JP5956786B2 - 吸音パネル並びに吸音方法及び音響改善方法 - Google Patents
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(2)見掛け密度が0.05〜0.5g/cm3である
(3)厚み方向の断面において、厚み方向に三等分した各々の領域における繊維接着率がいずれも3〜85%であり、かつ各領域における繊維接着率の最大値に対する最小値の割合が50%以上である
(4)少なくとも一方向における最大曲げ応力が0.05MPa以上であり、最大曲げ応力を示す曲げ量に対して1.5倍の曲げ量における曲げ応力が、最大曲げ応力に対して1/5以上である。
有孔板材は、繊維系吸音層と積層されており(接触して組み合わされており)、音波を吸音層に入射させるための開口部と音波を反射させるための非開口部とを備えることにより、開口部から吸音層に入射した音波が、反対面の剛壁などにより反射して吸音層から漏洩するのを非開口部によって封じ込めることができる(隠蔽作用によって抑制できる)ためか、従来の繊維系吸音層を備えた吸音パネルでは吸音が困難な低周波域の音波に対する吸音性を向上できる。
本発明では、繊維系吸音層の他方の面に板状ハニカム構造体を積層することにより吸音性を向上でき、特に、吸音パネルを壁などに対して隙間を設けて配設することなどにより空間層を設けなくても、吸音性を向上できる。ハニカム構造体としては、セル構造による空間を有する構造体であれば特に制限されず、通常、複数の又は連続した薄片状又は細幅状シートにより、互いに独立した複数のセルが網目状又は格子状に形成された板状(又はシート状)構造体である。
繊維系吸音層(第1の繊維系吸音層)は、吸音機能を発現する繊維構造を有していればよく、慣用の吸音材、例えば、合成繊維(ポリオレフィン系繊維、アクリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、塩化ビニル系繊維、スチレン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリカーボネート系繊維、ポリウレタン系繊維、又はこれらの繊維を含む複合繊維など)で形成された繊維状吸音材(織編物、不織布などで形成された繊維状構造体)や、無機繊維(ガラス繊維や炭素繊維など)で形成された繊維状吸音材などであってもよいが、吸音性と軽量性と形態保持性とを両立できる点から、湿熱接着性繊維を含み、この湿熱接着性繊維の融着により繊維が固定された不織繊維構造体が好ましい。
このような不織繊維構造体は、前記湿熱接着性繊維を含むウェブに高温(過熱又は加熱)水蒸気を作用させて、湿熱接着性繊維の融点以下の温度で接着作用を発現し、繊維同士を部分的に接着させることにより得られる。この不織繊維構造体は、繊維構造に特有の高い吸音断熱性、衝撃吸収性を有するとともに、不織繊維構造を構成する繊維の配列と、この繊維同士の接着状態を調整することにより、通常の不織布では得られない曲げ挙動と軽量性とを両立し、さらに折れ難く、形態保持性も確保している。そのため、壁掛けや間仕切りとして使用するのに適している。特に、高い剛性を有しているため、従来のパネルのように、木枠などの固定部材が不要であり、軽量性及び経済性を向上できる。
不織繊維構造体(成形体)は、前記繊維で構成されたウェブから得られる不織繊維構造を有しており、その形状はシート状又は板状である。平面形状は特に限定されず、用途に応じて選択でき、断面円形又は楕円形状、各種の多角形状などであってもよいが、通常、正方形や長方形などの四角形状である。
不織繊維構造体の製造方法では、まず、前記湿熱接着性繊維を含む繊維をウェブ化する。ウェブの形成方法としては、慣用の方法、例えば、スパンボンド法、メルトブロー法などの直接法、メルトブロー繊維やステープル繊維などを用いたカード法、エアレイ法などの乾式法などを利用できる。これらの方法のうち、メルトブロー繊維やステープル繊維を用いたカード法、特にステープル繊維を用いたカード法が汎用される。ステープル繊維を用いて得られたウェブとしては、例えば、ランダムウェブ、セミランダムウェブ、パラレルウェブ、クロスラップウェブなどが挙げられる。
繊維系吸音層(特に板状不織繊維構造体)の厚みは、吸音性を確保できればよく、吸音性の点からは厚みが大きい方が好ましく、例えば、平均厚みが3mm以上であってもよい。さらに、繊維吸音層の平均厚みは、吸音性と取り扱い性などの点から、例えば、3〜50mm、好ましくは4〜30mm、さらに好ましくは5〜20mm(特に8〜15mm)程度であってもよい。繊維系吸音層の厚みが小さすぎると、吸音性が低下し、剛性も低下する。一方、大きすぎると、取り扱い性や施工性などが低下し、例えば、壁材として使用する際の他の材料との厚みの調整が困難となり、壁掛けや間仕切りとして使用する際にも省スペースを実現できない。
本発明の吸音パネルは、さらに吸音性を向上させるため、板状ハニカム構造体(板状ハニカム構造体の繊維系吸音層が積層されていない側の面)にさらに第2の繊維系吸音層を積層してもよい。第2の繊維系吸音層を積層することにより、ハニカム層を通過した音波を吸収でき、例えば、ハニカム構造体を通過した側に剛性の高い材料が配設された場合でも、反射により、吸音性が低下するのを抑制できる。
本発明の吸音パネルは、繊維系吸音層の一方の面に1以上の開口部を有する板材が積層され、さらに前記繊維系吸音層の他方の面に板状ハニカム構造体が積層されており、図5は、本発明の吸音パネルの一例を示す概略斜視図である。吸音パネル11は、不織繊維構造体で形成された繊維系吸音層13の一方の面に、互いに間隔をおいて並行に形成された6つの開口部12aの列が隣接して2列形成された板材12が積層され、さらに繊維系吸音層13の他方の面に、ペーパーハニカム構造体14(ハニカム構造は図示せず)が積層された吸音パネルである。繊維系吸音層13と、板材12及びペーパーハニカム構造体14とは、層間の接触部において、接着剤(ポリ酢酸ビニル系接着剤など)で接合されている。
JIS L1913「一般短繊維不織布試験方法」に準じて測定した。
JISL 1913「一般短繊維不織布試験方法」に準じて厚さを測定し、この値と目付けの値とから見かけ密度を算出した。
JIS L1096に準じ、フラジール形法にて測定した。
JIS K7017に記載の方法のうちA法(3点曲げ法)に準じて測定した。このとき、測定サンプルは25mm幅×80mm長のサンプルを用い、支点間距離を50mmとし、試験速度を2mm/分として測定を行った。本発明では、この測定結果チャートにおける最大応力(ピーク応力)を最大曲げ応力とした。なお、曲げ応力の測定は、MD方向及びCD方向について測定した。ここで、MD方向とは、測定サンプルの長辺に対しウェブ流れ方向(MD)が平行となるように測定サンプルを採取した状態をいい、一方、CD方向とは、測定サンプルの長辺に対しウェブ幅方向(CD)が平行となるように測定サンプルを採取した状態をいう。
曲げ応力の測定において、最大曲げ応力(曲げピーク応力)を示す曲げ量(変位)を超え、さらにその変位の1.5倍の変位まで曲げつづけた時の応力を、1.5倍変位応力とした。
走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、構造体断面を100倍に拡大した写真を撮影した。撮影した構造体の厚み方向における断面写真を厚み方向に三等分し、三等分した各領域(表面、内部(中央)、裏面)において、そこに見出せる繊維切断面(繊維端面)の数に対して繊維同士が接着している切断面の数の割合を求めた。各領域に見出せる全繊維断面数のうち、2本以上の繊維が接着した状態の断面の数の占める割合を以下の式に基づいて百分率で表わした。なお、繊維同士が接触する部分には、融着することなく単に接触している部分と、融着により接着している部分とがある。但し、顕微鏡撮影のために構造体を切断することにより、構造体の切断面においては、各繊維が有する応力によって、単に接触している繊維同士は分離する。従って、断面写真において、接触している繊維同士は、接着していると判断できる。
但し、各写真について、断面の見える繊維は全て計数し、繊維断面数100以下の場合は、観察する写真を追加して全繊維断面数が100を超えるようにした。なお、三等分した各領域についてそれぞれ繊維接着率を求め、その最大値に対する最小値の割合(最小値/最大値)も併せて求めた。
床面積33.5m2、容積251.3m3、表面積237.4m2であり、不整形7面体の残響室において、残響室法吸音率を測定して、吸音パネルの吸音特性を評価した。具体的には、この残響室の床中央部に1m×1mサイズの吸音パネルを載置し、音響計測システム(ブリュエル・ケアー社製「PULSE3560」)を用いて残響室法吸音率を測定した。なお、この残響室の残響時間は、1kHzに対して約8秒であった。
(フェイスパネル1)
50cm×50cmサイズで、5.5mm厚みのシナ合板(札鶴ベニヤ(株)製)に、図7に示すように、正方形状の開口部7a(42cm×42cm)を形成した。開口部の平均面積は1764m2であり、開口率は70.6%であった。
50cm×50cmサイズで、5.5mm厚みのシナ合板(札鶴ベニヤ(株)製)に、図8に示すように、2つの長方形状開口部8a(42cm×12cm)と1つの長方形状開口部8b(42cm×10cm)とを形成した。開口部の平均面積は476m2であり、開口率は57.1%であった。
50cm×50cmサイズで、5.5mm厚みのシナ合板(札鶴ベニヤ(株)製)に、図9に示すように、2つの長方形状開口部9a(42cm×6.4cm)と3つの長方形状開口部9b(42cm×4.4cm)とを形成した。開口部の平均面積は218m2であり、開口率は43.7%であった。
50cm×50cmサイズで、5.5mm厚みのシナ合板(札鶴ベニヤ(株)製)に、図10に示すように、2つの長方形状開口部10a(42cm×10cm)と1つの長方形状開口部10b(42cm×6cm)とを形成した。開口部の平均面積は364m2であり、開口率は43.7%であった。
50cm×50cmサイズで、5.5mm厚みのシナ合板(札鶴ベニヤ(株)製)に、図11に示すように、3つの長方形状開口部11a(34cm×6cm)を形成した。開口部の平均面積は204m2であり、開口率は24.5%であった。
50cm×50cmサイズで、厚み12mmのシナ合板(札鶴ベニヤ(株)製)を用いて、図9に示すように開口部を形成した。
50cm×50cmサイズで、厚み5mmのアクリル樹脂板(住友アクリル販売(株)製「スミペックスE000」)を用いて、図9に示すように開口部を形成した。
50cm×50cmサイズで、5.5mm厚みのシナ合板(札鶴ベニヤ(株)製)に開口部を形成せず、そのまま使用した。
湿熱接着性繊維として、芯成分がポリエチレンテレフタレート、鞘成分がエチレン−ビニルアルコール共重合体(エチレン含有量44モル%、鹸化度98.4モル%)である芯鞘型複合ステープル繊維((株)クラレ製、「ソフィスタ」、繊度3dtex、繊維長51mm、芯鞘質量比=50/50、捲縮数21個/25mm、捲縮率13.5%)を準備した。
不織繊維吸音層1の不織繊維構造体の製造例において、1112g/m2のカードウェブを用いて、上下コンベアベルト間の間隔を調整することにより、厚み10.8mmの不織繊維構造体を製造した。得られた不織繊維構造体の特性を表2に示す。
不織繊維吸音層1の不織繊維構造体の製造例において、1504g/m2のカードウェブを用いて、上下コンベアベルト間の間隔を調整することにより、厚み9.7mmの不織繊維構造体を製造した。得られた不織繊維構造体の特性を表3に示す。
ハニカム構造体として、セル形状が波形で、セルサイズ(平均径)5mmである板状ペーパーハニカム構造体(ナゴヤ芯材工業(株)製、製品番号「NB NKN」、厚み20mm)を、100cm×100cmに切断して使用した。
実験例1として、ハニカム構造体の両面に不織繊維吸音層を積層したパネルに対して、下記の参考例1及び実施例2〜5に示すように、開口部の大きさや形状が異なるフェイスパネル(有孔板材)を積層し、フェイスパネルの開口部による影響を調べた。
ハニカム構造体の両面に、不織繊維吸音層1(密度0.103g/cm3、厚み5.4mm)を接着剤(コニシ(株)製「ボンドCH18」)を用いて貼り合わせた。一方の面の不織繊維吸音層1の上に、さらにフェイスパネル1(図7、開口部平均面積1764cm2、開口率70.6%、厚み5mm)を4枚並べて積層し、接着剤(コニシ(株)製「ボンドCH18」)を用いて貼り合わせ、吸音パネルを作製した。
フェイスパネル1の代わりにフェイスパネル2(図8、開口部平均面積476cm2、開口率57.1%、厚み5mm)を用いる以外は参考例1と同様にして吸音パネルを作製した。
フェイスパネル1の代わりにフェイスパネル3(図9、開口部平均面積218cm2、開口率43.7%、厚み5mm)を用いる以外は参考例1と同様にして吸音パネルを作製した。
フェイスパネル1の代わりにフェイスパネル4(図10、開口部平均面積364cm2、開口率43.7%、厚み5mm)を用いる以外は参考例1と同様にして吸音パネルを作製した。
フェイスパネル1の代わりにフェイスパネル5(図11、開口部平均面積204cm2、開口率24.5%、厚み5mm)を用いる以外は参考例1と同様にして吸音パネルを作製した。
実験例2として、ハニカム構造体の両面に不織繊維吸音層を積層したパネルに対して、下記の実施例6及び7に示すように、厚み又は材質が異なるフェイスパネルを積層し、フェイスパネルの厚みや材質による影響を調べた。
フェイスパネル1の代わりにフェイスパネル6(図9、厚み12mm)を用いる以外は参考例1と同様にして吸音パネルを作製した。
フェイスパネル1の代わりにフェイスパネル7(図9、アクリル樹脂板)を用いる以外は参考例1と同様にして吸音パネルを作製した。
実験例3として、下記の実施例8及び9に示すように、ハニカム構造体の片面に、密度の異なる不織繊維吸音層を積層したパネルに、フェイスパネルを積層し、不織繊維吸音層の積層構造や厚み、密度による影響を調べた。
ハニカム構造体の片面に、不織繊維吸音層2(密度0.103g/cm3、厚み10.8mm)を接着剤(コニシ(株)製「ボンドCH18」)を用いて貼り合わせた。不織繊維吸音層2の上に、さらにフェイスパネル3(図9)を4枚並べて積層し、接着剤(コニシ(株)製「ボンドCH18」)を用いて貼り合わせ、吸音パネルを作製した。
不織繊維吸音層2の代わりに不織繊維吸音層3(密度0.155g/cm3、厚み9.7mm)を用いる以外は実施例8と同様にして吸音パネルを作製した。
実験例4として、下記の比較例1〜6に示すように、フェイスパネル又は開口部による影響や、各部材単独の効果などを調べた。
フェイスパネル1の代わりにフェイスパネル8(開口部なし)を用いる以外は参考例1と同様にして吸音パネルを作製した。
ハニカム構造体の両面に、不織繊維吸音層1(密度0.103g/cm3、厚み5.4mm)を接着剤(コニシ(株)製「ボンドCH18」)を用いて貼り合わせ、吸音パネルを作製した。
ハニカム構造体の片面に、不織繊維吸音層3(0.155g/cm3、厚み9.7mm)を接着剤(コニシ(株)製「ボンドCH18」)を用いて貼り合わせ、吸音パネルを作製した。
ハニカム構造体を単独で吸音パネルとして用いた。
不織繊維吸音層2(密度0.103g/cm3、厚み10.8mm)を単独で吸音パネルとして用いた。
グラスウール(密度0.032g/cm3、厚み10.8mm)を単独で吸音パネルとして用いた。
1a,2a,3a,3b,3c,3d,4a,4b,4c,12a,22a…開口部
11,21…吸音パネル
13,23,25…繊維系吸音層
14,24…ハニカム構造体
Claims (12)
- 繊維系吸音層と、この繊維系吸音層の一方の面に積層され、かつ1以上の開口部を有する板材と、前記繊維系吸音層の他方の面に積層された板状ハニカム構造体とを含む吸音パネルであって、前記開口部の面積割合が板材の面積全体に対して20〜60%であり、かつ前記開口部の平均面積が100〜1000cm 2 である吸音パネル。
- 板材が複数の開口部を有する請求項1記載の吸音パネル。
- 板材が5〜30の開口部を有し、かつ前記開口部の平均面積が250〜400cm2である請求項1又は2記載の吸音パネル。
- 板材の平均厚みが1〜15mmである請求項1〜3のいずれかに記載の吸音パネル。
- 板材と繊維系吸音層との平均厚み比が、板材/繊維系吸音層=2/1〜1/10である請求項1〜4のいずれかに記載の吸音パネル。
- 板材が木質材料で形成されている請求項1〜5のいずれかに記載の吸音パネル。
- 繊維系吸音層が、湿熱接着性繊維を含み、この湿熱接着性繊維の融着により繊維が固定された板状不織繊維構造体で形成されている請求項1〜6のいずれかに記載の吸音パネル。
- 板状不織繊維構造体が、下記(1)〜(4)の特性を有する請求項7記載の吸音パネル。
(1)湿熱接着性繊維が、繊維表面において長さ方向に連続する湿熱接着性樹脂を含む
(2)見掛け密度が0.05〜0.5g/cm3である
(3)厚み方向の断面において、厚み方向に三等分した各々の領域における繊維接着率がいずれも3〜85%であり、かつ各領域における繊維接着率の最大値に対する最小値の割合が50%以上である
(4)少なくとも一方向における最大曲げ応力が0.05MPa以上であり、最大曲げ応力を示す曲げ量に対して1.5倍の曲げ量における曲げ応力が、最大曲げ応力に対して1/5以上である - 板状ハニカム構造体が複数の又は連続した薄片状シートで形成され、かつ前記薄片状シートの厚みが0.01〜5mmであり、前記構造体の平均厚みが5〜50mmであり、ハニカム構造を形成する各セルの平均径が1〜100mmである請求項1〜8のいずれかに記載の吸音パネル。
- 板状ハニカム構造体にさらに第2の繊維系吸音層が積層されており、第2の織繊系吸音層が、湿熱接着性繊維を含み、かつこの湿熱接着性繊維の融着により繊維が固定された板状不織繊維構造体で形成されている請求項1〜9のいずれかに記載の吸音パネル。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の吸音パネルを用いた吸音方法。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の吸音パネルを用いた音響改善方法。
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