JPH11270014A - 防音壁用部材 - Google Patents
防音壁用部材Info
- Publication number
- JPH11270014A JPH11270014A JP10090710A JP9071098A JPH11270014A JP H11270014 A JPH11270014 A JP H11270014A JP 10090710 A JP10090710 A JP 10090710A JP 9071098 A JP9071098 A JP 9071098A JP H11270014 A JPH11270014 A JP H11270014A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- material layer
- absorbing material
- soundproof wall
- sound absorbing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Building Environments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属製の遮音材を用いた場合と同等の遮音効
果を有すると共に、軽量で、パーテーション等として用
いても運搬や設置作業が容易で、倒れた際に人にけがを
与える危険性も低い防音壁用部材を提供する。 【解決手段】 フェルト製シートからなる第1の吸音材
層2と、該第1の吸音材層2の両面に積層される第2の
吸音材層3,4と、各第2の吸音材層3,4の外面に積
層される合成樹脂製の遮音材層5,6とから構成されて
いる。また、第1の吸音材層2は、密度の低いフェルト
製シート21を中央に配置し、その両側に相対的に密度
の高いフェルト製シート22,23を接合した積層体と
からなる。従って、軽量でありながら、金属製や木製の
遮音材層を用いた場合と比較して遜色のない遮音効果を
期待できる。
果を有すると共に、軽量で、パーテーション等として用
いても運搬や設置作業が容易で、倒れた際に人にけがを
与える危険性も低い防音壁用部材を提供する。 【解決手段】 フェルト製シートからなる第1の吸音材
層2と、該第1の吸音材層2の両面に積層される第2の
吸音材層3,4と、各第2の吸音材層3,4の外面に積
層される合成樹脂製の遮音材層5,6とから構成されて
いる。また、第1の吸音材層2は、密度の低いフェルト
製シート21を中央に配置し、その両側に相対的に密度
の高いフェルト製シート22,23を接合した積層体と
からなる。従って、軽量でありながら、金属製や木製の
遮音材層を用いた場合と比較して遜色のない遮音効果を
期待できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防音壁用部材に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】建物の壁、室内に設置されるパーテーシ
ョン、あるいは各種ドアなどに用いられる防音壁用部材
としては、段ボール紙、グラスウール、あるいは合板な
どの基材の片面に金属製や木製の遮音材層を設けたもの
が知られている。遮音材層としては、合成樹脂製のもの
もあるが、金属製や木製の遮音材層と比較して遮音効果
が低い。このため、従来、パーテーション等としては金
属製や木製のものが通常用いられている。
ョン、あるいは各種ドアなどに用いられる防音壁用部材
としては、段ボール紙、グラスウール、あるいは合板な
どの基材の片面に金属製や木製の遮音材層を設けたもの
が知られている。遮音材層としては、合成樹脂製のもの
もあるが、金属製や木製の遮音材層と比較して遮音効果
が低い。このため、従来、パーテーション等としては金
属製や木製のものが通常用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、事務室用に用いられるパーテーションは、幅が約
0.9〜1.8m、高さが約1〜2m程度あるため、金
属製や木製の遮音材層を用いた場合には、かなり重量が
重くなる。従って、このパーテーションの運搬や設置作
業にはかなり不便を来し、また、地震の発生により倒れ
た場合、人にけがを与える危険性が高い。これらの従来
の防音壁用部材を建物の壁やドア用として用いた場合に
も、重量が重いことから施工が困難であった。
ば、事務室用に用いられるパーテーションは、幅が約
0.9〜1.8m、高さが約1〜2m程度あるため、金
属製や木製の遮音材層を用いた場合には、かなり重量が
重くなる。従って、このパーテーションの運搬や設置作
業にはかなり不便を来し、また、地震の発生により倒れ
た場合、人にけがを与える危険性が高い。これらの従来
の防音壁用部材を建物の壁やドア用として用いた場合に
も、重量が重いことから施工が困難であった。
【0004】本発明は上記した点に鑑みなされたもので
あり、金属製や木製の遮音材層を用いた場合と同等以上
の遮音効果を有すると共に、軽量で、パーテーション等
として用いても運搬や設置作業が容易で、倒れた際に人
にけがを与える危険性も低い防音壁用部材を提供するこ
とを課題とする。
あり、金属製や木製の遮音材層を用いた場合と同等以上
の遮音効果を有すると共に、軽量で、パーテーション等
として用いても運搬や設置作業が容易で、倒れた際に人
にけがを与える危険性も低い防音壁用部材を提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の本発明の防音壁用部材は、フェルト製シ
ートからなる第1の吸音材層と、該第1の吸音材層の両
面に積層される断面略ハニカム状の第2の吸音材層と、
各第2の吸音材層の外面に積層される合成樹脂製の遮音
材層とから構成されることを特徴とする。請求項2記載
の本発明の防音壁用部材は、請求項1記載の防音壁用部
材であって、前記第1の吸音材層が、複数枚のフェルト
製シートの積層体から構成されることを特徴とする。請
求項3記載の本発明の防音壁用部材は、請求項2記載の
防音壁用部材であって、前記第1の吸音材層が、3枚の
フェルト製シートの積層体から構成され、中央に配置さ
れるフェルト製シートの密度が相対的に低く、両側に配
置されるフェルト製シートの密度が相対的に高いもので
あることを特徴とする。請求項4記載の本発明の防音壁
用部材は、請求項1〜3のいずれかに記載の防音壁用部
材であって、前記第2の吸音材層が段ボール紙から構成
されることを特徴とする。請求項5記載の本発明の防音
壁用部材は、請求項4記載の防音壁用部材であって、前
記段ボール紙が片面段ボール紙であり、そのライナが遮
音材層に接していることを特徴とする。
請求項1記載の本発明の防音壁用部材は、フェルト製シ
ートからなる第1の吸音材層と、該第1の吸音材層の両
面に積層される断面略ハニカム状の第2の吸音材層と、
各第2の吸音材層の外面に積層される合成樹脂製の遮音
材層とから構成されることを特徴とする。請求項2記載
の本発明の防音壁用部材は、請求項1記載の防音壁用部
材であって、前記第1の吸音材層が、複数枚のフェルト
製シートの積層体から構成されることを特徴とする。請
求項3記載の本発明の防音壁用部材は、請求項2記載の
防音壁用部材であって、前記第1の吸音材層が、3枚の
フェルト製シートの積層体から構成され、中央に配置さ
れるフェルト製シートの密度が相対的に低く、両側に配
置されるフェルト製シートの密度が相対的に高いもので
あることを特徴とする。請求項4記載の本発明の防音壁
用部材は、請求項1〜3のいずれかに記載の防音壁用部
材であって、前記第2の吸音材層が段ボール紙から構成
されることを特徴とする。請求項5記載の本発明の防音
壁用部材は、請求項4記載の防音壁用部材であって、前
記段ボール紙が片面段ボール紙であり、そのライナが遮
音材層に接していることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づき本発明をさらに詳細に説明する。図において、符
号1は本実施の形態にかかる防音壁用部材であり、第1
の吸音材層2、第2の吸音材層3,4、合成樹脂製の遮
音材層5,6を有して構成される。
基づき本発明をさらに詳細に説明する。図において、符
号1は本実施の形態にかかる防音壁用部材であり、第1
の吸音材層2、第2の吸音材層3,4、合成樹脂製の遮
音材層5,6を有して構成される。
【0007】第1の吸音材層2としては、フェルト製シ
ートを用いることができるが、該フェルト製シートを複
数枚用いた積層体から構成することが好ましい。また、
本実施の形態のように、両側に配置されるものよりも相
対的に密度の低いフェルト製シート21を中央に配置
し、その両側に相対的に密度の高いフェルト製シート2
2,23を接合した積層体とすることがより好ましい。
軽量化やコストの点と、吸音効果との兼ね合いから、か
かる構成とすることが好ましい。
ートを用いることができるが、該フェルト製シートを複
数枚用いた積層体から構成することが好ましい。また、
本実施の形態のように、両側に配置されるものよりも相
対的に密度の低いフェルト製シート21を中央に配置
し、その両側に相対的に密度の高いフェルト製シート2
2,23を接合した積層体とすることがより好ましい。
軽量化やコストの点と、吸音効果との兼ね合いから、か
かる構成とすることが好ましい。
【0008】第1の吸音材層2の両面、すなわち、密度
の高いフェルト製シートの各外面には、断面略ハニカム
状の第2の吸音材層3,4が積層される。断面略ハニカ
ム状の第2の吸音材層3,4としては、例えば段ボール
紙を用いることができる。段ボール紙としては、片面段
ボール紙、両面段ボール紙、複両面段ボール紙、複々両
面段ボール紙等、種々のものを用いることができるが、
図1に示したように、波形に成形した中心厚紙31,4
1の片面のみにライナ32,42が接合された片面段ボ
ール紙を用いることが好ましい。片面段ボール紙を用い
て、図1に示したように、ライナ32,42に後述の遮
音材層5,6が接するように配置すれば、波形の中心厚
紙31,41を介して第1の吸音材層2との間に多数の
空間部が形成されることになるため、高い吸音効果を期
待できる。
の高いフェルト製シートの各外面には、断面略ハニカム
状の第2の吸音材層3,4が積層される。断面略ハニカ
ム状の第2の吸音材層3,4としては、例えば段ボール
紙を用いることができる。段ボール紙としては、片面段
ボール紙、両面段ボール紙、複両面段ボール紙、複々両
面段ボール紙等、種々のものを用いることができるが、
図1に示したように、波形に成形した中心厚紙31,4
1の片面のみにライナ32,42が接合された片面段ボ
ール紙を用いることが好ましい。片面段ボール紙を用い
て、図1に示したように、ライナ32,42に後述の遮
音材層5,6が接するように配置すれば、波形の中心厚
紙31,41を介して第1の吸音材層2との間に多数の
空間部が形成されることになるため、高い吸音効果を期
待できる。
【0009】各第2の吸音材層3,4のライナ32,4
2の各外面には、さらに合成樹脂製で、板状に加工され
た遮音材層5,6が積層される。なお、合成樹脂製の遮
音材層5,6は公知の種々のものを利用することがで
き、限定されるものではない。
2の各外面には、さらに合成樹脂製で、板状に加工され
た遮音材層5,6が積層される。なお、合成樹脂製の遮
音材層5,6は公知の種々のものを利用することがで
き、限定されるものではない。
【0010】ここで、上記したフェルト製シート21,
22,23同士、第1の吸音材層2と第2の吸音材層
3,4、あるいは第2の吸音材層3,4と合成樹脂製の
遮音材層5,6を積層する手段は限定されるものではな
く、接着、熱融着などの手段を用いることができる。
22,23同士、第1の吸音材層2と第2の吸音材層
3,4、あるいは第2の吸音材層3,4と合成樹脂製の
遮音材層5,6を積層する手段は限定されるものではな
く、接着、熱融着などの手段を用いることができる。
【0011】本実施の形態にかかる防音壁用部材1は、
所定の大きさに加工されて事務室用のパーテーションや
ドア等として利用されるが、本実施の形態によれば、遮
音材層5,6が合成樹脂製でありながら、2枚用いられ
ていると共に、遮音材層5,6間にフェルト製シートの
積層体からなる第1の吸音材層2が配設され、さらに、
該第1の吸音材層2が第2の吸音材層3,4によって挟
まれた構造を有している。従って、吸音作用と遮音作用
の相乗効果により、軽量でありながら、金属製や木製の
遮音材層を用いた場合と比較して遜色のない遮音効果を
期待できる。
所定の大きさに加工されて事務室用のパーテーションや
ドア等として利用されるが、本実施の形態によれば、遮
音材層5,6が合成樹脂製でありながら、2枚用いられ
ていると共に、遮音材層5,6間にフェルト製シートの
積層体からなる第1の吸音材層2が配設され、さらに、
該第1の吸音材層2が第2の吸音材層3,4によって挟
まれた構造を有している。従って、吸音作用と遮音作用
の相乗効果により、軽量でありながら、金属製や木製の
遮音材層を用いた場合と比較して遜色のない遮音効果を
期待できる。
【0012】(実施例)相対的に密度の低い厚さ9mm
のフェルト製シートを中央に配置し、該フェルト製シー
トを挟んで両側に厚さ1mmの相対的に密度の高いフェ
ルト製シートを接着剤により接合することにより、第1
の吸音材層2を作製した。第2の吸音材層3,4とし
て、厚さ15mmの片面段ボール紙を採用し、第1の吸
音材層2に対して、中心厚紙31,41側が対面するよ
うに、接着剤を用いて接合した。第2の吸音材層3,4
のライナ32,42に塩化ビニル系樹脂からなる厚さ2
mmのシート状の遮音材層5,6をそれぞれ接着剤を用
いて接合し、防音壁用部材1を作製した。なお、この防
音壁部材1全体の大きさは、長さ585mm、幅585
mm、全体の厚さ45mmで、全体の重量は、約3.7
kgであった。この防音壁用部材1における一方の遮音
材層5の外方から周波数の変化させて音を印可し、各周
波数ごとに、他方の遮音材層6側に透過してくる音圧の
損失量を測定した。なお、音響透過損失は、小型残響箱
・無響箱を使用した音響インテンシティー法により、J
IS A1416に準拠して測定した。結果を図2に示
す。
のフェルト製シートを中央に配置し、該フェルト製シー
トを挟んで両側に厚さ1mmの相対的に密度の高いフェ
ルト製シートを接着剤により接合することにより、第1
の吸音材層2を作製した。第2の吸音材層3,4とし
て、厚さ15mmの片面段ボール紙を採用し、第1の吸
音材層2に対して、中心厚紙31,41側が対面するよ
うに、接着剤を用いて接合した。第2の吸音材層3,4
のライナ32,42に塩化ビニル系樹脂からなる厚さ2
mmのシート状の遮音材層5,6をそれぞれ接着剤を用
いて接合し、防音壁用部材1を作製した。なお、この防
音壁部材1全体の大きさは、長さ585mm、幅585
mm、全体の厚さ45mmで、全体の重量は、約3.7
kgであった。この防音壁用部材1における一方の遮音
材層5の外方から周波数の変化させて音を印可し、各周
波数ごとに、他方の遮音材層6側に透過してくる音圧の
損失量を測定した。なお、音響透過損失は、小型残響箱
・無響箱を使用した音響インテンシティー法により、J
IS A1416に準拠して測定した。結果を図2に示
す。
【0013】(比較例)パーティクルボードを、遮音材
層となる2枚の化粧板で挟んだサンドイッチ構造の従来
一般に用いられている木製の遮音材層を利用した防音壁
用部材を作製した。全体の大きさ、厚みは実施例と同様
であったが、全体の重量は、約7kgであり、実施例の
ものより遙かに重量があった。この防音壁用部材の厚み
方向に透過する音圧の損失量を実施例と同様の装置及び
方法により測定した。結果を図3に示す。図2及び図3
から明らかなように、実施例の防音壁用部材1は、印可
する音のほとんどの周波数領域において、比較例のもの
より音響透過損失が大きくなっている。従って、実施例
の構成によれば、軽量でありながら、比較例と同等以上
の遮音効果を発揮できる。
層となる2枚の化粧板で挟んだサンドイッチ構造の従来
一般に用いられている木製の遮音材層を利用した防音壁
用部材を作製した。全体の大きさ、厚みは実施例と同様
であったが、全体の重量は、約7kgであり、実施例の
ものより遙かに重量があった。この防音壁用部材の厚み
方向に透過する音圧の損失量を実施例と同様の装置及び
方法により測定した。結果を図3に示す。図2及び図3
から明らかなように、実施例の防音壁用部材1は、印可
する音のほとんどの周波数領域において、比較例のもの
より音響透過損失が大きくなっている。従って、実施例
の構成によれば、軽量でありながら、比較例と同等以上
の遮音効果を発揮できる。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の防音壁用部材は、フェル
ト製シートからなる第1の吸音材層と、該第1の吸音材
層の両面に積層される断面略ハニカム状の第2の吸音材
層と、各第2の吸音材層の外面に積層される合成樹脂製
の遮音材層とから構成されている。従って、合成樹脂製
の遮音材層を使用しているにもかかわらず、軽量であり
ながら、金属製や木製の遮音材層を用いた場合と比較し
て同等以上の遮音効果を期待できる。また、軽量である
ため、パーテーション等として用いても運搬や設置作業
が容易で、倒れた際に人にけがを与える危険性も低い。
請求項2記載の防音壁用部材によれば、第1の吸音材層
が、複数枚のフェルト製シートの積層体から構成されて
いるため、該フェルト製シートの吸音作用との相乗効果
により、より高い遮音効果を発揮させることができる。
請求項3記載の防音壁用部材によれば、第1の吸音材層
が、3枚のフェルト製シートの積層体から構成され、中
央に配置されるフェルト製シートの密度が相対的に低
く、両側に配置されるフェルト製シートの密度が相対的
に高いものから構成されている。従って、軽量化やコス
トの点と、吸音、遮音効果とのバランスがうまくとれた
防音壁用部材を提供することができる。請求項4記載の
防音壁用部材によれば、第2の吸音材層が段ボール紙か
ら構成されるため、段ボール紙による吸音作用も発揮さ
せることができる。請求項5記載の防音壁用部材によれ
ば、前記段ボール紙が片面段ボール紙であり、そのライ
ナが遮音材層に接しているため、段ボール紙の吸音作用
をより効果的に発揮させることができる。
ト製シートからなる第1の吸音材層と、該第1の吸音材
層の両面に積層される断面略ハニカム状の第2の吸音材
層と、各第2の吸音材層の外面に積層される合成樹脂製
の遮音材層とから構成されている。従って、合成樹脂製
の遮音材層を使用しているにもかかわらず、軽量であり
ながら、金属製や木製の遮音材層を用いた場合と比較し
て同等以上の遮音効果を期待できる。また、軽量である
ため、パーテーション等として用いても運搬や設置作業
が容易で、倒れた際に人にけがを与える危険性も低い。
請求項2記載の防音壁用部材によれば、第1の吸音材層
が、複数枚のフェルト製シートの積層体から構成されて
いるため、該フェルト製シートの吸音作用との相乗効果
により、より高い遮音効果を発揮させることができる。
請求項3記載の防音壁用部材によれば、第1の吸音材層
が、3枚のフェルト製シートの積層体から構成され、中
央に配置されるフェルト製シートの密度が相対的に低
く、両側に配置されるフェルト製シートの密度が相対的
に高いものから構成されている。従って、軽量化やコス
トの点と、吸音、遮音効果とのバランスがうまくとれた
防音壁用部材を提供することができる。請求項4記載の
防音壁用部材によれば、第2の吸音材層が段ボール紙か
ら構成されるため、段ボール紙による吸音作用も発揮さ
せることができる。請求項5記載の防音壁用部材によれ
ば、前記段ボール紙が片面段ボール紙であり、そのライ
ナが遮音材層に接しているため、段ボール紙の吸音作用
をより効果的に発揮させることができる。
【図1】図1は、本発明の防音壁用部材の一の実施の形
態を説明するための図である。
態を説明するための図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例にかかる防音壁用部
材の音響透過損失の測定結果を示す図である。
材の音響透過損失の測定結果を示す図である。
【図3】図3は、比較例にかかる防音壁用部材の音響透
過損失の測定結果を示す図である。
過損失の測定結果を示す図である。
1 防音壁用部材 2 第1の吸音材層 21 フェルト製シート 22 フェルト製シート 23 フェルト製シート 3 第2の吸音材層 4 第2の吸音材層 5 遮音材層 6 遮音材層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真野 義也 静岡県沼津市足高292番地の13 ニッキ工 業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 フェルト製シートからなる第1の吸音材
層と、該第1の吸音材層の両面に積層される断面略ハニ
カム状の第2の吸音材層と、各第2の吸音材層の外面に
積層される合成樹脂製の遮音材層とから構成されること
を特徴とする防音壁用部材。 - 【請求項2】 請求項1記載の防音壁用部材であって、
前記第1の吸音材層が、複数枚のフェルト製シートの積
層体から構成されることを特徴とする防音壁用部材。 - 【請求項3】 請求項2記載の防音壁用部材であって、
前記第1の吸音材層が、3枚のフェルト製シートの積層
体から構成され、中央に配置されるフェルト製シートの
密度が相対的に低く、両側に配置されるフェルト製シー
トの密度が相対的に高いものであることを特徴とする防
音壁用部材。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の防音壁
用部材であって、前記第2の吸音材層が段ボール紙から
構成されることを特徴とする防音壁用部材。 - 【請求項5】 請求項4記載の防音壁用部材であって、
前記段ボール紙が片面段ボール紙であり、そのライナが
遮音材層に接していることを特徴とする防音壁用部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10090710A JPH11270014A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 防音壁用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10090710A JPH11270014A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 防音壁用部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11270014A true JPH11270014A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14006097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10090710A Pending JPH11270014A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 防音壁用部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11270014A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102052136B1 (ko) * | 2019-02-13 | 2019-12-04 | (주) 투템디자인 | 친환경 사무용 파티션 보드 |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP10090710A patent/JPH11270014A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102052136B1 (ko) * | 2019-02-13 | 2019-12-04 | (주) 투템디자인 | 친환경 사무용 파티션 보드 |
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