JP5964644B2 - 梱包用固定材およびこれを用いた梱包用ケース - Google Patents

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この発明は、梱包用固定材およびこれを用いた梱包用ケースに関し、フラワーアレンジメントなどが入れられた花かごや花鉢などの容器ごと梱包用ケース内に固定するための梱包用固定材でサイズの異なる容器であってもフレキシブルに対応でき、水平方向および鉛直方向に固定できるようにしたものである。
花かごや花鉢に入れられたフラワーアレンジメントなどを段ボール紙製の梱包用ケースに入れて運搬輸送する場合には、梱包用ケース内に花かごや花鉢を固定する必要があり、固定材が用いられている。最も簡単な固定材としては、例えば図4に示すように、固定材101を段ボール紙で構成し、天面部102の周囲にそれぞれ側面部103を延設して下方に折り曲げるようにすることで天面部102を所定の高さに保持できるようにしておき、この天面部102の中心部に丸穴104を形成し、この丸穴104から放射方向に切り込み105を形成して折り曲げ片106を下方に折り曲げるように組み立てられる。これにより、折り曲げ片106によって形成された装着穴107内に花かごや花鉢を入れて固定するようにしている。また、この固定材101では、花かごや花鉢の鉛直方向の移動を拘束するため、天面部102に引っ掛け部108を設けて紐などで固定できるようにしてある。
また、特許文献1の化粧品などを収納したチューブ入り容器の包装用容器では、図5に示すように、包装用容器110の四側面板部111〜114の一つの側面板部111の上下縁に蓋片115,115を二本の折り曲げ線116を介して設けてある。また、隣接する二つの側面板部112,113の上縁にそれぞれ二本の折り曲げ線116を介して挟持片117、117を設けるとともに、下縁に細長い係止孔118aを形成した支持片118を三本の折り曲げ線116を介して設けてある。
これにより、箱状に組み立てた包装用容器110内にチューブを入れ、係止孔118aにチューブの底縁部を差し込むとともに、キャップ部分を挟持片117,117で両側から押えるようにし、蓋片115,115を閉じて箱状に組み立てて梱包が完了するようになっている。
さらに、特許文献2の梱包用緩衝部材では、図6に示すように、梱包用緩衝部材120の底面部121のそれぞれに立ち曲げられる側面部122〜125を設けて内側に収納空間を形成し、側面部122に延設して中間折り曲げ部126と内フラップ部127を形成し、側面部123,124に延設して内フラップ部127の内側に配置される左右フラップ部128,129を形成してある。これにより、収納空間に収納された被梱包物を内フラップ部127による付勢力とその内側の左右フラップ部128,129による付勢力により側面部125に押しつけるようにして固定機能と緩衝機能を発揮させるようにしている。
特開2001-206352号公報 特開2008-94442号公報
従来の固定材101によれば、花かごや花鉢の水平方向の移動を拘束して固定できるものの、大きさが異なる花かごや花鉢の場合には、切り込み105の長さを変えることで対応することになり、その範囲が限られて2種類程度しか対応できないという問題がある。
また、この固定材101では、花かごや花鉢の鉛直方向の移動を拘束することができず、天面部102に引っ掛け部108を設けて紐などで固定する必要があり、固定作業や梱包作業が煩雑であるという問題がある。
また、特許文献1や特許文献2に開示された包装用容器110や梱包用緩衝部材120では、挟持片117や内フラップ部127および左右フラップ部128,129で内容物や被梱包物を押えるようにしているが、これらによる押え力は段ボール紙などの弾性力によるものであり、大きな衝撃力などに対しては、対応できず内容物や被梱包物が水平方向に移動する恐れがある。また、これら挟持片117や内フラップ部127および左右フラップ部128,129では、内容物や被梱包物を垂直方向に拘束することができず、外側の容器や外箱、あるいはケースなどによって拘束されるに過ぎないという問題がある。
この発明はかかる従来技術の有する課題を解決するためになされたもので、大きさの異なる花かごや花鉢に対してフレキシブルに対応できるとともに、水平方向だけでなく、鉛直方向に対しても被梱包物を拘束することができる梱包用固定材およびこれを用いた梱包用ケースを提供しようとするものである。
上記従来技術が有する課題を解決するためこの発明の請求項1記載の梱包用固定材は、矩形の底面部と、前記底面部の両端縁部に延設されたほぼ垂直の第1の側面部と、前記第1側面部の先端縁部に延設され被梱包物を斜め上方から下方に向けて挟みこむ斜面部と、前記底面部の他の両端縁部の少なくとも一方の側縁部側に延設された略垂直の第2の側面部と、前記第2の側面部の先端縁部に延設された略水平の水平面部と、を有し、前記斜面部には、前記斜面部の前記先端縁部に前記被梱包物に当接する凹部および前記凹部両側のコーナー部が形成され、前記第2の側面部が隣接する側の側縁部に係止切欠き部が形成されており、前記水平面部には、先端中央部に前記斜面部の前記係止切欠き部が係止され前記斜面部の上方への浮き上がりを押える押え凹部が形成されており、異なる大きさ又は異なる水平断面形状前記被梱包物に対し、前記係止切欠き部と前記押え凹部との係止位置を調整し前記斜面部の傾斜角度により前記被梱包物を水平方向および鉛直方向に拘束可能に構成したことを特徴とするものである。
この発明の請求項2記載の梱包用固定材は、請求項1記載の構成に加え、前記水平面部に、前記押え凹部に延設して被梱包物の移動を規制するとともに折り曲げ操作を容易とする突出部を形成してなることを特徴とするものである。
この発明の請求項3記載の梱包用固定材を用いた梱包用ケースは、請求項1または2記載の構成に加え、前記梱包用固定材の底面部の大きさに対応した底板および1つの側板に前扉を備えた収納ケースと、この収納ケースの前記1つの側板の前記前扉の下方を底板から前記第1の側面部までの高さの開口部を開梱の際にのみ開口可能に形成したことを特徴とするものである。
この発明の請求項4記載の梱包用固定材を用いた梱包用ケースは、請求項3記載の構成に加え、前記収納ケースに、前記梱包用固定材の鉛直方向への移動を拘束するロック部を形成したことを特徴とするものである。
この発明の請求項1記載の梱包用固定材によれば、矩形の底面部と、前記底面部の両端縁部に延設されたほぼ垂直の第1の側面部と、前記第1側面部の先端縁部に延設され被梱包物を斜め上方から下方に向けて挟みこむ斜面部と、前記底面部の他の両端縁部の少なくとも一方の側縁部側に延設された略垂直の第2の側面部と、前記第2の側面部の先端縁部に延設された略水平の水平面部と、を有し、前記斜面部には、前記斜面部の前記先端縁部に前記被梱包物に当接する凹部および前記凹部両側のコーナー部が形成され、前記第2の側面部が隣接する側の側縁部に係止切欠き部が形成されており、前記水平面部には、先端中央部に前記斜面部の前記係止切欠き部が係止され前記斜面部の上方への浮き上がりを押える押え凹部が形成されており、異なる大きさ又は異なる水平断面形状前記被梱包物に対し、前記係止切欠き部と前記押え凹部との係止位置を調整し前記斜面部の傾斜角度により前記被梱包物を水平方向および鉛直方向に拘束可能に構成したので、先端に凹部が形成された斜面部で被梱包物を斜め下方に両側から挟むとともに、この斜面部の浮き上がりを係止切欠き部に水平面部の押え凹部を係止して押えることで、被梱包物の水平移動と鉛直移動を押えることができ、斜面部の傾斜角度を変えて突き出し量を変えることで、大きさの異なる被梱包物にも簡単に対応することができる。
これにより、フラワーアレンジメントなどが入れられた花かごや花鉢などの容器を固定することができ、容器の大きさが変わってもカッターで切り広げる必要もなく、鉛直方向の固定のための紐での固定も不要となる。
また、凹部両側のコーナー部が形成されているので、被梱包物である容器の水平断面形状が円形や矩形であっても対応することができる。
この発明の請求項2記載の梱包用固定材によれば、前記水平面部に、前記押え凹部に延設して被梱包物の移動を規制するとともに折り曲げ操作を容易とする突出部を形成したので、水平面部の押え凹部から突き出した突出部で被梱包材の前後移動を押えることができるとともに、突出部を掴むことで水平面部を折り曲げる操作が容易となり、小さな力で折り曲げることができ、一層簡単に被梱包物を固定することができる。
この発明の請求項3記載の梱包用固定材を用いた梱包用ケースによれば、前記梱包用固定材の底面部の大きさに対応した底板および1つの側板に前扉を備えた収納ケースと、この収納ケースの前記1つの側板の前記前扉の下方を底板から前記第1の側面部までの高さの開口部を開梱の際にのみ開口可能に形成したので、固定材で固定した被梱包物を収納ケースから開梱して取り出す場合に、前扉の下方の側面部を開口して底面部までを開口することができ、簡単に取り出すことができる。また、収納ケースによって斜面部が広がろうとすることが押えられ、収納ケースに収納することで、一層確実に被梱包物を固定することができる。
この発明の請求項4記載の梱包用固定材を用いた梱包用ケースによれば、前記収納ケースに、前記梱包用固定材の鉛直方向への移動を拘束するロック部を形成したので、収納ケースに形成したロック部で梱包用固定材を押えることで、梱包用固定材自体の鉛直方向への移動を拘束することができ、被梱包物を固定材で固定することと協働して確実に収納ケース内に収納固定することができる。
この発明の梱包用固定材の一実施の形態にかかり、(a)は展開図、(b)は組み立て状態の斜視図である。 この発明の梱包用固定材の一実施の形態にかかり、(a)は固定状態を説明する縦断面図、(b)は大きさの異なる容器の固定状態を説明する縦断面図である。 この発明の梱包用固定材を用いた梱包用ケースの一実施の形態にかかる梱包用ケースのみ斜視図である。 従来の梱包用の固定材にかかり、(a)は展開図、(b)は組み立て状態の斜視図である。 従来の包装用容器にかかり、(a)は展開図、(b)は包装状態の縦断面図である。 従来の梱包用緩衝部材にかかり、(a)は斜視図、(b)は収納状態の縦断面図である。
以下、この発明の梱包用固定材およびこれを用いた梱包用ケースをフラワーアレンジメントが入れられる花かごや花鉢に適用した一実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
この梱包用固定材10は、1枚の段ボール紙を用い、組み立てることで立体的に構成され、花かごや花鉢などの容器を被梱包物として水平移動(左右移動及び前後移動)と上下移動(鉛直移動)を規制して固定するものである。
この梱包用固定材10は、図1に展開した状態を示すように、矩形、例えば正方形状の底面部11を中心に、左右両端縁部に略垂直に立ち曲げられる第1の側面部12,13が延設され、前後両端縁部にも略垂直に立ち曲げられる第2の側面部14,15が延設されている。
第1の側面部12,13の先端縁部には、組み立てた状態で斜め下方に傾斜する斜面部16,17が延設され、第2の側面部14,15の先端縁部には、組み立て状態で水平とされる水平面部18,19が延設されて構成されている。
なお、第2の側面部は前後方向両側に延設してあるが、少なくとも一方に延設すれば良く、両方に延設するようにすれば、確実に組み立てることができ、形状を保持することができる。
中心部に配置される底面部11は花かごや花鉢などの容器およびフラワーアレンジメントの投影面積に対して余裕のある大きさとされる。底面部11の左右両端縁部に延設される2つの第1の側面部12,13はそれぞれ立ち曲げられたときの高さが被梱包物である容器の高さと同程度から半分程度の範囲とされており、これら第1の側面部12,13の先端縁部に斜面部16,17が延設してある。
これら相対向する斜面部16,17の長さは、立ち曲げられた第1の側面部12,13の上端から斜め下方に傾斜させたときに底面部11に載置した最大の大きさの被梱包物である容器を両側から挟んだ状態で第1の側面部12,13が鉛直ないし僅かに外側に広がるように設定してある。そして、小さな被梱包物である容器に対しては斜面部16,17の傾斜角度を水平に近づけることで被梱包物である容器を両側から挟んだ状態として対応するように長さが定められる。
これにより、1つの梱包用固定材10で、大きさの異なる被梱包物である容器に対応して簡単に固定することができるようになる。
これら斜面部16,17の先端部には、被梱包物に当接する凹部20が形成され、この凹部20によって被梱包物である容器を両側から押えて左右方向への移動を規制するとともに、これと直交する前後方向への移動を規制できるように凹部20の深さが定めてあり、例えば凹部20は中央部が深い円弧状に形成してある。
また、この凹部20には、被梱包物である容器の水平断面形状が円形や矩形であっても対応できるように、円弧状の凹部20の前後方向両側に略直角の切欠きを形成したコーナー部21を組み合わせた形状としてある。そして、これら凹部20やコーナー部21の大きさは、被梱包物である容器の大きさが異なるものであっても対応できるように最大のものを凹部20およびコーナー部21で押えることができるように定めてある。
さらに、これら斜面部16,17の両側には、第1の側面部12,13の上端から前方に窄まる傾斜と、傾斜先端の前後方向と平行な直線とを組み合わせた係止切欠き部22が形成してあり、後述するように、水平面部18,19を差し込むようにして確実に係止することで斜面部16,17の浮き上がりを防止できるようにしてある。
一方、第2の側面部14,15は、底面部11の第1の側面部12,13と直交する前後方向の両端縁部に延設され、ほぼ垂直に立ち曲げた時の高さが第1の側面部12,13に比べて低くなるようにしてあり、斜面部16,17の中間部に位置する高さとしてある。そして、これら第2の側面部14,15の先端縁部には、水平面部18,19が延設され、幅方向両端部に係止切欠き部22に係止される係止突出部23,23を残してその間に矩形の押え凹部24が形成してある。この押え凹部24の中央に突出部25が形成され、この突出部25は、押え凹部24の両端に僅かな直線部を残して円弧状に突き出すように形成してある。
この突出部25によって被梱包物である容器の前後方向の移動を規制するとともに、水平面部18,19を折り曲げる場合に掴み易くし、力を入れ易くして操作性を向上する。
これにより、梱包用固定材10を組み立てた状態では、水平面部18,19の幅方向両端部の係止突出部23,23がそれぞれ斜面部16,17の下側に位置することで、係止切欠き部22と押え凹部24の両端部の係止突出部23,23とが係止されることになり、斜面部16,17の浮き上がりを防止して被梱包物である容器の上方への移動を拘束するようにしてある。また、押え凹部24の突出部25が斜面部16,17の上側に位置することで、被梱包物である容器の前後方向の移動を規制するようになる。
したがって、この第2の側面部14,15および水平面部18,19はいずれか一方があれば斜面部16,17の形状を保持できることから、必ずしも両方を必要とせず、いずれか一方のみであっても良く、係止切欠き部22と係止突出部23が隣接する一方側に設ける必要がある。
このように構成した梱包用固定材10では、図1(b)に示すように、底面部11を中心に左右の第1の側面部12,13を立ち曲げるとともに、その先端の斜面部16,17を第1の側面部12,13の上端から斜めにしておく。また、底面部11の中心に前後の第2の側面部14,15を立ち曲げるとともに、その先端の水平面部18,19を第2の側面部の先端から突出部25を掴んで水平に折り曲げて、水平面部18,19の幅方向両端部の係止突出部23,23がそれぞれ斜面部16,17の下側に位置して係止切欠き部22に係止されるようにする一方、押え凹部24の突出部25が斜面部16,17の上側に位置して相対向するようにしておく。
こうして組み立てられた梱包用固定材10の斜面部16,17の先端の対向する凹部20の間と突出部25の間に被梱包物である容器をセットする。
この梱包用固定材10への被梱包物のセットの際、斜面部16,17が押し戻され第1の側面部12,13が外側に広がるようになるが、これら第1の側面部12,13の広がりを戻すようにすることで、図2(a)に示すように、被梱包物である容器を斜面部16,17とその先端部の凹部20およびコーナー部21で確実に押えて水平方向および鉛直方向に移動を拘束して固定することができる。
さらに、第1の側面部12,13の広がりを戻した状態に保持して梱包用固定材10による容器などの確実な固定には、斜面部16,17の傾斜角度を変えて第2の側面部14,15と水平面部18、19の摩擦力だけで保持することができる。
また、後述する輸送用の梱包用ケース30を用いるようにしたり、紐などで縛ることや粘着テープを貼るなど何らかの手段で保持するようにして良く、一層確実に梱包用固定材10だけで被梱包物である容器などを固定することができ、棚などへの収納が容易となる。
なお、被梱包物である容器としては、花かごのように紐状や帯状のものを編んだものであれば表面の編目による凹凸により一層確実に固定することができるが、表面が平坦な被梱包物である容器であって固定できることは言うまでもない。
このような梱包用固定材10で、大きさの異なる花かごや花鉢などの容器を被梱包物として固定する場合には、図2(b)に示すように、第1の側面部12,13の上端から斜め下方に向く斜面部16,17の傾斜角度を被梱包物が大きくなる程急激にすることで、対向する凹部20およびコーナー部21の間隔が広がることになり、簡単に対応することができる。
次に、この発明の梱包用固定材を用いた梱包用ケース30について説明する。
この梱包用ケース30は、図3に示すように、1枚の段ボール紙を用いて構成された箱状であり、底面31が梱包用固定材10の底面部11の大きさに対応してほぼ同一の大きさとされ、底面31の左右・前後にそれぞれ側面32〜35がフラワーアレンジメントなどの収納必要高さに応じて延設されている。そして、前側面34は底面31から少なくとも梱包用固定材10の第1の側面部12,13の高さまでの高さとされて固定状態としてあり、幅方向中央部に鉛直方向のジッパー32aが形成され、切り開くことができるようにしてある。この前側面34の上部には、前扉36が設けられて左側面32の前方鉛直端を中心に回動させて開閉できるようにしてあり、先端に差し込み片36aが形成してある。また、左右側面32,33には、運搬用の持ち手と成る長孔32a,33aが形成してある。
さらに、梱包用ケース30の天面は前扉36とともに、開閉できるようにしてあり、左右側面32,33の上端に左右蓋面37,38が延設され、前後側面34,35の上端にも前後蓋面39,40が延設してあり、左右蓋面37,38に差し込み孔37a,38aが形成され、前後蓋面39,40の差し込み片39a,40を差し込むことで開閉できるようにしてある。
また、左右側面32,33と後側面35とのコーナー部分に上下に平行な切り込みが形成され、ケースの内側に突き出すようにしてロック部41とすることで、収納されて梱包用固定材10の鉛直方向の移動を規制できるようにしてある。
このような梱包用ケース30を用い、梱包用固定材10に固定した被梱包物である容器をフラワーアレンジメントごと梱包用ケース30内に収納することで、容器に入れられたフラワーアレンジメントは梱包用固定材10で水平面内および鉛直方向の移動が拘束でき、梱包用固定材10自体の移動を梱包用ケース30のロック部41で規制することで、フラワーアレンジメント全体の水平面内および鉛直方向の全方向の移動を規制して固定することができる。
また、左右側面32,33で梱包用固定材10の第1の側面部12,13が広がってもこれを戻すことができるとともに、固定状態を確実に保持することができ、梱包用固定材10に被梱包物である花かごや花鉢などの容器を確実に固定することができる。
なお、上記の実施の形態では、被梱包物を花かごや花鉢などの容器やフラワーアレンジメントの梱包用ケースを例に挙げて固定や収納する場合について説明したが、鉢植えの花の固定や収納に適用してサイズの異なるものを1つの梱包用固定材で対応するようにしたり、花に限らず他の商品や部品に広く適用することができ、特に底面上で下端部分を固定しその上部に広がりがある中間部分や上端部分があるものなどに適用して固定や収納するのに好適である。
10 梱包用固定材
11 底面部
12 第1の側面部
13 第1の側面部
14 第2の側面部
15 第2の側面部
16 斜面部
17 斜面部
18 水平面部
19 水平面部
20 凹部
21 コーナー部
22 係止切欠き部
23 係止突出部
24 押え凹部
25 突出部
30 梱包用固定材を用いた梱包用ケース
31 底面
32 左側面
33 右側面
34 前側面
35 後側面
36 前扉
37 左蓋面
38 右蓋面
39 前蓋面
40 後蓋面
41 ロック部

Claims (4)

  1. 矩形の底面部と
    前記底面部の両端縁部に延設されたほぼ垂直の第1の側面部と
    前記第1側面部の先端縁部に延設され被梱包物を斜め上方から下方に向けて挟みこむ斜面部と、
    記底面部の他の両端縁部の少なくとも一方の側縁部側に延設された略垂直の第2の側面部と
    前記第2の側面部の先端縁部に延設された略水平の水平面部と、を有し、
    前記斜面部には、前記斜面部の前記先端縁部に前記被梱包物に当接する凹部および前記凹部両側のコーナー部が形成され、前記第2の側面部が隣接する側の側縁部に係止切欠き部が形成されており、
    前記水平面部には、先端中央部に前記斜面部の前記係止切欠き部が係止され前記斜面部の上方への浮き上がりを押える押え凹部が形成されており、
    なる大きさ又は異なる水平断面形状前記被梱包物に対し、前記係止切欠き部と前記押え凹部との係止位置を調整し前記斜面部の傾斜角度により前記被梱包物を水平方向および鉛直方向に拘束可能に構成した
    とを特徴とする梱包用固定材。
  2. 前記水平面部に、前記押え凹部に延設して被梱包物の移動を規制するとともに折り曲げ操作を容易とする突出部を形成してなることを特徴とする請求項1記載の梱包用固定材。
  3. 前記梱包用固定材の底面部の大きさに対応した底板および1つの側板に前扉を備えた収納ケースと、この収納ケースの前記1つの側板の前記前扉の下方を底板から前記第1の側面部までの高さの開口部を開梱の際にのみ開口可能に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の梱包用固定材を用いた梱包用ケース。
  4. 前記収納ケースに、前記梱包用固定材の鉛直方向への移動を拘束するロック部を形成したことを特徴とする請求項3記載の梱包用固定材を用いた梱包用ケース。
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