JP2007291834A - 吸音パネル及び吸音パネルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デザインの自由度に優れると共に、製品間の最大吸音率のバラツキが小さな吸音パネル及びその製造方法を提供する。
【解決手段】開口径0.2mm以下の複数の貫通孔2bが設けられた厚み0.02〜0.5mmの範囲の多孔化粧板2と、多孔化粧板2の背面2a側に配置された多孔質吸音基材3とが相互に重ね合わされてパネル本体4が構成され、パネル本体4の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であることを特徴とする吸音パネルを採用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸音パネル及び吸音パネルの製造方法に関する。
従来から、多孔質板からなる吸音パネルや、多孔質板と多孔質吸音材を組み合わせた吸音パネルが知られている。下記特許文献1には、板状材に複数個の開口穴部を設け、この開口穴部と同一形状の金属多孔質吸音材を開口穴部に押圧固着一体化させてなる吸音板が開示されている。
また、下記特許文献2には、所定の条件を満たすように、貫通穴が均一に空けられた金属板からなる、音波反射率を低下する金属板が開示されている。
更に、下記特許文献3には、吸音基材に化粧材が貼着されてなり、化粧材には開口径が0.05〜0.5mmの多数の微細孔が形成されてなる吸音化粧板が開示されている。
特開平6−348281号公報 特許第3024525号公報 特許第2993370号公報
ところで、いわゆる吸音パネルは、建築物等の壁面材として使用されるケースが多いことから、吸音特性のみならず、吸音パネル自体の美観性が要求されている。
しかし、特許文献1に記載の吸音板は、同文献の図8乃至図9に示されるように、開口穴部の大きさが目視できる程度の大きさとされ、この開口穴部に充填された金属多孔質吸音材が視認できる状態になっている。従って、この吸音板の外観は、開口穴部の大きさと金属多孔質吸音材の外観によってほぼ決まってしまい、デザインの自由度が低いという問題がある。
また、特許文献2に記載の金属板は、同文献の表1〜表8に示されるように、貫通孔の半径が8〜28mmとされており、貫通孔の間隔も20〜100mmと比較的大きく、貫通孔を視認可能な程度の大きさに設定されている。このため、この金属板の外観は、貫通孔の半径と間隔によってほぼ決まってしまい、デザインの自由度が低いという問題がある。
更に、特許文献3に記載の吸音化粧板は、化粧板に微細孔を形成する際に、パルスレーザー加工機を使用するために化粧板の材質に制約があり、この点でデザインの自由度が低いという問題がある。
また、特許文献1または3に記載されているような、多孔質板と多孔質吸音材を組み合わせた吸音板では、多孔質吸音材としてグラスウールやロックウール等の繊維系吸音材を使用したものと、パーライトや白砂などの粒状無機質材が固化成形されてなる粒状系吸音材を使用したものがある。これらの中から吸音板の構成材に選定する指標として、空隙率が採用されるケースが多い。しかし、繊維系吸音材及び粒状系吸音材では、内部の空隙のでき方が違うため、空隙率と最大吸音率との関係は必ずしも一義的ではなく、空隙率を指標として多孔質吸音材を選定したとしても、良好な最大吸音率を示す吸音板が得られるとは限らない。また、同じ繊維系吸音材でも繊維の太さや長さにより同じ空隙率でも吸音率に違いがあったり、同じ粒状系吸音材でも構成する無機質粒の大きさや結合剤の付き方によって、同じ空隙率でも吸音率に違いがある。つまり、同じ空隙率だとしても構成する部材の違いにより空気の流れる経路に違いがでるため、空隙率と吸音率との関係は一義的にならない。
従って、同じ空隙率を示す多孔質吸音材であっても、構成する部材の状態によって最大吸音率に差が生じる場合があり、同一構成の吸音板であっても製品間で吸音特性にバラツキが生じる場合があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、デザインの自由度に優れると共に、製品間の最大吸音率のバラツキが小さな吸音パネル及びその製造方法を提供することを目的とする。
吸音パネルの物性と最大吸音率との関係について、本発明者らが鋭意研究を行ったところ、多孔化粧板と多孔質吸音基材とを組み合わせた場合に、吸音パネルの空気流れ抵抗値と最大吸音率との間に密接な関係があることを見出し、空気流れ抵抗値が特定の範囲にある場合に、優れた最大吸音率を示すことが見出された。
すなわち、本発明の吸音パネルは、開口径0.2mm以下の複数の貫通孔が設けられた厚み0.02〜0.5mmの範囲の多孔化粧板と、前記多孔化粧板の背面側に配置された多孔質吸音基材とが相互に重ね合わされてパネル本体が構成され、前記パネル本体の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であることを特徴とする。
また本発明の吸音パネルにおいては、前記多孔質吸音基材の空気流れ抵抗値が0.1〜0.8Paの範囲であることが好ましい。
また、本発明の吸音パネルは、開口径0.2mm以下の複数の貫通孔が設けられた厚み0.02〜0.5mmの範囲の多孔化粧板と、前記多孔化粧板の背面側に配置された補強基材とが相互に重ね合わされてパネル本体が構成され、前記パネル本体の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であることを特徴とする。
また本発明の吸音パネルにおいては、前記補強基材がハニカム構造材またはパンチングメタルであることが好ましい。また、補強基材としてパンチングメタルを用いても良い。
更に本発明の吸音パネルにおいては、前記多孔化粧板と前記多孔質吸音基材または前記補強機材とが着脱自在であることが好ましい。
また、本発明の吸音パネルにおいては、前記多孔質吸音基材または前記補強機材の背面側に背後空気層を設けても良い。
次に、本発明の吸音パネルの製造方法は、厚み0.02〜0.5mmの範囲の化粧板に、開口径0.2mm以下の複数の貫通孔を設けることによって多孔化粧板を形成する工程と、前記多孔化粧板の背面側に多孔質吸音基材または補強基材を重ね合わせてパネル本体を構成すると共に、前記パネル本体の空気流れ抵抗値を0.1〜1.0Paの範囲に設定する工程と、を具備してなることを特徴とする。
また本発明の吸音パネルの製造方法においては、前記多孔化粧板を形成する前に、前記化粧板の背面側と反対側の表面側に、デザインを施すことが好ましい。
上記の吸音パネルによれば、パネル本体の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であるので、60%以上の最大吸音率を示すことができる。
また、空隙率に代えて、最大吸音率との相関が比較的高い空気流れ抵抗値を指標として用いるので、吸音パネルの最大吸音率が製品間でばらついてしまう虞が無く、吸音特性が安定した吸音パネルを構成できる。
更に、貫通孔の開口径が比較的小さいため、貫通孔が目立たず、これにより吸音パネルの外観を貫通孔の存在によらずに自由にデザインすることができる。
また上記の吸音パネルによれば、多孔質吸音基材の空気流れ抵抗値が0.1〜0.8Paの範囲であるので、パネル本体を構成した場合にパネル本体の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲から外れるおそれがなく、優れた吸音特性を発揮することができる。
更にまた、補強基材を用いた場合には吸音パネルの強度を高めることができる。
更に、上記の吸音パネルによれば、多孔化粧板と多孔質吸音基材または補強基材とが相互に着脱自在なので、吸音パネルの設置後に多孔化粧板のみを容易に交換することができ、多孔化粧板にデザイン等を施した場合には多孔化粧板のみを交換することでデザインの変更を容易に行なうことができる。
また上記の吸音パネルの製造方法によれば、多孔化粧板と多孔質吸音基材とを重ね合わせてパネル本体を構成する際に、パネル本体の空気流れ抵抗値を0.1〜1.0Paの範囲に設定するので、吸音パネルの最大吸音率を吸音パネルの製造の段階でほぼ決めることができ、製品間での吸音特性にバラツキのない吸音パネルを製造することができる。
また、上記の吸音パネルの製造方法によれば、多孔化粧板を形成する前に化粧板にデザインを施すので、多孔化粧板の貫通孔を、デザインを施すために使用する塗料等によって潰してしまうおそれがなく、良好な吸音特性を備えた吸音パネルを製造できる。
本発明によれば、デザインの自由度に優れると共に、製品間の最大吸音率のバラツキが小さな吸音パネルおよびその製造方法を提供できる。
以下、本発明の実施形態である吸音パネル及びその製造方法について、図面を参照して説明する。以下の説明で参照する図は、吸音パネル等の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の吸音パネル等の寸法関係と異なる場合がある。
図1は、本実施形態の吸音パネルの一例を示す断面模式図であり、図2は、本実施形態の吸音パネルの別の例を示す断面模式図である。
図1及び図2に示す吸音パネル1は、多孔化粧板2と、多孔化粧板2の背面2a側に配置された多孔質吸音基材3とから構成されている。多孔化粧板2と多孔質吸音基材3とが相互に重ね合わされてパネル本体4を構成している。
多孔化粧板2は、0.02〜0.5mmの範囲の金属板、木質板、樹脂板、紙等からなり、厚み方向に貫通する開口径0.2mm以下の複数の貫通孔2bが設けられて構成されている。この複数の貫通孔2bを設けることによって、音や空気が多孔化粧板2を通過可能になっている。また、貫通孔2bは単に音や空気を通過するのみならず、音を吸音する機能も備わっている。これら貫通孔2bの開口径は、肉眼では視認が難しい程度の0.2mm以下程度の開口径とされており、多孔化粧板2の外観の美観性を確保できるようになっている。
なお、多孔化粧板2を金属板で構成した場合の材質は、例えば、ステンレス、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、インバーなどのニッケル鉄合金が好ましい。
また、貫通孔2bの平面視形状は、真円形状、楕円形状、矩形状のいずれでも良い。真円状の場合はその直径が開口径になり、楕円形状の場合はその長径が開口径となり、矩形状の場合はその長辺に長さが開口径になる。
また、多孔化粧板2の表面2c側には、吸音パネル1の外観の美観性を向上させるために絵、模様等のデザインが施されていても良く、また表面2cを鏡面仕上げにしても良い。
また、多孔化粧板2の厚みは上述の通り、0.02〜0.5mmの範囲が好ましい。厚みが0.02mm未満になると、多孔化粧板2の取り扱いが困難になるので好ましくなく、厚みが0.5mmを越えると、貫通孔2bの効率良い形成が難しくなるので好ましくない。
更に、貫通孔2bの開口率は、0.2%〜40%の範囲が好ましく、1%〜20%の範囲がより好ましい。ここで貫通孔2bの開口率とは、多孔化粧板2の表面2cまたは背面2aの面積に対する貫通孔2bの開口面積の割合である。開口率が0.2%以上であれば、多孔化粧板2自体の空気流れ抵抗値を1Pa以下にすることができ、多孔質吸音基材3を重ね合わせてパネル本体4を構成した際に、パネル本体4の空気流れ抵抗値を1Pa以下にすることができる。また、開口率が40%以下であれば、貫通孔2bが目立たず、多孔化粧板2の外観の美観性が損なわれる虞がない。
次に、多孔質吸音基材3は、図1に示すように、ガラス粒子、鉱物粒子、セラミックス粒子、樹脂粒子等が焼結若しくは結着されてなる粒状の多孔質材料でも良く、図2に示すように、ガラス繊維、鉱物繊維、樹脂繊維、金属繊維、綿等の天然繊維等が絡まりあってなる繊維状の多孔質材料でも良い。図1の粒状の多孔質材料の場合は、各粒子の粒径が0.1〜2mm程度とされるのが良い。また、図2に示す繊維状の多孔質材料の場合には、繊維同士の間に、ガラス粒子、鉱物粒子、セラミックス粒子、樹脂粒子等を充填してもよい。
多孔質吸音基材3の厚みは、1mm以上が好ましく、1〜50mmの範囲がより好ましく、1〜20mmの範囲が最も好ましい。厚みが1mm以上であれば、多孔質吸音基材3の空気流れ抵抗値が低下する虞がなく、パネル本体4の空気流れ抵抗値を0.1Pa以上にすることができる。また、吸音特性の観点からは多孔質吸音基材3の厚みの上限に特に制限はないが、パネル本体4のハンドリング性の観点からは上限を50mm以下にすることが望ましい。
多孔質吸音基材3の空隙率は、5〜90%の範囲が好ましく、5〜40%の範囲がより好ましい。空隙率が5%以上であれば、空気流れ抵抗値が大幅に低下する虞がない。また、空隙率が90%以下であれば、多孔質吸音基材3の機械的強度が低下することがない。
ただし、多孔質吸音基材3の空隙率は、上述したように、最大吸音率との関係が必ずしも一義的ではないので、空隙率を指標として多孔質吸音基材3を選定したとしても、良好な最大吸音率を示す吸音パネル1が得られるとは限らない。従って空隙率は、あくまで参考にする程度で良い。
次に、多孔質吸音基材3の空気流れ抵抗値は、0.1〜0.8Paの範囲が好ましく、0.1〜0.3Paの範囲がより好ましい。多孔質吸音基材3の空気流れ抵抗値が0.1Pa以上であれば、多孔化粧板2の空気流れ抵抗値が限りなく0Paに近い値であったとしても、パネル本体4の空気流れ抵抗値を0.1Pa以上にすることができる。また、多孔質吸音基材3の空気流れ抵抗値が0.8Pa以下であれば、多孔化粧板2の空気流れ抵抗値が比較的低い値であっても、パネル本体4の空気流れ抵抗値を1Pa以下に設定することができる。また、後述するように、パネル本体4の空気流れ抵抗値が0.15〜0.5Paの範囲のときに、パネル本体4の最大吸音率が80%以上を示すことから、多孔化粧板2の増加分を考慮して、多孔質吸音基材3の空気流れ抵抗値を0.3Pa以下にすることがより好ましい。
また、多孔質吸音基材3の面密度は、パネル本体4の軽量化の観点から8kg/m以下程度が好ましい。
多孔化粧板2と多孔質吸音基材3は、接着剤等によって接合されていても良く、金具や治具等によって着脱自在にされていても良い。特に、着脱自在とすることによって、多孔化粧板2の交換が容易になり、多孔化粧板2のデザインをまるごと交換することができる。
次に、空気流れ抵抗値について説明する。空気流れ抵抗値は、JIS A 6306に規定される単位面積流れ抵抗に準じた指標であり、図3に示すような測定装置によって計測される指標である。図3に示す測定装置10は、空気を流す流路11と、流路11の上流側に配置され、流路11における空気流速を調整するフローメータ12と、流路11の途中に配置されたサンプル13(パネル本体4)と、サンプル13の上流側及び下流側の間をバイパスするバイパス経路14と、バイパス経路14中に設置された差圧計15とから概略構成されている。サンプル13の上流側における空気流速は0.5mm/秒に設定される。このように構成された測定装置10において、差圧計15が示す差圧を読み取ることにより、本発明に係る空気流れ抵抗値が計測される。
本実施形態の吸音パネル1においては、パネル本体4の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲にあることが好ましく、0.15〜0.5Paの範囲にあることがより好ましく、0.2〜0.45Paの範囲にあることが最も好ましい。パネル本体4の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であれば、図4に示すように吸音パネル1の最大吸音率を60%以上にすることができ、0.15〜0.5Paの範囲であれば最大吸音率を80%以上にすることができ、0.2〜0.45Paの範囲であれば最大吸音率を90%以上にできる。
図4は、吸音パネルの最大吸音率と空気流れ抵抗値との関係をグラフである。この図4は、多孔化粧板と多孔質吸音基材を重ね合わせることによって、空気流れ抵抗値が0.1〜2.2Paの範囲の21種類の吸音パネルを構成し、各吸音パネルについて垂直入射吸音特性を測定し、そのときの最大吸音率と空気流れ抵抗値との関係をプロットすることによって得られたものである。なお、多孔化粧板の構成(材質、板厚、貫通孔の開口径、開口率)と、多孔質吸音基材の構成(材質、厚み、空隙率、空気流れ抵抗値)は、表1に示すとおりである。なお、表1において、GW23K、GW32K、GW39K、GW44K、GW51K、GW62K及びGW73Kは、旭ファイバーグラス(株)製のグラスウールであり、アルトーン(登録商標)はニチアス(株)製のアルミニウム繊維シートであり、セラソーン(登録商標)は日本ガイシ(株)製のセラミックス粒子焼結材である。
表1及び図4に示すように、最大吸音率は、空気流れ抵抗値が0.25Paのときに100%近い最大値を示すが、空気流れ抵抗値が更に増大するに従って徐々に減少しており、2.2Paのときには最大吸音率が40〜50%程度に低下していることがわかる。このように、多孔化粧板と多孔質吸音基材とを重ねあわせた吸音パネルにおいては、空気流れ抵抗値が増大するに従って最大吸音率が低下していることがわかる。したがって、本発明に係る吸音パネル1においては、空気流れ抵抗値に上限を設ける必要が有り、本発明ではその上限値を1.0Paに設定した。
Figure 2007291834
吸音パネル1を製造するには、多孔化粧板2と多孔質吸音基材3をそれぞれ用意し、これらを相互に重ね合わせて接合するか、あるいは着脱自在に取付けるとともに、空気流れ抵抗値を0.1〜1.0Paの範囲に設定すれば良い。
多孔化粧板2を製造するには、例えば図5に示すように、厚み0.02〜0.5mmの範囲の化粧板21を用意し(図5(a))、次に図5(b)のように化粧板21の一面にマスク層22を形成し、次に図5(c)に示すようにマスク層22から露出している部分に対し、EB加工、エッチングまたはサンドブラスト加工を施して貫通孔2bを形成する、といった手段を例示できる。この場合の化粧板21の材質としては金属板が好ましい。
また、図6に示すように、化粧板31を用意し(図6(a))、次に図6(b)のようにレーザー加工を施して貫通孔2bを形成する、といった手段を採っても良い。この場合の化粧板31の材質としては、木質板、樹脂板、紙等が好ましい。
なお、どちらの手段を採用するにしても、化粧板21、31には予め、絵や模様等のデザインを施しておくことが好ましい。
また、空気流れ抵抗値の調整は、例えば、多孔化粧板2の構成(板厚、貫通孔2bの開口径、開口率)と、多孔質吸音基材3の構成(厚み、空隙率、空気流れ抵抗値)とを、上述した範囲内で任意の値に変更することで調整すれば良い。また、多孔化粧板2に多孔質吸音基材3を貼り合わせ、更に別の多孔質吸音基材を貼り合わせることで調整してもよい。
以上説明したように、上記の吸音パネル1によれば、パネル本体4の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であるので、良好な最大吸音率を発揮させることができる。
また、最大吸音率との相関が比較的高い空気流れ抵抗値を指標として用いるので、吸音パネル1の最大吸音率が製品間でばらついてしまう虞が無く、吸音特性が安定した吸音パネル1を構成できる。
また、多孔質吸音基材3の空気流れ抵抗値が0.1〜0.8Paの範囲であるので、パネル本体4を構成した場合にパネル本体4の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲から外れるおそれがなく、優れた吸音特性を発揮することができる。
更に、多孔化粧板2と多孔質吸音基材3とが相互に着脱自在なので、吸音パネル1の設置後に多孔化粧板2のみを容易に交換することができ、多孔化粧板2にデザイン等を施した場合には多孔化粧板2のみを交換することでデザインの変更を容易に行なうことができる。
また上記の吸音パネル1の製造方法によれば、パネル本体4の空気流れ抵抗値を0.1〜1.0Paの範囲に設定するので、吸音パネル1の最大吸音率を吸音パネル1の製造の段階でほぼ決めることができ、製品間での吸音特性にバラツキのない吸音パネル1を製造することができる。
また、多孔化粧板2を形成する前に化粧板21、22にデザインを施すので、多孔化粧板2の貫通孔2bを、デザインを施すために使用する塗料等によって潰してしまうおそれがなく、良好な吸音特性を備えた吸音パネル1を製造できる。
また、本実施形態の吸音パネル1では、多孔質吸音材3に代えて、補強基材を多孔化粧板に重ねてパネル本体を構成し、このパネル本体の空気流れ抵抗値を0.1〜1.0Paの範囲に設定しても良い。補強基材としては例えば、ハニカム構造材やパンチングメタルを用いることができる。
補強基材を備えた吸音パネルによれば、パネル本体の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であるので、良好な最大吸音率を発揮させることができると共に、補強基材によって吸音パネルの強度を高めることができる。
更に、本発明の吸音パネルにおいては、前記多孔質吸音基材または前記補強機材の背面側に背後空気層を設けても良い。背後空気層を設けることで、吸音特性を更に向上することができる。
「実施例1」
予めデザインを施したステンレス製の厚み50μm(0.05mm)の化粧板を用意し、この化粧板に対してサンドブラスト加工を施すことによって、開口径70μm(0.07mm)の貫通孔を0.12mmのピッチで形成することにより、開口率が30.9%の多孔化粧板を製造した。
次に、多孔質吸音基材として、厚さ50mmのグラスウール(商品名:グラスウール32K、旭ファイバーグラス(株)製)を用意し、この多孔質吸音基材を多孔化粧板に貼り合わせてパネル本体を形成した。パネル本体の空気流れ抵抗値は0.3Paであった。このようにして実施例1の吸音パネルを製造した。
実施例1の吸音パネルについて、背後空気層の厚みを0mmとした場合の垂直入射吸音特性を測定した。結果を図7に示す。図7には、厚さ50mmの多孔質吸音基材(商品名:グラスウール32K、旭ファイバーグラス(株)製)のみの垂直入射吸音特性を合わせて示す。
図7に示すように、多孔質吸音基材単独の場合と比べて、実施例1の吸音パネルでは垂直入射吸音特性が若干向上していることがわかる。これは、多孔質吸音基材に多孔化粧板を組み合わせることによって、多孔質吸音基材単独の場合と比べて空気流れ抵抗値が若干上昇し、これにより吸音特性が改善されたためと考えられる。
「実施例2」
化粧板に対してエッチング加工を施したこと以外は実施例1の場合と同様にして多孔化粧板を製造した。
次に、多孔質吸音基材として、厚さ1mmのアルミニウム繊維シート(商品名:アルトーン、ニチアス(株)製)を用意し、この多孔質吸音基材を多孔化粧板に貼り合わせてパネル本体を形成した。パネル本体の空気流れ抵抗値は0.2Paであった。このようにして実施例2の吸音パネルを製造した。
実施例2の吸音パネルについて、背後空気層の厚みを150mmとした場合の垂直入射吸音特性を測定した。結果を図8に示す。図8には、厚さ1mmの多孔質吸音基材(商品名:アルトーン、ニチアス(株)製)のみの垂直入射吸音特性を合わせて示す。
図8に示すように、多孔質吸音基材単独の場合と比べて、実施例2の吸音パネルでは垂直入射吸音特性が若干向上していることがわかる。これは、実施例1の場合と同様に、多孔質吸音基材に多孔化粧板を組み合わせることによって、多孔質吸音基材単独の場合と比べて空気流れ抵抗値が若干上昇して、吸音特性が改善されたためと考えられる。
「実施例3」
予めデザインを施したステンレス製の厚み50μm(0.05mm)の化粧板を用意し、この化粧板に対してEB加工を施すことによって、開口径70μm(0.07mm)の貫通孔を0.12mmのピッチで形成することにより、開口率が30.9%の多孔化粧板を製造した。
次に、多孔質吸音基材として、厚さ1mmのアルミニウム繊維シート(商品名:アルトーン、ニチアス(株)製)を用意し、この多孔質吸音基材を多孔化粧板に貼り合わせてパネル本体を形成した。パネル本体の空気流れ抵抗値は0.2Paであった。このようにして実施例3の吸音パネルを製造した。
実施例3の吸音パネルについて、背後空気層の厚みを150mmとした場合の垂直入射吸音特性を測定した。結果を図9に示す。図9には、厚さ1mmの多孔質吸音基材(商品名:アルトーン(登録商標)、ニチアス(株)製)のみの垂直入射吸音特性を合わせて示す。
実施例1及び2の場合と同様に、多孔質吸音基材単独の場合と比べて、実施例3の吸音パネルでは垂直入射吸音特性が若干向上していることがわかる。これは、実施例1及び2の場合と同様に、多孔質吸音基材に多孔化粧板を組み合わせることによって、多孔質吸音基材単独の場合と比べて空気流れ抵抗値が若干上昇して、吸音特性が改善されたためと考えられる。
「実施例4」
予めデザインを施したPETフィルム製の厚み50μm(0.05mm)の化粧板を用意し、この化粧板に対してレーザー加工を施すことによって、開口径70μm(0.07mm)の貫通孔を0.7mmのピッチで形成することにより、開口率が0.9%の多孔化粧板を製造した。
次に、多孔質吸音基材として、厚さ20mmのセラミックス粒子焼結材(商品名:NGKセラソーン(登録商標)、日本ガイシ(株)製)を用意し、この多孔質吸音基材を多孔化粧板に貼り合わせてパネル本体を形成した。パネル本体の空気流れ抵抗値は0.5Paであった。このようにして実施例4の吸音パネルを製造した。
実施例4の吸音パネルについて、背後空気層の厚みを20mmとした場合の垂直入射吸音特性を測定した。結果を図10に示す。図10には、多孔質吸音基材(商品名:NGKセラソーン(登録商標)、日本ガイシ(株)製)のみの垂直入射吸音特性を合わせて示す。
多孔質吸音基材単独の場合と比べて、実施例4の吸音パネルでは垂直入射吸音特性が若干低下していることがわかる。これは、実施例1〜3とは異なり、多孔質吸音基材に多孔化粧板を組み合わせることによって、多孔質吸音基材単独の場合と比べて空気流れ抵抗値が若干上昇し、これにより吸音特性が低下したためと考えられる。
「実施例5、6及び比較例1」
予めデザインを施したステンレス製の厚み50μm(0.05mm)の化粧板を用意し、この化粧板に対してEB加工を施すことによって、開口径75μm(0.075mm)の貫通孔を0.12mm〜0.70mmのピッチで形成することにより、開口率が35.4%〜1.0%の3種類の多孔化粧板を製造した。
次に、補強基材として、厚さ10mm、セルサイズ19mmのハニカム構造材(商品名:ペーパーハニカム、昭和飛行機工業(株)製)を用意し、この補強基材を上記の各多孔化粧板にそれぞれ貼り合わせて3種類のパネル本体を形成した。パネル本体の空気流れ抵抗値は0.01〜0.30Paであった。このようにして実施例5、6及び比較例1の吸音パネルを製造した。
実施例5、6及び比較例1の各吸音パネルについて、背後空気層の厚みを40mmとした場合の垂直入射吸音特性を測定した。結果を図11に示す。また、表2には、各吸音パネルの構成と最大吸音率を示す。
図11及び表2に示すように、実施例5及び6の吸音パネルは、比較例1に比べて垂直入射吸音特性が大幅に向上していることがわかる。比較例1では、多孔化粧板の開口率が35.4%と比較的高く、これによりパネル本体の空気流れ抵抗値が0.01Paに低下したために、垂直入射吸音特性が実施例5及び6に比べて低下したものと考えられる。
Figure 2007291834
また、上記実施例5〜6及び比較例1の吸音パネルにおいて、ハニカム構造材に代えて、開口部形状が平面視略ひし形(対角線長さが7mm及び3mm)で、開孔率80%、厚さ0.5mmのステンレス製のパンチングメタルを用いて多孔化粧板の裏面を補強し、背後空気層50mmの条件で吸音特性を測定したところ、表2及び図11と同様の結果が得られた。
「実施例7」
予めデザインを施した紙製またはステンレス製の厚み50μm(0.05mm)〜500μm(0.5mm)の化粧板を用意し、紙製の化粧板に対してはレーザー加工を、ステンレス製の化粧板に対してはEB加工を施すことによって、開口径75μm(0.075mm)〜100μm(0.1mm)の貫通孔を形成することにより、開口率が35.4%〜1.0%の17種類の多孔化粧板を製造した。
次に、補強基材として、厚さ10mm、セルサイズ19mmのハニカム構造材(商品名:ペーパーハニカム、昭和飛行機工業(株)製)を用意し、この補強基材を上記の各多孔化粧板にそれぞれ貼り合わせて17種類のパネル本体を形成した。パネル本体の空気流れ抵抗値は0.01〜1.5Paであった。このようにして試料No.26〜42の吸音パネルを製造した。
試料No.26〜42の各吸音パネルについて、背後空気層の厚みを40mmとした場合の垂直入射吸音特性を測定することによって最大吸音率を計測した。最大吸音率と、パネル本体の空気流れ抵抗値との関係を図12に示す。また、表3には、各吸音パネルの構成と最大吸音率を示す。
Figure 2007291834
表3及び図12に示すように、多孔化粧板に補強基材を重ね合わせて吸音パネルを構成した場合でも、空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であれば吸音パネルの最大吸音率を60%以上にすることができ、0.15〜0.5Paの範囲であれば最大吸音率を80%以上にすることができ、0.2〜0.45Paの範囲であれば最大吸音率を90%以上にできることがわかる。
「実施例8」
予めデザインを施したステンレス製の厚み100μm(0.1mm)の化粧板を用意し、この化粧板に対してEB加工を施すことによって、開口径150〜200μm(0.1〜0.2mm)の複数の貫通孔を等間隔で形成することにより、開口率が0.91〜2.04%の多孔化粧板を製造した。
次に、多孔質吸音基材として、厚さ50mmのグラスウール(商品名:グラスウール32K、旭ファイバーグラス(株)製)と、厚さ1mmのアルミニウム繊維シート(商品名:アルトーン(登録商標)、ニチアス(株)製)とを用意し、これら2種類の多孔質吸音基材を多孔化粧板にそれぞれ貼り合わせて4種類のパネル本体を形成した。パネル本体の空気流れ抵抗値は0.26〜0.35Paであった。このようにして試料No.43〜48の吸音パネルを製造した。
試料No.43〜48の各吸音パネルについて、背後空気層の厚みを50mmとした場合の垂直入射吸音特性を測定することによって最大吸音率を計測した。表4に、各吸音パネルの構成と最大吸音率を示す。また、図13には、試料No.44の吸音パネルの垂直入射吸音特性の測定結果を示す。
Figure 2007291834
表4及び図13に示すように、多孔化粧板の開口径が150〜200μmの場合でも、パネル本体の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であれば、高い最大吸音率が得られることが分かる。
「実施例9」
予めデザインを施したステンレス製の厚み100μm(0.1mm)の化粧板を用意し、この化粧板に対してエッチング加工を施すことによって、開口径150〜200μm(0.1〜0.2mm)の複数の貫通孔を等間隔で形成することにより、開口率が0.91〜2.04%の多孔化粧板を製造した。
次に、補強基材として、厚さ0.5mm、開口径7mm×3mm、開口率80%、開口部の平面視形状がひし形でステンレス製のパンチングメタルを用意し、この補強基材を上記の各多孔化粧板にそれぞれ貼り合わせて2種類のパネル本体を形成した。パネル本体の空気流れ抵抗値は0.12〜0.14Paであった。このようにして試料No.49〜51の吸音パネルを製造した。
試料No.49〜51の各吸音パネルについて、背後空気層の厚みを50mmとした場合の垂直入射吸音特性を測定することによって最大吸音率を計測した。表5に、各吸音パネルの構成と最大吸音率を示す。また、図14には、試料No.50の吸音パネルの垂直入射吸音特性の測定結果を示す。
Figure 2007291834
表5及び図14に示すように、補強基材としてパンチングメタルを多孔化粧板に重ね合わせて吸音パネルを構成した場合でも、空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であれば吸音パネルの最大吸音率を60%以上にできることがわかる。
「実施例10」
予めデザインを施したアルミニウム製、銅製及びインバー合金製の厚み100μm(0.1mm)の化粧板を用意し、この化粧板に対してエッチング加工を施すことによって、開口径75μm(0.075mm)の複数の貫通孔を等間隔で形成することにより、開口率が2.78%の多孔化粧板を製造した。
次に、多孔質吸音基材として、厚さ50mmのグラスウール(商品名:グラスウール32K、旭ファイバーグラス(株)製)を用意し、この多孔質吸音基材を上記の各多孔化粧板にそれぞれ貼り合わせて3種類のパネル本体を形成した。パネル本体の空気流れ抵抗値は0.44〜0.46Paであった。このようにして試料No.52〜54の吸音パネルを製造した。
試料No.52〜54の各吸音パネルについて、背後空気層の厚みを50mmとした場合の垂直入射吸音特性を測定することによって最大吸音率を計測した。表6に、各吸音パネルの構成と最大吸音率を示す。
Figure 2007291834
表6に示すように、多孔化粧板の材質として補強基材としてアルミニウム、銅及びインバー合金を用いた場合であっても、空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であれば吸音パネルの最大吸音率を60%以上にできることがわかる。
「実施例11」
予めデザインを施したアルミニウム製、銅製及びインバー合金製の厚み100μm(0.1mm)の化粧板を用意し、この化粧板に対してEB加工を施すことによって、開口径75μm(0.075mm)の複数の貫通孔を等間隔で形成することにより、開口率が0.91〜13.7%の多孔化粧板を製造した。
次に、補強基材として、厚さ0.5mm、開口径7mm×3mm、開口率80%、開口部の平面視形状がひし形でステンレス製のパンチングメタルを用意し、この補強基材を上記の各多孔化粧板にそれぞれ貼り合わせて5種類のパネル本体を形成した。パネル本体の空気流れ抵抗値は0.12〜0.61Paであった。このようにして試料No.55〜59の吸音パネルを製造した。
試料No.55〜59の各吸音パネルについて、背後空気層の厚みを50mmとした場合の垂直入射吸音特性を測定することによって最大吸音率を計測した。表7に、各吸音パネルの構成と最大吸音率を示す。
Figure 2007291834
表7に示すように、多孔化粧板の材質として補強基材としてアルミニウム、銅及びインバー合金を用いるとともに、補強基材としてパンチングメタルを用いて吸音パネルを構成した場合でも、空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であれば吸音パネルの最大吸音率を60%以上にできることがわかる。
図1は、本発明の実施形態である吸音パネルの一例を示す断面模式図である。 図2は、本発明の実施形態である吸音パネルの別の例を示す断面模式図である。 図3は、空気流れ抵抗値の測定装置を示す模式図である。 図4は、吸音パネルの垂直入射吸音特性を測定した際の最大吸音率と、空気流れ抵抗値との関係を示すグラフである。 図5は、多孔化粧板の製造工程の一例を説明する工程図である。 図6は、多孔化粧板の製造工程の別の例を説明する工程図である。 図7は、実施例1の垂直入射吸音特性の周波数依存性を示すグラフである。 図8は、実施例2の垂直入射吸音特性の周波数依存性を示すグラフである。 図9は、実施例3の垂直入射吸音特性の周波数依存性を示すグラフである。 図10は、実施例4の垂直入射吸音特性の周波数依存性を示すグラフである。 図11は、実施例5、6及び比較例1の垂直入射吸音特性の周波数依存性を示すグラフである。 図12は、実施例7の垂直入射吸音特性の周波数依存性を示すグラフである。 図13は、実施例8における試料No.44の垂直入射吸音特性の周波数依存性を示すグラフである。 図14は、実施例9における試料No.50の垂直入射吸音特性の周波数依存性を示すグラフである。
符号の説明
1…吸音パネル、2…多孔化粧板、2a…多孔化粧板の背面、2b…貫通孔、3…多孔質吸音基材、4…パネル本体、21、31…化粧板

Claims (7)

  1. 開口径0.2mm以下の複数の貫通孔が設けられた厚み0.02〜0.5mmの範囲の多孔化粧板と、前記多孔化粧板の背面側に配置された多孔質吸音基材とが相互に重ね合わされてパネル本体が構成され、
    前記パネル本体の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であることを特徴とする吸音パネル。
  2. 前記多孔質吸音基材の空気流れ抵抗値が0.1〜0.8Paの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の吸音パネル。
  3. 開口径0.2mm以下の複数の貫通孔が設けられた厚み0.02〜0.5mmの範囲の多孔化粧板と、前記多孔化粧板の背面側に配置された補強基材とが相互に重ね合わされてパネル本体が構成され、
    前記パネル本体の空気流れ抵抗値が0.1〜1.0Paの範囲であることを特徴とする吸音パネル。
  4. 前記補強基材がハニカム構造材またはパンチングメタルであることを特徴とする請求項3に記載の吸音パネル。
  5. 前記多孔化粧板と前記多孔質吸音基材または前記補強基材とが着脱自在であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の吸音パネル。
  6. 厚み0.02〜0.5mmの範囲の化粧板に、開口径0.2mm以下の複数の貫通孔を設けることによって多孔化粧板を形成する工程と、
    前記多孔化粧板の背面側に多孔質吸音基材または補強基材を重ね合わせてパネル本体を構成すると共に、前記パネル本体の空気流れ抵抗値を0.1〜1.0Paの範囲に設定する工程と、を具備してなることを特徴とする吸音パネルの製造方法。
  7. 前記多孔化粧板を形成する前に、前記化粧板の背面側と反対側の表面側に、デザインを施すことを特徴とする請求項6に記載の吸音パネルの製造方法。
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