JP5952666B2 - 非接触搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、FPD(Flat Panel Display)パネルや太陽電池パネル等の板状部材を非接触で搬送する装置に関する。
近年、FPDパネルや太陽電池パネル等の板状部材を非接触で搬送する方法として、空気により浮上させて搬送する方法が採用されている。例えば、特許文献1では、多孔質板により形成された搬送ステージと、この搬送ステージに形成された多孔からガスを噴出することにより基板を浮上させながら搬送する浮上搬送装置とを備える、基板の搬送システムが開示されている。
特開2006−264939号公報
本発明は、板状部材を非接触で搬送する際に消費される電力を低減することを目的とする。
本発明は、板状部材を非接触で搬送する非接触搬送装置であって、板状の基体と、前記基体に設置され、前記板状部材に対して浮上圧力を発生させる複数の浮上装置と、前記基体に設置され、前記板状部材の中央部を吸引する吸引装置とを備え、前記複数の浮上装置のそれぞれは、ファンと、当該ファンを駆動するモータとを備え、前記吸引装置は、前記複数の浮上装置が備えるファンとは異なる他のファンと、当該他のファンを駆動するモータとを備え、前記他のファンは、前記基体に設けられる、流体を吸引する吸引孔をのぞくように配置されることを特徴とする非接触搬送装置を提供する。
記の非接触搬送装置において、前記吸引装置のモータは、前記複数の浮上装置のモータと逆方向に回転させられてもよい。
上記の非接触搬送装置において、前記複数の浮上装置のうちの第1の浮上装置と前記板状部材との間に配置され、前記第1の浮上装置のファンにより吹き送られる空気を旋回流に変化させるカバーをさらに備えてもよい。
上記の非接触搬送装置において、前記複数の浮上装置のうちの第2の浮上装置と前記板状部材との間に配置され、前記第2の浮上装置のファンにより吹き送られる空気を噴霧流に変化させるカバーをさらに備えてもよい。
請求項1乃至4のいずれか1項に係る発明によれば、コンプレッサを使って圧縮空気により板状部材を浮上搬送する場合と比較して、板状部材を浮上搬送する際に消費される電力を低減することができる。また、板状部材の中央部を吸引する吸引装置を有しない構成と比較して、板状部材の中央部の盛り上がりに起因する、板状部材と基体との接触を抑制することができる。
非接触搬送装置10を示す図である。 板状部材3の中央部が盛り上がった状態を示す図である。 複数配置された非接触搬送装置10を示す図である。 底面板12に車輪4が設けられた非接触搬送装置10を示す図である。 非接触搬送装置10Aを示す図である。 旋回流形成体5を示す図である。 変形例に係るベースフレーム1の側面図である。 旋回流発生カバー7が設置された非接触搬送装置10を示す図である。 旋回流発生カバー7を示す図である。 微細孔カバー8の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(1)実施形態
図1は、本発明の一実施形態に係る非接触搬送装置10を示す図である。図1(a)は、非接触搬送装置10の平面図であり、図1(b)は、y方向に見た場合の非接触搬送装置10の側面図であり、図1(c)は、x方向に見た場合の非接触搬送装置10の側面図であり、図1(d)は、図1(a)のI−I線断面図である。なお、図1において、白い円の中に黒い円描いた記号は、紙面奥側から手前側に向かう矢印を示している。また、白い円の中に交差する2本の線分を描いた記号は、紙面手前側から奥側に向かう矢印を示している。
非接触搬送装置10は、FPDパネルや太陽電池パネル等の板状部材3を非接触で搬送するための装置である。より具体的には、FPDパネル等の板状部材3を空気等の流体により浮上させて搬送するための装置である。非接触搬送装置10により浮上させられた板状部材3は、図示せぬリニアモータ、摩擦コロ、ベルト等により駆動力を与えられ、例えば図1(a)の矢印A方向に搬送される。
非接触搬送装置10は、図1に示されるように、ベースフレーム1と、複数のファンモータ2A〜2Hとを備えている。ベースフレーム1は、非接触搬送装置10の枠組みを構成し、全体として直方体の形状を有する。ベースフレーム1は、図1に示されるように、複数の孔15を有する矩形の表面板11と、表面板11と対向するように設けられる矩形の底面板12と、表面板11と底面板とを、その四隅において連結する複数の支柱13と、表面板11と底面板12とにより挟まれた空間を仕切る仕切板14とを有する。表面板11は、本発明に係る「基体」の一例である。
複数の孔15は、表面板11の長手方向に延びる3列の孔15により構成されている。各列の孔15は、互いに等間隔に設けられる。また、隣り合う列の孔15同士は、その位置が互い違いの関係になるように配置される。
ファンモータ2A〜2Hは、板状部材3の高さ方向(図1のz方向)の位置を制御するための装置である。ファンモータ2A〜2Hは、図1に示されるように、表面板11の裏面(底面板12と対向する面)において、そのファンが孔15からのぞくように設置される。ファンモータ2A〜2Hは、表面板11に対して垂直な方向に送風できるように設置される。なお、以下の説明において特に区別する必要がない場合には、単に「ファンモータ2」と呼ぶ。
ファンモータ2A〜2Hは、ファンと、ファンを駆動するモータとが一体になった装置である。モータは例えば、ファンのハブ内に格納される。モータから延びるリード線は、図示せぬ回転制御装置に接続され、この回転制御装置からモータに対して電源が供給される。また、回転制御装置によりモータの回転数や回転方向が制御され、その結果、板状部材3が浮上する高さが制御される。
ファンモータ2A〜2Hのうち、表面板11の長手側端側に位置するファンモータ2A〜2Fは、板状部材3に対して浮上圧力を発生させる装置である。より具体的には、回転制御装置によって、板状部材3に対して空気を吹き送る方向にモータが回転させられる装置である。一方、ファンモータ2A〜2Hのうち、表面板11の長手中央部に位置するファンモータ2G,2Hは、板状部材3を吸引する吸引装置である。より具体的には、回転制御装置によって、ファンモータ2A〜2Fのモータとは逆方向にモータが回転させられる装置である。ファンモータ2G,2Hではモータが逆方向に回転させられるため、結果として板状部材3を吸引することになる。
ここで、ファンモータ2G,2Hのモータを逆方向に回転させる理由は、板状部材3の中央部の盛り上がりを防ぎ、板状部材3の側端部と表面板11とが接触することを防ぐためである。ファンモータ2G,2Hのモータを、ファンモータ2A〜2Fのモータと同方向に回転させた場合には、板状部材3の中央部と表面板11の間に空気が残留しやすいため、図2に示されるように、板状部材3の中央部が盛り上がり、その側端部が垂れ、表面板11と接触してしまうおそれがある。しかし、本実施形態のように、ファンモータ2G,2Hのモータを逆方向に回転させて板状部材3の中央部を吸引するようにすれば、そのような弊害が抑制される。なおここで、板状部材3の中央部とは、例えば板状部材3の重心位置である。又は、搬送方向に対して垂直な2辺の中点を結んだ線上に位置する部分である。
なお、ファンモータ2G,2Hのモータは、必ずしもファンモータ2A〜2Fのモータの逆方向に回転させる必要はなく、ファンモータ2A〜2Fのモータと同方向に回転させるようにしてもよい。この場合でも、後述する効果が得られる。
次に、本実施形態に係る非接触搬送装置10によって奏される効果について説明する。効果の説明にあたり、まず、ファンモータ2の仕様例について述べる。
ファンの径:φ60mm
電圧:100V
周波数:60Hz
電流:0.11A
入力:8.0W
回転数:1900rpm
最大風量:0.36m3/min
最大静圧:76Pa
騒音レベル:33dB
次に、表面板11の仕様例について述べる。
長手方向(図1のx方向)の寸法:1000mm
短手方向(図1のy方向)の寸法:200mm
ファンモータ2の個数:5個(いずれも被搬送物に対して浮上圧力を与えるものとする)
以上の仕様を備えるファンモータ2及び表面板11を有する非接触搬送装置10により、G8ガラス基板(寸法:2200mm×2500mm×0.7mm)を搬送する場合を想定すると、その場合、非接触搬送装置10が28台必要となる。この場合、全体の消費電力は、1120W(8W×5×28)となる。これに対して、従来の浮上搬送装置のように、コンプレッサを使って圧縮空気によりG8ガラス基板を浮上搬送する場合には、消費電力は37KWとなる。すなわち、本実施形態に係る非接触搬送装置10によれば、消費電力が約33分の1に低減される。
また、従来の浮上搬送装置によれば、小径の多数孔から噴出される空気の流速が速いため、装置と被搬送物との間に静電気が発生しやすくなるという弊害が生じていた。また、クリーンルームにおけるダウンブロー気流を乱し、室内にパーティクルを対流させやすいという弊害が生じていた。しかし、本実施形態に係る非接触搬送装置10によれば、ファンモータ2を採用しているため、噴出される空気の流速が比較的遅く、当該装置と被搬送物との間における静電気の発生が抑制される。また、クリーンルームにおけるダウンブロー気流の乱れも抑制される。
また、本実施形態に係る非接触搬送装置10によれば、ファンモータ1個あたりの騒音レベルが33dBに抑えられる。よって、ブロア(騒音レベル:70dB)を使用し、ノズル噴出し時にジェット音が発生する従来の浮上搬送装置と比較して、より静寂な環境が実現される。
また、多孔質材(主にカーボン)を使用する従来の浮上搬送装置の場合、素材が高価であり、多孔質材をフレームに取り付けるのに手間がかかり、また、多孔質材を形成する際に発生する粉塵が孔内に残留するという問題がある。しかし、本実施形態に係る非接触搬送装置10によれば、従来の浮上搬送装置に係る多孔質材を使用しないため、そのような問題の発生が回避される。
また、本実施形態に係る非接触搬送装置10によれば、被搬送物を浮上させるための空気の供給源が不要となる。よって、圧縮空気を使用する従来の浮上搬送装置と比較して、コストが抑えられる。
(2)変形例
上記の実施形態は、以下のように変形してもよい。また、以下の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
(2−1)変形例1
上記の実施形態において、ベースフレーム1の構成は、必要とされる強度に応じて適宜変更されてもよい。例えば、底面板12をなくし、表面板11と支柱13とにより構成されるようにしてもよい。また、仕切板14を設けなくてもよい。また、ベースフレーム1の側面(表面又は底面以外の面)を、板状の部材により覆うようにしてもよい。また、支柱13の数は、3本以下であっても5本以上であってもよい。また、表面板11の形状は、矩形以外の多角形状であってもよい。
(2−2)変形例2
上記の実施形態において、表面板11に設置されるファンモータ2の数は、被搬送物の重量や形状に応じて適宜変更されてもよい。例えば、7個以下であっても、9個以上であってもよい。ファンモータ2の数が変更される場合には、これに伴って孔15の数も当然に変更されることになる。また、吸引装置としてのファンモータ2の配置される位置は、表面板11の長手中央部に限られず、長手側端側や、短手中央部や、短手側端側であってもよい。
(2−3)変形例3
上記の実施形態において、ファンモータ2のファンは、プロペラファンであっても、シロッコファンであってもよい。ここでシロッコファンとは、円筒状のファンであって、円筒体の周壁がその軸方向に延びる複数の羽根によって構成されるファンである。また、上記の実施形態において、ファンモータ2は、ファンとモータとが一体に構成されているが、それぞれが別体として構成されたファンとモータとを、ファンモータ2に代えて採用するようにしてもよい。また、上記の実施形態において、吸引装置として機能するファンモータ2G,2Hは、そのモータが、ファンモータ2A〜2Fのモータと逆方向に回転させられている。しかし、モータの回転方向を逆にするのではなく、羽根の角度を、回転させたときに空気を吸引するような角度に設定するようにしてもよい。この場合、ファンモータ2A〜2Fのモータと同方向に回転させたとしても、ファンモータ2G,2Hは、板状部材3を吸引することになる。
(2−4)変形例4
上記の実施形態に係る非接触搬送装置10は、被搬送物の面積によっては、図3に示されるように、複数並べて使用されてもよい。図3に示されるように配置される場合、例えば、二点鎖線の円で囲まれたファンモータ2のみを吸引装置として機能させるようにしてもよい。
(2−5)変形例5
上記の実施形態に係る非接触搬送装置10は、地面に固定的に設置して使用するのではなく、板状部材3を搬送するためのパレットとして使用してもよい。ここでパレットとは、被搬送物を載せるための台のことである。本実施形態に係る非接触搬送装置10によれば、被搬送物を非接触で搬送することができるパレットが実現される。また、その際、図4に示されるように底面板12の裏面(表面板11と対向しない面)に車輪4を設け、非接触搬送装置10を移動可能なものとしてもよい。
(2−6)変形例6
上記の実施形態において、吸引装置として機能するファンモータ2G,2Hに代えて、他の吸引装置として、旋回流形成体5を設置するようにしてもよい。図5は、当該構成を採用する場合の非接触搬送装置10Aを示す図である。図5(a)は、非接触搬送装置10Aの平面図であり、図5(b)は、y方向に見た場合の非接触搬送装置10Aの側面図であり、図5(c)は、x方向に見た場合の非接触搬送装置10Aの側面図である。
図5に示されるように、非接触搬送装置10Aは、非接触搬送装置10と異なり、旋回流形成体5を有している。また、非接触搬送装置10Aは、非接触搬送装置10と異なり、蓋6と、給気口16とを有している。蓋6は、対向する2側端においてフランジを有する、板状かつ矩形の部材である。蓋6は、ベースフレーム1の短手方向(図5のy方向)の側面に取り付けられ、当該蓋6と、表面板11と、底面板12と、仕切板14とにより閉鎖空間を形成する。給気口16は、底面板12の例えば中央部に設けられる。この給気口16を介して、図示せぬ流体供給装置より、閉鎖空間内に流体(例えば、空気)が供給される。なお、給気口16は、蓋6や表面板11に設けられてもよい。
旋回流形成体5は、上述のファンモータ2G,2Hと同様に、板状部材3を吸引する吸引装置である。旋回流形成体5は、後述する端面52が、表面板11と同一平面をなすように、孔15内に設置される。図6は、旋回流形成体5を示す図である。図6(a)は、旋回流形成体5の斜視図であり、図6(b)は、図6(a)のII−II線断面図であり、図
6(c)は、図6(a)のIII−III線断面図である。
旋回流形成体5の本体内部には、円柱形状の空間を有し、その一端が開口している円筒室51が形成されている。円筒室51が開口している面には、平坦状の端面52が形成されている。円筒室51の内周面には、2つの噴出口53設けられ、旋回流形成体5の外周面には、2つの流体導入口54が設けられている。この噴出口53と流体導入口54とは、流体通路55により連結されている。2本の流体通路55は、互いに平行になるように配置される。円筒室51の開口部には、傾斜面56が形成されている。
以上の構成を有する旋回流形成体5に対して上記の閉鎖空間を介して流体が供給されると、その流体は、流体導入口54から旋回流形成体5に流入し、流体通路55を通って噴出口53から円筒室51内に吐出される。円筒室51内に吐出された流体は、円筒室51内において旋回流となって整流され、その後、円筒室51の開口部から流出する。
その際、端面52に対向する位置に板状部材3が存在する場合には、円筒室51内への外部空気の流入が制限され、旋回流の遠心力とエントレインメント効果により、旋回流中心部の単位体積あたりの流体分子の密度が小さくなり、負圧が発生する。この結果、板状部材3は周囲の空気によって押圧されて端面52側に引き寄せられる。その一方で、端面52と板状部材3との距離が近づくにつれて、円筒室51内から流出する空気の量が制限され、噴出口53から円筒室51内へ吐出される流体の速度が遅くなり、旋回流中止部の圧力が上昇する。この結果、板状部材3は端面52とは接触せず、板状部材3と端面52との間には一定の距離が保たれる。
なお、旋回流形成体5に設けられる噴出口53の数と流体通路55の数は、それぞれ1であっても、又は3以上であってもよい。
(2−7)変形例7
上記の実施形態において、ベースフレーム1は、一体として成形されてもよいが、複数の分割フレームを組み合わせることにより構成されてもよい。例えば、図7に示されるように、2つの分割フレーム17を組み合わせることにより構成されてもよい。図7は、本変形例に係るベースフレーム1をx方向に見た場合の側面図である。
図7に示される例では、2つの分割フレーム17は、それぞれ左右勝手違いとなっており、上下に組み合わされることによりベースフレーム1を構成する。ベースフレーム1を構成する際には、まず上側に配置される分割フレーム17にファンモータ2を設置し、その後で当該分割フレーム17をもう一方の分割フレーム17にボルト固定する。ベースフレーム1の素材は、当該フレームを量産する場合には、専用の押し出しアルミ素材であってもよい。
本変形例に係るベースフレーム1によれば、フレームが上下に分割可能であるため、ベースフレーム1が一体に成形される場合と比較して、ファンモータ2の取り付けが容易になる。
(2−8)変形例8
上記の実施形態において、ファンモータ2により吹き送られる空気を旋回流に変化させるカバーを、ファンモータ2と板状部材3との間に設置するようにしてもよい。図8は、上記の実施形態の図1(d)に示される例において、本変形例に係る旋回流発生カバー7を設置した場合を示す図である。図8に示されるように、旋回流発生カバー7は、ベースフレーム1の孔15に嵌め込まれる。また、旋回流発生カバー7は、その上面が表面板11の上面よりも低い位置にくるように設置される。
図9は、旋回流発生カバー7を示す図である。図9(a)は、旋回流発生カバー7の平面図であり、図9(b)は、図9(a)のIV−IV線断面図である。図9に示されるように
、旋回流発生カバー7は、円形の板体71と、板体71の上面に形成された円形の凹部72と、板体71の下面に形成された環状の溝部73と、凹部72と溝部73とを連通する複数の流体通路74とを備える。凹部72と溝部73は、板体71と同心になるように形成されてもよい。また、流体通路74は、板体71の上面又は下面と平行になるように形成されてもよい。また、流体通路74は、凹部72に対して接線方向に形成されてもよい。また、流体通路74の径は、例えば5mmである。
この旋回流発生カバー7は、その上面が板状部材3に面し、その下面がファンモータ2に面するように、ベースフレーム1に設置される。ファンモータ2により吹き送られた空気は、溝部73と流体通路74とを通って凹部72内に吐出される。凹部72に吐出された空気は、凹部72内において旋回流となって整流され、その後、凹部72の開口部から流出する。
(2−9)変形例9
上記の実施形態において、ファンモータ2により吹き送られる空気を噴霧流に変化させるカバーを、ファンモータ2と板状部材3との間に設置するようにしてもよい。本変形例に係る微細孔カバー8は、変形例8に係る旋回流発生カバー7と同様に、ベースフレーム1の孔15に嵌め込まれる。また、微細孔カバー8は、旋回流発生カバー7と同様に、その上面が表面板11の上面よりも低い位置にくるように設置される。
図10は、微細孔カバー8の平面図である。図10に示されるように、微細孔カバー8は、円形の板体81と、板体81の上下面を貫通する複数の孔82とを備える。孔82の径は、例えば50μmである。仮に噴出し高さが20.000mmで、給気圧力が10kPaの場合には、微細孔カバー8から流出する空気の流速は1.05m/secとなり、クリーンルームのダウンブロー清浄気流への影響が少ない。また、静電気の発生が抑制され、板状部材3とファンモータ2との接触が防止される。
1…ベースフレーム、2…ファンモータ、3…板状部材、4…車輪、5…旋回流形成体、6…蓋、7…旋回流発生カバー、8…微細孔カバー、10,10A…非接触搬送装置、11…表面板、12…底面板、13…支柱、14…仕切板、15…孔、16…給気口、17…分割フレーム、51…円筒室、52…端面、53…噴出口、54…流体導入口、55…流体通路、56…傾斜面、71…板体、72…凹部、73…溝部、74…流体通路、81…板体、82…孔

Claims (4)

  1. 板状部材を非接触で搬送する非接触搬送装置であって、
    板状の基体と、
    前記基体に設置され、前記板状部材に対して浮上圧力を発生させる複数の浮上装置と
    前記基体に設置され、前記板状部材の中央部を吸引する吸引装置と
    を備え、
    前記複数の浮上装置のそれぞれは、ファンと、当該ファンを駆動するモータとを備え
    前記吸引装置は、前記複数の浮上装置が備えるファンとは異なる他のファンと、当該他のファンを駆動するモータとを備え、
    前記他のファンは、前記基体に設けられる、流体を吸引する吸引孔をのぞくように配置される
    ことを特徴とする非接触搬送装置。
  2. 前記吸引装置のモータは、前記複数の浮上装置のモータと逆方向に回転させられることを特徴とする請求項に記載の非接触搬送装置。
  3. 前記複数の浮上装置のうちの第1の浮上装置と前記板状部材との間に配置され、前記第1の浮上装置のファンにより吹き送られる空気を旋回流に変化させるカバーをさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の非接触搬送装置。
  4. 前記複数の浮上装置のうちの第2の浮上装置と前記板状部材との間に配置され、前記第2の浮上装置のファンにより吹き送られる空気を噴霧流に変化させるカバーをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の非接触搬送装置。
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