JP2011074006A - 油性固形化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は油性固形化粧料に関するものであり、更に詳しくは、従来にない高いツヤ感を使用部位に付与するとともに、使用時に油感やべたつきを感じることなく、形状維持に優れ、透明感があり、均一な膜を付与することに優れた油性固形化粧料に関するものである。
【解決手段】 次の成分(a)〜(c);(a)炭化水素系ワックス、(b)トリメリト酸エステル、(c)ダイマー酸エステルを配合することにより、使用時のべたつきがなく、透明性、ツヤに優れた油性固形化粧料に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は油性固形化粧料に関するものであり、使用時のべたつきがなく、透明感があり、ツヤに優れた、油性固形化粧料に関するものである。
従来から、油性固形化粧料は、使用性や携帯性に優れるため、化粧料に広く応用されている剤型の一つである。また、配合される固形油、半固形油、液体油の成分や配合量を変えることにより様々な官能を演出する検討がなされてきた。近年、使用時のべたつきが少なく、透明性が高く、塗布膜が均一でツヤがあり、塗布時の滑らかな使用性をもち、形状保持能を有し、化粧持続性に優れた油性固形化粧料が市場で求められており、中でも特に、優れたツヤを有する油性固形化粧料が求められている。ツヤを有する油性化粧料としてはリップグロスがあるが、塗布膜がべたつき、髪の毛が塗布膜に付着したり、唇の開閉動作に違和感を覚えるという欠点があり、その欠点を補うべく種々の開発がなされている。
従来の技術としては、高粘性油剤のポリダイマージリノール酸ダイマージリノレイルを配合することにより、優れたツヤを持ちながら、塗布時の滑らかさや密着感等の使用感に優れた油性化粧料を得る技術(例えば、特許文献1参照)や、デキストリン脂肪酸エステルと重質流動パラフィンと液状油性成分とを組み合わせて配合することにより、透明感やツヤ、官能特性を改善させる技術(例えば、特許文献2参照)等が提案されている。また、充填成型性や強度を保ったまま、ワックスの配合量を低減させるため、特定のワックスを配合して使用性と強度を向上する技術(例えば、特許文献3)等が提案されている。
特開2002−128623号公報 特開平9−235210号公報 特開2004−26712号公報
しかしながら、特許文献1のように、油性ゲル化剤とポリダイマージリノール酸ダイマージリノレイルを配合した場合や、特許文献2のように、デキストリン脂肪酸エステルを用いた場合、塗布膜にはツヤや透明感は付与できるものの、使用時のべたつきが懸念される。また、特許文献3のように、特定のワックスを配合して使用性と強度を向上させる方法は、透明性の高さやのびの軽さはあるものの、肌や唇へ膜厚でかつ均一に付く化粧効果を得るのは難しい場合があった。
したがって、塗布した時のツヤに優れ、べたつきがなく、携帯や使用性がよい油性固形化粧料が求められている。
かかる実情において、本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、油性固形化粧料において、炭化水素系ワックスと、密着感があり、低粘度で高い屈折率をもつトリメリト酸と炭素数が10〜13のアルコールとのトリエステルと、高い密着感があり高粘度で高い屈折率をもつダイマー酸とダイマージオールとのオリゴマーエステルの両末端のカルボキシル基をイソステアリルアルコールでエステル化した化合物を配合した油性固形化粧料が上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、リップグロスのようなツヤ感の高い化粧料と同程度のツヤ感を付与しながら、グロス特有のべたつきがないので、髪の毛が塗布膜に付着する心配がない。さらに、形状維持に優れ、透明感に優れた油性固形化粧料である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる成分(a)の炭化水素系ワックスは、合成炭化水素ワックス及び天然より抽出し、精製されるものがあり、具体的には、(エチレン/プロピレン)コポリマー、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライトワックス、パラフィンワックス、セレシンワックス等が挙げられ、中でも特に、(エチレン/プロピレン)コポリマー、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、水添マイクロクリスタリンワックス等が好ましく、このような成分(a)は、市販品として、EPSワックス(融点90〜99℃:日本ナチュラルプロダクツ社製)、PERFORMALENE 500(融点83〜92℃:ニューフェーズテクノロジー社製)、PERFORMALENE 655(融点96〜102℃:ニューフェーズテクノロジー社製)、CIREBELLE 109L(融点91〜96℃:CIREBELLE社製)、CIREBELLE 108(融点79〜84℃:CIREBELLE社製)等が例示できる。
成分(a)の炭化水素系ワックスは、必要に応じて一種又は二種以上を用いることができ、配合量は、全成分中4〜20質量%(以下、単に「%」で示す)が好ましく、4〜15%がより好ましい。この範囲で用いた場合、塗布膜のツヤ感が飛躍的に向上する。さらに、4〜12%の範囲で用いた場合、塗布膜の透明性が飛躍的に向上する。
本発明で用いられる成分(b)のトリメリト酸エステルは、トリメリト酸と高級アルコ
ールとのトリエステルをいい、トリメリト酸と炭素数10〜13の飽和の直鎖状或いは分岐鎖を有するアルコールを脱水縮合させたものをさす。性状は、液状もしくは半固形状が好ましく、25℃における粘度が100〜1000mPa・sであることが好ましく、屈折率は1.45〜1.5のものが好ましい。成分(b)のトリメリト酸と脱水縮合させるアルコールは、炭素数10〜13のものが、品質安定性を向上させる点において優れている。具体的には、トリメリト酸トリデシル、トリメリト酸トリウンデシル、トリメリト酸トリドデシル、トリメリト酸トリトリデシル、等が挙げられる。この中でも特に、トリメリト酸トリオクチル、トリメリト酸トリトリデシルが艶の向上、高温での経時安定性上の点から好ましい。市販品としては、リポケミカルズ社製のLIPONATE TDTM(粘度565mPa・s、屈折率1.48)等が挙げられる。
成分(b)のトリメリト酸エステルは、必要に応じて一種又は二種以上を用いることができ、配合量は全成分中5〜40%が好ましく、10〜40%がより好ましい。この範囲であれば、ツヤが飛躍的に向上する。
本発明に用いられる成分(c)は下記化学式(1)に示すダイマー酸とダイマージオールとのオリゴマーエステルの両末端のカルボキシル基をイソステアリスアルコールでエステル化した化合物である。
OCO−R−(−COO−R−OCO−R−)−COOR・・(1)
(式中、Rはダイマー酸残基を、Rはダイマージオール残基を、Rはイソステアリルアルコール残基を示し、nは4〜6の数を示す。)
出発物質であるダイマー酸は、不飽和脂肪酸の分子間重合反応によって得られるが、炭素数が11〜22の不飽和脂肪酸を2量化して得られ、炭素数36程度の二塩基酸が主成分である。CAS番号で、61788−89−4が該当する。また、ダイマー化反応において、二重結合を水素化した、水素添加ダイマー酸が好ましい。市販品としては、例えばPRIPOL1006、同1009、同1015、同1025等(ユニケマ社製)が挙げられる。
ダイマージオールは、前記ダイマー酸及び/又はその低級アルコールエステルを触媒存在下で水素添加して、ダイマー酸のカルボン酸部分をアルコールとした炭素数36程度のジオールを主成分としたものである。市販品としては、例えばPRIPOL2033等(ユニケマ社製)が挙げられる。
イソステアリルアルコールは、ダイマー酸の副産物から得られた脂肪酸を還元して得られるものや、ガーベット法により得られるもの、アルドール縮合法により得られるもの等が挙げられるが、特に限定されず、いずれのものも使用することもできる。市販品としては、例えばSpeziol C18 ISOC(コグニス社製)等が挙げられる。
成分(c)のエステル化合物の製造方法は特に限定されないが、例えば、ダイマー酸とダイマージオール及びイソステアリルアルコールを一度にエステル化させることにより得ることができる。
成分(c)の製造において、中間体としてオリゴマーエステルを得る場合、中間体であるダイマー酸とダイマージオールとのオリゴマーエステルは、それぞれ仕込み比を変えることにより、得られるエステルの平均エステル化度や平均分子量を調整することができる。その仕込み比の範囲は、ダイマー酸1モル当量に対してダイマージオールを0.4〜0.9モル当量であることが好ましい。更に、イソステアリルアルコールでエステル化する場合、残存するカルボキシル基に対し0.8〜1.5モルであることが好ましい。
成分(c)のエステル化合物を得る場合の、エステル化反応の条件は特に限定されず、通常用いられる方法で行われる。例えば、触媒としてパラトルエンスルホン酸、硫酸、塩酸、メタンスルホン酸、三フッ化硼素ジエチルエーテル錯体等を用い、50〜260℃で行うことができる。あるいは無溶剤、無触媒でも100〜260℃でエステル化を行うことができる。
成分(c)のエステル化合物は、25℃における粘度が10,000〜20,000mPa・sであることが好ましく、屈折率は1.45〜1.5のものが好ましい。このようなエステル化合物としては、LUSPLAN DA−DD−IS(日本精化社製)が挙げられる。尚、粘度は、コーンプレート型粘度計(Haake社製ROTO viscol)を用い、条件は、ずり速度100(1/s)、コーン直径35mm、角度2゜で測定した。
本発明の油性固形化粧料における(c)の配合量は、特に限定されないが、5〜25%が好ましく、さらに5〜20%がより好ましい。この範囲で(a)と(b)と(c)を組み合わせるとべたつきがなく、透明性が高く、化粧膜のツヤ、均一性に優れるものとなる。
本発明の油性固形化粧料において、成分(b)のトリメリト酸エステルと(c)のダイマー酸とダイマージオールとのオリゴエステルの両末端のカルボキシル基をイソステアリルアルコールでエステル化した化合物の併用使用により、使用時のべたつきを軽減し、ツヤを飛躍的に向上させることができる。また、(a)の炭化水素系ワックスとの組み合わせであると、少ないワックス量で良好な成形性を得ることができ、ベースの透明性にも優れる。
本発明の油性固形化粧料には、上記必須成分以外の油性成分、無機顔料、有機顔料及び体質顔料等の粉体およびそれらのシリコーン処理物やフッ素化合物処理物、界面活性剤、水や多価アルコール、低級アルコール、水溶性高分子、保湿剤等の水性成分、糖類、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、清涼剤、色素、香料等を本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。
油性成分としては、成分(a)〜(c)以外の化粧料に一般に使用される動物油、植物油、合成油等の起源の固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、ゲイロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス等のロウ類、ホホバ油、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、フィトステロール脂肪酸エステル、トリグリセライド等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、架橋型ポリエーテル変性メチルポリシロキサン、メタクリル変性ポリシロキサン、ステアリル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性メチルポリシロキサン、ベヘニル変性メチルポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、デキストリン脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類、α−オレフィン・ビニルピロリドン共重合体等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
粉体成分としては、化粧料に一般に使用される粉体として用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これら粉体はその一種又は二種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。なお、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の一種又は二種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。
界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられる。
更に、水性成分はモイスチャー効果を付与する目的で用いることができ、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、エチアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウィッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2−ペンタンジオール等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられる。
本発明の油性固形化粧料とは油性成分を主骨格とし、連続相が油であるものであり、メイクアップ、スキンケア、頭髪製品等種々の化粧料とすることが出来、例えば口紅、リップグロス、リップクリーム、口紅オーバーコート、アイシャドウ、フェイスカラー、アイライナー、アイブロウ、ファンデーション、化粧下地、コントロールカラー等が挙げられる。中でも、口紅、リップグロス、下地用のリップベース、口紅オーバーコート、リップクリーム等の口唇用化粧料、特にスティック状の口唇用化粧料とするとより効果を発揮することができるため好ましい。
以下、例をあげて本発明を更に説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜8および比較例1〜3:スティック状口紅
表1に示す組成のスティック状口紅を下記の製造方法により調整し、各試料について(イ)べたつきのなさ、(ロ)ツヤ、(ハ)膜の均一性、(ニ)スティック形状の成型の評価を行い、その結果も併せて表1に示した。
注1:EPSワックス(融点90〜99℃:日本ナチュラルプロダクツ社製)
注2:PERFORMALENE 655(融点96〜102℃:ニューフェーズテクノロジー社製)
注3:CIREBELLE 109L(融点91〜96℃:CIREBELLE社製)
注4:LIPONATE TDTM(リポケミカルズ社製)
注5:LUSPLAN DA−DD−IS(日本精化社製)
<製造方法>
A:成分1〜11を110℃に加温して溶解する。
B:Aに成分12〜14を加え均一に混合し、成分15〜18を添加し均一混合する。
C:Bを脱泡後、90℃にて口紅容器に充填してスティック状口紅を得る。
<評価方法>
(イ)べたつきのなさ、(ロ)ツヤ、(ハ)膜の均一性については、専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が塗布後の化粧膜を、下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、各資料毎にパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
(絶対評価)
(評点):(評価)
6 :非常に良い
5 :良い
4 :やや良い
3 :普通
2 :やや悪い
1 :悪い
0 :非常に悪い
<判定基準>
(評点の平均値) :(判定)
5点を超える :◎ 非常に良好
3点を超える5点以下:○ 良好
1点を超える3点以下:△ やや不良
2点以下 :× 不良
(ニ)スティック形状の成型については、各試料がスティック状に成型できたかを確認した。
(判定)
○ :成型できた
× :成型できない
表1に示すように、本発明の実施例1〜8のスティック状口紅は比較例1〜3に比べ、いずれも、べたつきのなさ、ツヤ、膜の均一性において優れていた。さらに、実施例1〜8のスティック状口紅はグロス特有のべたつきがないので、髪の毛が塗布膜に付着する心配がないことを使用テストで確認できた。また、炭化水素系ワックスを天然のエステルワックスに置き換えた比較例3はスティック状に成型することができず、評価することができなかった。成分(b)のトリメリト酸エステルを配合していない比較例1は、使用時のべたつきが非常にあった。さらに、成分(c)のダイマー酸エステルを配合していない比較例2は、油感やべたつきはないが、使用時の密着感がなく、タック性がないため、均一な塗布膜を形成できず化粧膜が汚いものであった。
また、本発明の実施例1〜8を、ツヤのある化粧料である油性固形リップグロスとの比較を行った。比較には以下に示す比較用油性固形リップグロスを使用し、ツヤとべたつきを評価した。
比較用油性固形リップグロス
(成分) (%)
1.ポリブテン 50
2.トリイソステアリン酸ジグリセリル(注6) 残量
3.メチルフェニルポリシロキサン 5
4.パルミチン酸デキストリン 10
5.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 20
6.流動パラフィン 8
7.ジブチルヒドロキシトルエン 0.011
8.フェノキシエタノール 0.3
9.シリル化処理無水ケイ酸(注7) 2
10.軽質炭酸カルシウム 0.1
11.赤色202号 2
12.黄色4号 1.2
13.酸化鉄 0.18
14.酸化チタン 0.6
(注6)コスモール43V(日清オイリオ社製)
(注7)AEROSIL R972(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分3〜6を110℃に加温して溶解し混合する。
B:Aに成分7〜10を加え均一に分散する。
C:Bに成分1〜2、11〜14を加え均一に分散する。
D:90℃にて容器に流し込み充填する。
ツヤの評価
実施例1〜8及び比較用油性固形リップグロスを溶融し、ガラス板上に膜厚100μmのドクターブレードで被膜を形成させ、測定サンプルとする。これをグロスメーターVG−7000(日本電色工業社製)を用い、入射角45℃の正反射光強度を測定した。その結果、実施例1〜8と比較用油性固形リップグロスは入射角45℃において同等の正反射強度を示した。
べたつきのなさの評価
べたつきに関しては、実施例1〜8及び比較用油性固形リップグロスを溶融し、ガラス板の中心に0.8gのせる。その上に重さ5.64gのナイロン板を重ねて置き、その上に120gの重りをのせて10秒間おき、接着させた後、重りを除去する。これを、ガラス面側を、地面から垂直な壁に貼り付けて、ナイロン板がガラス板から完全にずり落ちる時間を測定し、距離と時間からずり落ち速度を算出した。これを試料のべたつきとして判断した。
その結果、比較用油性固形リップグロスでは、ナイロン板は半日以上不動であり、ずり落ちることはなかったが、実施例1〜8は20秒以内にナイロン板がガラス板から完全にずり落ちた。
上記の結果から実施例1〜8は比較用油性固形リップグロスと同等のツヤがありながら、べたつきが飛躍的に軽減されたことが確認された。
実施例5:リップグロス(油性固形)
(成分) (%)
1.炭化水素系ワックス(注2) 8
2.トリメリト酸のエステル化合物(注4) 10
3.ダイマー酸のエステル化合物(注5) 15
4.リンゴ酸ジイソステアリル 残量
5.流動パラフィン 10
6.煙霧状シリカ(注8) 5
7.赤202号 2
8.黄色4号 1.2
9.酸化チタン 0.6
10.黒酸化鉄 0.18
11.シリコーン処理酸化チタン被覆ガラスフレーク 3
(注8)AEROSIL300(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A:成分1〜5を110℃に加温して溶解する。
B:Aに6〜11を加え、均一に混合する。
C:Bを脱泡後、90℃にて口紅容器に充填して製品とする。
本発明のリップグロスは化粧膜のツヤ、べたつきのなさ、透明感の全ての点において優れたものであった。
実施例6:ファンデーション(油性固形皿流し込み状)
(成分) (%)
1.フィッシャートロプシュワックス(注3) 8
2.炭酸ジアルキル(C14,15) 10
3.イソオクタン酸セチル 残量
4.セスキオレイン酸ソルビタン 1
5.p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5
6.トリメリト酸のエステル化合物(注4) 10
7.ダイマー酸のエステル化合物(注5) 8
8.ジメチルポリシロキサン 10
9.煙霧状シリカ(注8) 0.5
10.セリサイト 10
11.球状シリカ 10
12.球状ポリスチレンパウダー 5
13.酸化チタン 10
14.ベンガラ 1
15.黒酸化鉄 0.5
16.黄酸化鉄 3
17.防腐剤 0.2
18.精製水 1
(製造方法)
A:成分1〜3を100℃に加温して溶解する。
B:Aに4〜18を加え、均一に混合する。
C:Bを脱泡後、80℃にて皿に流し込み、室温まで冷却して製品とする。
本発明のファンデーションは化粧膜のツヤ、べたつきのなさ、透明感の全ての点において優れたものであった。
実施例7:アイクリーム(油性固形スティック状)
(成分) (%)
1.炭化水素系ワックス(注1) 8
2.ポリブテン 5
3.炭酸ジアルキル(C14,15) 30
4.トリメリト酸のエステル化合物(注4) 15
5.ダイマー酸のエステル化合物(注5) 10
6.イソオクタン酸エチル 残量
7.ジイソステアリン酸ジグリセリル 10
8.N−ラウロイルL−グルタミン酸ジ
(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル) 5
9.セリサイト 4
10.球状ポリスチレンパウダー 1
11.煙霧状シリカ 0.5
12.雲母チタン 5
13.防腐剤 0.5
14.1,3−ブチレングリコール 1
15.香料 0.1
(製造方法)
A:成分1〜8を110℃に加温して溶解する。
B:Aに成分9〜15を加えて均一に混合する。
C:Bを脱泡後、90℃にて容器に流し込み室温まで冷却して製品とする。
本発明のアイクリームは化粧膜のツヤ、べたつきのなさ、透明感の全ての点において優れたものであった。
実施例8:口紅(油性固形皿流し込み状)
(成分) (%)
1.炭化水素系ワックス(注1) 4
2.トリメリト酸のエステル化合物(注4) 15
3.ダイマー酸のエステル化合物(注5) 10
4.ワセリン 5
5.トリイソステアリン酸ジグリセリル 15
6.重質流動イソパラフィン 15
7.p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 0.1
8.リンゴ酸ジイソステアリル 残量
9.酸化チタン被覆ガラス末(注6) 1
(注6)メタシャイン1080RC−R
(製造方法)
A:成分1〜8を110℃に加温して溶解する。
B:Aに成分9を加えて均一に混合する。
C:Bを脱泡後、90℃にて皿に流し込み室温まで冷却して製品とする。
本発明の皿状口紅は、化粧膜のツヤ、べたつきのなさ、透明感の全ての点において優れたものであった。

Claims (5)

  1. 次の成分(a)〜(c);
    (a)炭化水素系ワックス;
    (b)トリメリト酸と炭素数が10〜13のアルコールとのトリエステル;
    (c)ダイマー酸とダイマージオールとのオリゴマーエステルの両末端のカルボキシル基
    をイソステアリルアルコールでエステル化した化合物;
    を配合することを特徴とする油性固形化粧料。
  2. 前記成分(a)の融点が80〜110℃であることを特徴とする請求項1に記載の油性固形化粧料。
  3. 前記成分(a)が(エチレン/プロピレン)コポリマー、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックスから選ばれる一種または二種以上の炭化水素系ワックスであることを特徴とする請求項1又は2に記載の油性固形化粧料。
  4. 前記成分(a)の配合量が4〜20質量%、成分(b)の配合量が5〜40質量%、(c)の配合量が5〜25質量%であることを特徴とする請求項1〜3記載のいずれかに記載の油性固形化粧料。
  5. スティック形状であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の油性固形化粧料。
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