JP2011183036A - 遊技場用管理システム - Google Patents
遊技場用管理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011183036A JP2011183036A JP2010053042A JP2010053042A JP2011183036A JP 2011183036 A JP2011183036 A JP 2011183036A JP 2010053042 A JP2010053042 A JP 2010053042A JP 2010053042 A JP2010053042 A JP 2010053042A JP 2011183036 A JP2011183036 A JP 2011183036A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- game
- time
- data
- player
- operation state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】管理装置は、稼動状態であると判定した状態におけるカメラによる顔認証結果を遊技機種毎に算出し、その算出結果を出力する。これにより、遊技機の発する光が遊技者の認証に及ぼす影響を遊技機種毎に把握することができる。
【選択図】図23
Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技機が発する光の影響度合いを機種毎に把握することが可能な遊技場用管理システムを提供することにある。
遊技機に対応して設けられ、遊技者を撮影する撮影手段と、前記撮影手段が撮影した画像に基づいて遊技をしている遊技者を検出する遊技者検出手段と、前記遊技機側から出力される遊技信号であって、遊技に使用された遊技媒体の数である使用数を特定可能な使用信号と遊技者に対して払い出された遊技媒体の数である払出数を特定可能な払出信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した遊技信号に基づいて稼動状態であるか否かを判定する稼動状態判定手段と、前記稼動状態判定手段により稼動状態であると判定された状態における前記遊技者検出手段の検出結果に基づいて遊技機種毎に検出データを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した前記検出データを出力する出力手段と、を備えたものである(請求項1)。
前記稼動状態判定手段により稼動状態と判定されてから非稼動状態と判定されるまでを1回の稼動状態とする場合において、前記遊技者検出手段が連続する複数回の稼動状態中に撮影された画像に基づいて検出した遊技者が同一人物であるか否かを判定する状態間同一人物判定手段と、連続する複数回の稼動状態が同一人物によって遊技されたと判定された場合には当該稼動状態中の稼動時間を合算して1回の遊技時間として算出すると共に、別人物の場合各々の稼動時間を1回の遊技時間として算出し、かつ、遊技時間の平均値を遊技者が1回の遊技に使用する平均遊技時間として遊技機種毎に算出する平均遊技時間算出手段と、を備え、前記出力手段は、前記平均遊技時間算出手段が算出した平均遊技時間を前記算出手段が算出した算出結果と遊技機種毎に対応付けて出力するようにしても良い(請求項2)。
前記算出手段による算出結果に基づいて前記平均遊技時間算出手段により算出された平均遊技時間を補正する平均遊技時間補正手段を備え、前記出力手段は、前記平均遊技時間補正手段が補正した平均遊技時間を遊技機種毎に出力するようにしても良い(請求項3)。
前記稼動状態判定手段が稼動状態であると判定している時間を算出する稼動時間算出手段と、前記遊技者検出手段が検出している時間を算出する検出時間算出手段と、を備え、前記算出手段は、前記稼動時間算出手段が算出した時間に対する前記検出時間算出手段が算出した時間の割合を遊技機種毎に算出するようにしても良い(請求項4)。
前記撮影手段が撮影した画像を記録する記録手段と、前記稼動状態判定手段により稼動状態と判定されてから非稼動状態と判定されるまでに当たる1回の稼動状態中において複数の画像が撮影された場合に、当該複数の画像の遊技者が同一人物であるか否かを判定する状態中同一人物判定手段と、前記1回の稼動状態中において前記記録手段が画像を記録してから前記撮影手段が遊技者を撮影した場合に、前記状態中同一人物判定手段が当該遊技者を当該記録手段により記録された画像の遊技者とは同一人物でないと判定したときに誤認識をしたと判定する誤認識判定手段と、を備え、前記算出手段は、稼動状態の回数に対する前記誤認識判定手段により誤認識と判定された稼動状態の回数の割合を前記検出データとして遊技機種毎に算出するようにしても良い(請求項5)。
前記撮影手段が撮影した画像を記録する記録手段と、前記稼動状態判定手段により稼動状態と判定されてから非稼動状態と判定されるまでに当たる1回の稼動状態中において複数の画像が撮影された場合に、当該複数の画像の遊技者が同一人物であるか否かを判定する状態中同一人物判定手段と、前記1回の稼動状態中において前記記録手段が画像を記録してから前記撮影手段が遊技者を撮影した場合に、前記状態中同一人物判定手段が当該遊技者を当該記録手段により記録された画像の遊技者とは同一人物でないと判定するごとにカウントする誤認識カウント手段と、を備え、前記算出手段は、前記稼動時間算出手段が算出した時間と前記誤認識カウント手段がカウントした回数とに基づいて稼動状態中における誤認識の頻度を前記検出データとして遊技機種毎に算出するようにしても良い(請求項6)。
前記算出手段は、前記検出結果を所定期間毎に算出し、前記出力手段は、前記算出手段による所定期間毎の算出結果を出力するようにしても良い(請求項7)。
請求項2の発明によれば、遊技機種の人気度を測る指標として平均遊技時間が利用されている。しかし、遊技機から放出される光の影響で実際よりも短く算出される可能性があり、しかもその度合いは遊技機種毎に様々である。そこで、平均遊技時間を算出結果と対応付けて表示することにより遊技機種毎の特性を考慮して遊技機種の人気度を測ることができる。
請求項4の発明によれば、未検出時間の割合から光の影響を把握することができる。
請求項5の発明によれば、誤認識割合から光の影響を把握することができる。
請求項6の発明によれば、単位時間当たりの誤認識回数の割合から光の影響を把握することができる。
請求項7の発明によれば、遊技場側は検出結果を所定期間毎に見ることでカメラが正常に動作しているか、カメラに対して悪戯がされていないか等について、遊技機種の特性を考慮して判断することができる。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場には遊技機1に対応して貸出装置2が設置され、管理室には管理装置3が設置されている。中継装置4は、2台の遊技機1、2台の貸出装置2及び管理装置3とLAN5を介して接続されている。管理装置3は、遊技機側(遊技機1、貸出装置2等)から送信される遊技信号を中継装置4を介して受信することにより遊技機1毎の遊技データを管理する。
アウト信号=使用玉(使用媒体)を回収するアウトBOXから出力される使用玉数(アウト)を特定可能な信号。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、遊技機1から出力される信号であっても良い。
セーフ信号=遊技機1から出力される払出玉数(セーフ、払出媒体数)を特定可能な信号。遊技機1での遊技(入賞)に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
スタート信号=遊技機1から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号。始動口8への入賞により変動(作動)する表示部9における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスが出力されるので、「スタート信号数×1」をスタートとして特定する。尚、始動口8への入賞に応じて出力される始動入賞信号をスタート信号としても良い。
大当たり信号=遊技機1から出力される大当たりを特定可能な信号。大当たり中にレベル出力される状態信号なので、大当たり信号受信中を大当たり中として特定する。
特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態を特定可能な信号。大当たり確率が向上する確変中等の大当たりを通常状態よりも発生させ易い状態である特別状態中にレベル出力される状態信号(確変信号)なので、特別状態信号受信中を特別状態中(甘中、或いは甘モード)として特定する。尚、確変中だけでなく、始動口8への入賞率が向上する時短中にもレベル出力される。
売上信号=貸出装置2から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号。遊技者に対する有価価値を対価とした貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数として特定し、売上玉数×貸単価を売上額として特定する。
再プレイ信号=貸出装置2から出力される再プレイ玉(再遊技媒体)数を特定可能な信号。遊技者に対する貯玉を対価とした再プレイ玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「再プレイ信号数×25」を再プレイ玉数として特定する。
(1)固有のIDが記録された所謂会員カード或いはビジターカード(IC持玉券)をカード挿入口13にて受付可能である。
(2)カードの挿入状態により有価価値が特定可能な状態で払出釦14が押下されると、その有価価値に基づき貸玉を払出口15から払出して売上信号を送信する。
(3)カードを受付した状態で返却釦16の押下を受付けると、受付中のカードを排出する。
(4)情報表示部17では貸出情報を表示可能であり、各種の対応する遊技機1に関する遊技情報等も表示可能となる。
(5)CCDカメラ18(撮影手段に相当、以下「カメラ」という)を内蔵しており、対応する遊技者の顔を中心とした上半身を斜め前方から撮影して顔データを作成する。
一方、最初の売上データに先立ってカードが最初に挿入され((d)タイミング)、台データの最終以後にカードが取外された場合は((e)タイミング)、カードの挿入状態では一人の遊技者が遊技していることを確定できるので、カードが取外されて((e)タイミング)から20秒経過するまで((f)タイミング)の間の累積データの差分を遊技データとして確定する。尚、カードが取外された場合であっても台データの入力が継続する場合は、一人の遊技者が継続して遊技していることから、台データの入力が停止してから20秒が経過するまでの間の累積データの差分が遊技データとして確定される。
以上のようにして、一人の遊技者が連続して遊技していると判断できる遊技データを作成することができる。
(1)ロングリーチの場合
図4に示すようにロングリーチでは、最終データ変化から20秒以上経過した後に、画像停止を示す有効スタート信号が入力することから、20秒経過後から180秒以内の初回入力データが有効スタート信号であった場合は、ロングリーチと見なし、継続データとしてデータ積算を継続する。つまり、ロングリーチ毎に遊技データが途切れないように、現時点のロングリーチの時間としては十分である最長3分20秒までのロングリーチを継続データとするための特殊処理である。
(2)カードが挿入された場合
図5に示すように台データの最終データ変化から20秒以内であっても、その稼動状態中に挿入されていたカードとは異なる人物のカードが挿入された場合には、遊技者が入れ替わったと判断できるので、強制的にデータを区切る。つまり、カード挿入という明らかな客交替タイミングで継続データとしないための特殊処理である。
(3)売上データが入力された場合
図6に示すように台データの最終データ変化から20秒以内であっても、売上データの最終入力から15分以上経過した後の売上入力があった場合は、前の遊技者は次の貸玉の払出しを受けることなく持玉の全てを打込んでおり、客交替の可能性が高いと判断して強制的にデータを区切る。つまり、現時点で最小貸単価である50銭玉の500円分相当の貸出玉数である1000玉を想定し、前回の売上から15分以上経過しての継続データとしないための特殊処理である。
図7は、カメラ18による顔認証処理を示すフローチャートである。カメラ18は、動作開始すると、タイマの作動を開始(タイマ時間4秒)してから(S1)、顔を検出したか(S2)、顔認証フラグが1かを判定してから(S14)、タイマがタイムアップするまで待機する(S19)。
以上の動作により、遊技者が着座したときは、遊技者の顔データがカメラ18から管理装置3へ送信される。
タイマがタイムアップすると(S19:YES)、次の撮影となり、この場合には、顔認証フラグが1であることから(S4:NO)、ステップS19へ移行する。従って、顔データが送信されることはない。
以上の動作により、顔を検出できなくなると、8秒後にカメラ18から管理装置3へ未検出信号が送信される。
管理装置3は、カメラ18から顔データを受信したときは、顔データ作成開始とし、未検出信号を受信したときは顔データ作成終了とする。つまり、顔データを受信してから未検出信号を受信するまでを同一の顔データの作成期間とする。
(1)パターン1
図8はパターン1を示している。この図に示す上段は、顔データ作成期間を示しており、顔を認識してから顔を認識できなくなる(離席する)までを示している。中段は稼動状態における遊技データを示している。下段は、顔データに基づいて特定した人物データと稼動状態の遊技データとを対応付けた合成データを示している。合成データについては、遊技データが区切られた時点で作成し、顔データが区切られた時点で作成した合成データを正式なものとして確定することを基本とする。尚、人物データとは人物の氏名を特定するという意味ではなく、仮想の人物(例えば図中の「あ」という人物)を特定するという意味である。尚、「あ」は実際には当日のみ有効なシリアル番号である。
パターン1は、稼動中に顔データの作成を開始し、稼動後に顔データの作成が終了(遊技者が離席)した場合である。この場合、稼動終了時から合成データを作成し、顔データの作成が終了した時点で合成データを確定する。つまり、「A」という顔データから「あ」という仮想の人物データを特定し、その人物データと遊技データとを合成することにより「あ」という人物データが対応付けられた合成データを作成するものである。
図9はパターン2を示しており、顔データの作成を開始してから稼動し、稼動中に顔データの作成を終了した場合である。この場合、稼動終了時に合成データの作成を開始・確定する。
(3)パターン3
図10はパターン3を示しており、稼動中に顔データの作成開始及び終了した場合である。この場合、稼動終了時に合成データの作成を開始して確定する。
(4)パターン4
図11はパターン4を示しており、非稼動中に顔データの作成を開始及び終了した場合である。この場合、稼動終了時に合成データの作成を開始し、顔データの作成終了時に合成データを確定する。
(1)稼動状態中に遊技者を検出することが出来ない場合であっても、非稼動状態直前の稼動状態の合成データが対応付けられており、かつ、その間の非稼動状態が10分未満であるときは、その人物データと対応付けて合成データを作成する。
(2)図13に示すように食事休憩中(時間の長短は問わない)の後の稼動状態で顔データを作成できなかった場合は、非稼動状態直前の稼動状態の合成データで特定した特定人物「あ」を遊技データに対応させることにより合成データを作成する。これは、非稼動が食事による場合は食事後の稼動状態は同一人物が遊技したと特定できるからである。また、このように同一人物による稼動に挟まれた非稼動状態の遊技データ(実際は時間データのみ)は同一人物による占有状態とした。尚、食事休憩中は、貸出装置2が従業員により操作されたリモコンから食事休憩中である旨の信号を受信することにより判定しており、食事休憩の適正時間を判断するために使用する。
(3)10分以上の非稼動状態後の稼動状態において顔データ「B」を作成できた場合は、「あ」と異なる人物「い」と対応付けた合成データを作成する。この場合、非稼動状態は非占有状態となる。
(5)図15に示すように遊技データに対して顔データがなく、直前、直後に10分以上の非稼動状態が存在する場合は、人物を特定できないことから、人物「無名(1)」、「無名(2)」、……を対応付ける。
(6)図16に示すように一つの遊技データに対して複数人物の顔データが含まれる場合は、それらを同一人物として対応付ける。図16に示す例では、一つの遊技データに「A」、「B」、「C」の顔データが存在することから、何れの顔データ「A」、「B」、「C」も人物「あ」であると特定する。尚、このような関連付けを、あ=(A、B、C)と表す。
(8)図17に示すように非稼動状態の前後の稼動状態で同一人物を特定した場合には、その非稼動状態に対しても同一人物を対応付ける。図17に示す例では、3つの非稼動状態の前後の稼動状態で同一人物「あ」を認識したので、それらの稼動状態間の非稼動状態に対して人物「あ」を対応付ける。
(9)非稼動状態の前後の稼動状態で異なる人物を認識した場合にはその非稼動状態に対しては人物と対応付けない。図17に示す例では、4つ目の非稼動状態の前後の人物は「あ」と「い」であるので、非稼動状態を人物と対応付けない。
(10)図18に示すように非稼動状態中に認識した顔データ(非稼動状態中に顔データ作成の開始時刻、終了時刻が含まれるという意味)は異常データとして採用しない。図18に示す例では、各非稼動状態中に顔データ「B」、「C」をそれぞれ認証しているが、それらを採用することはない。
尚、稼動状態であっても認証時間が30秒以下の顔データも採用しないようなっている。
尚、図19では、各時間を対応する非稼動状態で模式的に示したが、実際には数値で表示される。
回転数は、遊技者数と機種の遊技機数により判定し、新台の寿命を把握するために使用するもので、回転数が多い遊技機種は寿命が短いと判断できる。図19に示す例では、遊技者数が7名、遊技機数は3台であることから、その場合の回転数は、7名/3台となる。
(1)合成データが共に稼動状態にあるときは、別人物のデータとして集計する。図20に示す例では、1番台の合成データに200番台の合成データが含まれることから、1番台の合成データを優先し、200番台の人物「あ」に対応する合成データを別人物「あ’」として集計する。
(2)一方の稼動状態が他方の稼動状態に含まれる場合は、遊技データを優先して集計する。図20に示す例では、1番台における人物「あ」に対応した非稼動状態に500番台における人物「あ」に対応した稼動状態が含まれることから、500番台における人物「あ」に対応した稼動状態を優先して人物「あ」の合成データとする。
ところで、遊技機1にあっては、液晶表示部の光に比して台ランプの光の強度が強いため、カメラ18による顔認証に際して台ランプの光に影響されやすく同一人物か否かの判定で誤認識する虞がある。また、図柄の変動パターンや台ランプの点灯パターンは機種毎に異なるように設定されているのが一般的であることから、機種毎に誤認識の可能性が異なると考えられる。例えば、図1に示す機種Aには台ランプが無いため演出による誤認識の可能性は極めて低い。これに対して、機種B,C,Dは台ランプの数が同じものや異なるものはあるが、台ランプの数だけでなく、演出内容や光の強度の違いにより、それぞれ誤認識する可能性が異なる。
図21は、未検出時間割合の算出方法を示しており、稼動時間全体に占める未検出時間の割合を「未検出時間割合」として次の演算式により算出する。
未検出時間割合=稼動時間のうち顔データを受信してから未検出信号を受信するまでの時間を除外した時間/稼動時間。尚、未検出時間割合に代えてか検出時間割合(稼動時間のうち顔データを受信してから未検出信号を受信するまでの時間/稼動時間)を算出しても良い。また、図21中のXが「稼動時間のうち顔データを受信してから未検出信号を受信するまでの時間を除外した時間」を示している。
稼動状態中に誤認識した稼動データの割合を「誤認識割合」として次の演算式により算出する。
誤認識割合=稼動状態中に誤認識がされた稼動データの数/稼動データの数
誤認識の判定は、1回の稼動状態中に複数の顔データを抽出した場合に、後から抽出した顔データの人物が直前に抽出した顔データの人物と別人物であると判定したときに誤認識と判定する。
また、誤認識割合の算出に際し、稼動時間が所定時間より短い稼動データを除外して算出しても良い。
図22に示す例では、稼動状態中に誤認識がされた稼動データの数が2、稼動データの数が4であることから、誤認識割合=2/4=1/2となる。
図22に示す例では、実際は遊技者「あ」が0.5時間、2時間、1.5時間、0.5時間の計4.5時間遊技したものの、顔データの誤認識により遊技者「あ」,「い」,「う」が遊技したと特定したことを示している。このような誤認識の結果、1回の平均遊技時間=4.5時間/3人=1.5時間となり、実際の遊技時間である4.5時間から大きくずれてしまうことになる。
尚、図中のYは、稼動時間のうち顔データ信号を受信してから未検出信号を受信するまでの時間である。
図22に示す例では、誤認識割合が1/2であることから、補正平均遊技時間=1回の平均遊技時間/(1−誤認識割合)=1.5/(1−1/2)=3となる。
一方、単位時間当たりの誤認識回数を算出することによっても1回の平均遊技時間を補正することは可能である。即ち、顔を検出している状態下で単位時間当たり何回誤認識するかを「単位時間当たりの誤認識回数」として次の演算式により算出する。
尚、分母を「稼動時間」としても良い。
図22に示す例では、全体の誤認識回数が4回であることから、単位時間当たりの誤認識回数=4回/4.5時間≒0.89回となる。
補正平均遊技時間=1回の平均稼動時間×(1+(単位時間当たりの誤認識回数))=1.5×(1+0.89)≒2.8
以上のようにして、平均遊技時間を補正した補正平均遊技時間を求めることにより誤認識による影響をできるだけ回避して「機種毎の算出データ」、「当日算出データ」、「遊技機種の算出データ」の各帳票を作成することができる。
機種未検出割=機種毎に算出した「未検出時間割合」
機種誤認識割=機種毎に算出した「誤認識割合」
機種誤認/h=機種毎に算出した「単位時間当たりの誤認識回数」
平均遊技時間=1回の平均遊技時間
補正平均遊技時間=「未検出時間割合」、「誤認識割合」、「単位時間当たりの誤認識回数」の何れかに基づいて補正した1回の平均遊技時間
未検出割=遊技機毎に算出した当日の「未検出時間割合」
誤認割=遊技機毎に算出した当日の「誤認識割合」
誤認/h=遊技機毎に算出した当日の「単位時間当たりの誤認識回数」
尚、当日に限らず、過去の数日分のデータも表示可能であり、さらに週毎、月毎に表示することも可能である。
尚、日毎に限らず、週毎、月毎に一覧表示可能となっている。
このように1回の平均遊技時間を補正した補正平均遊技時間に基づいて帳票を作成することにより、帳票のデータの精度を高めることができる。
管理装置3は、稼動状態であると判定した状態におけるカメラ18による顔認証結果を遊技機種毎に算出し、その算出結果を出力するので、遊技機1の発する光が遊技者の認証に及ぼす影響を遊技機種毎に把握することができる。
連続する複数回の稼動状態が同一人物によって遊技されたと判定した場合には当該稼動状態中の稼動時間を合算して1回の遊技時間として算出すると共に、別人物の場合各々の稼動時間を1回の遊技時間として算出し、かつ、遊技時間の平均値を遊技者が1回の遊技に使用する平均遊技時間として遊技機種毎に算出し、その平均遊技時間を算出結果と遊技機種毎に対応付けて出力するので、技機種毎の特性を考慮して遊技機種の人気度を測ることができる。
稼動時間算に対する検出時間の割合を遊技機種毎に算出するので、未検出時間の割合から光の影響を把握することができる。
稼動状態の回数に対する誤認識と判定された稼動状態の回数の割合を遊技機種毎に算出するので、誤認識割合から光の影響を把握することができる。
稼動時間に対する未検出時間の割合を遊技機種毎に算出するようにしたので、未検出時間の割合から光の影響を把握することができる。
検出結果を所定期間毎に算出し、その算出結果を出力するので、遊技場側は検出結果を所定期間毎に見ることでカメラ18が正常に動作しているか、カメラ18に対して悪戯がされていないか等について、遊技機種の特性を考慮して判断することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
カメラ18により人物を認証する方法として、遊技者が保持する物体、例えば服、小物類などにより特定するようにしても良い。
カメラ18を遊技者の正面から撮影するように設けても良い。
カメラ18の機能として撮影するのみとし、顔データの作成を管理装置3で実行するようにしても良い。
上記実施形態中で示した各数値は一例であり、異なる数値を用いるようにしても良い。
Claims (7)
- 光を発する演出を実行可能な遊技機種を含む複数種類の遊技機を管理することが可能な遊技場用管理システムにおいて、
遊技機に対応して設けられ、遊技者を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段が撮影した画像に基づいて遊技をしている遊技者を検出する遊技者検出手段と、
前記遊技機側から出力される遊技信号であって、遊技に使用された遊技媒体の数である使用数を特定可能な使用信号と遊技者に対して払い出された遊技媒体の数である払出数を特定可能な払出信号を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した遊技信号に基づいて稼動状態であるか否かを判定する稼動状態判定手段と、
前記稼動状態判定手段により稼動状態であると判定された状態における前記遊技者検出手段の検出結果に基づいて遊技機種毎に検出データを算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した前記検出データを出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする遊技場用管理システム。 - 前記稼動状態判定手段により稼動状態と判定されてから非稼動状態と判定されるまでを1回の稼動状態とする場合において、
前記遊技者検出手段が連続する複数回の稼動状態中に撮影された画像に基づいて検出した遊技者が同一人物であるか否かを判定する状態間同一人物判定手段と、
連続する複数回の稼動状態が同一人物によって遊技されたと判定された場合には当該稼動状態中の稼動時間を合算して1回の遊技時間として算出すると共に、別人物の場合各々の稼動時間を1回の遊技時間として算出し、かつ、遊技時間の平均値を遊技者が1回の遊技に使用する平均遊技時間として遊技機種毎に算出する平均遊技時間算出手段と、を備え、
前記出力手段は、前記平均遊技時間算出手段が算出した平均遊技時間を前記算出手段が算出した算出結果と遊技機種毎に対応付けて出力することを特徴とする請求項1記載の遊技場用管理システム。 - 前記算出手段による算出結果に基づいて前記平均遊技時間算出手段により算出された平均遊技時間を補正する平均遊技時間補正手段を備え、
前記出力手段は、前記平均遊技時間補正手段が補正した平均遊技時間を遊技機種毎に出力することを特徴とする請求項2記載の遊技場用管理システム。 - 前記稼動状態判定手段が稼動状態であると判定している時間を算出する稼動時間算出手段と、
前記遊技者検出手段が検出している時間を算出する検出時間算出手段と、を備え、
前記算出手段は、前記稼動時間算出手段が算出した時間に対する前記検出時間算出手段が算出した時間の割合を遊技機種毎に算出することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の遊技場用管理システム。 - 前記撮影手段が撮影した画像を記録する記録手段と、
前記稼動状態判定手段により稼動状態と判定されてから非稼動状態と判定されるまでに当たる1回の稼動状態中において複数の画像が撮影された場合に、当該複数の画像の遊技者が同一人物であるか否かを判定する状態中同一人物判定手段と、
前記1回の稼動状態中において前記記録手段が画像を記録してから前記撮影手段が遊技者を撮影した場合に、前記状態中同一人物判定手段が当該遊技者を当該記録手段により記録された画像の遊技者とは同一人物でないと判定したときに誤認識をしたと判定する誤認識判定手段と、を備え、
前記算出手段は、稼動状態の回数に対する前記誤認識判定手段により誤認識と判定された稼動状態の回数の割合を前記検出データとして遊技機種毎に算出することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の遊技場用管理システム。 - 前記撮影手段が撮影した画像を記録する記録手段と、
前記稼動状態判定手段により稼動状態と判定されてから非稼動状態と判定されるまでに当たる1回の稼動状態中において複数の画像が撮影された場合に、当該複数の画像の遊技者が同一人物であるか否かを判定する状態中同一人物判定手段と、
前記稼動状態判定手段が稼動状態であると判定した時間を算出する稼動時間算出手段と、
前記1回の稼動状態中において前記記録手段が画像を記録してから前記撮影手段が遊技者を撮影した場合に、前記状態中同一人物判定手段が当該遊技者を当該記録手段により記録された画像の遊技者とは同一人物でないと判定するごとにカウントする誤認識カウント手段と、を備え、
前記算出手段は、前記稼動時間算出手段が算出した時間と前記誤認識カウント手段がカウントした回数とに基づいて稼動状態中における誤認識の頻度を前記検出データとして遊技機種毎に算出することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の遊技場用システム。 - 前記算出手段は、前記検出結果を所定期間毎に算出し、
前記出力手段は、前記算出手段による所定期間毎の算出結果を出力することを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の遊技場用システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010053042A JP5457232B2 (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | 遊技場用管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010053042A JP5457232B2 (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | 遊技場用管理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011183036A true JP2011183036A (ja) | 2011-09-22 |
JP5457232B2 JP5457232B2 (ja) | 2014-04-02 |
Family
ID=44790017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010053042A Expired - Fee Related JP5457232B2 (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | 遊技場用管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5457232B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015080603A (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-27 | サン電子株式会社 | 遊技者数管理装置 |
JP2015150318A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-08-24 | ダイコク電機株式会社 | 遊技場用管理システム |
JP2022009248A (ja) * | 2016-03-29 | 2022-01-14 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001162011A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-06-19 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技管理システム |
JP2003230132A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-15 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技客管理システム |
JP2004305560A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Glory Ltd | 遊技客情報管理システム |
-
2010
- 2010-03-10 JP JP2010053042A patent/JP5457232B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001162011A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-06-19 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技管理システム |
JP2003230132A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-15 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技客管理システム |
JP2004305560A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Glory Ltd | 遊技客情報管理システム |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015080603A (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-27 | サン電子株式会社 | 遊技者数管理装置 |
JP2015150318A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-08-24 | ダイコク電機株式会社 | 遊技場用管理システム |
JP2022009248A (ja) * | 2016-03-29 | 2022-01-14 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム |
JP7273335B2 (ja) | 2016-03-29 | 2023-05-15 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5457232B2 (ja) | 2014-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20210070261A (ko) | 게임 관리 시스템 | |
JP5346743B2 (ja) | 遊技客管理システム | |
CN114596677A (zh) | 管理系统 | |
JP4665380B2 (ja) | 計数不正検知システム | |
JP5457232B2 (ja) | 遊技場用管理システム | |
JP5479957B2 (ja) | 遊技情報表示装置 | |
JP5813971B2 (ja) | 遊技場用システム | |
JP5587624B2 (ja) | 遊技場用管理システム | |
JP5017577B2 (ja) | 遊技システム | |
JP5558851B2 (ja) | 遊技場用管理システム | |
JP5744406B2 (ja) | 遊技場用管理システム | |
JP5501412B2 (ja) | 遊技場装置 | |
JP5970219B2 (ja) | 遊技場管理装置 | |
JP6235929B2 (ja) | 遊技場用管理システム | |
JP5970220B2 (ja) | 遊技場用システム | |
JP6756582B2 (ja) | 遊技情報表示装置及び遊技場用システム | |
JP5587623B2 (ja) | 遊技場用管理システム | |
JP5421153B2 (ja) | 遊技媒体貸出装置 | |
JP2018187255A (ja) | 遊技場用管理システム | |
JP7048418B2 (ja) | 遊技場用システム | |
JP5902439B2 (ja) | 遊技場用管理装置 | |
JP5950596B2 (ja) | 遊技者管理システム | |
JP5456007B2 (ja) | 遊技システム | |
JP5813970B2 (ja) | 遊技場用システム | |
JP5844402B2 (ja) | 遊技場装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121211 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140109 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5457232 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |