JP5952014B2 - 遊技者管理システム - Google Patents
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Description
ここで、遊技者によっては、大当たり等の遊技者に有利な特別遊技状態の発生頻度を遊技場の管理者が撮像結果によって調整していると疑念を抱くことがある。また、疑念を抱いていない遊技者であっても、理由もなく撮像されていると考え、撮像されることに対して不満を抱くことがある。従って、遊技場では、目立たないように遊技者の撮像を行っているのが実情である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技者を良好に撮像できない状態が継続し続けることを抑制することができる遊技者管理システムを提供することにある。
遊技者が遊技を行っていることを特定する遊技特定手段と、遊技機に対応して設けられ、その遊技機にて遊技者が遊技を行っていることを前記遊技特定手段が特定している状態において、当該遊技者を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像結果に基づいて遊技者を管理する遊技者管理手段と、前記遊技者が遊技を行っていることを前記遊技特定手段が特定している状態において、前記撮像手段がその遊技者を予め定められた正常状態にて撮像できなかった場合、当該撮像手段が対応する遊技機を監視状態に設定する特別状態設定手段と、前記監視状態を設定した遊技機における遊技を遊技者が終了した場合に、遊技場の管理者に対して特別報知を実行する特別報知実行手段と、前記撮像手段が前記正常状態にて遮蔽されたことを特定するために、当該撮像手段が遊技者と同時に撮像するものであり、かつ、当該遊技者がアクセスできない非操作領域又は非操作物体である遮蔽特定手段と、を備え、前記特別状態設定手段は、遊技者が遊技を行っている状態において、遊技者を撮像できておらず、かつ、前記遮蔽特定手段を撮像できている場合に、前記監視状態を設定するものである(請求項1)。
本発明は、複数の遊技機が設置された遊技場に来場した遊技者を管理する遊技者管理システムにおいて、
遊技者が遊技を行っていることを特定する遊技特定手段と、遊技機に対応して設けられ、その遊技機にて遊技者が遊技を行っていることを前記遊技特定手段が特定している状態において、当該遊技者を撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像結果に基づいて遊技者を管理する遊技者管理手段と、前記遊技者が遊技を行っていることを前記遊技特定手段が特定している状態において、前記撮像手段がその遊技者を予め定められた正常状態にて撮像できなかった場合、当該撮像手段が対応する遊技機を監視状態に設定する特別状態設定手段と、前記監視状態を設定した遊技機における遊技を遊技者が終了した場合に、遊技場の管理者に対して特別報知を実行する特別報知実行手段と、前記監視状態を設定した遊技機を遊技場の管理者に対して報知する遊技機報知手段と、前記特別報知を実行させるために遊技場の管理者が操作する遮蔽時操作手段と、前記監視状態を設定した後の前記遮蔽時操作手段の操作に基づき、報知実行状態を設定する実行状態設定手段と、を備え、前記特別報知実行手段は、前記報知実行状態を設定している場合、遊技者が遊技を終了した場合に前記特別報知を実行する一方、前記報知実行状態を設定していない場合、前記特別報知を実行しないものである(請求項2)。
前記監視状態を設定していない場合、複数の遊技機を同時に撮像可能な通常倍率で撮像を実行する一方、前記監視状態を遊技機にて設定した場合、当該遊技機にて遊技を行う遊技者を前記通常倍率よりも高い倍率で撮像する特別撮像手段を備えるようにしてもよい(請求項3)。
また、撮像手段が正常状態で遮蔽されたことを特定した場合に、監視状態を設定する。これにより、撮像手段の不備状態により機能しなくなった場合と、正常状態で遮蔽された場合とを区分けすることができる。
さらに、遊技者がアクセスできない非操作領域又は非操作物体が撮像できているか否かを判定することで、撮像手段が撮像できているか否かを判定できる。
撮像手段が遮蔽された場合に、その撮像手段が対応する遊技機にて遊技を行っている遊技者が遊技を終了したタイミングで報知を行うか否かを管理者が決定することができる。これにより、撮像手段の前に遊技者が手を置いて遊技をしている等によって撮像手段が遮蔽されている場合にも遊技を終了したタイミングで報知が実行されてしまうことを抑制できる。つまり、請求項2の発明によれば、遊技者が遊技を終了するまでに管理者が何もしなくとも撮像手段の遮蔽が解除される場合には、遊技者が遊技を終了したタイミングで報知を行わせないようにすることができる。
図1は遊技者管理システムの全体構成を示す概略図である。遊技場には遊技機1に対応して貸出装置2が設置され、管理室には管理装置3(遊技者管理手段、遊技特定手段、特別状態設定手段、特別報知実行手段、遊技機報知手段、実行状態設定手段に相当)が設置されている。中継装置4は、2台の遊技機1、2台の貸出装置2及び管理装置3とLAN5を介して接続されている。管理装置3は、遊技機側(遊技機1、貸出装置2等)から送信される遊技信号を中継装置4を介して受信することにより遊技機1毎の遊技情報を管理する。
・アウト信号=使用玉(使用媒体)を回収するアウトBOXから出力される使用玉数(アウト、使用遊技媒体)を特定可能な信号。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号であっても良い。
・セーフ信号=遊技機1から出力される払出玉数(セーフ、付与遊技媒体)を特定可能な信号。遊技機1での遊技(入賞)に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
・スタート信号=遊技機1から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号。始動口8への入賞により変動(作動)する表示部9における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスが出力されるので、「スタート信号数×1」をスタートとして特定する。尚、始動口8への入賞に応じて出力される始動入賞信号をスタート信号としても良い。
・大当たり信号=遊技機1から出力される大当たりを特定可能な信号。大当たり中にレベル出力される状態信号なので、大当たり信号受信中を大当たり中として特定する。
・売上信号=貸出装置2から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号。遊技者に対する有価価値を対価とした貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数として特定し、売上玉数×貸単価を売上額として特定する(以下、遊技者個人が使用した金額に対応した売上額のことを遊技者が投資した投資金額ともいう)。
・再プレイ信号=貸出装置2から出力される再プレイ玉(再遊技媒体)数を特定可能な信号。遊技者に対する貯玉を対価とした再プレイ玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「再プレイ信号数×25」を再プレイ玉数として特定する。
図4は管理装置3による遊技中対応処理を示すフローチャートである。管理装置3は、遊技者の遊技中を判定している(A1)。この判定は、アウトが連続して発生していること(アウトが発生してから2分以内に次のアウトが発生すること)や、遊技者の着席を顔認証用カメラ15により特定できているかで行うが、遊技中の判定方法は任意に変更してもよい。尚、上述したように顔認証用カメラ15の遮蔽状態が発生することを考慮すると、アウトの発生に基づいて判定するのが望ましい。
図3は顔認証用カメラ15による撮像状態を示しており、カメラ動作確認バー18の撮像状態に基づいて顔認証用カメラ15の撮像状態を判断することが可能である。つまり、図3(a),(b)に示すようにカメラ動作確認バー18を撮像している状態が顔認証用カメラ15の正常状態であり、(a)に示すようにカメラ動作確認バー18に加えて遊技者の顔も撮像できている状態が通常状態であり、(b)に示すようにカメラ動作確認バー18は撮像できているのに対して、遊技中であるが遊技者を撮像できていない状態が遮蔽状態であり、(c)に示すようにカメラ動作確認バー18自体を撮像できていない状態がカメラ動作不備状態である。尚、(c)では撮像画面全体にノイズが発生していることによりカメラ動作確認バー18を撮像できていない状態を示しているが、カメラ動作不備状態としては、全ての領域を全く撮像できない状態、或いはカメラ動作確認バー18のみを撮像できない等、種々の不備状態が考えられる。
管理装置3は、監視状態設定中となるので(A5:YES)、管理者による報知実行操作が有ったかを判定するようになる(A9)。
尚、報知実行状態を設定できるだけでなく、遊技者が遊技を終了した場合に報知が必要ない状態であることも設定できるようにしてもよい。つまり、監視状態を設定している場合に、遊技者が遊技を終了したタイミングで報知が必要か否かについて、管理者が確認した状態なのか未確認の状態かを特定できるようにしてもよい。尚、監視状態や、報知実行状態の設定は、遊技機1に対して(管理装置3にて)設定するが、遊技機1に直接的に設定する必要はなく、例えば、顔認証用カメラ15に監視状態を設定する等、対応する遊技機1が特定可能であれば、遊技機1を監視状態に設定するに該当する。
管理装置3は、遊技者の遊技終了を特定した場合は(B1:YES)、監視状態かを判定する(B2)。この場合、監視状態であるから(B2:YES)、島対応カメラ17による拡大撮像を終了し(B3)、監視状態を解除する(B4)。
管理装置3は、遊技者が遊技を終了したタイミングで顔認証用カメラ15が遊技者によって遮蔽されたことを検知した監視状態の場合は、遊技者の遊技終了を管理者に報知するので、遊技者が遊技を終了した場合に、顔認証用カメラ15が遊技者を撮像できる状態に管理者が復帰させることができる。この結果、顔認証用カメラ15が遊技者を撮像できない状態が継続し続けることを抑制できる。しかも、顔認証用カメラ15が遊技者を撮像できていない状態から復帰する作業を遊技者の遊技中に行う必要がないので、顔認証用カメラ15にて遊技者を撮像していることを遊技者に対して目立たなくさせる効果を得ることもできる。
管理装置3は、カメラ動作確認バー18により正常状態にて顔認証用カメラ15が遮蔽されたか否かを特定するようにしたので、顔認証用カメラ15が不備状態で機能しなくなった場合と、正常状態で遮蔽された場合とを区分けすることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
顔認証用カメラ15にて遊技者を撮像できない場合、その遊技者は不正行為を行う可能性が高い。したがって、島対応カメラ17が拡大表示を行う場合に、遊技者の全身が撮像できる(遊技者の動きがわかる)倍率で撮像を行うようにしてもよい。
顔認証用カメラ15が遊技者を撮像できなかった場合に、その遊技者を島対応カメラ17が撮像できれば、島対応カメラ17の倍率を変更しなくともよい。この場合、島対応カメラ17の解像度を高めるのが望ましい。つまり、撮像範囲は同じだが後に拡大し易い状態に予めしておくのである。
顔認証用カメラ15が正常状態で遮蔽されたかを特定するための手段としてはカメラ動作確認バー18に限定されることなく、貸出装置2内の所定領域(例えば、予め定められた壁面)であって遊技者がアクセスできない部位(非操作領域に相当)としてもよい。
顔認証用カメラ15を遊技機1に設けるようにしてもよいし、顔認証用カメラ15が複数の遊技機1に対応していてもよい。
遊技機としてはパチンコ機以外のスロットマシン等の他の遊技機に対応してもよい。
監視状態を設定した後、遊技終了の報知を実行するために、管理者の確認を必要としない構成としてもよい。つまり、監視状態を設定した場合、報知実行状態を設定することなく遊技終了を報知するようにしてもよい。
監視状態や報知実行状態を設定した後に、各状態を管理者が任意に解除できるようにしてもよい。
リモコンではなく、管理装置3を操作することで報知実行状態を設定するようにしてもよい。
Claims (3)
- 複数の遊技機が設置された遊技場に来場した遊技者を管理する遊技者管理システムにおいて、
遊技者が遊技を行っていることを特定する遊技特定手段と、
遊技機に対応して設けられ、その遊技機にて遊技者が遊技を行っていることを前記遊技特定手段が特定している状態において、当該遊技者を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の撮像結果に基づいて遊技者を管理する遊技者管理手段と、
前記遊技者が遊技を行っていることを前記遊技特定手段が特定している状態において、前記撮像手段がその遊技者を予め定められた正常状態にて撮像できなかった場合、当該撮像手段が対応する遊技機を監視状態に設定する特別状態設定手段と、
前記監視状態を設定した遊技機における遊技を遊技者が終了した場合に、遊技場の管理者に対して特別報知を実行する特別報知実行手段と、
前記撮像手段が前記正常状態にて遮蔽されたことを特定するために、当該撮像手段が遊技者と同時に撮像するものであり、かつ、当該遊技者がアクセスできない非操作領域又は非操作物体である遮蔽特定手段と、を備え、
前記特別状態設定手段は、遊技者が遊技を行っている状態において、遊技者を撮像できておらず、かつ、前記遮蔽特定手段を撮像できている場合に、前記監視状態を設定することを特徴とする遊技者管理システム。 - 複数の遊技機が設置された遊技場に来場した遊技者を管理する遊技者管理システムにおいて、
遊技者が遊技を行っていることを特定する遊技特定手段と、
遊技機に対応して設けられ、その遊技機にて遊技者が遊技を行っていることを前記遊技特定手段が特定している状態において、当該遊技者を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の撮像結果に基づいて遊技者を管理する遊技者管理手段と、
前記遊技者が遊技を行っていることを前記遊技特定手段が特定している状態において、前記撮像手段がその遊技者を予め定められた正常状態にて撮像できなかった場合、当該撮像手段が対応する遊技機を監視状態に設定する特別状態設定手段と、
前記監視状態を設定した遊技機における遊技を遊技者が終了した場合に、遊技場の管理者に対して特別報知を実行する特別報知実行手段と、
前記監視状態を設定した遊技機を遊技場の管理者に対して報知する遊技機報知手段と、
前記特別報知を実行させるために遊技場の管理者が操作する遮蔽時操作手段と、
前記監視状態を設定した後の前記遮蔽時操作手段の操作に基づき、報知実行状態を設定する実行状態設定手段と、を備え、
前記特別報知実行手段は、前記報知実行状態を設定している場合、遊技者が遊技を終了した場合に前記特別報知を実行する一方、前記報知実行状態を設定していない場合、前記特別報知を実行しないことを特徴とする遊技者管理システム。 - 前記監視状態を設定していない場合、複数の遊技機を同時に撮像可能な通常倍率で撮像を実行する一方、前記監視状態を遊技機にて設定した場合、当該遊技機にて遊技を行う遊技者を前記通常倍率よりも高い倍率で撮像する特別撮像手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技者管理システム。
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