JP5970219B2 - 遊技場管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場に再来場した遊技者を管理する遊技場管理装置に関する。
従来より、遊技場では、遊技者の来場頻度の管理が実行されている。例えば、特許文献1には、遊技者の来場頻度を管理し、来場頻度の低い遊技者に対して来場を促す電子メールを送信することが記載されている。このように遊技者の来場頻度を特定できれば、遊技場側にて的確なサービスの実行を行い易くなる。
特開2007−105528号公報
ところで、遊技者の来場意欲は、遊技の過程にて多くの玉やメダルを得たことや、趣向の高い種類の遊技機にて遊技を行い、後日その遊技機にて再び遊技を行いたいと感じたこと等に大きく影響を受けてしまう。遊技者によっては、多くの玉やメダルを得た遊技機や、興趣が高いと感じた遊技機にて再び遊技を行いたいと考える。つまり、遊技場に設置してある遊技機は遊技者の遊技意欲に大きく影響を与えている。
しかしながら、単に遊技者の来場頻度を特定しただけでは、遊技機が遊技者の来場意欲に与えた影響を遊技場の管理者が特定しにくいという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、再来場した遊技者の管理を良好に行うことができる遊技場管理装置を提供することにある。
本発明は、遊技者が遊技に使用した遊技価値の大きさである使用遊技価値の大きさを特定する使用遊技価値特定手段と、遊技者が遊技機から付与された遊技価値の大きさである付与遊技価値の大きさを特定する付与遊技価値特定手段と、一の種類の遊技機又は一の遊技機である特別遊技機にて遊技を行っている遊技者が、予め定められた期間内に当該特別遊技機にて遊技を行ったリピート遊技者であることを特定するリピート遊技者特定手段と、前記特別遊技機にて遊技を行った遊技者の人数を、前記リピート遊技者と当該リピート遊技者とは異なる新規遊技者とに区分して集計し、さらに、前記リピート遊技者を、当該リピート遊技者が前記特別遊技機にて前記予め定められた期間内に遊技を行った際に、前記付与遊技価値の大きさが前記使用遊技価値の大きさよりも予め定められた所定値以上大きかった勝越遊技者と、前記所定値未満であった負越遊技者とに少なくとも区分して集計する人数集計手段とを備え、前記リピート遊技者の特定の対象となる所定期間を管理者が指定した場合、その所定期間に来場した遊技者のうち、前記リピート遊技者になった遊技者の割合を特定して表示するものである(請求項1)。
請求項1記載の遊技場管理装置において、
前記リピート遊技者が前記特別遊技機にて遊技を行った時間と、前記新規遊技者が前記特別遊技機にて遊技を行った時間と、を対比可能に遊技者の遊技時間を集計する遊技時間集計手段を備え、前記リピート遊技者の特定の対象となる所定期間を管理者が指定した場合、その所定期間に来場した遊技者のうち、前記リピート遊技者になった遊技者の割合を特定して表示するようにしてもよい(請求項2)。
請求項1の発明によれば、リピート遊技者を勝越遊技者と負越遊技者とに区分して集計するようにしたので、どのような遊技者がリピート遊技者となっているかを特定できる。例えば、負越遊技者が高い割合でリピート遊技者となっている場合、特別遊技機が遊技者にとって興趣の高い機種(又は遊技機)であると判断できる。又、勝越遊技者ですらさほどリピート遊技者となっていない場合、興趣の低い機種(又は遊技機)であると判断できる。このように、リピート遊技者を遊技者の勝敗に応じて区分することで、再来場した遊技者が、興趣の高い特別遊技機を遊技したために再来場したのか、或いは大きく遊技価値を得たために再来場したのかを特定し易くできる。つまり、特別遊技機が遊技者の来場意欲に与えた影響を特定し易くすることができる。
請求項2の発明によれば、リピート遊技者と新規遊技者との遊技時間を比較することで遊技者の特別遊技機への熱中度を特定できる。例えば、新規遊技者の遊技時間よりもリピート遊技者の遊技時間が極端に短い場合、遊技に飽きていることが考えられるし、新規遊技者の遊技時間よりもリピート遊技者の遊技時間が長い場合、遊技を行えば行うほど遊技に熱中していく遊技機であると判断できる。
本発明の一実施形態における遊技場用システムの全体構成を示す概略図 入賞スタート別ファン動向データを示す帳票 入賞S−補T1Yファン動向データを示す帳票 客遊技時間別ファン動向データを示す帳票 客遊技時間別ファン動向データ(比較有り)を示す帳票 機種別リピート率データを示す帳票 リピート率の計算方法を説明するための図(その1) リピート率の計算方法を説明するための図(その2) 全体リピート客データを示す帳票
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場には遊技機1に対応して貸出装置2が設置され、管理室には管理装置3(使用遊技価値特定手段、付与遊技価値特定手段、リピート遊技者特定手段、人数集計手段、遊技時間集計手段に相当)が設置されている。中継装置4は、2台の遊技機1、2台の貸出装置2及び管理装置3とLAN5を介して接続されている。管理装置3は、遊技機側(遊技機1、貸出装置2等)から送信される遊技信号を中継装置4を介して受信することにより遊技機1の遊技情報を管理すると共に、モニタ6に各種データを表示可能となっている。尚、図1では省略したが、実際には数百台の遊技機1が管理装置3の管理対象となる。
遊技機1は、始動口7への入賞に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づき所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部8にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつで、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300で、大当たりの内、大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)であり、大当たりが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口9を開放する。尚、1Rの上限入賞数(上限数)は8個で、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合(終了条件が満たされた場合)に1Rを終了する。
確変中は大当たり確率が1/30に向上すると共に、始動口7への入賞率が向上する時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当たりまで継続するため、大当たり後に通常状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、通常大当たりが発生した場合は通常状態へと戻る。
遊技機側からは次の各信号が出力される。
・アウト信号=使用玉を回収するアウトBOXから出力される使用媒体数(アウト)を特定可能な信号。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号でもよい。
・セーフ信号=遊技機1から出力される払出媒体数(セーフ)を特定可能な信号。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としてもよい。
・スタート入賞信号=遊技機1から出力される始動口7への入賞数を特定可能な信号。始動口7への入賞1回につき1パルスが出力されるので、「スタート入賞信号数×1」をスタート入賞個数として特定する。
・大当たり信号=遊技機1から出力される大当たり期間を特定可能な信号。大当たり中にレベル出力される状態信号なので大当たり信号受信中を大当たり中として特定する。
・確変信号=遊技機1から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。大当たり確率が向上する確変中等の大当たりを通常状態よりも発生させ易い状態である特別状態中にレベル出力される状態信号(確変信号)なので、確変信号受信中を特別状態中として特定する。又、大当たり信号と確変信号のいずれも受信していない期間を通常状態として特定する。
・図柄変動信号=図柄が変動したことを特定可能な信号。図柄の変動開始時、或いは変動終了時に1パルス出力されるので、「図柄変動信号数×1」をスタート回数として特定する。
貸出装置2は、貨幣投入口10、遊技情報などを表示するタッチパネル式の液晶表示部11、顔認証カメラ12、遊技機1に玉を払出しする玉払出口13、発行釦14、カード挿入口15、計数部16などを備えている。液晶表示部11には、遊技者の遊技の進行に伴って、図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率などの周知の遊技データが表示される。遊技者が貨幣投入口10に貨幣(対価)を投入すると、投入した貨幣に応じた数の玉が玉払出口13から遊技機1の上皿17に払出される。貸出装置2からは、売上信号が貸出玉25玉ごとに1パルス出力されるため、売上信号数×25を貸出玉数として特定し、その貸出玉数に貸出単価(例えば4円)を乗じた値を売上額として特定する。
貸出装置2の顔認証カメラ12は、例えば周知のCMOSセンサやCCDセンサなどの撮像素子を有しており、遊技者の顔を撮像する。つまり、顔認証カメラ12は、貸出装置2が設けられている遊技機1を遊技している遊技者を特定可能な識別情報である顔画像を取得する。この顔認証カメラ12は、撮像した遊技者の顔画像を中継装置4を介して管理装置3に送信する。カード挿入口15は、その内部に図示しない読出装置が設けられており、会員カード8が挿入されると、会員カード8に記録されている会員IDなどの情報を取得する。そのため、貸出装置2は、会員カード8が挿入されると、その会員カード8を所有する遊技者ごとに集計された遊技データの表示や他の遊技機1の遊技情報の表示などが可能になる。尚、会員カード8が挿入されない場合であって、一部の操作や表示が可能な構成としてもよい。
計数部16は、貸出装置2の下部に設けられており、遊技機1の下皿18から落下した玉を受けて計数する。貸出装置2は、計数部16により計数した玉数を一時的に記憶し、遊技者により発行釦14が操作されると、玉数(持玉)が記録されたカードなどの記録媒体或いは玉数が印字されたレシートなどを発行する。
管理装置3は、CPU、ROMやRAM、上記した遊技信号や顔認証カメラ12で取得した顔画像など各種の情報の送受信を行う入力手段である入出力部、顔画像やコンピュータプログラムなどを記憶するための大容量の記憶装置であるHDDなどを備えたコンピュータで構成されている。この管理装置3は、例えばHDDに記憶しているコンピュータプログラムに従って作動し、入出力部に入力される遊技機側の機器からの遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定するとともに、遊技機1ごと及び遊技機1の機種ごとに遊技データを算出し、遊技情報として管理する。具体的には、管理装置3は、遊技情報として、遊技機側の機器から入力される遊技信号に基づいて、アウト、セーフ、差玉、スタート回数、大当たり回数、出玉率或いは売上などの遊技データを遊技機1ごとに算出、集計及び管理する。また、その遊技データに基づいて機種ごとの遊技データの集計を行う。
管理装置3は、顔認証カメラ12で撮像された遊技者の顔画像情報が入力されると、顔認証を実行する。この顔認証は、例えば輪郭抽出や特徴点の抽出などの画像処理を行うことにより既に記憶している顔画像情報と比較して一致率を求め、一致率が所定値(例えば80%)以上の場合に同一人物であることを特定し、同一人物であると認識されている間に収集した遊技データと顔画像情報とを対応付け、遊技者個人の遊技データとしてHDDなどに記憶する。特定できない場合は、顔画像情報に新規の識別番号を付与して記憶し、同一人物であると認識されている間に収集した遊技データと顔画像情報とを対応付けて記憶する。遊技者が記憶されている同一人物であると特定した場合は、記憶されている遊技データは、同一人物で認識している間の遊技データと再集計される。また、遊技者が同一人物であると認識を開始及び終了したタイミング、或いは会員カード8が挿入及び排出されたタイミング、或いはアウトが連続的に発生及び終了したタイミングにより遊技者の遊技時間を特定する。
管理装置3は、遊技機1或いは機種毎の遊技データを管理するための帳票に加えて、管理者による操作に応じて遊技者の動向を分析するためのファン動向帳票を作成可能となっている。このファン動向帳票とは、釘を調整することによって遊技者の動きがどのように変わるかを確認することを目的とした帳票で、各遊技機1から収集した特定の一機種(特別遊技機に相当)毎の遊技データを管理者が設定した分類毎に区分けすることで遊技者が遊技する際の行動を分析可能としたものである。管理者が所望の帳票を作成するには、帳票作成設定及び条件設定を行う必要がある。つまり、機種毎の遊技データを分類するには、帳票作成設定により大分類を設定する必要があると共に、所望に応じて当該大分類をさらに分類した小分類を設定することができる。大分類は最大20分類、小分類は最大5分類設定可能である。又、条件設定により分類するための指定データに条件を設け、条件に該当しない遊技者のデータを集計から除外可能となっている。
図2は、管理装置3のモニタ6に表示された入賞スタート別ファン動向データを示す帳票である。この入賞スタート別ファン動向データは、遊技者の一日あたりの動向を入賞スタートにより分類したものである。入賞スタート別ファン動向データとしては、店舗選択部100a、遊技機1の種別選択部100b、単位投資額に対する交換数選択部100c、機種選択部100d、期間選択部100e、客層選択部100f、「条件設定」ボタン100g、帳票100hが表示されている。「条件設定」ボタン100gは、ON/OFFにより除外条件を帳票100h上のデータに適用するか否かを設定するためのものである。
この入賞スタート別ファン動向データは、大分類として所定範囲(図2に示す例では8区分)毎のS入賞(スタート入賞)が設定されており、設定されたS入賞毎に遊技データを分類することで遊技者の動向を探るものである。尚、図2に示す例では小分類は設定されていない。図2の帳票100hにて示している項目について説明する。
・S入賞:アウト1000あたりのスタート入賞回数。
・除外人数:除外設定が行われた状態で「条件設定」ボタン100gがONされた場合に集計から除外された遊技者の人数。
・即止比率:大当たり0回で、かつ所定アウト数以下で遊技を止めた遊技者の割合。大当たり0回とは、遊技機1がパチンコ機の場合は、特定の差玉範囲で区切った1回分の差玉に該当する大当たりが0回と意味である。例えば2R(ラウンド)と15Rがある機種の場合、対象となる大当たりが15Rとすると、15Rが0回ということである。パチスロ機の場合は、B.B(ビッグボーナス)及びR.B(レギュラーボーナス)が0回という意味である。
・限界投資:該当機種を遊技した遊技機1のうち、大当たり0回で遊技を止めた遊技者の平均投資金額。
・時短後S:時短終了後に再び大当たりとなることなく遊技を止めるまでのスタート回数。
・流出率(持玉有):持玉が有る状態で遊技を止めた後に、その持玉を使用して他の遊技機1で遊技を行った遊技者の割合。
・勝率:遊技終了時にアウトとセーフを比較した場合にセーフが多い遊技者(勝越遊技者)の割合。
尚、分類項目のデータ欄をクリックすると、分類項目、分類数、分類幅を変更するためのダイアログが表示される。
図2に示す例では、S入賞が大きくなるほど客遊技時間が長く、即止比率が小さく、限界投資が大きく、時短後Sが大きく、流出率が小さく、勝率が高くなっている。つまり、S入賞が大きくなるほど遊技者に有利となることから、遊技者の遊技意欲が大きくなっていることが分る。
図3は入賞S−補T1Yファン動向データを示す帳票であり、大分類としてS入賞が設定され、小分類として補T1Yが設定されている。この入賞S−補T1Yファン動向データは、図3の入賞スタート別ファン動向データの大分類であるS入賞を小分類である補T1Yにより分類したものである。補T1Yとは、特定の差玉範囲で区切った大当り1回分の差玉のことで、ラウンド変動がある機種のアタッカー釘調整を行うために使用する。例えば2Rと15Rがある機種の場合、15Rの出玉のみを処理したものを補正T1Yとする。図3に示す例では、2区分のS入賞が設定され、各S入賞に対して3区分の補T1Yが設定されている。
図3に示す例では、S入賞が同一であっても補T1Yが小さくなるほど、遊技時間が短く、特賞後Sが小さくなる傾向があることから、遊技者の遊技意欲が低下していることが分る。
図4は客遊技時間別ファン動向データを示す帳票であり、大分類として客遊技時間が設定されている。この客遊技時間別ファン動向データは、遊技者の一日あたりの動向を客遊技時間により分類したものである。客遊技時間とは、対象となる遊技者の平均の遊技時間である。
図4に示す例では、客遊技時間が長くなるほど限界投資及び特賞後Sが大きくなっていることから、客遊技時間と遊技意欲とは比例関係にある(遊技意欲が高いため、遊技時間も長くなる傾向にある)ことが分る。
図5は客遊技時間別ファン動向データ(比較有り)を示す帳票であり、図4の客遊技時間別ファン動向データの表示内容に加えて、比較対象機種を選択するための比較表示部100i及び比較機種を選択する期間である期間2表示部100jが追加表示されている。この客遊技時間別ファン動向データ(比較有り)とは、図4の客遊技時間別ファン動向データを機種毎に比較可能としたものである。つまり、図示しない条件選択画面にて比較表示有無を「有」とした場合に表示されるもので、比較対象として表示する機種及び期間を選択可能とし、出力項目毎に指定機種と比較機種の遊技データを左右に並べて表示するようになっている。
図5に示す例では、機種Bは機種Cに比べて客遊技時間が長く、図5が機種Bと機種Cの割数が同じ状態である状態を示していれば、機種Bは機種Cよりも遊技者に人気のある機種であることが分る。
尚、ファン動向データの大分類としては、上述した入賞スタート、客遊技時間の他、アウト、大当たり回数等、集計対象の遊技データの中から任意に設定可能である。
さて、上述したように入賞スタート別、或いは客遊技時間別の帳票を作成することで遊技者の動向、ひいては機種の人気を判断することが可能となるが、遊技者が再来場した際に前回と同じ機種で遊技したか否かによっても機種の人気を判断することができる。即ち、遊技者が再来場したリピート客(リピート遊技者に相当)の比率を求め、その比率に基づいて現在設置している機種の人気を判定することで、機種変更する時期を判断することが可能となる。この場合、遊技者の心理としては、勝越遊技者は再来場して同じ機種で遊技しようとする遊技意欲が高いのに対して、負越遊技者は遊技意欲が低下して再来場する意欲が低下したり、再来場するにしても異なる機種で遊技したりするのが一般的であることから、単にリピート客全体を一括して管理するだけでは、遊技者の心理状態を把握することは困難である。尚、勝越遊技者とは、遊技終了時の収支が0以上、つまり遊技終了時に遊技者側からみた差玉(セーフ−アウト)が0以上であった遊技者である。負越遊技者は、遊技終了時の収支が0未満であった遊技者である。
そこで、本実施形態では、再来場したリピート客を勝越遊技者と負越遊技者に区分することを特徴とするものであり、勝越遊技者と負越遊技者に区分して管理するために機種別リピート率データを示す帳票を作成するようにした。
図6は機種別リピート率データを示す帳票で、選択機種毎に帳票100h1〜100h3が作成されており、上述した限界投資に加えて、次の各項目が設定されている。
・リピート率:指定日に該当機種を遊技した遊技者のうち、翌日以降の7日以内に再度該当機種を遊技した遊技者の割合。つまり、単に再来場しただけでなく、来場してから再来場するまでの期間を限定することで、前回来場した際の遊技により再来場の動機付けが強くなされたと思われる遊技者を特定するのである。
・勝客リピート率:収支が0以上となった勝越遊技者のリピート率。
・負客リピート率:収支が0未満となった負越遊技者のリピート率
・勝敗差:勝客リピート率と負客リピート率の差。
・台粗利:1台あたりの平均売上。
・アウト:1台あたりの平均アウト。
ここで、リピート率の計算方法について説明する。
図7はリピート率の対象となる所定期間として単日(当日)を指定した場合を示しており、1〜7日後までに再来場した遊技者をリピート客としてみなし、8日後以降に再来場した遊技者はリピート客としてみなさない(非リピート客としてみなす)。遊技者Aは、当日の遊技に加えて1日後に再遊技しているため、リピート客としてみなす。遊技者Bは、当日の遊技に加えて4日後に再遊技しているため、リピート客としてみなす。遊技者Cは、当日以後の7日間で一度も遊技していないため非リピート客としてみなす。遊技者Dは、当日の遊技に加えて2日後、7日後にも遊技しているため、リピート客としてみなす。遊技者Eは、当日遊技の後、遊技したのが8日後であるため、非リピート客としてみなす。遊技者Fは、当日に遊技していないので、計算から除外する。従って、当日の遊技人数は5人(遊技者A,B,C,D,E)、リピート客数は3人(遊技者A,B,D)であるから、リピート率=3/5=60%となる。つまり、特定の単日を指定した後に、その特定の単日に来場した遊技者がリピート客になっている割合を特定している。
図8は所定期間として1〜3日目を指定した場合を示している。1日目は、遊技人数は5人(遊技者A,B,C,D,E)、リピート客数は4人(遊技者A,B,C,D)である。2日目は、遊技人数は3人(遊技者B,C,F)、リピート客数は2人(遊技者B,F)である。3日目は、遊技人数は3人(遊技者A,D,F)、リピート客数は2人(遊技者D,F)である。従って、1〜3日におけるのべ遊技人数は11人、のべリピート客数は8人であるから、リピート率は8/11=72.7%となる。つまり、特定の期間を指定した後に、その特定の期間に来場した遊技者がリピート客になっている割合を示している。
図6に示す例では、20円パチスロの機種A,B,Cの遊技者の動向を10日毎に3日間で比較している。このように10日毎に比較することで日数の経過に伴う変化が顕著となり、遊技者の動向の分析が容易となる。例えば、負越遊技者が高い割合でリピート客となっている場合、選択した機種が遊技者にとって興趣の高い機種であると判断できる。又、勝越遊技者ですらさほどリピート客となっていない場合、興趣の低い機種であると判断できる。
図6に示す例では、次のように分析することができる。
機種Aは、負越遊技者のリピート率が低く、さらに、勝越遊技者のリピート率も低下傾向にあるため、機種の人気が低下していると判断できる。従って、粗利を大きくしようとすると、極端に稼動が落ちる可能性があることが分る。
機種Bは、負越遊技者のリピート率は低いが勝越遊技者のリピート率は高いことから、機種Aよりは機種の人気は高いと判断できる。また、勝越遊技者のリピート率が高いことから、釘調整(パチスロ機の場合は設定)の振分によってはリピート率を高くできるため、イベントの実施対象機種にすることは可能である。
機種Cは、最初の負越遊技者及び勝越遊技者のリピート率が高かったが、9月15日に極端に利益を確保する営業を行ってしまったため、稼動及びリピート率が極端に低下してしまっている。最初のリピート率の高さから人気がある機種である可能性があるため、粗利が小さくなるような設定を行えば、稼動が高くなる可能性があることが分る。
尚、図6では複数の機種を比較表示したが、複数機種を合算して表示することも可能である。
図9は全体リピート客データを示す帳票であり、以下に示す各項目が設定されている。この全体リピート客データは、リピート客が特定の一機種にて遊技を行った時間と、浮遊客が特定の一機種にて遊技を行った時間とを対比可能に遊技者の遊技時間を集計するものである。
・リピート客:当日に遊技したリピート客の人数で、例えば9月5日であれば、9月4日以前に来場し9月5日に再来場した遊技者の人数である。尚、期間指定であれば期間における日平均人数である。このリピート客とは以前来場したことのある遊技者のことで、上述したリピート率を求めた際のように再来場するまでの期限が7日に限定されることはない。このように当日のリピート客のみで帳票を作成することで、上述したように再来場するまでの期間を限定した場合には、最終的な帳票を作成するのに1週間要するのに対して、1日の営業が終了した時点で帳票を作成することができる。この場合、請求項1でいう「予め定められた期間」が無期限、つまり「予め定められた期間」を「以前」と置き替えたことと同義である。
・浮遊客(新規遊技者に相当):当日に遊技した浮遊客の人数。尚、期間指定であれば期間における日平均人数である。
・リピート客比率:全遊技者に占めるリピート客の割合。
・リピート客遊技時間:リピート客一人あたりの平均遊技時間。
・浮遊客遊技時間:浮遊客一人あたりの平均遊技時間。
このような全体リピート客データにより、例えば、浮遊客の遊技時間よりもリピート客の遊技時間が極端に短い場合、遊技に飽きていることが考えられるし、浮遊客の遊技時間よりもリピート客の遊技時間が長い場合、遊技を行えば行うほど遊技に熱中していく機種であると判断できる。
図9に示す例では、日数が経過するほどリピート客の人数が減少しており、さらに、リピート客の遊技時間が減少している。従って、客離れが発生していると判断できるため、イベントを行うか、利益率を下げる等の対処が必要であることが分る。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
機種別リピート率データを示す帳票により、予め定められた期間内に来場して同一機種で遊技したリピート客を勝越遊技者と負越遊技者とに分類した上で機種の遊技データを集計するようにしたので、再来場した遊技者が、興趣の高い機種を遊技したために再来場したのか、或いは収支が勝ちであるために再来場したのかを特定し易くできる。つまり、以前遊技した機種が遊技者の来場意欲に与えた影響を特定し易くすることができる。
全体リピート客データを示す帳票により、リピート客と浮遊客との遊技時間を比較するようにしたので、遊技者が以前遊技した機種への熱中度を特定できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形又は拡張できる。
図9の全体リピート客帳票を作成する際に、リピート客の遊技時間を前回来店時の勝ち負けで区分けして集計するようにしてもよいし、機種別に区分けして集計したり、リピート回数別に区分けして集計したりしてもよい。この場合、浮遊客の遊技時間を合わせて集計するようにしてもよい。
図6の機種別リピート率データを作成する際にリピート客を特定する期間としては7日間に限定されることなく任意に設定してもよい。
勝越遊技者と負越遊技者を分類する際の収支(=セーフ−アウト)を0で区切るのに代えて、任意の値で区切るようにしてもよい。
選択された機種によりリピート率を分類するのに代えて、一の遊技機(特別遊技機に相当)のリピート率を分類するようにしてもよい。
図9の全体リピート客データを示す帳票を再来場するまでの期間を限定して作成するようにしてもよい。
帳票として、リピート回数別に集計するものを作成するようにしてもよい。
遊技機内にて遊技媒体を循環させ、ポイントを付与することで収支が変動するような所謂クレジット式の遊技機を対象としてもよい。この場合、使用遊技価値及び付与遊技価値はポイントで与えられることになる。
実施形態では、収支(=セーフ−アウト)が0以上か否かで勝越遊技者と負越遊技者を区分したが、遊技者の収支金額(=回収金額−投資金額)が0以上か否かで勝越遊技者と負越遊技者を区分して管理するようにしてもよい。この場合、遊技者の投資金額が使用遊技価値の大きさに相当し、遊技者が回収した金額が付与遊技価値に相当する。尚、遊技者が回収した金額を遊技者の持玉から算出するようにしてもよい。
貸出装置2に挿入された会員カード8により遊技者を特定し、その遊技時間及び投資金額を管理するようにしてもよい。
貸出装置2の計数部16で計数した玉数をセーフとしてもよい。つまり、計数部16にて計数した玉数を付与遊技価値として扱ってもよい。
図面中、1は遊技機、3は管理装置(使用遊技価値特定手段、付与遊技価値特定手段、リピート遊技者特定手段、人数集計手段、遊技時間集計手段)である。

Claims (2)

  1. 遊技者が遊技に使用した遊技価値の大きさである使用遊技価値の大きさを特定する使用遊技価値特定手段と、
    遊技者が遊技機から付与された遊技価値の大きさである付与遊技価値の大きさを特定する付与遊技価値特定手段と、
    一の種類の遊技機又は一の遊技機である特別遊技機にて遊技を行っている遊技者が、予め定められた期間内に当該特別遊技機にて遊技を行ったリピート遊技者であることを特定するリピート遊技者特定手段と、
    前記特別遊技機にて遊技を行った遊技者の人数を、前記リピート遊技者と当該リピート遊技者とは異なる新規遊技者とに区分して集計し、さらに、前記リピート遊技者を、当該リピート遊技者が前記特別遊技機にて前記予め定められた期間内に遊技を行った際に、前記付与遊技価値の大きさが前記使用遊技価値の大きさよりも予め定められた所定値以上大きかった勝越遊技者と、前記所定値未満であった負越遊技者とに少なくとも区分して集計する人数集計手段とを備え
    前記リピート遊技者の特定の対象となる所定期間を管理者が指定した場合、その所定期間に来場した遊技者のうち、前記リピート遊技者になった遊技者の割合を特定して表示することを特徴とする遊技場管理装置。
  2. 前記リピート遊技者が前記特別遊技機にて遊技を行った時間と、前記新規遊技者が前記特別遊技機にて遊技を行った時間と、を対比可能に遊技者の遊技時間を集計する遊技時間集計手段を備え
    大当たりが発生することなく遊技を止めた遊技者であり、かつ前記使用遊技価値の大きさが所定値以下で遊技を止めた遊技者の割合である即止比率を特定し、管理者が選択した種類の遊技機の前記即止比率を表示することを特徴とする請求項1記載の遊技場管理装置。
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