JP5960477B2 - 化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、カルナバワックスを分別して得られる特定の樹脂組成物と粘度2000mPa・s以上の油剤を含有する化粧料に関し、より詳細には、べたつきがなく使用性が良好で、付着性やツヤ感に優れる化粧料に関するものである。
口唇化粧料などの化粧料においては、べたつかず滑らかに適用することができ、適用部位に良好に付着し、均一で平滑な化粧膜を形して優れたツヤを発現するとともに、それが必要な時間保持されることが要求される。このようにべたつきを抑制しつつ、ツヤ感や付着性、化粧持続性を向上させることを目的として、イソパラフィンを含む炭化水素ワックスとポリブテンを併用した化粧料や(特許文献1)、ワックスと油剤に固化力を低下せしめる親油性ゲル化剤を配合してペースト状とした化粧料などが提案されている(特許文献2)。しかしながら、前者の化粧料は、のびが重くなるなど使用性に劣り、またツヤ感の面でも十分なものではなかった。また、後者の技術では、付着性や化粧持続性を向上できるものの、使用性やべたつきに関しては満足いくものが得られなかった。
特開2000−247834号公報 特開昭61−236716
したがって、べたつきがなく使用性が良好で、付着性が高く、良好なツヤ感が得られ、化粧持続性に優れる化粧料の開発が望まれており、本発明はそのような化粧料の提供を課題とする。
かかる実情において、本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、カルナバワックスを分別して得られた特定の樹脂組成物を高粘性の油性成分と組み合わせることにより、べたつきがなくなり使用性が良好で、優れたツヤ感が得られ、付着性および化粧持続性に優れる化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)および(B):
(A)カルナバワックスより分別して得られ、軟化点が55〜80℃、ヨウ素価が25〜50である樹脂組成物
(B)25℃における粘度が2000mPa・s以上の油剤
を含有することを特徴とする化粧料である。
本発明の化粧料は、べたつきがなく使用性が良好であり、口唇など適用部位への付着性に優れ、平滑で比較的膜厚な化粧膜を形成するため優れたツヤ感が得られるとともに、この化粧膜は一定の硬さがありながらも柔軟で追従性を有するため、化粧持続性にも優れるものである。
製造例1の樹脂組成物(a)およびカルナバワックス(b)の示差走査熱量計で測定されたDSCチャートである。 製造例1の樹脂組成物(a)およびカルナバワックス(b)のガスクロマトグラムである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の化粧料には、成分(A)カルナバワックスより分別して得られ、軟化点が55〜80℃、ヨウ素価が25〜50である樹脂組成物を配合する。この樹脂組成物は、カルナバワックスから抽出された樹脂分を主成分とし、成膜性に優れ、硬さと柔軟性を備え、均一かつ平滑な塗膜を形成できるものであり、付着性を有しながらもべたつきは少ないため、塗布対象への密着性に優れるものである。この樹脂組成物を成分(B)粘度2000mPa・s以上の油剤と組み合わせることにより、カルナバワックスなどのワックス類や他の樹脂成分では困難であった、べたつきのない良好な使用感と、優れた付着性および化粧持続性との両立が可能となる。
成分(A)の樹脂組成物は、カルナバワックスから、軟化点が55〜80℃、ヨウ素価が25〜50となるように分別することにより得られるものであり、その分別方法は特に限定されるものではないが、例えば、カルナバワックスを有機溶剤で分別抽出する方法が好適に用いられる。
分別抽出に用いられる有機溶剤としては、アルコール類、エーテル類、ケトン類、炭化水素類および芳香族炭化水素類よりなる群から選ばれた1種または2種以上を用いることができる。上記アルコール類としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エーテル類としては、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、ケトン類として、アセトン、メチルエチルケトン、炭化水素類として、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、芳香族炭化水素類として、ベンゼン、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、エチルベンゼン等が挙げられ、これらの1種または2種以上を使用できる。これらの中でも、分別抽出の簡略化の点でメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ジエチルエーテルおよびメチルエチルエーテルが好適に用いられ、これらの1種または2種以上を混合して用いることが好ましい。
分別抽出は、例えば上記有機溶剤中に、固形状のカルナバワックスを浸漬して行うことができる。有機溶剤の使用量は、カルナバワックスに対して3〜4質量倍であり、30〜60℃、好ましくは40〜50℃で、4〜8時間、好ましくは5〜6時間程度浸漬すればよい。このようにして抽出処理した後、ろ過など通常の固液分離手段を用いて抽出液を分離する。この抽出液に樹脂分が溶解しているため、これから減圧蒸留、加熱蒸留等の通常の濃縮・乾燥手段を用いて有機溶剤を留去することにより、樹脂分を多く含有する成分(A)の樹脂組成物を得ることができる。
このようにして得られた成分(A)の樹脂組成物は、軟化点が55〜80℃、ヨウ素価が25〜50の範囲にあるものであり、好ましくは、軟化点が65〜75℃、ヨウ素価が30〜45のものである。また樹脂濃度は、好ましくは15〜40質量%(以下、単に「%」で示す)であり、25〜35%がより好ましい。上記したとおり、一般にカルナバワックスの樹脂濃度は約5%程度であるから、この樹脂組成物はカルナバワックスよりも樹脂濃度が約3〜8倍高いものである。この範囲の樹脂組成物は、成膜性に優れ、硬さと柔軟性を備え、均一かつ平滑な塗膜を形成できるものであり、付着性は高いがべたつきが少なく、塗布対象への密着性に優れるものである。樹脂濃度が15%未満では、均一及び平滑な塗膜形成ができなくなり、また、40%を超えるとべたつきが高くなり、化粧膜に違和感を生じてしまう。また軟化点が55〜80℃であると、取り扱いがしやすく、成膜性があり、形成された膜は柔軟性が得られるようになる。特に化粧料においては、製造工程で使用が簡便であり、皮膚や頭髪等に塗布した際も、成膜性と柔軟性を併せ持つものとなる。さらに、ヨウ素価が25〜50であることは、出発物質であるカルナウバワックスより、飽和のエステル化合物が減少し樹脂分が残存していることを意味する。その他、成分(A)の樹脂組成物とカルナバワックスの物性の相違について下記表1に示す。また、カルナバワックスは、DSC吸熱ピークが82℃付近に存在するのに対し、成分(A)の樹脂組成物は、このような吸熱ピークが消失して認められないという特徴を有する。さらに、この樹脂組成物をガスクロマトグラフィーで分析すると、保持時間2〜10分付近に樹脂分由来のピークが検出されるが、カルナバワックスではこのようなピークは認められない。また、カルナバワックスでは20〜30分付近に炭素数56のエステルワックスのピークが現れるが、この樹脂組成物ではピーク強度が減少していることが認められる。なお、本明細書において、樹脂濃度、融点、軟化点、酸価、鹸化価、ヨウ素価は以下の測定方法による値である。また、DSC、ガスクロマトグラフィーの条件は、製造例に記載の条件によるものである。
Figure 0005960477
(樹脂濃度)
上記分別抽出によりろ別した残渣の分濃縮されたものとして、カルナバワックスの樹脂濃度から樹脂組成物の樹脂量(%)を求めた。
(融点)
実施例に記載の条件によるDSCで測定した。
(軟化点)
外原規一般試験法に記載された軟化点測定法により測定した。ただし、試料量は0.5gとし、鋼球は径12mm、重さ10g鉛球を使用し、昇温速度は5分あたり1℃として測定を行った。
(酸価)
外原規一般試験法に記載された酸価測定法第1法により測定した。ただし、試料量は3gとし、溶媒にはキシレン30mlおよびエタノール50mlを用いて温時に滴定した。
(ヨウ素価)
外原規一般試験法に記載されたヨウ素価測定法により測定した。ただし、溶媒にはシクロヘキサン30mlを用いて溶かし、試料が溶けにくいときはシクロヘキサンの量を適宜追加した。
この樹脂組成物は、INCI名Copernicia Cerifera(Carnauba)Wax Extractに該当し、カルナウバロウエキスとして表示され得る。
本発明の化粧料における成分(A)の配合量は、特に制限されるものではないが、0.05〜50%が好ましく、0.1%〜30%がより好ましい。この範囲であれば、使用性や付着性、ツヤ感において優れた効果が得られる。
本発明の化粧料に用いられる成分(B)は、25℃において液状であり、粘度が2000mPa・s以上の油剤である。この条件を満たすもので、通常化粧料に用いられるものであれば、動物油、植物油、合成油等の起源を問わず、特に制限されずに使用することができる。粘度は好ましくは2000〜700000mPa・s、より好ましくは2000〜150000mPa・sである。この成分(B)は、上記成分(A)と組み合わせることにより、付着性を向上させるとともに、膜厚の化粧膜を形成し、優れたツヤ感を得ることができる。また上記成分(A)と組み合わせることで、成分(B)の持つべたつきを低減して展延性の良好なものとなる。
本発明における成分(B)の粘度値は、ブルックフィールド型粘度計を使用して測定したものである。このブルックフィールド型粘度計としては、例えば単一円筒型回転粘度計であるビスメトロン(登録商標)(芝浦システム社製)などが挙げられる。測定方法は、ブルックフィールド型粘度計の説明書等の記載に準じて行えばよいが、例えば、ビスメトロン(登録商標)(芝浦システム社製)等の単一円筒型回転粘度計にて測定する場合は、次のようにすればよい。すなわち、測定試料を外径45mm、内径38mm、高さ82mmのガラス製ビンにエアスペースが生じないように充填し、ふたをして25℃恒温槽にて一昼夜放置する。翌日、回転粘度計に付属の1〜4号ローターを用い、6〜30回転で1分後の測定値を読み取り、各々の乗数を乗し、粘度値を得れば良い。尚、本明細書に記載した粘度は25℃での値である。
成分(B)として、具体的には、ワセリン、水添ポリイソブテン、ポリブテン等の炭化水素類、ホホバ油、デカイソステアリン酸ポリグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(オクチルドデシル・フィトステリル・ベヘニル)等のアシルグルタミン酸エステル、フィトステロール脂肪酸エステル、ダイマージリノール酸誘導体等のエステル類、メチルフェニルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、アルコキシ変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、イソステアリン酸デキストリン、イソステアリン酸スクロース、ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。これらの中でも、付着性により優れるという点において、リンゴ酸ジイソステアリル、水添ポリイソブテン、ポリブテン、デカイソステアリン酸ポリグリセリルが好ましい。
本発明の化粧料における成分(B)の含有量は特に限定されないが、好ましくは5〜80%であり、より好ましくは10〜50%である。この範囲であれば、使用性や付着性、ツヤ感において優れたものが得られる。また、成分(A)および(B)を配合質量比1:50〜2:1、好ましくは1:30〜1:1で配合するとべたつきがなく使用性が良好であり、付着性に優れるという効果が得られる。
本発明の化粧料は、上記成分(A)および(B)の他に、必要に応じて通常化粧料に配合される成分を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
このような任意成分としては、感触調整や着色の目的で配合される成分(B)以外の油剤や、粉体、粉体分散または感触調整の為に用いられる界面活性剤、保湿、粉体分散剤として水性成分、紫外線吸収剤、酸化防止剤、美容成分、保湿剤、水溶性皮膜形成性樹脂、褪色防止剤、消泡剤、防腐剤、香料などを適宜配合することができる。
このうち、成分( B)以外の油剤としては、固形油や25℃で粘度が2000mPa・s未満の液状油や25℃で粘度が700000mPa・sより高い半固形油であり、動物油、植物油、合成油等の起源を問わず、種々の炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等を利用することができる。
具体的には、スクワラン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の炭化水素類、モクロウ、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、架橋型ポリエーテル変性メチルポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類、デキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。
粉体としては、化粧料に一般に使用される粉体として用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、例えば、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等を使用することができる。より具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン合成金雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、レーヨン、ナイロン等の繊維、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等や、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。
界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、成分(B)以外のグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトールの脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル等のエステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等の非イオン性界面活性剤、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸及びその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤、アミノ酸タイプ、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型、レシチン等の両性界面活性剤が挙げられる。
水性成分としては、水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、セルロース類、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性高分子や、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等の他の保湿剤を含有することもできる。
紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられる。酸化防止剤としては、α−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2−ペンタジオール等が挙げられる。
上記必須成分(A)〜(B)および必要に応じて使用される任意成分を常法に従って混合することにより本発明の化粧料を調製することができる。本発明の化粧料の剤型としては特に限定されず、油性型、水中油型、油中水型等のいずれでもよいが、べたつきがなく使用性が良好であり、付着性に優れるという点で油性型が好ましい。また、形態としても、特に限定されず、液状、ゲル状、固形状のいずれでも良く、乳液、クリーム等のスキンケア化粧料、シャンプー、リンス、整髪料、染毛剤等の頭髪化粧料、リップグロス、口紅、口紅ベースコート、口紅オーバーコート、リップクリーム、リップトリートメント、ファンデーション、おしろい、化粧下地、ほほ紅、アイシャドウ、アイブロウ、アイライナー、マスカラ、ネイルエナメル等が挙げられるが、特に口紅、ファンデーション、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ等のメイクアップ化粧料であることが好ましい。また、べたつきがなく使用性が良好であり、口唇への付着性に優れ、ツヤ感が良好でその持続性にも優れるため、リップグロス、口紅、口紅ベースコート、口紅オーバーコート、リップクリーム、リップトリートメント等の口唇化粧料とすることが好適である。
以下に実施例等を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
製造例1
樹脂組成物の調製(1):
カルナバワックス100gを融解攪拌した後、5〜10mm程度の大きさのフレーク状に固化成形した。このフレーク状のカルナバワックス100gを予め40℃に加温したイソプロパノール300ml中に攪拌しながら投入し、温度を40℃に保ったまま6時間静置して抽出処理した。その後ろ過し、ろ液から減圧蒸留によってイソプロパノールを除去し、樹脂組成物を得た。
得られた樹脂組成物について、上記測定方法により、樹脂濃度、軟化点等を測定したところ、樹脂濃度30%、軟化点70.4℃、ヨウ素価40、酸価17、鹸化価82であった。
また、この樹脂組成物およびカルナバワックスを下記条件による示差走査熱量計(セイコーインスツルメンツ(株) DSC6200)で測定したDSCチャートを図1に示す。この図に示すとおり、カルナバワックスのDSCチャートには、温度82℃付近に吸熱ピークが存在するのに対し、製造例1の樹脂組成物ではこのような吸熱ピークが消失していた。
(DSC測定条件)
昇温スピード:5℃/min、110℃で2min保持、30〜110℃で測定
さらに、得られた樹脂組成物およびカルナバワックスについて、下記条件によるガスクロマトグラフィー(島津製作所GC−17A)により分析した。そのクロマトグラムを図2に示す。この図に示されるとおり、樹脂組成物のクロマトグラムには、保持時間2〜10分付近に樹脂分に由来するピークが認められるのに対し、カルナバワックスのクロマトグラムにはこのようなピークがほとんど認められなかった。
(ガスクロマトグラフィー条件)
カラム:キャピラリーカラム(ステンレス製)2.5mmφ×10m
検出器:FID
キャリアガス:He
昇温スピード:7.5℃/min
温度:150〜280℃
注入量:2μl
サンプルの調製方法:0.025g/3ml石油エーテル
製造例2
樹脂組成物の調製(2):
カルナバワックス100gを融解攪拌した後、5〜10mm程度の大きさのフレーク状に固化成形した。このフレーク状のカルナバワックス100gを予め40℃に加温した、エタノールとn−ヘキサン80:20の混合溶剤300ml中に攪拌しながら投入し、温度を40℃に保ったまま4時間静置して抽出処理した。その後ろ過し、ろ液から減圧蒸留によって混合溶剤を除去し、樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物について、上記測定方法により、樹脂濃度、軟化点、ヨウ素価を測定したところ、樹脂濃度25%、軟化点72.5℃、ヨウ素価35であった。
製造例3
樹脂組成物の調製(3):
カルナバワックス100gを融解攪拌した後、5〜10mm程度の大きさのフレーク状に固化成形した。このフレーク状のカルナバワックス100gを予め40℃に加温したイソプロパノール400ml中に攪拌しながら投入し、温度を40℃に保ったまま8時間静置して抽出処理した。その後ろ過し、ろ液から減圧蒸留によってイソプロパノールを除去し、樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物について、上記測定方法により、樹脂濃度、軟化点、ヨウ素価を測定したところ、樹脂濃度33%、軟化点69.5℃、ヨウ素価43であった。
実施例1〜3及び比較例1〜4
平皿状口紅の調製:
表2に示す組成の流し込み口紅を下記の製造方法により製造した。得られた各平皿状口紅について、以下に示す方法により、(a)べたつきのなさ、(b)ツヤ感、(c)付着性、(d)化粧持ちについて評価した。この結果も併せて表2に示す。
Figure 0005960477
(製造方法)
A:成分(1)〜(8)を100℃〜110℃にて加熱溶解する。
B:Aに成分(9)〜(17)加えて、均一に混合する。
C:Bを脱泡後、加熱して平皿状容器に直接流し込み、冷却後、口紅を得た。
(評価方法)
(a)〜(d)の項目について、専門パネル20名による使用テストを行った。パネル各人が、各試料を口唇に塗布し、下記6段階絶対評価にて評点をつけ、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。尚、評価項目(a)、(b)、(c)は各試料を2度唇に塗布した直後に評価した。評価項目(d)は、試料を口唇に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい。塗布から8時間後に評価した。
<評価項目>
(a)べたつきのなさ
(b)ツヤ感
(c)付着性
(d)化粧持ち
<6段階絶対評価>
(評点):(評価)
5:非常に良い
4:良い
3:やや良い
2:普通
1:やや悪い
0:悪い
<4段階判定基準>
◎:4点以上 :非常に良好
○:3点以上で4点未満 :良好
△:1.5点以上で3点未満 :やや不良
×:1.5点未満 :不良
表2から明らかなように、本発明の実施例1〜5の平皿状口紅は、比較例1〜4のものに比べて、ツヤ感、付着性、べたつきのなさ、化粧持ちのすべての点で優れたものであった。一方、成分(A)の樹脂組成物の代わりにエチレン・プロピレンコポリマーを使用した比較例1では、ツヤ感や付着性、化粧持ちの点で劣るものであった。カルナウバワックスを使用した比較例2では、付着性や化粧持ちの点で劣り、満足のいくものが得られなかった。パルミチン酸デキストリンを使用した比較例3では、付着性に関しては良好なものが得られたが、ツヤやべたつきにおいて劣るものであった。比較例1の処方に水添ポリイソブテンを加えた比較例4では、ツヤ感や付着性については良好なものが得られたが、べたつきが強く使用感に著しく劣るものであった。
実施例6
リキッドルージュ(塗布体付き容器):
下記処方および製法によりリキッドルージュを調製した。
(成分) (%)
1.製造例1の樹脂組成物*1 8
2.ポリエチレンワックス 2
3.マイクロクリスタリンワックス 1
4.イソノナン酸イソトリデシル 5
5.ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル
/フィトステリル/ベヘニル) 5
6.ジペンタエリトリット脂肪酸エステル 1
7.ワセリン(粘度:62100mPa・s) 10
8.ポリブテン*11 5
9.水添ポリイソブテン*5 10
10.流動パラフィン*8 12
11.リンゴ酸ジイソステアリル(粘度:4500mPa・s) 残量
12.デカイソステアリン酸デカグリセリル 5
13.防腐剤(フェノキシエタノール) 0.1
14.酸化防止剤(2,6−ジ−ターシャリ−ブチル−パラクレゾール) 0.1
15.無水ケイ酸*7 2
16.トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン5%処理
酸化チタン被覆ガラス末 3
17.香料 適量
*8:KLEAROL(SONNEBORN,INC製)
(製造方法)
A:成分1〜12を100℃にて均一溶解する。
B:Aに成分13〜17を加え、均一に混合分散する。
C:Bを脱泡後、加熱して塗布体付き容器に直接流し込み、液状口紅を得た。
実施例6のリキッドルージュは、塗布時伸び広がりの軽さや付着性、ツヤ感に優れると共に、べたつきが少なく使用感に優れるリキッドルージュであった。
実施例7
リップクリーム(油性固形スティック状):
下記処方および製法によりリップクリームを調製した。
(成分) (%)
1.製造例1の樹脂組成物*1 10
2.マイクロクリスタリンワックス 5
3.ポリブテン*9 20
4.ワセリン(粘度:62100mPa・s) 30
5.ダイマージリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/
セチル/ステアリル/ベヘニル)(粘度:28500mPa・s) 10
5.イソオクタン酸セチル 残量
6.ジイソステアリン酸ジグリセリル 10
7.無水ケイ酸*7 0.5
8.天然ビタミンE 0.5
9.防腐剤(フェノキシエタノール) 0.2
10.酸化防止剤(2,6−ジ−ターシャリ−ブチル−パラクレゾール) 0.02
11.香料 適量
*9:精製ポリブテンHV−100F(SB)(日本ナチュラルプロダクツ社製、粘度42700mPa・s)
(製造方法)
A:成分1〜6を110℃に加温して溶解する。
B:Aに成分7〜11を加えて均一に混合分散する。
C:Bを脱泡後、90℃にてスティック容器に流し込み室温まで冷却して製品とする。
実施例7のリップクリームは、塗布時伸び広がりの軽さや付着性、ツヤ感に優れると共に、保湿感の点において優れたリップクリームであった。また製造例1の樹脂組成物を製造例2または3のものに置換しても同様に優れたリップクリームが得られた。
本発明の化粧料は、べたつきがなく使用性が良好であり、口唇など適用部位への付着性に優れ、平滑で比較的膜厚な化粧膜を形成するため優れたツヤ感が得られるとともに、この化粧膜は一定の硬さがありながらも柔軟で追従性を有するため、高い化粧持続性を得ることができる。したがって、本発明の化粧料は、口唇化粧料等として有用なものである。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)および(B):
    (A)カルナバワックスより分別して得られ、軟化点が55〜80℃、ヨウ素価が25〜50である樹脂組成物
    (B)25℃における粘度が2000mPa・s以上の油剤
    を含有することを特徴とする化粧料。
  2. 成分(A)の含有量が0.05〜50質量%である請求項1記載の化粧料。
  3. 成分(B)の含有量が0.5〜80質量%である請求項1または2記載の化粧料。
  4. 口唇化粧料である請求項1〜のいずれかの項記載の化粧料。
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