JP5953969B2 - レーダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ及び該アンテナを保護するレドームを備えるレーダ装置に関する。
レーダ装置は、電波を送信し、送信した電波の反射波を受信することによって周囲に存在する障害物との距離や方向等を検出する装置である。レーダ装置に備えられているアンテナはレドームによって保護されている。
この様なレドームとして、減衰レドーム部を備えたものが知られている。該減衰レドーム部は、アンテナにより送受信される電波に対して高損失を与える材料で形成されたコア層を有している。(特許文献1参照)。
特開2003−243920号公報
しかしながら、上記減衰レドーム部が設けられている部位では、コア層の厚さに比例して電波の遮蔽率が増加する。このため、十分な遮蔽効果を得るためにはコア層を厚く形成する必要があり、小型化及び軽量化の妨げとなる虞がある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、効率よく電波を遮蔽可能なレーダ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた発明レーダ装置はレドームとアンテナとを備え、レドームは透過部と減衰部とを有している。減衰部は、レーダ波を減衰させる材料で形成された第1減衰層を少なくとも備え、該第1減衰層は、該第1減衰層内でのレーダ波の波長の四分の一を(2n−1)倍(但しnは自然数)した厚さを有している。
このように構成された本発明のレーダ装置では、アンテナからレドームを介してレーダ波を送信する場合、減衰部にて、第1減衰層をそのまま透過して外部へ送信される送信波と、第1減衰層での多重反射後に該第1減衰層を透過して外部へ送信される送信波とは、第1減衰層内でのレーダ波の波長の二分の一の整数倍の経路差があり、二分の一波長だけ位相がずれたものとなる。このため、両送信波は互いに打消しあうように作用し、減衰部を経て送信されるレーダ波を減衰させることができる。
レーダ波を受信する場合は、同様に、第1減衰層をそのまま透過した受信波と、第1減衰層での多重反射後に該1減衰層を透過した受信波とが、互いに打ち消し合うように作用する。
従って、本発明のレーダ装置では、減衰部を構成する材質によってレーダ波を減衰させるだけでなく、減衰部を単純に透過する単純透過波と、減衰部での多重反射後に該減衰部を透過する多重反射波とが打消し合うような構成を有しているため、電波を効率よく遮蔽することができる。
第一実施形態のレーダ装置を示す斜視図である。 図1のII−II線の断面を矢印方向から見た構成を示す説明図である。 不要波の経路を示す説明図である。 第二実施形態のレーダ装置を示す説明図ある。 第三実施形態のレーダ装置を示す説明図である。 第四実施形態のレーダ装置を示す説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本発明は、車両に搭載されるレーダ装置に適用される。
<第一実施形態>
<構成>
図1に示すように、第一実施形態のレーダ装置1は、ハウジング10及び該ハウジング10と対になるレドーム20を備え、略直方体に形成されている。レドーム20は、図2に示すように、有底筒状に形成されており、底部に形成されている透過部32と、透過部32の周囲を囲む様に形成されている減衰部31とからなる。
ハウジング10及びレドーム20により形成される収容空間18には、予め定められた周波数f0の電波(以下、レーダ波と称する)を送信し、物標からのレーダ波の反射波を受信することで、車両の周囲に存在する物標を認識するレーダ部50が収容されている。ここではレーダ部50の詳細な説明については省略するが、レーダ部50は少なくともアンテナ部60を有している。
アンテナ部60はアンテナ基板62から成り、アンテナ基板62は、一方の面が透過部32の収容空間18を形成する側の面(以下、上底面と称する)と対向するように、配置されている。上底面と対向するアンテナ基板62の面には、送信アンテナ62及び受信アンテナ64がアレイアンテナとして形成されている。以下では、両アンテナが形成されている面をアンテナ形成面と称し、両アンテナが形成されている領域をアンテナ開口面と称する。
アンテナ部60は、送信アンテナ62の指向性と受信アンテナ64の指向性とを合成した性能(合成指向性)を有している。この合成指向性は、アンテナ開口面に対して法線方向(図2の矢印aの方向)に延びており、この法線方向について対称な形状となっている。以下では、法線方向aをアンテナ部60のビーム方向aと称する。
つまり、レドーム20のうち、透過部32は法線方向aすなわちビーム方向aに位置する部位であり、減衰部31は合成指向性の範囲から外れた方向に位置する部位である。なお、ビーム方向aは図1に示すz座標の方向に相当する。
図2に戻り、ここで透過部32は、低損失でレーダ波を透過させる材料である透過材で形成されている。透過部32の厚さt0は、(1)式に示すように、透過材中を伝播するレーダ波の波長の二分の一の値に設定されている。
Figure 0005953969
λ0は自由空間を伝播するレーダ波の波長であり、ε1は透過材の誘電率を表している。
一方、減衰部31は、透過部32と同じ透過材で形成されている透過層42と、該透過層42の収容空間18側に減衰材で形成されている減衰層41と、透過層42の外部側に減衰層41と同じ減衰材で形成されている減衰層43とを有する。つまり、減衰部31は、透過層42を減衰層41及び43で挟んだ三層構成となっている。
減衰材とは、透過材とは誘電率が異なり、かつ高損失でレーダ波を透過させる材料であり、透過材の誘電正接(tanδ)をA1とし、減衰材の誘電正接をA2とすると、A1≪A2である。
ここで特に、減衰層41、43の厚さt1、t3は、(2)式に示すように、減衰材中を伝播するレーダ波の波長の四分の一を2n−1倍(但しnは自然数)した値に設定されている。また、透過層42の厚さt2は、(3)式に示すように、透過材中を伝播するレーダ波の波長の四分の一を2n−1倍(但しnは自然数)した値に設定されている。
Figure 0005953969
Figure 0005953969
ε2は減衰材の誘電率を表している。nは自然数である。
但しここでは、n=1として、減衰層41、43及び透過層42の厚さを設定している。つまり、t1、t3は減衰材中を伝播するレーダ波の波長の四分の一の値に設定され、t2は透過材中を伝播するレーダ波の波長の四分の一の値に設定されている。
レドーム20は、例えば、二色成形法により形成されている。具体的には、まず減衰材を型に充填して、コの字の断面を有し向かい合う壁の厚さがt1(=t3)となる溝状のものを略長方形状に形作る一次成形を行う。これにより、厚さt1の向かい合う壁となるように成形された部位が、減衰層41、43となる。次に、この一次成形品を別の型に移し、減衰層41と減衰層43との間に透過材を充填して減衰部31を形成し、型に合わせて透過材を引き続き充填して透過部32を形成し、減衰層41、43に透過層42が一体化したレドーム20を二次成形品として成形する。
また、アンテナ基板62は、ビーム方向aを上下方向として、上面(アンテナ形成面(位置P))が、減衰部31の減衰層41の下端(位置Q)より上に位置するように、収容空間18に配置されている。
<作用>
次に、図3に示すように、レーダ波がアンテナ部60からレドーム20を経てレーダ装置1外部へ送信される場合を例にとって、レーダ装置1の作用を説明する。
レーダ装置1では、外部へ送信されるレーダ波は、減衰層41及び減衰層43を透過する際に減衰する。また、減衰の割合は減衰層41、43を通過する場合に比べるとかなり小さいものの、レーダ波は、透過層42を透過する際に減衰する。
さらに、レーダ装置1では、減衰層41、43及び透過層42での反射によって、外部へ送信されるレーダ波に経路差が生じるため、外部へ送信されるレーダ波の位相が異なる。外部へ送信されるレーダ波の経路は幾つか考えられるが、例として、減衰層41、透過層42、減衰層43の順に、いずれの層においても反射されること無く送信される経路を第1経路71とする。また、減衰層41と透過層42との境界で反射され、減衰層41と収容空間18の空気層との境界で反射され、この後、減衰層41、透過層42、減衰層43の順に送信される経路、すなわち減衰層41の両側の境界で反射される経路を第2経路72とする。
さらにまた、透過層42と減衰層43との境界で反射され、さらに透過層42と減衰層41との境界で反射され、この後、透過層42及び減衰層43を透過し送信される経路、すなわち透過層42の両側で反射される経路を第3経路73とする。また、減衰層41、透過層42と透過し、減衰層43と外部との境界で反射され、減衰層43と透過層42との境界で反射され、この後、減衰層43を透過し送信される経路、すなわち減衰層43の両側で反射される経路を第4経路74とする。
ここで、第1経路71を経て外部へ送信されるレーダ波(以下、単純透過波と称する)と、第2経路72、第3経路73、第4経路74を経て外部へ送信されるレーダ波(以下、多重反射波と称する)とでは、それぞれ減衰層41、透過層42及び減衰層43におけるレーダ波の二分の一波長の経路差があり、二分の一波長だけ位相がずれたものとなる。このため、単純透過波と多重反射波とは、互いに打消しあうように作用する。
なお、ここでは第1経路71〜第4経路74について例を挙げて説明したが、その他種々の経路においても、経路差が波長の二分の一の値である場合、または波長の二分の一に波長の整数倍を加えた値である場合に、これらのレーダ波同士が互いに打ち消し合う。
つまり、レーダ装置1は、減衰部31を経て外部へ送信されるレーダ波を、減衰層41、43及び透過層42で減衰させるとともに、経路差を利用して打ち消している。
<効果>
以上説明したように、本実施形態のレーダ装置1では、アンテナ部60の合成指向性の範囲から外れた方向に設けられている減衰部31が、材質によってレーダ波を減衰させるだけでなく、単純透過波と多重反射波とを打ち消し合わせる構成を有しているため、電波を効率よく遮蔽することができる。従って、アンテナの合成指向性の範囲から外れた方向での送信波または受信波を不要波として、該不要波を減衰させ、レーダ装置の特性を向上させることができる。
また、減衰部31を三層構成としているため、減衰部を一つの減衰層からなる単層構成とする場合に比べて、レドーム20の強度を向上させることができる。
さらにまた、透過層42は透過部32を形成する材料と同じ材料によって形成されているため、二色成形によりレドーム20を簡易に形成することができる。 また、誘電体中での波長短縮効果により、減衰層41、43、すなわち減衰部31を薄く形成することができるため、結果として、レーダ装置1を小型化することができる。
<請求項との対応>
本実施形態におけるアンテナ部60が特許請求の範囲における「アンテナ」に相当し、減衰部31が特許請求の範囲における「減衰部」に相当し、減衰層41、43が「第1減
衰層」、「第3減衰層」に相当し、透過層42が特許請求の範囲における「第2減衰層」に相当する。また、送信アンテナ64及び受信アンテナ66が形成されている領域が特許請求の範囲における「開口面」に相当する。
<第二実施形態>
上記実施形態では、図4に示すように、第二実施形態のレーダ装置2では、レドーム22の減衰部33が二層構成となっている点が上記実施形態とは異なる。以下の実施形態では、上記実施形態と異なる構成について主に説明する。また、図にて上記実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
レドーム22は、上記実施形態のレドーム20の減衰部31から減衰層43を除いた形状となっており、減衰層41及び透過層42からなる。これに伴って、減衰部33は上記実施形態の減衰部31より薄くなり、ハウジング12は減衰部33に合わせた厚さに形成されている。
このように構成されたレーダ装置2は、構造が簡単であるため、容易に製造することができる。
<第三実施形態>
第三実施形態のレーダ装置3では、図5に示すように、レドーム23が、減衰部35に導電層47を備えている点が異なる。導電層47は、減衰層41と透過層42との間に設けられ、金属製の薄膜からなる。
これによると、導電層47は電波を透過させないため、減衰部35での不要波の受信及び送信を抑制することができる。
さらに、送信時には、減衰層41と収容空間18との境界からの反射波と、減衰層41と導電層47との境界からの反射波とが互いに打ち消し合うため、レーダ装置3内部(収容空間18)での不要波を低減することができる。
なお、本実施形態における導電層47が特許請求の範囲における「第減衰層」に相当する。
<第四実施形態>
第四実施形態のレーダ装置4では、図6に示すように、減衰部37の構成が上記実施形態とは異なる。減衰部37は、減衰層43からなる単層構成であり、これ伴い、ハウジング14は減衰層43に合わせた厚さに形成されている。
減衰層43は、有底筒状に形成されたレドーム24の側壁に相当する壁部45と、透過部32に沿うようにして壁部45からレドーム24の中央へ延びて形成されている上面部46とからなる。つまり、本実施形態では、透過部32の周囲に沿って、減衰部37が形成されている。透過部32は、レドーム24のうち、アンテナ開口面を法線方向(ビーム方向)aに投影した部位に相当している。
ここで、透過部32のうち減衰部37と重ならない部位は、アンテナ開口面を上記法線方向に投影した部位より中央側に位置している。さらに、透過部32のうち減衰部37と重ならない部位の面積Rは、アンテナ開口面積Sより小さくなる(R<S)ように形成されている。
このように構成されたレーダ装置4は、アンテナ部60の合成指向性の範囲から外れた領域の不要波に対する遮蔽効果をより向上させることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて様々な態様で実施することが可能である。
(イ)レドームの減衰部は、上記実施形態では、第1減衰層を備える単層構成、第1減衰層と第2減衰層とを備える二層構成、及び複数の第1減衰層と単数の透過層からなる三層構成であったが、これに限るものではない。単数の第1減衰層と複数の第2減衰層及び誘電層による三層構成であってもよいし、第1減衰層と第2減衰層とを交互に複数層積層した構成であってもよい。
(ロ)導電層は、上記実施形態では金属膜で構成されていたが、これに限るものではない。
(ハ)上記実施形態では、アンテナ部60のビーム方向aは、アンテナ基板62のアンテナ形成面の法線方向であったが、アンテナ部のビーム方向はこれに限るものではなく、任意に設定してよい。また、アンテナ部60の合成指向性の範囲は、上記実施形態ではビーム方向aについて対象であったが、これに限るものではなく任意に設定してよい。ここで、レドームは、レーダ波を透過させたい部位(合成指向性の範囲に位置する部位)が透過部として構成され、レーダ波を透過させたくない部位(合成指向性の範囲から外れた方向に位置する部位)が減衰部として構成されていればよい。
(ニ)上記実施形態では、減衰層41、43及び透過層42の厚さを式(2)、(3)にてn=1とした値に設定していたが、これに限るものではない。減衰層及び透過層の厚さは、nを任意に定めた値(自然数)に設定してよい。また、少なくとも一つの減衰層が式(2)を満たす値に設定されていれば、減衰部を構成する他の層を任意の厚さに設定してもよい。
(ホ)上記実施形態では、レドームは二色成形法により形成されていたが、これに限るものではない。例えば、射出成形などにより減衰層及び透過層を個別に形成した後、これらを接着剤で接着することによりレドームを形成してもよい。または、減衰層及び透過層を個別に形成した後、これらを熱圧着により一体化させてもよい。あるいは、減衰層及び透過層を個別に形成した後、溝等を設けることにより、はめ込み式で一体化させてもよい。
(ヘ)レーダ装置は、車両に搭載されるものであって、車両のいずれの部位に取り付けられるものであってもよい。そして、レーダ装置のビーム方向に位置する車体の一部を透過材によって形成し、かつ、ビーム方向から外れた方向に位置する車体の一部を減衰材によって形成し、これらが上記実施形態のレドームを兼ねるように構成してもよい。
例えば、車両のバンパーに設けられたエンブレムの裏側(車両側)に、該エンブレムの大きさより小さい外形のレーダ装置を取り付ける場合であれば、ビーム方向に位置するエンブレムを透過材によって形成し、かつ該エンブレムの裏側から車両側に延びる壁部を、該エンブレムの外縁に沿って減衰材により形成してもよい。ここで、壁部の厚さは、減衰材でのレーダ波の波長の四分の一を2n−1倍(但し、nは自然数)した値とする。すなわち、この様に透過材と減衰材とによって形成されたエンブレムがレーダ装置のレドームを兼ねるように構成してもよい。
また例えば、車室内に設けられたルームミラーの内部(鏡の裏側)にレーダ装置を取り付ける場合であれば、ルームミラーの背面(鏡が取り付けられている筐体)のうち、ビーム方向に位置する部位を透過材によって形成し、ビーム方向から外れた方向に位置する部位を減衰材によって形成してもよい。ここで、ビーム方向から外れた方向に位置する部位の厚さは、減衰材でのレーダ波の波長の四分の一を2n−1倍(但し、nは自然数)した値とする。すなわち、この様に透過材と減衰材とによって形成されたルームミラーの背面が、レーダ装置のレドームを兼ねるように構成してもよい。
なお、上述の様に、レーダ装置が取り付けられる場所、及びレーダ装置の外形の大きさはこれらに限るものではなく、また、レーダ装置のレドームの一部を兼ねさせる車体の一部としては、種々の態様が考えられる。
1、2、3、4・・・レーダ装置 20、22、23、24・・・レドーム 31・・・減衰部 32・・・透過部 33、35、37・・・減衰部 41・・減衰層 42・・・透過層 43・・・減衰層 47・・・導電層

Claims (5)

  1. 予め定められた周波数の電波からなるレーダ波の送信及び受信のうち少なくとも一方を行うアンテナ(60)と、
    前記レーダ波を透過させる部位である透過部(32)、及び前記レーダ波を減衰させる部位である減衰部(31)を有するレドーム(20、24)と、
    を備え、
    前記減衰部は、前記レーダ波を減衰させる材料で形成された第1減衰層(41)と、前記第1減衰層に積層され、かつ該第1減衰層とは異なる誘電率を有する材料で形成された第2減衰層(42)と、前記第1減衰層との間に前記第2減衰層を挟むように形成された第3減衰層(43)と、を少なくとも備え、
    前記第1減衰層は、該第1減衰層内での前記レーダ波の波長の四分の一を2n−1倍(但しnは自然数)した厚さを有し
    記第2減衰層は、前記透過部を形成する材料と同じ材料によって形成され
    前記第3減衰層は、前記第1減衰層を形成する材料と同じ材料によって形成されていること
    を特徴とするレーダ装置(1、4)。
  2. 前記第2減衰層は、該第2減衰層内での前記レーダ波の波長の四分の一を2n−1倍(但しnは自然数)した厚さを有することを特徴とする請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記減衰部は、前記第1減衰層と前記第2減衰層との間に積層され、導電性を有する材料で形成された第減衰層(47)を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のレーダ装置。
  4. 前記レドーム(24)は、前記アンテナの開口面を該アンテナ開口面の法線方向に投影した部位を前記透過部とし、該透過部の周囲に前記減衰部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレーダ装置。
  5. 前記レーダ装置は車両に搭載されたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に
    記載のレーダ装置。
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