好適に用いられる。より具体的には、上記ポリエステルポリオールとしては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタリン−1,5-ジカルボン酸、ナフタリン−2,6-ジカルボン酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、ピクリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカメチレンジカルボン酸、ドデカメチレンジカルボン酸等のジカルボン酸と、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、シクロヘキサンジオール等のポリオールとの反応により得られるポリエステルポリオールや、又それ以外にε-カプロラクタムを開環重合して得られるポリ-ε-カプロラクトンポリオールが挙げられる。
上記ポリエーテルポリオールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールまたはポリテトラメチレングリコール等が挙げられ、上記ポリアルキレンポリオールとしてはポリブタジエンポリオール、水素化ポリブタジエンポリオール、水素化ポリイソプレンポリオール等が挙げられ、上記ポリカーボネートポリオールとしてはポリヘキサメチレンカーボネートポリオール、ポリシクロヘキサンジメチレンカーボネートポリオー
ル等が挙げられる。
上述したこれらのポリオールは単独で用いても良く、2種以上を併せて用いても良いが、本発明においては、互いに相溶性の乏しい2種以上のポリオールを併用するのが好ましい。例えば、結晶性ポリエステルポリオールと非結晶性ポリエステルポリオール、結晶性ポリエステルポリオールとポリエーテルポリオール、結晶性ポリエステルポリオールと非結晶性ポリエステルポリオールとポリエーテルポリオール等の組合せが挙げられ、お互いに相溶性の乏しいポリオールを併用することにより、得られたプレポリマーの溶融粘度が高くなりすぎるのが抑制されホットメルトとして好適に用いられる。
また、上記ポリイソシアネートとしては、二官能のポリイソシアネートが好適に用いられ、例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)の液状変性物、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、シクロヘキサンフェニレンジイソシアネート、ナフタリン-1,5-ジイソシアネート等が挙げられる。これらのポリイソシアネートのうち蒸気圧や毒性、扱いやすさの面からジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)およびその変性物が好ましい。
上記ウレタンプレポリマーの合成方法としては特に限定されないが、例えば、ポリオールとポリイソシアネート化合物とを、ポリオール中の水酸基(OH)に対するポリイソシアネート化合物中のイソシアネート基(NCO)の比率(NCO/OH)がモル比で1.5〜2.5の割合で混合し、窒素気流中で、80〜100℃程度の温度で3〜5時間程度反応させる方法が好適である。NCO/OH(モル比)が1.5未満であると、得られるウレタンプレポリマーの粘度が高くなり過ぎて、湿気硬化型ホットメルトに用いることができないことがある。NCO/OH(モル比)が2.5を超えると、本発明のポリウレタン樹脂組成物の硬化時に発泡が起こり易くなって硬化物の凝集力が低下し、充分な塗膜強度を得られないことがある。
本発明においてタックフリータイム(T.F.T.)とは、120℃しておいた試験塗料(PUR)を表面温度20℃の試片上に約240g/m2の塗布量で塗布した後
、20℃雰囲気下で、指触にて塗膜表面のタック(指への付着)が消失するまでの時間のことを言い、本発明のホットメルトの場合、その時間が30秒から10分、好ましくは30秒から5分の間に入ると良い。試片には、塗料の試験で通常使用されるガラス板などが用いられるが、実用的には南洋材合板を用いることが出来る。
T.F.T.が30秒未満の場合、塗料としての可使時間が短く、使用が困難である。また、T.F.T.が10分以上であった場合、塗装後も長い時間タックが残り、タックが消えるまで保管等で塗装品を積み上げることができず、生産性が悪化する。
本発明における無機フィラーとしては、特に限定されず、例えば炭酸カルシウム、クレー、タルク、シリカ、酸化チタン、マイカ、ガラスフレーク等があり、この中でもさらに不定形無機フィラーが好ましい。これらは一種単独又は二種以上を併せて使用しても良いが、平均粒子径が0.5〜90μmであることが必須である。
平均粒径が0.5μm未満では、フィラーの総表面積が増えすぎ、粘度が高くなりすぎる為、塗料のハンドリングが難しくなる。90μmを超えるとフィラー混練時にフィラーが沈降するうえ、塗膜表面のざらつきが目立つようになり、仕上り感が悪くなる。
また、本発明の塗料組成物において無機充填剤の添加量は、湿気硬化型ポリウレタンホットメルト100重量部に対して、60〜480重量部である。
60重量部未満では粘度が低く、針葉樹合板の抜け節等の欠点部に対して良好に補修が行えず、また、適度な脆性を得られないため、セパレートを通す穴を開ける際に塗膜と共に合板表面が大きく剥がれてしまい、コンクリートの硬化不良を起こす。480重量部を超えると湿気硬化型ポリウレタンの比率が低くなりすぎてしまい、十分な塗膜強度が得ら
れない。
本発明に用いるポリオールとしては、特に限定されず、従来より公知のポリオールを使用することができる。このようなポリオールの例としてはポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリアルキレンポリオール及びポリカーボネートポリオール等が挙げられる。これらのポリオールは二官能のポリオールが好適に用いられる。より具体的には、上記ポリエステルポリオールとしては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタリン−1,5-ジカルボン酸、ナフタリン−2,6-ジカルボン酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、ピクリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカメチレンジカルボン酸、ドデカメチレンジカルボン酸等のジカルボン酸と、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、シクロヘキサンジオール等のポリオールとの反応により得られるポリエステルポリオールや、又それ以外にε-カプロラクタムを開環重合して得られるポリ-ε-カプロラクトンポリオールが挙げられる。
上記ポリエーテルポリオールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールまたはポリテトラメチレングリコール等が挙げられ、上記ポリアルキレンポリオールとしてはポリブタジエンポリオール、水素化ポリブタジエンポリオール、水素化ポリイソプレンポリオール等が挙げられ、上記ポリカーボネートポリオールとしてはポリヘキサメチレンカーボネートポリオール、ポリシクロヘキサンジメチレンカーボネートポリオール等が挙げられる。
上述したこれらのポリオールは融点30〜100℃のものが好ましく、単独で用いても良く、二種以上を混合して用いても良い。
本発明に用いる粘着付与剤としては、特に限定されず、例えばロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油系樹脂、スチレン系樹脂、クマロン系樹脂、フェノール系樹脂等が含まれる。ロジン系樹脂としては、ガムロジン、ウッドロジン等のロジン、およびこれらの誘導体(例えば、水素添加ロジン、不均化ロジン、脱水素ロジン、ロジングリセリンエステル、ロジンペンタエリスリトールエステル等のロジンエステル、マレイン酸付加物、ロジン金属塩)等が挙げられる。テルペン系樹脂としては、リモネン、α−ピネン、β−ピネン、ジペンテル、ミルセン、ボルニレン、カンフェン等のテルペン類の重合体であるテルペン樹脂、これらテルペン類をフェノール類で変性したフェノール変性テルペン系樹脂等が挙げられる。石油系樹脂には、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、インデン、メチルインデン、ブタジエン、イソプレン、ピペリレン、ベンチレン等の溜分を原料とした脂肪族石油系樹脂、脂環族石油系樹脂または芳香族石油系樹脂、シクロペンタジエンの単独または共重合体等が含まれる。石油系樹脂は、C〜C程度の溜分を主成分として用いた重合体である場合が多く、水素添加シクロペンタジエン樹脂等のように水素添加されても良い。スチレン系樹脂としては、スチレンの低分子量単独重合体、スチレンと、例えばα−メチルスチレン、ビニルトルエン、ブタジエンゴム等との共重合体等が挙げられる。クマロン系樹脂には、例えばクマロン−インデン樹脂、フェノール変性クマロン−インデン樹脂等が含まれる。フェノール系樹脂としては、フェノール、クレゾール、キシレノール、レゾルシノール、トルエン、p−t−ブチルフェノール、p−フェニルフェノール等のフェノール類と、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、フルフラール等のアルデヒド類との反応生成物、ロジン変性フェノール樹脂等が含まれる。粘着付与剤は、融点50℃〜150℃のものが好ましく、二種以上の粘着付与剤を併用して配合しても良い。
本発明に用いる可塑剤としては、特に限定されず、例えばジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、アジピン酸ジオクチル、コ
ハク酸イソデシル、ジエチレングリコールジベンゾエート、ペンタエリスリトールエステル、アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル、オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチル、トリメリット酸トリス(2−エチルヘキシル)、トリメリット酸トリノルマルアルキル等が挙げられる。可塑剤は、沸点350℃以上のものが好ましく、二種以上の可塑剤を併用して配合しても良い。
上記ポリオール、粘着付与剤、可塑剤のうち一種、または二種からなる混合物、または三種からなる混合物をあらかじめ無機フィラーと混合させ配合物とする。このような配合物とすることにより、湿気硬化型ポリウレタンホットメルトとの混合にあたり無機フィラーの乾燥工程を省くことができ、更に無機フィラー中の水分による早期硬化を抑制でき、効率よく湿気硬化型ポリウレタンホットメルトと無機フィラーを混合することができる。
本発明に用いるポリオール、粘着付与剤、可塑剤の添加量は、そのうちの一種、または二種からなる混合物、または三種からなる混合物として、無機フィラーに対して20〜50重量%である。20重量%未満では無機フィラー添加後の粘度が高く、混合が困難であるなどの作業性の悪化を招き、50重量%を超えると塗膜強度が低下するほか、T.F.T.が長くなり生産性が悪化する、塗料可使時間が短くなるなどの問題が起きる。
また、ポリオール、粘着付与剤、可塑剤は、これらの混合物の重量が無機フィラーに対して、20〜50重量%以内であれば、その配合比率を変えることが可能であり、塗膜強度、塗料可使時間、T.F.T.などを調整することが容易となる。
更に、本発明においては、以下に記載する硬化剤を適宜配合しても良い。硬化剤を配合すると型枠基材、上塗り塗料との密着性が良くなり、塗膜剥離が起き難くなる。
本発明に用いる硬化剤としては、配合成分のいずれか一種もしくは二種以上と反応するものであれば特に限定されず、例えば、イソシアネート化合物、エポキシ化合物、含水酸基化合物、酸、アルカリ、などが挙げられる。硬化剤は、二種以上の硬化剤を併用して配合しても良い。中でも、NCO含有率30%以上(重量%)の化合物を塗布剤中に、0.5〜50重量%配合することが好ましい。
本発明のコンクリート型枠用下塗り塗料を合板等へ塗布するに際しては、塗布する部材は50℃〜150℃に温調可能なナイフコーター、ロールコーター、フローコーター、スプレーコーター、スクイズコーター、Tダイなどが使用できる。
本発明コンクリート型枠用下塗り塗料を塗布可能な基材は、針葉樹合板、南洋材合板だけではなく、パーティクルボードやMDF、グラスウール、石膏ボードなどの単体、もしくは複合板へも塗布可能である。
本発明のコンクリート型枠用下塗り塗料塗布後、無溶剤型ウレタン樹脂等、様々な種類の上塗り塗料を塗布することが可能である。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明の趣旨は、もとよりこれに限定されるものではない。なお、以下で(A)および(B)は本発明の湿気硬化型ポリウレタンホットメルトおよび無機フィラー配合物を示す。また、部は重量部を示す。
(実施例1)
(A)として、従来の技術で製造した融点60℃、遊離イソシアネート基含有量2.3%、T.F.T.1分の湿気硬化型ポリウレタンホットメルト(製品名HP−P1 株式会社J−ケミカル製)を100部使用した。(B)として、無機フィラーとして平均粒子径1.8μm炭酸カルシウム(製品名ホワイトンP−30 東洋ファインケミカル株式会社製)を160部と、粘着付与剤としてT−100(テルペンフェノール樹脂 ヤスハラケミカル株式会社製)を16部と、ポリオールとしてSE−2606(セバシン酸系ポリエステルポリオ
ール 伊藤製油株式会社製)を16部と、可塑剤としてフタル酸ジイソノニル(DINP)(第一工業製薬株式会社製)を16部混合して無機フィラー配合物とした。
(A)と(B)を120℃で混合し、塗料の性能評価、針葉樹合板へ塗布試験を行った。また、塗膜強度、セパ穴加工性試験は塗料を針葉樹合板へ塗布後、気温20℃、湿度50%の条件下で1週間養生させたものを使用した。
(実施例2)
(A)、(B)は実施例1と同じ組成のものを使用した。(A)と(B)の混合時、硬化剤としてポリメリックMDI(製品名CP−B 株式会社J−ケミカル製)を20部添加し、実施例1と同様の試験を行った。
(実施例3)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(B)として、無機フィラーP−30を160部、粘着付与剤T−100を24部、ポリオールSE−2606を24部混合したものを用い、実施例1と同様の試験を行った。
(実施例4)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(B)はP−30を160部、T−100を24部、フタル酸ジイソノニル(DINP)を24部混合したものを用い、実施例1と同様の試験を行った。
(実施例5)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(B)として、P−30を160部、SE−2606を24部、DINPを24部混合したものを用い、実施例1と同様の試験を行った。
(実施例6)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(B)はP−30を160部、T−100を48部混合したものを用い、実施例1と同様の試験を行った。
(実施例7)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(B)として、P−30を160部、SE−2606を48部混合したものを使用し、実施例1と同様の試験を行った。
(実施例8)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(B)として、P−30を160部、DINPを48部混合し、実施例1と同様の試験を行った。
(実施例9)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(B)は無機フィラーとして平均粒子径85μm炭酸カルシウム(製品名G−60 三共製粉株式会社製)を160部、T−100を16部、SE−2606を16部、DINPを16部混合し、実施例1と同様の試験を行った。
(比較例1)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(A)に(B)として、P−30を160部、T−100を8部、SE−2606を8部、DINPを8部混合し、実施例1と同様の試験を行った。
(比較例2)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(B)はP−30を160部、T−100を30部、SE−2606を30部、DINPを30部混合し、実施例1と同様の試験を行った。
(比較例3)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(B)は無機フィラーとして平均粒子径100μmシリカ(電気化学工業株式会社製)を160部、T−100を16部、SE−2606を16部、DINPを16部混合し、実施例1と同様の試験を行った。
(比較例4)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(B)はP−30を50部、T−100を5部、SE−2606を5部、DINPを5部混合し、実施例1と同様の試験を行った。
(比較例5)
(A)は実施例1と同じものを使用した。(B)はP−30を500部、T−100を50部、SE−2606を50部、DINPを50部混合し、実施例1と同様の試験を行った。
(比較例6)
(A)として、従来の技術で製造した融点60℃、遊離イソシアネート基含有量2.3%、T.F.T.0.33分(20秒)の湿気硬化型ポリウレタンホットメルト(製品名HP−P3 株式会社J−ケミカル製)を100部使用した。(B)はP−30を160部、T−100を16部、SE−2606を16部、DINPを16部混合し、実施例1と同様の試験を行った。
(比較例7)
(A)として、従来の技術で製造した融点60℃、遊離イソシアネート基含有量2.3%、T.F.T.12分の湿気硬化型ポリウレタンホットメルト(製品名HP−P4 株式会社J−ケミカル製)を100部使用した。(B)はP−30を160部、T−100を16部、SE−2606を16部、DINPを16部混合し、実施例1と同様の試験を行った。
[評価方法]
(1)(B)混合作業性
(A)に対する(B)混合作業時の作業性を評価した。
◎:混合が非常に容易である。○:混合が容易である。△:混合がやや難しい。×:混合が難しい。
(2)(A)+(B)混合物(塗料)のT.F.T.
(A)と(B)の混合溶融液のT.F.T.を測定した。
(3)生産性
◎:塗料塗布後の固化が早いため生産性が非常に良い。○:生産性が良い。△:生産性がやや悪い。×:固化が遅いため生産性が悪い。
(4)塗料可使時間
(A)と(B)を加熱混合後の可使時間を評価した。
◎:加熱した状態でもゲル化しにくいため、塗料可使時間が非常に長い。○:塗料可使時間が長い。△:塗料可使時間がやや短い。×:ゲル化しやすく、塗料可使時間が短い。
(5)塗膜強度
塗料を針葉樹合板へ塗布し、気温20℃湿度50%の条件で1週間養生した塗膜の強度を評価した。
◎:塗膜が非常に硬く、傷がつきにくい。○:塗膜が硬い。△:塗膜がやや軟らかい。×:塗膜が軟らかいため傷がつきやすい。
(6)セパ穴加工性試験
10mm径のドリルを使用し、セパレータを通す穴を開けた際の針葉樹塗装合板の表面、塗膜の状態を観察した。
塗膜の脆性 ◎:セパ穴加工後、塗膜、合板のささくれを容易に除去することが出来る、×:セパ穴加工後、塗膜、合板のささくれが残る。
剥がれた距離:セパ穴加工後、塗膜と共に剥がれた合板の最大距離。(n=5 平均値)
(7)表面平滑性
針葉樹合板へ塗料塗布後、塗膜表面の平滑性を目視で評価した。
◎:塗装表面が平滑である、○:塗装表面に僅かに凹凸が見られるが使用上問題ない、×:塗装表面に大きな凹凸が見られる。
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Claims (3)

  1. (A)湿気硬化型ポリウレタンホットメルト(PUR)、(B)無機フィラーに、粘着付与剤、ポリオールおよび可塑剤の群から選ばれる1種または2種以上を配合した配合物とを、40℃以上の温度で加熱混合してコンクリート用下塗り塗料を得る工程、及び
    該コンクリート用下塗り塗料を加熱塗装用塗装機により木質板上に溶融塗布する工程
    からなることを特徴とするコンクリート型枠の製造方法であって、
    前記無機フィラーの添加量が前記湿気硬化型ポリウレタンホットメルト100重量部に対して60〜480重量部であり、
    前記配合物の添加量が前記無機フィラーに対して20〜50重量%であり、
    前記湿気硬化型ポリウレタンホットメルトは融点が40〜100℃、遊離イソシアネート基が1〜10重量%で、120℃で溶融した後、表面温度20℃の試片上に240g/m 2 の塗布量で塗布した塗膜の20℃雰囲気下でのタックフリータイムが30秒〜5分で
    あり、且つ分子末端に水酸基を有するポリオールと、分子末端にイソシアネート基を有するポリイソシアネートとの付加反応により得られる末端にイソシアネート基を有する化合物であり、
    前記無機フィラーは平均粒子径が0.5〜90μmであり、且つ炭酸カルシウム、クレー、タルク、シリカ、酸化チタン、マイカ及びガラスフレークからなる群から選ばれる一種又は二種以上であり、
    前記粘着付与剤はロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油系樹脂、スチレン系樹脂、クマロン系樹脂及びフェノール系樹脂から選ばれる一種又は二種以上であり、
    前記ポリオールはポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリアルキレンポリオール及びポリカーボネートポリオールから選ばれる一種又は二種以上であり、そして
    前記可塑剤はフタル酸ジイソノニル、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソデシル、ジエチレングリコールジベンゾエート、ペンタエリスリトールエステル、アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル、オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチル、トリメリット酸トリス(2−エチルヘキシル)及びトリメリット酸トリノルマルアルキルからなる群から選ばれる一種又は二種以上であ
    る、製造方法。
  2. コンクリート用下塗り塗料に硬化剤を更に配合し請求項1に記載のコンクリート型枠の製造方法
  3. 前記湿気硬化型ポリウレタンホットメルト(PUR)がポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリアルキレンポリオール及びポリカーボネートポリオールからなる群から選ばれる一種又は二種以上の分子末端に水酸基を有するポリオールと、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)の液状変性物、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、シクロヘキサンフェニレンジイソシアネート及びナフタリン−1,5−ジイソシアネートからなる群から選ばれる二官能のポリイソシアネートとの付加反応により得られる末端にイソシアネート基を有する化合物である請求項1又は請求項2に記載のコンクリート型枠の製造方法。
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