JP2017043297A - ガーニッシュの取付構造 - Google Patents

ガーニッシュの取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017043297A
JP2017043297A JP2015169155A JP2015169155A JP2017043297A JP 2017043297 A JP2017043297 A JP 2017043297A JP 2015169155 A JP2015169155 A JP 2015169155A JP 2015169155 A JP2015169155 A JP 2015169155A JP 2017043297 A JP2017043297 A JP 2017043297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
garnish
holder
design member
front bumper
bumper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015169155A
Other languages
English (en)
Inventor
礼男 溝口
Norio Mizoguchi
礼男 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2015169155A priority Critical patent/JP2017043297A/ja
Publication of JP2017043297A publication Critical patent/JP2017043297A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

【課題】ガーニッシュの端部が意匠部材の外側表面から浮くことなく、外観品質を保つことが可能であり、かつ、ガーニッシュと意匠部材との間の隙間が小さい場合にも適用することにある。
【解決手段】ガーニッシュ2の周縁部21aがフロントバンパ1の外側表面に当接された状態で、ガーニッシュ2がフロントバンパ1に取付けられる取付構造において、ガーニッシュ2の端部21の裏面側には、フロントバンパ1へ向かって突出する凸部22が設けられ、フロントバンパ1には、ガーニッシュ2の取付状態で凸部22を挿通する取付穴12が設けられ、フロントバンパ1の端部11の裏面側には、ガーニッシュホルダ4が設けられ、ガーニッシュホルダ4は、フロントバンパ1の裏面と当接する当接部41を有しており、取付穴12に凸部22が挿通された状態で、ガーニッシュホルダ4及び凸部22が締付部材で締め付けられることによって、フロントバンパ1が、ガーニッシュ2とガーニッシュホルダ4とに挟持されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、意匠部材に取付けられるガーニッシュの取付構造に関する。
従来から、車両用のバンパ、テールゲートなどの意匠部材の外側表面には、外観品質を高めるために、樹脂製のガーニッシュが取付けられている。このうち、バンパに取付られるガーニッシュにおいては、当該ガーニッシュの端部がバンパの車両幅方向側面に被さるような意匠の取付構造となっている。また、テールゲートに補強部材を介して取付けるガーニッシュにおいては、当該ガーニッシュの両端に補強部材の端部を覆う嵌合部が設けられ、補強部材の端部を嵌合部に挿入することにより、補強部材及びガーニッシュがテールゲートに取付られた取付構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−119459号公報
しかしながら、上述した従来のガーニッシュの取付構造においては、当該ガーニッシュが車両幅方向に延在して配置される長尺の外装部材として形成されているので、ガーニッシュの端部をバンパの車両幅方向側面に被せると、ガーニッシュの端部が当該バンパの側面から浮いて隙間が生じてしまい、車両の外観を損ねるおそれがあった。このようなガーニッシュの端部の浮き発生の問題を有しているため、従来、バンパの側面にガーニッシュを被せて取付ける構造が意匠的に採用されて来なかった。一方、バンパの側面にガーニッシュの端部を嵌め込むような溝部を設けることによって、バンパの側面に被せたガーニッシュの端部の浮きを隠す構造とすることも考えられるが、この構造では、意匠の自由度を低下させていた。
また、テールゲートに補強部材を介してガーニッシュを取付ける構造は、ガーニッシュとテールゲートとの間の隙間が狭い場合には採用することができないので、意匠の自由度を低下させ、外観品質の向上を図ることが難しいという問題を有していた。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、ガーニッシュの端部が意匠部材の外側表面から浮くことなく、外観品質を保つことが可能であり、かつ、ガーニッシュと意匠部材との間の隙間が小さい場合にも適用することが可能なガーニッシュの取付構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、ガーニッシュの周縁部が意匠部材の外側表面に当接された状態で、前記ガーニッシュが前記意匠部材に取付けられているガーニッシュの取付構造において、前記ガーニッシュの端部裏面側には、前記意匠部材へ向かって突出する凸部が設けられ、前記意匠部材には、前記ガーニッシュの取付状態で前記凸部を挿通する取付穴が設けられ、前記意匠部材の端部裏面側には、ガーニッシュホルダが設けられ、該ガーニッシュホルダは、前記意匠部材の裏面と当接する当接部を有しており、前記取付穴に前記凸部が挿通された状態で、前記ガーニッシュホルダ及び前記凸部が締付部材で締め付けられることによって、前記意匠部材が、前記ガーニッシュと前記ガーニッシュホルダとに挟持されている。
また、本発明の一態様において、前記当接部は、前記凸部の少なくとも一部を囲うような位置に配設されている。
さらに、本発明の一態様において、前記当接部は、前記ガーニッシュの周縁部に近接する位置に配設されている。
そして、本発明の一態様において、前記当接部は、前記ガーニッシュの周縁部よりも内側に配設されている。
また、本発明の一態様において、前記ガーニッシュホルダは、前記締付部材の軸部が挿通する取付面部と、該取付面部から前記意匠部材側に延びる縦壁部とを有し、前記当接部には、前記意匠部材に対して反対側に延びるリブ形状部が形成されており、前記縦壁部と前記リブ形状部とは、放射状リブによって連結されている。
さらに、本発明の一態様において、前記意匠部材は車両用のバンパであり、前記ガーニッシュは車両幅方向に延びる形状に形成されており、前記ガーニッシュ及び前記ガーニッシュホルダは、片側の側端部で上下2点の締結部をそれぞれ有している。
上述の如く、本発明に係るガーニッシュの取付構造は、ガーニッシュの周縁部が意匠部材の外側表面に当接された状態で、前記ガーニッシュが前記意匠部材に取付けられているものであって、前記ガーニッシュの端部裏面側には、前記意匠部材へ向かって突出する凸部が設けられ、前記意匠部材には、前記ガーニッシュの取付状態で前記凸部を挿通する取付穴が設けられ、前記意匠部材の端部裏面側には、ガーニッシュホルダが設けられ、該ガーニッシュホルダは、前記意匠部材の裏面と当接する当接部を有しており、前記取付穴に前記凸部が挿通された状態で、前記ガーニッシュホルダ及び前記凸部が締付部材で締め付けられることによって、前記意匠部材が、前記ガーニッシュと前記ガーニッシュホルダとに挟持されているので、ガーニッシュの端部が意匠部材の外側表面から浮くような事態を確実に防止することができ、ガーニッシュが取付けられた意匠部材の外観品質を長期間にわたり保持することができる。しかも、本発明の取付構造において、ガーニッシュは、凸部が取付穴に挿通された状態で意匠部材に取付けられているので、ガーニッシュと意匠部材との間の隙間が小さい場合にも対応することができ、汎用性に優れている。
また、本発明の一態様において、前記当接部は、前記凸部の少なくとも一部を囲うような位置に配設されているので、締付部材の締め付けによって生じる締結力を意匠部材に平均的に分散することができ、ガーニッシュホルダの当接部を意匠部材の裏面に均等に接触させることができる。
さらに、本発明の一態様において、前記当接部は、前記ガーニッシュの周縁部に近接する位置に配設されているので、意匠部材に掛かるガーニッシュの周縁部からの力とガーニッシュホルダの当接部からの力とが互いに向き合う方向で近接して位置することになり、意匠部材の変形を防ぐことができる。
そして、本発明の一態様において、前記当接部は、前記ガーニッシュの周縁部よりも内側に配設されているので、締付部材の締め付けによって生じる締結力を逃すことなく意匠部材にそのまま伝えることができるとともに、ガーニッシュホルダの小型軽量化を図ることができる。
また、本発明の一態様において、前記ガーニッシュホルダは、前記締付部材の軸部が挿通する取付面部と、該取付面部から前記意匠部材側に延びる縦壁部とを有し、前記当接部には、前記意匠部材に対して反対側に延びるリブ形状部が形成されており、前記縦壁部と前記リブ形状部とは、放射状リブによって連結されているので、締付部材の締め付けによって生じる締結力をより一層効率的にガーニッシュホルダの全体に分散できるとともに、ガーニッシュホルダの剛性を高めることができる。
さらに、本発明の一態様において、前記意匠部材は車両用のバンパであり、前記ガーニッシュは車両幅方向に延びる形状に形成されており、前記ガーニッシュ及び前記ガーニッシュホルダは、片側の側端部で上下2点の締結部をそれぞれ有しているので、ガーニッシュの端部がバンパの外側表面から浮くことを確実に防止できる。したがって、本態様の取付構造によれば、ガーニッシュがバンパと対応して車両幅方向に延在して配置されても、ガーニッシュの側端部がバンパの側面から浮いて、ガーニッシュとバンパとの境界線が見えるようなことが起こらないので、外観品質などを重視する車両用のバンパに用いることがより効果的である。
本発明の実施形態に係るガーニッシュの取付構造が適用される車両のフロントバンパを車両前方側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るガーニッシュの取付構造が適用される車両のフロントバンパを車両後方側から見た斜視図である。 図1におけるフロントバンパの右側側部にガーニッシュの端部が取付けられた状態を拡大して示す斜視図である。 図3におけるフロントバンパ及びガーニッシュを車両前方側から見た正面図である。 図4におけるA−A線断面図である。 図2において、ガーニッシュの端部がガーニッシュホルダなどによってフロントバンパの右側側部に取付けられた状態を車両後方側から拡大して見た斜視図である。 図6において、ガーニッシュを破線で示す斜視図である。 図6において、ガーニッシュのみを示す斜視図である。 図6において、フロントバンパのみを示す斜視図である。 図6において、ガーニッシュホルダ及びスクリューを取り除いた状態を示す斜視図である。 図7におけるB−B線断面図である。 図7におけるC−C線断面図である。 図7におけるD−D線断面図である。 図6におけるガーニッシュホルダを取付面側から示す斜視図である。 図14におけるガーニッシュホルダを反対側から示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るガーニッシュの取付構造が適用される車両のリヤバンパを車両前方側から見たものであり、リヤバンパの左側側部にガーニシュの端部が取付けられた状態を拡大して示す斜視図である。 図16において、ガーニッシュの端部のみを示す斜視図である。 図16において、ガーニッシュホルダのみを示す斜視図である 図16におけるE−E線断面図である。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図15は本発明の実施形態に係るガーニッシュの取付構造を示すものである。なお、図において、矢印Fr方向は車両前方を示している。
図1〜図4に示すように、本発明の実施形態に係るガーニッシュの取付構造が適用される意匠部材は、車両の車体前部(図示せず)に配設される合成樹脂製のフロントバンパ1である。このフロントバンパ1は、車体前部の車両幅方向のほぼ全幅にわたって設けられており、車両幅方向の左右両端部11は、車両後方へ向かって延びる屈曲した形状に形成されている。
また、フロントバンパ1の前面上部には、該フロントバンパ1とは別体の合成樹脂部品であるガーニッシュ2が取付けられており、該ガーニッシュ2は、フロントバンパ1の外観意匠性を高めるために設けられ、車両幅方向に延びる形状に形成されている。そのため、ガーニッシュ2は、フロントバンパ1の車両幅方向のほぼ全幅にわたって配置可能な大きさを有し、車両幅方向の左右両端部21は、フロントバンパ1の左右両端部11と同様、車両後方へ向かって延びる屈曲した形状に形成されているとともに、左右両端部21の周縁部21aがフロントバンパ1の左右両端部11の外側表面に当接された状態で取付けられるようになっている。しかも、ガーニッシュ2がフロントバンパ1に取付けられた状態では、ガーニッシュ2の左右両端部21とフロントバンパ1の左右両端部11との間に意匠断面部分の隙間Sが形成されている(図11参照)。
本実施形態の取付構造において、ガーニッシュ2の左右両端部21の裏面側には、図5〜図11に示すように、フロントバンパ1の端部11へ向かって突出する上下一対の凸部22が車両の斜め上下方向に間隔を空けて設けられており、これら凸部22は、締付部材のスクリュー3と螺合するナット部22aを有するボス形状に形成されている。一方、フロントバンパ1の左右両端部11には、ガーニッシュ2の取付状態で凸部22を挿通する上下一対の取付穴12が当該凸部22と対応する位置に設けられており、これら取付穴12は、ガーニッシュ2の組付性を高めるために、車両幅方向に沿って延びる長穴形状に形成されている。
また、本実施形態の取付構造において、フロントバンパ1の端部11の裏面側には、図2、図5〜図7及び図11〜図15に示すように、両端部に取付面部(後述する)を有するガーニッシュホルダ4が設けられており、取付穴12に凸部22を挿通して配置した状態で、当該ガーニッシュホルダ4及び凸部22がスクリュー3で締め付けられることによって、フロントバンパ1の端部11が、ガーニッシュ2の端部21とガーニッシュホルダ4との間に挟持されるように構成されている。すなわち、ガーニッシュ2及びガーニッシュホルダ4は、片側の側端部で上下2点の締結部Fをそれぞれ有しており、これら2点の締結部Fによって、ガーニッシュ2の端部21がフロントバンパ1の端部11の外側表面から浮かないようになっている。
本実施形態のガーニッシュホルダ4は、一体成形された樹脂製の部品であり、フロントバンパ1の端部11に設けられた上下一対の取付穴12間の距離よりも大きい長さ寸法を有し、両端部が幅広になっている幅寸法を有する上面視で略長方形の板状体に形成されている。そして、ガーニッシュホルダ4は、図5、図11及び図15に示すように、フロントバンパ1の端部11の裏面と当接する凸形状の当接部41を有しており、該当接部41は、フロントバンパ1の裏面側に臨む片側表面の周縁からフロントバンパ1へ向かって突出して形成されている。
また、当接部41は、ガーニッシュ2の凸部22の少なくとも一部(本実施形態では大部分)を囲うような位置に配設されており、スクリュー3の締め付けによって生じる締結力がフロントバンパ1の端部11に平均的に分散され、ガーニッシュホルダ4の当接部41がフロントバンパ1の裏面に均等に接触するようになっている。
さらに、当接部41は、図5及び図11に示すように、ガーニッシュ2の端部21の周縁部21aに近接する位置に配設されている。これにより、フロントバンパ1に掛かるガーニッシュ2の端部21の周縁部21aからの力とガーニッシュホルダ4の当接部41からの力とが互いに向き合う方向で近接して配置され、相殺されることになり、フロントバンパ1の端部11の変形が抑えられるようになっている。
しかも、当接部41は、ガーニッシュ2の端部21の周縁部21aよりも内側に配設され、スクリュー3から近距離の位置に配置されており、スクリュー3の締め付けによって生じる締結力が当接部41に集中するように構成されている。これにより、スクリュー3の締結力が逃げることなくフロントバンパ1の端部11にそのまま伝達され、ガーニッシュホルダ4の小型軽量化が実現されるようになっている。
また、本実施形態のガーニッシュホルダ4は、図5、図11、図14及び図15に示すように、フロントバンパ1の裏面に対して反対側に位置する平坦な取付面部42と、該取付面部42からフロントバンパ1の裏面側へ向かって外側に傾斜して延びる縦壁部43とを有しており、取付面部42の中央部分には、スクリュー3の軸部を挿通させる貫通穴42aが設けられている。これら取付面部42及び縦壁部43は、フロントバンパ1の裏面側に臨む片側表面と反対側表面において、ガーニッシュホルダ4の両端部にそれぞれ突出して設けられており、取付面部42と縦壁部43とにより、底辺が無い断面略台形形状に形成されている。
そして、ガーニッシュホルダ4の当接部41の裏面側には、図5、図7、図11、図14及び図15に示すように、フロントバンパ1に対して反対側に延びるリブ形状部44が形成されており、該リブ形状部44は、ガーニッシュホルダ4の全周にわたって設けられている。また、縦壁部43とリブ形状部44とは、複数本の放射状リブ45によって連結されており、これら放射状リブ45は、縦壁部43の外周部において、周方向に間隔を空けて設けられている。しかも、ガーニッシュホルダ4の両端に位置する2つの縦壁部43は、直線状リブ46によって互いに連結されている。
このような構造によって、スクリュー3の締結力が、ガーニッシュ2の凸部22からガーニッシュ2の端部21の周縁部21aに伝わるとともに、ガーニッシュホルダ4の取付面部42及び縦壁部43から当接部41に伝わり、ガーニッシュホルダ4の全体に分散されることになり、フロントバンパ1の端部11に対して、ガーニッシュ2の端部21の周縁部21aとガーニッシュホルダ4との間に挟まれるような力が作用するようになっている。また、リブ形状部44、放射状リブ45及び直線状リブ46の配設によって、ガーニッシュホルダ4の剛性が高められるとともに、スクリュー3の締結力がガーニッシュホルダ4、フロントバンパ1及びガーニッシュ2に効果的に伝えられるようになっている。
さらに、ガーニッシュホルダ4の長手方向の中間部分であって、フロントバンパ1の裏面側に臨む片側表面には、図13〜図15に示すように、当該ガーニッシュホルダ4を仮保持するために用いられる係止爪47がフロントバンパ1へ向かって起立して設けられており、該係止爪47は、前後に間隔を空けて配置される一対の板状片から構成されている。また、ガーニッシュホルダ4の長手方向の中間部分であって、係止爪47と反対側の側縁には、2本の位置決めピン48がガーニッシュホルダ4の長手方向に間隔を空けて設けられており、これら位置決めピン48は、係止爪47と同方向に突出している。一方、フロントバンパ1の端部11には、図9、図10、図12及び図13に示すように、係止穴13及びピン穴14がガーニッシュホルダ4の係止爪47及び位置決めピン48とそれぞれ対応する位置に設けられており、これら係止爪47及び位置決めピン48を対応する係止穴13及びピン穴14に差し込むことによって、ガーニッシュホルダ4がフロントバンパ1に対して正確に位置決めされた状態で仮保持されるようになっている。
本発明の実施形態の取付構造によって、ガーニッシュ2の端部21をフロントバンパ1の端部11に取付けるには、まず、ガーニッシュホルダ4を持ちながら、フロントバンパ1の裏面側から係止爪47及び位置決めピン48をフロントバンパ1の係止穴13及びピン穴14に差し込み、ガーニッシュホルダ4をフロントバンパ1の裏面側に位置決めした状態で仮保持しておく(図12及び図13参照)。次いで、ガーニッシュ2を持ち、フロントバンパ1の表面側から凸部22をフロントバンパ1の取付穴12に挿通させる(図10参照)。この状態で、スクリュー3の軸部をガーニッシュホルダ4の取付面部42の貫通穴42aに挿通させるとともに、ガーニッシュ2の凸部22のナット部22aに螺合させて締め付ければ、ガーニッシュ2の端部21は、周縁部21aがフロントバンパ1の端部11の外側表面に当接された状態でフロントバンパ1の端部11に取付けられ、フロントバンパ1の端部11は、ガーニッシュ2の端部21とガーニッシュホルダ4とに挟持されることになる(図1〜図7参照)。
本発明の実施形態に係るガーニッシュ2の取付構造においては、ガーニッシュ2の端部21の裏面側にフロントバンパ1の端部11へ向かって突出する凸部22が設けられ、フロントバンパ1の端部11にガーニッシュ2の取付状態で凸部22を挿通する取付穴12が設けられ、フロントバンパ1の端部11の裏面側に、当該端部11の裏面と当接する当接部41を有するガーニッシュホルダ4が設けられており、取付穴12に凸部22が挿通された状態で、ガーニッシュホルダ4の取付面部42及び凸部22がスクリュー3で締め付けられることによって、フロントバンパ1の端部11がガーニッシュ2とガーニッシュホルダ4とに挟持されており、ガーニッシュ2の端部21の周縁部21aがフロントバンパ1の外側表面に当接された状態でフロントバンパ1の端部11に取付けられることになるので、ガーニッシュ2の先端に位置する周縁部21aのバンパ曲面への追従性を向上させることができ、かつガーニッシュ2の端部21がフロントバンパ1の端部11の外側表面から浮くことが起こらず、ガーニッシュ2が取付けられたフロントバンパ1の外観品質を良好に保つことができる。
また、本実施形態の取付構造におけるガーニッシュ2は、凸部22が取付穴12に挿通された状態でフロントバンパ1に取付けられているので、ガーニッシュ2の端部21とフロントバンパ1の端部11との間の隙間Sが小さい車両の場合にも対応できる。しかも、本実施形態の取付構造は、図5に示すように、側面にガーニッシュ2の端部21を嵌め込むような溝部1aを設けたフロントバンパ1にも適用可能であるので、従来機種のバンパと共通して使用することができ、部品の共通化によるコストダウンを図ることができる。
図16〜図19は本発明の他の実施形態に係るガーニッシュの取付構造を示すものである。
本実施形態に係るガーニッシュ2の取付構造が適用される意匠部材は、車両の車体後部(図示せず)に配設される合成樹脂製のリヤバンパ5である。この実施形態の取付構造は、基本的には上記実施形態の取付構造と同様であり、上記実施形態と同様の構成要素は同様の符号及び用語を用いて説明する。ここでは、上記実施形態と異なる構成ついて説明する。
本実施形態のリヤバンパ5は、図16及び図19に示すように、車体後部の車両幅方向のほぼ全幅にわたって設けられており、車両幅方向の左右両端部51は、車両前方へ向かって延びる屈曲した形状に形成されている。ガーニッシュ2の端部21の裏面側上部には、上記実施形態と同様の凸部22が設けられているが、裏面側下部には、当該凸部22に代えてフック形状部23が設けられ、リヤバンパ5の端部51の下部には、取付穴に代えてフック形状部23を挿通させるフック穴53が設けられている。この理由として、ガーニッシュ2の車両前後方向の長さL(図17参照)が短い場合には、スクリュー3の2点による締結ではなく、フック形状部23とフック穴53との係合作用によっても、ガーニッシュ2とリヤバンパ5との締結に十分な締結力を確保でき、かつコストダウンも実現することができるからである。
そして、本実施形態のガーニッシュホルダ4Aの上部には、図16、図18及び図19に示すように、上記実施形態と同様の取付面部42等が設けられているが、下部には、当該取付面部42等に代えてコの字形状の切欠き部49aと当てリブ49bが設けられている。また、ガーニッシュホルダ4Aの片側縁部の上下方向中間分は、反対側縁部へ向かって三角形状に切り欠かれており、この切欠き部分の先端には、上記実施形態と同様の位置決めピン48が1本だけ設けられ、上記実施形態の係止爪は設けられていない。
本発明の実施形態の取付構造によって、ガーニッシュ2の端部21をリヤバンパ5の端部51に取付けるには、まず、ガーニッシュ2を持ち、リヤバンパ5の表面側から凸部22をリヤバンパ5の取付穴12に挿通させるとともに、フック形状部23をフック穴53に挿通させる(図19参照)。そして、ガーニッシュホルダ4Aを持ちながら、上方から切欠き部49aをフック形状部23に突き刺しながら当てリブ49bでフック形状部23を押圧するとともに、位置決めピン48をリヤバンパ5のピン穴14に差し込み、ガーニッシュホルダ4Aをリヤバンパ5の裏面側に位置決めして保持する。この状態で、スクリュー3の軸部をガーニッシュホルダ4Aの取付面部42の貫通穴42aに挿通させるとともに、ガーニッシュ2の凸部22のナット部22aに螺合させて締め付ければ、ガーニッシュ2の端部21は、周縁部21aがリヤバンパ5の端部51の外側表面に当接された状態でリヤバンパ5の端部51に取付けられ、リヤバンパ5の端部51は、ガーニッシュ2の端部21とガーニッシュホルダ4Aとに挟持されることになる(図16参照)。
したがって、本発明の実施形態の取付構造によれば、ガーニッシュホルダ4Aのより一層の小型軽量化を図ることができるとともに、ガーニッシュ2の端部21がリヤバンパ5の端部51の外側表面から浮くことが起こらず、ガーニッシュ2が取付けられたリヤバンパ5の外観品質を良好に保持できるなど、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、既述の実施の形態では、適用される意匠部材がフロントバンパ1及びリヤバンパ5であるが、適用される意匠部材としては、テールゲートなどの他の外装部品等であっても良い。
1 フロントバンパ(意匠部材)
2 ガーニッシュ
3 スクリュー(締付部材)
4,4A ガーニッシュホルダ
5 リヤバンパ(意匠部材)
11 フロントバンパの端部
12 取付穴
13 係止穴
14 ピン穴
21 ガーニッシュの端部
21a 周縁部
22 凸部
22a ナット部
23 フック形状部
41 当接部
42 取付面部
42a 貫通穴
43 縦壁部
44 リブ形状部
45 放射状リブ
46 直線状リブ
47 係止爪
48 位置決めピン
49a 切欠き部
49b 当てリブ
51 リヤバンパの端部
53 フック穴
F 締結部
S ガーニッシュの端部とバンパの端部との間の隙間

Claims (6)

  1. ガーニッシュの周縁部が意匠部材の外側表面に当接された状態で、前記ガーニッシュが前記意匠部材に取付けられているガーニッシュの取付構造において、
    前記ガーニッシュの端部裏面側には、前記意匠部材へ向かって突出する凸部が設けられ、前記意匠部材には、前記ガーニッシュの取付状態で前記凸部を挿通する取付穴が設けられ、
    前記意匠部材の端部裏面側には、ガーニッシュホルダが設けられ、該ガーニッシュホルダは、前記意匠部材の裏面と当接する当接部を有しており、
    前記取付穴に前記凸部が挿通された状態で、前記ガーニッシュホルダ及び前記凸部が締付部材で締め付けられることによって、前記意匠部材が、前記ガーニッシュと前記ガーニッシュホルダとに挟持されていることを特徴とするガーニッシュの取付構造。
  2. 前記当接部は、前記凸部の少なくとも一部を囲うような位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のガーニッシュの取付構造。
  3. 前記当接部は、前記ガーニッシュの周縁部に近接する位置に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のガーニッシュの取付構造。
  4. 前記当接部は、前記ガーニッシュの周縁部よりも内側に配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガーニッシュの取付構造。
  5. 前記ガーニッシュホルダは、前記締付部材の軸部が挿通する取付面部と、該取付面部から前記意匠部材側に延びる縦壁部とを有し、前記当接部には、前記意匠部材に対して反対側に延びるリブ形状部が形成されており、前記縦壁部と前記リブ形状部とは、放射状リブによって連結されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のガーニッシュの取付構造。
  6. 前記意匠部材は車両用のバンパであり、前記ガーニッシュは車両幅方向に延びる形状に形成されており、前記ガーニッシュ及び前記ガーニッシュホルダは、片側の側端部で上下2点の締結部をそれぞれ有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のガーニッシュの取付構造。
JP2015169155A 2015-08-28 2015-08-28 ガーニッシュの取付構造 Pending JP2017043297A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015169155A JP2017043297A (ja) 2015-08-28 2015-08-28 ガーニッシュの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015169155A JP2017043297A (ja) 2015-08-28 2015-08-28 ガーニッシュの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017043297A true JP2017043297A (ja) 2017-03-02

Family

ID=58209621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015169155A Pending JP2017043297A (ja) 2015-08-28 2015-08-28 ガーニッシュの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017043297A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1054411A (ja) クリップ
US8191843B2 (en) Mudguard mounting structure
JP6401767B2 (ja) 車体構造
JP6686681B2 (ja) 車両前部構造
JP2010047183A (ja) 車両前部の構造
JP4816959B2 (ja) フォグランプの取付構造、及びその取付方法
JPWO2015050025A1 (ja) 車体バンパ構造
JP2006199145A (ja) バンパのセンサー取付構造
JP2017043297A (ja) ガーニッシュの取付構造
JP2009274543A (ja) 自動車
JP4622528B2 (ja) カバー部材のフロントフェンダー取付部構造
JP6330677B2 (ja) 車両の前部構造
JP2014234143A (ja) 車両用ラジエータグリル構造
JP2001233049A (ja) 自動車用のモールクリップ
JP2007076596A (ja) ピラートリムの取付構造
JP2015193279A (ja) 内装トリムのポケット取付け構造
JP2004330994A (ja) エアダムスカート取付構造
JP2011247394A (ja) 樹脂部品の取付固定構造
JP6140832B2 (ja) 車体バンパ構造
JP2018199376A (ja) カウルカバー
JP4859246B2 (ja) 車両用ランプ
JP2014065370A (ja) バンパ取付け用リテーナ
JP6016545B2 (ja) ルーフモールの取付構造体
JP4432998B2 (ja) ガーニッシュの取付構造
JP7480574B2 (ja) ピラーガーニッシュ