JP6752654B2 - 消音部材およびこの消音部材を用いた消音構造体 - Google Patents

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Description

本技術は、消音部材、およびこの消音部材を用いた消音構造体に関する。
従来、換気ファンなどの送風設備や、換気の対象となる室内に設置された機械設備などから発生する騒音を低減するために、消音器が用いられてきた。このような消音器の一つに、セル型消音器がある。セル型消音器は、通過させる気体の流量にあわせて、吸音セルの数を適宜決定することができる。例えば、特許文献1は、内部に流路を持つ断面が矩形の筒状の吸音セルを、水平方向、垂直方向に複数個組み立てて全体を構成するセル形消音器を開示する。特許文献2は、断面形状がL字形状の吸音部材を複数個組み立てて1つのセルを構成するセル型消音器を開示する。
特許第3665719号 特開2015−22202号
しかしながら、特許文献1の技術では、複数個の吸音セルを組み立てた場合、吸音壁が2枚重なった部分には吸音セルの外板が2枚重なって存在する。このような2枚の外板は、要求される消音性能によっては必ずしも必要ない。必要以上の部材が使われていると、その分だけ質量が大きくなり材料費が上がる。さらに、吸音セルの質量が大きいほど、可搬性が低下し、工場製作時、および現場据付時の作業効率が低下するという問題があった。
また、筒状の吸音セルは、流体通路部としての空間が存在するため、複数個を積み重ねて輸送する場合や、工場製作時、あるいは現場据付時に仮置きする場合など、流体通路としての空間も含めたスペースが必要となる。
また、特許文献2の技術では、吸音部材はL字状で形状が複雑な分、製造コスト上がり、組み立て方が煩雑であった。
本技術は、上記課題に鑑みてなされたものであって、消音部材の重量・質量を低減すること、消音部材の省スペース化を実現すること、シンプルな形状の消音部材、当該消音部材を用いた消音構造体提供すること、のうち少なくとも1つを実現することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は略直方体形状の消音部材であって、前記消音部材の長辺の全長に沿って、前記消音部材の第1平面の短辺の両端領域に設けられた2つの第1非透過部と、前記両端領域の長辺の全長に沿って、前記第1平面の短辺の両端領域を除く中央領域に設けられた第1透過部と、前記第1平面と対向する第2平面の全面に設けられた第2透過部と、前記第1平面の長辺と前記第2平面の長辺とをつなぐ長側面の全面にそれぞれ設けられた第2非透過部とを有する消音部材を特徴とする。
また、本発明の第2の形態によれば、前記第1非透過部の短辺および、前記第2非透過部の短辺の長さは等しい、消音部材を特徴とする。
また、本発明の第3の形態によれば、前記第1透過部および前記第2透過部は音響透過性を有する部材で構成され、前記第1非透過部、前記第2非透過部は遮音性を有する部材で構成される、消音部材を特徴とする。
また、本発明の第4の形態によれば、前記消音部材は、前記消音部材の内部空間を仕切る仕切板を備える、消音部材を特徴とする。
また、本発明の第5の形態によれば、前記消音部材を3以上備える消音構造体であって、前記消音構造体を構成する2つの消音部材の第1透過部同士、または第2透過部同士の少なくともいずれかが対面するように、3以上の消音部材の非透過部同士を連結して構成される、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第6の形態によれば、前記2つの消音部材は、消音部材の高さ方向に、間隔を隔てて略平行に配置されており、前記間隔は空間を画定する、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第7の形態によれば、前記空間は、対向する前記2つの消音部材の第2透過部と、前記2つの消音部材に直交して隣接する他の2つの消音部材の第1透過部とで画定される、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第8の形態によれば、前記消音部材を2つ備えており、2つの前記消音部材は、消音部材の高さ方向に、間隔を隔てて略平行に配置されている、ユニットを特徴とする。
また、本発明の第9の形態によれば、前記ユニットを複数備え、複数の前記ユニットを、第1方向と、前記第1方向に直交する第2方向に交互に隣接配置して構成する、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第10の形態によれば、前記消音構造体の外周は外板部品で囲まれる、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第11の形態によれば、前記消音部材により構成される消音構造体であって、前記消音構造体は3つの前記消音部材を備え、第1消音部材の第2非透過部は、第3消音部材の第1非透過部に連結され、第2消音部材の第2非透過部は、第3消音部材の第1非透過部に連結されている、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第12の形態によれば、前記第1消音部材は、第1消音部材の高さ方向に、前記第2消音部材と間隔を隔てて略平行に配置されており、前記間隔は空間を画定する、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第13の形態によれば、前記空間は前記第1消音部材の第2透過部と、前記第2消音部材の第2透過部と、前記第1消音部材及び前記第2消音部材に直交隣接する第3消音部材の第1透過部とで画定されることを特徴とする。
また、本発明の第14の形態によれば、前記消音構造体の外周は、外板部品により囲まれることを特徴とする。
また、本発明の第15の形態によれば、音響透過性を有する部材は、金属繊維板、金属焼結板、多孔板、多孔質セラミックス、発砲コンクリート、ガラスクロス、不織布、多孔質材、ゴム、およびシリコーンからなる群より選択された少なくとも1種を有することを特徴とする。
また、本発明の第16の形態によれば、遮音性を有する部材は、鋼板、アルミ板からな
る群より選択された少なくとも1種を有することを特徴とする。
本発明の一実施形態による、消音部材の斜視図である。 本発明の一実施形態による、消音部材の一部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態による、消音部材の一部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態による、消音部材の斜視図である。 本発明の一実施形態による、消音部材の一部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態による、消音部材の一部の拡大断面図である。 本発明の一実施形態による、複数の消音部材を組み合わせて構成した、消音構造体の平面図である。 本発明の一実施形態による、複数の消音部材を組み合わせて構成した、消音構造体の平面図である。 本発明の一実施形態による、複数の消音部材を組み合わせて構成した、消音構造体の平面図である。 本発明の一実施形態による、消音部材の断面図である。 本発明の一実施形態による、消音部材の断面図である。 本発明の一実施形態による消音部材を示す図である。 本発明の一実施形態による図6Aに示す消音部材の連結例を示す図である。 本発明の一実施形態による消音部材を示す図である。 本発明の一実施形態による図6Cに示す消音部材の連結例を示す図である。 本発明の一実施形態による消音部材を示す図である。 本発明の一実施形態による図7Aに示す消音部材の連結例を示す図である。 本発明の一実施形態による消音部材を示す図である。 本発明の一実施形態による図7Cに示す消音部材の連結例を示す図である。 本発明の一実施形態による消音部材を示す図である。 本発明の一実施形態による図8Aに示す消音部材の連結例を示す図である。 本発明の一実施形態による消音部材を示す図である。 本発明の一実施形態による図9Aに示す消音部材の連結例を示す図である。 本発明の一実施形態による消音構造体の斜視図である。 図10Aに示す消音構造体を構成する2つの消音部材の連結例を示す図である。 図10Aに示す消音構造体を構成する2つの消音部材の連結例を示す図である。 図10Aに示す消音構造体を構成する2つの消音部材の連結例を示す図である。 本発明の一実施形態による、消音部材および消音構造体の変形例を示す図である。
以下に、本技術の詳細を実施形態に基づき、添付図面とともに説明する。添付図面において、同一または類似の要素には同一または類似の参照符号が付され、各実施形態の説明において同一または類似の要素に関する重複する説明は省略することがある。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である。
図1A、Bおよび図2A、Bに基づいて、一実施形態による消音部材100の概略構成を説明する。図1Aは、一実施形態による、消音部材100の斜視図である。消音部材100は、後述するように、複数組み合わされることで消音構造体を構成する。消音構造体は、たとえば、換気設備の気体流路の途中、あるいは、その端部に設置され、上流にある換気設備等により生じた騒音を吸音するために用いられる。図1Aに示されるように、気体は、消音部材100の長手方向に、図面手前側から奥側へ通過する。本実施形態において、消音部材100は、長辺p1、短辺p2、厚さp3(p1>p2>p3)の略直方体形状である。消音部材100は、(1)長辺p1と短辺p2で構成された2つの平面10;(2)長辺p1と厚さp3で構成された2つの長側面20;(3)短辺p2と厚さp3とで構成された2つの短側面30を有する。
(1)平面10: 平面10は、第1平面11と、第1平面11に対向する第2平面12とを含み、第1平面11、第2平面12は異なる構成を有する。消音部材100の長辺p1方向に平行に形成された3つの領域が、第1平面11を構成する。第1平面11は、第1平面11の長辺のほぼ全長に亘って、第1平面の短辺の両端領域に設けられた2つの遮音領域(第1非透過部1n)と、当該両端領域の長辺のほぼ全長に亘って、第1平面の短辺の両端領域を除く中央領域に設けられた音響透過領域(第1透過部1t)を有する。第1平面11を上面にした場合に、上流側からみて左側の第1非透過部1nは第1透過部1n(a)であり、上流側から見て右側の第1非透過部1nは第1非透過部1n(b)である。第1非透過部1n(a)及び第1非透過部1n(b)を、第1非透過部1nと総称する。第1非透過部1nは遮音性を有する部材で形成され、第1透過部1tは、音響透過性を有する部材で形成される。第2平面12の構成は、図2を用いて後述する。
(2)長側面20: 長側面20は、第1平面11の2つの長辺の各々と第2平面12の2つの長辺の各々とをそれぞれつなぐ対向する2つの面であり、それぞれ平面10の長辺に直交する。長側面20のほぼ全面に亘って、それぞれ遮音性を有する部材で形成された領域(第2非透過部2n)が設けられる。第1平面11を上面にした場合に、上流側からみて左側の第2非透過部2nは第2非透過部2n(a)であり、上流側から見て右側の第2非透過部1nは第2非透過部2n(b)である。第2非透過部2n(a)及び第2非透過部2n(b)を、第2非透過部2nと総称する。第1平面11の第1非透過部1nと、長側面20の第2非透過部2nは、後述するように、隣接する他の消音部材100(不図示)の非透過部と連結するために用いられる。
(3)短側面30: 短側面30は、第1平面11の2つの短辺の各々と第2平面12の2つの短辺の各々とをそれぞれつなぐ対向する2つの面であり、それぞれ平面10の短辺p2に直交する。
消音部材100の2つの平面10、2つの長側面20、および2つの短側面30で囲まれる内側には所定の内部空間が形成され、この内部空間には吸音材4が充填される(図5A、B参照)。吸音材4は内部空間の全体に充填されてもよいし、内部空間の一部にのみ充填されてもよい。吸音材4は、透過部を通って消音部材100の内部空間に進入した音を吸収する。吸音材4は、例えば、グラスウール等の繊維質の吸音材料で形成されるが、吸音性を備える限り、他の材料で形成してもよい。なお、一定の吸音効果を期待できるので、消音部材100の内部空間を単純な空洞又は、空洞と吸音材料の組み合わせにしてもよい。
第1透過部1tは、両側の2つの第1非透過部1nと隙間なく接合することが好ましい。図1Bは、一実施形態による消音部材100の概略部分断面図であり、消音部材100の第1透過部1tと、第1非透過部1nとの接合例を示す。図1Bに示すように、第1透過部1tの一方の短辺方向の端部cと、第1非透過部1n(a)の一方の短辺方向の端部dとは互いに重なるように配置される。そして、この重なり部分が、接着剤、粘着テープ、溶接、あるいはボルトやリベットなどの機械的接合具など、任意の接合手段で接合され
ることで、第1透過部1tは第1非透過部1n(a)に固定される。同様に、第1透過部1tの他方の短辺方向の端部eと、第1非透過部1n(b)の一方の短辺方向の端部fとは互いに重なるように配置される。この重なり部分は上述の任意の接合手段で接合され、第1透過部1tは第1非透過部1n(b)に固定される。また、図1Cは、他の実施形態による消音部材100の概略部分断面図であり、消音部材100の第1透過部1tと、第1非透過部1nの構成例を示す。図1Cに示すように、消音部材100の第1透過部1tと、2つの第1非透過部1nを1枚の部材で構成してもよい。この場合、第1透過部1tにパンチング孔が設けられる。
図2Aは、一実施形態による、図1Aに示される消音部材100を上下反転した状態で示す消音部材100の斜視図である。図2Aにおいて、図1Aに示される消音部材100の第1平面11が、底面となり、第2平面12が上面となる。第2平面12のほぼ全面の領域に、音響透過領域(第2透過部2t)が設けられる。
第2透過部2tの2つの長辺は、第2非透過部2n(a)の一方の長辺及び第2非透過部2n(b)の一方の長辺へ隙間を生じさせることなく密接して接合されることが好ましい。
図2Bは、一実施形態による消音部材100の概略部分断面図であり、消音部材100の第2透過部2tと、第2非透過部2nとの接合例を示す。図2Bに示すように、第2非透過部2n(a)の一方の長辺は、第2透過部2tへ向けて垂直に折り曲げられており、第2非透過部2n(a)の折り曲げ部分gと、第2透過部2tの一方の長辺hとが重なるように配置される。同様に、第2非透過部2n(b)の一方の長辺は、第2透過部2tへ向けて垂直に折り曲げられており、第2非透過部2n(b)の折り曲げ部分と、第2透過部2tの他方の長辺jとが重なるように配置される。当該重なり部分は、上述の任意の接合手段で接合され、その結果、第2透過部2tは第2非透過部2nに固定される。また、図2Cは、他の実施形態による消音部材100の概略部分断面図であり、消音部材100の第2透過部2tと、2つの第2非透過部2nとの構成例を示す。図2Cに示すように、第2透過部2tと、第2非透過部2nを、U字形に折り曲げられた1枚の部材で構成してもよい。この場合、U字形部材の基底部に位置する第2透過部2tにパンチング孔が設けられる。
透過部(第1透過部1tおよび第2透過部2t)は、音響透過性を有する部材、例えば、金属繊維板、金属焼結板、多孔板、多孔質セラミックス、発砲コンクリート、ガラスクロス、不織布、多孔質材などの多孔性部材、通気性を有する部材、ゴム、及びシリコーンからなる群より選択された少なくとも1種を有することを特徴とする。透過部は、音響透過性を備える限り、他の材料で形成されてもよい。第1透過部1tおよび第2透過部2tは、同じ材料から構成されてもよく、別の材料で構成されてもよい。
非透過部(第1非透過部1n、第2非透過部2n)は、消音構造体を構成するときに隣接する他の消音部材の非透過部に接合する部分であり、所定の強度を有する部材で形成される。非透過部は、遮音性を有する部材、例えば、無孔部材であり、無孔部材は、鋼板、アルミ板からなる群より選択された少なくとも1種を有することを特徴とする。望ましい遮音性能は、厚さ0.8mm程度の薄いアルミ板や鋼板などの金属板が有する遮音性能以上のものである。非透過部は、上述した遮音性能や消音部材100が構造として成り立つ程度の強度を備える限り、他の材料で形成されてもよい。第1非透過部1n、第2非透過部2nは同じ材料から構成されてもよく、別の材料で構成されてもよい。
次に、図3から図4を参照して、消音部材100の配列例について説明する。本実施形態では、複数の消音部材100が横方向および縦方向に配置されて、消音構造体が構成さ
れる。
図3は、複数の消音部材100を組み合わせた消音構造体300(図3の点線で囲われた部分)の一例を示す。3つの消音部材100(1)、100(2)、100(3)は、気流の通過方向に垂直な面に、短側面30がU字形になるよう配置されている。消音構造体300は、一例として、高速道路や地下鉄に備えられる大型の換気設備の気体流路の途中、あるいは、その端部に設置される。上流にある換気設備等により生じた音は、空気と共に消音構造体300により画定された空間40内に入り、消音部材100により吸音される。換気設備等により発生する気体は、各消音部材100の長手方向、すなわち長辺p1方向に、図3の手前側から奥側に流れる。
隣接するそれぞれの消音部材100の非透過部(1n、2n)同士が密に接合されるように、各消音部材100の第1非透過部1nの短辺q1と、第2非透過部2nの短辺q2の長さとは、ほぼ等しい寸法に形成される。例えば、第1非透過部1nの短辺q1と、第2非透過部2nの短辺q2の長さは、それぞれ消音部材100の短辺p2の長さの1/3の寸法である。
消音構造体300は、消音構造体を構成する対向する2つの消音部材100の第1透過部同士、または第2透過部同士の少なくともいずれかが所定の距離を隔てて対面するように配置される。例えば、図3に示される消音構造体は、第1消音部材100(1)の第2非透過部2n(a)が第3消音部材100(3)の第1非透過部1n(a)に連結され、第2消音部材100(2)の第2非透過部2n(b)が、第3消音部材100(3)の第1非透過部1n(b)に連結されている。このような配置により、第1消音部材100(1)は、第1消音部材100(1)の厚さp3方向に、間隔を隔てて略平行に第2消音部材100(2)と離し置きされる。当該間隔は第1透過部1tの短辺幅であり、当該間隔により気体の流路となる空間が画定される。また、第1消音部材100(1)および第2消音部材100(2)の第2透過部2t同士が対面する。
消音構造体300は気体の流路となる空間40を構成する。
空間40は、第1消音部材100(1)の第2透過部2tと、第2消音部材100(2)の第2透過部2tと、当該2つの消音部材に直交隣接する第3消音部材100(3)の第1透過部1tで画定される。消音構造体300の上流側に配置された換気ファンなどの設備から発生した音は気体と共に、空間40に入ると、空間40を画定する第1透過部1tおよび第2透過部2tを通って消音部材100の内部に進入し、消音部材100の内部に配置された吸音材4(不図示)により吸音される。
さらに、消音構造体300の外周の一部または全てを、外板部品21で囲んでもよい。また、消音構造体300を、外板部品21を利用せずに直接ダクト内に配置してもよい。気体を空間40へ確実に導入するために、消音構造体300と外板部品21との間、および外板部品21とダクトとの間(あるいは直接ダクト内に配置する場合には、消音構造体300とダクトとの間)に間隙が生じないよう、消音構造体300と外板部品21との間、および外板部品21とダクトとの間を密接に接合する。図3では、遮音性を有する外板部品21が、U字形の消音構造体300の外側面全体を囲んでいる。消音構造体300の外側面を外板部品21で囲うことにより、消音構造体300の外側面へ漏れる音を遮ることができる。
また、消音部材100の内部に充填される吸音材4(不図示)の飛散防止のため、消音部材の短側面30の全面を、鋼板、アルミ板、ガラスクロスを用いたシートなどで形成する。
本技術によると、同一の直方体形状の消音部材100を複数組み立てて消音構造体300を構成しているので、個々の消音部材100には流体通路となる空間は必要ではない。このような構成は、消音部材100を複数個積み重ねて輸送する場合や、工場制作時あるいは、現場据え付け時に仮置きする場合などに有用である。特に、大型の消音設備の設置が想定される高速道路やトンネルなどの換気ダクトへ消音部材を適用する際に有用である。一実施形態によると、消音部材100は、例えば、長辺p1の長さは1mから2m、短辺p2の長さは0.5mから1m厚さp3は0.15mから0.33mである(p1>p2>p3)。
本技術の消音部材100の形状は比較的単純であるため、安価に消音部材100を製造できると共に、消音部材を容易に組み立てすることができる。
他の実施形態として、消音部材100の長辺p1、短辺p2、および厚さp3の少なくとも1つの長さを所望の圧力損失と減音効果に応じて、適宜変化させてもよい。例えば、図3に示す消音部材100と比較して、厚さp3のみを短くし(これに応じて、第1非透過部1nの短辺q1の長さ、及び第2非透過部2nの短辺q2の長さは短くなる)、長辺p1、短辺p2の長さは変更しない。これにより、以下(i)〜(iii)に列挙する効果を期待できる。
(i)第1消音部材100(1)と第2消音部材100(2)とが、第3消音部材100(3)と連結される面積が狭くなり、消音構造体300の第1消音部材100(1)と第2消音部材100(2)との間の第1透過部1tの面積が広くなる。従って、消音構造体はより広い透過面を備えることができる。
(ii)流れる流体の通過面積(p2(又はp4)×p1)が大きくなり、通過する流体の流速が小さくなるので、消音構造体の圧力損失を低減できる。
(iii)吸音材4の厚さが薄くなるので、用いられる吸音材4の量が減り、製造コストを低減できる。
図4Aは、本発明の一実施形態による、複数の消音部材100を組み合わせて構成した消音構造体400A(図4の点線で囲われた部分)の平面図である。図3の実施形態による消音構造体との主な違いは、より多くの消音部材を用いて消音構造体400を構成している点である。図3と同様の構成については説明を省略する。
図4Aに示す消音構造体400Aは、消音部材の厚さp3方向に第1透過部1tの短辺幅だけ間隔を隔てて配置された2つの消音部材100で構成されるユニット50(図4の一点鎖線で囲われた部分)を複数備えている。図4Aに示される消音構造体400Aにおいて、当該複数のユニット50は、第1方向と、第1方向に直交する第2方向に交互に配置されている。消音構造体400Aは、第1方向に3つ、第2方向に3つの合計9つのユニット50、すなわち18個の消音部材100を用いて、平面視で略正方形状に構成される。
本実施形態においては、2つの消音部材100の第1透過部1t同士、および2つの第2透過部2t同士の少なくともいずれかが対面するように、隣接する消音部材の非透過部(1n、2n)同士を連結して消音構造体を構成される。例えば、図4Aに示すように、第1消音部材100(1)の第2透過部2tと、第2消音部材100(2)の第2透過部2tとが対面し、第3消音部材100(3)の第1透過部1tと、第4消音部材100(4)の第1透過部1tとが対面するように、第1消音部材100(1)の第2非透過部2n(b)と、第4消音部材100(4)の第1非透過部1n(b)とが連結され、第1消音部材100(1)の第2非透過部2n(a)と、第1消音部材100(3)の第1非透過部1n(a)とが連結され、第2消音部材100(2)の第2非透過部2n(a)と、
第4消音部材100(4)の第1非透過部1n(a)とが連結され、第2消音部材100(2)の第2非透過部2n(b)と第1消音部材100(3)の第1非透過部1n(b)とが連結される。かかる構成により、空間40の内壁は、全て透過部(第1透過部1t、第2透過部2t)となる。
空間40は、対向する2つの消音部材で構成されるユニット50(例えば50(1))の2つの第2透過部2tと、当該ユニットに直交して隣接する2つの対向する消音部材(100(3)及び100(4))の2つの第1透過部1tで画定される。消音構造体400Aの最外周に位置するユニット50(例えば50(2))の場合、空間40は、ユニット50の2つの第2透過部2tと、当該ユニットに直交して隣接する1つの消音部材の第1透過部1tと、外板部品21で画定される。
図4Bは、本発明の一実施形態による、複数の消音部材100を組み合わせて構成した消音構造体400Bの平面図である。図4Aの実施形態による消音構造体との主な違いは、外板部品21の一部に消音部材100を用いている点である。図4Aと同様の構成については説明を省略する。
図4Bにおいて、消音構造体400Bの最外周に位置するユニット50(例えば50(2))の空間40は、ユニット50の2つの第2透過部2tと、当該ユニットに直交して隣接する1つの消音部材100(10)の第1透過部1tと、外板部品21の一部を構成する消音部材100(8)の第1透過部1tで画定される。かかる構成により、気体は消音構造体400Bのどの空間40を通過しても、同一の内壁構造を有する空間40を通過する。このため、各空間40は、それぞれ同じ減音性能、および圧力損失を有することとなる。従って、減音性能や圧力損失の計算が容易となり、消音構造体の設計が容易となる。
図5A、Bは、消音部材100の断面図を例示する。
図5Aは、消音部材100の内部空間を仕切る仕切板5を内部に備え、かつ吸音材4で内部全体が充填された消音部材100を示す。仕切板5は多孔板、鋼板などで形成され、当該仕切板5を消音部材100に内挿することにより、消音部材を通過する音の減衰の周波数特性を変える事ができる。仕切り板5の形状、材質、枚数を適宜変えることで、所望の周波数特性を得ることができる。外板部品21の一部として当該消音部材100を用いる場合、仕切板5が鋼板などの非透過部材であれば、仕切板5により吸音材4を通過する音が遮られるので、仕切板5と第2平面12との間に吸音材4を充填しなくともよい。
図5Bは、第2透過部2tに代えて非透過部を用いた消音部材100を示す。非透過部として、例えば鋼板6を用いる。外板部品21の一部として当該消音部材100を用いることで、消音部材100(5)の第2平面12側に漏れる音を低減することができる。
図6から図10は、複数の消音部材100の非透過部同士の連結例を示す。同一形状の複数の消音部材100を連結して、消音構造体を構成する。
図6、図7は、消音部材100の非透過部の全体に設けられた凹部と凸部を係合して、非透過部同士を組み合わせた場合の連結例を示す。消音部材100の凸部は隣接する他の消音部材の凹部と嵌合し、消音部材100の凹部は隣接する他の消音部材の凸部と嵌合するように構成される。
図6A及び図7Aは、それぞれ、第1非透過部1nが凸部、第2非透過部2nが凹部の消音部材100を示し、図6B、図7Bは、それぞれ、当該構成を有する3つの消音部材100(1)から100(3)を連結した例を示す。
図6A及び図7Aに示すように、消音部材100の第1非透過部1n(a)及び第1非透過部1n(b)のそれぞれに、第1非透過部1nの長辺全体に亘って延在する凸部が形成される。消音部材100の第2非透過部2n(a)及び第2非透過部2n(b)のそれぞれに、第2非透過部1nの長辺全体に亘って延在する凹部が形成される。
図6Aにおいて、第1非透過部1nの凸部は第1平面11から突出しており、第1非透過部1nの長手方向に垂直な凸部の断面形状は、第1平面11上と同一平面上にある凸部の下底が上底よりも短い逆台形である。一方、第2非透過部2nの凹部は長側面20から凹んでおり、第2非透過部2nの長手方向に垂直な凹部の断面形状は、長側面20と同一平面上にある凹部の下底が上底よりも短い逆台形である。従って、隣接する消音部材100同士をスライドして消音構造体を組み立てる。
図7Aにおいて、第1非透過部1nの凸部は第1平面11から突出しており、第1非透過部1nの長手方向に垂直な凸部の断面形状は、略長方形である。一方、第2非透過部2nの凹部は長側面20から凹んでおり、第2非透過部2nの長手方向に垂直な凹部の断面形状は、略長方形である。従って、図6Aのように隣接する消音部材100同士をスライドすることなく、消音部材100の凸部を、隣接する消音部材100の凹部へ挿入、嵌合して消音構造体を組み立てることができる。
図6C、図7Cは、それぞれ、第1非透過部1nが凹部、第2非透過部2nが凸部の消音部材100を示し、図6D、図7Dは当該構成を有する2つの消音部材100(1)および100(2)を連結した例を示す。図6Cおよび図7Cに示す消音部材100は、図6A(図7A)に示す消音部材100の凹部が凸部に、図6A(図7A)に示す消音部材100の凸部が凹部に構成されている点で図6A(図7A)に示す消音部材100と異なる。
図8Aは、非透過部に凹部を有する消音部材100を示す。図8Bは、当該消音部材100を、接続部品kを用いて、隣接する消音部材100と連結する様子を例示する。
消音部材100の第1非透過部1n(a)及び第1非透過部1n(b)はそれぞれ、第1非透過部1nの長辺に亘って延在する凹部が形成されている。また、消音部材100の第2非透過部2n(a)及び第2非透過部2n(b)はそれぞれ、第2非透過部1nの長辺に亘って延在するよう2つの凹部が形成されている。なお、当該凹部は、非透過部の長辺全体にわたって設けなくともよく、非透過部の長辺方向に数カ所、例えば、非透過部の長辺の両端部付近、及び中央付近の計3カ所に設けてもよい。非透過部(1n,2n)の長手方向に垂直な凹部の断面形状は、略菱形である。
接続部品kは略8の字形状を有し、接続部品kの8の字形状の一方の湾曲部分を、消音部材100(1)の略菱形の凹部に挿入し、他方の湾曲部分を消音部材100(2)の略菱形の凹部に挿入して、隣接する消音部材100(1)、(2)を連結する。また、図8Bに示すように接続部品kは、8の字形状の中心に、8の字形状の両端を結ぶ線分に直交する方向に、一対の湾曲部分を連結するつまみ部mを備えてもよい。つまみ部mを用いて、接続部品kの一方の湾曲部分を、消音部材100の凹部に挿入する。
非透過部(1n,2n)の長辺に亘って凹部が延在する場合、接続部品kは、図8Bに示すように長側面30側からスライドして挿入することができる。一方、非透過部(1n,2n)の中央付近に凹部が存在する場合、接続部品kは、長側面30側からスライドして挿入することはできない。この場合、接続部品kは、変形可能に構成され、非透過部の凹部に入る途中でつぶれて、非透過部の凹部に入ると広がるバネ式部品とすることができる。
図9AおよびBは、隣接する消音部材100の非透過部(1n、2n)同士を、接着剤または磁石で接合する連結例を示す。この場合、図示されるように消音部材100の非透過部(1n、2n)はフラットでよい。
図10Aは、複数の消音部材100(100(1)から100(8))同士を、非透過部(1n、2n)ではなく、短側面30に設けられた接続部品nで接合する連結例を示す。本実施例においては、消音構造体500の上流側の端部又は下流側の端部の少なくとも一方側に接続部品nを設けて隣接する消音部材100を固定する。図10B、10C、10Dは、接続部品nが消音部材100(4)と100(7)とを固定している様子を示す要部拡大断面図(図10Aの点線で囲んだ部分の拡大断面図)である。
図10Bに示される例では、消音部材100の非透過部(1n、2n)に直交隣接する短側面30の端部に、接続部品として1枚の板を貼り付けて、隣接する消音部材100(4)と100(7)同士を貼り付けして固定する。
図10C、及び図10Dに示される例では、接続部品nとしてクリップやピンを用いて隣接する消音部材100(4)と100(7)同士を固定する。消音部材100の非透過部(1n、2n)に直交隣接する短側面30の端部には、クリップやピンを挿入可能な孔が設けられている。
図10Cに示される例では、消音部材100(4)に設けられた孔に、クリップの一方を挿入し、隣接する消音部材100(7)に設けられた孔に、クリップの他方を挿入して、隣接する消音部材100同士を挟み込み固定する。
図10Dに示される例では、消音部材100(4)に設けられた孔に、ピンの一方を挿入し、隣接する消音部材100(7)に設けられた孔に、ピンの他方を挿入して隣接する消音部材100同士を固定する。
図11は、消音部材100および消音構造体の更なる変形例を示している。本実施形態では、形状の異なる2種の消音部材100(100A、100B)をそれぞれ複数個用いて、消音構造体600を構成する。図示されるように、消音部材100Aおよび100Bにより構成される空間40Aと、空間40Bの形状は異なる。異なる周波数を含む音波が、消音構造体600に導入されると、空間40A、40Bはそれぞれ異なる周波数特性で減音する。
さらに、図11では、消音構造体600の外板部品21の一部に消音部材100A、Bを用いる。これにより、気体はどの空間40A(あるいは40B)を通過しても、同一構造の空間40A(あるいは40B)を通過することになるので、減音性能や圧力損失の計算は容易となり、消音器の設計も容易となる。
以上のように本願発明の実施形態を説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。また、上述の実施形態のそれぞれの特徴は互いに矛盾しない限り組み合わせまたは交換することができる。
p1…長辺、p2…短辺、p3…高さ、1t…第1透過部、1n…第1非透過部、2t…第2透過部、2n…第2非透過部、4…吸音材、5…仕切板、10…平面、20…長側面、30…短側面、11…第1平面、12…第2平面、21…外板部品、q1…第1非透過部短辺、q2…第2非透過部短辺、40…空間、100…消音部材、300…消音構造体、400A…消音構造体、400B…消音構造体、500…消音構造体、600…消音構造体

Claims (17)

  1. 略直方体形状の消音部材を3以上備える消音構造体であって、
    前記消音部材は
    前記消音部材の第1平面の長辺の全長に沿って、第1平面の短辺の両端領域に設けられた2つの第1非透過部と、
    前記両端領域の長辺の全長に沿って、前記第1平面の短辺の両端領域を除く中央領域に設けられた第1透過部と、
    前記第1平面と対向する第2平面の全面に設けられた第2透過部と、
    前記第1平面の長辺と前記第2平面の長辺とをつなぐ長側面の全面にそれぞれ設けられた第2非透過部と、
    を有し、
    前記消音構造体は、前記消音構造体を構成する2つの消音部材の第1透過部同士、または第2透過部同士の少なくともいずれかが対面するように、3以上の消音部材の非透過部同士を連結して構成され、
    前記2つの消音部材は、消音部材の高さ方向に、間隔を隔てて略平行に配置されており、前記間隔は空間を画定し、
    前記空間は、対向する前記2つの消音部材の第2透過部と、前記2つの消音部材に直交して隣接する他の1つの消音部材の第1透過部とで画定される、消音構造体
  2. 前記第1非透過部の短辺および、前記第2非透過部の短辺の長さは等しい、請求項1に記載の消音構造体
  3. 前記第1透過部および前記第2透過部は音響透過性を有する部材で構成され、前記第1非透過部、前記第2非透過部は遮音性を有する部材で構成される、請求項1または2に記載の消音構造体
  4. 前記消音部材は、前記消音部材の内部空間を仕切る仕切板を備える、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の消音構造体
  5. 前記消音部材の第1非透過部には凸部が設けられ、第2非透過部には凹部が設けられており、第1消音部材の凹部は隣接する第2消音部材の凸部と嵌合するよう構成され、前記第1消音部材の凸部は隣接する第3消音部材の凹部と嵌合するよう構成されている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の消音構造体。
  6. 前記消音部材の第1非透過部には凹部が設けられ、第2非透過部には凸部が設けられており、第1消音部材の凸部は隣接する第2消音部材の凹部と嵌合するよう構成され、前記第1消音部材の凹部は隣接する第3消音部材の凸部と嵌合するよう構成されている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の消音構造体。
  7. 前記消音部材の第1非透過部には凹部が設けられ、第2非透過部には凹部が設けられており、第1消音部材の凹部は隣接する第2消音部材の凹部と、略8の字形状の接続部品あるいは凹部に入ると広がるバネ式部品で連結されるよう構成される、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の消音構造体。
  8. 第1消音部材の第1非透過部と、第2消音部材の第2非透過部とは、接着剤あるいは磁石で接合するよう構成される、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の消音構造体。
  9. ユニットであって、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の消音部材を2つ備え、
    2つの前記消音部材は、消音部材の高さ方向に、間隔を隔てて略平行に配置されている、ユニット。
  10. 請求項に記載の前記ユニットを複数備え、複数の前記ユニットを、第1方向と、前記第1方向に直交する第2方向に交互に隣接配置して構成する、消音構造体。
  11. 前記消音構造体の外周は外板部品で囲まれる、請求項乃至、または10のいずれか一項に記載の消音構造体。
  12. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の消音構造体であって
    第1消音部材の第2非透過部は、第3消音部材の第1非透過部に連結され、
    第2消音部材の第2非透過部は、第3消音部材の第1非透過部に連結されている、消音構造体。
  13. 前記第1消音部材は、第1消音部材の高さ方向に、前記第2消音部材と間隔を隔てて略平行に配置されており、前記間隔は空間を画定する、請求項12に記載の消音構造体。
  14. 前記空間は
    前記第1消音部材の第2透過部と、
    前記第2消音部材の第2透過部と、
    前記第1消音部材及び前記第2消音部材に直交隣接する第3消音部材の第1透過部とで画定される、請求項1に記載の消音構造体。
  15. 前記消音構造体の外周は、外板部品により囲まれる、請求項12乃至1のいずれか一項に記載の消音構造体。
  16. 音響透過性を有する部材は、金属繊維板、金属焼結板、多孔板、多孔質セラミックス、発砲コンクリート、ガラスクロス、不織布、多孔質材、ゴム、およびシリコーンからなる群より選択された少なくとも1種を有することを特徴とする、請求項3に記載の消音構造体
  17. 遮音性を有する部材は、鋼板、アルミ板からなる群より選択された少なくとも1種を有することを特徴とする、請求項3に記載の消音構造体
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