JP2015196430A - 車両の泥跳ね遮蔽構造 - Google Patents

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伸也 井上
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Abstract

【課題】リヤバンパなどの樹脂製部材の成形性が悪化するような不具合を生じさせることなく、タイヤからの泥跳ねに起因して前記樹脂製部材の表面が汚れることを適切に防止し得る車両の泥跳ね遮蔽構造を提供する。
【解決手段】車両後部に配設された樹脂製部材1には、車両前後方向に貫通して設けられ、かつこの樹脂製部材1に対する他の部材2の装着に利用される孔部10と、この孔部10の下方領域から車両前方側に突出し、かつタイヤからの泥跳ねを遮ってこの泥跳ねが孔部10に進入することを防止可能な遮蔽部11と、が設けられている、車両の泥跳ね遮蔽構造Aであって、遮蔽部11は、樹脂製部材1の車両後方側を向く表面部が凹状となるように、樹脂製部材1を湾曲断面形状とすることにより形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のリヤバンパなどの樹脂製部材に、ランプ類や加飾部品などを装着するような場合に好適な車両の泥跳ね遮蔽構造に関する。
図5は、従来における車両の泥跳ね遮蔽構造の一例を示している。なお、図面において、矢印Frは車両前方を示し、矢印Upは上方を示し、矢印Ouは車幅方向外方を示している。
図5に示す構造においては、自動車の樹脂製のリヤバンパ1eに、加飾部材2eが取り付けられている。加飾部材2eの取付け手段として、リヤバンパ1eに孔部19を貫通させて形成し、この孔部19に、加飾部材2eの係合用突起29を挿入係止させている。
このような構成において、車両走行時に発生するタイヤからの泥跳ねが孔部19に到達すると、その泥水が孔部19を通過し、リヤバンパ1eの表面側に流れ出る虞がある。これでは、リヤバンパ1eの表面側が汚れてしまう。
そこで、従来においては、前記した不具合を防止する手段として、リヤバンパ1eの孔部19の下方領域に、車両前方側に突出するリブ15が設けられている。
しかしながら、このような手段によれば、リブ15がリヤバンパ1eの本体部分から略直交する方向に分岐した形態であり、リブ15の形成箇所において、リヤバンパ1eの断面形状およびボリュームが急変した形態となる。このため、リヤバンパ1eの樹脂成形時において、リブ15の形成箇所における樹脂材料の流動性が悪くなる。すると、このことがリヤバンパ1eの他の部分の成形にも悪影響を与えてしまい、いわゆるガス巻き込みなどの品質低下を来す虞がある。
特開平8−103849号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、リヤバンパなどの樹脂製部材の成形性が悪化するような不具合を生じさせることなく、タイヤからの泥跳ねに起因して前記樹脂製部材の表面が汚れることを適切に防止し得る車両の泥跳ね遮蔽構造を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される車両の泥跳ね遮蔽構造は、車両後部に配設された樹脂製部材を備えており、この樹脂製部材には、車両前後方向に貫通して設けられ、かつこの樹脂製部材に対する他の部材または部品の装着に利用される孔部と、この孔部の下方領域から車両前方側に突出し、かつタイヤからの泥跳ねを遮ってこの泥跳ねが前記孔部に進入することを防止可能な遮蔽部と、が設けられている、車両の泥跳ね遮蔽構造であって、前記遮蔽部は、前記樹脂製部材の車両後方側を向く表面部が凹状となるように、前記樹脂製部材を湾曲断面形状とすることにより形成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、タイヤからの泥跳ねが樹脂製部材の孔部に進入することが遮
蔽部によって阻止される結果、樹脂製部材の表面に泥汚れが生じることを適切に防止できることに加え、次のような効果がさらに得られる。
すなわち、泥跳ねを遮るための遮蔽部は、前記従来技術のリブ15とは異なり、樹脂製部材の他の部分から分岐したかたちでは成形されておらず、樹脂製部材の他の部分に非分岐状態で一連に繋がった形態となる。遮蔽部の各部の樹脂厚みも、樹脂製部材の他の部分と同様な厚みとすることが可能であり、局所的に断面形状やボリュームが急変するような箇所が発生しない形態とすることができる。したがって、樹脂製部材の成形性をよくし、樹脂製部材の樹脂成形時において、遮蔽部の形成箇所への樹脂材料の流動性が悪くなるといったことをなくすことができる。その結果、樹脂製部材の品質をよくすることができる。
本発明において、好ましくは、前記遮蔽部は、車両前後方向視において、前記孔部の直下に位置する第1の部分と、この第1の部分から上方または斜め上方に向けて起立する第2の部分とを有している。
このような構成によれば、遮蔽部の第1の部分は、その正面側から飛散してくる泥跳ねを好適に遮るのに対し、遮蔽部の第2の部分は、孔部に対して斜め方向から飛散してくる泥跳ねを好適に遮ることとなる。したがって、孔部への泥跳ね進入防止効果を、より高めることが可能である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
(a)は、本発明に係る車両の泥跳ね遮蔽構造の一例を示す要部正面図であり、(b)は、その分解正面図である。 図1(a)のII−II断面図である。 図2に示す部分をその車両前方側からみた要部断面斜視図である。 図1(a)のIV−IV断面図である。 従来技術の一例を示し、(a)は、要部正面図であり、(b)は、(a)のVb−Vb断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す車両の泥跳ね遮蔽構造Aは、自動車の後部に取り付けられる樹脂製のバンパ1(リヤバンパ)と、このバンパ1に取り付けるための加飾部材2との取り付け構造に適用されている。バンパ1は、本発明でいう樹脂製部材の一例に相当する。加飾部材2は、リヤランプ用のベゼル3が取り付けられたものであり、その本体部分は、樹脂製である。
バンパ1に対する加飾部材2の取付け手段として、図2および図3に示すような構造が採用されている。これらの図において、加飾部材2には係止爪20aを有する取付け用突起20、およびこの取付け用突起20の台座となるブリッジ部21が形成されており、バンパ1には、取付け用突起20を挿通係止させるための孔部10が車両前後方向に貫通して設けられている。バンパ1の孔部10よりも下方には、タイヤ(図示略)からの泥跳ねを遮り、孔部10への泥跳ねの進入を防止するための遮蔽部11が形成されている。この遮蔽部11の車両前方への突出寸法は、好ましくは、タイヤの接地部と孔部10とを結ぶ直線以上に、遮蔽部11の先端部が車両前方側に位置する寸法とされる。
遮蔽部11は、バンパ1の表面(車両後方を向く面)に凹状部12が形成されるように
、バンパ1を湾曲断面形状とすることにより形成されている。したがって、より詳細には、この遮蔽部11は、凹状部12を挟んで対向する上壁部11a、下壁部11b、およびこれらの先端部どうしを繋ぐ先端壁部11cを有する構成となる。
取付け用突起20および孔部10は、車幅方向に適当な間隔を隔てて複数箇所設けられている。このことに対応すべく、遮蔽部11は、車幅方向に延びた形態に設けられている。ただし、この遮蔽部11は、上下高さ方向に起伏した波状とされている(図1も参照)。このことにより、遮蔽部11は、図3によく表われているように、車両前後方向視において、孔部10の直下に位置する第1の部分11Aと、この第1の部分11Aから斜め上方(または上方)に向けて起立する第2の部分11Bとを有している。
なお、遮蔽部11は、タイヤからの泥跳ねを受ける虞のない部分には、設ける必要はない。たとえば、車体後部に隠れてしまう部分であり、図1(b)の左端の取付け用突起20eおよび孔部19eの位置などが該当する。ただし、バンパ1の補強を目的として、遮蔽部11を設けることもできる。
図4は、加飾部材2の車幅方向端部寄り領域の下端先端部28およびその付近の構造を示している。同図に示す構造においては、加飾部材2の下端先端部28が、バンパ1に別途形成された凹部17に係入されている。ただし、この凹部17の上壁部には、下向きに突出する小サイズのリブ16が設けられており、このリブ16の下面に下端先端部28の上面が当接した構成とされている。このような構造によれば、加飾部材2の下端先端部28の建付け精度を高め、下端先端部28にがたつきなどを生じ難くすることができる。
次に、前記した車両の泥跳ね遮蔽構造Aの作用について説明する。
まず、遮蔽部11は、既述したように、タイヤからの泥跳ねを遮り、孔部10に泥跳ねが到達することを阻止する役割を果たすために、孔部10を通過した泥水がバンパ1の表面側に流れ出てバンパ1の表面を汚すことは適切に防止される。とくに、本実施形態においては、遮蔽部11に第1および第2の部分11A,11Bを設けているために、孔部10に対してその正面から飛散してくる泥水については第1の部分11Aにより遮り、かつ斜めから飛散してくる泥水については第2の部分11Bによって遮ることが可能である。したがって、孔部10に泥跳ねが到達することを、より徹底して防止する効果が得られる。
遮蔽部11は、バンパ1を断面湾曲状に形成することにより構成されており、たとえばバンパ1から突起状の部分が分岐した状態で設けられたような形態にはなっていない。遮蔽部11の形成箇所において、局所的に断面形状やボリュームが急変する箇所はない。また、遮蔽部11の各部は、バンパ1の他の部分と略同一の肉厚に揃えることも可能である。このようなことから、バンパ1の成形性が良好となり、バンパ1の品質を高めることができる。
遮蔽部11は、バンパ1の剛性を高める効果を発揮する。とくに、本実施形態では、遮蔽部11が車幅方向に延びるように設けられ、しかも波状に形成されているために、バンパ1の剛性を効率よく高める上で、より好ましいものとなる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る車両の泥跳ね遮蔽構造の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
本発明でいう樹脂製部材は、バンパに限定されない。車両後部に配設された樹脂製の部材であれば、種々の部材を適用することができる。また、樹脂製部材に取付けられる具体
的な部材または部品についても、やはり限定されるものではなく、加飾部材以外の機能部品(ランプ類など)を取付け対象とすることもできる。
A 車両の泥跳ね遮蔽構造
1 バンパ(樹脂製部材)
10 孔部
11 遮蔽部
11A,11B 第1および第2の部分
12 凹状部
2 加飾部材(樹脂製部材への取付け部材)

Claims (2)

  1. 車両後部に配設された樹脂製部材を備えており、
    この樹脂製部材には、
    車両前後方向に貫通して設けられ、かつこの樹脂製部材に対する他の部材または部品の装着に利用される孔部と、
    この孔部の下方領域から車両前方側に突出し、かつタイヤからの泥跳ねを遮ってこの泥跳ねが前記孔部に進入することを防止可能な遮蔽部と、
    が設けられている、車両の泥跳ね遮蔽構造であって、
    前記遮蔽部は、前記樹脂製部材の車両後方側を向く表面部が凹状となるように、前記樹脂製部材を湾曲断面形状とすることにより形成されていることを特徴とする、車両の泥跳ね遮蔽構造。
  2. 請求項1に記載の車両の泥跳ね遮蔽構造であって、
    前記遮蔽部は、車両前後方向視において、前記孔部の直下に位置する第1の部分と、この第1の部分から上方または斜め上方に向けて起立する第2の部分とを有している、車両の泥跳ね遮蔽構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021037854A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 スズキ株式会社 車体後部構造
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