JP5958938B2 - 三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定装置及び推定方法 - Google Patents

三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定装置及び推定方法 Download PDF

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本発明は、三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まりの発生推測することが可能であり、更に、詰まりを起こした原料投入用投原管を推定することが可能な原料投入用投原管詰まり推定装置及び推定方法に関する。特に、鉄鋼及び非鉄金属等の熔融製錬において原料鉱石の熔融処理に用いられ、原料鉱石を連続的に炉内へ投入する為の原料投入用投原管を備えた三相交流電極式円形電気炉において、原料投入用投原管から炉内に原料鉱石を投入する際に、原料投入用投原管詰まりの発生推測することが可能であり、更に、詰まりを起こした原料投入用投原管を推定することが可能な原料投入用投原管詰まり推定装置及び推定方法に関する。
電気炉としては、鉄鋼及び非鉄金属等の熔融製錬に用いるものが挙げられる。例えば、ニッケル酸化鉱石の還元熔解処理に用いるフェロニッケル製錬用の電気炉においては、原料鉱石として、サプロライト鉱石等のニッケル酸化鉱石が用いられ、原料鉱石はロータリーキルンにて焼成された後、原料投入用投原管を通じて電気炉へ連続的に投入され、炉内で炭素質還元剤により還元熔解処理されることで、熔融物としてフェロニッケルのメタル層とスラグ層を形成させるということが行われている。ここで、原料鉱石をロータリーキルンで焼成する過程では、時として原料鉱石の一部が熔融し、その熔融物が互いに結合、また原料鉱石を取り込むことで大きく成長し、通常の原料鉱石より大型の塊状物となって、焼成された原料鉱石の中に混入することがある。
従来より、鉄鋼及び非鉄金属等の熔融製錬に用いられ、3本の電極と複数本の原料投入用投原管とを備える三相交流電極式円形電気炉においては、原料鉱石を炉内に連続的に投入する為に原料投入用投原管詰まりを防止又は早期に検知することが、安全上及び生産効率上の重要な課題であった。この為、原料投入用投原管詰まりを防止又は早期に検知する為に、原料投入用投原管詰まりの要因となる大型の塊状物の混入を防ぐ方法や、原料投入用投原管詰まりを検知する方法が採用されている。
大型の塊状物の混入を防ぐ方法としては、例えば、ロータリーキルンにて焼成された原料鉱石を原料投入用投原管に投入する過程に、原料投入用投原管の直径よりも目の細かい篩(以下、ロストルと呼称する場合がある。)を設置して、大型の塊状物の原料投入用投原管への投入を防止する方法が挙げられる。
しかしながら、このような従来の方法では、長尺状の大型の塊状物がロストルを通過することや、変形したロストルを大型の塊状物が通過することによる、原料鉱石への大型の塊状物の混入を完全に防ぐことは困難である。
また、原料投入用投原管設備として、管数や管径及び設置角度等を調整しても原料投入用投原管詰まりを防ぐ為の全ての条件を満たす最適化は困難であり、操業状況にもよるが最も頻度が少ない場合で1日に0〜2回程度、最も頻度が多い場合だと1日に20回程度、原料投入用投原管詰まりが発生する。
原料投入用投原管詰まりを検知する方法としては、例えば、定期的に作業員による炉内点検を実施して、原料投入用投原管から電気炉への原料鉱石の投入が途絶えていないかを確認する方法が挙げられる。
しかしながら、このような従来の方法では、電気炉に設置された点検孔等の限られた位置からの監視しか実施できず、原料投入用投原管詰まりを早期に確実に検知することは困難である。
鉄鋼及び非鉄金属等の熔融製錬に用いられ、3本の電極と複数本の原料投入用投原管とを備える三相交流電極式円形電気炉においては、炉内の熔体はメタル層とスラグ層とに分離され、上下に層を形成し、さらにその上層に原料鉱石を堆積させることで、炉内の熔体層が持つ熱を、炉内部の空間に逃がすことなく、電力を有効に利用できるので、炉のサイズや鉱石の性状にもよるが10〜30本程度の複数本の原料投入用投原管を備え、鉱石層を形成することが行われている。
また、図2に示すように、三相交流電極式円形電気炉100の電極101は、電極101の高さを任意に変更可能な電極昇降装置102によって吊持されている。更に、電極101は、その先端が熔体層に浸漬されて使用される場合、抵抗加熱(ジュール加熱)によって原料鉱石を熔解し、熔体層からわずかに離して使用される場合、ラッシュアーク加熱によって鉱石を熔解する。抵抗加熱の操業とするか、ラッシュアーク加熱の操業とするかは、原料鉱石の組成や性状、炉内の状況等によって適宜選択される。
電気炉での鉄鋼及び非鉄金属等の熔融製錬は、連続的に行われる。したがって、図3に示すように、熔体層103の上に堆積された原料鉱石104は、炉内105で加熱されて熔融することにより、徐々に堆積量が減少し、また適時、メタルやスラグといった熔体が三相交流電極式円形電気炉100から排出されることにより、炉内105に占める熔体の容積が減少する。これを補うように、原料投入用投原管110から徐々に原料鉱石104が供給されるようにして、三相交流電極式円形電気炉100では連続的に熔融製錬が行われる。
原料投入用投原管詰まりが発生した場合には、三相交流電極式円形電気炉100から発生する熱で高温となる環境下において、点検孔等の限られた位置からの点検を行い、詰まりの発生した原料投入用投原管110の場所を見極めて、原料投入用投原管110において原料鉱石及び大型の塊状物の詰まりを除去するなどの解消措置が必要である。ここで、解消措置に適切な点検孔等がない場合には、例えば、炉内105への落下の恐れのある原料投入用投原管110の上部の原料鉱石ホッパー上で解消措置を行う必要があり、また、高温環境下である為、作業者に大きな負担を強いる。また、原料投入用投原管詰まりの検知及び見極めには作業者の熟練が必要である。
また、図4に示すように、原料投入用投原管110に詰まりが発生して原料投入用投原管110の直下の原料鉱石104の堆積層104aが減少すると、炉内105で原料鉱石に埋もれている電極101が、原料鉱石104の堆積層104aの反対側の原料鉱石104から図4中の矢印A方向の外力を受けて移動する。これにより、電極101と貫通孔106には、図示していないが、炉内105に電極101を通す貫通孔106から炉内105のガスが漏洩することを防ぐ目的のシール装置等の電極付帯設備の破損、また、付帯設備用冷却水配管からの水漏れ、シール装置を固定する為のレンガの破損、電極101が貫通孔106の近傍にある梁等に接触して発生するスパーク等、安全上及び生産効率上に影響を与える様々なトラブルが発生することがある。
例えば、特開2007−255877号公報(特許文献1)には、電極の変位を測定することにより、電極が周辺部と接触して発生するスパーク、電極折れ、電極脱落という重大な不具合につながる電極の傾きを検知する技術が公開されている。しかしながら、特許文献1に公開された技術は、電極が傾くことによって生じるトラブルを解消することが目的である。したがって、3本の電極と複数本の原料投入用投原管とを備えて連続操業を行う三相交流電極式円形電気炉におけるスパークトラブル以外の前記の原料投入用投原管詰まりトラブルといった操業日毎に発生するほど頻度の高い不具合や、詰まりの発生した原料投入用投原管を推定乃至は特定することが必要となる前記の問題点には、そのまま適用することは困難である。
特開2007−255877号公報
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まりの発生をより簡便に推測することが可能であり、更に、詰まりを起こした原料投入用投原管を推定することが可能な、三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定装置及び推定方法を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも電極と複数の原料投入用投原管とを備えた三相交流電極式円形電気炉の原料投入用投原管詰まりの発生推測するとともに、詰まりを起こした原料投入用投原管を推定する原料投入用投原管詰まり推定装置であって、電極までの距離の変位を測定する変位測定部と、変位測定部によって測定された結果に基づいて、原料投入用投原管詰まりの発生推測するとともに詰まりを起こした原料投入用投原管を推定する判定装置とを備えている。そして、変位測定部は、複数の変位センサを有している。更に、判定装置は、変位センサによって測定された結果に基づいて、電極の変位量及び変位方向を算出し、該変位量が閾値以上である場合、原料投入用投原管詰まりが発生したと推測し、閾値以上変位した電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定し、閾値以上変位した電極が複数あり、更に、各電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域が重複する重複候補領域を有する場合、該重複候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定し、閾値以上変位した電極が複数あるが、各電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域が重複する重複候補領域を有していない場合、各候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定する
本発明は、上述した三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定装置を用いて、少なくとも電極と複数の原料投入用投原管とを備えた三相交流電極式円形電気炉の原料投入用投原管詰まりの発生推測するとともに、詰まりを起こした原料投入用投原管を推定する原料投入用投原管詰まり推定方法であって、複数の変位センサが、電極までの距離の変位を測定し、判定装置が、複数の変位センサによって測定された結果に基づいて、電極の変位量及び変位方向を算出し、該変位量が閾値以上である場合、原料投入用投原管詰まりが発生したと推測し、該閾値以上変位した電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定し、閾値以上変位した電極が複数あり、更に、各電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域が重複する重複候補領域を有する場合、該重複候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定し、閾値以上変位した電極が複数あるが、各電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域が重複する重複候補領域を有していない場合、各候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定する
本発明の原料投入用投原管詰まり推定装置及び推定方法によれば、三相交流電極式円形電気炉の電極の変位を複数の変位センサにより測定する変位測定部と、変位測定部で測定された変位に基づいて三相交流電極式円形電気炉の原料投入用投原管詰まりの発生推測するとともに、詰まりが発生した原料投入用投原管を推定する判定装置とを備えることにより、原料投入用投原管詰まりの発生を早急に推測することができ、更に、詰まりが発生した原料投入用投原管を容易に推定することができる。
本発明を適用した原料投入用投原管詰まり推定装置の構成を示したブロック図である。 電極を支持する電極昇降装置を概念的に示した側面図である。 正常な電極と鉱石層の状況を概念的に示した断面図である。 原料投入用投原管詰まりが発生したときの電極と鉱石層の状況を概念的に示した断面図である。 電極及び原料投入用投原管の配置を概念的に示した平面図である。 電極、原料投入用投原管及び変位センサの配置を概念的に示した平面図である。 1つの電極が変位した場合の詰まりを起こした原料投入用投原管を特定する様子を概念的に示した平面図である。 複数の電極が変位し、重複領域を有する場合の詰まりを起こした原料投入用投原管を推定する様子を概念的に示した平面図である。 複数の電極が変位したが、重複領域を有さない場合の詰まりを起こした原料投入用投原管を特定する様子を概念的に示した平面図である。 三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まりの発生推測するとともに、詰まりの発生した原料投入用投原管を推定する手順を示したフローチャートである。
以下、本発明を適用した三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定装置及び推定方法について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、推定装置1は、三相交流電極式円形電気炉100の3本の電極101x,101y,101zの変位を測定する変位測定部10と、変位測定部10で測定された変位に基づいて三相交流電極式円形電気炉100の原料投入用投原管詰まりを推定する判定装置20と、判定装置20によって推定された結果を表示する表示部30と、判定装置20によって原料投入用投原管詰まりが推定されると警告音等を出力するスピーカ40とを備えている。
三相交流電極式円形電気炉100は、従来公知の三相交流電極式円形電気炉であり、例えば鉄鋼及び非鉄金属等の熔融製錬において原料鉱石の熔融処理に用いられるものである。三相交流電極式円形電気炉100は、図3及び図5に示すように、炉内105に原料鉱石104を供給する複数本の原料投入用投原管110a〜110kと、原料投入用投原管110から炉内105に供給された原料鉱石104を熔解する3本の電極101x,101y,101zとを備えている。なお、以下、単に、電極101x,101y,101zを電極101とも言い、原料投入用投原管110a〜110kを原料投入用投原管110とも言う。
三相交流電極式円形電気炉100は、原料鉱石104を原料投入用投原管110から炉内105に供給しつつ電極101から電力を供給し、炉内105に堆積された原料鉱石104を熔解して原料鉱石104の製錬操業を連続的に行う。また、三相交流電極式円形電気炉100には、例えば、3本の電極101x,101y,101zが、炉内105の中心付近に略等間隔に配置され、8本の原料投入用投原管110a,110b,110c,110d,110e,110f,110g,110hが、電極101x,101y,101zよりも炉内105の炉壁付近に略等間隔に配置され、3本の原料投入用投原管110i,110j,110kが、電極101x,101y,101zよりも炉内105の中心付近に略等間隔に配置されている。すなわち、ここでは三相交流電極式円形電気炉100は、3本の電極101x,101y,101zと、11本の原料投入用投原管110a〜110kとを有している。また、電極101x,101y,101zは、図2に示すように、電極昇降装置102によって吊持されており、高さを任意に変更することができる。なお、原料投入用投原管の数及び配置位置は、上述したものに限定されるものではなく、三相交流電極式円形電気炉100のサイズや原料鉱石104の性状に応じて適宜変更可能である。
変位測定部10は、図1に示すように、電極101xの変位を測定する第1の変位測定部10aと、電極101yの変位を測定する第2の変位測定部10bと、電極101zの変位を測定する第3の変位測定部10cとで構成されている。
第1乃至第3の変位測定部10a,10b,10cは、それぞれ複数個の変位センサ11を有している。変位センサ11は、例えば超音波式レベルセンサ及びレーザ式変位センサ等の非接触式変位センサや、絶縁処置を施した接触式変位センサ等で構成されている。また、変位センサ11は、例えば、図6に示すように、電極101と原料投入用投原管110との間に配置され、自身から電極101までの距離を測定して、判定装置20に出力する。
例えば、図1に示すように、第1の変位測定部10aは、電極101xと原料投入用投原管110e,110j,110kとの間にそれぞれ電極101xに測定面を向けて設置された変位センサ11xe,11xj,11xkを有する。変位センサ11xe,11xj,11xkは、それぞれ電極101xまでの距離を測定する。また、第2の変位測定部10bは、電極101yと原料投入用投原管110g,110h,110i,110kとの間にそれぞれ電極101yに測定面を向けて設置された変位センサ11yg,11yh,11yi,11ykを有する。変位センサ11yg,11yh,11yi,11ykは、それぞれ電極101yまでの距離を測定する。更に、第3の変位測定部10cは、電極101zと原料投入用投原管110b,110c,110i,110jとの間にそれぞれ電極101zに測定面を向けて設置された変位センサ11zb,11zc,11zi,11zjを有する。変位センサ11zb,11zc,11zi,11zjは、それぞれ電極101zまでの距離を測定する。なお、以下、第1乃至第3の変位測定部10a,10b,10cの変位センサを、単に、変位センサ11とも言う。
このような変位センサ11は、例えば、三相交流電極式円形電気炉100又は三相交流電極式円形電気炉100の周囲に固定された支持部材(不図示)によって支持されている。更に、変位センサ11は、図2に示すように、電極101とこの電極101よりも炉中心側の原料投入用投原管110との間に設置される場合、電極101を支持する電極昇降装置102よりも下方に設置される。その一方で、変位センサ11は、電極101とこの電極101よりも炉壁側の原料投入用投原管110との間に設置される場合、電極昇降装置102よりも上方に設置される。具体的に、第1の変位測定部10aの変位センサ11xj,11xk、第2の変位測定部10bの変位センサ11yi,11yk及び第3の変位測定部10cの変位センサ11zi,11zjは、電極昇降装置102よりも下方に設置され、第1の変位測定部10aの変位センサ11xe、第2の変位測定部10bの変位センサ11yg,11yh及び第3の変位測定部10cの変位センサ11zb,11zcは、電極昇降装置102よりも上方に設置されている。
なお、変位センサ11は、上述したように、電極101とこの電極101の直近3〜4本の原料投入用投原管110との間に設置することが好ましいが、これに限定されるものではなく、少なくとも、電極101とこの電極101の直近2本の原料投入用投原管110との間に設置すれば良い。更に、変位センサ11は、電極101とこの電極101よりも炉中心側の原料投入用投原管110との間に設置される場合、電極昇降装置102よりも上方に設置され、電極101とこの電極101よりも炉壁側の原料投入用投原管110との間に設置される場合、電極昇降装置102よりも下方に設置されるようにしても良い。更に、変位センサ11は、原料投入用投原管110に設置するようにしても良い。
判定装置20は、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション等で構成され、例えば、図1に示すように、本発明の後述する検出方法を実行するためのプログラムが記憶されているハードディスク21と、このプログラムを実行するCPU等からなる処理部22と、データを一時的に記憶するメモリ23とを有している。更に、ハードディスク21には、例えば、各電極101の製錬操業前の初期位置(初期座標)と、各変位センサ11の設置位置(設置座標)と、各原料投入用投原管110の設置位置(初期座標)と、製錬操業前の各変位センサ11から測定対象の電極101までの初期距離等の初期値が予め記憶されている。
そして、処理部22は、各変位センサ11から電極101までの距離が入力されると、予めハードディスク21に記憶されている初期値を読み出して、初期値と各変位センサ11から入力された電極101までの距離とに基づいて、各電極101の変位量及び変位方向を算出する。なお、初期値と各変位センサ11から電極101までの距離とに基づいて各電極101の変位量及び変位方向を算出する算出方法は、従来公知の技術であり、ここでは説明を省略する。
そして、処理部22は、電極101の変位量が所定の閾値以上であると判定した場合、原料投入用投原管詰まりが発生していると推測する。次いで、処理部22は、どの原料投入用投原管110に詰まりが発生しているのかを推定する。具体的に、処理部22は、閾値以上変位した電極101のその変位方向上の原料投入用投原管110に詰まりが発生していると推定する。より好ましくは、処理部22は、図7乃至図9に示すように、変位方向を基準として所定の角度φの範囲の候補領域24内にある原料投入用投原管110に詰まりが発生していると推定する。
より具体的には、処理部22は、閾値以上変位した電極101が1つである場合、その電極101の候補領域24内にある原料投入用投原管110に詰まりが発生していると推定する。
例えば、処理部22は、図7に示すように、電極101xが所定の閾値以上矢印B方向に変位した場合、変位方向Bに対して、例えば70度の角度の範囲の候補領域24a内、すなわち、矢印Bを中心に左右に35度ずつの角度の範囲の候補領域24a内にある原料投入用投原管110eに詰まりが発生していると推定する。なお、所定の角度φは、70度に限定されるものではなく、45度や90度等、適宜変更可能である。
また、処理部22は、閾値以上変位した電極101が複数ある場合、それらの電極101の候補領域24に重複する重複候補領域25があるか否かを判定し、重複候補領域25がある場合、その重複候補領域25内にある原料投入用投原管110に詰まりが発生していると推定する。
例えば、処理部22は、図8に示すように、電極101yが所定の閾値以上矢印C1方向に変位するとともに、電極101zが所定の閾値以上矢印C2方向に変位した場合、電極101yの第1の候補領域24bと電極101zの第2の候補領域24cとが重複する重複候補領域25内にある原料投入用投原管110e,110j,110kに同時に詰まりが発生していると推定する。
すなわち、第1の候補領域24b内には、原料投入用投原管110d,110e,110j,110kがあり、第2の候補領域24c内には、原料投入用投原管110e,110f,110j,110kがあるが、これら全ての原料投入用投原管110で詰まりが発生したと推定するのではなく、第1の候補領域24bと第2の候補領域24cとが重複する重複候補領域25内にある原料投入用投原管110e,110j,110kで同時に詰まりが発生したと推定し、第1の候補領域24b内にはあるが第2の候補領域24c内にはない原料投入用投原管110dと、第2の候補領域24c内にはあるが第1の候補領域24b内にはない原料投入用投原管110fは除外する。
更に、処理部22は、閾値以上変位した電極101が複数あるが、重複候補領域25がない場合、各電極101の候補領域24内にある原料投入用投原管110に詰まりが発生していると判定する。
例えば、処理部22は、図9に示すように、電極101xが所定の閾値以上矢印D1方向に変位するとともに、電極101yが所定の閾値以上矢印D2方向に変位した場合、電極101xの第1の候補領域24d内にある原料投入用投原管110eと、電極101yの第2の候補領域24e内にある原料投入用投原管110hとに同時に詰まりが発生したと判定する。
そして、処理部22は、上述したように原料投入用投原管詰まりが発生していると判定した場合、この結果を表示部30及びスピーカ40に出力する。
表示部30は、例えばCRTモニタ、液晶モニタ及びタッチパネル等の視覚表示装置等で構成されている。そして、表示部30は、判定装置20によって原料投入用投原管詰まりが発生していると判定された場合、判定装置20から入力された結果に基づいて、原料投入用投原管詰まりが発生していると推定された原料投入用投原管110に関連付けられた、名称、番号又は記号等の原料投入用投原管情報を表示する。なお、表示部30には、各電極101の変位量や、各変位センサ11によって測定された電極101までの距離を表示するようにしても良い。
スピーカ40は、判定装置20によって詰まりが発生していると判定された場合、警告音を出力する。なお、スピーカ40は、警告音とともに、又は、警告音に代えて、原料投入用投原管詰まりが発生していると特定された原料投入用投原管110の原料投入用投原管情報を音声で出力するようにしても良い。
次に、以上のような構成を有する推定装置1において、三相交流電極式円形電気炉100における原料投入用投原管詰まりの発生推測し、更に、詰まりの発生した原料投入用投原管を推定する一連の動作について図10を参照して説明する。
ステップS1において、各電極101の変位を測定する。具体的には、各変位センサ11は、鉱石の熔融処理が行われると、自身から対象の電極101までの距離を測定して、判定装置20に出力する。そして、判定装置20の処理部22は、各変位センサ11から電極101までの距離が入力されると、予めハードディスク21に記憶されている初期値を読み出して、初期値と各変位センサ11から入力された電極101までの距離とに基づいて、各電極101の変位量及び変位方向を算出する。
次いで、ステップS2において、処理部22は、原料投入用投原管詰まりが発生しているか否かを判定する。具体的には、処理部22は、各電極101の変位量が所定の閾値以上であると判定した場合、原料投入用投原管詰まりが発生していると推測する。なお、処理部22は、各電極101の変位量が所定の閾値以下であると判定した場合、原料投入用投原管詰まりが発生していないと推測し、ステップS1に戻り、各電極101の変位を測定する。
次いで、ステップS3において、処理部22は、詰まりが発生している原料投入用投原管110の推定を行う。具体的には、処理部22は、閾値以上変位した電極101のその変位方向を基準として70度の範囲内の候補領域24にある原料投入用投原管110に詰まりが発生していると推定する。
より具体的には、処理部22は、先ず、閾値以上変位した電極101が1つであるのか、複数であるのかを判定する。
そして、処理部22は、閾値以上変位した電極101が1つである場合、その電極101の候補領域24内にある原料投入用投原管110に詰まりが発生していると推定する。例えば、処理部22は、図7に示すように、電極101xだけが所定の閾値以上矢印B方向に変位した場合、電極101xの候補領域24a内にある原料投入用投原管110eに詰まりが発生していると推定する。
また、処理部22は、閾値以上変位した電極101が複数ある場合、次いで、これらの電極101の候補領域24に重複する重複候補領域25があるか否かを判定する。
そして、処理部22は、重複候補領域25がある場合、その重複候補領域25内にある原料投入用投原管110に詰まりが発生していると推定する。例えば、処理部22は、図8に示すように、電極101yが所定の閾値以上矢印C1方向に変位するとともに、電極101zが所定の閾値以上矢印C2方向に変位した場合、電極101yの第1の候補領域24bと電極101zの第2の候補領域24cとが重複する重複候補領域25内にある原料投入用投原管110e,110j,110kに同時に詰まりが発生していると推定する。
更に、処理部22は、重複候補領域25がない場合、それぞれの候補領域24内にある原料投入用投原管110に詰まりが発生していると推定する。例えば、処理部22は、図9に示すように、電極101xが所定の閾値以上矢印D1方向に変位するとともに、電極101yが所定の閾値以上矢印D2方向に変位した場合、電極101xの候補領域24d内にある原料投入用投原管110eと電極101yの候補領域24e内にある原料投入用投原管110hとに同時に詰まりが発生していると推定する。
次いで、ステップS4において、ステップS3の結果を出力する。具体的には、処理部22は、原料投入用投原管詰まりが発生していると推定した原料投入用投原管110に関連付けられた、名称、番号又は記号等の原料投入用投原管情報を、表示部30及びスピーカ40に出力する。すると、表示部30は、この原料投入用投原管情報を表示し、スピーカ40は、警告音とともに、原料投入用投原管情報を音声で出力する。
以上のように、本発明の推定装置1及び推定方法は、三相交流電極式円形電気炉100の3本の電極101x,101y,101zの変位を測定する変位測定部10と、変位測定部10で測定された変位に基づいて三相交流電極式円形電気炉100の原料投入用投原管詰まりを推測するとともに、詰まりの発生した原料投入用投原管110を推定する判定装置20とを備えることにより、原料投入用投原管詰まりの発生を早急に推測することができ、更に、詰まりの発生した原料投入用投原管110を容易に推定することができる。
推定装置、10 変位測定部、11 変位センサ、20 判定装置、21 ハードディスク、22 処理部、23 メモリ、24 候補領域、25 重複候補領域、30 表示部、40 スピーカ、100 三相交流電極式円形電気炉、101 電極、102 電極昇降装置、103 熔体層、104 原料鉱石、104a 堆積層、105 炉内、106 貫通孔、110 原料投入用投原管

Claims (8)

  1. 少なくとも電極と複数の原料投入用投原管とを備えた三相交流電極式円形電気炉の原料投入用投原管詰まりの発生推測するとともに、詰まりを起こした原料投入用投原管を推定する原料投入用投原管詰まり推定装置において、
    上記電極までの距離の変位を測定する変位測定部と、
    上記変位測定部によって測定された結果に基づいて、原料投入用投原管詰まりの発生推測するとともに詰まりを起こした原料投入用投原管を推定する判定装置とを備え、
    上記変位測定部は、複数の変位センサを有し、
    上記判定装置は、上記複数の変位センサによって測定された結果に基づいて、上記電極の変位量及び変位方向を算出し、該変位量が閾値以上である場合、原料投入用投原管詰まりが発生したと推測し、該閾値以上変位した電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定し、閾値以上変位した電極が複数あり、更に、各電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域が重複する重複候補領域を有する場合、該重複候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定し、閾値以上変位した電極が複数あるが、各電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域が重複する重複候補領域を有していない場合、各候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定することを特徴とする三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定装置。
  2. 上記変位センサは、上記電極と上記原料投入用投原管との間に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定装置。
  3. 上記変位センサは、上記電極と該電極から少なくとも直近2本の原料投入用投原管との間に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定装置。
  4. 上記変位センサは、非接触式センサ又は接触式センサであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定知装置。
  5. 上記変位センサによって測定された結果を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定装置。
  6. 上記判定装置によって上記原料投入用投原管詰まりが発生したと推測した場合、上記原料投入用投原管詰まりが発生していると推定された原料投入用投原管に関する原料投入用投原管情報を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定装置。
  7. 上記判定装置によって上記原料投入用投原管詰まりが発生したと推測した場合、警告音及び/又は上記原料投入用投原管詰まりが発生していると推定された原料投入用投原管に関する原料投入用投原管情報を出力するスピーカを更に備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まりの推定装置。
  8. 請求項1〜の何れか1項に記載の三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定装置を用いて、少なくとも電極と複数の原料投入用投原管とを備えた三相交流電極式円形電気炉の原料投入用投原管詰まりの発生推測するとともに、詰まりを起こした原料投入用投原管を推定する推定方法において、
    複数の変位センサが、上記電極までの距離の変位を測定し、
    判定装置が、上記複数の変位センサによって測定された結果に基づいて、上記電極の変位量及び変位方向を算出し、該変位量が閾値以上である場合、原料投入用投原管詰まりが発生したと推測し、該閾値以上変位した電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定し、閾値以上変位した電極が複数あり、更に、各電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域が重複する重複候補領域を有する場合、該重複候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定し、閾値以上変位した電極が複数あるが、各電極の変位方向を基準として所定の角度の範囲内の候補領域が重複する重複候補領域を有していない場合、各候補領域にある原料投入用投原管に詰まりが発生していると推定することを特徴とする三相交流電極式円形電気炉における原料投入用投原管詰まり推定方法。
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