JP6767800B2 - 消音ユニットおよび消音ユニットを用いた消音構造体 - Google Patents

消音ユニットおよび消音ユニットを用いた消音構造体 Download PDF

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Description

本技術は、消音ユニットおよび消音ユニットを用いた消音構造体に関する。
従来、換気ファンなどの送風設備や、換気の対象となる室内に設置された機械設備などから発生する騒音を低減するために、消音ユニットが用いられてきた。このような消音ユニットの一つに、スプリッタ型消音ユニットがある。スプリッタ型消音ユニットは、所望の減音量が得られるように、通過させる気体の流量にあわせて、吸音層の厚さ、風路の幅、消音ユニットの大きさを適宜調整することができる。たとえば、特許文献1は、通風路の内壁全体に吸音材を配置した中空状の中子を複数並べて配置したスプリッタ型消音ユニットを開示する。また、特許文献2は、吸音ダクトの通風路に設けたシート状の吸音板を開示する。
特開昭56−38513号 特開2009−41891号
しかしながら、特許文献1の技術では、通風路を構成する内壁全体に厚い吸音材が配置されるので、風路に直交する面に大きな障害物を配置することになり、通過する流体の風速が高くなる。このため、消音ユニットの圧力損失や気流発生音が増大し、消音ユニットの性能が低下するという問題があった。
一方、特許文献2の吸音材は薄く、圧力損失を増加させずにある程度の吸音効果を発揮することができるものの、吸音効果は低い。また特許文献2の吸音板はダクト内壁から離れた位置に配置されている。このため、ダクト内壁は露出され、通風路内に音波を吸音しない面があるので、場合によってはさらに消音ユニットを配置する必要がある。
本技術は、上記課題に鑑みてなされたものであって、消音ユニットの通風路を構成する2つの対向面の一部に薄い吸音板を設けて、吸音板を透過する音の一部を吸音すること、風路領域を確保して圧力損失を低減すること、のうち少なくとも1つを実現することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、消音ユニットであって、略直方体形状の第1消音部材と、前記第1消音部材から離間して配置される、略直方体形状の第2消音部材と、前記第1消音部材および前記第2消音部材を接続する吸音板と、を有し、前記第2消音部材の方を向く前記第1消音部材の内側面は、音響透過性を有する部材を有し、前記第1消音部材の方を向く前記第2消音部材の内側面は、音響透過性を有する部材を有する、消音ユニットを特徴とする。
また、本発明の第2の形態によれば、前記吸音板は第1吸音板および第2吸音板を有し、前記第1吸音板は、前記第1消音部材の上面と前記第2消音部材の上面とを接続し、前記第2吸音板は、前記第1消音部材の底面と前記第2消音部材の底面とを接続する、消音ユニットを特徴とする。
また、本発明の第3の形態によれば、前記第1消音部材と第2消音部材との間には通路が画定されており、前記第1吸音板と、前記第2吸音板とを接続する、前記通路内に配置された第1内部吸音板と、前記第1消音部材の内側面と、前記第2消音部材の内側面とを接続する、前記通路内に配置された第2内部吸音板と、の少なくとも一方を有する、消音ユニットを特徴とする。
また、本発明の第4の形態によれば、複数の前記消音ユニットを複数連結して構成される、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第5の形態によれば、前記吸音板は第1吸音板を有し、前記第1吸音板は、前記第1消音部材の上面と前記第2消音部材の上面とを接続し、前記第1消音部材の上面は遮音性を有する部材を有し、底面は開口部を有し、前記第2消音部材の上面は遮音性を有する部材を有し、底面は開口部を有する、第1の形態に記載の消音ユニットを特徴とする。
また、本発明の第6の形態によれば、第5の形態に記載の前記消音ユニットを2つ備えた消音構造体であって、2つの消音ユニットは、第4消音ユニットと、第1消音ユニットであり、前記第4消音ユニットの第1消音部材の上面の遮音性部材の上に、前記第1消音ユニットの第1消音部材の底面の開口部が配置され、前記第4消音ユニットの第2消音部材の上面の遮音性部材の上に、前記第1消音ユニットの第2消音部材の底面の開口部が配置されている、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第7の形態によれば、前記第1消音部材の外側面は、遮音性を有する部材を有し、前記第2消音部材の外側面は、開口部を有する、第5の形態に記載の消音ユニットを特徴とする。
また、本発明の第8の形態によれば、第7の形態に記載の消音ユニットを3つ備えた消音構造体であって、3つの消音ユニットは、第1消音ユニット、第2消音ユニット、第4消音ユニットであり、前記第4消音ユニットの第1消音部材の上面の遮音性部材の上に、前記第1消音ユニットの第1消音部材の底面の開口部が配置され、前記第4消音ユニットの第2消音部材の上面の遮音性部材の上に、前記第1消音ユニットの第2消音部材の底面の開口部が配置され、前記第1消音ユニットの第2消音部材の外側面の開口部の右側に、前記第2消音ユニットの第1消音部材の外側面の遮音性部材が配置されている、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第9の形態によれば、消音ユニットであって、略直方体形状の第1消音部材と、前記第1消音部材から離間して配置される、略直方体形状の第2消音部材と、前記第1消音部材と、前記第2消音部材の間に、前記第1消音部材及び前記第2消音部材のそれぞれから離間して配置される、略直方体形状の第3消音部材と、前記第1消音部材および前記第3消音部材を接続する吸音板と、前記第2消音部材および前記第3消音部材を接続する吸音板と、を有し、前記第1消音部材の方を向く前記第3消音部材の第1側面は、音響透過性を有する部材を有し、前記第2消音部材の方を向く前記第3消音部材の第2側面は、音響透過性を有する部材を有する、消音ユニットを特徴とする。
また、本発明の第10の形態によれば、前記第1消音部材および前記第3消音部材を接続する吸音板は、第3吸音板、第4吸音板を有し、前記第2消音部材および前記第3消音部材を接続する吸音板は、第5吸音板、第6吸音板を有し、前記第3吸音板は、前記第1消音部材の上面と前記第3消音部材の上面とを接続し、前記第4吸音板は、前記第1消音部材の底面と前記第3消音部材の底面とを接続し、前記第5吸音板は、前記第2消音部材
の上面と前記第3消音部材の上面とを接続し、前記第6吸音板は、前記第2消音部材の底面と前記第3消音部材の底面とを接続する、第9の形態に記載の消音ユニットを特徴とする。
また、本発明の第11の形態によれば、前記第1消音部材と第3消音部材との間には第1通路が画定されており、前記第3消音部材と第2消音部材との間には第2通路が画定されており、前記第1消音部材の内側面と、前記第3消音部材の第1側面とを接続する、前記第1通路内に配置された第3内部吸音板と、前記第2消音部材の内側面と、前記第3消音部材の第2側面とを接続する、前記第2通路内に配置された第4内部吸音板と、前記第3吸音板と、第4吸音板とを接続する、前記第1通路内に配置された第5内部吸音板と、前記第5吸音板と、第6吸音板とを接続する、前記第2通路内に配置された第5内部吸音板と、の少なくとも一つを有する、第9又は10の形態に記載の消音ユニットを特徴とする。
また、本発明の第12の形態によれば、消音ユニットであって、略直方体形状の第1消音部材と、前記第1消音部材から離間して配置される、略直方体形状の第2消音部材と、を有し、前記第2消音部材の方を向く前記第1消音部材の内側面は、音響透過性を有する部材を有し、前記第1消音部材の内側面の反対側の外側面は遮音性を有する部材を有し、前記第1消音部材の上面は第1開口部を有し、底面は第2開口部を有しており、前記第1消音部材の方を向く前記第2消音部材の内側面は、音響透過性を有する部材を有し、前記第2消音部材の内側面の反対側の外側面は遮音性を有する部材を有し、前記第2消音部材の上面は第1開口部を有し、底面は第2開口部を有している、消音ユニットを特徴とする。
また、本発明の第13の形態によれば、第12の形態に記載の前記消音ユニットを前記第2消音部材の外側面に略直交する第1方向に2つ配置した消音部材層と、前記消音部材層の上に配置された板材と、を備えた、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第14の形態によれば、第13の形態に記載の消音構造体であって、前記板材は、遮音性を有する第1部材と、吸音板と、遮音性を有する第2部材とがこの順に2回繰り返して前記第1方向に連結されており、第1の消音ユニットの第1消音部材の第1開口部の上に前記板材の遮音性を有する第1部材が配置され、第1の消音ユニットの前記第2消音部材の第1開口部の上に前記板材の遮音性を有する第2部材が配置され、第2の消音ユニットの第1消音部材の第1開口部の上に前記板材の遮音性を有する第1部材が配置され、第2の消音ユニットの前記第2消音部材の第1開口部の上に前記板材の遮音性を有する第2部材が配置されている、消音構造体を特徴とする。
また、本発明の第15の形態によれば、前記第1消音部材の内部、及び前記第2消音部材の内部には吸音材が充填されている、第1乃至3、5、7、9乃至11、及び12のいずれか一の形態に記載の消音ユニットを特徴とする。
また、本発明の第16の形態によれば、前記第3消音部材の内部には吸音材が充填されている、第9乃至11のいずれか一の形態に記載の消音ユニットを特徴とする。
本発明の一実施形態による、消音ユニットの概略斜視図である。 本発明の一実施形態による、図1Aに示す消音ユニットの断面図である。 本発明の一実施形態による、第1消音部材および第2消音部材の斜視図である。 本発明の一実施形態による、消音構造体の断面図である。 本発明の一実施形態による、消音構造体の断面図である。 本発明の一実施形態による、消音ユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態による、図5Aに示す消音ユニットの断面図である。 本発明の一実施形態による、図5Aに示す消音ユニットを上下反転した斜視図である。 本発明の一実施形態による、消音構造体の断面図である。 本発明の一実施形態による、消音構造体の断面図である。 本発明の一実施形態による、消音ユニットの断面図である。 本発明の一実施形態による、図8Aに示す消音ユニットを複数連結させた消音構造体600の断面図である。 本発明の一実施形態による、消音構造体を示す。 本発明の一実施形態による、図9Aに示す第1消音部材の拡大断面図である。 本発明の一実施形態による、図9Aに示す消音構造体の一部拡大断面図である。 本発明の一実施形態による、消音ユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態による、図10Aに示す消音ユニットの断面図である。 本発明の一実施形態による、消音ユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態による、図11Aに示す消音ユニットの断面図である。 本発明の一実施形態による、消音ユニットの断面図である。 本発明の一実施形態による、消音ユニットの変更例を示す図である。 本発明の一実施形態による、消音ユニットの変更例を示す図である。 本発明の一実施形態による、消音ユニットの変更例を示す図である。
図1Aは、一実施形態による消音ユニットを概略的に示す斜視図である。図1Bは、一実施形態による、図1Aに示す消音ユニットの断面図である。消音ユニット100は、たとえば高速道路や地下鉄などの換気設備の換気ダクトの途中に配置される。消音ユニット100は、換気設備の送風機などから発生する騒音を換気ダクト内で消音させるためのものである。図1Aは、消音ユニット100を換気ダクト内に配置したときに状態を示しており、図面の手前側が換気ダクトの上流であり、奥側が換気ダクトの下流であり、気流は上流から下流に流れる。
図1A及び図1Bに示される消音ユニット100は、第1消音部材10aおよび第2消音部材10bを有する。第1消音部材10aと第2消音部材10bとは、離間して配置される。第1消音部材10aと第2消音部材10bとの間には、気流および音波が通る通路30が画定される。図1A及び図1Bに示されるように、第1消音部材10aと第2消音部材10bとは、第1吸音板50および第2吸音板52により接続される。
次に、図2を参照して、本実施形態にかかる第1消音部材10aおよび第2消音部材10bの構成を説明する。図2は、第1消音部材10aおよび第2消音部材10bの概略斜視図である。図2においては、説明の便宜のため第1吸音板50、第2吸音板52は省略してある。第1消音部材10aは、長辺p1、短辺p2、高さp3(p1>p2>p3)の略直方体の構造であり、正面12a、裏面14a、上面16a、底面18a、外側面20a、および内側面22aを有する。なお、「正面」、「裏面」、「上面」、および「底面」は、換気ダクトの上流から見た場合の相対的な位置関係を表している。また、「外側面」および「内側面」は、気流が通過する通路30から見た相対的な位置関係、または対向して配置される第2消音部材10bから見た相対的な位置関係を表している。すなわち
、第1消音部材10aの内側面22aは、第2消音部材10bの方を向く、第1消音部材10aの側面であり、第1消音部材10aの外側面20aは、内側面22aの反対側の側面である。第1消音部材10aの内側面22aは、第2消音部材10bの内側面22bと略平行に配置される。第2消音部材10bの内側面22b、外側面20bについても同様に定義される。
第1消音部材10aの正面12a、裏面14a、上面16a、底面18a、外側面20a、および内側面22aは、それぞれ板状の部材から構成され、内部空間を画定する。内部空間には吸音材90(図1B)が充てんされる。吸音材90は、たとえば、グラスウールやロックウール等の繊維質の吸音材料で形成されるが、吸音性を備える限り、他の材料で形成してもよい。吸音材90はJIS A6301の吸音材料で示されたロックウール吸音材、グラスウール吸音材程度の吸音性能を有することが望ましい。
内側面22aは、音響透過性の部材から形成される。音響透過性の部材は、たとえば、金属繊維板、金属焼結板、多孔板、多孔質セラミックス、発砲コンクリート、ガラスクロス、不織布、多孔質材などの多孔板、およびこれらの任意の組み合わせから形成される。音響透過性の部材は、音響透過性を備える限り、他の材料で形成されてもよい。
一方、正面12a、裏面14a、上面16a、底面18a、および外側面20aは、音響透過性を有さない遮音性の部材から形成される。遮音性の部材は、たとえば、無孔板であり、無孔板はたとえば、鋼板、アルミ板、およびこれらの任意の組み合わせから形成される。遮音性の部材は、遮音性を備える限り、他の材料で形成されてもよく、望ましい遮音性能は、厚さ0.8mm程度の薄いアルミ板や鋼板などの金属板が有する遮音性能以上のものである。第2消音部材10bは、第1消音部材10aと同一の構成とすることができる。
図1Aおよび図1Bに戻って、消音ユニット100を構成する第1吸音板50および第2吸音板52について説明する。図1A及び図1Bに示されるように、第1吸音板50は、第1消音部材10aの上面16aと第2消音部材10bの上面16bとを接続し、第2吸音板52は、第1消音部材10aの底面18aと第2消音部材10bの底面18bとを接続する。第1吸音板50および第2吸音板52は、消音部材(10a、10b)よりも薄い板状の部材であり、吸音性を有する部材である。吸音性を有する部材は、たとえば・グラスウールやロックウール等の繊維板、アルミ等の金属繊維板などから形成することができる。吸音性を有する部材は、吸音性を備える限り、他の材料で形成されてもよい。第1吸音板50および第2吸音板52の厚さは、たとえば、短辺p2の5%以下の厚さを有する。吸音板(50、52)をより強度のあるものにするために、各吸音板(50、52)の上面の全面に亘って、多孔板を配置してもよい。
図1Aに示される消音ユニット100によれば、ダクトを通る騒音は消音ユニット100の通路30に導かれる。消音部材10a、10bの内側面22a、22bは、音響透過性を有するので、音波の一部は消音部材10a、10bの内部空間に進入する。そのため、消音部材10a、10bの内部空間に充てんされた吸音材90により消音することができる。また、音波が消音ユニット100の通路30を通るときに、音波の一部は第1吸音板50および第2吸音板52により吸音される。
次に、図3を参照して、本発明の一実施形態にかかる消音ユニット100の配列例について説明する。図3は、図1A及び図1Bに示す消音ユニット100を上下左右に9個積み上げ実装した消音構造体200の断面図である。
第1消音ユニット100aは、第2消音ユニット100bの左側に連結されている。す
なわち、第1消音ユニット100aの第2消音部材10bの外側面20bの遮音性部材は、第2消音ユニット100bの第1消音部材10aの外側面20aの遮音性部材に連結されている。また、第1消音ユニット100aは、第4消音ユニット100dの上側に連結されている。すなわち、第1消音ユニット100aの第1消音部材10aの底面18aの遮音性部材は、第4消音ユニット100dの第1消音部材10aの上面16aの遮音性部材と連結され、第1消音ユニット100aの第2消音部材10bの底面18bの遮音性部材は、第4消音ユニット100dの第2消音部材10bの上面16bの遮音性部材と連結されている。第1消音ユニット100aの第2吸音板52は、第4消音ユニット100dの第1吸音板50の上に配置されている。
ここで、図3を用いて第4消音ユニット100dの通路30内の音波が伝播する経路を説明する。第4消音ユニット100dの通路30を通る音波の一部は、第4消音ユニット100dの第1吸音板50で吸音される。第4消音ユニット100dの第1吸音板50が吸音しなかった残りの音は、隣接する第1消音ユニット100aの第2吸音板52へ向けて伝播する。そして、当該残りの音は、一部が、第1消音ユニット100aの第2吸音板52で吸音される。第1消音ユニット100aの第2吸音板52で吸音されなかった音は、第1消音ユニット100aの通路30へ伝播し、第1消音ユニット100aの第1消音部材10a、第2消音部材10b、第1吸音板50により吸音される。第1消音ユニット100aで吸音されなかった音の一部は、さらに第1吸音板50から消音構造体200の外部へ漏れ出る。
次に、図4を参照して、本発明の一実施形態にかかる消音ユニット100の配列例について説明する。図4は、図1Aに示す消音ユニット100を上下左右に9個積み上げ実装した消音構造体300の断面図である。図4に示される消音構造体300の最上面に配置された消音ユニット(100aから100c)は、図1Aに示される消音ユニット100と同様に、第1消音部材10aおよび第2消音部材10b、第2吸音板52を有する。しかし、消音ユニット(100aから100c)は、図1Aに示される消音ユニット100とは異なり、第1吸音板50のかわりに遮音性の部材が備えられている。すなわち、第1消音部材10aの上面16aおよび第2消音部材10bの上面16bは遮音性の部材で接続されている。したがって、たとえば、第1消音ユニット100aの第2吸音板52および第1消音部材10aおよび第2消音部材10bにより吸音されなかった音は、第1消音ユニット100aの第1消音部材10aの上面16aおよび第2消音部材10bの上面16bを接続する遮音性の部材で遮音される。
また、図4に示される消音構造体300の最下面に配置された消音ユニット100gから100iは、図1Aに示される消音ユニット100と同様に、第1消音部材10aおよび第2消音部材10b、第1吸音板50を有する。しかし、消音ユニット100gから100iは、図1Aに示される消音ユニット100とは異なり、第2吸音板52のかわりに遮音性の部材を備えている。すなわち、第1消音部材10aの底面18aおよび第2消音部材10bの底面18bは遮音性の部材で接続されている。
消音ユニットを複数用いて組み立て消音構造体を構成すると、隣接する2つの消音ユニット100の外周面を構成する遮音性部材が重複する部分がある。たとえば、図3に示される消音構造体200において、第1消音ユニット100aにおける第2消音部材10bの外側面20bと、第2消音ユニット100bにおける第1消音部材10aの外側面20aとは、いずれも遮音性部材である。図5から図7に示す実施例では、隣接する2つの消音ユニット100の消音部材の外周面を構成する遮音性部材が重複しないように構成される。
図5Aは、一実施形態による消音ユニット100の概略斜視図である。図5Bは、図5
Aに示す消音ユニット100の断面図である。図5Cは、図5Aに示す消音ユニット100を上下反転した概略斜視図である。
図5Aから図5Cに示される消音ユニット100は、図1Aに示される消音ユニット100と同様に、第1消音部材10aおよび第2消音部材10b、第1吸音板50を有する。しかし、図5Aから5Cに示される消音ユニット100は、図1Aに示される消音ユニット100とは異なり、第1消音部材10aの底面18aは開口部40a(図5Bおよび図5C)を有し、第2消音部材10bの底面18bは開口部40b(図5Bおよび図5C)を有し、第2吸音板52が設けられていない。その他に関しては図1Aに示す消音ユニット100の構成と同様である。
吸音材90を第1消音部材10aの内部空間に支持するために、第1消音部材10aの開口部40aを底面18aの一部に設けてもよい。図5Cに示されるように、たとえば、開口部40aは、底面18aの高さp3方向の一方の端部92aを除いた部分に、長辺p1に亘って設けられる。開口部40aからは、第1消音部材10aの内部空間に充てんされている吸音材90が露出している。第2消音部材10bの開口部40bは、第1消音部材10aの開口部40aと同様に、底面18bの高さp3方向の一方の端部92bを除いた部分に、長辺p1に亘って設けてもよい。
図6は、図5に示す消音ユニット100を上下左右に任意の数だけ連結させた消音構造体400の断面図である。第1消音ユニット100aは、第4消音ユニット100dの上面に連結されている。第4消音ユニット100dの第1消音部材10aの上面16aの遮音性を有する部材の上に、第1消音ユニット100aの第1消音部材10aの底面18aの開口部40aが配置されている。また、第4消音ユニット100dの第2消音部材10bの上面16bの遮音性を有する部材の上に、第1消音ユニット100aの第2消音部材10bの底面18bの開口部40bが配置されている。かかる構成により、第1消音ユニット100aは、第4消音ユニット100dの上面(16a及び16b)に設けられた遮音性を有する部材と、第4消音ユニット100dの第1吸音板50を、第4消音ユニット100dと共用することができる。
図7は、本発明のさらなる実施形態にかかる消音ユニット100を上下左右に任意の数だけ連結させた消音構造体500の断面図である。本実施形態にかかる消音ユニット100は、第2消音部材10bの外側面20bに開口部42bを有している。従って、本実施形態にかかる第2消音部材10bは、第1消音部材10aと異なる構成を有する。すなわち、消音ユニット100は、図1Aに示される消音ユニット100とは異なり、第1消音部材10aの底面18aに開口部40aを有し、第2消音部材10bの底面18bに開口部40bを有し、第2消音部材10bの外側面20bに開口部42bを有しており、第2吸音板52は設けられていない。その他に関しては図1Aに示す消音ユニット100の構成と同様である。
吸音材90を第2消音部材10bの内部空間に支持するために、第2消音部材10bの開口部42bを外側面20bの一部に設けてもよい。たとえば、開口部42bは、第2消音部材10bの外側面20bの短辺p2方向の両端部94bを除いた部分に、長辺p1に亘って設けられる。開口部42bからは、第2消音部材10bの内部空間に充てんされている吸音材90が露出する。
第1消音ユニット100aは、第4消音ユニット100dの上に連結されている。すなわち、第4消音ユニット100dの第1消音部材10aの上面16aの遮音性を有する部材の上に、第1消音ユニット100aの第1消音部材10aの底面18aの開口部40aが配置され、第4消音ユニット100dの第2消音部材10bの上面16bの遮音性を有
する部材の上に、第1消音ユニット100aの第2消音部材10bの底面18bの開口部40bが配置されている。かかる構成により、第1消音ユニット100aは、第4消音ユニット100dの上面(16a及び16b)に設けられた遮音性を有する部材と、第4消音ユニット100dの第1吸音板50を、第4消音ユニット100dと共用することができる。
また、第1消音ユニット100aは、第2消音ユニット100bの左に連結されている。すなわち、第1消音ユニット100aの第2消音部材10bの外側面20bの開口部42bの右側に、第2消音ユニット100bの第1消音部材10aの外側面20aの遮音性部材が配置されている。かかる構成により、第1消音ユニット100aは、右に隣接する第2消音ユニット100bの外側面20aに設けられた遮音性部材を、第2消音ユニット100bと共用することができる。
図8Aは、本発明のさらなる実施形態にかかる消音ユニット100の断面図である。図8Aに示される消音ユニット100は、図1Aに示される消音ユニット100と同様に、第1消音部材10aおよび第2消音部材10bを有する。しかし、図8Aに示される消音ユニット100は、図1Aに示される消音ユニット100とは異なり、第1消音部材10aと、第2消音部材10bの間に、第1消音部材10a及び第2消音部材10bのそれぞれから離間して配置される、第3消音部材10cを備えている。第3消音部材10cは、長辺p1、短辺p2、高さp3(p1>p2>p3)の略直方体形状である。第1消音部材10aと第3消音部材10cの間には第1通路30aが画定され、第3消音部材10cと第2消音部材10bとの間には第2通路30bが画定される。
第3消音部材10cは、第1消音部材10aあるいは第2消音部材10bと同様に、正面12c、裏面14c(不図示)、上面16c、底面18cを有する。しかし、第3消音部材10cは、第1消音部材10a,第2消音部材10bとは異なり、第3消音部材10cの、第1消音部材10aの方を向く第1側面24と、第3消音部材10cの、第2消音部材10bの方を向く第2側面26を有し、第1側面24及び第2側面26はいずれも、上述の音響透過性の部材から形成される。
消音ユニット100は、第1消音部材10aと第3消音部材10cとを接続する第3吸音板56および第4吸音板58と、第2消音部材10bと第3消音部材10cとを接続する第5吸音板60および第6吸音板62を有する。第3吸音板56は、第1消音部材10aの上面16aと第3消音部材10cの上面16cとを接続し、第4吸音板58は、第1消音部材10aの底面18aと第3消音部材10cの底面18cとを接続し、第5吸音板60は、第2消音部材10bの上面16bと第3消音部材10cの上面16cとを接続し、第6吸音板62は、第2消音部材10bの底面18bと第3消音部材10cの底面18cとを接続する。
上述したように、第1側面24と、第2側面26はいずれも音響透過性の部材で形成されるので、第3消音部材10cは、第1通路30a、及び第2通路30bを通る音波を消音する。すなわち、第3消音部材10cは、2つの通路を通過する音波を消音することができる。図3に示す消音構造体200においては、各通路30に2つの消音部材が設けられており、たとえば、2つの通路30を通過する音波は、合計4つの消音部材で吸音する。一方、本実施形態にかかる消音ユニット100においては、2つの通路を通過する音波を合計3つの消音部材で吸音する。従って、本実施形態によると、消音部材10の数を減らすことができる。なお、第1消音部材10aと第2消音部材10bの間に配置される第3消音部材10cの数は、2つ以上でもよい。
図8Bは、図8Aに示す消音ユニット100を上下に任意の数だけ(図8Bでは3個)
連結させた消音構造体600の断面図である。図8Bに示すように、消音構造体600を、さらに遮音性を有するケーシング501に内挿してもよい。ケーシング501は消音構造体600の上面、底面、両側面を覆うよう形成される。さらに、図示省略したが、ケーシング501に内挿された消音構造体600をコンクリートダクト内に配置してもよい。また、ケーシング501に内挿しなくても、消音構造体600がちょうど収まるような断面を有するコンクリートダクト内に、消音構造体600を配置してもよい。
図9Aは、板材80と、一方向に並べられた複数の消音部材10とを交互に積み上げ実装した消音構造体600を示す。図9Aに示される消音構造体600は、図3に示されるように、吸音板と一体形成された消音ユニットを複数配置して構成されるのではなく、消音部材と分離/連結可能な板材80を用いて構成される。消音構造体600は、2つの消音部材10で構成される消音ユニットを一方向(図9Aの左右方向)に複数配置した消音部材層と、当該消音部材層の上に配置された板材80を交互に積み上げて構成される。
板材80は、遮音性を有する部材(82、86)と、吸音板(84)とを交互に一方向(図9Aの左右方向)に連結して一体形成されたものである。図9Aに示されるように、板材80は、遮音性を有する第1部材82、吸音板84、遮音性を有する第2部材86を、この順に複数回繰り返して一方向に連結されている。板材80は薄いので、積み上げても容量が小さく可搬性が高い。板材80の遮音性を有する第1部材82、第2部材86の長さは、隣接配置される消音部材10の高さp3に基づいて画定される。
図9Bは、図9Aに示す第1消音部材10aの拡大断面図である。第1消音部材10aの内側面22aは音響透過性を有する部材を有し、第1消音部材10aの外側面20aは遮音性を有する部材を有する。また第1消音部材10aの上面16aは第1開口部44aを有し、底面18aは第2開口部46aを有する。吸音材90を第1消音部材10aの内部空間に支持するために、第1消音部材10aの第1開口部44aを上面16aの一部、第2開口部46aを底面18bの一部に設けてもよい。たとえば、第1開口部44aは、上面16aの高さp3方向の両端部96を除いた部分に、長辺p1に亘って設けられる。第2消音部材10bは第1消音部材10aと同様の構成を有するが、第2消音部材10bは、第2消音部材10bの内側面22bが、第1消音部材10aの内側面22aに向くように配置される。
各消音部材10は、板材80と分離あるいは連結可能である。したがって、各消音部材10は、搬送の際には、板材80から分離して個別に積み上げて運ぶことができ、消音構造体を構成する際には、現場で板材80と連結して組み立てることができる。図9Cは、図9Aに示す点線部分の拡大図である。図9Cに示すように、第1消音部材10aの第1開口部44aの上に、板材80の遮音性を有する第1部材82が配置され、第2消音部材10bの第1開口部44bの上に、板材80の遮音性を有する第2部材86が配置されている。第1消音部材10aは、第2消音部材10bから離間して配置され、第1消音部材10aと第2消音部材10bとの間には、気流および音波が通る通路30が画定される。板材80の吸音板84の下には、第1消音部材10a、第2消音部材10bは配置されない。また、第1消音部材10aの第2開口部46aの下に、板材80の遮音性を有する第1部材82が配置され、第2消音部材10bの第2開口部46bの下に、板材80の遮音性を有する第2部材86が配置されている。
図9Aに示される消音構造体600は、第1方向(図9Aの左右方向)に延びる1枚の板材80の上に複数の消音部材10(図9Aでは6個)が配置された構成を、第1方向に直交する第2方向(図9Aの上下方向)に、複数積み上げて、さらに最上部に板材80を配置した構成を有する。第1方向とは、第2消音部材10bの側面、たとえば外側面20bに略直交する方向である。通路30内を通過する音波の一部は、第1消音部材10aの
内側面22aを通過して、第1消音部材10aの内部空間に進入し、吸音材90により消音される。吸音材90により消音されなかった音は、第1消音部材10aの第1開口部44a及び第2開口部46aを通過して、上下に隣接する板材80の遮音性を有する第1部材82で遮断される。
図10から図12は、通路30内に内部吸音板を様々な態様で配置した消音ユニット100を例示する。図1Aに示す消音ユニット100と同様の構成については説明を省略する。第1内部吸音板70、第2内部吸音板72は、第1吸音板50、第2吸音板52と同様の部材で形成されることができる。
図10Aは一実施形態による消音ユニット100の斜視図、図10Bは図10Aに示す消音ユニット100の断面図である。図10Aおよび図10Bに示す例では、第1内部吸音板70は、第1吸音板50と、前記第2吸音板52とを接続し、通路30内に配置される。第1内部吸音板70は、消音ユニット100の内側面22a、22bと略平行に、内側面22a、22bから離れて配置される。第1内部吸音板70は複数でもよい。
図11Aは一実施形態による消音ユニット100の斜視図、図11Bは図11Aに示す消音ユニット100の断面図である。図11Aおよび図11Bに示す例では、第2内部吸音板72は、第1消音部材10aの内側面22aと、第2消音部材10bの内側面22bとを接続し、通路30内に配置される。第2内部吸音板72は、消音ユニット100の内側面22a、22bと略直交して、第1吸音板50、第2吸音板52から離れて配置される。第2内部吸音板72は複数でもよい。
図12は一実施形態による消音ユニット100の断面図である。図12に示す例では、第1内部吸音板70と、第2内部吸音板72とが、通路30内に配置されている。内部吸音板(70、72)を、通路30内に配置することにより、通路30を通る音波の吸音効果を高めることができる。
図13Aから図13Cは、消音ユニット100の吸音板を設ける位置、遮音性を有する部材を設ける位置の変更例をそれぞれ示す。図13Aに示す消音ユニット100は、第1消音部材10aの上面16aおよび第2消音部材10bの上面16bに、遮音性を有する部材を設ける代わりに第1吸音板50を設け、第1消音部材10aの底面18aおよび第2消音部材10bの底面18bに、遮音性を有する部材を設ける代わりに、第2吸音板52を設けている。通路30内を通過する音波の一部は、第1消音部材10aの内側面22aを通過して、第1消音部材10aの内部空間に進入し、吸音材90により消音される。吸音材90により消音されなかった音の一部は、第1消音部材10aの上面16aに設けられた第1吸音板50、あるいは底面18bに設けられた第2吸音板52により吸音される。
図13Bに示す消音ユニット100は、第1消音部材10aの上面16aおよび第2消音部材10bの上面16bに、遮音性を有する部材を設ける代わりに第1吸音板50を設け、第1消音部材10aの底面18aおよび第2消音部材10bの底面18bに、遮音性を有する部材を設ける代わりに、第2吸音板52を設けている。さらに、図13Bに示す消音ユニット100は、第1消音部材10aの外側面20a、および第2消音部材10bの外側面20bに、吸音板を設けている。すなわち、消音ユニット100は外周全てが吸音板で構成される。通路30内を通過する音波の一部は、第1消音部材10aの内側面22aを通過して、第1消音部材10aの内部空間に進入し、吸音材90により消音される。吸音材90により消音されなかった音の一部は、第1消音部材10aの上面16aに設けられた第1吸音板50、底面18bに設けられた第2吸音板52、あるいは外側面20aに設けられた吸音板により吸音される。
図13Cに示す消音ユニット100は、第1消音部材10aの上面16aと第2消音部材10bの上面16bを接続する遮音性を有する部材、第1消音部材10aの底面18aと第2消音部材10bの底面18bを接続する遮音性を有する部材を有する。さらに、図13Cに示す消音ユニット100は、第1消音部材10aの外側面20a、および第2消音部材10bの外側面20bに、吸音板を設けている。通路30内を通過する音波の一部は、第1消音部材10aの内側面22aを通過して、第1消音部材10aの内部空間に進入し、吸音材90により消音される。吸音材90により消音されなかった音の一部は、外側面20aに設けられた吸音板により吸音され、あるいは上面16a及び底面18bに設けられた遮音性を有する部材により遮音される。
以上のように本願発明の実施形態を説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。また、上述の実施形態のそれぞれの特徴は互いに矛盾しない限り組み合わせまたは交換することができる。
10a…第1消音部材
10b…第2消音部材
12a、12b…正面
14a、14b…裏面
16a、16b、16c…上面
18a、18b、18c…底面
20a、20b…外側面
22a、22b…内側面
30…通路
40a、40b、42b…開口部
44a、44b…第1開口部
46a、46b…第2開口部
50…第1吸音板
52…第2吸音板
56…第3吸音板
58…第4吸音板
60…第5吸音板
62…第6吸音板
70…第1内部吸音板
72…第2内部吸音板
90…吸音材
92a、92b、94b、96…端部
100…消音ユニット
200、300、400、500、600…消音構造体

Claims (16)

  1. 消音ユニットであって、
    略直方体形状の第1消音部材と、
    前記第1消音部材から離間して配置される、略直方体形状の第2消音部材と、
    前記第1消音部材および前記第2消音部材を接続する吸音板と、を有し、
    前記第2消音部材の方を向く前記第1消音部材の内側面は、音響透過性を有する部材を有し、
    前記第1消音部材の方を向く前記第2消音部材の内側面は、音響透過性を有する部材を有する、消音ユニット。
  2. 前記吸音板は第1吸音板および第2吸音板を有し、
    前記第1吸音板は、前記第1消音部材の上面と前記第2消音部材の上面とを接続し、
    前記第2吸音板は、前記第1消音部材の底面と前記第2消音部材の底面とを接続する、請求項1に記載の消音ユニット。
  3. 前記第1消音部材と第2消音部材との間には通路が画定されており、
    前記第1吸音板と、前記第2吸音板とを接続する、前記通路内に配置された第1内部吸音板と、
    前記第1消音部材の内側面と、前記第2消音部材の内側面とを接続する、前記通路内に配置された第2内部吸音板と、
    の少なくとも一方を有する、請求項2に記載の消音ユニット。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の消音ユニットを複数備えており、複数の前記消音ユニットを複数連結して構成される、消音構造体。
  5. 前記吸音板は第1吸音板を有し、
    前記第1吸音板は、前記第1消音部材の上面と前記第2消音部材の上面とを接続し、
    前記第1消音部材の上面は遮音性を有する部材を有し、底面は開口部を有し、
    前記第2消音部材の上面は遮音性を有する部材を有し、底面は開口部を有する、請求項1に記載の消音ユニット。
  6. 請求項5に記載の消音ユニットを2つ備えた消音構造体であって、2つの消音ユニットは、第4消音ユニットと、第1消音ユニットであり、
    前記第4消音ユニットの第1消音部材の上面の遮音性部材の上に、前記第1消音ユニットの第1消音部材の底面の開口部が配置され、
    前記第4消音ユニットの第2消音部材の上面の遮音性部材の上に、前記第1消音ユニットの第2消音部材の底面の開口部が配置されている、消音構造体。
  7. 前記第1消音部材の外側面は、遮音性を有する部材を有し、
    前記第2消音部材の外側面は、開口部を有する、請求項5に記載の消音ユニット。
  8. 請求項7に記載の消音ユニットを3つ備えた消音構造体であって、3つの消音ユニットは、第1消音ユニット、第2消音ユニット、第4消音ユニットであり、
    前記第4消音ユニットの第1消音部材の上面の遮音性部材の上に、前記第1消音ユニットの第1消音部材の底面の開口部が配置され、
    前記第4消音ユニットの第2消音部材の上面の遮音性部材の上に、前記第1消音ユニットの第2消音部材の底面の開口部が配置され
    前記第1消音ユニットの第2消音部材の外側面の開口部の右側に、前記第2消音ユニットの第1消音部材の外側面の遮音性部材が配置されている、消音構造体。
  9. 消音ユニットであって、
    略直方体形状の第1消音部材と、
    前記第1消音部材から離間して配置される、略直方体形状の第2消音部材と、
    前記第1消音部材と、前記第2消音部材の間に、前記第1消音部材及び前記第2消音部材のそれぞれから離間して配置される、略直方体形状の第3消音部材と、
    前記第1消音部材および前記第3消音部材を接続する吸音板と、
    前記第2消音部材および前記第3消音部材を接続する吸音板と、を有し、
    前記第1消音部材の方を向く前記第3消音部材の第1側面は、音響透過性を有する部材を有し、
    前記第2消音部材の方を向く前記第3消音部材の第2側面は、音響透過性を有する部材を有する、消音ユニット。
  10. 前記第1消音部材および前記第3消音部材を接続する吸音板は、第3吸音板、第4吸音板を有し、
    前記第2消音部材および前記第3消音部材を接続する吸音板は、第5吸音板、第6吸音板を有し、
    前記第3吸音板は、前記第1消音部材の上面と前記第3消音部材の上面とを接続し、
    前記第4吸音板は、前記第1消音部材の底面と前記第3消音部材の底面とを接続し
    前記第5吸音板は、前記第2消音部材の上面と前記第3消音部材の上面とを接続し、
    前記第6吸音板は、前記第2消音部材の底面と前記第3消音部材の底面とを接続する、請求項9に記載の消音ユニット。
  11. 前記第1消音部材と第3消音部材との間には第1通路が画定されており、
    前記第3消音部材と第2消音部材との間には第2通路が画定されており、
    前記第1消音部材の内側面と、前記第3消音部材の第1側面とを接続する、前記第1通路内に配置された第3内部吸音板と、
    前記第2消音部材の内側面と、前記第3消音部材の第2側面とを接続する、前記第2通
    路内に配置された第4内部吸音板と、
    前記第3吸音板と、第4吸音板とを接続する、前記第1通路内に配置された第5内部吸音板と、
    前記第5吸音板と、第6吸音板とを接続する、前記第2通路内に配置された第内部吸音板と、
    の少なくとも一つを有する、請求項10に記載の消音ユニット。
  12. 消音ユニットであって、
    略直方体形状の第1消音部材と、
    前記第1消音部材から離間して配置される、略直方体形状の第2消音部材と、
    を有し、
    前記第2消音部材の方を向く前記第1消音部材の内側面は、音響透過性を有する部材を有し、前記第1消音部材の内側面の反対側の外側面は遮音性を有する部材を有し、前記第1消音部材の上面は第1開口部を有し、底面は第2開口部を有しており、
    前記第1消音部材の方を向く前記第2消音部材の内側面は、音響透過性を有する部材を有し、前記第2消音部材の内側面の反対側の外側面は遮音性を有する部材を有し、前記第2消音部材の上面は第1開口部を有し、底面は第2開口部を有している、消音ユニット。
  13. 請求項12に記載の前記消音ユニットを前記第2消音部材の外側面に略直交する第1方向に2つ配置した消音部材層と、
    前記消音部材層の上に配置された板材と、を備えた、消音構造体。
  14. 請求項13に記載の消音構造体であって、
    前記板材は、遮音性を有する第1部材と、吸音板と、遮音性を有する第2部材とがこの順に2回繰り返して前記第1方向に連結されており、
    第1の消音ユニットの第1消音部材の第1開口部の上に前記板材の遮音性を有する第1部材が配置され、
    第1の消音ユニットの前記第2消音部材の第1開口部の上に前記板材の遮音性を有する第2部材が配置され、
    第2の消音ユニットの第1消音部材の第1開口部の上に前記板材の遮音性を有する第1部材が配置され、
    第2の消音ユニットの前記第2消音部材の第1開口部の上に前記板材の遮音性を有する第2部材が配置されている、消音構造体。
  15. 前記第1消音部材の内部、及び前記第2消音部材の内部には吸音材が充填されている、請求項1乃至3、請求項5、請求項7、請求項9乃至11、及び請求項12のいずれか一項に記載の消音ユニット。
  16. 前記第3消音部材の内部には吸音材が充填されている、請求項9乃至11のいずれか一項に記載の消音ユニット。
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