JP3198454U - 吸音体 - Google Patents

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弘美 吉見
弘美 吉見
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Abstract

【課題】室内に設置されたプレス機械などから発生する音と壁などに反射した音との増幅による室内の騒音と残響音を抑制するための壁に設置する吸音体を提供する。【解決手段】吸音体1は、設置面2eと、設置面2eの他方に傾斜面2aと、端面2cに開孔部を形成した空気層2dと、を有する単体2を、複数隣接して配置する。【選択図】図1

Description

本考案は、室内の壁に設置する吸音体に関する。
従来、工場内に設置されたプレス機械などの音源によって発生する騒音を抑制するため、室内の壁に設置して音源から壁までの音を吸音かつ散乱させる吸音体として、突出部を有するパネルを壁に設置するものが示されている(例えば、特許文献1又は2参照)。
特開平11−184474号公報 実開昭58−11510号公報
しかしながら、吸音体の吸音性能はおおよそ吸音部分の面積と厚みに比例するから、室内の空間を狭めない範囲での所定の高さの突出部のみによって構成される吸音体では吸音部分の面積と厚みには限度があり、吸音性能を向上させることは困難であった。また、音源からの音が止まっていても、暫く吸音されずに残った反射音によって生じる残響音が発生してしまう欠点が存在する。したがって、吸音部分の面積と厚みを確保しつつ、残響音も抑制するための吸音体が必要であった。
本考案は、上記課題に鑑み、室内の壁に設置する吸音体であって、設置面と、前記設置面の他方に傾斜面と、端面に開孔部を形成した空気層と、を有する単体を、複数隣接して配置することを特徴とする吸音体である。
また、室内の壁に設置する吸音体であって、設置面と、前記設置面の他方に傾斜面と、端面に開孔部を形成した空気層と、を有する単体を隣接して組み合わせて一組の複合体とし、一組の複合体の傾斜面の隣に次の一組の複合体の端面を隣接するように設置することを特徴とする吸音体である。
また、上記構成に加え、単体は、中空の芯材と、表面材と、から一体的に形成することを特徴とする吸音体である。
請求項1記載の考案によれば、音源から傾斜面への入射音は、傾斜面で吸音される。また、一部吸音されずに残った反射音は隣接する単体の側面もしくは傾斜面に入射して吸音及び反射し、空気層へ透過する音は空気層内部で吸音及び反射する。また、室内の壁やその他の傾斜面へ入射できない角度からの入射音を空気層に入射することで吸音及び反射する。
したがって、傾斜面、側面及び空気層で吸音部分の面積が形成されることによって吸音性能が向上し、反射音が小さくなるため、入射音と反射音によって増幅された音による騒音を抑制することが可能である。
また、吸音されずに残った反射音を空気層に入射することで、残響音の発生を抑制することが可能である。
請求項2記載の考案によれば、一組の複合体の傾斜面における反射音は、前記傾斜面に隣接する次の一組の複合体の複数の空気層に入射し、空気層内部で吸音されるため吸音性能の向上及び残響音の発生抑制を効果的に実施することが可能である。
請求項3記載の考案によれば、傾斜面、設置面、及び側面から空気層との間に所定の厚みを形成することができ、吸音性能を向上させることが可能である。
本考案の第一実施形態における単体を複数隣接して構成された吸音体を壁に設置した状態を示す斜視図である 本考案の第二実施形態における複合体を組み合わせて構成された吸音体を壁に設置した状態を示す斜視図である。 図2の音源から吸音体を複数配置した状態を示す正面図である。ただし、図1ないし3では、単体を繰り返し配置しているため、符号の記載を一部省略する。
(第一実施形態)
本考案の吸音体の第一実施形態について、図1に基づいて詳細に説明する。
図1に、音源4のある室内の壁3に吸音体1を設置している状態を示す。この吸音体1は複数の単体2を隣接し、設置面2eを壁3に設置している状態である。このとき、傾斜面2aは音源4方向に対して所定の角度を有する。
この単体2は、設置面2eと、該設置面2eの反対方向(他方)に傾斜面2aと、端面2cに開孔部を形成した空気層2dと、によって形成される。
上述した構成により、音源4から傾斜面2aへ入射する音(入射音4a)は、傾斜面2aで吸音される。また、一部吸音されずに残った音が反射する音(反射音4b)及び透過する音(透過音4c)となる。この反射音4cは隣接する単体2の側面もしくは傾斜面2aに入射して吸音及び反射され、透過音4dは空気層2dで吸音及び反射する。
また、室内の物体から反射され傾斜面2aへ入射できない角度からの入射音4dは、端面2cの空気層2dへ入射することで、空気層2d内部で吸音及び反射する。
したがって、この吸音及び反射を繰り返すことによって音波が減衰し、反射音4bが小さくなるため、入射音4aと反射音4bによって増幅された音による騒音を抑制することが可能である。また、空気層2dを設けることで吸音することができる面積を増やすことができ、吸音性能が向上するとともに、残響音発生の原因である吸音されずに残った反射音4bや入射音4dを空気層内部に取り込むことができ、残響音の発生を抑制することが可能である。
さらに、この単体2は、芯材と表面材2bの二層構造であり、芯材によって単体2の傾斜面2a、端面2c、空気層2d及び設置面2eを形成し、その表面を表面材2bによって被覆している。ここで、芯材及び表面材2bの素材は吸音性能を有するものであればよく、例えば、表面材2bはガラスクロス、芯材はグラスウールを主体とする素材を用いることができる。
これにより、単体2の傾斜面2a、側面及び空気層2dとで、吸音部分の面積を有し、吸音性能が向上させることができる。また、単体2の個数や大きさを調整することで吸音体1の大きさを容易に変更でき、壁のサイズや形状に合わせて施工することが可能である。
さらに、グラスウールやガラスクロスで形成される単体2で構成される吸音体1は、燃え広がりにくい防火性能を有するとともに、表面材2bのガラスクロスでグラスウールの芯材の劣化を保護することができ、建築物の室内に設置することに適している。
(第二実施形態)
次に、本考案の第二実施形態について、図2、図3に基づいて詳細に説明する。
図2に、第一実施形態の吸音体1を一組の複合体5とし、一組の複合体5の傾斜面2aの隣に次の一組の複合体5の端面2cを接するように複数の複合体5を壁3に配置した吸音体1を示す。
これにより、傾斜面2aにおける反射音4bは隣接する複数の空気層2dに入射し、空気層2d内部で吸音及び反射される。そのため、第一実施形態のような一方方向にのみ隣接させた吸音体1に比べ、傾斜面2aと側面のみだった吸音部分が、複数の空気層2dによって吸音部分の面積を増加させることができ、吸音性能がさらに向上するとともに、より多くの吸音されずに残った反射音4bを空気層2dへ取り込むことが可能になり残響音を抑制することができる。
また、図3に複数の第二実施形態の吸音体1を壁3に繰り返し配置した状態を、音源4からみた状態を示す。この時、壁3における配置すべき面積に応じて単体2の個数や大きさを調整することで吸音体1の大きさを容易に変更でき、壁のサイズや形状に合わせて施工することが可能である。
上記の第一及び第二実施形態では、吸音体1は複数の単体2を隣接して構成された場合の例示を示すが、すべての吸音体を一体的に成形することも可能である。
1・・・吸音体、2・・・単体、2a・・・傾斜面、2b・・・表面材、2c・・・端面、2d・・・空気層、2e・・・設置面、3・・・壁、4・・・音源、4a、4d・・入射音、4b・・・反射音、4c・・・透過音、5・・・複合体

Claims (3)

  1. 室内の壁に設置する吸音体であって、設置面と、前記設置面の他方に傾斜面と、端面に開孔部を形成した空気層と、を有する単体を、複数隣接して配置することを特徴とする吸音体。
  2. 室内の壁に設置する吸音体であって、設置面と、前記設置面の他方に傾斜面と、端面に開孔部を形成した空気層と、を有する単体を隣接して組み合わせて一組の複合体とし、一組の複合体の傾斜面の隣に次の一組の複合体の端面を隣接するように設置することを特徴とする吸音体。
  3. 単体は、中空の芯材と、表面材と、から一体的に形成することを特徴とする請求項1ないし2のいずれか一項記載の吸音体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107299781A (zh) * 2017-07-24 2017-10-27 苏州岸肯电子科技有限公司 一种声学效果可调的听音室
WO2020204008A1 (ja) * 2019-04-05 2020-10-08 パイオニア株式会社 音響制御部材及び音響制御部材の製造方法

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