JP5966695B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、走行用モータへの供給電力を蓄える蓄電装置としての二次電池が搭載されている。二次電池は、電極及びセパレータを有する電極組立体を備えている。また、電極には、当該電極の一端部からタブが突出形成されている。そして、電極が複数積層された状態においては、タブが複数重なることによってタブ群が構成されている。そして、タブ群と導電部材とが接合され、且つ導電部材と、一部がケース外に露出した端子とが接合されていることによって、外部から電極組立体の電力を取り出すことが可能となっている。また、例えば特許文献1には、タブを曲げることについて記載されている。
特開2007−234466号公報
ここで、上記のようにタブを折り曲げた場合、タブの端面ずれが発生する。詳細には、タブを集めてタブ群を構成した状態において、タブの先端が階段状となる。かかる構成において、タブの突出寸法が短い場合には、タブを重ねることが困難となったり、折り曲げに起因するタブへの応力が大きくなったりする場合がある。また、各タブを互いに溶接する場合には溶接面積を確保しにくいといった不都合が生じ得る。かといって、タブの突出寸法を長くすると、タブ群の設置スペースが大きくなり、タブ群と他の部材とが干渉して、短絡やデッドスペースの増大化といった不都合が生じ得る。
なお、上記事情は、タブ等を折り曲げる構成に限られず、タブが重なったタブ群が形成される蓄電装置において共通する事情である。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、各タブを好適に重ねつつ、タブ群を好適に設置することができる蓄電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、電極としての正極電極及び負極電極がセパレータを間に挟んだ層状の構造を有する電極組立体と、前記電極の一端から突出するように設けられたタブが複数重なったタブ群と、前記タブ群と接合された導電部材とを備えた蓄電装置において、前記タブ群は前記電極組立体の積層方向に延出した延出部を有し、前記導電部材は、前記延出部の延出方向に対して湾曲した保持部を有し、前記保持部に前記延出部の少なくとも一部が保持されており、前記保持部は、前記延出方向に沿った波形状であることを特徴とする。
かかる発明によれば、延出部の少なくとも一部が延出方向に対して湾曲した保持部に保持されている。この場合、延出部の少なくとも一部を、保持部に沿うように湾曲させることにより、延出部の延出方向の長さが短くなり得る。よって、タブの重ね易さやタブへの応力等を考慮して、タブの突出寸法を予め長くした場合であっても、タブ群と他の部材との干渉を避けることができるとともに、タブ群に起因したデッドスペースを削減することができる。
また、かかる発明によれば、保持部が波形状であることに対応させて、延出部の少なくとも一部が波形状に湾曲することが想定される。これにより、延出部の延出方向の長さを更に短くすることができ、タブ群の省スペース化を図ることができる。
請求項2に係る発明は、電極としての正極電極及び負極電極がセパレータを間に挟んだ層状の構造を有する電極組立体と、前記電極の一端から突出するように設けられたタブが複数重なったタブ群と、前記タブ群と接合された導電部材とを備えた蓄電装置において、前記タブ群は前記電極組立体の積層方向に延出した延出部を有し、前記導電部材は、前記延出部の延出方向に対して湾曲した保持部を有し、前記保持部に前記延出部の少なくとも一部が保持されており、前記保持部は、前記延出部を、前記延出部において前記タブが重なる方向から挟む一対の挟持部であることを特徴とする。
かかる発明によれば、延出部の少なくとも一部が延出方向に対して湾曲した保持部に保持されている。この場合、延出部の少なくとも一部を、保持部に沿うように湾曲させることにより、延出部の延出方向の長さが短くなり得る。よって、タブの重ね易さやタブへの応力等を考慮して、タブの突出寸法を予め長くした場合であっても、タブ群と他の部材との干渉を避けることができるとともに、タブ群に起因したデッドスペースを削減することができる。
また、かかる発明によれば、延出部が一対の挟持部によって挟持されることによって、延出部が保持される。この場合、挟持に伴い、延出部の少なくとも一部が挟持部(保持部)に沿って湾曲する。これにより、比較的簡素な構成で、延出部を湾曲させた状態を実現することができる。
請求項3に係る発明は、前記保持部は、前記延出方向に沿った波形状であることを特徴とする。かかる発明によれば、保持部が波形状であることに対応させて、延出部の少なくとも一部が波形状に湾曲することが想定される。これにより、延出部の延出方向の長さを更に短くすることができ、タブ群の省スペース化を図ることができる。
請求項4に係る発明は、前記保持部は、前記電極組立体に近づく方向に湾曲する第1の湾曲部と、前記電極組立体から離れる方向に湾曲する第2の湾曲部とを有することを特徴とする
請求項に係る発明は、前記保持部は、前記タブ群の先端部分を保持するものであることを特徴とする。各タブが重なっている構成においては、各タブの先端側において延出方向に端面ずれが発生し得る。この場合、各タブのうち他のタブよりも延出方向に延びた最長のタブに対応させて、タブ群のスペースを確保する必要がある。このため、タブ群のスペースが延出方向に長くなり易い。
これに対して、本発明によれば、保持部によって保持されている延出部の少なくとも一部を、保持部に沿うように湾曲させることにより、延出方向の端面ずれの変動範囲を小さくすることができる。これにより、当該端面ずれに起因してタブ群の設置スペースが延出方向に長くなることを抑制することができる。
請求項に係る発明は、前記タブ群は、前記積層方向に向けて曲がった曲がり部を備え、前記延出部は前記曲がり部を基端として前記積層方向に延出していることを特徴とする。かかる発明によれば、曲がり部が設けられている分だけ、電極組立体において積層方向と直交する方向におけるタブ群の設置スペースを小さくすることができる。一方、曲がり部を設けることに起因して、延出部の先端側の一部が電極組立体に対して積層方向にはみ出す場合があるとともに、各タブの端面ずれが顕著となる。これに対して、保持部によって保持されている延出部の少なくとも一部を、保持部に沿うように湾曲させることにより、上記各不都合を回避することができる。これにより、タブ群の設置スペースの更なる縮小化を図ることができる。
請求項に係る発明は、前記保持部は、前記延出部を構成する複数のタブが溶接された溶接部を有することを特徴とする。かかる発明によれば、各タブを溶接するによって、延出部を保持することができる。
請求項に係る発明は、前記蓄電装置は二次電池であることを特徴とする。
この発明によれば、各タブを好適に重ねつつ、タブ群を好適に設置することができる。
第1実施形態の二次電池の斜視図。 セパレータ、負極電極、正極電極の順に重ねた場合の正面図。 電極組立体の分解斜視図。 (a)は二次電池の断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図。 (a)は正極導電部材の斜視図であり、(b)は正極導電部材を別の角度から見た斜視図。 正極導電部材及び負極導電部材の周辺を示す拡大図。 (a),(b)は二次電池の製造方法を示す断面模式図。 第2実施形態の正極導電部材の斜視図。 第2実施形態の二次電池の断面図。 第3実施形態の正極導電部材の斜視図。 第3実施形態の二次電池の断面図。 (a),(b)は二次電池の製造方法を示す断面模式図。 第4実施形態の正極導電部材の斜視図。 第4実施形態の二次電池の断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る蓄電装置について図1〜図7を用いて説明する。本蓄電装置は、車両(自動車及び産業用車両)に搭載されており、車両に搭載された走行用モータ(電動機)を駆動するのに用いられる。なお、図6等においては、図面の都合上、各電極21,22、セパレータ23及びケース11等の厚みを適宜変更して示す。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、リチウムイオン二次電池であり、その外郭を構成する金属製のケース11を備えている。ケース11は、四角箱状の容器12と、容器12の開口部分を塞ぐ矩形平板状の蓋13とからなる。このため、二次電池10は、その外郭が角型をなしている。
ケース11には、電極組立体14及び電解質としての電解液(図示略)が収容されている。図3に示すように、電極組立体14は、電極としての正極電極21及び負極電極22が、電気伝導に係るイオン(リチウムイオン)が通過可能な多孔質膜で形成されたセパレータ23を介して交互に重なった層状の構造を有している。各電極21,22及びセパレータ23はそれぞれ矩形のシート状をなしている。
図3に示すように、正極電極21は、矩形状に形成された正極金属箔(例えばアルミニウム箔)21aと、当該正極金属箔21aの平面状のシート面に正極活物質が塗布されることによって形成された正極活物質層21bと、を備えている。正極活物質層21bは、正極電極21(正極金属箔21a)のシート面のうち、当該正極電極21の縁部としての端部21cに沿い且つ端部21cと直交する方向に所定の幅を有する正極未塗工部21dを除いた部分に形成されている。
図2に示すように、負極電極22は、正極電極21よりも一回り大きく形成されており、詳細には負極電極22の隣り合う2辺の各長さ、詳細には厚み方向と直交する各方向の長さはそれぞれ、正極電極21の隣り合う2辺の長さ、詳細には厚み方向と直交する各方向の長さよりも長く設定されている。
図3に示すように、負極電極22は、正極金属箔21aよりも一回り大きく形成された矩形状の負極金属箔(例えば銅箔)22aと、当該負極金属箔22aのシート面に負極活物質が塗布されることによって形成された負極活物質層22bと、を備えている。負極活物質層22bは、負極電極22(負極金属箔22a)のシート面のうち、当該負極電極22の縁部としての端部22cに沿い且つ端部22cと直交する方向に所定の幅を有する負極未塗工部22dを除いた部分に形成されている。図2に示すように、負極活物質層22bは、正極活物質層21b全体を覆うことが可能となるように、正極活物質層21bよりも大きく形成されている。
図2に示すように、セパレータ23は、正極電極21及び負極電極22よりも大きく形成されている。詳細には、セパレータ23の隣り合う2辺の各長さ、詳細には厚み方向と直交する各方向の長さはそれぞれ、正極電極21及び負極電極22の隣り合う2辺の各長さよりも長く設定されている。つまり、セパレータ23は、各電極21,22のシート面(各活物質層21b,22b及び各未塗工部21d,22d)を覆うことが可能な大きさに形成されている。
電極組立体14を構成している状態において、正極活物質層21bの全体は負極活物質層22bによって覆われ、且つ、正極電極21及び負極電極22はセパレータ23によって覆われている。この場合、正極活物質層21bと負極活物質層22bとが対向している領域が充放電に寄与する領域である。
図3に示すように、正極電極21には、一端としての端部21cの一部が突出することによって形成された正極タブ31が設けられている。正極タブ31は、正極活物質が塗布されておらず正極金属箔21aが露出している。
同様に、負極電極22には、一端としての端部22cの一部が突出することによって形成された負極タブ32が設けられている。負極タブ32は、負極活物質が塗布されておらず負極金属箔22aが露出している。
なお、正極電極21の隣り合う2辺それぞれの長さは、正極タブ31を除く長さであり、負極電極22の隣り合う2辺それぞれの長さは負極タブ32を除く長さである。
図3に示すように、各電極21,22は、各タブ31,32の同一極性同士が積層方向、詳細には各電極21,22及びセパレータ23が重なる方向に列状に配置される一方、異なる極性同士が積層方向に並ばないように重なっている。そして、図1に示すように、各正極タブ31が複数重なる(束ねられる)ことによって正極タブ群41が構成されており、各負極タブ32が複数重なる(束ねられる)ことによって負極タブ群42が構成されている。そして、電極組立体14は、各タブ群41,42が設置されている部位と蓋13とが対向するようにケース11内に収容されている。
なお、各正極タブ31は同一形状であり、詳細には正極タブ31の突出寸法(全長)、詳細には正極タブ31の端部21cと直交する方向の長さは、各正極電極21において同一となっている。同様に、負極タブ32の突出寸法は、各負極電極22において同一となっている。
図1に示すように、二次電池10は、ケース11外からアクセス可能な正極端子51及び負極端子52と、各端子51,52及び各タブ31,32の同一極性同士を接続する導電部材としての正極導電部材61及び負極導電部材62とを備えている。
正極端子51は、絶縁リング53によって絶縁された状態でケース11を貫通している。正極端子51の一部はケース11外に露出し、別の一部はケース11内にある。正極導電部材61は金属で形成されており、正極端子51のケース11内にある端部と溶接され、且つ正極タブ群41と接合(溶接)されている。
負極側についても同様に、負極端子52は、絶縁リング53によって絶縁された状態でケース11を貫通しており、負極導電部材62は金属で形成されており、負極端子52及び負極タブ32の双方と接合(溶接)されている。
これにより、各端子51,52にアクセスして、電極組立体14の電力をケース11外に取り出すことができるとともに、電極組立体14に対して電力を供給することが可能となっている。
各タブ群41,42及び各導電部材61,62について以下に詳細に説明する。なお、正極側の構成と負極側の構成とは基本的には同一の形状であるため、正極タブ群41及び正極導電部材61について詳細に説明し、負極タブ群42及び負極導電部材62についてはその詳細な説明を省略する。
図4に示すように、正極タブ群41は、電極組立体14の積層方向の一方側に寄せて束ねられた状態で積層方向の他方側に曲げられており、全体として略Uの字状となっている。詳細には、正極タブ群41は、電極組立体14の積層方向に直交する一方の面である第1電極面14a側にある基端部71を備えている。基端部71は、各正極タブ31が束ねられることによって形成されており、電極組立体14の積層方向と直交する方向に延びている。そして、正極タブ群41は、電極組立体14の積層方向、詳細には第1電極面14aからそれとは反対側の第2電極面14bに向けて延びた延出部72と、前記基端部71及び前記延出部72と連続する曲がり部73と、を備えている。この場合、電極組立体14の積層方向は、延出部72の延出方向とも言える。また、第2電極面14bは第1電極面14aの対向面である。
ここで、各正極タブ31を第1電極面14a側に寄せる関係上、第1電極面14a側にある正極タブ31(例えば第1電極面14aに最も近い第1正極タブ31a)よりも、第2電極面14b側にある正極タブ31(例えば第2電極面14bに最も近い第2正極タブ31b)の方が、基端部71を構成する長さが長くなる。また、曲がり部73においては、正極タブ31の厚さ分だけ、正極タブ31ごとに湾曲する半径が異なっている。これらのことから、延出部72においては、各正極タブ31の端面ずれが発生している。
これに対して、本実施形態の正極導電部材61は、上記端面ずれを抑制可能な形状となっている。この点について以下に詳細に説明する。
図5に示すように、正極導電部材61は、一枚の金属板を折り曲げることによって形成されており、全体として一方に開口したUの字状となっている。詳細には、正極導電部材61は、互いに対向する、一対の第1対向部81及び第2対向部82と、各対向部81,82と連続し且つ湾曲した湾曲部83とを備えている。
図4及び図6に示すように、正極導電部材61は、各対向部81,82で正極タブ群41の延出部72を挟むように、開口側(湾曲部83とは反対側)を挿入先側として、延出部72の延出方向と直交する方向から挿入することによって、正極タブ群41に対して取り付けられている。そして、延出部72は、各対向部81,82によって挟持されている。この場合、各対向部81,82は、延出部72を、その一部が湾曲した状態で挟持(保持)する挟持部(保持部)であると言える。
ここで、第1対向部81は、正極端子51の端部が溶接される第1平坦部81aと、当該第1平坦部81aに対して延出部72の延出方向の両側にあって波形状に形成された第1波形部81bとを備えている。図4に示すように、第1波形部81bは、延出部72の延出方向に対して蛇行(湾曲)しており、詳細には正弦波形状となっている。
第2対向部82は、第1対向部81と同様に、第2平坦部82a及び第2波形部82bを備えている。また、正極導電部材61は、各対向部81,82が互いに近づく方向に付勢された板バネ形状となっている。このため、各対向部81,82の間に部材が介在していない場合には、各対向部81,82は対向方向から重なり合う。
かかる構成において、図4に示すように、正極タブ群41の延出部72は各対向部81,82の形状に沿って湾曲している。詳細には、正極タブ群41の延出部72のうち各波形部81b,82bの間にある部位は、各波形部81b,82bの形状に沿って波形状となっており、延出方向に対して蛇行している。そして、延出部72は、各対向部81,82によって挟まれていることによって、波形状となった状態で保持されている。この場合、第1対向部81において第2対向部82と対向する面全体が、延出部72の第1対向部81側の面を構成する第1正極タブ31aと当接しており、第2対向部82において第1対向部81と対向する面全体が、延出部72の第2対向部82側の面を構成する第2正極タブ31bと当接している。
換言すれば、図4(b)に示すように、正極導電部材61には、延出部72の一部を収容する収容部として、延出部72の延出方向と直交する方向、詳細には各対向部81,82の挟持方向に凹んだ凹部91が延出方向に複数並んで(連して)設けられており、当該各凹部91に延出部72の一部が収容されているとも言える。なお、各凹部91は、各波形部81b,82bの湾曲によって形成されたものであるとも言える。
また、各波形部81b,82bの一部は、延出部72の延出方向の先端側、詳細には各平坦部81a,82aよりも延出方向の先端側に形成されている。このため、正極タブ31の先端側の部位で構成される正極タブ群41の先端部分41aが各波形部81b,82bによって挟まれている。
なお、図4(a)に示すように、各正極タブ31(延出部72)の厚み、詳細には延出部72における各正極タブ31が重なる方向の長さを考慮して、第2波形部82bの曲率は、第1対向部81の曲率よりも小さくなっている。これにより、各波形部81b,82bによって挟まれた各正極タブ31において、局所的に潰れた箇所が形成されにくい。よって、各正極タブ31が波形状となることに起因して各正極タブ31が破断するといった事態を回避することができる。
ちなみに、正極導電部材61は、電極組立体14の積層方向の範囲内(厚さ範囲内)に収まるように形成されている。詳細には、延出部72の延出方向において正極導電部材61の長さL1は、電極組立体14の積層方向の長さD(電極組立体14の厚さD)より短く設定されている。さらに詳細には、正極導電部材61の延出方向の長さL1は、電極組立体14の積層方向において、曲がり部73と延出部72との境界部分から第2電極面14bまでの距離L2よりも短く設定されている。
また、延出部72の全長は、延出方向において各対向部81,82の形状に沿った長さよりも短く設定されている。具体的には、各正極タブ31のうち延出部72を構成する部位の長さが最長となる第1正極タブ31aにおいて延出部72を構成する部位の長さは、延出方向において各対向部81,82の形状に沿った長さよりも短く設定されている。これにより、各正極タブ31は、正極導電部材61に収まる。よって、正極タブ群41は、電極組立体14に対して積層方向にはみ出すことなく、収容されている。
ちなみに、各正極タブ31の突出寸法(全長)は、当該各正極タブ31の突出方向の先端部が延出部72に配置されるように(長く)設定されている。詳細には、各正極タブ31の突出寸法は、各正極タブ31のうち基端部71を構成する部位の長さが最長となる第2正極タブ31bにおいて基端部71及び曲がり部73を構成する長さよりも長く設定されている。これにより、各正極タブ31はそれぞれ延出部72を構成している。
なお、「延出部72の全長」とは、延出方向に対して蛇行している部分を含めた延出方向における延出部72全体の長さを言い、湾曲具合に依存せず、各正極タブ31の突出寸法等によって規定されるパラメータである。一方、後述する「延出部72の延出方向の長さX1,X2(図7参照)」とは、延出方向に占める延出部72の長さを示すものであり、湾曲具合に依存するパラメータである。
次に、二次電池10の製造方法について図7を用いて説明する。
先ず、図7(a)に示すように、各正極タブ31を第1電極面14a側に束ねて、その後、第2電極面14b側に湾曲させる。これにより、基端部71、延出部72及び曲がり部73が形成される。この場合、延出部72の一部は、電極組立体14に対して延出方向にはみ出している。詳細には、延出方向に真っ直ぐ延びている状態における延出部72の延出方向の長さX1は、上記距離L2及び正極導電部材61の延出方向の長さL1(図4参照)よりも長くなっている。かかる状況において、正極端子51が一体化された正極導電部材61を、各対向部81,82の間に正極タブ群41の延出部72が配置されるように取り付ける。これにより、正極導電部材61は自身の付勢力によって延出部72を挟み込む。なお、これに限られず、治具を用いて圧着する構成としてもよい。
すると、図7(b)に示すように、各対向部81,82によって延出部72が挟み込まれる。この場合、延出部72は、各対向部81,82の形状に沿って変形し、延出方向に対して蛇行する。その結果、正極導電部材61が取り付けられた状態における延出部72の延出方向の長さX2が上記距離L2(図4(a)参照)よりも短くなり、正極タブ群41全体が、電極組立体14の積層方向の範囲内に収まる。
そして、上記のように正極タブ群41に正極導電部材61が取り付けられた状態の電極組立体14を、容器12に挿入する。そして、各種処理を実行することにより、二次電池10が製造される。
次に本実施形態の作用について説明する。
各対向部81,82の波形部81b,82bに対応させて、延出部72の一部が波形状となっている。これにより、上述したとおり、正極導電部材61が取り付けられた状態における延出部72の延出方向の長さX2が、延出方向に真っ直ぐ延びている状態における延出部72の延出方向の長さX1よりも短くなっている。
すなわち、延出部72が延出方向に真っ直ぐ延びている状態においては、延出部72の延出方向の長さX1と延出部72の全長とは同一である。これに対して、延出部72の一部が波形状となっていることにより、延出部72の延出方向の長さX2が延出部72の全長よりも短くなっている。
特に、正極導電部材61が取り付けられた状態における延出部72の延出方向の長さX2は、上記距離L2及び正極導電部材61の延出方向の長さL1よりも短くなっている。よって、延出部72が正極導電部材61等からはみ出して、ケース11(容器12)と接触するといった不都合が回避されている。また、延出部72のはみ出した部位を避けるためのスペースを確保する必要がない分だけ、デッドスペースの削減を図ることができる。
また、図7(b)に示すように、正極タブ群41全体が電極組立体14の積層方向の範囲内に収まっているため、電極組立体14を容器12に挿入する際に、正極タブ群41が邪魔になりにくい。これにより、容器12への電極組立体14の挿入が容易となる。
さらに、正極タブ群41(延出部72)の先端部分41aが各波形部81b,82bによって挟まれている。このため、各正極タブ31の端面は、一部を除いて、各波形部81b,82bの間に配置されている。この場合、延出方向において、各正極タブ31の端面間の間隔が、延出部72が真っ直ぐ延びている状態と比較して、短くなっている。例えば、図7に示すように、正極導電部材61が取り付けられた状態における第1正極タブ31aの端面31aaと、その隣にある第3正極タブ31cの端面31ccとの間隔D2は、延出部72が真っ直ぐ延びている状態における上記各端面31aa,31cc間の間隔D1よりも短くなっている。これにより、端面ずれが抑制されている。
なお、延出部72は各対向部81,82によって挟持されているため、溶接等といった処理をすることなく、各対向部81,82の形状に沿って湾曲した状態で保持される。また、正極導電部材61と正極タブ群41とは、アンカー効果によって、その接合が解除されにくくなっている。
以上詳述した本実施形態によれば以下の優れた効果を奏する。
(1)延出方向に対して湾曲した各波形部81b,82bを有する各対向部81,82によって、正極タブ群41の一部である延出部72が保持される構成とした。この場合、延出部72は、各波形部81b,82bに沿って湾曲している。これにより、延出部72の延出方向の長さX2が、延出部72の全長よりも短くなる。よって、延出部72とケース11との干渉を回避することができるとともに、延出部72に起因するデッドスペースの削減を図ることができる。
特に、各正極タブ31の全長は、当該各正極タブ31の先端部が延出部72に配置されるように長く設定されているため、各正極タブ31を束ね易くなっているとともに、各正極タブ31を束ねた際及び各正極タブ31を曲げた際に当該各正極タブ31に過剰な応力が付与されないようになっている。しかしながら、上記構成においては、基端部71を構成する長さのばらつき等によって、各正極タブ31の端面ずれが顕著となる。この場合、各正極タブ31のうち延出部72の全長が最長の第1正極タブ31aによって、延出部72の延出方向の長さが規定されるため、当該長さが長くなり易く、その結果、延出部72と容器12との干渉等が発生し易い。
これに対して、本実施形態によれば、上記のように各正極タブ31の全長を予め長く設定した構成において、延出部72の延出方向の長さを短くすることができる(X1→X2)。これにより、各正極タブ31を好適に束ねつつ、延出部72と容器12との干渉を回避することができる。
(2)正極タブ群41の先端部分41aを、各波形部81b,82bの形状に沿って湾曲させる構成とした。これにより、各正極タブ31の端面ずれを好適に抑制することができる。
(3)正極タブ群41の延出部72を各正極タブ31が重なる方向から挟む各対向部81,82を設けた。そして、各対向部81,82は、延出部72を、各波形部81b,82bに沿って湾曲した状態で保持する構成となっている。これにより、溶接等といった処理を行うことなく、各正極タブ31が湾曲した状態を保持することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、正極タブ群の形状、及び正極導電部材の形状が異なっている。その異なる点について図8及び図9を用いて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の正極導電部材100は、各対向部101,102及び湾曲部103を備えている。第1対向部101及び湾曲部103については、基本的には第1実施形態の対応するものと同一であるため、詳細な説明を省略する。
また、図9に示すように、本実施形態の正極タブ群110は、電極組立体14の積層方向の中央付近に束ねられた基端部120と、基端部120から第1電極面14a側に向けて延びた第1延出部121と、基端部120から第1延出部121とは反対方向(第2電極面14b側)に向けて延びた第2延出部122とを備えている。
ここで、正極タブ群110の形状に対応させて、本実施形態の第2対向部102には、正極タブ群110の基端部120が通過可能な取付用凹部102aが形成されている。取付用凹部102aの幅は、基端部120の厚さ、詳細には各正極タブ31が重なる方向の長さよりも長く設定されている。取付用凹部102aの深さは、正極タブ31の幅、詳細には正極タブ31において正極電極21の端部21cに沿う方向の長さ(図3参照)よりも長く設定されている。
正極導電部材100は、正極タブ群110の基端部120が取付用凹部102aに入り込むようにして取り付けられている。この場合、各延出部121,122の双方が、対向部101,102に形成された波形部101b,102bによって挟み込まれている。そして、各延出部121,122は、各波形部101b,102bの形状に沿って湾曲(蛇行)している。換言すれば、各波形部101b,102bに形成された凹部104に各延出部121,122の一部が収容されている。
また、第1実施形態と同様に、正極導電部材100は電極組立体14の積層方向の範囲内に収まっている。そして、各波形部101b,102bのうち第1延出部121を挟む部位の全長(延出方向において各波形部101b,102bに沿った長さ)は、第1延出部121の全長よりも長く設定されている。同様に、各波形部101b,102bのうち第2延出部122を挟む部位の全長(延出方向において各波形部101b,102bに沿った長さ)は、第2延出部122の全長よりも長く設定されている。
次に本実施形態の作用について説明する。
基端部120から枝分かれするように各延出部121,122が形成されているため、第1実施形態の延出部72と比較して、各延出部121,122の厚さ(各正極タブ31が重なる方向の長さ)が薄くなっている。このため、各延出部121,122の厚さが薄くなっている分だけ、厚さ方向(各対向部101,102の対向方向)のデッドスペースが削減されている。
かかる構成において、各延出部121,122がそれぞれ正極導電部材100によって挟まれている。そして、各延出部121,122は、正極導電部材100の各波形部101b,102bの形状に沿って湾曲している。これにより、各延出部121,122の延出方向の長さX3,X4が、各延出部121,122が真っ直ぐ延びている状態と比較して、短くなっている。よって、第1実施形態にて示した(1)〜(3)の効果を奏する。
(第3実施形態)
本実施形態では、正極導電部材の構成が第1実施形態と異なっている。その異なる点について図10〜図12を用いて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
本実施形態では、正極タブ群41に取り付けられる正極導電部材として第1対向板131を備えている。図10に示すように、第1対向板131は板状に形成されており、第1平坦部131a及び第1波形部131bを備えている。これらの構成については第1実施形態の第1平坦部81a及び第1波形部81bと同一であるため、説明を省略する。
図11に示すように、本実施形態では、第1対向板131が正極タブ群41の延出部72に対して取り付けられている。そして、延出部72は、第1対向板131の形状に沿って蛇行している。換言すれば、第1波形部131bにおいて形成された凹部141に延出部72の一部が収容されている。さらに、本実施形態では、第1対向板131と正極タブ群41の各正極タブ31とを接合するとともに、延出部72が蛇行した状態で保持する溶接部150が形成されている。溶接部150は、正極タブ群41が蛇行した状態で、当該正極タブ群41(各正極タブ31)を保持するとともに、正極タブ群41と第1対向板131とを接合している。
次に本実施形態の作用について説明する。
図11に示すように、第1対向板131の形状に沿って延出部72が蛇行しているため、延出部72の延出方向の長さX5が、延出部72の全長よりも短くなっている。
以上詳述した本実施形態によれば、上述した(1)〜(3)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(4)延出部72を構成する各正極タブ31が溶接された溶接部150を設けた。これにより、第1実施形態のように各対向部81,82で挟みこむことなく、正極タブ群41が湾曲した状態で保持されている。これにより、正極タブ群41を挟み込むための第2対向部82を省略することができる分だけ、構成の簡素化を図ることができる。
次に、本実施形態の製造方法について図12を用いて説明する。
先ず、図12(a)に示すように、第1実施形態の第2対向部82と同一形状の第2対向板132を用意する。そして、各対向板131,132を用いて正極タブ群41を挟み込む。これにより、図12(b)に示すように、正極タブ群41が各対向板131,132の形状に沿って変形する。その後、第2対向板132を取り外す。そして、第1対向板131と正極タブ群41とが接触している領域の複数箇所に対して溶接に係る電圧を付与する。これにより、図11に示すように、溶接部150が形成され、正極タブ群41が湾曲した状態が保持される。
(第4実施形態)
本実施形態では、正極導電部材の構成が第1実施形態と異なっている。その異なる点について図13及び図14を用いて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態の正極導電部材160は、一枚の金属板を湾曲させて形成されており、側面視がフック状(J字状)となっている。詳細には、正極導電部材160は、一方の面に正極端子51が一体形成された直線部161と、直線部161と連続し、正極端子51側とは反対方向に向けて湾曲した湾曲部162とを備えている。
図14に示すように、正極導電部材160は、湾曲部162の内側に形成された収容空間S1内に正極タブ群41、詳細には延出部72の一部が収容されるように正極タブ群41に対して取り付けられている。この場合、延出部72のうち収容空間S1に収容されている部位は、湾曲部162の形状に沿って湾曲している。
ちなみに、本実施形態においては、図14に示すように、各正極タブ31及び正極導電部材160を接合するとともに、延出部72の形状を保持する溶接部170が形成されている。溶接部170は、直線部161及び全正極タブ31が重なっている箇所に形成されている。これにより、各正極タブ31は、その一部が湾曲部162に沿った形状をしている状態で、互いに離間しないように保持されている。
ちなみに、収容空間S1に正極タブ群41が収容されている点に着目すれば、直線部161及び湾曲部162によって、正極タブ群41が収容される収容部としての凹部171が形成されているとも言える。この場合、本実施形態では、正極導電部材160は、正極タブ群41が収容される凹部171を1つ備えている構成であるとも言える。
次に本実施形態の作用について説明する。
正極タブ群41の一部が湾曲部162の内側に形成された収容空間S1に収容されている。そして、正極タブ群41において収容空間S1に収容されている部位は、湾曲部162の形状に沿って湾曲している。これにより、図14に示すように、延出部72の延出方向の長さX6が、延出部72の全長よりも短くなっている。よって、上述した(1)〜(3)の効果を奏する。
また、溶接部170が設けられているため、正極タブ群41を挟み込むことなく、正極タブ群41が湾曲した状態で保持されている。これにより、上述した(4)の効果(挟み込むための構成の一部省略による構成の簡素化)を奏する。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1実施形態では、各波形部81b,82bは正弦波形状であったが、これに限られず、例えば矩形波形状、ノコギリ波形状等任意である。また、波形という周期的なものに限られず、非周期に蛇行する形状のものであってもよい。要は、延出方向において各対向部81,82に沿った長さが長くなるようになっていればよい。第2〜第3実施形態についても同様である。
○ 第1実施形態では、延出部72は各波形部81b,82bの形状に沿って蛇行しており、各対向部81,82と当接していたが、これに限られない。要は、延出部72が各波形部81b,82bの形状に沿って湾曲(蛇行)していればよく、両者が当接している必要はない。すなわち、「前記保持部に沿って湾曲した状態」とは、少なくとも延出部を構成するタブ群(又はそれを構成するタブ)が保持部の形状に対応させて湾曲していれば、タブ群の最外層の部位全体が保持部に対して当接している状態だけでなく、その一部が当接している状態や、タブ群と保持部とが離間している状態を含む。
○ 各実施形態では、正極タブ群41,110は電極組立体14の積層方向に向けて曲がっていたが、これに限られず、曲げない構成としてもよい。この場合であっても、正極タブ31を束ねる際に端面ずれが発生する。これに対して、本発明を適用することにより、端面ずれを抑制することができる。この場合、延出方向(特定方向)は、正極タブ31の突出方向、電極組立体14と蓋13との対向方向となる。
○ 第1実施形態では、平坦部81a,82aが設けられていたが、これに限られず、これに代えて、波形部81b,82bを設けてもよい。この場合、延出部72の延出方向の長さX2を更に短くすることができ、それを通じて正極導電部材61の延出方向の長さL1を短くすることができる。第2〜第4実施形態についても同様である。
○ 第1実施形態では、各波形部81b,82bは、各平坦部81a,82aに対して延出方向の両側に形成されていたが、これに限られず、いずれか一方に形成されている構成としてもよい。
○ 延出部72,121,122の形状を保持するものとして、挟持又は溶接を採用したが、これに限られず、保持する具体的な態様は任意である。例えば、接着によって保持する構成としてもよい。
○ 各実施形態では、正極電極21、負極電極22及びセパレータ23は長方形状に形成されていたが、これに限られず、正方形状に形成されていてもよい。また、例えば四角形状以外の多角形状に形成されていてもよく、楕円状に形成されていてもよい。
○ 各実施形態では、負極電極22はセパレータ23よりも小さく形成されていたが、これに限られず、両者を同一形状としてもよい。
○ 各実施形態では、二次電池10はリチウムイオン二次電池であったが、これに限られず、ニッケル水素等の他の二次電池であってもよい。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ 本発明を、電気二重層コンデンサ等の他の蓄電装置に適用してもよい。
○ 各実施形態では、二次電池10は車両に搭載されている構成としたが、これに限られず、他の装置に搭載される構成としてもよい。
次に、上記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)前記導電部材には、前記タブ群が挿通可能な凹部が形成されており、前記タブ群は、前記凹部内に配置され、前記各タブが束ねられた基端部と、前記基端部から前記積層方向の一方側に向けて延びた第1延出部と、前記基端部から前記積層方向とは反対側に向けて延びた第2延出部と、を備え、前記保持部は、前記第1延出部の少なくとも一部を保持するとともに、前記第2延出部の少なくとも一部を保持するものであることを特徴とする請求項4に記載の蓄電装置。
(ロ)前記延出部の少なくとも一部は、前記保持部に沿って湾曲した状態で保持されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
(ハ)電極及びセパレータを有する電極組立体と、前記電極の一端から突出するように設けられたタブが複数重なったタブ群と、前記タブ群と接合された導電部材とを備えた蓄電装置において、前記タブ群は延出部を有し、前記導電部材は、前記延出部の延出方向に対して湾曲した保持部を備え、当該保持部によって前記延出部の延出方向に対して湾曲した収容部が形成され、前記延出部の少なくとも一部は、前記収容部に収容された状態で前記保持部によって保持されていることを特徴とする蓄電装置。
10…二次電池(蓄電装置)、11…ケース、14…電極組立体、21…正極電極(電極)、22…負極電極(電極)、23…セパレータ、31,32…タブ、41,42…タブ群、61,62…導電部材、72…延出部、73…曲がり部、81,82…対向部(保持部としての挟持部)、81b,82b…波形部、91…収容部としての凹部、100…第2実施形態の正極導電部材、104…第2実施形態の凹部、110…第2実施形態の正極タブ群、121,122…延出部、131…第3実施形態の第1対向板(正極導電部材)、141…凹部、150…溶接部、160…第4実施形態の正極導電部材、162…湾曲部、170…溶接部、171…凹部。

Claims (8)

  1. 電極としての正極電極及び負極電極がセパレータを間に挟んだ層状の構造を有する電極組立体と、
    前記電極の一端から突出するように設けられたタブが複数重なったタブ群と、
    前記タブ群と接合された導電部材と
    を備えた蓄電装置において、
    前記タブ群は前記電極組立体の積層方向に延出した延出部を有し、
    前記導電部材は、前記延出部の延出方向に対して湾曲した保持部を有し、
    前記保持部に前記延出部の少なくとも一部が保持されており、
    前記保持部は、前記延出方向に沿った波形状であることを特徴とする蓄電装置。
  2. 電極としての正極電極及び負極電極がセパレータを間に挟んだ層状の構造を有する電極組立体と、
    前記電極の一端から突出するように設けられたタブが複数重なったタブ群と、
    前記タブ群と接合された導電部材と
    を備えた蓄電装置において、
    前記タブ群は前記電極組立体の積層方向に延出した延出部を有し、
    前記導電部材は、前記延出部の延出方向に対して湾曲した保持部を有し、
    前記保持部に前記延出部の少なくとも一部が保持されており、
    前記保持部は、前記延出部を、前記延出部において前記タブが重なる方向から挟む一対の挟持部であることを特徴とする蓄電装置。
  3. 前記保持部は、前記延出方向に沿った波形状であることを特徴とする請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記保持部は、前記電極組立体に近づく方向に湾曲する第1の湾曲部と、前記電極組立体から離れる方向に湾曲する第2の湾曲部とを有することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記保持部は、前記タブ群の先端部分を保持するものであることを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
  6. 前記タブ群は、前記積層方向に向けて曲がった曲がり部を備え、
    前記延出部は前記曲がり部を基端として前記積層方向に延出していることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
  7. 前記導電部材は、前記延出部を構成する複数のタブが溶接された溶接部を有することを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
  8. 前記蓄電装置は二次電池であることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
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