JP5961782B2 - 転倒防止収納ボックス - Google Patents

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本発明は、地震発生時の家具転倒を防止するため、家具と天井の隙間空間に設置する収納を兼ねた転倒防止収納ボックスに関するものである。
従来の家具転倒防止は、木造住宅では壁面内に存する柱や縦桟に帯板を装着し、帯板と家具天板をL型金具で固定する方法や柱や鴨居等と家具の天板に家具転倒防止金具を取り付け、長さ調節が可能なチェーン・ワイヤ・ベルト等で牽引し、主に家具の前倒れを防止する方法があり、高さ調節が可能なポール通称突っ張り棒で家具と天井との空間を上下方向に支えるポール方式等があった。
これらの転倒防止金具の装着は壁面や家具を損傷し、補強材や金具が視界に入り、室内の美観を損なうため敬遠された。
ポール方式は、木造住宅の天井の耐圧力が脆弱な場合は、天井の持ち上がりや破損を回避するため天井部分を支えるポール上部に天井固定板を装着し、2本乃至4本のポールを連結してポールの転倒を防止している。天井の耐圧力があるマンション等のコンクリート造住居では前記ポール式の利用が多いが、激しい横揺れ・捻じれ揺れ・長周期地震動が繰り返されるとポールの転倒が懸念され、ポールが視界に入り室内の美観を損なう欠点があった。
上記の欠点を回避するため、段ボール製の底板のない上箱と天板のない下箱を上下から組み合わせ、高さ調整が可能な2本のポールをボックスに内蔵して天井と家具を支え、前面がオープンな収納スペースを設けた家具転倒防止機能付き収納箱があった。
しかし、地震発生時に収納物が飛び出し、落下する危険性があり、段ボール製であるため美観上好ましくなく高さ調整時の段ボール板の切断に注意を要する(例えば、特許文献1参照)。
収納ボックスの背板(第1の板材)の後方に上下方向にスライドする第2の板材を装着し、天井面に密着させた状態で第2の板材に横方向の2列のスリッドを設け、ネジ止めして高さを維持する転倒防止家具および転倒防止装置がある。当該製品の天井固定板である第2の板材の幅が狭く、マンション等の天井の耐圧力が高く且つ均一な場合や木造建築の天井裏の野縁と交差する方向に設置すれば問題ないが、天井の裏面に存する野縁の方向と同平行に設置すると天井の持ち上がりや損傷の恐れがあり、収納物の飛び出しが懸念され、且つ第1の板と第2の板を固定するネジ穴の間隔が広く高さの調整が難しい(例えば、特許文献2参照)。
家具調収納ボックスの天板にボルト孔を開け、天井と家具との隙間空間を調節するボルトを貫通させ、天井を安定して支え且つ振動を吸収するためにボルトにバネを装着し、天井固定板の下部に埋め込んだ鬼目に、ドライバーでネジ切り棒を回転して高さを調節する家具上置タイプのバネ式突っ張り家具転倒防止具がある。当該品は縦揺れの地震には有効であるが、地震による前後揺れや横揺れ等の衝撃が2カ所の鬼目部分に集中し、家具自重と収容物重量の総重量により受ける衝撃は大きく、天井固定板と鬼目・バネ・ボルトの分離・破壊が危惧される。
また、上記を応用し、耐震ラッチ付扉付き収納ボックスを組み合わせた冷蔵庫上置きタイプの冷蔵庫転倒防止収納ボックスがあったが、幅60cmタイプの重量は16kgあり、重量が大きいのが難点である(例えば、特許文献3参照)。
さらに、下箱の収納ボックスとパンタグラフ式ジャッキを内蔵した上箱で構成され、家具と天井の隙間空間に嵌め込んで家具の転倒を防止する収納式家具転倒防止ボックスがある。隙間空間の調節は、ジャッキのロットを専用ドライバーで回転して行われ、専用ドライバーは、市販のインパクトドライバーの六角棒を回転ロットの先端に溶接したもので、専用ドライバーの管理が要求され、収納ボックスから収納物を取り出すためには、前記専用ドライバーでジャッキボックス内のジャッキのロットを回転して高さを下げて上箱を降ろし、次に下箱の収納ボックスを降ろすという二重の手間を要し、パンタグラフ式ジャッキは金属製であり、重量が重いのも難点であった。(例えば、特許文献4参照)。
上記の他、超発泡ダンパーと布製粘着剤を使ったABS樹脂製のL型・T型の家具転倒防止器具があった。家具転倒防止に関する商品はホームセンターやネット通販で販売されているが、同商品の布製粘着剤と壁紙との粘着力は確保されても、壁紙の下地材が石膏ボードである場合は、石膏ボードの表装材と共に剥離する恐れがあった。
上記の如く各方式には一長一短があり、家具転倒防止用品・用具を設置する顧客の多くは、商品特徴・住宅構造・壁面構造や材質等に関する知識不足と設置方法が解らず、誤った商品選択や設置により、地震が発生した際に本来の機能が発揮されない懸念があった。
また、取り付けが比較的容易であるL型金具やポール式商品の設置は、壁面や家具に傷が付き、金具や補強材等が視界に入るため室内の美観上敬遠され、躊躇し、結果的に家具転倒防止対策の遅れに繋がって来た。
特許公開2013−215608号公報 特許公開2012−135429号公報 特許公開2006−158809号公報 実用新案登録第3124980号
従来の家具転倒防止用具は、家具および天井の高さが多種多様であるため、家具と天井の隙間空間を埋める高さ調節が難しく、地震による前後・左右・上下・捻じれ等の複雑な揺れによる天井の破損や家具の損傷が懸念され、壁面空間を有効活用するための収納物の飛び出しを防止した収納スペースの確保と家具転倒防止が課題である。
特に、冷蔵庫の重量は重く、転倒による被害は甚大であるが、適切な冷蔵庫の転倒防止用具は少なく、無防備状態の冷蔵庫の転倒防止が課題である。
本発明は上記目的を達成するために、
四角形の平板からなる内箱底板と、内箱底板の左端上方に装着され、四角形の平板からなる内箱左側板と、内箱底板の右端上方に装着され、四角形の平板からなる内箱右側板と、内箱底板の奥側に装着され、四角形の平板からなる内箱奥板と、により構成される前面が開口した内箱と、
四角形の平板からなる外箱天板と、外箱天板の左端下方に装着され、内箱左側板より大形で四角形の平板からなり、内面の左右側辺および上辺に沿った逆U字形をした左シャッターガイド溝が形成された外箱左側板と、外箱天板の右端下方に装着され、内箱右側板より大形で四角形の平板からなり、内面の左右側辺および上辺に沿った逆U字形をした右シャッターガイド溝が形成された外箱右側板と、外箱天板の奥側に装着され、四角形の平板からなる外箱奥板と、により構成される前面が開口した外箱と、
左シャッターガイド溝と右シャッターガイド溝に係止されるスライドシャッターと、を有し、
スライドシャッターが装着された外箱は、前面が開口した内箱の内箱左側板と内箱右側板の外側に配置されるように、外箱を上部から内箱に装着し、外箱の前面開口は、スライドシャッターを上下にスライドさせることにより開閉するとともに、
外箱の高さを調節する高さ調節手段は、
内箱左側板の前方側と後方側にそれぞれ2列で、縦方向に上下等間隔に複数孔設けられ、2列の1列目の孔と2列目の孔が水平方向同一位置に配置された内箱左係止孔と、
内箱右側板の前方側と後方側にそれぞれ2列で、縦方向に内箱左係止孔と同一の上下等間隔に複数孔設けられ、2列の1列目の孔と2列目の孔が水平方向同一位置に配置された内箱右係止孔と、
外箱左側板の前方側と後方側にそれぞれ2列で、縦方向に上下等間隔に複数孔設けられ、2列の1列目の個々の孔の上下中央に2列目の個々の孔が配置された外箱左係止孔と、
外箱右側板の前方側と後方側にそれぞれ2列で、縦方向に外箱左係止孔と同一の上下等間隔に複数孔設けられ、2列の1列目の個々の孔の上下中央に2列目の個々の孔が外箱左係止孔同様に配置された外箱右係止孔と、を有し、
内箱左係止孔および外箱左係止孔、内箱右係止孔および外箱右係止孔の2列の1列目の孔または2列目の孔のいずれかに係止棒を挿入することにより、外箱の高さを調節することができる。
また、第2の解決手段は、家具天板と天井との隙間に嵌め込み、外箱天板で天井を面で支え、内箱底板で家具を面で支える。
また、第3の解決手段は、内箱左側板と接する位置から内部方向に、内箱左側板の前方側と後方側にそれぞれ2列設けられた内箱左係止孔と水平方向同一間隔の左棚受け溝、および内箱右側板と接する位置から内部方向に、内箱右側板の前方側と後方側にそれぞれ2列設けられた内箱右係止孔と水平方向同一間隔の右棚受け溝がそれぞれ裏面に設けられた棚板を、さらに有し、
棚板の左棚受け溝および右棚受け溝を係止棒に係止させることにより、棚板を設置する。
また、第4の解決手段は、内箱底面の裏面の四隅に貼付される粘着剤付シートを備え、高さを有する補高部材を、さらに有し、
補高部材を内箱底板の下部に装着することにより、冷蔵庫の上部との間に放熱空間を確保するができる。
以上の説明で明らかなように、本発明は次に列記する効果が得られる。
本発明は、内箱と外箱の2種類のボックスを組み合わせ、家具と天井との隙間空間に嵌め込み、外箱天板は天井を支え、内箱底板は家具を支え、家具と一体化して支持力を保持し、家具の転倒を防止する。
前記外箱天板で天井を面で支えることにより、天井への負荷を分散して天井の持ち上がりや破損を回避し、内箱底板で家具を面で支えることにより、家具の損傷を最小限に止め室内美観を保持する。
前記係止孔の配置が異なる内箱側板と外箱側板を接触して上下方向にずらし、前列乃至後列の係止孔を選択することにより、天井と家具との隙間空間を1cm単位で調節することができる。
前記により、転倒防止収納ボックスを高くした場合においても、スライドシャッターを左右の外箱側板の前面に装着したシャッターガードに沿ってスライドシャッター収納溝まで降ろすことにより密閉され、スライドシャッター収納物の飛び出し防止と収納物の破損を回避し、防災用品や非常食等の収納庫として利用し、壁面空間を有効に活用できる。
前記内箱側板に開けられた係止孔は、棚板を装着する係止棒孔と併用し、収納物に応じて棚板の高さを調節できる。
前記(0013)により、家電製品で最大且つ重量物である冷蔵庫の天板上に最低5cmの放熱空間が求められる冷蔵庫の転倒防止は困難であったが、滑り止め剤を貼付した補高部材を内箱底板の四隅に嵌め込むことにより放熱空間が確保され、冷蔵庫の転倒防止が可能である。
前記転倒防止収納ボックスと他の転倒防止収納ボックスを連結金具で連結することで転倒防止収納ボックス幅の拡張が可能であり、さらに、転倒防止収納ボックスごとに高さを調節することができる。
本発明は、上記のとおり、従来の欠点を解消し、地震による人的・物的被害を最小限に止めて家屋からの脱出・避難率を高め、結果的に被災者救助に要する人員・時間・費用等を最小限に止めることができる。
本発明は、サイズ・デザイン・材質等の変更により、多種多様な利用を可能にする。
本発明の実施形態を表す正面図である。 本発明の実施形態を表す図1におけるA−A線断面図である。 本発明の実施形態を表す内箱と外箱の装着状態を示す正面図である。 本発明の実施形態を表す高さが最高時の正面図である。 本発明の実施形態を表す高さが最高時のB−B線断面図である。 本発明の実施形態を表すスライドシャッター開口時の正面図である。 本発明の実施形態を表す右前方からの斜視図である。 本発明の実施形態を表す左後方からの斜視図である。 本発明の実施形態を表す高さが最低時の左側面図である。 本発明の実施形態を表す高さが最高時の左側面図である。 本発明の実施形態を表す高さが最低時の右面透視図である。 本発明の実施形態を表す設置状態を示す正面図である。 (A)本発明の実施形態を表す内箱の構造正面図である。(B)本発明の実施形態を表す外箱の構造正面図である。(C)本発明の実施形態を表すスライドシャッターの側面図である。 (A)本発明の実施形態を表す内箱底板溝加工の拡大正面図である。(B)本発明の実施形態を表す内箱底板溝加工の拡大平面図である。(C)本発明の実施形態を表すスライドシャッター収納部分拡大側面図である。 本発明の実施形態を表す冷蔵庫転倒防止収納防止ボックスとしての設置正面図である。 本発明の実施形態を表す転倒防止収納ボックスの連結状態を示す正面図である。 (A)本発明の実施形態を表すベッドサイドキャビネットの正面図である。(B)本発明の実施形態を表すベッドサイドキャビネット開口時の正面図である。 本発明の実施形態を表す食器棚の開口時の正面図である。 本発明の実施形態を表す食器棚の右面透視図である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図19に基づいて説明する。
図1において、1は内箱底板で、2Aは内箱左側板で、2Bは内箱右側板で、5は外箱天板で、6Aは外箱左側板で、6Bは外箱左側板で、10は転倒防止収納ボックスに係止されるスライドシャッターで、18は前記内箱底板前面に装着するシャッターストッパーで、16は転倒防止収納ボックスの高さを高くした際に発生する隙間からスライドシャッターと収納物の外部への飛び出しを防止するためのシャッターガードで、A−A線は本発明を左方向から見た断面の位置を示した正面図である。
図2において、3は内箱奥板で、7は外箱奥板で、4は内箱で、8は外箱であり、内箱左側板2Aと内箱右側板2Bの背面に内箱奥板3が装着され、外箱左側板6Aと外箱右側板6Bの背面に外箱奥板7が装着され、内箱と外箱が上下から組み合わされ、三次元方向からの圧力に対応する二重構造の構造体であることを示し、スライドシャッターは、シャッターガイド溝9に沿って転倒防止収納ボックス内に収納され、18はスライドシャッターと収納物の飛び出しを防止するシャッターストッパーで、19は地震による衝撃緩和と滑り止めを兼ねた耐震マットで、20はスライドシャッターを開閉するための取っ手で、22は転倒防止収納ボックス内に設置する高さが調節できる棚板である。
図3は、内箱4と外箱8を合体する方法を示す正面図であり、スライドシャッター10を外箱左側板と外箱右側板の内面に形成された前記シャッターガイド溝9に沿って係止した外箱8を上部から内箱4に被せて装着することを示すものである。
図4は、転倒防止収納ボックスの高さを最高にした状態の正面図であり、B−B線は本発明を左方向から見た断面の位置を示すものである。
図5は、転倒防止収納ボックスの高さを最高にした状態の左側面から見た断面図であり、内箱4・外箱8と上記スライドシャッター10の位置関係を示すものである。
図6は、前記転倒防止収納ボックスの高さを最高にし、前記スライドシャッター10を全開した状態を示す正面図であり、左右の内箱側板と外箱側板の前方と後方の2カ所に内箱係止孔12と外箱係止孔13に皿CAP(六角穴付ボタンボルト)14を挿入して蝶ネジ15で固定し、左右の前記内箱側板に内箱係止孔12に係止棒21を係止し、棚板22の裏面の前後2カ所に2つずつ設けられた受け溝を有する棚板を設置し、地震による棚板の前後へのズレを防止し、安定して係止することを示すものである。
図7は、転倒防止収納ボックスの右前面からの斜視図であり、内箱4を外箱8が覆い被さる状態で構造体を形成し、スライドシャッター10が前面を遮蔽し、内箱右側板の内箱係止孔12と外箱右側板6Bの外箱係止孔13に皿キャップ(六角穴付ボタンボルト)14を挿入して内箱4と外箱8を固定し、シャッターガード16を装着して釘17で固定し、スライドシャッター10と収納物が前方への飛び出しを防止することを示すものである。
図8は、転倒防止収納ボックスの左後方からの斜視図であり、外箱8が上記内箱4より後方に迫り出していることを示し、迫り出し幅はスライドシャッター10を開口した際にスライドシャッター10を収納するスペースであることを示すものである。
図9は、外箱8を最下部まで下げた状態の左側面から見た側面図であり、外箱係止孔13と内箱係止孔12との開孔の位置を示すものであり、外箱左側板の係止孔の開孔は前方と後方の2カ所に縦方向に2列状態でジグザグに開孔され、内箱左側の左側板の係止孔の開孔は前方と後方の2カ所に縦方向に2列状態で水平に開孔された状態を示すものである。
図10は、転倒防止収納ボックスの高さを最高にした状態の左側面から見た側面図であり、外箱左側板の係止孔は前方側と後方側に上下間隔が同一で、且つ左右間隔が同一で縦方向にジグザグに2列設けられ、内箱左側板の係止孔は前方側と後方側に上下間隔が同一で、且つ左右間隔が同一で縦方向に水平に2列設けられ、1列目または2列目の係止孔を選択することにより、上下方向の係止孔の間隔は1/2の間隔で高さ調節ができることを示すものである。
図11は、転倒防止収納ボックスの高さが最低の状態で、家具天板フレームコアDと天井Cとの隙間空間に設置した状態を示す右側内面の透視図であり、求める高さの内箱右側板2Bと外箱右側板6Bの係止孔を選択し、外箱右側板6Bの外面から皿CAP(六角穴付ボタンボルト)14を外箱係止孔13から挿入して蝶ネジ15で固定する状態を示し、内箱右側板2Bの内箱係止孔12を棚板用係止孔として併用して係止棒21を前記内箱係止孔12に装着し、棚板22を設置した状態を示すものである。
図12は、転倒防止収納ボックスの高さが最低の状態で、壁面Bに沿って家具天板フレームコアDと天井Cとの隙間空間に転倒防止収納ボックスを設置した状態を示す正面図である。
図13(A)は、内箱4の構造を示す正面図であり、内箱底板1の上面に内箱底板溝24を設けて左右の内箱側板を嵌め込み、左右の内箱側板の奥側に内箱奥板3を装着して左右方向への傾倒を防止することを示し、円内のア・イ・ウの符号は、図14で示す内箱底板溝の位置と溝幅と深さを示す拡大図の視点方向を示すものである。
図13(B)は、外箱8の構造を示す正面図であり、外箱天板5の裏面に溝を設け、左右の外箱側板を嵌め込み、左右の外箱側板の奥側に外箱奥板7を装着して左右方向への傾倒を防止するとともに外箱の強度を高めることを示すものである。
図13(C)は、スライドシャッターの構造を示す側面図であり、耐摩耗性の高い粘着剤付シート25にスライドシャッター10を形成するための板材を貼り付け、転倒防止収納ボックス内に柔軟且つ円滑に収納させるとともに、スライドシャッター10を開閉する際に指先等が挟まれないようにするため、スライドシャッター用板材の表面の上下部分に面取り加工を施すこと示している。
図14(A)は、内箱底板1に溝加工を形成するための拡大正面図であり、ア−1部分の溝幅は内箱右側板の幅と同一で、溝の深さは内箱底板1の厚さの1/2であり、ア−2部分のシャッター収納溝の深さは内箱底板の厚さの2/3である。
図14(B)は、内箱底板1に内箱右側板2Bを装着するための溝加工を示す拡大平面図であり、イ−1部分の溝幅は内箱右側板2Bの幅と同一であり、イ−2部分の溝幅は前記スライドシャッター10を形成する板幅より広く、溝の深さは内箱底板1の厚さの2/3である。
図14(C)は、内箱底板1に設けたシャッター収納溝24にスライドシャッター10を完全に収納するための溝加工とスライドシャッター10の位置関係を示す拡大側面図であり、シャッターガイド溝24の溝幅はスライドシャッター10を形成する板材の厚さより広く、深さは左右の内箱側板を内箱底板に装着する溝より深く形成することを示すものである。
図15に示すとおり、前記転倒防止収納ボックスの幅を冷蔵庫の幅に合わせ、冷蔵庫上に設置した状態を示す正面図であり、内箱底板の裏面の四隅に、粘着剤付シート25を貼り付けた補高部材26を嵌め込むことにより、冷蔵庫Fの上部と内箱底板裏面間に冷蔵庫メーカーが求める5cmの放熱空間を確保し、冷蔵庫の転倒防止収納ボックスとしての利用状態を示すものである。
図16は、本発明による内箱4と外箱8の各側板に開ける係止孔の配置は2種類で、且つ規格化されているため、転倒防止収納ボックスを連結ボルト27で他の転倒防止収納ボックスを連結することにより転倒防止収納ボックスの幅の拡張が可能であり、転倒防止収納ボックスごとに高さが調整できることを示す正面図である。
図17(A)示すとおり、高さ調節が不要な場合は、左右の内箱側板にシャッタースライド溝9を設けてスライドシャッター10を係止し、スライドシャッターの上げ下げで扉の開閉が可能であり、観音扉式の扉の開閉スペースが節減され、スライドボード28や引き出し30を付加し、左右の内箱側板の内面に係止穴を開けて棚板を設置すれば、通路やスペースが狭隘な病・医院等の病室内のベッドサイドキャビネットとしての利用事例を示す正面図であり、本発明の構造を応用して高さ・幅・奥行きを変更し、デザインすることにより、ホテル客室用ベッドサイドキャビネットとして利用できる。
図17(B)は、前記ベッドサイドキャビネットのスライドシャッター10を全開した状態を示した正面図であり、求める高さに応じて係止穴を設け、左右の側板に係止棒21を装着することにより棚板22が設置できることを示している。
図17(A)・図17(B)および図18に示すとおり、高さ調節が不要な場合は、外箱天板5と内箱底板1と左右の内箱側板と収納ボックスの中央に縦方向に装着する仕切り板29を組み合わせ、外箱天板5と他の外箱天板を連結プレート32で連結し、内箱底板1と他の内箱底板を連結プレート32で連結して一体化し、内箱底板1の下部にL型棚受け金具34を木ネジ35で壁面Bに固定するするとともに、外箱天板5の後部にL型止め金具33を木ネジ35で壁面Bへ固定し、左右の内箱4の内面と仕切り板29の左右両面に内箱係止孔12と同様の間隔で係止穴を開け、求める高さの係止穴を選択して係止棒21を装着し、棚板22を設置することで、食器棚等の多目的収納ボックスとしての実施例を示す正面図である。
図18図で示すとおり、料亭、寿司店・レストラン等の飲食店では、狭いスペースで調理・食器の出し入れ・盛り付け・洗い等の煩雑な動きが多く、都度観音開きや引き違いの扉を開閉することは難しく、棚板22の高さも自在に選択できるため、スペースが狭隘な場所で使い勝手の良い収納棚として利用することが可能である。
又、予震を感じた時点で、スライドシャッター10を下げれば素早く前面が遮蔽され、食器等の飛び出しによる収納物の破損や従業員や顧客の被災を回避し、営業終了後や夜間・休日の地震発生による被害を軽減させ、スライドシャッター10で遮蔽することで衛生管理上においても有効であることを示す実施例の正面図である。
図19は、前記18図を左方向から見た透視図であり、連結プレート32で一体化した収納ボックスを壁面Bに固定し、スライドシャッター10を遮蔽した状態と棚板22が係止棒21で係止された状態を示すものである。
官公庁等の公的機関のオフィスのロッカー上のファイルや書類等は機密に属するものが多く、スライドシャッターで遮蔽することにより機密保持機能を発揮するとともに、書類等の飛散や散失を防止することができる。
病医院等でのアナログカルテの保管や医薬品・医療器具等の保管および薬局での医薬品等の収納物の飛び出しによる破損や薬品の飛散や混合による被害は甚大であり、社会に与える影響は大きく、地震発生時の防災・減災機能を備えた有効且つ安全な保管庫として利用できる。
コンビニエンスストアー等の商品展示ケースとして利用が可能であり、閉店後や休日はスライドシャッター10を下げれば前面を遮蔽できるため、衛生的で防犯上の効果もあり、この実施例では高さ調節が不要であるため、左右の内箱側板にシャッターガイド溝9を設け、棚板22の高さに応じて係止棒穴を開け、仕切り板29の左右にも同様の係止棒穴を開けることにより商品展示ケースごとに棚板22が設置できる。
本発明によるスライドシャッターの開閉機能と係止棒穴の組み合わせと応用により、扉を開閉する際の開閉スペースを節約し、スペースを有効に活用することが可能であり、部材の追加やサイズをアレンジすれば、前記実施例1〜実施例6の他、洗面化粧台周辺の収納キャビネット、家庭内介護用品保管庫、トイレ用品収納キャビネット、押し入れ内部に設置する収納ボックス、揺れが発生する乗用車・トラック用荷物保管庫、書籍・物品保管庫、通路等の狭隘な場所での収納庫、扉を全開して収納物の出し入れを頻繁に行う場所での収納ボックスとして利用・応用が可能である。
1 内箱底板
2A 内箱左側板
2B 内箱右側板
3 内箱奥板
4 内箱
5 外箱天板
6A 外箱左側板
6B 外箱右側板
7 外箱奥板
8 外箱
9 シャッターガイド溝
10 スライドシャッター
11 粘着剤付シート
12 内箱係止孔
13 外箱係止孔
14 皿CAP(六角穴付ボタンボルト)
15 蝶ネジ
16 シャッターガード
17 釘
18 シャッターストッパー
19 耐震マット
20 取っ手
21 係止棒
22 棚板
23 内箱底板溝
24 シャッター収納溝
25 粘着剤付シート
26 補高部材
27 連結ボルト
28 スライドボード
29 仕切り板
30 引き出し
31 連結ボルト
32 連結プレート
33 L型止め金具
34 棚受けL型金具
35 木ネジ
ア 底板溝加工の拡大正面図
イ 底板溝加工の拡大平面図
ウ シャッター収納溝の拡大側面図
A 床
B 壁面
C 天井
D 家具(フレームコア)
E 家具
F 冷蔵庫

Claims (4)

  1. 四角形の平板からなる内箱底板と、該内箱底板の左端上方に装着され、四角形の平板からなる内箱左側板と、該内箱底板の右端上方に装着され、四角形の平板からなる内箱右側板と、該内箱底板の奥側に装着され、四角形の平板からなる内箱奥板と、により構成される前面が開口した内箱と、
    四角形の平板からなる外箱天板と、該外箱天板の左端下方に装着され、前記内箱左側板より大形で四角形の平板からなり、内面の左右側辺および上辺に沿った逆U字形をした左シャッターガイド溝が形成された外箱左側板と、該外箱天板の右端下方に装着され、前記内箱右側板より大形で四角形の平板からなり、内面の左右側辺および上辺に沿った逆U字形をした右シャッターガイド溝が形成された外箱右側板と、該外箱天板の奥側に装着され、四角形の平板からなる外箱奥板と、により構成される前面が開口した外箱と、
    前記左シャッターガイド溝と前記右シャッターガイド溝に係止されるスライドシャッターと、を有し、
    前記スライドシャッターが装着された前記外箱は、前面が開口した前記内箱の前記内箱左側板と前記内箱右側板の外側に配置されるように、該外箱を上部から該内箱に装着し、該外箱の前面開口は、前記スライドシャッターを上下にスライドさせることにより開閉するとともに、
    前記外箱の高さを調節する高さ調節手段は、
    前記内箱左側板の前方側と後方側にそれぞれ2列で、縦方向に上下等間隔に複数孔設けられ、2列の1列目の孔と2列目の孔が水平方向同一位置に配置された内箱左係止孔と、
    前記内箱右側板の前方側と後方側にそれぞれ2列で、縦方向に前記内箱左係止孔と同一の上下等間隔に複数孔設けられ、2列の1列目の孔と2列目の孔が水平方向同一位置に配置された内箱右係止孔と、
    前記外箱左側板の前方側と後方側にそれぞれ2列で、縦方向に上下等間隔に複数孔設けられ、2列の1列目の個々の孔の上下中央に2列目の個々の孔が配置された外箱左係止孔と、
    前記外箱右側板の前方側と後方側にそれぞれ2列で、縦方向に前記外箱左係止孔と同一の上下等間隔に複数孔設けられ、2列の1列目の個々の孔の上下中央に2列目の個々の孔が前記外箱左係止孔同様に配置された外箱右係止孔と、を有し、
    前記内箱左係止孔および前記外箱左係止孔、前記内箱右係止孔および前記外箱右係止孔の2列の1列目の孔または2列目の孔のいずれかに係止棒を挿入することにより、前記外箱の高さを調節することができる転倒防止収納ボックス。
  2. 家具天板と天井との隙間に嵌め込み、前記外箱天板で天井を面で支え、前記内箱底板で家具を面で支えることを特徴とする請求項1記載の転倒防止収納ボックス。
  3. 前記内箱左側板と接する位置から内部方向に、前記内箱左側板の前方側と後方側にそれぞれ2列設けられた内箱左係止孔と水平方向同一間隔の左棚受け溝、および前記内箱右側板と接する位置から内部方向に、前記内箱右側板の前方側と後方側にそれぞれ2列設けられた内箱右係止孔と水平方向同一間隔の右棚受け溝がそれぞれ裏面に設けられた棚板を、さらに有し、
    前記棚板の左棚受け溝および右棚受け溝を係止棒に係止させることにより、前記棚板を設置する請求項1記載の転倒防止収納ボックス。
  4. 前記内箱底面の裏面の四隅に貼付される粘着剤付シートを備え、高さを有する補高部材を、さらに有し、
    前記補高部材を内箱底板の下部に装着することにより、冷蔵庫の上部との間に放熱空間を確保するができることを特徴とする請求項1記載の転倒防止収納ボックス。
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