JP5954092B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセスにより画像を形成する画像形成装置では、像担持体(感光体ドラム等)の表面が所定の電位に帯電され、これに画像露光が施されて静電潜像が形成される。そして、この感光体ドラム表面の潜像が現像手段により現像剤(トナー)を用いて現像され、トナー画像として可視化される。得られたトナー画像が感光体ドラムに搬送された記録用紙に転写され、トナー画像を担持した記録用紙が定着ユニットに搬送され、定着ユニットの定着ニップ部により記録用紙上の未定着トナー画像が加熱定着されて、記録用紙上に画像が形成される。
ところで、画像形成装置では、定着ユニットにおいて同一サイズの記録用紙を多量に処理する場合、当該記録用紙のエッジ部分が定着ユニットの定着ローラー上の同一位置に常に接することが起きる。そのため、定着ローラーにおいて記録用紙のエッジ部分が当接する位置には、当該定着ローラーの円周に沿って傷(以下、用紙エッジ傷という)が付き、その用紙エッジ傷により画像品質が劣化するという問題が知られている。
この問題を解決するため、定着ユニットを記録用紙の搬送方向に直交する方向に揺動させることにより、記録用紙のエッジ部分が定着ローラーと当接する位置を常に変化させるようにした画像形成装置が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−274558号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術において、記録用紙は、記録用紙の搬送方向に直交する方向において定着ユニットの中心線と当該記録用紙の中心線とが一致しない状態で搬送される。そのため、定着ニップ部を通過する記録用紙に作用する圧力は当該記録用紙の中心線に対して左右非対称となり、記録用紙にしわや画像ずれ等の画像ノイズが発生する場合があるという問題があった。
本発明は、定着ユニットを記録用紙の搬送方向に直交する方向に揺動させる場合、画像ノイズの発生を防止することが可能な定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る定着装置は、
定着部材と、前記定着部材を加圧して定着ニップ部を形成する加圧部材とを有し、記録用紙にトナー像を定着させる定着ユニットと、
前記定着ユニットを前記記録用紙の搬送方向に直交する方向に揺動させる揺動部と、
前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧状態を変更する加圧状態変更部と、
前記揺動部により前記定着ユニットが揺動させられた場合、前記定着ユニットの移動方向に合わせ、前記記録用紙の搬送方向に直交する方向において前記記録用紙の通紙センター位置と、前記記録用紙に作用する圧力分布のピーク位置とが一致するように、前記加圧状態変更部を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る画像形成装置は、上記定着装置を備える。
本発明によれば、定着ユニットを記録用紙の搬送方向に直交する方向に揺動させる場合、画像ノイズの発生を防止することが可能な定着装置および画像形成装置を提供することができる。
本実施の形態における画像形成装置の制御ブロック図である。 第1の実施の形態における定着装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態における定着装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態における定着ユニットの揺動機構および押圧アームの移動機構を示す図である。 第2の実施の形態における定着装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態における定着装置の構成の変形例を示す図である。 定着ユニットの揺動位置と押圧ばねの付勢力との関係を示す図である。 実施例および比較例の結果を表す表である。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明においては、各図面に向かって右方向を「右」と称し、左方向を「左」と称し、上方向を「上」と称し、下方向を「下」と称する。
[画像形成装置100の構成]
図1に示す画像形成装置100は、電子写真プロセスにより記録用紙に画像を形成する。画像形成装置100は、制御部101、原稿読み取り部110、操作表示部120、画像処理部130、画像形成部140、搬送部150、定着装置160、通信部171、記憶部172、第1駆動部180および第2駆動部182を備えている。なお、第2の実施の形態において、画像形成装置100は、第3駆動部184および第4駆動部186を第1駆動部180および第2駆動部182に代えて備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置100の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部172に格納されている各種データが参照される。記憶部172は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部171を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で、各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて記録用紙に画像を形成させる。通信部171は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
原稿読み取り部110は、コンタクトガラス上に搬送された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させ、原稿を読み取る。なお、コンタクトガラス上への原稿の搬送は、自動原稿給紙装置(ADF)により行われるが、手作業で原稿をコンタクトガラス上に載置する場合もある。
操作表示部120は、タッチパネル式の画面を有する。ユーザーは、各種の指示および設定のための入力操作を、タッチパネル式の画面を介して行うことができる。
画像処理部130は、アナログディジタル(A/D)変換処理を行う回路およびディジタル画像処理を行う回路を含む。画像処理部130は、原稿読み取り部110のCCDセンサーにより取得されたアナログ画像信号から、A/D変換処理によりディジタル画像データを生成して画像形成部140に出力する。
画像形成部140は、画像処理部130により生成されたディジタル画像データに基づいてレーザー光を発光し、当該発光したレーザー光を感光体ドラムに照射することにより、感光体ドラム上に静電潜像を形成する(露光工程)。
画像形成部140は、上記の露光工程に加え、露光工程前に行われる帯電工程、露光工程後に行われる現像工程、現像工程後の転写工程および転写工程後のクリーニング工程をそれぞれ実行するための構成を備えている。
帯電工程では、画像形成部140は、帯電装置からのコロナ放電により、感光体ドラムの表面を一様に帯電させる。現像工程では、画像形成部140は、現像装置内の現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム上の静電潜像に付着させることにより、感光体ドラム上にトナー像を形成する。
転写工程では、画像形成部140は、感光体ドラム上のトナー像を中間転写ベルトに1次転写させる。また、画像形成部140は、中間転写ベルト上のトナー像を、搬送部150により搬送された記録用紙に2次転写する。クリーニング工程では、画像形成部140は、転写工程後の感光体ドラムに残留しているトナーを除去する。
定着装置160は、定着ユニット162を有する。定着ユニット162は、定着ニップ部に導入された記録用紙上のトナー像に熱および圧力を加えること(加熱定着)により、トナー像を記録用紙に定着させる(定着工程)。この結果、記録用紙上には定着トナー像が形成される。定着ユニット162により加熱定着された記録用紙は、画像形成装置100の外部に排出される。
[定着ニップ部NPを形成する構成]
次に、図2,3を参照し、定着ニップ部NPを形成する構成について説明する。定着ニップ部NPは、下ベルト定着方式により構成される。定着装置160は、筐体190を有し、その筐体190の中に、定着ニップ部NPを形成する定着ユニット162を有する。筐体190は、記録用紙Sの搬送方向に直交する方向(左右方向、以下「用紙直交方向」という)に揺動可能に支持されている。なお、図2,3では、筐体190を揺動させた場合、用紙直交方向における記録用紙Sの通紙幅と定着ニップ部NPとの相対位置関係が理解できるように、記録用紙Sの外形状を点線で表示している。
定着ユニット162は、上側加圧部と下側加圧部とを有する。上側加圧部は、定着部材としての定着ローラー200を有する。下側加圧部は、加圧ベルト210、押圧パッド220および出口ニップ部材230を有する。加圧ベルト210および押圧パッド220は、加圧部材として機能する。押圧パッド220は、端部よりも中央部の外径が大きいクラウン形状を有し、加圧ベルト210を介して定着ローラー200を加圧する。このようにして、定着ローラー200と押圧パッド220との間には、記録用紙Sを狭持して搬送する上凸形状の定着ニップ部NPが形成される。
加圧ベルト210は、無端ベルトであり、ポリイミド等の耐熱性および可撓性の樹脂からなる基材(例えば厚さ100[μm])を、PFAまたはPTFE等の樹脂からなる離型層(例えば厚さ25[μm])で被覆することにより、構成されている。加圧ベルト210は、押圧パッド220および出口ニップ部材230に、回転可能に架け渡されている。
押圧パッド220は、加圧ベルト210の内側に配設され、加圧ベルト210を定着ローラー200に押圧する部材である。押圧パッド220は、加圧ベルト210を介して記録用紙Sを定着ローラー200に所定荷重で押圧するように、押圧アーム240a,240bによって上方向に付勢されている。
出口ニップ部材230は、加圧ベルト210の内側、かつ、押圧パッド220よりも定着ニップ部NPの出口側に配設された部材であって、端部よりも中央部の外径が小さい逆クラウン形状を有する。出口ニップ部材230は、用紙直交方向(軸方向)の両端部にて回転可能に支持されている。出口ニップ部材230は、加圧ベルト210を介して記録用紙Sを定着ローラー200に押圧することによって、記録用紙Sを、定着ニップ部NPから出るときに定着ローラー200の外周面から分離させる。出口ニップ部材230は、押圧パッド220と同様に、加圧ベルト210を介して記録用紙Sを定着ローラー200に所定荷重で押圧するように、押圧アーム240a,240bによって上方向に付勢されている。
押圧アーム240a,240bは、押圧パッド220および出口ニップ部材230の下部表面に当接しながら、用紙直交方向に一体的に移動可能に支持されている。
本実施の形態では、押圧アーム240a,240bを用紙直交方向に移動させることによって、押圧パッド220の定着ローラー200に対する加圧状態を変更する。具体的には、定着ユニット162が揺動した場合、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布のピーク位置が定着ユニット162の移動方向に移動するように、押圧アーム240a,240bを当該移動方向と逆方向に移動させる。
図2(a)および図3(a)は、定着ユニット162が左方向に移動した場合、押圧アーム240a,240bを右方向(つまり、定着ユニット162の移動方向と逆方向)に移動させた様子を示している。この場合、用紙直交方向において、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに対して押圧パッド220から作用する圧力分布を図2(b)に示す。図2(b)に示すように、押圧パッド220から記録用紙Sに作用する圧力分布は、記録用紙Sの中心線(図中一点鎖線、以下同じ)に対して左右対称となっている。言い換えると、用紙直交方向において記録用紙Sの通紙センター位置と、記録用紙Sに作用する圧力分布の高い側のピーク位置とが一致している。
また、用紙直交方向において、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに対して出口ニップ部材230から作用する圧力分布を図3(b)に示す。図3(b)に示すように、出口ニップ部材230から記録用紙Sに作用する圧力分布は、記録用紙Sの中心線に対して左右対称となっている。言い換えると、用紙直交方向において記録用紙Sの通紙センター位置と、記録用紙Sに作用する圧力分布の低い側のピーク位置とが一致している。
図2(c)および図3(c)は、定着ユニット162が右方向に移動した場合、押圧アーム240a,240bを左方向(つまり、定着ユニット162の移動方向と逆方向)に移動させた様子を示している。この場合、用紙直交方向において、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに対して押圧パッド220から作用する圧力分布を図2(d)に示す。図2(d)に示すように、押圧パッド220から記録用紙Sに作用する圧力分布は、記録用紙Sの中心線に対して左右対称となっている。言い換えると、用紙直交方向において記録用紙Sの通紙センター位置と、記録用紙Sに作用する圧力分布の高い側のピーク位置とが一致している。
また、用紙直交方向において、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに対して出口ニップ部材230から作用する圧力分布を図3(d)に示す。図3(d)に示すように、出口ニップ部材230から記録用紙Sに作用する圧力分布は、記録用紙Sの中心線に対して左右対称となっている。言い換えると、用紙直交方向において記録用紙Sの通紙センター位置と、記録用紙Sに作用する圧力分布の低い側のピーク位置とが一致している。
以上のように、定着ユニット162を用紙直交方向に揺動させた場合、押圧アーム240a,240bを定着ユニット162の移動方向と逆方向に移動させることによって、記録用紙Sが記用紙直交方向において定着ユニット162の中心線と記録用紙Sの中心線とが一致しない状態で搬送されることを防止している。したがって、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布は記録用紙Sの中心線に対して左右対称となり、記録用紙Sにしわや画像ずれ等の画像ノイズが発生することを防止することができる。
次に、図4を参照し、定着ユニット162の揺動機構および押圧アーム240a,240bの移動機構について説明する。図4(a)は、筐体190の底板300を、筐体190内に収容される下側加圧部の側から見た図である。図4(b)は、底板300を図4(a)の矢印A方向から見た断面図である。
底板300には、その中央付近に位置するピニオン310と、ピニオン310に対向して噛み合うラック320とが設けられている。また、底板300には、中央付近に開口部350aを有する長方形状のホルダー350が底板300上で移動可能に設けられている。ホルダー350には、その開口部350aから突出するピニオン330と、ピニオン330に対向して噛み合うラック340と、ホルダー350の両端部付近に位置する押圧アーム240a,240bとが設けられている。
ラック320は、ピニオン310が回転することによって、矢印B方向に移動する。これによって、ラック320が設けられた底板300は矢印B方向に移動し、ひいては定着ユニット162は用紙直交方向(矢印B方向)に揺動することとなる。図4(b)に示すように、ピニオン310は、制御部101の制御下において、例えばステッピングモーター等の第1駆動部180によって回転駆動される。
ラック340は、ピニオン330が回転することによって、底板300上で矢印C方向に移動する。これによって、ラック340が設けられたホルダー350は矢印C方向に移動し、ひいてはホルダー350に設けられた押圧アーム240a,240bは、底板300の揺動とは独立して、用紙直交方向(矢印C方向)に移動する。図4(b)に示すように、ピニオン330は、制御部101の制御下において、例えばステッピングモーター等の第2駆動部182によって回転駆動される。
なお、第1駆動部180、ピニオン310、ラック320および筐体190は、定着ユニット162を用紙直交方向に揺動させる揺動部として機能する。また、第2駆動部182、ピニオン330、ラック340およびホルダー350および押圧アーム240a,240bは、加圧部材(加圧ベルト210、押圧パッド220)の定着ローラー200に対する加圧状態を変更する加圧状態変更部として機能する。
制御部101は、アンバランス状態検知部として機能し、用紙直交方向において、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布のアンバランス状態を検知する。具体的には、制御部101は、定着ユニット162のホームポジションからの移動量に基づいて、記録用紙Sに作用する圧力分布のアンバランス量を検知する。定着ユニット162のホームポジションからの移動量に基づく圧力分布のアンバランス量は、例えば、実験またはシミュレーションによってあらかじめ求めておく。定着ユニット162の移動量は、例えば、定着ユニット162がホームポジションに位置する時点から、制御部101により第1駆動部180に対して出力された駆動パルス数に基づいて算出することができる。また、定着ユニット162の移動時間と移動速度(固定)とを乗算することによっても定着ユニット162の移動量を算出することができる。
制御部101は、第1駆動部180により定着ユニット162が揺動させられた場合、記録用紙Sに作用する圧力分布のアンバランス量を検知を検出し、そのアンバランス量に応じて、用紙直交方向において記録用紙Sの通紙センター位置と、記録用紙Sに作用する圧力分布のピーク位置とが一致するように第2駆動部182を制御する。具体的には、制御部101は、第2駆動部182を制御し、定着ユニット162の移動方向と逆方向に押圧アーム240a,240bを移動させる。
[第1の実施の形態における効果]
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、定着ローラー200と、定着ローラー200を加圧して定着ニップ部NPを形成する加圧部材(加圧ベルト210、押圧パッド220)とを有し、記録用紙Sにトナー像を定着させる定着ユニット162と、定着ユニット162を用紙直交方向に揺動させる揺動部と、加圧部材の定着ローラー200に対する加圧状態を変更する加圧状態変更部と、揺動部により定着ユニット162が揺動させられた場合、用紙直交方向において定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布のピーク位置が定着ユニット162の移動方向に合わせて移動するように、加圧状態変更部を制御する制御部101とを備える。
このように構成した第1の実施の形態によれば、定着ユニット162が用紙直交方向に揺動させられた場合、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布は、記録用紙Sの中心線に対して左右対称に近づくこととなり、記録用紙Sにしわや画像ずれ等の画像ノイズが発生することを防止することができる。
また、第1の実施の形態では、制御部101は、用紙直交方向において記録用紙Sの通紙センター位置と、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布のピーク位置とが一致するように加圧状態変更部を制御する。この構成により、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布は記録用紙Sの中心線に対して左右対称となり、記録用紙Sにしわや画像ずれ等の画像ノイズが発生することをより確実に防止することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態を詳細に説明する。第1の実施の形態では、押圧アーム240a,240bを用紙直交方向に移動させることによって、加圧部材(加圧ベルト210、押圧パッド220)の定着ローラー200に対する加圧状態を変更する構成について説明した。第2の実施の形態では、用紙直交方向における所定位置について加圧部材(加圧ローラー400)の定着ローラー200に対する加圧力を調整することによって、加圧部材の定着ローラー200に対する加圧状態を変更する構成について説明する。なお、第1の実施の形態における各部構成と同様のものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
[定着ニップ部NPを形成する構成]
次に、図5を参照し、定着ニップ部NPを形成する構成について説明する。定着ニップ部NPは、ローラー定着方式により構成される。定着装置160は、筐体190を有し、その筐体部材190の中に、定着ニップ部NPを形成する定着ユニット162を有する。筐体190は、用紙直交方向に揺動可能に支持されている。定着ユニット162の揺動機構は、第1の実施の形態と同様である。なお、図5では、筐体190を揺動させた場合、用紙直交方向における記録用紙Sの通紙幅と定着ニップ部NPとの相対位置関係が理解できるように、記録用紙Sの外形状を点線で表示している。
定着ユニット162は、上側加圧部と下側加圧部とを有する。上側加圧部は、定着部材としての定着ローラー200を有する。下側加圧部は、加圧部材として加圧ローラー400を有する。加圧ローラー400は、中央部よりも端部の圧力が大きくなるように、定着ローラー200を加圧する。定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sを外側に引っ張り、記録用紙Sにしわが生じないようにするためである。このようにして、定着ローラー200と加圧ローラー400との間には、記録用紙Sを狭持して搬送する定着ニップ部NPが形成される。なお、上側加圧部は、定着ローラー200の他に加熱ローラーおよび定着ベルトを有しても良い。この場合、定着ニップ部NPは、上ベルト定着方式により構成される。
加圧ローラー400は、アルミニウム等から形成された円筒状の芯金の外周面を、弾性層として厚さ1[mm]の耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30[°])で被覆し、更に、厚さ30[μm]のPFAチューブの樹脂層で被覆したものである。
加圧ローラー400は、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sを定着ローラー200に所定荷重で押圧するように、ばね部材としての押圧ばね410,420によって上方向に付勢されている。
加圧ローラー400の左端部付近の下面には、押圧ばね410、および回転可能なスライドカム430(カム部材)を介して第3駆動部184が接続されている。第3駆動部184は、制御部101の制御下において、スライドカム430を軸435中心で回転させる。第3駆動部184がスライドカム430を回転させることによって、押圧ばね410は、加圧ローラー400を上方向に付勢する。スライドカム430は、押圧ばね410を当該スライドカム430の回転位置に応じて異なる押圧力で押圧する。押圧ばね410の付勢によって、加圧ローラー400の左端部付近において、定着ローラー200に対する加圧ローラー400の加圧力は大きくなる。
加圧ローラー400の右端部付近の下面には、押圧ばね420、および回転可能なスライドカム440(カム部材)を介して第4駆動部186が接続されている。第4駆動部186は、制御部101の制御下において、スライドカム440を軸445中心で回転させる。第4駆動部186がスライドカム440を回転させることによって、押圧ばね420は、加圧ローラー400を上方向に付勢する。スライドカム440は、押圧ばね420を当該スライドカム440の回転位置に応じて異なる押圧力で押圧する。押圧ばね420の付勢によって、加圧ローラー400の右端部付近において、定着ローラー200に対する加圧ローラー400の加圧力は大きくなる。
なお、第3駆動部184、スライドカム430、押圧ばね410、第4駆動部186、スライドカム440、押圧ばね420は、加圧ローラー400の定着ローラー200に対する加圧状態を変更する加圧状態変更部として機能する。
本実施の形態では、スライドカム430,440の回転により加圧ローラー400に対する押圧ばね410,420の付勢力を調整することによって、加圧ローラー400の定着ローラー200に対する加圧状態を変更する。具体的には、定着ユニット162が揺動させられた場合、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布のピーク位置が定着ユニット162の移動方向に移動するように、当該移動方向と同じ方向に位置する押圧ばね410,420の付勢力を大きくする。
図5(a)は、定着ユニット162が左方向に移動した場合、スライドカム430を回転させることによって、押圧ばね410を上方向に付勢させた様子を示している。この場合、用紙直交方向において、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに対して加圧ローラー400から作用する圧力分布を図5(b)に示す。図5(b)に示すように、加圧ローラー400から記録用紙Sに作用する圧力分布は、記録用紙Sの中心線(図中一点鎖線、以下同じ)に対して左右対称となっている。言い換えると、用紙直交方向において記録用紙Sの通紙センター位置と、記録用紙Sに作用する圧力分布の低い側のピーク位置とが一致する。
図5(c)は、定着ユニット162が右方向に移動した場合、スライドカム440を回転させることによって、押圧ばね420を上方向に付勢させた様子を示している。この場合、用紙直交方向において、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに対して加圧ローラー400から作用する圧力分布を図5(d)に示す。図5(d)に示すように、加圧ローラー400から記録用紙Sに作用する圧力分布は、記録用紙Sの中心線に対して左右対称となっている。言い換えると、用紙直交方向において記録用紙Sの通紙センター位置と、記録用紙Sに作用する圧力分布の低い側のピーク位置とが一致する。
[第2の実施の形態における効果]
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、定着ユニット162を用紙直交方向に揺動させた場合、定着ユニット162の移動方向と同じ方向に位置する押圧ばね410,420の付勢力を大きくすることによって、記録用紙Sが用紙直交方向において定着ユニット162の中心線と記録用紙Sの中心線とが一致しない状態で搬送されることを防止している。したがって、第1の実施の形態と同様に、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布は記録用紙Sの中心線に対して左右対称となり、記録用紙Sにしわや画像ずれ等の画像ノイズが発生することを防止することができる。
[変形例]
なお、上記第2の実施の形態において、記録用紙Sの用紙サイズに応じて、加圧ローラー400の定着ローラー200に対する加圧力を調整しても良い。例えば、記録用紙Sの用紙サイズがA4縦送りサイズである場合とA4横送りサイズである場合とを比べると、押圧ばね410,420の付勢によって加圧ローラー400から記録用紙Sの両端部に作用する圧力は、用紙幅が狭いA4縦送りサイズの方が小さい。そこで、記録用紙Sの用紙サイズがA4縦送りサイズである場合には、A4横送りサイズである場合よりも押圧ばね410,420の付勢力を大きくすることが好ましい。
また、記録用紙Sの紙厚または紙坪量に応じて、加圧ローラー400の定着ローラー200に対する加圧力を調整しても良い。例えば、記録用紙Sの紙坪量が64[g/m](薄紙)である場合と300[g/m](厚紙)である場合とを比べると、薄紙である場合の方がしわが生じやすい。そこで、記録用紙Sの紙坪量が64[g/m]である場合、紙坪量が300[g/m]である場合よりも、押圧ばね410,420の付勢力を大きくし、すなわち、記録用紙Sを用紙直交方向の外側に引っ張る力を大きくすることによって記録用紙Sにしわが生じることを防止することが好ましい。
また、記録用紙Sに形成される画像パターンに応じて、加圧ローラー400の定着ローラー200に対する加圧力を調整しても良い。例えば、記録用紙Sの端部における余白が少ない(すなわち、より端部まで画像が形成される)場合と当該余白が多い場合とを比べると、余白が少ない場合の方が、記録用紙Sを用紙直交方向の外側に引っ張りにくく、記録用紙Sにしわが生じやすい。余白が少ない場合、記録用紙S上のトナーと定着ローラー200との間ですべりが発生しやすいからである。そこで、記録用紙Sの端部における余白が少ない場合(例えば、余白量:20[mm]以下)には、余白が多い場合(例えば、余白量:20[mm]以上)よりも、押圧ばね410,420の付勢力を大きくし、すなわち、記録用紙Sを用紙直交方向の外側に引っ張る力を大きくすることによって記録用紙Sにしわが生じることを防止することが好ましい。
また、定着ユニット162の周囲における湿度に応じて、加圧ローラー400の定着ローラー200に対する加圧力を調整しても良い。例えば、湿度が60[%]以上で高い場合と60[%]未満で低い場合とを比べると、湿度が低い場合の方が記録用紙Sの剛度が小さくなるため、記録用紙Sにしわが生じやすい。そこで、定着ユニット162の周囲における湿度が低い場合には、湿度が高い場合よりも、押圧ばね410,420の付勢力を大きくし、すなわち、記録用紙Sを用紙直交方向の外側に引っ張る力を大きくすることによって、記録用紙Sにしわが生じることを防止することが好ましい。
また、上記第2の実施の形態において、加圧状態変更部として、図6に示すように用紙直交方向の異なる位置に設けられ、偏心方向の位相が異なり、一体的に回転可能な複数のスライドカム600a,600bを用いても良い。スライドカム600a,600bは、当該スライドカム600a,600bの回転位置に応じて、加圧ローラー400をそれぞれ異なる押圧力で押圧する。
図6において、定着ローラー200と加圧ローラー400との間には、記録用紙Sを狭持して搬送する定着ニップ部NPが形成される。ベアリング500,510は、加圧ローラー400の回転軸上に設けられている。加圧レバー520,530は、ベアリング500,510をそれぞれ保持する。加圧レバー520の一端側には、回転可能なローラー560および押圧ばね570が設けられている。押圧ばね570の一端はローラー560に接続され、他端はばね受け部材540の内面に接続されている。ローラー560は、スライドカム600aに当接している。加圧レバー530の一端側には、回転可能なローラー580および押圧ばね590が設けられている。押圧ばね590の一端はローラー580に接続され、他端はばね受け部材550の内面に接続されている。ローラー580は、スライドカム600bに当接している。スライドカム600aは支持棒600cの一端に取り付けられ、スライドカム600bは支持棒600cの他端に取り付けられている。つまり、支持棒600cの回転に伴って、スライドカム600a,600bが一体的に回転する。
支持棒600cを例えばモーター等の駆動手段によって回転させた場合、その回転位置に応じて、スライドカム600aがローラー560を上方向に押圧する(つまり、スライドカム600bがローラー580を上方向に押圧しない)第1のタイミングと、スライドカム600bがローラー580を上方向に押圧する(つまり、スライドカム600aがローラー560を上方向に押圧しない)第2のタイミングとが生じる。第1のタイミングでは、スライドカム600aによって押圧されたローラー560は、押圧ばね570を上方向に付勢し、ひいては、ばね受け部材540は加圧レバー520およびベアリング500を上方向に付勢する。この付勢により、加圧ローラー400の左端部付近において、定着ローラー200に対する加圧ローラー400の加圧力は大きくなる。第2のタイミングでは、スライドカム600bによって押圧されたローラー580は、押圧ばね590を上方向に付勢し、ひいては、ばね受け部材550は加圧レバー530およびベアリング510を上方向に付勢する。この付勢により、加圧ローラー400の右端部付近において、定着ローラー200に対する加圧ローラー400の加圧力は大きくなる。
その他、上記第1および第2の実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
[実施例]
最後に、本発明者らが行った、上記実施の形態における有効性を確認する実験の結果について説明する。
[実施例に係る定着装置の構成]
実験用の定着装置としては、第2の実施の形態における定着装置160を用いた。具体的な実施条件は以下の通りである。
・定着ローラー200の外径:60[mm]
・定着ローラー200の表層部(ゴム層)の厚さ:10[mm]
・加圧ローラー400の外径:60[mm]
・加圧ローラー400の表層部(ゴム層)の厚さ:1[mm]
・定着ローラー200に対する加圧ローラー400の加圧力:1000[N]
・加圧力の変化幅:±10[%](900〜1100[N])
・定着ユニット162の揺動速度:1.12[mm/s]
・定着ユニット162の揺動幅:±5[mm]
[実験方法]
実験では、定着ユニット162を用紙直交方向に、定着ユニット162のホームポジションを挟んで定着装置160前側5[mm]の位置から定着装置160後側5[mm]の位置まで揺動させ、7つの揺動位置でそれぞれ記録用紙S(用紙坪量:60[g/m]の一般上質紙)を50枚通紙させた。この場合、定着ニップ部200を通過した記録用紙Sについて、しわの発生回数を目視で確認した。
実施例では、図7に示すように、定着ユニット162の揺動位置が定着装置160前側(図5の左側)である場合、押圧ばね410の加圧力を基準圧力(加圧力センター)より高くして押圧ばね420の加圧力を低くする一方、定着ユニット162の揺動位置が定着装置160後側(図5の右側)である場合、押圧ばね420の加圧力を加圧力センターより高くして押圧ばね410の加圧力を低くした。比較例では、定着ユニット162の揺動位置に関係なく、押圧ばね410,420の加圧力を加圧力センターで一定にした。図8は、実施例および比較例において確認されたしわの発生回数を示す。
[実験結果]
実施例では、定着ユニット162のホームポジションからの移動量が大きくなるほどしわの発生回数が多くなる比較例とは対照的に、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布を記録用紙Sの中心線に対して左右対称に近づけることができ、ひいては記録用紙Sにしわが発生することを全ての揺動位置において防止できた。
100 画像形成装置
101 制御部
102 CPU
103 ROM
104 RAM
110 原稿読み取り部
120 操作表示部
130 画像処理部
140 画像形成部
150 搬送部
160 定着装置
162 定着ユニット
171 通信部
172 記憶部
180 第1駆動部
182 第2駆動部
184 第3駆動部
186 第4駆動部
190 筐体
200 定着ローラー
210 加圧ベルト
220 押圧パッド
230 出口ニップ部材
240a,240b 押圧アーム
300 底板
310,330 ピニオン
320,340 ラック
350 ホルダー
350a 開口部
400 加圧ローラー
410,420,570,590 押圧ばね
430,440,600a,600b スライドカム
435,445 軸
500,510 ベアリング
520,530 加圧レバー
540,550 ばね受け部材
560,580 ローラー
600c 支持棒

Claims (11)

  1. 定着部材と、前記定着部材を加圧して定着ニップ部を形成する加圧部材とを有し、記録用紙にトナー像を定着させる定着ユニットと、
    前記定着ユニットを前記記録用紙の搬送方向に直交する方向に揺動させる揺動部と、
    前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧状態を変更する加圧状態変更部と、
    前記揺動部により前記定着ユニットが揺動させられた場合、前記定着ユニットの移動方向に合わせ、前記記録用紙の搬送方向に直交する方向において前記記録用紙の通紙センター位置と、前記記録用紙に作用する圧力分布のピーク位置とが一致するように、前記加圧状態変更部を制御する制御部と、
    を備える定着装置。
  2. 前記記録用紙の搬送方向に直交する方向において、前記記録用紙に作用する圧力分布のアンバランス状態を検知するアンバランス状態検知部を備え、
    前記制御部は、前記アンバランス状態検知部によるアンバランス状態の検知に応じて、前記加圧状態変更部を制御する請求項に記載の定着装置。
  3. 前記アンバランス状態検知部は、前記定着ユニットのホームポジションからの移動量に基づいて、前記記録用紙に作用する圧力分布のアンバランス量を検知する請求項に記載の定着装置。
  4. 前記加圧状態変更部は、前記記録用紙の搬送方向に直交する方向における所定位置について前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧力を調整することによって、前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧状態を変更する請求項1〜の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 前記制御部は、前記記録用紙の用紙サイズに応じて、前記加圧状態変更部を制御し、前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧力を調整させる請求項に記載の定着装置。
  6. 前記制御部は、前記記録用紙の紙厚または紙坪量に応じて、前記加圧状態変更部を制御し、前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧力を調整させる請求項に記載の定着装置。
  7. 前記制御部は、前記記録用紙に形成される画像パターンに応じて、前記加圧状態変更部を制御し、前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧力を調整させる請求項に記載の定着装置。
  8. 前記制御部は、前記定着装置の周囲における湿度に応じて、前記加圧状態変更部を制御し、前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧力を調整させる請求項に記載の定着装置。
  9. 前記加圧状態変更部は、
    前記加圧部材を前記定着部材の側へ付勢するばね部材と、
    回転可能なカム部材であって、前記ばね部材を当該カム部材の回転位置に応じて異なる押圧力で押圧するカム部材と、
    を有する請求項の何れか1項に記載の定着装置。
  10. 前記加圧状態変更部は、
    前記記録用紙の搬送方向に直交する方向において異なる位置に設けられ、偏心方向の位相が異なり、一体的に回転可能な複数のカム部材を有し、
    前記複数のカム部材は、当該複数のカム部材の回転位置に応じて、前記加圧部材をそれぞれ異なる押圧力で押圧する請求項の何れか1項に記載の定着装置。
  11. 請求項1〜10の何れか1項に記載の定着装置を備える画像形成装置。
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