JP5960473B2 - 化粧料 - Google Patents

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本発明は、カルナバワックスを分別して得られる特定の樹脂組成物と、油溶性皮膜形成樹脂、揮発性油剤及び着色剤を含有する化粧料に関し、より詳細には、肌上で滑らかに伸び広がり使用感に優れるとともに、発色とツヤ感に優れ、水分や皮脂によるにじみを抑制して化粧持続性が高い化粧料に関する。
一般に化粧料においては、肌上で滑らかに伸び広がる使用感と、肌への付着性に優れることが要求される。さらにメイクアップ化粧料では、着色剤の機能を発揮させることが重要であり、発色やツヤ感に優れるとともに、水分や皮脂によるにじみがなく化粧崩れしにくい等の性能も必要とされる。例えば、アイライナーは、目の輪郭に発色の良いラインを入れることで目を大きく見せる化粧料であるが、目の輪郭に描くという使用方法から、滑らかにラインを入れられる描きやすさや、涙や皮脂によるにじみ、瞼の連続運動によるポロ落ちが無いなど化粧持続性に優れることが求められている。さらに最近では、目元を強調するメイクが流行しており、アイライナーを重ね付けして、細いラインや太いラインを描き分けたり、濃くはっきりとしたアイラインを描くことができるように、滑らかな使用性だけではなく重ね描きのしやすさが重要視されるようになってきた。
こうした市場の要求に応えるべく、機能向上の努力がなされており、例えば、油溶性皮膜形成性樹脂とフッ素化合物処理粉体とを配合した油性アイライナー化粧料(特許文献1参照)や、デキストリン脂肪酸エステルと油溶性皮膜形成剤を配合した油性メーキャップ化粧料(特許文献2参照)が開発されてきた。また、アイライナー化粧料に求められる耐水性、耐汗性、耐皮脂性、耐油性を得るために、外相に有機シリコーン樹脂を配合し、内相にエマルジョン樹脂を配合した油中水型メーキャップ化粧料(特許文献3参照)が提案されている。
しかしながら、特許文献1のアイライナー化粧料は、滑らかな使用感は得られるものの重ね付けをした場合の付着性が十分ではなく、また特許文献2の化粧料は、肌への付着性、化粧持ち、発色およびつやにおいて、満足できる品質のものが得られなかった。さらに、特許文献3に記載の油中水型アイライナー化粧料は、滑らかな使用感及び経時安定性が十分なものではなかった。
特開2001−187715号公報 特許3019191号公報 特許3393903号公報
本発明は、肌上で滑らかに伸び広がり使用感に優れるとともに、発色とツヤ感が良好で、水分や皮脂によるにじみを抑制して化粧持続性にも優れる化粧料を提供することを課題とする。
かかる実情において、本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、カルナバワックスを分別して得られた特定の樹脂組成物と、油溶性皮膜形成樹脂、揮発性油剤及び着色剤を組みあわせることにより、肌上で滑らかに伸び広がる使用感と、肌への付着性に優れるとともに、良好な発色やツヤ感が得られ、また、水分や皮脂によるにじみがなく化粧崩れしにくいものとなり、特にまぶたに適用する際には、滑らかに伸び広がり、また付着性に優れ、重ね付けがしやすいため、思い通りの形や濃さのラインを描くことができ、さらに涙や汗に滲みにくく、化粧膜が柔軟で追従性があるため、まぶたの動きに対しても剥げ落ちにくく化粧持ちにも優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、次の成分(A)〜(D):
(A)カルナバワックスより分別して得られ、軟化点が55〜80℃、ヨウ素価が25〜50である樹脂組成物
(B)油溶性皮膜形成性樹脂(成分(A)を除く)
(C)揮発性油剤
(D)着色剤
を配合することを特徴とする化粧料である。
本発明の化粧料は、肌上で滑らかに伸び広がる使用感と、肌への付着性に優れるとともに、良好な発色やツヤ感が得られ、また、水分や皮脂によるにじみがなく化粧崩れしにくいものである。特にまぶたに適用する場合に、滑らかに伸び広がり描きやすく、また付着性に優れ重ね付けがしやすいため、思い通りの形や濃さのラインを描くことができ、さらに涙や汗に滲みにくく、化粧膜が柔軟で追従性があるため、まぶたの動きに対しても剥げ落ちにくく、化粧持ちにも優れるものである。
製造例1の樹脂組成物(a)およびカルナバワックス(b)の示差走査熱量計で測定されたDSCチャートである。 製造例1の樹脂組成物(a)およびカルナバワックス(b)のガスクロマトグラムである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の化粧料には、成分(A)カルナバワックスより分別して得られ、軟化点が55〜80℃、ヨウ素価が25〜50である樹脂組成物を配合する。この樹脂組成物は、カルナバワックスから抽出された樹脂分を主成分とし、成膜性に優れ、硬さと柔軟性を備え、均一かつ平滑な塗膜を形成できるものであり、付着性を有しながらもべたつきは少ないため、塗布対象への密着性に優れるものである。
成分(A)の樹脂組成物は、カルナバワックスから、軟化点が55〜80℃、ヨウ素価が25〜50となるように分別することにより得られるものであり、その分別方法は特に限定されるものではないが、例えば、カルナバワックスを有機溶剤で分別抽出する方法が好適に用いられる。
分別抽出に用いられる有機溶剤としては、アルコール類、エーテル類、ケトン類、炭化水素類および芳香族炭化水素類よりなる群から選ばれた1種または2種以上を用いることができる。上記アルコール類としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エーテル類としては、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、ケトン類として、アセトン、メチルエチルケトン、炭化水素類として、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、芳香族炭化水素類として、ベンゼン、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、エチルベンゼン等が挙げられ、これらの1種または2種以上を使用できる。これらの中でも、分別抽出の簡略化の点でメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ジエチルエーテルおよびメチルエチルエーテルが好適に用いられ、これらの1種または2種以上を混合して用いることが好ましい。
分別抽出は、例えば上記有機溶剤中に、固形状のカルナバワックスを浸漬して行うことができる。有機溶剤の使用量は、カルナバワックスに対して3〜4質量倍であり、30〜60℃、好ましくは40〜50℃で、4〜8時間、好ましくは5〜6時間程度浸漬すればよい。このようにして抽出処理した後、ろ過など通常の固液分離手段を用いて抽出液を分離する。この抽出液に樹脂分が溶解しているため、これから減圧蒸留、加熱蒸留等の通常の濃縮・乾燥手段を用いて有機溶剤を留去することにより、樹脂分を多く含有する成分(A)の樹脂組成物を得ることができる。
このようにして得られた成分(A)の樹脂組成物は、軟化点が55〜80℃、ヨウ素価が25〜50の範囲にあるものであり、好ましくは、軟化点が65〜75℃、ヨウ素価が30〜45のものである。また樹脂濃度は、好ましくは15〜40質量%(以下、単に「%」で示す)であり、樹脂濃度が25〜35%がより好ましい。上記したとおり、一般にカルナバワックスの樹脂濃度は約5%程度であるから、この樹脂組成物はカルナバワックスよりも樹脂濃度が約3〜8倍高いものである。この範囲の樹脂組成物は、成膜性に優れ、硬さと柔軟性を備え、均一かつ平滑な塗膜を形成できるものであり、付着性は高いがべたつきが少なく、塗布対象への密着性に優れるものである。樹脂濃度が15%未満では、均一及び平滑な塗膜形成ができなくなり、また、40%を超えるとべたつきが高くなり、化粧膜に違和感を生じてしまう。また軟化点が55〜80℃であると、取り扱いがしやすく、成膜性があり、形成された膜は柔軟性が得られるようになる。特に化粧料においては、製造工程で使用が簡便であり、皮膚や頭髪等に塗布した際も、成膜性と柔軟性を併せ持つものとなる。さらに、ヨウ素価が25〜50であることは、出発物質であるカルナウバワックスより、飽和のエステル化合物が減少し樹脂分が残存していることを意味する。その他、成分(A)の樹脂組成物とカルナバワックスの物性の相違について下記表1に示す。また、カルナバワックスは、DSC吸熱ピークが82℃付近に存在するのに対し、成分(A)の樹脂組成物は、このような吸熱ピークが消失して認められないという特徴を有する。さらに、この樹脂組成物をガスクロマトグラフィーで分析すると、保持時間2〜10分付近に樹脂分由来のピークが検出されるが、カルナバワックスではこのようなピークは認められない。また、カルナバワックスでは20〜30分付近に炭素数56のエステルワックスのピークが現れるが、この樹脂組成物ではピーク強度が減少していることが認められる。なお、本明細書において、樹脂濃度、融点、軟化点、酸価、鹸化価、ヨウ素価は以下の測定方法による値である。また、DSC、ガスクロマトグラフィーの条件は、製造例に記載の条件によるものである。
Figure 0005960473
(樹脂濃度)
上記分別抽出によりろ別した残渣の分濃縮されたものとして、カルナバワックスの樹脂濃度から樹脂組成物の樹脂量(%)を求めた。
(融点)
実施例に記載の条件によるDSCで測定した。
(軟化点)
外原規一般試験法に記載された軟化点測定法により測定した。ただし、試料量は0.5gとし、鋼球は径12mm、重さ10g鉛球を使用し、昇温速度は5分あたり1℃として測定を行った。
(酸価)
外原規一般試験法に記載された酸価測定法第1法により測定した。ただし、試料量は3gとし、溶媒にはキシレン30mlおよびエタノール50mlを用いて温時に滴定した。
(ヨウ素価)
外原規一般試験法に記載されたヨウ素価測定法により測定した。ただし、溶媒にはシクロヘキサン30mlを用いて溶かし、試料が溶けにくいときはシクロヘキサンの量を適宜追加した。
この樹脂組成物は、INCI名Copernicia Cerifera(Carnauba)Wax Extractに該当し、カルナウバロウエキスとして表示され得る。
本発明の化粧料における成分(A)の配合量は、特に制限されるものではないが、0.1〜25%が好ましく、1〜10%がより好ましい。この範囲であれば、重ね付けのしやすさや、均一な付着性の面で十分に効果が発揮される。
本発明の化粧料に使用される成分(B)の油溶性皮膜形成性樹脂としては、上記成分(A)以外のもので、通常化粧料に配合されるものであれば特に限定されずに使用できる。例えば、トリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、アクリル変性シリコーン等のシリコーン系樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ロジンエステル等のロジン酸系樹脂、キャンデリラ樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリブテン、ポリイソブチレン等の油溶性樹脂が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、シリコーン系樹脂、ロジン酸系樹脂、ポリイソブチレンが、付着性に優れ、また汗や皮脂に強い膜を形成する点で好適に用いられる。
本発明の化粧料における成分(B)の配合量は特に限定されないが、固形分濃度として0.5〜20%が好ましく、2〜15%が更に好ましい。この範囲であれば、肌への密着性、化粧持ちの良さという点で良好なものが得られる。また、成分(A)および(B)を配合質量比0.1〜25:3〜40、好ましくは1〜10:5〜25で配合すると肌への密着性と化粧持ちの良さに加え、使用性、使用感に優れた効果が得られる。
本発明に用いられる成分(C)の揮発性油剤は、常温(25℃)で揮発する油剤であり、通常化粧料に配合されるものであればいずれのものも使用できる。例えば、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン、シクロペンタシロキサン等の揮発性シリコーン油、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、軽質流動イソパラフィン、シクロペンタシロキサン等が、揮発速度が速い点で好適である。本発明の化粧料における成分(C)の配合量は特に制限されるものではないが、10〜90%が好ましく、20〜75%がより好ましい。この範囲であると、化粧効果や使用性、使用感の面で優れた効果が得られる。
本発明に使用される成分(D)の着色剤は、化粧料に通常使用される着色剤であれば、球状、板状、紡錘状、針状等の形状や煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、あるいは多質、無質等のその粒子構造等には特に限定されず、無機顔料、有機顔料、光輝性顔料、金属類等を使用することができる。具体的な粉体としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青、ベンガラ等の有色無機顔料、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、有機顔料処理雲母チタン、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆合成金雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、魚鱗箔、二酸化チタン被覆ガラス末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の樹脂積層末等の光輝性顔料、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは、更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等を例示することができ、必要に応じて1種又は2種以上を使用することができる。これらは、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。これらの中でもフッ素系化合物、シリコーン系化合物等で表面処理が施されたものが、汗や皮脂でもにじみにくいため好適に用いられる。
本発明の化粧料における成分(D)の配合量は特に限定されるものではないが、1〜50%が好ましく、5〜25%がより好ましい。この範囲であれば、発色に優れ、涙等の水分や皮脂とのにじみのなさという点で満足のいくものが得られる。
本発明のアイライナー化粧料には、上記(A)〜(D)の必須成分のほかに、本発明の効果を損なわない範囲において、感触調整効果、エモリエント効果等を付与するための成分等を配合することができる。このような任意成分としては、成分(D)以外の粉体、成分(A)〜(C)以外の油性成分、紫外線吸収剤、酸化防止剤、美容成分、防腐剤、保湿剤等が挙げられる。
成分(D)以外の粉体としては、通常化粧料原料として使用されるものであれば、板状、紡錘状、針状等の形状、煙霧状、微粒子級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等に特に限定されず、無機粉体類、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、カオリン、シリカ、炭化珪素、窒化ホウ素等の無機粉体類、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン、ナイロン等の有機粉体類が挙げられ、これら1種又は2種以上用いることができる。またこれら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。
成分(A)〜(C)以外の油性成分としては、化粧料に一般に使用されるものであれば、動物油、植物油、合成油等の起源や固形油、半固形油、液体油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等を配合することができる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、マイクロクリスタリンワックス、ポリブテン、セレシンワックス、オゾケライトワックス等の炭化水素類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、ゲイロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス等のロウ類、ホホバ油、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、フィトステロール脂肪酸エステル、トリグリセライド、リンゴ酸ジイソステアリル、トリメリト酸トリデシル等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ジメチルポリシロキサン、高重合度メチルフェニルポリシロキサン、架橋型ポリエーテル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性オルガノポリシロキサン、ベヘニル変性オルガノポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、アルコキシ変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、蔗糖脂肪酸エステル、デキストリン脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、12−ヒドロキシステアリン酸等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系等の紫外線吸収剤や、4−tert−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられ、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられ、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等が挙げられ、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が挙げられ、防腐剤としてはパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2ペンタジオール等が挙げられる。
上記必須成分(A)〜(D)および必要に応じて使用される任意成分を常法に従って混合することにより本発明の化粧料を調製することができる。本発明の化粧料の剤型としては特に限定されるものではないが、使用性、使用感に優れる点で、油相を連続相とする非水型または油中水型の油性化粧料が好ましい。また、形態としても特に限定されず、液状、ゲル状、固形状等いずれでも良い。このような剤型および形態のアイライナー、アイシャドウ、アイブロウ、マスカラ、ファンデーション等のメイクアップ化粧料とすることが好ましく、特にアイライナーとすることが好適である。本発明のアイライナーは、適用時に化粧膜の形成が進んでも、べたつきが生じず、一定の力で均一に塗布することができるため、重ね付けしやすく、思い通りの形や濃さのラインを描くことが可能である。
以下に実施例等をあげて本発明を詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
製造例1
樹脂組成物の調製(1):
カルナバワックス100gを融解攪拌した後、5〜10mm程度の大きさのフレーク状に固化成形した。このフレーク状のカルナバワックス100gを予め40℃に加温したイソプロパノール300ml中に攪拌しながら投入し、温度を40℃に保ったまま6時間静置して抽出処理した。その後ろ過し、ろ液から減圧蒸留によってイソプロパノールを除去し、樹脂組成物を得た。
得られた樹脂組成物について、上記測定方法により、樹脂濃度、軟化点等を測定したところ、樹脂濃度30%、軟化点70.4℃、ヨウ素価40、酸価17、鹸化価82であった。
また、この樹脂組成物およびカルナバワックスを下記条件による示差走査熱量計(セイコーインスツルメンツ(株) DSC6200)で測定したDSCチャートを図1に示す。この図に示すとおり、カルナバワックスのDSCチャートには、温度82℃付近に吸熱ピークが存在するのに対し、製造例1の樹脂組成物ではこのような吸熱ピークが消失していた。
(DSC測定条件)
昇温スピード:5℃/min、110℃で2min保持、30〜110℃で測定
さらに、得られた樹脂組成物およびカルナバワックスについて、下記条件によるガスクロマトグラフィー(島津製作所GC−17A)により分析した。そのクロマトグラムを図2に示す。この図に示されるとおり、樹脂組成物のクロマトグラムには、保持時間2〜10分付近に樹脂分に由来するピークが認められるのに対し、カルナバワックスのクロマトグラムにはこのようなピークがほとんど認められなかった。
(ガスクロマトグラフィー条件)
カラム:キャピラリーカラム(ステンレス製)2.5mmφ×10m
検出器:FID
キャリアガス:He
昇温スピード:7.5℃/min
温度:150〜280℃
注入量:2μl
サンプルの調製方法:0.025g/3ml石油エーテル
製造例2
樹脂組成物の調製(2):
カルナバワックス100gを融解攪拌した後、5〜10mm程度の大きさのフレーク状に固化成形した。このフレーク状のカルナバワックス100gを予め40℃に加温した、エタノールとn−ヘキサン80:20の混合溶剤300ml中に攪拌しながら投入し、温度を40℃に保ったまま4時間静置して抽出処理した。その後ろ過し、ろ液から減圧蒸留によって混合溶剤を除去し、樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物について、上記測定方法により、樹脂濃度、軟化点、ヨウ素価を測定したところ、樹脂濃度25%、軟化点72.5℃、ヨウ素価35であった。
製造例3
樹脂組成物の調製(3):
カルナバワックス100gを融解攪拌した後、5〜10mm程度の大きさのフレーク状に固化成形した。このフレーク状のカルナバワックス100gを予め40℃に加温したイソプロパノール400ml中に攪拌しながら投入し、温度を40℃に保ったまま8時間静置して抽出処理した。その後ろ過し、ろ液から減圧蒸留によってイソプロパノールを除去し、樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物について、上記測定方法により、樹脂濃度、軟化点、ヨウ素価を測定したところ、樹脂濃度33%、軟化点69.5℃、ヨウ素価43であった。
実施例1〜5及び比較例1〜2
油性アイライナー化粧料(液状):
下記表1に示す処方の油性液状アイライナー化粧料を調製し、伸び広がりの滑らかさ、肌への付着性、重ね付けのしやすさ、発色とつや感、涙等の水分や皮脂とのにじみを防ぐ化粧持続効果について下記の方法により評価した。その結果も併せて表2に示す。
Figure 0005960473
(製法)
A.成分(1)〜(9)を95℃で加熱溶解する。
B.Aに成分(10)〜(13)を加え、均一に混合する。
C.Bを容器に充填して油性アイライナー化粧料を得た。
(評価方法)
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.伸び広がりの滑らかさ
ロ.肌への付着性
ハ.重ね付けのしやすさ
ニ.発色とつや感
ホ.化粧持ち
イ〜ホの項目について、専門パネル20名による使用テストを行った。各試料を皮膚に3回連続塗布し、ハの重ね付けのしやすさについては試料が重なって均一な膜を作るかどうか、その際に化粧膜の発色が得られたかをニの重ね付けによる発色として評価した。ホの化粧持ちについては塗布後、パネルに通常の生活をしてもらい、塗布から6時間後に涙や汗などでにじんだりしていないか、化粧膜が部分的に剥離していないか等を評価した。各項目について、パネル各人が下記絶対評価基準にて7段階に評価し評点をつけ、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
絶対評価基準
(評点):(評価)
6 :非常に良い
5 :良い
4 :やや良い
3 :普通
2 :やや悪い
1 :悪い
0 :非常に悪い
4段階判定基準
(判定):(評点の平均点)
◎ :5点を超える :非常に良好
○ :3.5点を超え5点以下 :良好
△ :1点を超え3.5点以下 :やや不良
× :1点以下 :不良
表2の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜5の油性液状アイライナー化粧料は、比較例1〜2の油性液状アイライナー化粧料に比べ、滑らかな伸び広がりの使用感を有し、肌への付着性や重ね付けのしやすさ、発色とつや感に優れ、涙等の水分や皮脂とのにじみを防ぐ化粧持続効果に優れたものであった。一方、成分(A)の樹脂組成物の代わりに、ポリエチレンワックスとセレシンを増量した比較例1では、全項目にわたり評価が低く、特に化粧持ちとつや感のなさの点で満足のいくものではなかった。また成分(B)の油溶性皮膜形成性樹脂を未配合の比較例2は、滑らかな伸び広がりはあるものの、肌への付着性と重ね付けのしやすさの点で満足のいくものではなかった。
実施例6
下記処方の油性アイライナー化粧料(固形)を下記製法により調製した。
(成分) (%)
1.軽質流動イソパラフィン※5 残量
2.製造例1の樹脂組成物※3 5
3.ポリエチレンワックス 7
4.マイクロクリスタリンワックス 3
5.パラフィンワックス 1.8
6.重質流動イソパラフィン※7 0.5
7.(アクリレーツ/アクリル酸ベヘニル/
メタクリル酸ジメチコン)コポリマー※8 0.5
8.トリメチルシロキシケイ酸※9 15
9.デカメチルシクロペンタシロキサン※10 20
10.メチルポリシロキサン※11 2
11.メチルパラベン 0.2
12.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト※12 2
13.炭酸プロピレン※13 0.43
14.レシチン 0.3
15.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン※14 0.5
16.シリコーン処理黒酸化鉄 24
17.メチルシロキサン網状重合体※15 2
※7:パールリーム18(日油社製)
※8:KP−562P(信越化学社製)
※9:SR1000(モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)
※10:シリコンKF−995(信越化学社製)
※11:シリコンKF−96(100CS)(信越化学社製)
※12:BENTONE 38V BC(エレメンティス社製)
※13:PROPYLENE CARBONATE S(BASF社製)
※14:KF−6028P(信越化学社製)
※15:TOSPEARL 150KA(モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)
(製造方法)
A: 成分(1)〜(11)を90℃で均一に加熱溶解する。
B: Aに成分(12)〜(17)を加え、均一に混合する。
C: Bを容器に充填して油性アイライナー化粧料を得た。
実施例6の油性固形アイライナーは、伸び広がりの滑らかさ使用感、肌への付着性や重ね付けのしやすさ、発色とつや感、化粧持ちのすべての点で満足のいくものであった。また上記組成において、製造例1の樹脂組成物を製造例2または製造例3の樹脂組成物に置換しても、同様にいずれの項目においても優れた品質のものが得られた。
本発明の化粧料は、肌上で滑らかに伸び広がる使用感と、肌への付着性に優れるとともに、良好な発色やツヤ感を呈し、また、水分や皮脂によるにじみがなく化粧崩れしにくいものであり、特にまぶたに適用した場合に、滑らかに伸び広がり、付着性に優れ、重ね付けがしやすいため、思い通りの形や濃さのラインを描くことができ、さらに化粧膜が柔軟で追従性があるため、まぶたの動きに対しても剥げ落ちにくく化粧持ちにも優れるものである。したがって、本発明の化粧料は、アイライナー等として有用なものである。

Claims (8)

  1. 次の成分(A)〜(D):
    (A)カルナバワックスより分別して得られ、軟化点が55〜80℃、ヨウ素価が25〜50である樹脂組成物
    (B)油溶性皮膜形成性樹脂(成分(A)を除く)
    (C)揮発性油剤
    (D)着色剤
    を配合することを特徴とする化粧料。
  2. 成分(B)がロジン酸系樹脂、シリコーン系樹脂およびポリイソブチレンよりなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の化粧料。
  3. 油性化粧料である請求項1または2記載の化粧料。
  4. 成分(A)の配合量が0.1〜25質量%である請求項1〜のいずれかの項記載の化粧料。
  5. 成分(B)の配合量が0.5〜20質量%である請求項1〜のいずれかの項記載の化粧料。
  6. 成分(C)の配合量が10〜90質量%である請求項1〜のいずれかの項記載の化粧料。
  7. 成分(D)の配合量が1〜50質量%である請求項1〜のいずれかの項記載の化粧料。
  8. アイライナーである請求項1〜記載の化粧料。
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