JP7417491B2 - レーダ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、レーダ装置に関する。
車両の自動運転及び衝突防止などを目的として使用されるミリ波レーダが知られている。ミリ波レーダは、電波を照射し、照射した電波が物体にて反射した反射波を検出して、所定の検出範囲内における物体の存在及びその物体までの距離を検出するためのレーダである。
ミリ波レーダの性能は、車両に搭載して評価すると、レーダ単体で評価したときと比較して劣化する。これは、検出範囲から外れたり意図しない領域に回り込んだりした電波である不要波が、干渉波となってレーダが照射する電波の位相を乱し、物体の方位検出に誤差を生じさせることによって生じる。主要な不要波として、バンパからの反射波が知られている。
特許文献1には、レーダ装置のハウジングに、電磁波を吸収する材料にて形成された吸収要素を設けることで、不要波の多重反射を抑制して物体の方位検出の誤差を低減する技術が開示されている。
特表2015-507738号公報
上述したようなレーダ装置では、吸収要素をレーダ装置とは別に設ける必要があるため、製造コストが上昇するという問題があった。また、発明者の詳細な検討の結果、バンパからの反射波だけでなく、レーダ背面へ放射される不要波も、車両のボディで反射することによって干渉波となり、物体の方位検出に誤差を生じさせる要因となるという新たな課題が見出された。
本開示の一局面は、レーダにおける物体の方位検出の誤差を低減する新規な構成のレーダ装置を提供することが好ましい。
本開示の一態様は、電波を放射して所定の検出範囲に存在する物体を検出するレーダ装置(1,1a~1f)であって、アンテナ部(2)と、レドーム(4,4a~4f)と、を備える。アンテナ部は、電波を放射する。レドームは、アンテナ部が放射する電波を透過する材料で形成され、アンテナ部の電波が放射される側を覆うように配置される。また、レドームは、当該レドーム内を伝搬する電波の伝搬を抑制する抑制部(43,43a~43f)を有する。抑制部は、アンテナ部で送受信される電波がレドーム内を伝搬するときの波長であるレドーム内波長の1/3以下の厚みを有する。
このような構成によれば、レドーム内を伝搬する電波が抑制部において伝搬し難くなるため、レドーム内を伝搬することで生じ得る不要波を抑制部により抑制することができる。これにより、レーダの電波に干渉し得る不要波が減少するため、レーダにおける物体の方位検出の誤差を低減することができる。
本開示の一態様は、電波を放射して所定の検出範囲に存在する物体を検出するレーダ装置(1,1a~1f)であって、アンテナ部(2)と、レドーム(4,4a~4f)と、筐体(3,3c,3d)と、を備える。アンテナ部は、電波を放射する。レドームは、アンテナ部が放射する電波を透過する材料で形成され、アンテナ部の電波が放射される側を覆うように配置される。筐体は、レドームと共にアンテナ部を収納する空間を形成し、レドームを固定する。また、筐体は、底部(32)と、側壁部(33)と、を有する。底部は、アンテナ部の電波が放射される側の面とは反対側の面に対向して配置される。側壁部は、底部の周縁に設けられ、アンテナ部を囲う。レドームは、板状部(41)と、固定部(42)と、を有する。板状部は、アンテナ部の電波が放射される側の面に対向して配置される。固定部は、板状部の周縁に設けられ、側壁部の内側で筐体に固定される。また、固定部は、側壁部を覆うように当該固定部から外側に突出し、当該レドーム内を伝搬する電波の伝搬を抑制する抑制部(43,43a~43f)を有する。抑制部は、レドームの当該レーダ装置における走査方向である方位検出方向の両側の端部に沿って設けられ、板状部よりも薄い厚みを有する。
このような構成によれば、抑制部によりレーダの端部において塩水保護を行いつつ、レドーム内を伝搬する電波が抑制部において伝搬し難くなるため、レドーム内においてレドーム端部まで伝搬することで生じ得る不要波を抑制することもできる。これにより、レーダの電波に干渉する不要波が減少するため、レーダにおける物体の方位検出の誤差を低減することができる。
第1実施形態のレーダ装置を模式的に示す平面図である。 図1のレドームを外した状態を示す平面図である。 図1のIII-III線での断面図である。 図1のIV-IV線での切断部を示す端面図である。 第1実施形態のレドームの端部における抑制部の拡大斜視図である。 第1実施形態の抑制部の拡大斜視断面図である。 レーダ装置の方位検出精度の改善効果を示すグラフである。 抑制部の厚み及び形状に対する背面放射電力の変化を示すグラフである。 抑制部の波状形状の周期に対する背面放射量の変化を示すグラフである。 第2実施形態のレーダ装置を模式的に示す平面図である。 図10のXI-XI線での切断部を示す端面図である。 第3実施形態のレーダ装置を模式的に示す平面図である。 図12のXIII-XIII線での切断部を示す端面図である。 基部の両面に湾曲部を有する抑制部の断面を模式的に示す図である。 基部の両面に湾曲部を有する抑制部の断面の他の変形例を模式的に示す図である。 湾曲部が固定部に対して斜めに形成される抑制部を有するレーダ装置を模式的に示す平面図である。 X軸方向に所定の間隔を空けて湾曲部が設けられる抑制部を有するレーダ装置を模式的に示す平面図である。 図17のXVIII-XVIII線での切断部を示す拡大断面図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
本実施形態のレーダ装置1は、車両に搭載され、放射波を送信し、当該放射波が物体にて反射した反射波を受信する。放射波は、あらかじめ定められた周波数の電波であり、例えばミリ波が用いられる。レーダ装置1は、放射波及び反射波を送受信する送受信回路、周囲の物体の情報を取得するために送受信回路にて受信した受信信号を処理する信号処理部等を備えてもよい。レーダ装置1は、例えば車両のバンパの内部に設置され、車両周辺の所定の検出範囲に存在する様々な物体を検出する。
図1~図3に示すように、レーダ装置1は、アンテナ部2と、筐体3と、レドーム4と、を備える。なお、レーダ装置1は、車両のバンパにおいて、車両のボディ5の一部である金属製の板面に固定される。
アンテナ部2は、長方形状のアンテナ基板21を備える。アンテナ基板21の両面のうち、一方の面には、電波を送受信する複数のアンテナ素子22が設けられる。以下、アンテナ素子22が形成されたアンテナ基板21の面をアンテナ面23という。すなわち、アンテナ面23は、アンテナ部2の電波が放射される側の面である。
ここで、アンテナ基板21の長辺方向をx軸方向、短辺方向をy軸方向とし、アンテナ面23に対して垂直な軸方向をz軸方向とする。以下では、便宜上、このxyz三次元座標軸を用いて説明する。ただし、アンテナ面23を境界として放射波が放射される側がz軸のプラス側であり、その反対側がz軸のマイナス側である。そして、z軸のプラス側をアンテナ正面側、z軸のマイナス側をアンテナ背面側ともいう。
アンテナ素子22は、x軸方向及びy軸方向に沿ってそれぞれ複数個が2次元的に配列される。そして、y軸方向に沿って1列に配置された複数のアンテナ素子22が、それぞれ、1つのアレーアンテナ(以下、単位アンテナ)として機能する。つまり、アンテナ部2は、複数の単位アンテナがx軸方向に沿って配列された構造を有する。複数の単位アンテナは、いずれか1つが送信アンテナとして使用され、それ以外は受信アンテナとして使用される。つまり、レーダ装置1では、単位アンテナの配列方向であるx軸方向が、当該レーダ装置1における走査方向である方位検出方向となる。
ただし、送信アンテナ及び受信アンテナの態様はこれに限定されるものではなく、送信アンテナとして使用される単位アンテナ、及び、受信アンテナとして使用される単位アンテナの数及び配置は、任意に設定できる。また、全ての単位アンテナが送信アンテナとして使用されてもよいし、全ての単位アンテナが受信アンテナとして使用されてもよい。
筐体3は、金属材料によって構成され、直方体状の外観を有し、レドーム4と共にアンテナ部2を収納する空間を形成する。筐体3は、1つの面にアンテナ部2を収容するための凹部である筐体凹部31が設けられる。
筐体凹部31は、筐体3が有する底部32と側壁部33とから形成される。底部32は、アンテナ基板21のアンテナ面23とは反対側の面に対向して配置される。側壁部33は、底部32の周縁に底部32から垂直に伸びるように設けられ、アンテナ部2を囲う。筐体凹部31の深さ、すなわち側壁部33の高さは、アンテナ基板21の厚さと同じ大きさに設定される。
アンテナ部2は、アンテナ基板21のアンテナ面23とは反対側の面が、筐体凹部31の底面、すなわち底部32に接するように固定される。これにより、筐体3が、アンテナ部2のグランドパターンとして作用する。また、アンテナ部2は、アンテナ基板21の厚さ方向に沿った面である側面と、筐体凹部31の内側面と、の間に、レドーム4の固定に使用される隙間が形成されるように、筐体凹部31内に固定される。上記筐体凹部31の内側面とは、側壁部33の内側面であり、筐体凹部31内とは、側壁部33内である。また、筐体3は、筐体凹部31が形成された面とは反対側の面、すなわち底部32のアンテナ基板21と接する面とは反対側の面がボディ5への固定面とされる。
なお、アンテナ部2が送受信する電波の波長をλとして、筐体凹部31を囲う側壁部33の幅L1は、L1≦λ/4、且つ、筐体3として必要な強度が確保される大きさに設定される。本実施形態では、側壁部33の幅L1は2mmに設定される。
以下では、アンテナ基板21が筐体凹部31に取り付けられたレーダ装置1に対しても、アンテナ基板21のxyz軸方向を適用する。
レドーム4は、略直方体状の外形を有し、その一面が開口した箱型の形状を有する。つまり、レドーム4は、長方形の筒状に形成された固定部42と、固定部42の一方の開口を塞ぐように配置された板状部41と、を有する。板状部41は、アンテナ基板21のアンテナ面23に対向して配置される。固定部42は、板状部41の周縁に板状部41から垂直に伸びるように設けられる。
レドーム4は、アンテナ部2にて送受信される電波を低損失で透過させる誘電体により形成される。ただし、誘電体の誘電率は1より大きい。レドーム4において、板状部41の厚さは、レドーム内波長をλgとして、λg/2に設定される。レドーム内波長とは、アンテナ部2にて送受信される電波がレドーム4内を伝搬するときの波長である。
レドーム4は、固定部42の開口側が筐体凹部31の周囲に固定されることで、筐体凹部31を覆い、筐体凹部31に収納されたアンテナ部2のアンテナ面23を保護する。具体的には、アンテナ基板21の厚さ方向に沿った面である側面と、側壁部33の内側面と、の間に形成される隙間に固定部42が挿入されることで、レドーム4は筐体3に固定される。つまり、固定部42は、当該固定部42の外側面と側壁部33の内側面とが接触するように、側壁部33の内側で筐体3に固定される。
固定部42は、抑制部43と、突出部44と、を有する。抑制部43及び突出部44は、固定部42のz軸方向における中央付近において、側壁部33の底部32側とは反対側の端部の面を覆うように、当該固定部42の外側面から外側に垂直に突出する。抑制部43及び突出部44のそれぞれの幅は、側壁部33の幅L1と同様に2mmに設定される。
本実施形態では、レドーム4のx軸方向、すなわち方位検出方向の両側の端部に沿って抑制部43が設けられ、レドーム4のy軸方向の両側の端部に沿って突出部44が設けられる。なお、単位アンテナの配置によって、y軸方向が方位検出方向である場合は、突出部44に変えて抑制部43が設けられてもよい。つまり、固定部42が抑制部43のみを有する構成であってもよい。
突出部44は、平板状に形成されており、板状部41と同等程度の厚みを有する。
抑制部43は、板状部41よりも薄い厚みを有するように構成される。これにより、抑制部43は、レドーム4内を伝搬する電波の伝搬を抑制するように機能する。
具体的には、図4~図6に示すように、抑制部43は、基部45と、湾曲部46と、を有する。
基部45は、抑制部43における平板状の部分である。基部45は、z軸方向、すなわち厚み方向において、レドーム内波長の1/3以下の厚みを有する。つまり、レドーム4において、基部45の厚みT、すなわち抑制部43の最も厚みが薄い部分である後述する溝部47における厚みは、T≦λg/3に設定される。本実施形態では、基部45の厚みTは、0.6mmに設定される。
湾曲部46は、抑制部43における、z軸方向に沿った平面での断面形状が波状形状を有するように湾曲して突出する部分である。湾曲部46は、x軸方向に細長く固定部42に対して垂直に延びて、アンテナ正面側に突出する突条である。湾曲部46は、基部45上におけるy軸方向に沿って所定の間隔を空けて2つ以上形成される。これにより、基部45上における湾曲部46同士の間には、z軸方向に沿った平面での断面形状が波状形状を有するように湾曲して凹む溝部47が形成される。溝部47は、x軸方向に細長く固定部42に対して垂直に延びて、アンテナ背面側に凹む。
本実施形態では、y軸方向、すなわち厚み方向と垂直な方向に沿って並ぶ複数の湾曲部46は、レドーム内波長の2/3以下の周期でz軸方向に上下の位置が波状に変化するように湾曲する正弦曲線を形成する。なお、y軸方向における湾曲部46のおおよその幅L2は、L2≦λg/3に設定される。本実施形態では、湾曲部46の曲率半径rが0.3mmに設定される。つまり、本実施形態では、湾曲部46のおおよその幅L2は、0.6mmに設定される。ここで、抑制部43の厚みtは、本実施形態のような波状形状の場合、等価的な厚さとして、波状形状の中央までの厚さとする。これにより、本実施形態の抑制部43の厚みtは、0.9mmとなる。
[1-2.作用]
レーダ装置1では、アンテナ部2から放射された放射波は、レドーム4を介して外部に放射される。放射波の一部は、レドーム4の2つの境界面で反射されるが、レドーム4の厚さがλg/2に設定されているため、内側面での反射波と外側面での反射波との位相が打ち消し合い、レドーム4からアンテナ部2に向かう反射波が抑制される。また、放射波の一部は、レドーム4内で多重反射しながら、レドーム4内を伝搬して、外部に放射される。そして、レドーム4の端部からは、様々な方向に放射され、レーダ装置1の背面方向にも放射される。背面方向に放射される不要波は、ボディ5で反射して前方に向けて放射され、所定の検出範囲内に放射される放射波と干渉することによって方位検出に誤差を生じさせる。
レーダ装置1では、方位検出方向の両側の端部に設けられた、板状部41よりも厚みが薄い抑制部43において、レドーム4内を伝搬する電波が伝搬し難くなる。このように、レドーム4内を伝搬する電波の伝搬が抑制部43により抑制されることで、レドーム4内を伝搬する電波が、不要波の放射源であるレドーム4の端部まで伝搬出来ずに放射されるため、筐体3で反射してレーダ装置1の前面方向へ放射される。つまり、抑制部43は、レドーム4の端部からの不要波の放射を抑制するように作用する。
[1-3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)本実施形態のレドーム4は、筐体3の側壁部33の底部32側とは反対側の端部の面を覆う、抑制部43及び突出部44を有する。これにより、レーダ装置1の端部において塩水保護を行うことができる。
また、本実施形態のレドーム4は、基部45と湾曲部46とにより断面形状が波状形状を有する抑制部43を方位検出方向の両側の端部に有する。そして、基部45の厚みTがT≦λg/3であり、湾曲部46がレドーム内波長の2/3以下の周期で設けられることから、レドーム4内を伝搬する電波が抑制部43のz軸方向及びy軸方向の両方向において伝搬し難くなる。このように、レドーム4内を伝搬する電波の伝搬が抑制部43により抑制されることで、レドーム4内を伝搬する電波が、不要波の放射源であるレドーム4の端部まで伝搬出来ずに放射されるため、筐体3で反射してレーダ装置1の前面方向へ放射される。これにより、レーダ装置1の背面方向への放射を抑制することができる。その結果、レーダ装置1の電波に干渉し得る不要波が減少するため、レーダ装置1における物体の方位検出の誤差を低減することができる。
(1b)本実施形態では、抑制部43が、基部45に加え湾曲部46を有するため、抑制部43において、レドーム4内を伝搬する電波を伝搬し難くしつつ、平均的な抑制部43の厚みを厚くすることができる。このため、レーダ装置1における物体の方位検出の誤差を低減と、製造性と、を両立させることができる。
[1-4.測定]
図7は、アンテナ部2で取得される信号に基づき、-50°~+50°の範囲で方位検出の誤差をシミュレーションによって算出した結果を示す。実線が本開示の波状形状の抑制部43を有する実施例であり、破線が比較例である。比較例は、方位検出方向であるx軸方向の両側の端部に、y軸方向に設けられる突出部44と同様に、厚みが一定な平板状の突出部であって、厚みが2mmの突出部を有する構成である。
実施例及び比較例のいずれも、±15°を超えたあたりから誤差が増大する。ただし、実施例の方が、方位検出の誤差の抑制効果が大きいことがわかる。特に-15°以下で、当該抑制効果が顕著に表れている。
図8は、実施例の波状形状の抑制部43における等価的な厚み、及び、比較例の平板状の突出部における厚みを変化させて測定した背面方向への放射電力(以下、背面放射電力)の平均値を示す。実線が実施例であり、破線が比較例である。背面放射電力の平均値は、実施例及び比較例のいずれにおいても、抑制部43及び突出部の厚みが厚いほど高く、抑制部43及び突出部の厚みが薄いほど低くなる。ただし、同じ厚みにおいて、実施例は、比較例よりも背面放射電力の平均値が低くなる傾向がある。特に、本実施形態の抑制部43の厚み0.9mmに近い、厚み1mmでの比較では、実施例は、比較例よりも背面放射電力の平均値が顕著に低くなることがわかる。
図9は、実施例の抑制部43の湾曲部46が形成する正弦曲線の周期を変化させて測定した背面方向への放射電力(以下、背面放射電力)の平均値を示す。背面放射電力の平均値は、正弦曲線の周期が大きくなるほど高くなり、周期が2λg/3以下では略一定となる。
[2.第2実施形態]
[2-1.構成]
図10及び図11に示すように、第2実施形態では、レーダ装置1aが備えるレドーム4aの抑制部43aの形状が、第1実施形態のレーダ装置1が備えるレドーム4の抑制部43と異なる。その他、レーダ装置1aの基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と共通する構成については同一符号を用いて説明を省略し、第1実施形態と相違する構成を中心に説明する。
レドーム4aは、板状部41と、固定部42と、を有する。
固定部42は、抑制部43aと、突出部44と、を有する。
抑制部43aは、レドーム4の方位検出方向の両側の端部に沿って設けられる。抑制部43aは、平板状に形成されており、z軸方向において、レドーム内波長の1/3以下の厚みを有する。つまり、レドーム4aにおいて、抑制部43aの厚みTaは、Ta≦λg/3に設定される。本実施形態では、抑制部43aの厚みTaは、0.6mmに設定される。
[2-2.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(2a)本実施形態のレドーム4aの抑制部43aは、上述した第1実施形態の抑制部43と同様な効果を発揮する。具体的には、抑制部43a及び突出部44により、レーダ装置1の端部において塩水保護を行うことができる。
また、抑制部43aが方位検出方向の両側の端部に設けられ、抑制部43aの厚みTaがTa≦λg/3である。このため、レドーム4a内を伝搬する電波の伝搬が抑制部43aにより抑制されることで、レドーム4a内を伝搬する電波が、不要波の放射源であるレドーム4aの端部まで伝搬出来ずに放射されるため、筐体3で反射してレーダ装置1aの前面方向へ放射される。これにより、レーダ装置1aの背面方向への放射を抑制することができる。その結果、レーダ装置1aの電波に干渉し得る不要波が減少するため、レーダ装置1aにおける物体の方位検出の誤差を低減することができる。
[3.第3実施形態]
[3-1.構成]
図12及び図13に示すように、第3実施形態では、レーダ装置1bが備えるレドーム4bの抑制部43bの形状が、第1実施形態のレーダ装置1が備えるレドーム4の抑制部43と異なる。その他、レーダ装置1bの基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と共通する構成については同一符号を用いて説明を省略し、第1実施形態と相違する構成を中心に説明する。
レドーム4bは、板状部41と、固定部42と、を有する。
固定部42は、抑制部43bと、突出部44と、を有する。
抑制部43bは、レドーム4bの方位検出方向の両側の端部に沿って設けられる。抑制部43bは、基部45bと、凸部46bと、を有する。
基部45bは、抑制部43bにおける平板状の部分である。基部45bは、z軸方向、すなわち厚み方向において、レドーム内波長の1/3以下の厚みを有する。つまり、レドーム4bにおいて、基部45bの厚みTb、すなわち抑制部43bの最も厚みが薄い部分である後述する溝部47bにおける厚みは、Tb≦λg/3に設定される。本実施形態では、基部45bの厚みTbは、0.6mmに設定される。
凸部46bは、抑制部43bにおける、z軸方向に沿った平面での断面形状が凹凸形状を有するように突出する部分である。凸部46bは、x軸方向に細長く固定部42に対して垂直に延びて、アンテナ正面側に突出する長方体状の突条である。凸部46bは、基部45b上におけるy軸方向に沿って所定の間隔を空けて2つ以上形成される。これにより、基部45b上における凸部46b同士の間には、z軸方向に沿った平面での断面形状が凹凸形状を有するように長方体状に凹む溝部47bが形成される。溝部47bは、x軸方向に細長く固定部42に対して垂直に延びて、アンテナ背面側に凹む。
凸部46b及び溝部47bは、y軸方向において、それぞれレドーム内波長の1/3以下の幅を有する。つまり、レドーム4bにおいて、凸部46bの幅L2bはL2b≦λg/3に設定され、溝部47bの幅L3bは、L3b≦λg/3に設定される。本実施形態では、凸部46bの幅L2b及び溝部47bの幅L3bは、それぞれ0.6mmに設定され、複数の凸部46bは、等間隔で基部45b上に設けられる。
[3-2.効果]
以上詳述した第3実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3a)本実施形態のレドーム4bの抑制部43bは、上述した第1実施形態の抑制部43と同様な効果を発揮する。具体的には、抑制部43b及び突出部44により、レーダ装置1bの端部において塩水保護を行うことができる。
また、抑制部43bが方位検出方向の両側の端部に設けられ、基部45bの厚みTbがTb≦λg/3であり、凸部46bの幅L2bがL2b≦λg/3である。このため、レドーム4b内を伝搬する電波の伝搬が抑制部43bにより抑制され、レドーム4b内を伝搬する電波が、不要波の放射源であるレドーム4bの端部まで伝搬出来ずに放射されるため、筐体3で反射してレーダ装置1bの前面方向へ放射される。これにより、レーダ装置1bの背面方向への放射を抑制することができる。その結果、レーダ装置1bの電波に干渉し得る不要波が減少するため、レーダ装置1bにおける物体の方位検出の誤差を低減することができる。
(3b)本実施形態では、抑制部43bが、基部45bに加え凸部46bを有するため、抑制部43bにおいて、レドーム4b内を伝搬する電波を伝搬し難くしつつ、平均的な抑制部43bの厚みを厚くすることができる。このため、レーダ装置1bにおける物体の方位検出の誤差を低減と、製造性と、を両立させることができる。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(4a)上記第1実施形態及び第3実施形態では、湾曲部46及び凸部46bが、基部45,45bのアンテナ正面側の面に形成されている構成の抑制部43,43bを例示したが、抑制部の構成はこれに限定されるものではない。例えば、抑制部は、基部のアンテナ背面側の面、又は、基部のアンテナ正面側の面及びアンテナ背面側の面の両面に、湾曲部又は凸部が形成されていてもよい。
例えば、図14に示すレーダ装置1cのように、レドーム4cの抑制部43cは、基部45cのアンテナ正面側の面及びアンテナ背面側の面の両面に湾曲部46cを有してもよい。湾曲部46cは、基部45cの両面上において、それぞれ所定の間隔を空けて2つ以上形成される。基部45cの両面上に形成される湾曲部46cは、それぞれ基部45cを中心に対照的に配置される。すなわち、抑制部43cにおいて、アンテナ正面側に突出する湾曲部46cと、アンテナ背面側に突出する湾曲部46cと、が基部45cを挟んでz軸方向に並ぶように配置される。なお、基部45cの厚みTcは、Tc≦λg/3に設定される。また、基部45cのアンテナ正面側の面に形成される複数の湾曲部46c、及び、基部45cのアンテナ背面側の面に形成される複数の湾曲部46cは、それぞれレドーム内波長の2/3以下の周期でz軸方向に上下の位置が波状に変化するように湾曲する正弦曲線を形成する。なお、筐体3cの側壁部の抑制部43cに覆われる端面は、基部45cのアンテナ背面側の面に形成される湾曲部46cと噛み合うように、z軸方向に沿った平面での断面形状が波状形状を有するように湾曲する。
また、例えば、図15に示すレーダ装置1dのように、レドーム4dの抑制部43dは、基部45dのアンテナ正面側の面及びアンテナ背面側の面の両面に湾曲部46dを有してもよい。湾曲部46dは、基部45dの両面上において、それぞれ所定の間隔を空けて2つ以上形成される。基部45dの両面上に形成される湾曲部46dは、それぞれ基部45dを中心に非対照的に配置される。すなわち、抑制部43dにおいて、アンテナ正面側に突出する湾曲部46dと、アンテナ背面側に突出する湾曲部46dと、が基部45dを挟んでy軸方向にズレて配置される。換言すると、アンテナ正面側に突出する湾曲部46dと、アンテナ背面側に突出する湾曲部46d同士の間に形成されるアンテナ正面側に凹む溝部47dと、が基部45dを挟んでz軸方向に並ぶように配置される。なお、基部45dの厚みTdは、Td≦λg/3に設定される。また、基部45dのアンテナ正面側の面に形成される複数の湾曲部46d、及び、基部45dのアンテナ背面側の面に形成される複数の湾曲部46dは、それぞれレドーム内波長の2/3以下の周期でz軸方向に上下の位置が波状に変化するように湾曲する正弦曲線を形成する。なお、筐体3dの側壁部の抑制部43dに覆われる端面は、基部45dのアンテナ背面側の面に形成される湾曲部46dと噛み合うように、z軸方向に沿った平面での断面形状が波状形状を有するように湾曲する。
(4b)上記第1実施形態及び第3実施形態では、湾曲部46及び凸部46bが、x軸方向に細長く固定部42に対して垂直に延びる構成を例示したが、湾曲部46及び凸部46bが設けられる向きはこれに限定されるものではない。
例えば、湾曲部及び凸部が、x軸方向に細長く固定部に対して斜めに設けられてもよい。具体的には、図16に示すレーダ装置1eのように、レドーム4eの抑制部43eは、x軸方向に細長く固定部に対して斜めに伸びる湾曲部を有してもよい。
また、例えば、湾曲部及び凸部がy軸方向に細長く固定部に対して平行に設けられてもよい。具体的には、図17及び図18に示すレーダ装置1fのように、レドーム4fの抑制部43fは、y軸方向に細長く固定部に対して平行に伸びる湾曲部46fを有してもよい。図18の例では、湾曲部46fは、x軸方向に沿って所定の間隔を空けて2つ形成される。
(4c)上記第1実施形態では、y軸方向に沿って並ぶ複数の湾曲部46が、レドーム内波長の2/3以下の周期でz軸方向に上下の位置が波状に変化するように湾曲する正弦曲線を形成する構成を例示した。しかし、y軸方向に沿って並ぶ複数の湾曲部が形成する波状形状は、正弦曲線に限定されるものではない。例えば、y軸方向における湾曲部同士の間隔、すなわち溝部の幅が、y軸方向における湾曲部のおおよその幅よりも長く形成される波状形状であってもよい。また、例えば、湾曲部が等間隔で配置されなくてもよい。
(4d)上記第3実施形態では、溝部47bが凸部46bと同様に、y軸方向において、レドーム内波長の1/3以下の幅を有する構成を例示した。しかし、y軸方向における溝部の幅はこれに限定されるものではない。例えば、y軸方向における溝部の幅、すなわち凸部同士の間隔が、y軸方向における凸部の幅よりも長く形成されてもよい。また、例えば、凸部が等間隔で配置されなくてもよい。
(4e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1,1a~1f…レーダ装置、2…アンテナ部、3,3c,3d…筐体、4,4a~4f…レドーム、32…底部、33…側壁部、41…板状部、42…固定部、43,43a~43f…抑制部。

Claims (8)

  1. 電波を放射して所定の検出範囲に存在する物体を検出するレーダ装置(1,1a~1f)であって、
    前記電波を放射するアンテナ部(2)と、
    前記アンテナ部が放射する前記電波を透過する材料で形成され、前記アンテナ部の前記電波が放射される側を覆うように配置されるレドーム(4,4a~4f)と、
    を備え、
    前記電波は、ミリ波が用いられ、
    前記レドームは、誘電体から形成され、
    前記レドームは、前記アンテナ部の前記電波が放射される側の面に対向して配置される板状部(41)と、前記板状部の周縁に設けられ、前記アンテナ部を囲う固定部(42)と、を有し、
    前記固定部は、当該固定部から外側に突出し、当該レドームを伝搬する前記電波の伝搬を抑制する抑制部(43,43a~43f)を有し、
    前記抑制部は、前記アンテナ部で送受信される前記電波が前記レドームを伝搬するときの波長であるレドーム内波長の1/3以下の厚みを有する、レーダ装置。
  2. 請求項1に記載のレーダ装置であって、
    前記抑制部は、前記レドームの当該レーダ装置における走査方向である方位検出方向の両側の端部に沿って設けられる、レーダ装置。
  3. 電波を放射して所定の検出範囲に存在する物体を検出するレーダ装置(1,1a~1f)であって、
    前記電波を放射するアンテナ部(2)と、
    前記アンテナ部が放射する前記電波を透過する材料で形成され、前記アンテナ部の前記電波が放射される側を覆うように配置されるレドーム(4,4a~4f)と、
    前記レドームと共に前記アンテナ部を収納する空間を形成し、前記レドームを固定する筐体(3,3c,3d)と、
    を備え、
    前記筐体は、前記アンテナ部の前記電波が放射される側の面とは反対側の面に対向して配置される底部(32)と、前記底部の周縁に設けられ、前記アンテナ部を囲う側壁部(33)と、を有し、
    前記レドームは、前記アンテナ部の前記電波が放射される側の面に対向して配置される板状部(41)と、前記板状部の周縁に設けられ、前記側壁部の内側で前記筐体に固定される固定部(42)と、を有し、
    前記固定部は、前記側壁部を覆うように当該固定部から外側に突出し、当該レドームを伝搬する前記電波の伝搬を抑制する抑制部(43,43a~43f)を有し、
    前記抑制部は、前記レドームの当該レーダ装置における走査方向である方位検出方向の両側の端部に沿って設けられ、前記板状部よりも薄い厚みを有する、レーダ装置。
  4. 請求項3に記載のレーダ装置であって、
    前記電波は、ミリ波が用いられ、
    前記レドームは、誘電体から形成され、
    前記抑制部は、前記アンテナ部で送受信される前記電波が前記レドームを伝搬するときの波長であるレドーム内波長の1/3以下の厚みを有する、レーダ装置。
  5. 請求項1、請求項2及び請求項4のいずれか1項に記載のレーダ装置であって、
    前記抑制部は、平板状の基部(45)と、前記基部上に所定の間隔を空けて2つ以上形成され、厚み方向に沿った平面での断面形状が波状形状を有するように湾曲して突出する湾曲部(46,46c~46f)と、を有し、
    前記基部は、前記厚み方向において、前記レドーム内波長の1/3以下の厚みを有する、レーダ装置。
  6. 請求項1、請求項2、請求項4及び請求項5のいずれか1項に記載のレーダ装置であって、
    前記抑制部は、平板状の基部(45)と、前記基部上に所定の間隔を空けて2つ以上形成され、厚み方向に沿った平面での断面形状が波状形状を有するように湾曲して突出する湾曲部(46,46c~46f)と、を有し、
    前記湾曲部は、前記レドーム内波長の2/3以下の周期で前記厚み方向に上下の位置が波状に変化するように湾曲する正弦曲線を形成する、レーダ装置。
  7. 請求項1、請求項2及び請求項4のいずれか1項に記載のレーダ装置であって、
    前記抑制部は、平板状の基部(45b)と、前記基部上に所定の間隔を空けて2つ以上形成され、厚み方向に沿った平面での断面形状が凹凸形状を有するように突出する凸部(46b)と、を有し、
    前記基部は、前記厚み方向において、前記レドーム内波長の1/3以下の厚みを有する、レーダ装置。
  8. 請求項1、請求項2、請求項4及び請求項7のいずれか1項に記載のレーダ装置であって、
    前記抑制部は、平板状の基部(45b)と、前記基部上に所定の間隔を空けて2つ以上形成され、厚み方向に沿った平面での断面形状が凹凸形状を有するように突出する凸部(46b)と、を有し、
    前記凸部は、前記厚み方向と垂直な方向において、前記レドーム内波長の1/3以下の幅を有する、レーダ装置。
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