JP5953848B2 - カラーフィルタ形成基板および液晶表示装置 - Google Patents
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Description
このような液晶表示装置においては、従来は、液晶層の厚み(セルギャップとも言う)を保持するために、通常、TFT基板とカラーフィルタ形成基板との間に、両基板間の間隔を一定に保つために、粒径の均一なプラスチックビーズを間隔制御用のスペーサ(ビーズスペーサと言う)として両基板間に散在させていたが、ビーズの均一分布は難しく、ビーズの移動の問題があり、ビーズの凝集によるセルギャップムラ、ビーズ周辺での配向乱れによるコントラスト低下などの不具合があり、近年では、フォトリソ法によりカラーフィルタ用の各色の着色層を形成してカラーフィルタ形成基板を作製する際に、カラーフィルタ用の各色の着色層を積層して柱形状を形成し、更にOC層(オーバーコート層とも言う)で覆い柱状スペーサを形成するようになってきた。
そして、カラーフィルタ形成基板110とTFT基板120とによりセル組みして、液晶130を封止して液晶表示装置としている。
しかし、このような液晶表示装置においては、カラーフィルタ形成基板110とTFT基板120とによりセル組みした状態で、搬送等により振動を受けた場合、図6(b)に示すように、TFT基板120側の突起121aが柱状スペーサ115の着色層113Bを覆うOC層114を突き抜け、着色層113Bに達し、着色層113Bを削り、その着色発塵物が液晶130中へ流入し、表示不良となってしまうことがあった。
このような場合、着色層113Bの屑(かすとも言う)である着色発塵物の液晶130への流入を防止するため、従来は、図6(c)に示すように、柱状スペーサ115のOC層114側の着色層113Bの幅サイズを大きくして、ダイコート法等によるOC層114形成の際のレべリング作用によるOC層114の薄くなることを防止し、OC層114を少しでも厚くなるようにして形成して対応していた。
ここではW1<W2である。
尚、柱形状を形成する各着色層の形状は、通常、円形形状、四角形状である。
また、通常、柱状スペーサ115のOC層114は、ラビング処理による摩擦力や搬送や携帯等の振動に起因する押圧力に耐えるには、ビッカース硬度60以上で、膜厚0.2μm以上であることが好ましく、より好ましくは、0.3μmとされている。(特許文献1参照)
また、TFT基板120側の突起121aは、液晶に印加される電圧を制御する電極部などで、カラーフィルタ形成基板110側の柱状スペーサ115をTFT基板120側にしっかり密着させている。
このため、ブラックマトリクス領域に形成する柱状スペーサの幅も細化が必要となり、柱状スペーサ115のOC層114側の透明基板111から最も離れた最上の着色層113Bの幅サイズを大きくして、ダイコート法等によるOC層114形成の際のレべリング作用によるOC層114の薄くなることを防止することができなくなってきた。
本発明は、これに対応するもので、各色の着色層を積層して柱形状を形成し、OC層で覆った柱状スペーサを備えたカラーフィルタ形成基板であって、TFT基板とセル組みして液晶表示装置とした場合において、振動を受けても、柱状スペーサの最上の着色層の屑である着色発塵物が液晶中へ流入することを防止できるカラーフィルタ形成基板を提供しようとするものである。
特に、スマートフォン等の高精細な表示が求められる液晶表示装置とした場合でも、振動を受けても、柱状スペーサの最上の着色層の屑である着色発塵物が液晶中へ流入することを防止できるカラーフィルタ形成基板を提供しようとするものである。
同時に、セル組みした状態で振動を受けても、前述の柱状スペーサの着色層の屑である着色発塵物が液晶中へ流入することを防止できる液晶表示装置を提供しようとするものである。
そして、上記のカラーフィルタ形成基板であって、スマートフォン(多機能携帯電話あるいは高機能携帯電話とも言う)やタブレット型の多機能端末の液晶表示装置用であることを特徴とするものである。
そしてまた、上記いずれかのカラーフィルタ形成基板であって、横電界方式で液晶表示を制御するIPS(In Plane Switchingの略)方式の液晶表示装置用であることを特徴とするものである。
尚、ここでの「透明基板側に凹んだ形状」とは、柱状のスペーサの前記透明基板から最も離れた着色層が、凹んで貫通しない形状、凹んで貫通する形状の両方を含む。
また、ここでの「スペーサ」とは、先にも述べたように、カラーフィルタ形成基板とTFT基板とによりセル組みして液晶を封止している液晶表示装置において、液晶層の厚み(セルギャップ)を保持するためのスペーサである。
本発明のカラーフィルタ形成基板は、このような構成にすることにより、各色の着色層を積層して柱形状を形成し、OC層で覆った柱状スペーサを備えたカラーフィルタ形成基板で、TFT基板とセル組みして液晶表示装置とした状態で振動を受けても、柱状スペーサを形成する着色層の着色発塵物が液晶中へ流入することを防止できるカラーフィルタ形成基板を、提供することを可能としている。
具体的には、透明基板の一面上に、カラーフィルタ形成用の各色の着色層とブラックマトリクスを配し、且つ、前記ブラックマトリクス上に、前記カラーフィルタ形成用の各色の着色層のうちの2以上の着色層を積層して柱形状を形成して、OC層(オーバーコート層、保護層とも言う)で覆った柱状のスペーサを設けた、液晶表示装置用のカラーフィルタ形成基板であって、前記柱状のスペーサの前記透明基板から最も離れた着色層は、その前記透明基板側でない側が、前記透明基板側に凹んだ形状であることにより、これを達成している。
先にも説明したように、従来、液晶表示装置において、用いるカラーフィルタ形成基板が、着色層を積層して、更にOC層で覆って柱形状を形成して、柱状スペーサとしている場合、TFT基板とセル組して表示装置とした際、搬送や携帯における振動により、TFT基板の突起が対向するカラーフィルタ形成基板の柱状スペーサのOC層を傷つけ、更に、カラーフィルタ形成基板の透明基板から最も離れた柱状スペーサの最上の着色層まで削ると、その削り屑が着色浮遊異物(着色発塵物とも言う)となり液晶層中に侵入し、該着色浮遊異物に起因した表示不良が起こることがある。
これに対して、本発明のカラーフィルタ形成基板においては、カラーフィルタ形成基板の透明基板から最も離れた柱状のスペーサを形成する最上の着色層は、透明基板側でない側が、透明基板側に凹んだ形状であることにより、ダイコータ等の塗布によりOC層形成の際に、前記凹んだ形状の部分(以下、窪みとも言う)に、OC層形成用のOC材が流れ込み、前記凹んだ窪みにおいてOC層の厚みを厚くでき、表示装置に用いられた場合には、TFT基板の突起と密着する部分のOC層の厚みを厚くでき、これにより、TFT基板の突起がカラーフィルタ形成基板の透明基板から最も離れた柱状スペーサの最上の着色層まで削ることを防止できるものとしており、結果、従来の柱状スペーサの最上の着色層の着色浮遊異物に起因した表示不良を防止できるものとしている。
そして、高精細を要求されるスマートフォン(多機能携帯電話あるいは高機能携帯電話とも言う)やタブレット型の多機能端末の液晶表示装置用である場合には、高精細故に、ブラックストライプの幅自体が小さいことが求められるため、その上に配設される柱状のスペーサについても積層する着色層の幅を小とすることが必要となるが、この場合にも対応でき、特に、有効である。
尚、スマートフォン等の高精細の表示装置においては、ブラックマトリクスの線幅が小さく、カラーフィルタ形成基板のブラックマトリクス上に積層される順に、着色層は、その下層の着色層の領域よりも内側になる大きさとなるため、ブラックマトリクス上、柱状スペーサの最上層の着色層の幅は一層小さくなる。
また、上記のカラーフィルタ形成基板は、タッチパネルタイプの押圧力にも対応でき、タッチパネルタイプの押圧力にも表示品質が左右されない横電界方式で液晶表示を制御するIPS(In Plane Switchingの略)方式の液晶表示装置用である場合には、一層有効となる。
同時に、セル組みした状態で振動を受けても、前述の柱状スペーサを形成する最上の着色層の着色発塵物が液晶中へ流入することを防止できる、液晶表示装置の提供を可能とした。
第1の例のカラーフィルタ形成基板10は、透明基板11の一面上に、カラーフィルタ形成用の各色の着色層(13R、13G、13B)とブラックマトリクス12を配し、且つ、ブラックマトリクス12上に、前記カラーフィルタ形成用の各色の着色層のうちの3色の着色層を積層して柱形状を形成して、OC層14で覆った柱状のスペーサ15を設けた、スマートフォン(多機能携帯電話あるいは高機能携帯電話とも言う)やタブレット型の多機能端末の液晶表示装置用のカラーフィルタ形成基板である。
そして、第1の例のカラーフィルタ形成基板10を用いた液晶表示装置の断面は、図1(b)のようになる。
第1の例のカラーフィルタ形成基板10においては、図1(a)に示すように、柱状のスペーサ15の透明基板11から最も離れた着色層13Bは、透明基板11側でない側の面が透明基板側11に貫通しないで凹んだ形状であり、ダイコート等によりOC層14を塗布形成する際、凹んだ形状の部分である凹部(窪みとも言う)13aがない形態のものに比べて、凹部にOC層形成用のOC材を溜めておくことができる。
このため、TFT基板とセル組みした際には、搬送や携帯等における振動を受けてもTFT基板の突起21aが、柱状スペーサ15の透明基板11から最も遠い着色層13Bに到達することはなく、着色層13Rの着色発塵物が液晶30へ流入して、表示品質を劣化させることがないようにしている。
特に、第1の例のカラーフィルタ形成基板10は、高精細が要求されるスマートフォン(多機能携帯電話あるいは高機能携帯電話とも言う)やタブレット型の多機能端末の液晶表示装置用として対応できる。
尚、液晶表示装置が、横電界方式で液晶表示を制御するIPS(In Plane Switchingの略)方式である場合には、液晶配向の乱れが起きにくくタッチパネル型のものに特に有効である。
<透明基板11>
第1の例に用いられる透明基板11としては、従来よりカラーフィルタに用いられているものを用いることができ、石英ガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、合成石英板等の可撓性のない透明な無機基板、および、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明な樹脂基板等を挙げることができるが、特に、無機基板を用いることが好ましく、無機基板のなかでもガラス基板を用いることが好ましい。
さらには、上記ガラス基板のなかでも無アルカリタイプのガラス基板を用いることが好ましい。
無アルカリタイプのガラス基板は寸度安定性および高温加熱処理における作業性に優れ、かつ、ガラス中にアルカリ成分を含まないことから、アクティブマトリックス方式によるカラー液晶表示装置用のカラーフィルタ形成基板の基材として好適に用いることができるからである。
上記基板は、通常、透明な透明基板が用いられている。
ブラックマトリクス12の着色層としては、通常、カーボンブラック等のピグメント(顔料)や染料等の黒色着色剤をバインダ樹脂中に分散させたものが用いられ、光学濃度4.0以上を得る膜厚とする。
該遮光性の着色層の形成方法としてフォトリソグラフィー法を用いる場合、バインダ樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が用いられる。
この場合、黒色着色剤および感光性樹脂を含有するブラックマトリクス形成用感光性樹脂組成物に、光重合開始剤を添加してもよく、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加してもよい。
尚、該遮光性の着色層の形成方法として印刷法やインクジェット法を用いる場合、バインダ樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、カルボキシメチルセルロース樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、マレイン酸樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。
本例では、カラーフィルタ形成用の各色の着色層は、赤色の着色層13R、緑色の着色層13G、青色の着色層13Bの3色の着色層である。
各色の着色層は、各色の顔料や染料等の着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させたものであり、フォトリソ法(フォトリソグラフィー法とも言う)により形成されるものである。
上記着色層に用いられるバインダ樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が用いられる。
この場合、着色剤および感光性樹脂を含有する着色部形成用感光性樹脂組成物に、光重合開始剤を添加してもよく、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加してもよい。
上記各色の着色層の膜厚は、通常、1μm〜5μm程度で設定される。
着色層の色としては、赤色、緑色、青色の3色を少なくとも含むものであれば特に限定されるものではなく、例えば、赤色、緑色、青色の3色、または、赤色、緑色、青色、黄色の4色、または、赤色、緑色、青色、黄色、シアンの5色等とすることもできる。
尚、赤色(Rとも記載)の着色層に用いられる着色剤としては、例えば、ペリレン系顔料、レーキ顔料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、アントラキノン系顔料、アントラセン系顔料、イソインドリン系顔料等が挙げられる。
これらの顔料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
緑色(Gとも記載)の着色層に用いられる着色剤としては、例えば、ハロゲン多置換フタロシアニン系顔料もしくはハロゲン多置換銅フタロシアニン系顔料等のフタロシアニン系顔料、トリフェニルメタン系塩基性染料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料等が挙げられる。
これらの顔料もしくは染料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
青色(Bとも記載)の着色層に用いられる着色剤としては、例えば、銅フタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔料、インダンスレン系顔料、インドフェノール系顔料、シアニン系顔料、ジオキサジン系顔料等が挙げられる。
これらの顔料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
OC層14の材料としては、熱硬化性樹脂組成物と光硬化性樹脂組成物が挙げられる。 光硬化性樹脂組成物は、カラーフィルタ形成基板を面付けして作製後に、個片化する切断をするのに好ましい。
OC用の光硬化性樹脂組成物としては、上記カラーフィルタ形成用の各色の着色層に用いられるバインダ樹脂と同様のもの、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が用いられる。
この場合も、感光性樹脂を含有する着色部形成用感光性樹脂組成物に、光重合開始剤を添加してもよく、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加してもよい。
尚、第1の例では、カラーフィルタ形成基板10は面付けして各着色層13R、13G、13B、および、額縁部12Aを形成した後に、OC層用の樹脂組成物をダイコート法により塗布する。
尚、各カラーフィルタ基板間にOC層の切れ目を設けておき、該切れ目において分離して個片化するため、OC用の樹脂組成物を光硬化性樹脂組成物として、塗布後、乾燥し、所定領域のみ選択的に光照射して、現像して、切れ目を形成しているが、OC層の形成方法はこれに限定はされない。
OC層用の熱硬化性樹脂組成物としては、エポキシ化合物を用いたもの、熱ラジカル発生剤をもちいたものがあげられる。
エポキシ化合物としては、カルボン酸やアミン系化合物などにより硬化しうる公知の多価エポキシ化合物を挙げることができ、このようなエポキシ化合物は、例えば、新保正樹編「エポキシ樹脂ハンドブック」日刊工業新聞社刊(昭和62年)等に広く開示されており、これらを用いることが可能である。
熱ラジカル発生剤としては過硫酸塩、ヨウ素等のハロゲン、アゾ化合物、および有機過酸化物からなる群から選択される少なくとも一種であり、より好ましくは、アゾ化合物または有機過酸化物である。
アゾ化合物としては、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル、1−[(1−シアノ−1−メチルエチル)アゾ]ホルムアミド、2,2’−アゾビス−[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、および2,2’−アゾビス(N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)などが挙げられ、有機過酸化物としては、ジ(4−メチルゼンゾイル)ペーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルエキサネート、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカルボネート、t−ブチル−4,4−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ブタネート、およびジクミルパーオキサイドなどが挙げられる。
尚、図5において、S0〜S10は処理ステップを示している。
先ず、本発明のカラーフィルタ形成基板のベースとなる透明基板11を予め用意しておき(S0)、該透明基板のカラーフィルタとなる各色の着色層を形成する側に、ブラックマトリクス12の形成処理を行う。(図3(a)、図5のS0〜S1)
ここでは、紫外線硬化型の感光性樹脂に顔料や染料他を混ぜて分散させた黒色の着色層を透明基板の一面に塗布してフォトリソ法により、所定形状にして、ブラックマトリクス12を形成する。
ブラックマトリクス12は、縦方向ライン、横方向にラインが配列され、これらに囲まれた部分が着色画素となる部分である。
次いで、紫外線硬化型の感光性樹脂に顔料や染料他を混ぜて分散させた赤色の着色層を、透明基板のブラックマトリクス12が形成された側の面に塗布してフォトリソ法により、所定形状にして、第1の着色層(赤色の着色層、R層とも言う)13Rを形成する。(図3(b)、図5のS2)
ここでは、カラーフィルタ用の第1の着色層13Rが形成されると共に、柱状スペーサ15を形成するための第1の着色層13Rからなる着色層部が形成される。
次いで、紫外線硬化型の感光性樹脂に顔料や染料他を混ぜて分散させた緑色の着色層を、ガラス基板のブラックマトリクス12、第1の着色層13Rが形成された側の面に塗布してフォトリソ法により、所定形状にして、第2の着色層(緑色の着色層、G層とも言う)13Gを形成する。(図3(c))、図5のS3)
ここでは、カラーフィルタ用の第2の着色層13Gが形成されると共に、柱状スペーサ15を形成するための第2の着色層13Rからなる着色層部が形成される。
次いで、紫外線硬化型の感光性樹脂に顔料や染料他を混ぜて分散させた青色の着色層を、ガラス基板のブラックマトリクス12、第1の着色層13R、第2の着色層13Gが形成された側の面に塗布してフォトリソ法により、所定形状にして、第3の着色層(青色の着色層、B層とも言う)13Bを形成する。(図3(d))、図5のS4)
ここでは、カラーフィルタ用の第3の着色層13Bが形成されると共に、柱状スペーサ15を形成するための第3の着色層13Bからなる着色層部が形成される。
柱状スペーサ15を形成するための第3の着色層13Bの、透明基板11側でない側の面は、透明基板側11に貫通しないで凹んだ形状である。
次いで、第1の着色層13R、第2の着色層13G、第3の着色層13Bが形成された側にOC層をダイコート法により全面塗布し、必要に応じて乾燥、硬化して、第1の例のカラーフィルタ形成基板を作製する。(図3(e)、図5のS5〜S6)
第1の着色層13R、第2の着色層13Gの形成の場合には、露光に用いるフォトマスクは、柱状スペーサ15の着色層を形成する領域、カラーフィルタ用の着色層を形成する領域を開口して透過領域とし、それ以外の領域を遮光して遮光領域としている。
ここで用いられようなフォトマスクをバイナリーマスクとも言う。
また、第3の着色層13Bの形成の場合は、柱状スペーサ15の第3の着色層13Bの透明基板11側でない側の面は、透明基板側11に貫通しないで凹んだ形状にするため、図4(a)に示すように、フォトマスク51は、柱状スペーサ15の凹んだ形状とする領域を露光する領域に、露光光を所定率で透過する露光光透過性のハーフトーン膜54を形成して半透過領域とし、それ以外の第3の着色層13Bの形成領域に対応するフォトマスク領域を開口して透過領域とし、他を遮光領域としている。
ここで用いられようなフォトマスクを階調マスクとも言う。
ハーフトーン膜54を介して露光された領域は、現像処理後、図4(b)のような凹んだ形状の凹部13aとなる。
ハーフトーン膜54の露光光の透過率は、適宜、凹部13aの凹み深さに応じて調整する。
凹部13aを形成する方法は、これに限定されない。
例えば、図4(a)のハーフトーン膜54領域に、図4(c)に示すように、遮光性膜からなるライン52aにて、露光しても解像されないライン&スペースパターンを設けて、あるいは、露光しても解像されない遮光性膜からなるドットパターンを配列して、露光しても、ハーフトーン膜と同様の凹んだ形状の凹部を得ることができる。
そして、第1の例のカラーフィルタ形成基板の外周のシール領域に、ディスペンサーあるいは印刷により、紫外線硬化型のシール材を塗布して、所定の高さにして、更に、液晶を滴下法により配した後、TFT基板との貼り合わせを行う。(図5のS8〜S9)
貼り合わせの際、透明基板11側からシール領域のシール材に紫外線を照射して、シール材を硬化する。
このようにして、第1のカラーフィルタ形成基板を用いた液晶表示装置は作製される。(図3(f)、図5のS10)
第2の例は、第1の例の柱状のスペーサの形状を変えたもので、それ以外は、第1の例と同じである。
第2の例のカラーフィルタ形成基板10Aにおいては、図2(a)に示すように、柱状のスペーサ15の透明基板11から最も離れた着色層13Bは、透明基板11側でない側の面が透明基板側11に貫通して凹んだ形状で、第1の例の場合と同様に、ダイコート等によりOC層14を塗布形成する際、凹部13aがない形態のものに比べて、凹部にOC層用のOC材を溜めておくことができる。
このため、第1の例の場合と同様、TFT基板とセル組みした際には、搬送や携帯等における振動を受けてもTFT基板の突起21aが、柱状スペーサ15の透明基板11から最も遠い着色層13Bに到達することはなく、着色層13Rの着色発塵物が液晶30へ流入して、表示品質を劣化させることがないようにしている。
そして、第1の例の場合と同様、高精細が要求されるスマートフォン(多機能携帯電話あるいは高機能携帯電話とも言う)やタブレット型の多機能端末の液晶表示装置用として対応できる。
図2(a)に示す第2の例のカラーフィルタ形成基板10Aの作製は、第1の例の作製方法において、積層する最上層の着色層を形成する際、フォトマスクを変えて露光する以外は、第1の例の作製方法と基本的には同じである。
ここでは、柱状のスペーサの着色層の凹んだ形状を、遮光膜を開口させた解像する開口パターンを用いて露光を行うことにより、貫通した凹部を形成する。
第2の例のカラーフィルタ形成基板10Aを用いた、図2(b)に示す液晶表示装置の作製は、第1の例の場合と、同様に、行うことができる。
例えば、第1の例、第2の例においては、柱状スペーサを形成する着色層を、3色の着色層を積層して形成しているが、2色の着色層で積層して形成しても良い。
カラーフィルタ形成基板に4色の着色層を用いる場合には、柱状スペーサを形成する着色層を、4色の着色層で積層して形成しても良い。
柱形状を形成する各着色層の形状は、通常、円形形状、四角形状で、第1の例、第2の例の場合も、そのような形状であるが、これに限定はされない。
尚、フォトリソ法で各色のカラーフィルタ形成用の着色層を形成する際に、1色の着色層で柱状スペーサを形成することは、作製上、無理と思われる。
また、第1の例、第2の例においては、柱状スペーサを形成する着色層を、3色の着色層を、透明基板側から順に、赤色の着色層13R、緑色の着色層13G、青色の着色層13Bとしているが、積層順はこれに限定されない。
また、凹んだ形状の凹部も上記に限定されない。
例えば、柱状スペーサの最上の着色層の凹んだ形状の一部を貫通、一部非貫通にしても良い。
そして、このように、各色に着色された画素それぞれ又はカラーフィルタ形成基板10の背後にある液晶層30の光透過率を制御することによってカラー画像が得られる。
ここでは、表示側基板であるカラーフィルタ形成基板10とTFT基板20とを対向させて1〜10μm程度の間隙部を設け、当該間隙部内に液晶30を充填し、その周囲をシール材(図示していない)で密封した構造をとっている。
カラーフィルタ形成基板10及びこれと対向するTFT基板20の内面側には配向膜が設けられる。
また、カラーフィルタ形成基板10とTFT基板20の外側にはそれぞれ偏向板が配設されている。
カラーフィルタ形成基板10には、表示特性を向上させる点から透明基板11とOC層14の間に位相差層(光学補償層)(図示せず)を設けてもよい。
図2(b)に示す液晶表示装置は、図2(a)に示すカラーフィルタ形成基板を用いた以外は、図1(b)に示す液晶表示装置と同じである。
実施例を挙げて、本発明を更に説明する。
(実施例1)
実施例1は、図5に示す処理フローにて、図1(a)に示すカラーフィルタ形成基板、図1(b)に示す液晶表示装置を作製したものである。
以下、図1に基づいて説明する。
ここでは、以下のように、光硬化性の硬化性樹脂組成物Aを調製し、調製された硬化性樹脂組成物Aを用いて、カラーフィルタ形成基板用における、各色のカラーフィルタ形成用の赤色硬化性樹脂組成物、緑色硬化性樹脂組成物、青色硬化性樹脂組成物、ブラックマトリクス部用の硬化性樹脂組成物を作製し、これらを用いて、各硬化性樹脂組成物毎にフォトリソ法を行い、各着色樹脂層を形成してカラーフィルタ形成基板10を作製した。
実施例1では、ブラックマトリクス12は、厚み2.0μm、幅80.0μmとし、スペーサ15における、第1の着色層13Rは厚み2.8μm、幅60.0μm、第2の着色層13Gは厚み1.7μm、幅45.0μmとし、最上層の第3の層着色層13Bの厚みを1.5μm、幅W0を30.0μm、凹部13aの幅Waを20.0μm、凹部13aの凹んだ深さを1.0μmとした。
尚、ここでは、柱状スペーサを形成する各着色層は、円形形状である。
重合槽中にメタクリル酸メチル(MMA)を63重量部、アクリル酸(AA)を12重量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6重量部、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を88重量部仕込み、攪拌し溶解させた後、2、2’ーアゾビス(2−メチルブチロニトリル)を7重量部添加し、均一に溶解させた。
その後、窒素気流下、85℃で2時間攪拌し、更に100℃で1時間反応させた。
得られた溶液に、更にメタクリル酸グリシジル(GMA)を7重量部、トリエチルアミンを0.4重量部、及びハイドロキノンを0.2重量部添加し、100℃で5時間攪拌し、共重合樹脂溶液(固形分50%)を得た。
次に下記の材料を室温で攪拌、混合して硬化性樹脂組成物Aとした。
・ 上記共重合樹脂溶液(固形分50%) :16重量部
・ ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー社 SR399)
:24重量部
・ オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社 エピコート180S70) :4重量部
・ 2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン :4重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :52重量部
下記分量の成分を十分混合して、遮光性の着色層用組成物を得た。
・ 黒色顔料分散液1 :42重量部
・ 硬化性樹脂組成物A :20重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :38重量部
ここでの黒色顔料分散液1は、下記分量の成分を混合し、ビーズミルにて十分に分散して調製した。
・ 黒色顔料(黒色のピグメント)
樹脂被覆カーボンブラック( 三菱化学社製MS18E) :20重量部
・ 高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk
111)
:5重量部
・ 溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) :75重量部
<赤色硬化性樹脂組成物>
・ C.I.ピグメントレッド177 :3重量部
・ C.I.ピグメントレッド254 :4重量部
・ ポリスルホン酸型高分子分散剤 :3重量部
・ 硬化性樹脂組成物A :23重量部
・ 酢酸−3−メトキシブチル :67重量部
<緑色硬化性樹脂組成物>
・ C.I.ピグメントグリーン58 :7重量部
・ C.I.ピグメントイエロー138 :1重量部
・ ポリスルホン酸型高分子分散剤 :3重量部
・ 硬化性樹脂組成物A :22重量部
・ 酢酸ー3−メトキシブチル :67重量部
<青色硬化性樹脂組成物>
・ C.I.ピグメントブルー15:6 :5重量部
・ ポリスルホン酸型高分子分散剤 :3 重量部
・ 硬化性樹脂組成物A :25重量部
・ 酢酸−3−メトキシブチル :67重量部
(ブラックマトリクス12の形成)
透明基板(旭硝子社製、AN材)11上に、上記組成のブラックマトリクス12の形成用の硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布し、その後、70℃のオーブン中で3分間乾燥した。
次いで、ブラックマトリクス12の形成用の硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kwの超高圧水銀ランプを用いて着色層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。
次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、ブラックマトリクス12の形成用の硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。
その後、基板を230℃の雰囲気下に15分間放置することにより、加熱処理を施してブラックマトリクス12を表示用領域全体に形成した。
(赤色の着色層13Rの形成)
透明基板11のブラックマトリクス12が形成された側上に、上記組成の赤色硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布し、その後、70℃のオーブン中で3分間乾燥した。
次いで、赤色硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kwの超高圧水銀ランプを用いて着色層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。
次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、赤色硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。
その後、基板を230℃の雰囲気下に15分間放置することにより、加熱処理を施して表示用領域の赤色のカラーフィルタ形成領域と柱状スペーサ形成領域に赤色の着色層13Rをパターニング形成した。
画素領域に形成されて赤色のカラーフィルタ部となる着色層13Rの膜厚は3.5μmとなった。
(緑色の着色層13Gの形成)
次に、上記組成の緑色硬化性樹脂組成物を用いて、赤色の着色層13R形成と同様の工程で、塗布膜厚を変えて、画素領域に形成されて緑色のカラーフィルタ部となる着色層13Gの膜厚が3.5μmとなるようにして、表示用領域の緑色のカラーフィルタ形成領域と柱状スペーサ形成領域に緑色の着色層13Gをパターニング形成した。
(青色の着色層13Bの形成)
更に、上記組成の青色硬化性樹脂組成物を用いて、図4(a)に示すフォトマスク(階調マスク)を用いることだけを変えて、赤色のレリーフパターン形成と同様の工程で、塗布膜厚を変えて、画素領域に形成されて青色のカラーフィルタ部となる着色層13Bの膜厚が3.5μmとなるようにして、表示領域の青色のカラーフィルタ形成領域と柱状スペーサ形成領域に青色の着色層13Bをパターニング形成した。
ここでは、図4(a)に示すハーフトーン膜54の露光光の透過率を70%として凹部13aを形成した。
凹部13aの凹みの深さは1.0μmとなった。
上記のようにして青色の着色層13Bを形成した後、透明基板11の着色層が形成された側上に、前述の硬化性樹脂組成物Aをダイコート法により塗布、乾燥し、乾燥塗膜2μmの塗布膜を形成した。
硬化性樹脂組成物Aの塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いてOC層14の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。
次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液23℃)中に1 分間浸漬してアルカリ現像し、硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。
その後基板を230℃の雰囲気中に15分間放置することにより加熱処理を施してOC層14を形成した。
凹部13aでのCO層14の厚みを1.5μm以上とすることができた。
このようにして、図1(a)に示すカラーフィルタ形成基板10を作製した。
上記のようにして得られたカラーフィルタ形成基板10の着色層形成側の表面に、配向膜(日産化学社製、SE−6210)を形成しその後ラビング処理を行った。
次いで、TFTを形成したTFT基板上にも配向膜を形成し、ラビング処理を行った後、IPS液晶を必要量滴下し、上記カラーフィルタを重ね合わせ、UV硬化性樹脂( スリーボンド社製、Three Bond 3025)をシール材として用い、常温で0.3kgf/cm2 の圧力をかけながら400mJ/cm2 の照射量で露光することにより接合してセル組みし、偏光板、バックライトユニット、カバーガラスを設置し、液晶表示装置を得た。
このようにして、図1(b)に示す液晶表示装置は作製された。
尚、通常、液晶表示装置の搬送、携帯における振動においては、1.5G未満の加速度の力がかかる。
また、振動試験の後に、液晶表示装置を解体して柱状のスペーサのTFT基板と接触する側の状態を断面SEMや光学顕微鏡などで観察したが、第3の着色層に削れはないことが確認された。
11 透明基板
12 ブラックマトリクス
13a、13b 凹部(窪みとも言う)
13R 第1の着色層(赤色の着色層とも言う)
13G 第2の着色層(緑色の着色層とも言う)
13B 第3の着色層(青色の着色層とも言う)
13B1 (第3の着色層形成用の)感光性樹脂層
14 OC層(保護層とも言う)
15 柱状のスペーサ
20 TFT基板
21 透明基板
21a 突起
30 液晶
50 フォトマスク
51 透明基板
52 遮光膜
52a ライン
52b スペース
53 透過領域
54 ハーフトーン膜
110 カラーフィルタ形成基板
111 透明基板
112 ブラックマトリクス
113R 第1の着色層(赤色の着色層とも言う)
113G 第2の着色層(緑色の着色層とも言う)
113B 第3の着色層(青色の着色層とも言う)
114 OC層(保護層とも言う)
115 柱状のスペーサ
120、120A TFT基板
121 透明基板
121a 突起
130 液晶
Claims (4)
- 透明基板の一面上に、カラーフィルタ形成用の各色の着色層とブラックマトリクスを配し、且つ、前記ブラックマトリクス上に、前記カラーフィルタ形成用の各色の着色層のうちの2以上の着色層を積層して柱形状を形成して、OC層で覆った柱状のスペーサを設けた、液晶表示装置用のカラーフィルタ形成基板であって、
前記柱状のスペーサの前記透明基板から最も離れた着色層は、その前記透明基板側でない側が、前記透明基板側に凹んだ形状であり、
前記凹んだ形状の凹部における前記OC層の厚みが、前記透明基板から最も離れた着色層の前記凹部以外の表面上における前記OC層の厚みよりも厚いことを特徴とするカラーフィルタ形成基板。 - 請求項1に記載のカラーフィルタ形成基板であって、スマートフォンやタブレット型の多機能端末の液晶表示装置用であることを特徴とするカラーフィルタ形成基板。
- 請求項1ないし2のいずれか1項に記載のカラーフィルタ形成基板であって、横電界方式で液晶表示を制御するIPS(In Plane Switchingの略)方式の液晶表示装置用であることを特徴とするカラーフィルタ形成基板。
- 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のカラーフィルタ形成基板を用いていることを特徴とする液晶表示装置。
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