JP5957308B2 - スイッチング電源 - Google Patents

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本発明は、交流電圧が入力される一対の電源ラインに重畳するコモンモードノイズやノーマルモードノイズ等を除去するフィルタ回路を備えたスイッチング電源に関するものであり、より詳細には、前記電源ラインへの交流電圧の入力が遮断された際に、前記フィルタ回路が備えるフィルタコンデンサの蓄積電荷を放電させる放電抵抗を備えたスイッチング電源に関するものである。
スイッチング電源は、一般に、所定のEMI規格の要求を満足するため、交流電源から交流電圧が入力される一対の電源ラインに重畳するコモンモードノイズやノーマルモードノイズ等を除去するためのフィルタ回路を備えている。このフィルタ回路は、前記電源ライン間に前記ノイズを除去するためのフィルタコンデンサを設けている。
かかるスイッチング電源では、該スイッチング電源に付属のACコンセントが前記交流電源の電源タップから引き抜かれて、前記電源ラインへの交流電圧の入力が遮断されると、フィルタコンデンサの残存電荷を可及的速やかに放電させることが、電子機器に対しての世界標準の安全規格の1つとして、適用されるUL(Underwriters Laboratories)規格(以下、単に安全規格という)上、要求されており、そのため、前記フィルタコンデンサの蓄積電荷を放電させるための放電抵抗を備える。
図5を参照して、このような放電抵抗を備えた従来のスイッチング電源の概略構成を説明すると、スイッチング電源1は、商用の交流電源の電源タップに挿抜されるACコンセント2を備える。ACコンセント2が電源タップに差し込まれると、交流電源の交流電圧が一対の電源ライン3,4に入力される。フィルタ回路5は、交流電圧が入力される前記電源ライン3,4に重畳するコモンモードノイズやノーマルモードノイズ等を除去する回路であり、フィルタコイルL1,L2とフィルタコンデンサC1,C2とを具備する。フィルタコイルL1,L2は電源ライン3,4に直列に接続され、フィルタコンデンサC1は、フィルタコイルL1,L2の前段側の電源ライン3,4間に、また、フィルタコンデンサC2は、フィルタコイルL1,L2の後段側の電源ライン3,4間にそれぞれ接続される。そして、フィルタコンデンサC2には並列に放電抵抗Rが接続されている。
放電抵抗Rは、電源ライン3,4上、フィルタコンデンサC1,C2に並列に接続されており、交流電源の電源タップからACコンセント2が引き抜かれて、電源ライン3,4に対しての交流電圧の入力が遮断されると、フィルタコンデンサC1,C2の蓄積電荷を速やかに放電する。
なお、当該スイッチング電源1は、フィルタ回路5の後段側に、他の回路として、一次側整流平滑回路6、DC/ACコンバータ7および二次側整流平滑回路8を備えている。
以上の構成を備えたスイッチング電源1において、ACコンセント2が交流電源の電源タップから引き抜かれたときに、放電抵抗Rにより、フィルタ回路5のフィルタコンデンサC1,C2の蓄積電荷を速やかに放電させるのは、前記安全規格の要求を満たすためである。
一方、電源ライン3,4間の距離も、前記安全規格によれば、所定以上の絶縁距離を確保することが要求される。そのため、放電抵抗Rとして例えば2012(2mm×1.2mm)サイズといったサイズが比較的小さいチップ抵抗を用いる場合、複数の直列に接続したチップ抵抗で放電抵抗Rを構成し、電源ライン3,4間を接続して前記絶縁距離を確保することが行われる。また、チップ抵抗それ自体も、前記安全規格の認定を受けた認定部品を用いることが要求される。
特開2011−211283号公報
しかしながら、従来のスイッチング電源では、放電抵抗をチップ抵抗で構成すると、絶縁距離の長さによっては、チップ抵抗の必要個数が大幅に増加し、その結果、部品の購入コストが極端に嵩むこととなり、また、チップ抵抗も前記安全規格の認定を受けた部品のみを使用する必要があることから、当該装置の製造工程で、チップ抵抗が前記安全規格上の認定を受けたチップ抵抗であるかの確認を行う必要があり、チップ抵抗の製造上の管理を余分に行う必要が生じるなど、製造コストが嵩む、といった課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、前記した放電抵抗に対して交流電圧が入力される電源ライン間の絶縁距離に関する安全規格上の考慮とか、放電抵抗に対しての安全規格上の認定などを不要にすることで、上述の課題を解消したスイッチング電源を提供することを目的とする。
本発明に係るスイッチング電源は、交流電圧が入力される一対の電源ライン間に接続されたフィルタコンデンサを少なくとも含み、前記電源ラインに重畳するノイズを除去するフィルタ回路と、前記交流電圧を整流したのち平滑して直流電圧を生成する一次側整流平滑回路と、制御回路を含み、前記制御回路の制御により、前記一次側整流平滑回路からの直流電圧を交流電圧または別の直流電圧に変換する電圧変換回路と、前記電源ラインから前記電圧変換回路内の前記制御回路に起動電流を供給する起動電流供給回路と、前記フィルタコンデンサの蓄積電荷を放電する放電抵抗と、を備え、前記起動電流供給回路は、前記フィルタ回路の出力側と前記一次側整流平滑回路の入力側との間の一対の電源ラインの一方と他方にそれぞれアノードが接続されかつ互いのカソードが共通に接続された第1および第2ダイオードを少なくとも含み、前記交流電圧の入力時に前記両電源ラインから前記第1および第2ダイオードを経由して前記制御回路に起動電流を供給するように構成され、前記一対の電源ラインの一方と他方にそれぞれにカソードが接続される一方、そのアノードが共通に接続された第3および第4ダイオードとをさらに備え、前記放電抵抗は、その一端側が前記起動電流供給回路の前記第1および第2ダイオードの共通接続されたカソード側に、また、その他端側が前記第3および第4ダイオードの共通に接続されたアノードに接続され、前記交流電圧の入力遮断時に、前記第1ダイオード、前記放電抵抗および前記第4ダイオードを通る放電経路または前記第2ダイオード、前記放電抵抗および前記第3ダイオードを通る放電経路を介して前記フィルタコンデンサの蓄積電荷を放電することを特徴とする。
前記フィルタ回路は、少なくとも1つのフィルタコンデンサを具備し、当該フィルタコンデンサは前記一対の電源ライン間に接続されたフィルタ回路を含む。
前記フィルタ回路は、複数のフィルタコンデンサを具備し、これら複数のフィルタコンデンサは直列に接続されて前記一対の電源ライン間に接続されたフィルタ回路を含む。
本発明によれば、ACコンセントが電源タップから引き抜かれて、電源ラインへの交流電圧の入力が遮断されると、フィルタ回路のフィルタコンデンサに電荷が蓄積された状態にある。そして、その蓄積電荷は、フィルタコンデンサの両電極のうち、その蓄積電荷によりプラス側電圧側に充電されている電極に応じて、起動電流供給回路内の第1、第2ダイオードのうちの一方、放電抵抗、および第3、第4ダイオードのうちの一方により形成される放電経路か、または第1、第2ダイオードのうちの他方、放電抵抗、および第3、第4ダイオードのうちの他方により形成される放電経路を経由して放電することができる。
好ましくは、前記一次側整流平滑回路は、前記交流電圧を全波整流する全波整流回路を含み、前記第3および第4ダイオードは、前記全波整流回路内でフルブリッジ接続された4つの整流ダイオードのうち、整流出力の接地側として接地ラインにアノードが共通に接続された2つの整流ダイオードで構成し、前記両整流ダイオードの共通に接続したアノードを前記放電抵抗の他端側に接続する。
好ましくは、前記フィルタ回路は、前記一対の電源ライン間で互いに直列接続されかつ互いの共通接続部が接地された少なくとも2つのフィルタコンデンサを含む。
好ましくは、前記フィルタ回路は、さらに、前記両電源ラインそれぞれに直列に挿入接続され、かつ、互いに磁気結合する2つのフィルタコイルを含む。
なお、前記電圧変換回路は、コンバータトランスとスイッチング素子とを備え、前記直流電圧を交流電圧に変換するDC/ACコンバータであってもよいし、当該DC/ACコンバータとその後段側に接続される二次側整流平滑回路とを含めて前記直流電圧を別の直流電圧に変換するDC/DCコンバータであってもよい。したがって前記制御回路は、前記DC/ACコンバータ内の制御回路と称してもよいし、前記DC/DCコンバータ内の制御回路と称してもよい。
本発明によれば、放電抵抗が、交流電圧が入力される電源ライン間ではなく、その一端側が起動電流供給回路の両ダイオードの共通接続されたカソード側に、また、その他端側が第3および第4ダイオードの共通に接続されたアノードに接続されているので、放電抵抗の接続位置に対して、安全規格上要求される電源ライン間の絶縁距離を考慮する必要がなくなり、また、安全規格の認定を受ける必要もなくなり、放電抵抗を例えばチップ抵抗で構成しても、必要とするチップ抵抗の個数を削減することが可能となる。その結果、本発明によれば、放電抵抗をチップ抵抗で構成しても、そのチップ抵抗の必要個数を従来よりも大幅に削減してその購入のコストを低減できると共に、製造上の部品管理の負担も軽減されるなど、製造上のコストを格段に低減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。 図2は、フィルタ回路の他の例を示す図である。 図3は、フィルタ回路のさらに他の例を示す図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係るスイッチング電源の要部の回路図である。 図5は、従来例に係るスイッチング電源の回路図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係るスイッチング電源を説明する。図1は、本発明の実施形態に係るスイッチング電源の回路図である。本実施形態のスイッチング電源は、一例として、フライバック方式であるが、フォワード方式、プッシュプル方式、ハーフブリッジ方式、フルブリッジ方式、等の各種スイッチング電源に適用することができる。
同図を参照して、実施の形態のスイッチング電源1Aは、図4のそれと同様に、商用電源等の交流電源の電源タップに挿抜されるACコンセント2を具備する。ACコンセント2から電源ライン3,4に前記交流電源からの交流電圧が入力する。この電源ライン3,4には、当該電源ライン3,4に重畳するノイズを除去するためのフィルタ回路5が設けられている。フィルタ回路5の後段側には、順次、一次側整流平滑回路6、DC/ACコンバータ7、および二次側整流平滑回路8が設けられると共に、さらに、フィルタ回路5の出力側と一次側整流平滑回路6の入力側との間に、DC/ACコンバータ7内の制御回路7aに起動電流を供給する起動電流供給回路9が設けられる。
フィルタ回路5は、電源ライン3,4にそれぞれ直列に接続され互いに磁気結合するフィルタコイルL1,L2と、フィルタコイルL1,L2の前段側で電源ライン3,4間に接続されているフィルタコンデンサC1と、フィルタコイルL1,L2の後段側で電源ライン3,4間に接続されているフィルタコンデンサC2とを具備する。そして、実施形態では、フィルタコンデンサC2に対して放電抵抗Rが並列接続されていない。
一次側整流平滑回路6は、ダイオードD3−D6のフルブリッジ接続からなる全波整流回路6aと、平滑コンデンサC3と、を備え、フィルタ回路5を介する電源ライン3,4間の交流電圧を整流平滑して直流電圧を生成する。
全波整流回路6aは、4つのフルブリッジ接続した整流ダイオードD3−D6を含む。そして、整流ダイオードD3のカソードと整流ダイオードD5のアノードとの共通接続部は、交流電圧の入力側として一方の電源ライン3に接続される。整流ダイオードD4のカソードと整流ダイオードD6のアノードとの共通接続部もまた、交流電圧の入力側として、他方の電源ライン4に接続される。整流ダイオードD5のカソードと整流ダイオードD6のカソードとの共通接続部は整流出力の高電位側として、整流出力ライン10に接続され、整流ダイオードD3のアノードと整流ダイオードD4のアノードとの共通接続部は、整流出力の接地側として、接地ライン11に接続される。
DC/ACコンバータ7は、一次側整流平滑回路6からの直流電圧を交流電圧に変換する電圧変換回路として、主に、コンバータトランスT1、制御ICからなる制御回路7a、MOSFETからなるスイッチング素子Q1、電源供給回路7b、フィードバック回路7cを具備する。コンバータトランスT1は、一次側巻線L3、二次側巻線L4、補助巻線L5を備える。一次側巻線L3の一端側は、一次側整流平滑回路6の整流出力高電位側となる整流出力ライン10に接続され、他端側はスイッチング素子Q1のドレインに接続される。スイッチング素子Q1は、そのゲートに、制御回路7aの制御信号が周期的に印加され、周期的にオンオフ駆動される。電源供給回路7bは、整流ダイオードD8および平滑コンデンサC5を含み、コンバータトランスT1の補助巻線L5の両端に誘起された電圧を整流平滑して直流電圧とし、その直流電圧を制御回路7aにそれの作動電圧として供給する。フィードバック回路7cは、二次側整流平滑回路8の出力電圧を当該スイッチング電源の出力電圧として制御回路7aにフィードバックするものであり、制御回路7aは、このフィードバックされた出力電圧に基づいて、スイッチング素子Q1のオンオフ周期を制御し、前記出力電圧を一定の電圧に安定化制御する。
起動電流供給回路9は、ダイオードD1,D2と、直列に接続された抵抗R1,R2を備え、ダイオードD1のアノードは、一方の電源ライン3に接続され、ダイオードD2のアノードは、他方の電源ライン4に接続され、両ダイオードD1,D2のカソードは共通に接続される。そして両ダイオードD1,D2の共通に接続されたカソードは、直列に接続された抵抗R1,R2を介して、DC/ACコンバータ7内の制御回路7aの起動電流流入部に接続される。これにより、起動電流供給回路9は、電源起動時に、DC/ACコンバータ7内の制御回路7aに起動電流を流し込む。制御回路7aは起動電流供給回路9からの起動電流の流入により起動する。なお、両ダイオードD1,D2の共通に接続されたカソードは、前記抵抗R1,R2により制御回路7aの起動電流流入部に接続される。
本実施形態では、起動電流供給回路9内のダイオードD1,D2の共通接続されたカソードに放電抵抗Rの一端側を接続すると共に、放電抵抗Rの他端側を接地ライン11に接続したことを特徴とする。この接地ライン11は、一次側整流平滑回路6の全波整流回路6aにおいて、その整流出力の接地側である整流ダイオードD3,D4の共通に接続されたアノードに接続されている。
動作を説明すると、スイッチング電源1Aが作動していると、フィルタ回路5のフィルタコンデンサC1,C2には電荷が充放電する。そして、前記作動中において、当該スイッチング電源1AのACコンセント2が図示略の交流電源の電源タップから引き抜かれると、スイッチング電源1A内の電源ライン3,4への交流電圧の入力が遮断される。前記交流電圧の入力が遮断された際、フィルタ回路5内のフィルタコンデンサC1,C2には電荷が蓄積された状態となっている。
そして、前記遮断時に、フィルタコンデンサC1,C2の両電極のうち、一方の電源ライン3に接続されている極側がプラス電圧側となって電荷が蓄積されていると、起動電流供給回路9のダイオードD1が導通状態に、また、ダイオードD2が非導通状態となる。そして、ダイオードD1が導通状態で、ダイオードD2が非導通状態となると、矢印a1〜d1で示す放電経路、すなわち、フィルタコンデンサC1,C2、ダイオードD1、放電抵抗R、全波整流回路6a内の整流ダイオードD4を経由してフィルタコンデンサC1,C2の蓄積電荷が放電される第1放電経路が構成されて、フィルタコンデンサC1,C2の蓄積電荷が放電される。
また、前記遮断時に、フィルタコンデンサC1,C2の両電極のうち、他方の電源ライン4に接続されている極側がプラス電圧側となって電荷が蓄積されていると、起動電流供給回路9のダイオードD2が導通状態に、また、ダイオードD1が非導通状態となる。そして、ダイオードD1が非導通状態で、ダイオードD2が導通状態となると、矢印a2〜e2で示す放電経路、すなわち、フィルタコンデンサC1,C2、ダイオードD2、放電抵抗R、全波整流回路6a内の整流ダイオードD3を経由してフィルタコンデンサC1,C2の蓄積電荷が放電される第2放電経路が構成されて、フィルタコンデンサC1,C2の蓄積電荷が放電される。
このように、この実施形態では、ダイオードD1、D2、整流ダイオードD3およびD4がそれぞれ本発明の「第1ダイオード」、「第2ダイオード」、「第3ダイオード」および「第4ダイオード」に相当する。
以上により、本実施形態によれば、放電抵抗Rが、交流電圧が入力される電源ライン3,4間ではなく、起動電流供給回路9内のダイオードD1,D2の共通接続されたカソード側と接地ライン11との間に挿入されているので、放電抵抗Rに対しては、安全規格上要求される電源ライン3,4間の絶縁距離を考慮する必要がなく、また、安全規格の認定を受ける必要もなくなる結果、放電抵抗Rを例えばチップ抵抗で構成しても、必要とするチップ抵抗の個数を従来よりも削減することが可能となり、また、安全規格の認定を受ける必要もなくなる。
結果、本実施形態によれば、放電抵抗Rをチップ抵抗で構成しても、そのチップ抵抗の必要個数を従来よりも大幅に削減してその購入のコストを低減できると共に、製造上の部品管理等の負担も軽減されるなど、製造上のコストを格段に低減することができる。
また、本実施形態によれば、全波整流回路の整流ダイオードD4、D5を介して放電経路を構成しているので、新たにダイオードを追加する必要がない。
なお、上記実施形態のフィルタ回路5は、図2で示すように、フィルタコンデンサC7をアクロス・ライン・コンデンサとして電源ライン3,4間に接続したのみで構成してもよく、また、図3で示すように、フィルタコンデンサC8をアクロス・ライン・コンデンサとして電源ライン3,4間に接続すると共に、直列に接続した2つのフィルタコンデンサC9,C10をライン・バイパス・コンデンサとして電源ライン3,4間に接続し、それらフィルタコンデンサC9,C10の共通接続部を接地した構成としてもよい。
なお、上記実施形態では、一次側整流平滑回路6内の全波整流回路6aにおける整流ダイオードD4を前記第1放電経路を構成するダイオードに、また、整流ダイオードD3を前記第2放電経路を構成するダイオードに用いたが、これら整流ダイオードD4,D3を使用するのではなく、図4で示すように、別の2つのダイオードD9,D10それぞれのアノードを共通に接続し、この共通に接続したアノードに放電抵抗Rの一端側を接続する。そして、ダイオードD9,D10それぞれのカソードを電源ライン3,4の一方と他方にそれぞれ個別に接続した構成としてもよい。これにより、前記第1放電経路は、図中矢印a3−c3で示すように、フィルタコンデンサC1,C2、ダイオードD1、放電抵抗R、ダイオードD10により、前記第2放電経路は、図中矢印a4−c4で示すように、フィルタコンデンサC1,C2、ダイオードD2、放電抵抗R、ダイオードD9で構成することができる。この構成によれば、一次側整流回路が全波整流回路でない場合でも適用できる。
このように、この実施形態では、ダイオードD1、D2、D9およびD10がそれぞれ本発明の「第1ダイオード」、「第2ダイオード」、「第3ダイオード」および「第4ダイオード」に相当する。
1A スイッチング電源
2 ACコンセント
3,4 電源ライン
5 フィルタ回路
6 一次側整流平滑回路
7 DC/ACコンバータ
7a 制御回路
7b 電源供給回路
7c フィードバック回路
8 二次側整流平滑回路
9 起動電流供給回路
10 整流出力ライン
11 接地ライン

Claims (4)

  1. 交流電圧が入力される一対の電源ライン間に接続されたフィルタコンデンサを少なくとも含み、前記電源ラインに重畳するノイズを除去するフィルタ回路と、
    前記交流電圧を整流したのち平滑して直流電圧を生成する一次側整流平滑回路と、
    制御回路を含み、前記制御回路の制御により、前記一次側整流平滑回路からの直流電圧を交流電圧または別の直流電圧に変換する電圧変換回路と、
    前記電源ラインから前記電圧変換回路内の前記制御回路に起動電流を供給する起動電流供給回路と、
    前記フィルタコンデンサの蓄積電荷を放電する放電抵抗と、
    を備え、
    前記起動電流供給回路は、前記フィルタ回路の出力側と前記一次側整流平滑回路の入力側との間の一対の電源ラインの一方と他方にそれぞれアノードが接続されかつ互いのカソードが共通に接続された第1および第2ダイオードを少なくとも含み、前記交流電圧の入力時に前記両電源ラインから前記第1および第2ダイオードを経由して前記制御回路に起動電流を供給するように構成され、
    前記一対の電源ラインの一方と他方にそれぞれにカソードが接続される一方、そのアノードが共通に接続された第3および第4ダイオードとをさらに備え、
    前記放電抵抗は、その一端側が前記起動電流供給回路の前記第1および第2ダイオードの共通接続されたカソード側に、また、その他端側が前記第3および第4ダイオードの共通に接続されたアノードに接続され、
    前記交流電圧の入力遮断時に、前記第1ダイオード、前記放電抵抗および前記第4ダイオードを通る放電経路または前記第2ダイオード、前記放電抵抗および前記第3ダイオードを通る放電経路を介して前記フィルタコンデンサの蓄積電荷を放電することを特徴とするスイッチング電源。
  2. 前記一次側整流平滑回路は、前記交流電圧を全波整流する全波整流回路を含み、
    前記第3および第4ダイオードは、前記全波整流回路内でフルブリッジ接続された4つの整流ダイオードのうち、整流出力の接地側として接地ラインにアノードが共通に接続された2つの整流ダイオードで構成し、前記両整流ダイオードの共通に接続したアノードを前記放電抵抗の他端側に接続した、請求項1に記載のスイッチング電源。
  3. 前記フィルタ回路は、前記一対の電源ライン間で互いに直列に接続されかつ互いの共通接続部が接地された少なくとも2つのフィルタコンデンサを含む請求項1または2に記載のスイッチング電源。
  4. 前記フィルタ回路は、さらに、前記両電源ラインそれぞれに直列に挿入接続され、かつ、互いに磁気結合する2つのフィルタコイルを含む請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチング電源。
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