JP5966025B2 - 杭と建築物フレームの接合構造及びアタッチメント - Google Patents

杭と建築物フレームの接合構造及びアタッチメント Download PDF

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Description

本発明は、建築物の基礎の構造に関するものであり、特に、建築物を支える杭と建築物の基礎梁、柱等の建築物フレームとを接合する構造に関する。
従来、建築物の基礎としてコンクリートで基礎梁を構築することが広く行われていたが、近年、基礎工事の期間短縮、コンクリートによる地盤の汚染、掘削により生じる残土の処理等が問題となっていた。そこで、下端に切削刃や羽根を備えた鋼管杭を地盤にねじ込んで埋設し、この鋼管杭に溶接された杭側ベースプレートに、柱に溶接された柱側ベースプレートをボルトで締結して基礎とする施工法が提案されていた(特許文献1参照)。この施工法においては、コンクリートを使用しないため、基礎工事の期間を短縮することができ、地盤の汚染もなく、杭の埋設にも残土が発生しないという利点があった。また、杭の高さ誤差には、挟みプレートを杭側ベースプレートと柱側ベースプレートの間に挟み込むことで対処可能であった。しかし、杭が所定位置からずれてしまう芯ズレには対処することができなかったため、杭を精度良く埋設することが必要であった。
そこで、杭の芯ズレに対処するため、鋼管杭の頭部内に長孔を有する調整プレートを固定し、その長孔を貫通するボルトで杭頭プレートを長孔の方向にずらして固定することで芯ズレを修正する杭と建築物との接合構造が提案されている(特許文献2参照)。更に、鋼管杭と基礎梁をピボット状に可動する球座頭ボルトで接続すると共に、そのボルトの頭部位置を旋回移動させることで芯ズレや傾きを修正する接合構造も提案されている(特許文献3参照)。
しかしながら、これら接合構造では、ボルト1本で杭と梁を接合しているため、接合強度が低いという問題があった。また、長孔にボルトを貫通させる構造では、一方向にしかズレを修正できないという問題があった。更に、球座頭ボルトを使用する構造では、そのボルトの位置を旋回移動させる板材の組合せ構造等が複雑になるという問題もあった。また、杭と梁の接合強度を高めるため、長孔の周囲に複数の孔を設け、これに適合する孔を杭頭プレートに穿孔してボルト数を増やすことも提示されていたが(特許文献2、図5〜図7)、現場にて穿孔作業することが必要であり、極めて手間がかかるという問題があった。
特開平11−181790号公報 特開2004−183266号公報 特開2009−209557号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点を解決し、杭の芯ズレ、回転方向へのズレ、傾き、高低のズレ等の位置ズレを、簡単な構造で対処すると共に、現場での穿孔作業をすることなく杭と建築物フレームを強固に接合することを可能にした杭と建築物フレームの接合構造及びその接合に用いるアタッチメントを提供することにある。
本発明の杭と建築物フレームの接合構造は、鋼管杭の頭部に固定プレートを介して固定されるアタッチメントプレートと、該アタッチメントプレートと建築物フレームとの間に介在し少なくとも前記鋼管杭の高さ方向の位置ズレを修正する調整部材と、を備える杭と建築物フレームの接合構造であって、前記調整部材は、前記アタッチメントプレートを前記固定プレートに固定した状態において前記アタッチメントプレート上における前記鋼管杭の平面XY方向及び前記鋼管杭の中心軸に対する回転方向の少なくとも一方の位置ズレを修正する位置に予め固定されたフレームジョイントと、該フレームジョイントと前記建築物フレームとを連結する締結部材と、を備えたものである。
また、本発明の杭と建築物フレームの接合構造は、鋼管杭の頭部に固定プレートを介して固定されるアタッチメントプレートと、該アタッチメントプレートと建築物フレームとの間に介在し少なくとも前記鋼管杭の高さ方向の位置ズレを修正する調整部材と、を備える杭と建築物フレームの接合構造であって、前記調整部材は、前記アタッチメントプレート上に予め固定されると共に前記アタッチメントプレートを前記固定プレートに固定した状態において前記アタッチメントプレート又は前記建築物フレームに当接することで前記鋼管杭の傾きによる位置ズレを修正するように前記鋼管杭の傾きに応じて傾斜した上面又は下面を有するフレームジョイントと、該フレームジョイントと前記建築物フレームとを連結する締結部材と、を備えたものである


また、本発明の杭と建築物フレームの接合構造における前記フレームジョイントは、前記アタッチメントプレート上に直立する複数の壁部を有し、前記締結部材は、前記フレームジョイントの壁部と前記建築物フレームに架け渡される平板状又は略L形状に屈曲した金具からなる締結具と、前記フレームジョイントの壁部に設けられた孔及び前記建築物フレームに設けられた孔にそれぞれ対応する前記締結具の孔に挿通されて前記締結具を前記壁部と前記建築物フレームに固定するボルト及びナットと、を備えるものとなっている。
また、本発明の杭と建築物フレームの接合構造は、前記固定プレートのフレーム取付部には複数の孔が設けられ、前記アタッチメントプレートの第2取付部には前記フレーム取付部の孔に連通する複数の孔が設けられている。また、前記建築物フレームの杭取付部には複数の孔が設けられ、前記アタッチメントプレートの第1取付部には前記杭取付部の孔に連通する複数の孔が設けられている。この接合構造では、前記フレーム取付部及び第2取付部の連通する孔にボルトを通すことにより前記固定プレートに前記アタッチメントプレートが取り付けられ、前記杭取付部及び第1取付部の連通する孔にボルトを通すことにより前記アタッチメントプレートに前記建築物フレームが取り付けられる。
一方、本発明の杭と建築物フレームの接合構造においては、前記アッタチメントプレートが、前記鋼管杭の位置ズレ量に応じて平面方向に中心をずらして前記固定プレートのフレーム取付部に溶接されて固定され、前記建築物フレームの杭取付部に複数の孔が設けられ、前記アタッチメントプレートの第1取付部に前記杭取付部の孔に連通する複数の孔が設けられており、前記杭取付部及び第1取付部の連通する孔にボルトを通すことにより前記アタッチメントプレートに前記建築物フレームが取り付けられる。
さらに、本発明の杭と建築物フレームの接合構造では、前記アタッチメントプレートの第1取付部及び前記建築物フレームの杭取付部の連通する孔に挿通されたボルトに取り付けられ且つ前記アタッチメントプレートと建築物フレームとの間に挟み込まれる調整ワッシャを設けることにより、前記鋼管杭の高さ方向の位置ズレを修正して取り付けることができる。
本発明の杭と建築物フレームの接合構造は、地盤に埋設した鋼管杭の頭部に建築物フレームを接合する杭と建築物フレームの接合構造であって、前記鋼管杭の頭部に固定された固定プレートと、該固定プレートに固定されるアタッチメントプレートと、該アタッチメントプレート上において前記鋼管杭の打込み時の位置ズレに対応して位置ズレを修正する位置に固定されたフレームジョイントと、前記建築物フレームと前記フレームジョイントとを連結する締結具と、を備えている。この杭と建築物フレームの接合構造における前記固定プレートには複数の孔が設けられ、前記アタッチメントプレートには前記固定プレートの孔に適合すると共に前記フレームジョイントの位置に応じて複数の孔がそれぞれ設けられ、前記固定プレートと前記アタッチメントプレートの連通する孔にボルトを挿通させることにより前記固定プレートに前記アタッチメントプレートが固定される。また、前記フレームジョイントは、前記固定プレートに前記アタッチメントプレートを固定すると、正規位置で前記建築物フレームの固定が可能な位置に位置付けられる。
また、この杭と建築物フレームの接合構造における前記フレームジョイントは、前記アタッチメントプレート上に直立する複数の壁部を有し、前記締結具は、前記フレームジョイントの壁部と前記建築物フレームに架け渡されて前記壁部と建築物フレームにそれぞれ固定されることにより、前記フレームジョイントと建築物フレームを連結している。また、前記締結具は、平板状又は略L形状に屈曲した金具からなる。
本発明のアタッチメントは、杭頭部の固定プレートと略同一形状のアタッチメントプレートと、該アタッチメントプレート上において前記杭の打込み時の位置ズレに対応して位置ズレを修正する位置に固定されたフレームジョイントと、杭の上部に配設される建築物フレームと前記フレームジョイントとを連結する締結具とを備えている。
このアタッチメントにおける前記フレームジョイントは、前記アタッチメントプレート上に直立する複数の壁部を有している。また、前記締結具は、前記フレームジョイントの壁部と前記建築物フレームに架け渡されて前記壁部と建築物フレームにそれぞれ固定されることにより、前記フレームジョイントと建築物フレームを連結している。また、このアタッチメントにおける前記締結具は、平板状又は略L形状に屈曲した金具からなる。
本発明の杭と建築物フレームの接合構造においては、鋼管杭と建築物フレームとの間にアタッチメントプレートを設け、このアタッチメントプレートに鋼管杭と建築物フレームをそれぞれ取り付けることで鋼管杭と建築物フレームを接合している。このアタッチメントプレートは、建築物フレームに適合する第1取付部を有し、鋼管杭の位置ズレ量に応じて平面方向にずらして固定プレートのフレーム取付部に固定されている。これにより、アタッチメントプレートを設けることで鋼管杭の位置ズレを修正することができる。
また、アタッチメントプレートは、鋼管杭に適合すると共に、位置ズレに応じて設定された距離だけ第1取付部の中心に対してその中心を平面方向にずらした第2取付部を有しており、建築物フレームだけでなく鋼管杭にも強固に取り付けることができる。また、アッタチメントプレートは、鋼管杭の位置ズレ量に応じて平面方向に中心をずらして固定プレートのフレーム取付部に溶接されるものとなっている。これにより、アッタチメントプレートは鋼管杭と建築物フレームにそれぞれ強固に固定され、鋼管杭と建築物フレームを強固に接合することができる。
また、本発明におけるアタッチメントプレートは、表裏反転させたり回転させることで、1枚で4方向の芯ズレに対応することができる。このため、中心からのズレ量を変更したアタッチメントプレートを数種類用意するだけで、多くの位置ズレに対応することができる。
また、本発明のアタッチメントを用いた接合構造では、杭の固定プレートにアタッチメントプレートを取り付けるだけで正規位置にフレームジョイントが位置することになり、このフレームジョイントに建築物フレームを固定すれば、簡単に建築物フレームを正規位置で接合することができる。このようにアタッチメントを取り付けるだけで杭の位置ズレを修正することができるため、現場における穿孔作業だけでなく溶接作業も必要なくなり、ボルトによる簡単な連結作業だけで杭と建築物フレームを接合することができる。
また、フレームジョイントはアタッチメントプレートに直立する複数の壁部を有し、その壁部と建築物フレームに締結具を架け渡してそれぞれに固定することで、フレームジョイントと建築物フレームを連結している。このため、複数の壁部を有するものであればフレームジョイントの平面形状をH、キ、ロ、ト、十等に変えることができ、これにより各種形状の柱や梁に対応させることができる。
また、締結具は平板状又は略L形状の金具であれば連結可能であるため、取り扱い及び作業性が極めて良い。
本発明の実施形態1に係る杭と建築物フレームの接合構造を示す分解斜視図である。 図1に示した接合構造により接合した鋼管杭と基礎梁の接合部分を示す正面図である。 図2に示した鋼管杭と基礎梁の接合部分を示す側面図である。 アタッチメントプレートを用いて接合した鋼管杭と基礎梁を平面方向から透視して表した平面図である。 アタッチメントプレートの異なる種類の一例を示す平面図である。 本発明の実施形態2に係る杭と建築物フレームの接合構造を示す分解斜視図である。 図6に示した接合構造により接合した鋼管杭と基礎梁の接合部分を示す正面図である。 図7に示した鋼管杭と基礎梁の接合部分を示す側面図である。 図6に示した固定プレートとアタッチメントプレートの平面図である。 本発明の実施形態3に係る杭と建築物フレームの接合構造を示す分解斜視図である。 図10に示した杭に位置ズレが生じたときの杭と固定プレートを示す平面図である。 図11に示した杭の位置ズレを修正する位置にフレームジョイントを固定したアタッチメントプレートを示す平面図である。 図12に示したアタッチメントプレートを固定プレートに取り付けた状態を示す側面図である。 杭の傾斜による位置ズレを修正するようにフレームジョイントの下面を傾斜させて固定したアタッチメントプレートを示す側面図である。 実施形態3に係る杭と建築物フレームの接合構造において、梁に代わって柱を杭に接合する場合を示す分解斜視図である。 実施形態3に係る杭と建築物フレームの接合構造におけるフレームジョイントを、平面形状が略キ形状をなすものに変更した例を示す分解斜視図である。 実施形態3に係る杭と建築物フレームの接合構造におけるフレームジョイントを、平面形状が略ロ形状をなすものに変更した例を示す分解斜視図である。 実施形態3に係る杭と建築物フレームの接合構造におけるフレームジョイントを、平面形状が略ト形状をなすものに変更した例を示す分解斜視図である。 実施形態3に係る杭と建築物フレームの接合構造におけるフレームジョイントを、平面形状が十形状をなすものに変更した例を示す分解斜視図である。
本発明の杭と建築物フレームの接合構造は、鋼管杭の頭部に建築物フレームとしての基礎梁を接合するものであって、鋼管杭にフレーム取付部を有する固定プレートが固定されており、基礎梁に杭取付部が設けられている。この鋼管杭と基礎梁の間には、アタッチメントプレートが設けられ、このアタッチメントプレートに基礎梁の杭取付部と固定プレートのフレーム取付部にそれぞれ適合する第1取付部と第2取付部が設けられている。この接合構造における第2取付部は、鋼管杭の一定の位置ズレ量内にて設定された距離だけ第1取付部の中心に対して平面方向にその中心をずらして設けられている。
この接合構造においては、鋼管杭に位置ズレが発生しても、その位置ズレに応じて数種類のアタッチメントプレートの中からその位置ズレに対応可能なものを選定して取り付けるだけで、鋼管杭と基礎梁を接合することができる。特に、アタッチメントプレートと鋼管杭を、またアタッチメントプレートと基礎梁をそれぞれ複数のボルトで締結することができ、アタッチメントプレートを介して鋼管杭と基礎梁を強固に接合することができる。
また、本発明の杭と建築物フレームの接合構造においては、第1取付部を有するアッタチメントプレートを、鋼管杭の位置ズレ量に応じて平面方向に中心をずらして固定プレートのフレーム取付部に溶接して固定しても良い。この構造においても、位置ズレを修正して、鋼管杭と基礎梁を強固に接合することができる。
また、杭の固定プレートに固定されるアタッチメントプレートと、その上に杭の芯ズレ、回転方向へのズレ、傾き、高低のズレ等の位置ズレを修正するように固定されたフレームジョイントと、そのフレームジョイントと建築物フレームとを連結する締結具とを備えたアタッチメントを用いることで、杭の位置ズレを修正しつつ杭と建築物フレームとを適正な位置で接合することができる。
図1乃至図3には本発明の実施形態1に係る杭と建築物フレームの接合構造を示す分解斜視図、接合部分の正面図及び側面図が示される。図において符号1は鋼管杭を示し、この鋼管杭1は筒状の鋼材からなり、その下端には掘削羽根2が設けられている。また、この鋼管杭1の上端には、固定プレート3が溶接等により固定されている。この固定プレート3は、矩形の金属板からなり、中央に鋼管杭1の上端が嵌め込まれる杭用貫通孔3aを有し、その周囲にボルトを挿通する孔3bを有するフレーム取付部3cが設けられている。
符号4は建築物フレームとしてのH形鋼等からなる基礎梁であり、建築物の柱5等が取り付けられるものである。この基礎梁4には、鋼管杭1に対面する部分にボルトを挿通する孔4bを有する杭取付部4cが設けられている。
符号6は矩形状の金属板からなるアタッチメントプレートであり、鋼管杭1と基礎梁4の間に取り付けられる。このアタッチメントプレート6には、基礎梁4と鋼管杭1にそれぞれ取り付けられる第1取付部6aと第2取付部6bが設けられている。第1取付部6aには、基礎梁4の杭取付部4cの孔4bに対応する数及び間隔のボルトを挿通する孔6cが設けられている。また、この第1取付部6aは、アタッチメントプレート6のほぼ中央にその中心が位置するように設けられている。第2取付部6bには、固定プレート3から上方に突出する鋼管杭1の上端に適合する杭用貫通孔6dと、固定プレート3の孔3bに対応する数及び間隔のボルトを挿通する孔6eが設けられている。この第2取付部6bは、その中心となる杭用貫通孔6dの中心が、第1取付部6aの中心から平面方向にずれるように形成されている。この第2取付部6bのズレは、鋼管杭1の芯ズレ等の位置ズレに対応するものとなっている。
符号7は前記アタッチメントプレート6の孔6c及び基礎梁4の孔4bに挿通されるボルトであり、8はそのボルト7に取り付けられるナットである。このボルト7とナット8により締結されて、アタッチメントプレート6と基礎梁4は接合される。また、9はアタッチメントプレート6の孔6e及び固定プレート3の孔3bに挿通されるボルトであり、10はそのボルト9に取り付けられるナットである。このボルト9とナット10により締結されて、アタッチメントプレート6と固定プレート3は接合される。
符号11は高さ調整用の調整ワッシャであり、ボルト7に取り付けられてアタッチメントプレート6と基礎梁4との間に挟み込まれるように配設される。また、12,13は通常のワッシャであり、ナット8,10のゆるみを防ぐため基礎梁4とナット8との間及び固定プレート3とナット10との間に配設される。
次に、上記構成からなる杭と建築物フレームの接合構造による接合工程と、芯ズレ等の位置ズレに応じた第2取付部6bのズレ設定について図1乃至図5を用いて説明する。始めに、鋼管杭1を回転させながら鉛直方向に圧力を加え、ねじ込みながら地盤Eに埋め込む。この鋼管杭1は、回転させることでその先端の掘削羽根2が地盤Eを掘削し、残土をほとんど出すことなく地盤Eに埋設される。次に、このように埋設された鋼管杭1の上端が杭用貫通孔3aを貫通するように固定プレート3を鋼管杭1の上端に嵌合させて溶接する。このような作業を繰り返すことで、複数本の鋼管杭1を基礎梁4の設置ラインに沿って埋設する。
このときに、図4に示す鋼管杭1B〜1Eのように、その各中心が基礎梁4の杭取付部4cの各中心から外れる芯ズレ等の位置ズレが発生することがある。本実施例においては、図5に示すように、鋼管杭1B〜1Eの位置ズレを想定して、鋼管杭1の埋設作業のやり直しが必要となる位置ズレ量以内にて、アタッチメントプレート6の第1取付部6aと第2取付部6bの中心のズレ量を数種類設定したアタッチメントプレート6B〜6Eを用いることで芯ズレ等の位置ズレに対応している。
図5に示すアタッチメントプレート6Aは、鋼管杭1の位置ズレが発生していない場合に使用するものであり、第1取り付け部6a及び第2取付部6bの中心が一致するように形成されている。アタッチメントプレート6Bは、アタッチメントプレート6Aに対して、X軸(図5中短手方向の軸)方向に第2取付部6bの中心をずらして形成したものとなっている。また、アタッチメントプレート6Cは、Y軸(図5中長手方向の軸)方向に第2取付部6bの中心をずらして形成したものとなっている。また、アタッチメントプレート6Dは、X軸及びY軸の両方に第2取付部6bの中心をずらして形成したものとなっている。更に、アタッチメントプレート6Eは、X軸及びY軸の両方向に第2取付部6bの中心をずらすと共に、そのずらす距離を大きくして形成したものとなっている。
これらのアタッチメントプレート6B〜6Eは、図4に示すように、鋼管杭1の位置ズレに合わせてそのまま使用するか、あるいは位置ズレの方向によってアタッチメントプレート6B〜6EをX軸又はY軸を中心として180°回転させて裏返しにしたり、その中心に関して180°回転させることで、第2取付部6bがずれた方向をXY軸や中心に対して対称となる位置に変えて位置ズレの方向に対応させて使用する。例えば、アタッチメントプレート6Eであれば、X軸、Y軸あるいは中心に関してそれぞれ180°回転させると、第2取付部6bを第1取付部6aの中心に対して4方向にずらしたものとして使用することができる。このため、第2取付部6bをずらす方向とその距離を数種類用意するだけで、非常に多くの位置ズレに対応することが可能となる。
なお、第2取付部6bをずらす距離に関しては、鋼管杭1の埋設作業のやり直しが必要となる位置ズレ量以内に制限すれば、比較的少ない種類用意するだけで多くの位置ズレに対応させることが可能となる。例えば、やり直しが必要となる位置ズレ量が5cmであれば、1cmあるいは0.5cm間隔で用意しても、位置ズレ1方向に関して5〜10種類程度で済むことになる。
上記のように、鋼管杭1B〜1Eの位置ズレに応じて適合するアタッチメントプレート6B〜6Eを選定し、その第2取付部6bを鋼管杭1B〜1Eの各固定プレート3のフレーム取付部3cに取り付ける。これにより、アタッチメントプレート6B〜6Eの第1取付部6aは、ほぼ直線上に並ぶことになり、ここに基礎梁4の各杭取付部4cを取り付けることで、鋼管杭1A〜1Eと基礎梁4を接合することができる。
本実施例に示すアタッチメントプレート6における第1取付部6a及び第2取付部6bには、それぞれ基礎梁4と固定プレート3の各孔4b、3bに合致する数及び間隔の孔6c、6eしか設けていないが、この孔6c、6eにそれぞれ隣接する複数の孔を予め形成し、その複数の孔の中から孔4b、3bに合致する孔を選択することで、微細な位置ズレの調整ができるように構成することも可能である。
また、鋼管杭1の高さ方向の位置ズレ調整に関しては、調整ワッシャ11をアタッチメントプレート6と基礎梁4又は固定プレート6との間に挟み込むことにより細かく調整することが可能である。なお、この調整ワッシャ11は、固定プレート6と基礎梁4との間に挟まれるボルト9の頭部が入るスペースを確保するためのものでもある。
上記のように、鋼管杭1と基礎梁4とは、鋼管杭1に位置ズレがあってもアタッチメントプレート6を介してボルト7,9により確実に接合することができ、更に、解体する際にもボルト7,9を外すだけで簡単に各部品に解体することができる。また、アタッチメントプレート6は繰り返し使用することができ、板状であるため保管や管理が容易である。
図6乃至図9には、本発明の実施形態2に係る杭と建築物フレームの接合構造を示す分解斜視図、接合部分の正面図、側面図及び固定プレートとアタッチメントプレートの平面図が示される。なお、前述した実施形態1と同一部分に関しては同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。本実施形態における鋼管杭1と建築物フレームとしての基礎梁4は、前述した実施例1と同一の構成からなる。固定プレート23は、鋼管杭1の上端の端面上に溶接等により固定されている。この固定プレート23は、円形の金属板からなり、その上面全体がフレーム取付部23cとなっており、ボルト等による接合にも使用可能とするためボルト等を挿通する孔23bが設けられている。
符号26は矩形状の金属板からなるアタッチメントプレートであり、鋼管杭1と基礎梁4の間に取り付けられる。このアタッチメントプレート26には、基礎梁4に取り付けられる第1取付部26aが設けられている。この第1取付部26aには、基礎梁4の杭取付部4cの孔4bに対応する数及び間隔のボルトを挿通する孔26cが設けられている。この第1取付部26aは、アタッチメントプレート26のほぼ中央にその中心が位置するように設けられている。また、このアタッチメントプレート26の中心部分には貫通孔26dが形成されている。
また、アタッチメントプレート26の孔26c及び基礎梁4の孔4bに挿通されるボルト7、そのボルト7に取り付けられるナット8、ボルト7に取り付けられてアタッチメントプレート26と基礎梁4との間に挟み込まれる調整ワッシャ11、及びナット8,10のゆるみを防ぐため基礎梁4とナット8との間に配設される通常のワッシャ12に関しては、実施形態1と同様の構成からなる。
上記構成からなる実施例2においては、鋼管杭1の芯ズレ等の位置ズレを修正するために、図9に示すように、固定プレート23の中心(鋼管杭1の中心と同位置)に対してアタッチメントプレート26の中心を平面方向にずらして、アタッチメントプレート26を固定プレート23に溶接している。図9に示す鋼管杭1は、正規の中心位置0からX軸方向にx1だけ、Y軸方向にy1だけ中心位置01が外れて芯ズレを起こした状態で埋設されている。この場合、アタッチメントプレート26を鋼管杭1の中心から図中斜め左下にずらして固定プレート23に溶接する。このようにアタッチメントプレート26を位置付けると、ほぼ正規位置にアタッチメントプレート26が位置することになり、その第1取付部26aが基礎梁4に適正に対面する。これにより、アタッチメントプレート26の第1取付部26aと基礎梁4の杭取付部4cを対向させて、その孔26cと孔4bを連通させ、そこにボルト7を通して締結することができる。
アタッチメントプレート26を固定プレート23のフレーム取付部23cに溶接する際には、図6に示すように、アタッチメントプレート26の側面とフレーム取付部23cとの間と、貫通孔26dの内周面とフレーム取付部23cとの間をそれぞれ溶接することで溶接部W1、W2を形成する。これにより溶接部の面積が広くなり、強固にアタッチメントプレート26を固定プレート23に溶接することができる。
このように、アタッチメントプレート26を平面方向にずらして固定プレート23に溶接することで、鋼管杭1の位置ズレを修正することができる。その結果、基礎梁4を所定の配設位置に設定することができ、その上に建築物の柱5が取り付けられる。
次に、図10に示す杭と建築物フレームの接合構造の分解斜視図に基づいて本発明の実施形態3を説明する。本実施形態における構造では、アタッチメントを用いて杭と建築物フレームを接合している。このアタッチメント35は、鋼管杭1の頭部に設けられた固定プレート33に取り付けられるアタッチメントプレート36と調整部材とからなり、この調整部材は、アタッチメントプレート36上に固定されたフレームジョイント37と、このフレームジョイント37と建築物フレームとしての基礎梁34とを連結する締結部材としての締結具38,39及びボルト42,44、ナット43,45とを備えている。
アタッチメントプレート36は、円形の金属板からなる固定プレート33と略同一形状をなし、固定プレート33に設けられているボルトを挿通するための複数の孔33bに適合する位置に数個の孔36bが設けられる。本実施形態における固定プレート33には、予め孔33bが周方向等間隔に8個設けられている。一方、アタッチメントプレート36には、鋼管杭1の位置ズレを修正するように固定されるフレームジョイント37の両側位置に4個の孔36bが設けられ、この4個の孔36bを固定プレート33の対応する4個の孔33bと一致させる。なお、アタッチメントプレート36に設けられる孔36bの数は特に限定されるものではないが、十分な接合強度を得るためにフレームジョイント37の少なくとも両側2か所ずつを固定するため4個以上であることが好ましい。また、予め固定プレート33と同様に周方向等間隔に固定プレート33の孔33bと同数の8個の孔、もしくはそれ以上の多数の孔36bを設けておき、フレームジョイント37を固定した後、フレームジョイント37の両側に位置する複数の孔36bにボルトを挿通することも可能である。このアタッチメントプレート36は、固定プレート33の上面33aに載置され、上記4つの孔36bと固定プレート33の対応する孔33bとに挿通させたボルト40とナット41との締結によって、固定プレート33に固定される。
本実施形態において、前記フレームジョイント37はH鋼材片等の平面形状がH形状をなすものであり、アタッチメントプレート36上に直立する中央及びその両端にある壁部37a,37b,37cにより構成されている。中央の壁部37aには、ボルト42等が挿通される孔37dが設けられている。このフレームジョイント37は、アタッチメントプレート36の上面36aに溶接により固定されている。フレームジョイント37を固定する位置は、鋼管杭1の芯ズレ、回転方向へのズレ、傾き、高低のズレ等の位置ズレを修正するように設定されている。例えば、図11に示すように、鋼管杭1の中心点01が正規の中心位置0からX軸方向にx1だけ左側に、Y軸方向にy1だけ上側にそれぞれ外れて位置する場合、図12に示すように、この位置ズレを修正するように、正規の中心位置0を基準としてフレームジョイント37の固定位置を設定する。すなわち、図12において、アタッチメントプレート36の中心点02からX軸方向に前記x1だけ右側に、また前記中心点02からY軸方向に前記y1だけ下側にそれぞれ中心点02からずらしてフレームジョイント37の固定位置を設定し、アタッチメントプレート36の上面36aに溶接する。これにより、フレームジョイント37は、鋼管杭1の正規の中心位置0を基準として設定されたことになり、図13に示すように、アタッチメントプレート36を固定プレート33に固定すると、フレームジョイント37は、鋼管杭1の中心点01及びアタッチメントプレート36の中心点02ではなく、正規位置の中心位置0上に位置することになり、固定プレート33に生じる鋼管杭1の位置ズレが修正される。
また、図14に示したように、鋼管杭1が鉛直線L1に対して角度θ1傾いた状態で地盤に打ち込まれることで、杭頭部の固定プレート33が傾斜してしまうような位置ズレを生じる場合がある。このような場合には、フレームジョイント37の下面37eを水平線L2に対して前記鋼管杭1の傾き角度θ1に対応する同じ傾き角度θ2で傾斜させることで、基礎梁34を支えるフレームジョイント37の上面37fを水平に保つことができ、打ち込みによる鋼管杭1の傾きに対する位置ズレを修正することができる。
また、鋼管杭1の高さ方向の位置ズレに対しては、フレームジョイント37の高さを調整することで容易に修正することができる。なお、鋼管杭1の回転方向の位置ズレに対しては、各アタッチメントプレート36に開設する孔36bの位置を、各鋼管杭1の固定プレート33に設けられた孔33bの回転方向のずれの位置に対応させることで、回転方向に対する位置ズレを修正することができる。
上記のように、鋼管杭1の各種の位置ズレに対応するように、フレームジョイント37のアタッチメントプレート36に対する固定位置を変更し、また、フレームジョイント37自体の形状を調整することで、鋼管杭1の位置ズレを容易に修正することができ、フレームジョイント37を正規位置に設定することができる。
本実施形態における前記締結具38,39は、図10に示したように、金属板を折り曲げたような略L形状をなす金具からなり、各辺にフレームジョイント37の孔37dに適合する孔38b、39bと、基礎梁34の孔34bに適合する孔38c、39cとがそれぞれ設けられている。
次に、上記構成からなるアタッチメント35を用いた接合構造により鋼管杭1の固定プレート33に基礎梁34を接合する接合工程を説明する。鋼管杭1は予め地盤調査により得られたデータや建物の構造データに基づいてサイズや長さが決められたものを、位置ズレが生じないよう管理しながら地盤にねじ込みながら埋設される。全ての鋼管杭1を打ち込んだ後、鋼管杭1ごとに頭部の固定プレート33の位置、傾き、高さ及び各孔33bの位置などを測定し、各鋼管杭1の芯ズレ量、固定プレート33の傾き量や高さ方向のズレ量などのデータを取る。そして、アタッチメント35を工場で製造する際に、前記のデータに基づいて、フレームジョイント37のアタッチメントプレート36への固定位置が修正され、あるいはフレームジョイント37の形状などが修正される。
即ち、前述したように、アタッチメントプレート36にフレームジョイント37を固定するときに、データに基づく位置ズレを修正するように固定する。このときに、固定プレート33の孔33bに適合すると共にフレームジョイント37の両側に位置するようにアタッチメントプレート36に孔36bを形成する。このように工場で製造されたアタッチメント35を現場に搬入し、図10に示すように、そのアタッチメントプレート36を固定プレート33の上面33aに載置し、ボルト40及びナット41で締結する。このように固定プレート33にアタッチメントプレート36を固定すると、それだけでフレームジョイント37は、鋼管杭1の芯ずれなどが修正された正規位置に位置することになる。その後、締結具38,39をフレームジョイント37の中央の壁部37aを挟むように取り付けてボルト42とナット43で固定し、フレームジョイント37上に載置された基礎梁34と締結具38,39をボルト44とナット45で固定する。その結果、鋼管杭1に芯ズレ、傾きや高低のズレ等の位置ズレが生じても、前記アタッチメント35によって基礎梁34を正規位置で鋼管杭1に固定することができる。
上記実施形態では建築物フレームとして基礎梁34を固定したが、図15に示すように、建築物フレームとしてH鋼材等からなる柱46を直接固定することもできる。この場合、略L形状の締結具38,39に代えて平板状の締結具48,49を用いて、フレームジョイント37の中央の壁部37aとフレームジョイント37の上面に突き当てられた柱46の中央の壁部46aとを挟んで、柱46の孔46bに連通する締結具48,49の孔48b,49bとフレームジョイント37の孔37dに連通する締結具48,49の孔48c、49cにそれぞれボルト50等を通して、ナット51等で締めることでフレームジョイント37に柱46を固定する。
また、図16に示すように、平面形状が略キ形状をなすフレームジョイント47を用いることで、図15に示す場合と同様に締結具48,49及びボルト50、ナット51によりフレームジョイント47の中央の壁部47aに柱46の中央の壁部46aを固定すると共に、側端の壁部47b、47cから外方に突出する壁部47d、47eに梁52あるいはその他の補強部材等をボルトや溶接で固定することも可能となる。
また、図17に示すように、角型鋼管等の平面形状が略ロ形状をなすフレームジョイント57を用いることで、フレームジョイント57と同一形状をなす角型鋼管等からなる柱56を鋼管杭1に固定することもできる。例えば、柱56をフレームジョイント57の上面に突き合わせて、平板状の締結具58,59を柱56とフレームジョイント57の側面に架け渡すように押し付け、締結具58,59の孔58b、59bに通したボルト60等を柱56とフレームジョイント57の側壁となる壁部56b、57bに設けたネジ穴56a,57aに螺合することで固定する。
また、図18に示すように、平面形状が略ト形状をなすフレームジョイント67を用いることで、T形状をなす梁66の分岐部分を鋼管杭1に固定することもできる。例えば、フレームジョイント67上に梁66を乗せ、略L形状の締結具68,69,70,71でそれぞれフレームジョイント67の壁部67a,67b等を挟んでボルト72,74とナット73,75等で固定し、その締結具68,69,70,71等に梁66をボルト86とナット87を用いて固定する。
また、図19に示すように、平面形状が十字形状をなすフレームジョイント77を用いることで、フレームジョイント77と略同形状をなす十字形状の柱76を鋼管杭1に固定することができる。例えば、フレームジョイント77の上面に柱76を突き当て、平板状の締結具78,79等によりフレームジョイント77の壁部77a等及び柱76の一辺76a等を挟み、ボルト80,82等を締結具78の孔78a、78b、フレームジョイント77の孔77b及び柱76の孔76b等に挿通させて、ナット81,83等で締めることで固定する。
上記のように、アタッチメントのフレームジョイントの固定位置を鋼管杭の芯ズレ、回転方向へのズレ、傾き、高低のズレ等の位置ズレを修正するように設定することで鋼管杭の位置ズレを修正し、フレームジョイントの形状を変更することで各種建築物フレームを固定することができるようになる。
1 鋼管杭
2 掘削羽根
3 固定プレート
3a 杭用貫通孔
3b 孔
3c フレーム取付部
4 基礎梁
4b 孔
4c 杭取付部
5 柱
6 アタッチメントプレート
6a 第1取付部
6b 第2取付部
6c 孔
6d 杭用貫通孔
6e 孔
7,9 ボルト
8,10 ナット
11 調整ワッシャ
12,13 ワッシャ
23 固定プレート
23b 孔
23c フレーム取付部
26 アタッチメントプレート
26a 第1取付部
26c 孔
26d 貫通孔
E 地盤
W1,W2 溶接部
L1 鉛直線
L2 水平線
33 固定プレート
33a 固定プレートの上面
33b 孔
34 基礎梁
35 アタッチメント
36 アタッチメントプレート
36a アタッチメントプレートの上面
36b 孔
37 フレームジョイント
37a,37b,37c 壁部
37d 孔
37e 下面
37f 上面
38,39 締結具
40,42,44 ボルト
41,43,45 ナット
46 柱
46a 壁部
47 フレームジョイント
47a,47b,47c,47d,47e 壁部
48,49 締結具
48b、48c 孔
49b、49c 孔
50 ボルト
51 ナット
52 梁
56 柱
56b 壁部
56a ネジ穴
57 フレームジョイント
57b 壁部
57a ネジ穴
58,59 締結具
58b、59b 孔
60 ネジ
66 梁
67 フレームジョイント
67a,67b 壁部
68,69,70,71 締結具
72,74,86 ボルト
73,75,87 ナット
76 柱
76a 一辺
76b 孔
77 フレームジョイント
77a 壁部
77b 孔
78,79 締結具
78a,78b,79a,79b 孔
80,82 ボルト
81,83 ナット

Claims (3)

  1. 鋼管杭の頭部に固定プレートを介して固定されるアタッチメントプレートと、
    該アタッチメントプレートと建築物フレームとの間に介在し少なくとも前記鋼管杭の高さ方向の位置ズレを修正する調整部材と、
    を備える杭と建築物フレームの接合構造であって、
    前記調整部材は、前記アタッチメントプレートを前記固定プレートに固定した状態において前記アタッチメントプレート上における前記鋼管杭の平面XY方向及び前記鋼管杭の中心軸に対する回転方向の少なくとも一方の位置ズレを修正する位置に予め固定されたフレームジョイントと、該フレームジョイントと前記建築物フレームとを連結する締結部材と、を備えたことを特徴とする杭と建築物フレームの接合構造。
  2. 鋼管杭の頭部に固定プレートを介して固定されるアタッチメントプレートと、
    該アタッチメントプレートと建築物フレームとの間に介在し少なくとも前記鋼管杭の高さ方向の位置ズレを修正する調整部材と、
    を備える杭と建築物フレームの接合構造であって、
    前記調整部材は、前記アタッチメントプレート上に予め固定されると共に前記アタッチメントプレートを前記固定プレートに固定した状態において前記アタッチメントプレート又は前記建築物フレームに当接することで前記鋼管杭の傾きによる位置ズレを修正するように前記鋼管杭の傾きに応じて傾斜した上面又は下面を有するフレームジョイントと、該フレームジョイントと前記建築物フレームとを連結する締結部材と、を備えたことを特徴とする杭と建築物フレームの接合構造。
  3. 前記フレームジョイントは、前記アタッチメントプレート上に直立する複数の壁部を有し、
    前記締結部材は、前記フレームジョイントの壁部と前記建築物フレームに架け渡される平板状又は略L形状に屈曲した金具からなる締結具と、前記フレームジョイントの壁部に設けられた孔及び前記建築物フレームに設けられた孔にそれぞれ対応する前記締結具の孔に挿通されて前記締結具を前記壁部と前記建築物フレームに固定するボルト及びナットと、を備える請求項1又は2に記載の杭と建築物フレームの接合構造。
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