JP5772632B2 - 簡易キャリーケース - Google Patents

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Description

本発明は,例えばイチゴやさくらんぼのような青果を入れたパックを,個別に運搬するのに好適な簡易キャリーケースに関するものである。特に,本発明のキャリーケースは,その底面にパックを支持するための支持部が設けられており,底面に連結する側面と天面とによりパックを簡易に包装して,パックを運搬することができるというものである。
従来から,例えばイチゴやさくらんぼのような青果は,樹脂製のパックに複数個収納された状態で,市場や販売店に出荷され,販売されている。また,青果を収納したパックは,上面が開口されたトレー状の包装箱に,複数個ずつに分けて並置され,このトレー状の包装箱に並置された状態で,搬送や販売がされることもある。
このようなパックを包装するトレー状包装箱としては,例えば特許文献1に示されるものが知られている。特許文献1の包装箱は,仕切り部分にパックのフランジを引っ掛けて支持することにより,トレーの底面からパックの底を浮かせた状態で,パックを包装することができるものである(特許文献1)。例えば,特許文献1に記載の包装箱は,樹脂パックの支持片が,トレー内に設けられた中仕切板の下縁から樹脂パックの短面のフランジに沿わせて延伸されるように形成されている。このため,特許文献1に記載の包装箱によれば,支持片の上縁に,樹脂パックのフランジを当接させることにより,トレーの底から浮かせた状態で,安定良く保持することができるとされている。
また,簡易に組立可能なキャリーケースとして,例えば特許文献2に示されるものが知られている。特許文献2のキャリーケースは,シンプルな2ピースのブラランクシートで構成できる構造となっており,組み立てが容易で,例えばメロンやスイカのような球形で傷つき易い重量物を包装するに適し,かつ内容物の出し入れも容易であるとされている。
特開2008−254746号公報 実登3158505号公報
しかしながら,上記特許文献1に記載の包装箱は,複数個のパックを並置して包装し,搬送することを目的で形成されたものであり,トレー状箱体を形成するためのブランクシートの他,例えばパックを支持する中仕切板を形成するためのブランクシートが必要となっている。このため,従来の包装箱を形成するには,複数のブランクシートを組み上げる必要があり,結果として,包装箱の組立作業が複雑なものとなっていた。従って,従来の包装箱は,パックを1つだけ,簡易的に個別包装し,搬送することが求められるような状況に適したものではなかった。
また,上記特許文献1に記載のキャリーケースは,キャリーケースを構成するために2ピースのブランクシートが必要となっており,その製造コストが嵩むという問題を有していた。また,キャリーケースを組み立てる際に,2ピースのブランクシートを十字型に重ね合わせて組み立てる必要があり,搬送物を梱包する際の組み立て作業に,多少の時間が掛かるものであった。
このため,現在は,個別のパックを短時間で簡単に包装できるとともに,パックを固定した状態で支持することができ,しかも,製造コストを抑えることのできるキャリーケースが求められている。
そこで,本発明の発明者らは,底面の両側部に一対の側面及び一対の天面をキャリーケースの長手方向に連接し,底面にパックを支持する支持手段を形成するとともに,一対の天面に手提げ構造を設けることにより,パックを個別に簡単に包装できるキャリーケースを得ることができるという知見を得た。そして,本発明者らは,上記知見に基づけば,従来技術の課題を解決できることに想到し,本発明を完成させた。
具体的に本発明は,以下の構成を有する。
本発明は,パックPを包装することができるキャリーケース100に関するものである。パックPは例えば青果を収納するのに用いられる一般的な収納容器であり,底部BOと,当該底部BOの周囲に立設された一対の側部S及び一対の前後部FBを有し,少なくとも当該一対の前後部FBにフランジFが設けられている。
キャリーケース100は,基本的に,底面1と,左右一対の側面2,3と,左右一対の天面4,5を有しており,各面の境界部分には折線が形成されている。
底面1上には,パックPが載置される。
一対の側面2,3は,底面1の左右両側に連接され,パックPの一対の側部Sに沿って起立する。
一対の天面4,5は,一対の側面2,3それぞれの側方に連接されている。
このように,底面1,一対の側面2,3,及び一対の天面4,5は,キャリーケースの長手方向に連接している。
また,底面4,5には,前後一対の支持手段11,12を有している。一対の支持手段11,12は,パックPの一対の前後部FBに沿って起立し,フランジFに当接することにより,パックPを支持することができる。
一対の天面4,5のそれぞれは,一対の天面4,5の先端部分を連結するための係合手段41,51と,把持開口部42,52を有している。これらの係合手段41,51と把持開口部42,52とにより,手提げ構造が形成される。すなわち,例えば,キャリーケースの使用者は,把持開口部42,52に手指を挿入してキャリーケースの天面4,5を把持し,キャリーケース100を手持ちすることができる。
このように,本発明のキャリーケース100は,その基本的な構成面(底面,側面,及び天面)が長手方向に連接したものであるため,例えば略矩形状に形成された一枚のブランクシートに折線と切込線を設けるだけで,簡単に製造することができる。このため,本発明のキャリーケース100は短時間で多量に生産可能であり,その製造コストを極めて抑えることができる。また,本発明のキャリーケース100の底面1には,パックPのフランジFを支持可能な支持手段11,12が設けられているため,パックPの搬送中などにパックPが前後左右に移動することを防止でき,内容物を傷つけること無く安全に搬送が可能である。また,本発明のキャリーケース100は,パックPを一対の支持手段11,12に載置した後,一対の側面と天面を折り曲げるだけで,パックPを簡単に包装することができる。さらに,本発明の天面4,5には手提げ構造が設けられているため,包装したパックPを容易に運搬することができる。
本発明において,一対の天面4,5に形成された係合手段41,51は,係合フラップ41,51であることが好ましい。すなわち,係合フラップ41,51とは,キャリーケースの短手方向に沿って短手方向端縁に達しない長さで形成された直線状の折線41a,51aと,折線41a,51aの両端部の両端部からキャリーケースの長手方向内側に向かって延出した屈折又は湾曲する切込線41b,51bとにより,周囲を画定されたフラップ状の片部である。
係合フラップ41,51は天面4,5から切り出されるものであるため,係合フラップ41,51を,折線41a,51aを基点として折り曲げることにより,係合フラップ41,51が位置していた部分に,把持開口部42,52が形成される。
また,係合フラップ41,51のそれぞれの先端部分には,キャリーケースの長手方向に沿って,切込部411,511が形成されていることが好ましい。
そして,各係合フラップ41,51に形成された切込部411,511に,各係合フラップ41,51の切込部411,511が形成された部分を,挿入することにより,両係合フラップ41,51を係合させることができる。
上記構成のように,一対の天面4,5から切り出して係合フラップ41,51を形成することにより,簡単に,手提げ構造を構成することができる。しかも,各係合フラップ41,51は,互いに,切込部411,511が形成された部分を合わせることにより係合するものであるため,係合状態において,両係合フラップ41,51は,2重に重なり合うこととなる。このため,把持開口部42,52に手指を挿入して,天面4,5を把持しようとする際に,この2重に重畳した係合フラップ41,51が,握り用の補強片として機能する。従って,手持ちする際の握り部が堅強なものとなるため,使用者が握り易く運搬し易いキャリーケースを提供できる。
本発明において,一対の天面4,5には,キャリーケースの短手方向に沿って,短手方向端縁に達する長さの補助折線43,53が形成されていることが好ましい。
上記構成のように,一対の天面4,5に補助折線43,53を設けることにより,パックPの梱包や開封の際に,一対の天面4,5が補助折線43,53において折れ曲がるため,パックPの梱包・開封作業が容易になる。
本発明において,一対の天面4,5の両方又はいずれか一方には,天面開口部が形成されていることが好ましい。
上記構成のように,天面4,5に天面開口部を設けることにより,天面開口部を介して,パックPの内容物を確認することができるようになる。
本発明において,支持手段11,12のそれぞれは,支持フラップ11,12であることが好ましい。すなわち,支持フラップ11,12とは,キャリーケースの長手方向に沿って底面1に形成された直線状の折線11a,12aと,折線11a,12aの両端部からキャリーケースの短手方向内側に向かって延出した屈折又は湾曲する切込線11b,12bとにより,周囲を画定されたフラップ状の片部である。
支持フラップ11,12は,折線11a,12aに沿って折り曲げることにより,パックPの前後部FBに沿って起立し,支持フラップ11,12の先端縁には,パックPのフランジFが当接する。
このように,支持フラップ11,12を底面1から切り出して形成することにより,例えば支持手段を構成するための部材を別途設ける必要がなくなる。このため,本発明のキャリーケースを,例えば略矩形状に形成された一枚のブランクシートに折線と切込線を設けるだけで,簡単に製造することができるようになる。
本発明において,支持フラップ11,12は,本体部111,121の両側部に耳部112,122が延設された形状となっていることが好ましい。すなわち,本体部111,121とは,底面1から切り出された部分を意味し,耳部112,122とは,底面1の両隣に位置する一対の側面2,3から切り出された部分を意味する。
このように,支持フラップ11,12の一部(耳部)を,一対の側面2,3から切り出すことにより,例えば,支持フラップ11,12を起立させ,一対の側面2,3を底面1との境界線に沿って折り曲げた状態において,支持フラップ11,12が,不用意に閉じてしまうこと(寝てしまうこと)を防止できる。すなわち,支持フラップ11,12を起立させ,一対の側面2,3を底面1との境界線に沿って折り曲げた状態において,支持フラップ11,12に対して閉じる方向の外力を与えても,支持フラップ11,12の耳部112,122が,一対の側面2,3に接触するため,支持フラップ11,12は側面2,3との接触位置に留まる。このため,支持フラップ11,12は,耳部112,122によって,不用意に閉じることが防止される。
上述したとおり,本発明によれば,個別のパックを短時間で簡単に包装できるとともに,パックを固定した状態で支持することができ,しかも,製造コストを抑えることのできるキャリーケースを提供することができる。
図1は,キャリーケースとパックを示す斜視図であり,パックがキャリーケース上に載置されてない状態を示している。 図2は,キャリーケースとパックを示す斜視図であり,パックがキャリーケース上に載置された状態を示している。 図3は,図2に示されたX−Xの切断線における断面図である。 図4は,キャリーケースとパックを示す斜視図であり,キャリーケースが閉じた状態を示している。 図5は,キャリーケースのブランクシートを示す展開図である 図6は,支持フラップに形成された耳部の作用効果を説明するための斜視図である。 図7は,係止フラップの係止状態を説明するための概念図である。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
ここで,本願明細書において,キャリーケースの「長手方向」とは,底面1,一対の側面2,3,及び一対の天面4,5が連接する一方向を意味し,「短手方向」とは,「長手方向」に直交する方向を意味する。
また,本願明細書において,「A〜B」とは,「A以上B以下」であることを意味する。
図1は,本発明のキャリーケース100と,キャリーケース100により包装されるパックPの例を示した斜視図である。図1では,キャリーケース100が開いており,パックPがキャリーケース100上に載置されていない状態を示している。
まず,包装対象物であるパックPについて説明する。図1に示されるように,パックPは,例えば,底部BOと,底部BOに対して外側に傾斜するように延設された左右一対の側部S及び前後一対の前後部FBと,側部S及び前後部FBの上端縁から外側に突出したフランジFを有している。なお,パックPは,少なくとも,キャリーケース100の前後一対の支持フラップ11,12に当接する前後部に,フランジFを有していればよい。そして,側部S及び前後部FBの上端縁に沿って,開口部Oが形成されている。本発明のキャリーケース100は,基本的に,上記のような構成を有するパックであれば,公知のパックを包装対象物とすることができる。パックPは,例えば,ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP),ポリ塩化ビニル(PVC),ポリスチレン(PS),ポリ酢酸ビニル(PVAc),ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),又はABS樹脂により形成された透明な樹脂パックであることが好ましい。
次に,本発明に係るキャリーケース100について説明する。
図1に示されるように,キャリーケース100は,底面1を有している。また,底面1の左側には左側面2が連接し,底面1の右側には右側面3が連接し,左右一対の側面を形成している。さらに,左側面2の左側には左天面4が連接し,右側面3の右側には右天面5が連接し,左右一対の天面を形成している。このように,キャリーケース100は,図中左方から順に,左天面4,左側面2,底面1,右側面3,及び右天面5が,この順に,キャリーケース100の長手方向に連接し,各面の境界部分に折線(a,b,c,d)が形成されたものである。すなわち,左天面4と左側面2の境界には折線aが形成され,左側面2と底面1の境界には折線bが形成され,底面1と右側面3の境界には折線cが形成され,右側面3と右天面5の境界には折線dが形成されている。
また,図1に示されるように,左天面4及び右天面5には,キャリーケース100の短手方向に沿って補助折線43,53を形成することとしてもよい。図1に示されるように,補助折線43,53に沿って左天面4及び右天面5を屈折させることができ,これにより,例えば後述する係合フラップ41,51を介して,左天面4及び右天面5の先端部分の係合させる作業を行い易くなる。
また,底面1には,前側支持フラップ11と,後側支持フラップ12が設けられており,前後一対の支持フラップをなしている。前側支持フラップ11と後側支持フラップ12は,底面1を中心として切り出されたものであり,キャリーケースの長手方向に延びる折線11a,12aを介して,底面1と一体的に連結している。このため,一対の支持フラップ11,12は,折線11a,12aを基点として,上方向に向かって起立することができるようになっている。
図1に示されるように,一対の支持フラップ11,12が起立した状態で,キャリーケース100の上方から,パックPを図の矢印方向に下ろし,支持フラップ11,12の先端縁を,パックPのフランジFの下側部分に形成された凹部に当接させる。これにより,パックPは,支持フラップ11,12によって下方から支持された状態で,キャリーケース100上に載置される。
図2は,パックPがキャリーケース100上に載置された状態の例を示す斜視図である。図2に示されるように,パックPは,一対の前後部FBに設けられたフランジFに,キャリーケース100の一対の支持フラップ11,12の先端縁が当接するようにして,キャリーケース100上に載置されている。一対の支持フラップ11,12は,パックPの前後部FBの傾斜に合わせて傾斜しながら起立しており,パックPのフランジFを下側から支える。このため,パックPは,一対の支持フラップ11,12により,キャリーケース100の短手方向に前後移動しないように押さえられている。
図3は,図2に示されたX−Xの切断線における断面形状を模式的に示した断面図である。図3に示されるように,パックPには,イチゴのような青果を収納できる。パックPの一対の前後部FBには,外側に突出するようにフランジFが形成されている。フランジFは,上方に向って凸型になっており,反対に,下側に凹部が形成されている。そして,キャリーケース100の一対の支持フラップ11,12は,パックPの前後部FBの傾斜に合せて傾斜しながら起立し,その先端が,フランジFの下側に形成された凹部に嵌るようになっている。これにより,パックPは,一対の支持フラップ11,12により支持される。
また,図3に示されるように,一対の支持フラップ11,12の長さは,パックPの一対の前後部FBの長さより,多少長いものであることが好ましい。例えば,一対の支持フラップ11,12の長さは,パックPの一対の前後部FBの長さより,1mm〜5mm程度,長いものであることが好ましい。このようにすることで,一対の支持フラップ11,12が起立する高さが,パックPの底部BOからフランジFまでの高さよりも高いものとなり,パックPを一対の支持フラップ11,12に載置した際,パックPの底部BOが,キャリーケース100の底面1から浮くようになる。このように,パックPの底部BOを,キャリーケース100の底面1から若干程度浮かせた状態で,パックPを包装することにより,キャリーケース100の底面1に与えられた衝撃(例えばキャリーケース100を平面台に置いたときの衝撃)が,直接的に,パックPの底部BOに伝わらなくなる。これにより,パックPに収納された物品(例えばイチゴ)を安全に保護することができる。
図2に示された状態から,図2中の矢印の方向(キャリーケースの長手方向内側)に向けて,一対の側面2,3,及び一対の天面4,5を折り曲げることができる。ここで,図2に示されるように,一対の天面4,5の先端近傍には,係合フラップ41,51が形成されている。各係合フラップ41,51は,一対の天面4,5のそれぞれから切り出されたものであり,キャリーケースの短手方向に延びる折線41a,51aを境界として,一対の天面4,5と一体的に連結している。このため,一対の係合フラップ41,51は,折線41a,51aを基点として,互いに対向する方向に,折り曲げることができる。さらに,一対の係合フラップ41,51には,その先端部分に,キャリーケースの長手方向の延びる切込部411,511が形成されている。そして,図2に示された状態から,図2中の矢印の方向に,一対の側面2,3及び一対の天面4,5を折り曲げ,一対の天面4,5に形成された係合フラップ41,51の切込部411,511を合わせるようにして,両係合フラップ41,51を係合させることができる。
なお,このとき,一対の天面4,5に形成された補助折線43,53に沿って,天面4,5を折り曲げることとしてもよい。一対の係合フラップ41,51同士を係合させる際,天面4,5を補助折線43,53に沿って折り曲げることで,係合箇所の調節を行い易くなる。
図4は,図2に示された状態から,一対の側面2,3,及び一対の天面4,5を折り曲げ,キャリーケース100を閉じた状態を示す斜視図である。図4に示されるように,キャリーケース100を閉じることにより,パックPが包装される。すなわち,キャリーケース100を閉じた状態において,一対の側面2,3は,パックPの一対の側部Sの傾斜に沿って傾斜しながら起立する。また,キャリーケース100を閉じた状態において,一対の天面4,5は,互いに対面し合いながら傾斜して起立し,両者の先端部分は,パックPの直上で一致する。このとき,一対の天面4,5にそれぞれに設けられた係合フラップ41,51は,互いに係合状態にある。このため,係合フラップ41,51の係合状態を解除しない限り,一対の側面2,3や一対の天面4,5が平面状に戻ることはないようになっている。
また,図4に示されるように,一対の天面4,5には,係合フラップ41,51が切り出された部分に,把持開口部42,52が形成されている。このため,キャリーケース100の使用者は,両方の把持開口部42,52に手指を挿入して,一対の天面4,5の先端部近傍を合わせ持つことができる。また,このとき,互いに係合し2重に重なり合った係合フラップ41,51が,握り部となる。係合フラップ41,51は2重に重なることにより強度が増すため,把持開口部42,52に手指を挿入した状態で,2つの係合フラップ41,51を握ることで,閉じた状態のキャリーケース100をより手持ちしやすくなる。このように,使用者は,キャリーケース100を用いて,パックPを個別に包装し,運搬することができる。
また,図4に示されるように,左天面4には,キャリーケース100を閉じた状態においてパックPの内容物を確認するための天面開口部44が形成することとしてもよい。使用者は,天面開口部44を介して,パックPの内容物を覗き見ることができる。なお,図4に示された例において,天面開口部は,左天面4にのみ形成されたものであるが,右天面5に形成することとしてもよいし,左天面4と右天面5の両方に形成することとしてもよい。
図5は,本発明に係るキャリーケース100の例を示す展開図である。図5では,図の左右方向がキャリーケースの長手方向となっており,図の上下方向がキャリーケースの短手方向となっている。図5に示されるように,キャリーケース100は,一枚の略矩形状のブランクシートから形成されている。また,図5に示されるように,ブランクシートの四隅の角を丸く切り落とすR加工を施すこととしてもよい。
また,図5に示されるように,キャリーケース100は,図中左方から順に,左天面4,左側面2,底面1,右側面3,及び右天面5が,この順に,長手方向に連接し,各面の境界部分に折線(a,b,c,d)が形成されている。また,底面1を中心として,前後一対の係合フラップ41,51が設けられている。また,左天面4と右天面5には,短手方向に延びる補助折線43,53が形成されている。さらに,左天面4と右天面5のそれぞれには,係合フラップ41,51が設けられている。また,左天面4を中心として,天面開口部44が形成されている。
ここで,キャリーケース100を形成する各面について,キャリーケースの長手方向の長さを説明する。
なお,底面1の長さとは,折線bから折線cまでの直線距離であり,符号D1で示されている。また,左側面2の長さとは,折線aから折線bまでの直線距離であり,符号D2で示されている。また,右側面3の長さとは,折線cから折線dまでの直線距離であり,符号D3で示されている。また,左天面の長さは,折線aからブランクシートの左端までの最大直線距離であり,符号D4で示されている。さらに,右天面の長さとは,折線dからブランクシートの右端までの最大距離であり,符号D5で示されている。
まず,底面1の長さD1は,パックPの底部BOの幅と一致させることが好ましい。なお,ここにいうパックPの底部BOの幅とは,パックPをキャリーケース100上に載置した状態において,キャリーケースの長手方向に沿った底部BOの長さを意味する。例えば,底面1の長さD1は,パックPの底部BOの幅に対し,90%〜115%,92%〜110%,又は95%〜105%であることが好ましい。
また,左側面2の長さD2と右側面3の長さD3は,略同一であることが好ましい。但し,2mm以下の誤差であれば,略同一とみなすことができる。また,左側面2の長さD2と右側面の長さD3は,パックPの側部Sの長さと一致していることが好ましい。なお,ここにいうパックPの側部Sの長さとは,側部Sにおける底部BOからフランジFの凸部の頂点までの長さである。例えば,一対の側面2,3の長さD2,D3は,パックPの側部Sの長さに対し,90%〜115%,92%〜110%,又は95%〜105%であることが好ましい。ただし,図3に示されるように,パックPを浮かせた状態で支持するために,一対の支持フラップ11,12の長さをパックPの一対の前後部FBの長さより,所定の値だけ長くする場合には,その所定の値だけ,一対の側面2,3の長さD2,D3を,パックPの側部Sの長さよりも長くすればよい。
上記構成のように,底面1の長さD1,左側面2の長さD2,及び右側面3の長さD3を,パックPの底部BOや側部Sの長さに合わせることにより,キャリーケース100よって,パックPをフィット性良く包装することができる。すなわち,パックPの底部BOとキャリーケース100の底面1,及びパックPの一対の側部Sとキャリーケース100の一対の側面2,3が,適切にフィットするため,キャリーケース100によってパックPを美麗に包装でき,しかもパックPを運搬するときの安定性が高まる。
また,左天面4の長さD4と右側面5の長さD5は,略同一であることが好ましい。但し,2mm以下の誤差であれば,略同一とみなすことができる。また,一対の天面4,5の長さD4,D5は,底面1の長さD1,及び一対の側面2,3の長さD2,D3よりも長いものであることが好ましい。このように,一対の天面4,5をキャリーケース100の最長面とすることにより,例えば図4に示されるように,閉じた状態のキャリーケース100が縦長となる。このため,閉じた状態のキャリーケース100が,使用者にとって把持運搬しやすい形状となる。
図5に示されるように,底面1を中心として,前側支持フラップ11と後側支持フラップ12が形成されている。この前後一対の支持フラップ11,12は,一本の折線と,折線の両端部から延出した屈折又は湾曲する切込線とにより周囲を囲まれて画定されるものである。すなわち,図5に示されるように,底面1には,キャリーケース100の短手方向の両端縁近傍の位置に,折線11a,12aが,キャリーケース100の長手方向に沿って設けられている。折線11a,12aは,図5に示されるように,底面1と左側面2の境界線(折線b)から,底面1と右側面3の境界線(折線c)まで,直線的に形成されたものであることが好ましい。つまり,折線11a,12aの両端部は,折線11a,12aと折線bの交点,及び折線11a,12aと折線cの交点に位置するものであることが好ましい。例えば,キャリーケース100の短手方向の端縁から,各折線11a,12aまでの直線距離は,10〜30mmであることが好ましい。さらに,前側支持フラップ11を形成する折線11aと,後側支持フラップ12を形成する折線12aの間の直線距離は,パックPの底部BOの長さ(パックPをキャリーケース100に載置した状態における,キャリーケース100の短手方向の長さ)に適合するように設計することが好ましい。例えば,各折線11a,12a間の距離は,パックPの底部BOの長さに対して,95%〜120%,又は100%〜110%であることが特に好ましい。このように,支持フラップ11,12を形成する折線11a,12aを設ける位置は,包装対象であるパックPの寸法に合せて適宜設計することができる。
また,図5に示されるように,折線11a,12aの両端部からは,キャリーケース100の短手方向内側に向かって延びる切込線11b,12bが形成されている。この切込線11b,12bは,前後一対の支持フラップ11,12の周囲を囲うように,屈折又は湾曲している。すなわち,まず,切込線11b,12bは,折線11a,12aの両端部から,折線B及び折線Cに沿って,キャリーケースの短手方向内側に向かう直線的な切込が,若干程度(例えば1mm〜5mm程度)設けられる。そして,切込線11b,12bは,この若干の直線的な切込と連続し,キャリーケースの長手方向外側に屈折した傾斜の切込を有する。図5に示されるように,この傾斜の切込は,一対の側面2,3の領域に形成される。これらの若干の直線的な切込と傾斜の切込は,共に,支持フラップ11,12の左右側縁を形成する。そして,切込線11b,12bは,傾斜の切込の端部からキャリーケースの長手方向に沿う方向に屈折し,折線11a,12bと平行な切込を有している。この平行な切込は,支持フラップ11,12の先端縁を形成する。また,図5に示されるように,この支持フラップ11,12の先端縁を形成する切込の中央部分には,略円形状の指掛孔13を設けることとしてもよい。
このように,底面1及び一対の側面2,3には,支持フラップ11,12の左右の側縁を形成する切込と,支持フラップ11,12の先端縁を形成する切込が設けられる。また,底面1には直線状の折線11a,12aが設けられ,支持フラップ11,12の根元部分は折線11a,12aを介して底面1と一体的に連結している。支持フラップ11,12の左右の側縁を形成する切込は,キャリーケースの長手方向外側に傾斜してものであることが好ましく,その結果,支持フラップ11,12の一部が一対の側面2,3から切り出されていることが好ましい。このため,図5に示されるように,支持フラップ11,12は,先端縁が根元部分の折線11a,12aよりも長く形成された略台形状となることが好ましい。ただし,支持フラップ11,12は,その先端縁に指掛孔13が形成された形状であってもよい。
図5に示されるように,略台形状に形成された支持フラップ11,12は,本体部111,112と,本体部の両側縁部から延出した耳部112,122を有する形状となっている。本体部111,121は,底面1から切り出された部分であり,耳部112,122は,底面1に隣接する一対の側面2,3から切り出された部分である。このように,本体部111,121の両側縁部に耳部112,122を設けることにより,支持フラップ11,12の先端縁の長さが長くなる。従って,例えば図1に示された例のように,上部においてフランジFが広がった形状のパックPを,支持フラップ11,12によって安定良く支持することができる。
また,図6を参照して,支持フラップ11,12に形成された耳部112,122が有する他の作用効果について説明する。図6は,閉じた状態のキャリーケース100を示す斜視図であり,前側支持フラップ11の耳部112を網掛して示している。図6に示される状態とするためには,まず,キャリーケース100を形成するブランクシートから一対の支持フラップ11,12を起立させる。そして,一対の支持フラップ11,12が起立した状態で,一対の側面2,3,及び一対の天面4,5を折り曲げて,一対の天面4,5の先端部分を係合させる。これにより,キャリーケース100が閉じられる。この状態において,図6の矢印の方向に,前側支持フラップ11が押圧された場合,前側支持フラップ11に形成された耳部112が,一対の側面2,3に接触する。このため,キャリーケース100を閉じた状態においては,前側支持フラップ11の耳部112が一対の側面2,3に引っ掛かるため,前側支持フラップ11が不用意に寝てしまうことが防止されている。
他方,図5の展開図に示されるように,左天面4には左側係合フラップ41が設けられ,右天面5には右側係合フラップ51が設けられている。一対の係合フラップ41,51は,一本の折線と,折線の両端部から延出した屈折又は湾曲する切込線とにより周囲を囲まれて画定されるものである。すなわち,図5に示されるように,各天面4,5には,キャリーケース100の長手方向の両端縁近傍の位置に,折線41a,51aが,キャリーケース100の短手方向に沿って設けられている。例えば,キャリーケース100の長手方向の端縁から折線41a,51aまでの距離は,20mm〜30mmであることが好ましい。
また,図5に示されるように,係合フラップ41,51の折線41a,51aの両端部からは,キャリーケース100の長手方向内側に向かって延びる切込線41b,51bが形成されている。この切込線41b,51bは,係合フラップ41,51の周囲を囲うように,屈折又は湾曲している。切込線41b,51bは,例えば図5に示されるように,折線41a,51aに平行な切込と,当該平行な切込の両端部と折線41a,51aの両端部を繋ぐ曲線状の切込を有している。これにより,角が丸く形成された形状の係合フラップ41,51が画定される。
また,図5に示されるように,各係合フラップ41,51の先端縁の中央には,キャリーケース100の長手方向内側に延びる係合用の切込部411,511が形成されている。切込部411,511は,各係合フラップ41,51の先端縁から折線41a,51aまで形成されるのではなく,例えば各係合フラップ41,51の先端縁から折線41a,51aの間の半分程度の位置まで形成されることが好ましい。また,図5に示されるように,係合用の切込部411,511は,T字型に設けられることとしてもよく,T字型の切込部411,511の両隣には補助的な折線を形成してもよい。これにより,各係合フラップ41,51に設けられた切込部411,511が柔軟に広がるため,各係合フラップ41,51の切込部411,511を合せて係合し易くなる。
このような構造の係合フラップ41,51を,折線41a,51aに沿って起立させることにより,例えば図1に示されるように,係合フラップ41,51が位置していた箇所に,それぞれ,把持開口部42,52が形成される。把持開口部42,52は,例えば,図4に示された閉じた状態のキャリーケースを手持ちするために使用者が手指を挿入するための開口部として機能する。このように,一対の天面4,5を係合させるための手段として,フラップ状の係合フラップ41,51を採用することにより,キャリーケース100天面の係合構造と,キャリーケースの手提げ構造を同時に達成することができる。
図7は,係合フラップ41,51の係合状態を説明するための図である。
図7(a)は,左側係合フラップ41及び右側係合フラップ51のみを抽出して描画している。図7(a)に示されるように,左側係合フラップ41は,切込部411を境界として,図中上側に位置する第1片部412と,図中下側に位置する第2片部413に分けられる。一方で,右側係合フラップ51は,切込部511を境界として,図中上側に位置する第3片部512と,図中下側に位置する第4片部513に分けられる。
図7(b)は,左側係合フラップ41及び右側係合フラップ51を近接させた状態を示している。図7(b)に示されるように,両係合フラップ41,51を近接させることにより,左側係合フラップ41の切込部411と,右側係合フラップ51の切込部511が一致するように,両者が重なり合う。このとき,図7(b)に示された例では,左側係合フラップ41の第1片部412が,右側係合フラップ51の第3片部512の上側に重なる。一方,左側係合フラップ41の第2片部413は,右側係合フラップ51の第4片部513の下側に重なる。このように,左側係合フラップ41の一方の片部が右側係合フラップ51の一方の片部の上側に重なり,左側係合フラップ41の他方の片部が右側フラップ51の他方の片部の下側に重なるように,互い違いとなることにより,両係合フラップ41,51が係合する。
図7(c)は,左側係合フラップ41と右側係合フラップ51が係合した状態を示している。図7(c)に示されるように,左側係合フラップ41及び右側係合フラップ51を係合させることにより,両者は,各片部を互い違いにして上下2重に重なる。このように二重に重なった両係合フラップ41,51は,強度が高くなっている。このため,例えば,図4に示された閉じた状態のキャリーケース100を手持ちする際に,使用者は,把持開口部42,52に手指を挿入し,その状態から,上下2重に重なった両係合フラップ41,51を握ることができる。上述した通り,2重に重なった両係合フラップ41,51は,非常に強度が高いものであるため,使用者が,両係合フラップ41,51を強く握り締めた場合でも,両係合フラップ41,51は簡単に破壊されることはない。従って,両係合フラップ41,51を上記した構造とすることにより,手持ちして運搬し易いキャリーケース100を提供できる。
他方,図5に示されるように,キャリーケース100の一対の天面4,5には,天面開口部を設けることとしてもよい。例えば,図5に示された例のように,左天面4にのみ天面開口部44を設けることとしてもよいし,右天面5にも天面開口部を設けることとしても良い。また,図5に示されるように,天面開口部44は,左天面4に形成された補助折線43と,左天面4と底面1の境界に設けられた折線Aの上に重なるように,形成されたものであることが好ましい。このように,補助折線43上及び折線A上に,天面開口部44を形成することにより,補助折線43と折線Aに沿って,ブランクシートを折り曲げ易くなる。このため,パックPを梱包したりキャリーケース100を開封する作業がより容易になる。
以上,本願明細書では,本発明の内容を表現するために,図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし,本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。例えば,本発明のキャリーケースは,一枚の段ボールのような紙シートに折線と切込線を設けて形成することとしてもよいし,その他プラスチックシートに折線と切込線を設けて形成したものであってもよい。また,例えば,天面開口部44には,パックPの収納物が外部へ飛び出すことを防止するために,例えばプラスチック製の透明フィルムを貼設することとしてもよい。
本発明は,例えばイチゴやさくらんぼのような青果を入れたパックを,個別に運搬するのに好適な簡易キャリーケースに適用することができる。このため,本発明は,包装箱の製造産業において好適に利用することができる。
1 底面
11 前側支持フラップ
111 本体部
112 耳部
12 後側支持フラップ
121 本体部
122 耳部
13 指掛孔
2 左側面
3 右側面
4 左天面
41 左側係合フラップ
411 切込部
412 第1片部
413 第2片部
42 把持開口部
43 補助折線
44 天面開口部
5 右天面
51 右側係合フラップ
511 切込部
512 第3片部
513 第4片部
52 把持開口部
53 補助折線
100 キャリーケース
P パック
BO 底部
S 側部
FB 前後部
F フランジ
O 開口部

Claims (4)

  1. 底部(BO)と,前記底部(BO)の周囲に立設された一対の側部(S)及び一対の前後部(FB)を有し,少なくとも前記一対の前後部(FB)にフランジ(F)が設けられたパック(P)を包装することができるキャリーケースであって,
    底面(1)と,
    前記底面(1)の左右両側に連接され,前記パック(P)の一対の側部(S)に沿って起立する一対の側面(2,3)と,
    前記一対の側面(2,3)それぞれの側方に連接された一対の天面(4,5)が,
    前記キャリーケースの長手方向に連接しており,
    前記底面(1)は,前記パック(P)の一対の前後部(FB)に沿って起立し,前記フランジ(F)に当接することにより,前記パック(P)を支持可能な一対の支持手段(11,12)を有し,
    前記一対の天面(4,5)のそれぞれは,前記一対の天面(4,5)の先端部分を連結するための係合手段(41,51)と,把持開口部(42,52)を有しており,
    前記支持手段(11,12)のそれぞれは,前記キャリーケースの長手方向に沿って前記底面(1)に形成された直線状の折線(11a,12a)と,前記折線(11a,112a)の両端部から前記キャリーケースの短手方向内側に向かって延出した屈折又は湾曲する切込線(11b,12b)とにより,周囲を画定された支持フラップ(11,12)であり,
    前記支持フラップ(11,12)を前記折線(11a,12a)において折り曲げて起立させることにより,前記支持フラップ(11,12)の先端縁に,前記パック(P)のフランジ(F)を当接させることが可能であり,
    前記支持フラップ(11,12)は,本体部(111,121)と,前記本体部(111,121)の両側部に延設された耳部(112,122)とを有する形状であり,
    前記本体部(111,121)は,前記底面(1)から切り出され,
    前記耳部(112,122)は,前記一対の側面(2,3)から切り出されている
    キャリーケース。
  2. 前記係合手段(41,51)のそれぞれは,前記キャリーケースの短手方向に沿って短手方向端縁に達しない長さで形成された直線状の折線(41a,51a)と,前記折線(41a,51a)の両端部から前記キャリーケースの長手方向内側に向かって延出した屈折又は湾曲する切込線(41b,51b)とにより,周囲を画定された係合フラップ(41,51)であり,
    前記係合フラップ(41,51)を,前記折線(41a,51a)を基点として折り曲げることにより,前記係合フラップ(41,51)が位置していた部分に,前記把持開口部(42,52)が形成され,
    前記係合フラップ(41,51)のそれぞれの先端部分には,前記長手方向に沿って,切込部(411,511)が形成されており,
    各係合フラップ(41,51)に形成された切込部(411,511)に,各係合フラップ(41,51)の切込部(411,511)が形成された部分を,挿入することにより,両係合フラップ(41,51)が係合する
    請求項1に記載のキャリーケース。
  3. 前記一対の天面(4,5)には,前記キャリーケースの短手方向に沿って,短手方向端縁に達する長さの補助折線(43,53)が形成されている
    請求項1又は請求項2に記載のキャリーケース。
  4. 前記一対の天面(4,5)の両方又はいずれか一方には,天面開口部が形成されている
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のキャリーケース。
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