JP5968619B2 - 筆記具用クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、筆記具の軸筒外周部に設けられる筆記具用クリップに関し、詳しくはクリップ本体の前端側に装飾体を装着してなる筆記具用クリップに関するものである。
従来、この種の発明には、例えば、特許文献1に記載されるもののように、クリップ本体(10)の前端側に、玉部(抜け止め突起11)を覆うようにして弾性材料からなる装飾体(20)を嵌め合せ、該装飾体(20)後端側の2つの係止突起(23,23)を、玉部(抜け止め突起11)の後側に係止することで、装飾体(20)が前方へ抜けないようにした筆記具用クリップがある。
この従来技術によれば、クリップ本体に後から装飾体を装着したり、予め装着されている装飾体を、他の色やデザインのものに交換したり等することが可能である。
しかしながら、前記従来技術では、装飾体によって玉部を覆うとともに、玉部の後側に前記抜け止め突起を係止する構造であるため、装飾体を付けた状態では、当該筆記具用クリップと軸筒との間に被挟持物(例えば、紙や布等)を挟む際や、挟んだ被挟持物を抜く際等に、被挟持物が装飾体(特に前記抜け止め突起)に干渉して、前記装飾体がずれたり外れたりするおそれがある。
また、装飾体を付けた状態では、玉部が被挟持物に対し直接には接触せずに、装飾体が被挟持物に接触するため、被挟持物を抜き差しする際の使用感が損なわれてしてしまうおそれもある。
特開2002−52893号公報
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、クリップ本体の裏面側が装飾体によって覆われないようにすること、装飾体が被挟持物に干渉しないようにすること、装飾体が被挟持物との干渉によりずれたりはずれたりしないようにすること、被挟持物を抜き差しする際の使用感が装飾体によって低下するのを防ぐこと等、が本発明の目的である。
上記課題を解決するための一手段は、クリップ本体に装飾体を装着してなる筆記具用クリップにおいて、前記クリップ本体は、両側部のそれぞれに、内部に前端面を有する係止凹部を具備し、前記装飾体は、前記両係止凹部に嵌め合せられた状態で各係止凹部内の前記前端面に対し後方側から近接又は当接する二つの係止突起と、前記係止突起よりも前方側で前記クリップ本体の前端に対し前方側から近接又は当接する当接部とを有し、前記二つの係止突起の間を弾性的に広げて前記クリップ本体に着脱されるように弾性材料から形成されている筆記具用クリップであって、前記クリップ本体は、筆記具の軸筒外周面との間で被挟持物を挟むように前方へ延設された挟持片部と、該挟持片部の前端側で軸筒外周面へ向かうように突出した玉部とを具備し、前記玉部を前記装飾体よりも軸筒外周面側へ突出させ、前記玉部よりも後方側には、前記挟持片部の裏面と前記装飾体の裏面とが略面一に設けられ、前記装飾体は、前記クリップ本体の前端側に嵌め合せられた状態で、前記挟持片部の前端側における表面と両側面と先端面とを覆うように形成され、前記係止凹部は、前記玉部よりも後方側で、前記挟持片部の裏面側の縁に沿って長尺状に連続していることを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
装飾体をクリップ本体の両側部に設けられた係止凹部に嵌め合せるようにしているため、装飾体を玉部に覆い被せたり装飾体を玉部の後側に係止したり等の従来構造を要することなく、装飾体をクリップ本体にしっかりと固定することができる。
本発明に係る筆記具用クリップの一例を示す側面図である。 同筆記具用クリップの縦断面図である。 装飾体の一例を示す断面斜視図である。 図1における(III)-(III)線断面図である。 図1における(IV)-(IV)線断面図である。 本発明に係る筆記具用クリップの他例を示す要部横断面図である。 本発明に係る筆記具用クリップの他例を示す側面図である。 図7における(VII)-(VII)線断面図である。 図7における(VIII)-(VIII)線断面図である。
本発明を実施するための第一の形態では、クリップ本体に装飾体を装着してなる筆記具用クリップにおいて、前記クリップ本体は、両側部のそれぞれに係止凹部を有し、前記装飾体は、前記両係止凹部に嵌め合せられた状態で各係止凹部内の前端面に対し後方側から近接又は当接する二つの係止突起と、前記係止突起よりも前方側で前記クリップ本体の前端に対し前方側から近接又は当接する当接部とを有し、弾性変形することにより前記クリップ本体に着脱されるようにした。
この形態によれば、装飾体の二つの係止突起が、クリップ本体の両側部の係止凹部に嵌まり合うことで、装飾体がクリップ本体に固定される。
また、第二の形態では、前記クリップ本体は、筆記具の軸筒外周面との間で被挟持物を挟むように前方へ延設された挟持片部と、該挟持片部の前端側で軸筒外周面へ向かうように突出した玉部とを具備し、前記玉部を前記装飾体よりも軸筒外周面側へ突出させている。
この形態によれば、装飾体を装着した状態をクリップ本体と軸筒外周面との間に被挟持物を挟む際、装飾体よりも軸筒外周面側へ突出した玉部が被挟持物に対し接触するため、被挟持物が装飾体に干渉するようなことを軽減することができる。
なお、前記「玉部」とは、前記挟持片部の前端側で軸筒外周面側へ向かって突出した部分であればよく、その形状を玉状等に限定するものではない。
また、第三の形態では、前記玉部よりも後方側で、前記挟持片部の裏面と前記装飾体の裏面とを略面一にした。
この形態によれば、挟まれた被挟持物が玉部よりも後方側で干渉するのを防ぐことができ、ひいては、被挟持物を挟持片部と筆記具軸筒外周面との間の奥深くまで挿入して、容易に外れることがないようにすることができる。
また、第四の形態では、前記装飾体は、前方側から前記クリップ本体の前端側に嵌め合せられて、前記挟持片部の前端側における表面と両側面と先端面とを覆うように形成されている。
この形態によれば、装飾体を比較的目立ち易い位置にしっかりと固定することができる。
また、第五の形態では、前記装飾体は、前記玉部よりも前側で、前記挟持片部の裏面側に被さっている。
この形態によれば、装飾体の先端側が軸筒径方向へ引っ張られて外れてしまうようなことを防ぐことができる。
また、第六の形態は、前記係止凹部は、前記玉部よりも後方側で、前記挟持片部の裏面側の縁に沿って長尺状に連続している。
この形態によれば、装飾体の係止突起を玉部よりも後方側で挟持片部の係止凹部に係止するようにしているため、被挟持物が玉部に干渉するようなことを効果的に防ぐことができる。しかも、係止凹部を長尺状に形成しているため、前後方向へ長さの異なる様々な大きさの装飾体を、容易に装着することができる。
また、第七の形態では、前記係止凹部内の前記前端面は、前方斜め軸筒外周面側へ向かう傾斜前端面とした(図1参照)。
この形態によれば、装着された装飾体を前方へ外す際に、該装飾体の係止突起が傾斜前端面に乗り上がるため、その作業を容易に行うことができる。
また、第八の形態では、前記係止凹部は、前記玉部の両側面に設ける。
この形態によれば、他の部位に比較して軸筒径方向の断面積が広い玉部の側面に係止凹部を設けるようにしているため、装飾体と係止凹部との嵌合部分の断面積を比較的大きく確保して、装飾体をしっかりと装着することができる(図7〜9参照)。
以下、上記形態の特に好ましい実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜5は、本発明に係る筆記具用クリップの一例を示す。
この筆記具用クリップ1は、筆記具の軸筒aに装着可能なクリップ本体10と、該クリップ本体10に対し着脱可能に装着される装飾体20とから構成される。
クリップ本体10は、筆記具の軸筒aの後端側に装着される装着部11と、装着部11の外周部から突出した支持部12と、支持部12の突端側から前方へ延設された挟持片部13と、挟持片部13の前端側で軸筒外周面へ向かうように突出した玉部14とから構成される。
装着部11は、図示例によれば、筆記具の軸筒a後端側に環状に装着可能な筒状に形成される(図1及び図2参照)。図2中、符号11aは、装着部11の内周面から軸筒中心方向へ突出して軸筒aに嵌り合い、装着部11が軸筒aに対し回転しないようにする縦リブである。同図2中、符号11b,11cは、軸筒aの外周面に嵌合させるための環状突起である。
支持部12は、装着部11の外周面から径方向の外側へ突出する突起であり、後述する挟持片部13を、片持ち梁状に支持している。この支持部12の後端側には、ストラップ等の紐状部材(図示せず)を通すための貫通孔12aが設けられている。
挟持片部13は、装着部11の軸心と略平行になるように、支持部12の突端側から前方へ延設された長尺片状の部位である。
この挟持片部13は、図5に例示するように、略板状の横断面形状を呈し、その裏面側の両縁に沿うようにして、前後方向へ連続する長尺状の係止凹部13aを有する。
この係止凹部13aは、挟持片部13の裏面側の縁側に配置され、側方(図5によれば右方向又は左方向)と軸筒外周面方向(図5によれば下方向)とを開放した横断面逆L字切欠状の溝であり、後述する玉部14よりも後側において支持部12まで長尺状に連続している。
この係止凹部13a内の前端には、装着された装飾体20を必要に応じて外せるように、前方斜め軸筒外周面側(図1によれば左斜め下側)へ傾斜する傾斜前端面13a1が形成される。
また、挟持片部13の前端部は、後述する装飾体20の開口部22aに挿入され易いように、平面視略半円状に形成される。
この挟持片部13の前端部の裏面側には、後述する装飾体20の当接部22b2によって覆い被されて係止されるように、R面取り状の被係止部13b(図1参照)が形成されている。
玉部14は、挟持片部13の前端側の裏面から筆記具の軸筒外周面へ向かって突出する突起である。この玉部14の前端には、被挟持物(図示せず)を挟持片部13と軸筒aとの間に挿通させ易いように、軸筒a側へ突出するとともに斜め後方へ(図1によれば右斜め下方へ)傾斜する傾斜面14aを有する。また、同玉部14の後端には、軸筒a側へ突出するとともに斜め前方へ(図1によれば左斜め下方へ)傾斜する傾斜面14bを有する。この傾斜面14bは、被挟持物が安易に抜けることなく且つ必要に応じて容易に抜けるように、前記傾斜面14aよりも急な勾配に形成されている。
そして、玉部14の突端面14cは、軸筒aの軸心と略平行するように、軸方向へわたる断面略直線状に形成される。
また、玉部14の両側面の各々には、側面視逆台形状の有底穴14dが設けられる。この有底穴14dは、後述する他の実施例(図7〜9)では、装飾体20を係止するための係止凹部として作用する。
この玉部14の突出量は、該玉部14が後述する装飾体20よりも軸筒外周面側へ突出するように適宜に設定されている。
また、装飾体20は、エラストマー樹脂や合成ゴム等の弾性材料から一体に成形され、クリップ本体10の表部から隆起するように設けられる装飾部21と、該装飾部21から軸筒外周面側へ突出して装飾体20に装着される装着部22とを有する。
装飾部21は、図示例によれば、挟持片部13の前端側の表面に沿うとともに、挟持片部13前端よりも前方へ突出した略板状に形成されている。この装飾部21は、必要に応じて、例えばマスコット形状等、図示例以外の形状に形成され、着色される。
装着部22は、装飾部21の裏面から略直方体状に突出して挟持片部13の前端側における表面と両側面と先端面とを覆うとともに、挟持片部13裏面の略全部(詳細には、各係止凹部13aの前端側の一部分と、挟持片部13の最前端側の一部分とを除く範囲)を露出している。この装着部22の内部には、挟持片部13の前端側を挿入するための挿入空間Sが設けられる(図3参照)。
挿入空間Sは、前方側(図1によれば左方向側)、両側方側及び表部側(図1によれば装飾部21を有する上側)を閉鎖するとともに、裏部側(図1によれば下側)及び後方側(図1によれば右方向側)を開放した空間である。
装着部22の後端には、挿入空間Sへ向かって挟持片部13を挿入するための開口部22aが形成される(図3参照)。この開口部22aは、挟持片部13における玉部14よりも後側の部分の横断面形状と略同形状に形成される。
また、装着部22の裏面20aには、玉部14を軸筒a表面側へ突出し露出するための開口部22bが形成される。この開口部22bの最大幅w1(図4参照)は、玉部14の幅よりも広く設定され、開口部22bは、玉部14の略全体を露出させている。
そして、この開口部22bの後端側の両縁には、幅方向の両側から幅方向中央へ向かうように二つの係止突起22b1,22b1が突出している。
二つの係止突起22b1,22b1は、互いに対向する突起であり、装飾体20がクリップ本体10に装着された状態で、挟持片部13の両係止凹部13aに嵌り合うとともに、各係止突起22b1の前端面22b11を、各係止凹部13a内の傾斜前端面13a1に対し後方側から近接又は当接させる。
二つの係止突起22b1,22b1間の幅w2(図4参照)は、挟持片部13の両係止凹部13a,13aにおける底部間の幅(両係止凹部13a,13a間の最小幅)と略同等であり、この幅は、玉部14の幅よりも広く設定される。
そして、これら係止突起22b1,22b1の係止位置は、玉部14よりも後側とされる。
また、各係止突起22b1の前端面22b11(図3参照)は、挟持片部13における係止凹部13a内の傾斜前端面13a1(図1参照)に倣うようにして傾斜している。
また、装着部22の開口部22b内の前端には、クリップ本体10における挟持片部13の前端に対し前方側から近接又は当接する当接部22b2が設けられる(図3参照)。この当接部22b2は、挟持片部13の前端部形状にならう凹状の面である。この当接部22b2の開口端側(裏面20a側)には、挟持片部13前端裏面側の被係止部13b(図1参照)に被さるように突出する係止部22b21(図3参照)が設けられる。
上記構成の装飾体20は、玉部14が被挟持物に干渉し難く且つ意匠性が良好なように、装着部22の裏面20aを、挟持片部13の裏面と略面一にしている(図5参照)。
次に、上記構成の筆記具用クリップ1の製造方法について説明する。
先ず、図1に示すように、装飾体20を、クリップ本体10の挟持片部13に対し、その前方側から被せるようにして後方へ移動する。すると、装飾体20後端の開口部22a(図3参照)に、挟持片部13の前端部が押し付けられることで、装飾体20の係止突起22b1,22b1間(図4参照)が弾性的に広がる。
後方への前記移動をさらに継続すると、装飾体20の係止突起22b1,22b1がそれぞれ両係止凹部13a,13aに嵌り込み、同装飾体20内の当接部22b2(図3参照)が挟持片部13の前端部に近接又は当接するともに、該当接部22b2の係止部22b21が挟持片部13前端の被係止部13b(図1参照)に被さるようにして係止される。
この装着状態では、装飾体20の当接部22b2(図3参照)が挟持片部13の前端部に近接又は当接し、同装飾体20の係止突起22b1,22b1の前端部が、両係止凹部13a,13a内の傾斜前端面13a1(図1参照)に近接又は当接するため、装飾体20はクリップ本体10に対し前後方向へ移動しなくなる。
また、玉部14よりも前方側で、装飾体20の係止部22b21(図3参照)が挟持片部13前端の被係止部13b(図1参照)に被さるようにして係止され、且つ、玉部14よりも後方側で、装飾体20の両係止突起22b1,22b1が両係止凹部13a,13aに嵌り合うため、装飾体20が軸筒径方向の外側へ引っ張られたとしても、装飾体20が容易に外れることはない。
また、玉部14が装飾体20の裏面20aよりも軸筒外周面側へ突出するため、玉部14と筆記具の軸筒aとの間に被挟持物(例えば、紙や布等)を挟む際や、挟んだ被挟持物を抜く際等に、被挟持物が装飾体20に擦れたり引っ掛かったりするのに起因して、装飾体20のずれや脱落を生じたり、使用感を損ねたりすることがない。
また、装飾体20を外したり異なるデザインのものに交換したりする場合には、前記と逆の動作によって装飾体20の係止突起22b1,22b1を弾性変形させればよい。
詳細に説明すれば、装着された装飾体20をクリップ本体10に対し前方へやや強く引っ張れば、該装飾体20の係止突起22b1が、傾斜前端面13a1に乗り上がるようにして弾性変形して係止凹部13aから外れるため、装飾体20を容易に外すことができる。
なお、上記実施例によれば、玉部14が被挟持物に干渉し難く且つ意匠性が良好なように、装飾体20の裏面20aを挟持片部13の裏面と略面一にしたが(図5参照)、他例としては、装飾体20の裏面20aを挟持片部13の裏面よりも没入させてより被挟持物に干渉し難くすることも可能である。
さらに、他例としては、玉部14よりも後方側において、図6に示す筆記具用クリップ2のように、装飾体20の裏面20aを、挟持片部13の裏面よりも軸筒外周面側へ突出させるとともに、挟持片部13の裏面に部分的に覆い被せるようにすることも可能である。この態様によれば、装飾体20における玉部14よりも後方側の部分が、軸筒径方向の外側に引っ張られて、装飾体20が外れてしまうようなことを、より効果的に防止することができる。なお、図6の軸方向の断面位置は、図5と同様である。
次に、図7〜9に示す筆記具用クリップ3について説明する。なお、筆記具用クリップ3は、上記筆記具用クリップ1の構成を一部変更したものであるため、主に、その変更部分について詳細に説明し、上記筆記具用クリップ1と略同様の箇所については重複する詳細説明を省略する。
この筆記具用クリップ3は、筆記具の軸筒aに装着可能なクリップ本体10と、該クリップ本体10に対し着脱可能に装着される装飾体20’とから構成される。
クリップ本体10は、上記筆記具用クリップ1に用いたものと同一である。筆記具用クリップ3においては、クリップ本体10における玉部14の両側面の有底穴14d,14dを、装飾体20’を係止するための係止凹部として用いている。
装飾体20’は、上記装飾体20に対し、装着部22を装着部22’に置換した構成とされる。
装着部22’は、装飾部21の裏面から略直方体状に突出して挟持片部13の前端側及び玉部14の上半部における表面と両側面と先端面とを覆うように形成され、内部には、挟持片部13の前端側を挿入するための挿入空間を有するとともに、該挿入空間の前端面を、挟持片部13の前端に対し前方側から近接又は当接する当接部22c’(図8参照)としている。
装着部22’の裏面22a’側には、玉部14の有底穴14d(係止凹部)に係止するための、対向する二つの係止突起22b’,22b’が設けられる(図9参照)。
二つの係止突起22b’,22b’は、挟持片部13の両有底穴14d,14dの上半部側に嵌り合うとともに、各係止突起22b’の前端面を、各有底穴14d内の前端面に対し後方側から近接又は当接させる。
よって、この筆記具用クリップ3によれば、上記筆記具用クリップ1と略同様に、クリップ本体10の前方側から容易に装飾体20’を装着できる上、着脱も容易である。
そして、装着状態の装飾体20’は、挟持片部13の前端側における表面と両側面と先端面とを覆うとともに、両係止突起22b’,22b’を、玉部14の両有底穴14d,14d(係止凹部)内の上半部に嵌め合せているため、前後方向及び軸筒径方向へ移動しないように固定される。
また、玉部14が装飾体20’の裏面22a’よりも軸筒外周面側へ突出するため、玉部14と筆記具の軸筒aとの間に被挟持物を挟む際や、挟んだ被挟持物を抜く際等に、被挟持物が装飾体20’に擦れたり引っ掛かったりして、装飾体20’のずれや脱落を生じたり、使用感を損ねたりするようなことを軽減することができる。
なお、上記筆記具用クリップ3によれば、係止突起22b’を玉部14の有底穴14dの上半部に嵌め合せたが、他例としては、係止突起22b’を有底穴14d全体に嵌め合せるようにすることも可能である。
また、他例としては、上記筆記具用クリップ3に対し、上記装飾体20における係止突起22b1,22b1を付加して、装飾体20’が、有底穴14dと係止凹部13aの二箇所で係止される構造とすることも可能である。
1,2,3:筆記具用クリップ 10:クリップ本体
13:挟持片部 13a:係止凹部
13a1:傾斜前端面 13b:被係止部
14:玉部 14d:有底穴(係止凹部)
20,20’:装飾体 21:装飾部
22,22’:装着部 22b1:係止突起
22b11:前端面 22b2:当接部
22b21:係止部

Claims (4)

  1. クリップ本体に装飾体を装着してなる筆記具用クリップにおいて、
    前記クリップ本体は、両側部のそれぞれに、内部に前端面を有する係止凹部を具備し、
    前記装飾体は、前記両係止凹部に嵌め合せられた状態で各係止凹部内の前記前端面に対し後方側から近接又は当接する二つの係止突起と、前記係止突起よりも前方側で前記クリップ本体の前端に対し前方側から近接又は当接する当接部とを有し、前記二つの係止突起の間を弾性的に広げて前記クリップ本体に着脱されるように弾性材料から形成されている筆記具用クリップであって、
    前記クリップ本体は、筆記具の軸筒外周面との間で被挟持物を挟むように前方へ延設された挟持片部と、該挟持片部の前端側で軸筒外周面へ向かうように突出した玉部とを具備し、前記玉部を前記装飾体よりも軸筒外周面側へ突出させ、
    前記玉部よりも後方側には、前記挟持片部の裏面と前記装飾体の裏面とが略面一に設けられ、
    前記装飾体は、前記クリップ本体の前端側に嵌め合せられた状態で、前記挟持片部の前端側における表面と両側面と先端面とを覆うように形成され、
    前記係止凹部は、前記玉部よりも後方側で、前記挟持片部の裏面側の縁に沿って長尺状に連続していることを特徴とする筆記具用クリップ。
  2. 前記弾性材料がエラストマー樹脂又は合成ゴムであることを特徴とする請求項1記載の筆記具用クリップ。
  3. 前記係止凹部内の前記前端面は、前方斜め軸筒外周面側へ向かう傾斜前端面であることを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具用クリップ。
  4. 前記装飾体は、前記挟持片部の先端面から裏面側にわたって覆い被さって係止されていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の筆記具用クリップ。
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