JP6904202B2 - キルンベコ発生検知システム及びキルンベコ発生検知方法 - Google Patents
キルンベコ発生検知システム及びキルンベコ発生検知方法 Download PDFInfo
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Description
本実施の形態に係るキルンベコ発生検知システムは、ロータリーキルンの内壁における付着物(ベコ)の発生を検知するシステムである。
サーモカメラ部11は、撮像対象であるロータリーキルン2の外表面から放射される赤外線を分析して温度を測定する。サーモカメラ部11は、公知の赤外線サーモグラフィにより構成することができ、キルン2の外表面の温度を熱分布として認識可能にする。
計測部12は、サーモカメラ部11と電気的に接続されており、サーモカメラ部11により測定された、キルン外表面2SのそれぞれのエリアA1〜A10内での測定温度情報を受信し、その測定温度情報に基づいてエリアA1〜A10ごとにおいての最低温度を経時的に計測する。
制御部13は、計測部12と電気的に接続されており、計測部12により複数のエリアA1〜A10のそれぞれにおいて経時的に計測された最低温度に関する情報を常時受信し、その最低温度の値に基づいてロータリーキルン2内のベコの発生を判定する。具体的には、複数のエリアA1〜A10のそれぞれにおいて経時的に計測された最低温度に基づいて、所定の隣り合うエリア同士での最低温度の差分を常時算出し、その差分の温度値が所定の設定値以上であるか否かを判定する。
警報部14は、制御部13での判定結果に基づいてベコの発生を報知する。すなわち、警報部14は、制御部13において所定の隣り合うエリア同士の最低温度の差分の温度値が設定値以上であると判定したとき、その判定情報を受信して、ロータリーキルン2においてベコが発生していることを報知する。
表示部15は、例えばモニター等により構成され、種々の情報を電子的に明示する。
次に、上述したキルンベコ発生検知システム1を用いたベコ発生検知の方法の具体例を示してキルンベコ発生検知方法について説明する。
2 ロータリーキルン
2S キルン外表面
2F 炉前
2R 炉尻
11 サーモカメラ部
12 計測部
13 制御部
14 警報部
15 表示部
Claims (9)
- ロータリーキルンの内壁における付着物(ベコ)の発生を検知するキルンベコ発生検知システムであって、
前記ロータリーキルンを軸方向に沿って所定の長さの連続する複数のエリアに分け、該エリアごとに該エリア内のキルン外表面の温度を経時的に測定するサーモカメラ部と、
前記サーモカメラ部により測定された前記エリア内におけるキルン外表面の最低温度を経時的に計測する計測部と、
前記計測部により前記複数のエリアのそれぞれにおいて経時的に計測された最低温度に基づき、隣り合うエリア同士の該最低温度の差分を算出し、該差分の温度値が所定の設定値以上であるか否かを判定する制御部と、を備える
キルンベコ発生検知システム。 - 前記制御部は、前記最低温度の差分の温度値が所定の設定値以上であると判定した場合、該最低温度を示す2つのエリアのうちの最低温度が低いエリアにおいてベコが発生していると判断する
請求項1に記載のキルンベコ発生検知システム。 - 前記制御部は、前記最低温度の差分の温度値が所定の設定値以上であると判定した場合、該差分の温度値が所定の設定値以上となった時点をベコが発生し始めた時点であると判断する
請求項1又は2に記載のキルンベコ発生検知システム。 - 前記制御部での判定結果に基づいてベコの発生を報知する警報部をさらに備える
請求項1乃至3のいずれかに記載のキルンベコ発生検知システム。 - 前記計測部にて計測した前記エリアにおけるキルン外表面の最低温度を経時的に表示する表示部をさらに備える
請求項1乃至4のいずれかに記載のキルンベコ発生検知システム。 - 前記表示部はさらに、前記制御部にて算出した、前記最低温度の差分の温度値を経時的に表示する
請求項5に記載のキルンベコ発生検知システム。 - 前記複数のエリアは、前記ロータリーキルンの炉前側の所定箇所から炉尻側に向かって、軸方向に2mの長さで連続して設定されている
請求項1乃至6のいずれかに記載のキルンベコ発生検知システム。 - 前記差分の温度値に関する前記所定の設定値は35度である
請求項1乃至7のいずれかに記載のキルンベコ発生検知システム。 - ロータリーキルンの内壁における付着物(ベコ)の発生を検知するキルンベコ発生検知方法であって、
前記ロータリーキルンを軸方向に沿って所定の長さの連続する複数のエリアに分け、該複数のエリアごとに該エリア内のキルン外表面の温度を測定し、
測定された前記エリア内におけるキルン外表面の最低温度を経時的に計測し、
前記複数のエリアのそれぞれにおいて経時的に計測された最低温度に基づき、隣り合うエリア同士の該最低温度の差分を算出し、該差分の温度値が所定の設定値以上であるか否かを判定する
キルンベコ発生検知方法。
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