JP5951895B2 - 原料の装入装置及び装入方法 - Google Patents

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Description

本発明は、原料の装入装置及び装入方法に係り、さらに詳しくは、原料の通気性を向上させることのできる原料の装入装置及び装入方法に関する。
一般に、焼結工場では、焼結原料を装入装置を用いて焼結機の焼結台車に装入して焼結鉱を製造している。図1には、通常の焼結原料装入装置が示されている。焼結原料装入装置は、微粉鉄鉱石、石灰石などの副原料及び燃料である微粉コークスを配合した焼結原料1が貯留された焼結原料ホッパー2と、この焼結原料をその回転によって焼結原料ホッパーのホッパーゲート4を経て下部に供給するドラムフィーダー3と、を有する原料供給部と、供給される焼結原料を焼結台車8に先に敷かれている底鉱の上に装入するシュート9と、を備える。シュート9は傾斜板11からなり、焼結台車8の上部には小さな粒子、下部には大きな粒子が装入(垂直偏析助長)されるように焼結原料を分級する役割を果たす。焼結台車8に焼結原料1が装入されると、焼結原料の表面を表面掻均板6を用いて掻均して点火炉7において点火し、吸引ブロアー(図示せず)による風箱から下部に吸引される空気によって焼結原料内に含まれているコークスの燃焼によって焼結反応を行って焼結鉱を製造する。
このような焼結操業に当たっては、焼結台車における原料の装入状態を下部には大きな粒子、上部には小さな粒子が位置するように(垂直偏析助長)して燃料であるコークスが上部に多量集まるように人為的に助長することが必要である。垂直偏析が効果的に助長されると、焼結機の上下方向の熱量ばらつき現象が抑えられる一方、焼結機内の原料層に流入する空気の抵抗(通気抵抗)が下がって焼結鉱の生産性が向上する。このとき、できる限り焼結機の幅方向にも原料の装入密度を均一に維持し続けることが最も好ましいということは周知である。
しかしながら、焼結原料層の上層部は中層部及び下層部に比べて層内温度が低くて高温に保たれる時間が短いが故に上層部の焼結鉱は溶融結合が弱いため、焼結鉱の強度が低く、且つ、得率が低下してしまうという問題がある。このような問題を解消するために、焼結配合原料を偏析させて装入し、且つ、粉コークスまたは微粉鉱を原料層の最上層に導くための種々の装入装置及び方法が提案されている。
例えば、下記特許文献1には、配合原料が搬送される傾斜シュートの後方に補助傾斜シュートを設けて粉コークスを焼結ベッド層の上部に独立して払い出すことにより偏析効率を高める方式が開示されている。この方案は、偏析効率を増加させるための装置を付設せねばならないという不都合がある。
これと同様に、下記特許文献2では、3mm以下の粒度を有する粉コークスを焼結配合原料装入とは独立して台車内に装入するために傾斜シュートの背面に粉コークス輸送フィーダーを設けて焼結原料表層部に粉コークスを添加する方式を採択することにより焼結鉱の結合強度及び回収率を向上させようとしている。また、下記特許文献3では、装入装置の中段及び下段の間に熱源添加用スクリューフィーダーを取り付けて両方向スクリューフィーダーから供給される粉コークスをスクリューフィーダー下部の振動バイブレーターを用いて台車に装入する方式を提案した。
さらに、下記特許文献4では、配合原料層の厚さ方向に配合原料内に存在するコークスの装入分布を調節するためにドラムフィーダーに所定の間隔をもって下方に配列されるチェーンを設けて、配合原料の装入分布を調節する方式を採択して、台車内の原料層の最上層におけるコークスの割合を最下層に比べて0.5%以上分布させる方法を提案している。しかしながら、配合原料が傾斜シュートから落下するとき、配合原料や粉コークス(特に、微粒コークス)がチェーンにぶつかって焼結台車の上層に導かれるため長時間使用する場合にチェーンに付着する付着鉱によって粉コークスの分離効率を維持することが困難である。
そして、下記特許文献5では、粉コークス及び微粒原料を原料層の最上段に偏析させて装入するために、空気噴射手段を用いて粒度が微細な原料及び粉コークスを分級して分離して原料層の上部に装入するために、傾斜シュートの後方に第2のスロッピングシュートを設け、下部に分級原料量検知計器を設けて空気噴射ノズルから吐き出された空気によって細粒粒子は第2スロッピングシュートに移動して原料層の上部に装入される方式を採択している。しかしながら、飛散塵埃が多い焼結工場の特性からみて、空気の注入による原料の分級は操業環境を悪化させ、しかも、周辺装置の寿命に悪影響を及ぼす。これとほとんど同様の方法は、下記特許文献6にも開示されている。加えて、原料を偏析させて装入するための種々の技術が先行技術文献に開示されている。
このような装入装置及び方法では、粉コークス及び微粒原料(微粉鉱)などの焼結原料を焼結台車内の原料層の上部に偏析させて導いており、傾斜シュートの全体または一部に空気の注入または振動を用いて原料の流れ方向を切り換える方式を採択しているため焼結工場内の環境を悪化させ、装置を付設せねばならないため設置コストが高騰し、しかも、そのメンテナンスが行い難いという問題がある。
また、実際の操業中にシュートの上に付着鉱が生成したり、焼結台車に積もった原料が崩壊したりするなど様々な変数によって原料の装入密度、すなわち、偏析度が低下して通気性が低下するという問題がある。これは、焼結鉱の品質低下及び生産性の低下につながる。
特開2000−160261号公報 韓国公開特許第2004−17540号公報 韓国公開特許第2002−7085号公報 韓国公開特許第2000−41274号公報 韓国公開特許第2002−46070号公報 特開平7−34142号公報
本発明は、装入された原料の偏析度を向上させて通気性を向上させることのできる 原料の装入装置及び装入方法を提供する。
本発明は、原料の流れに影響を及ぼさないつつも粉コークス及び微粉鉱の偏析を誘導することのできる原料の装入装置及び装入方法を提供する。
本発明は、製造される焼結鉱の品質及び生産性を向上させることのできる原料の装入装置及び装入方法を提供する。
本発明の第1の実施形態に係る原料の装入装置は、原料を供給する原料供給部と、前記原料供給部から供給される原料を貯留器に搬送する装入シュートと、を備える原料の装入装置であって、前記装入シュートは、前記原料の搬送経路がサイクロイド曲線状の曲面で形成されることを特徴とする。
本発明の第2の実施形態に係る原料の装入装置は、原料を供給する原料供給部と、前記原料供給部から供給される原料を貯留器に搬送する装入シュートと、を備える原料の装入装置であって、前記装入シュートは、前記原料の搬送経路がプロレートサイクロイド曲線状の曲面で形成されることを特徴とする。
本発明の第3の実施形態に係る原料の装入装置は、原料を供給する原料供給部と、前記原料供給部から供給される原料を貯留器に搬送する装入シュートと、を備える原料の装入装置であって、前記装入シュートは、複数のロールが並べられて原料の搬送経路を形成し、前記複数のロールの中心軸はプロレートサイクロイド曲線に位置し、前記複数のロールの上に形成される前記原料の搬送経路はサイクロイド曲線状の曲面で形成されることを特徴とする。
好ましくは、前記装入シュートにおいて前記原料が流入する部分が垂直方向となす入射角は、前記原料が排出される部分が水平方向となす脱出角よりも小さい。
また、好ましくは、前記入射角は5〜50°であり、前記脱出角は10〜60°である。
さらに、好ましくは、前記複数のロールは、前記装入シュートの上部から下部に進むにつれて直径が連続して増加するように配置される。
さらに、好ましくは、前記装入シュートは、前記原料の移動方向に沿って複数の領域に分割され、前記複数のロールはそれぞれの領域において同じ直径を有するように配置され、前記装入シュートの上部領域から下部領域に進むにつれて直径が増加する。
さらに、好ましくは、前記装入シュートは、複数のロールが並べられて原料の搬送経路を形成し、前記複数のロールは、少なくとも一部は荷電され、少なくとも一部は磁性を帯びる電極−磁性ロールを備え、前記電極−磁性ロールは、回転しない固定ロールと、前記固定ロールの外部を囲繞して前記固定ロールの外周面に沿って回転する回転ロールと、前記固定ロールの少なくとも一部に配置される電極板及び磁性体と、を備える。
さらに、好ましくは、前記磁性体は、前記原料が搬送される搬送経路に対応する部分に配設される。
さらに、好ましくは、前記磁性体は、前記原料の進行方向に位置する隣り合う磁性ロールに偏るように配置される。
さらに、好ましくは、前記磁性体は、前記固定ロールの中心を基準として110°〜150°の領域に形成される。
さらに、好ましくは、前記原料供給部は、前記原料を荷電させる荷電装置を備え、前記電極−磁性ロールは、前記原料供給部に隣り合う搬送経路の上に前記原料と同じ極性を有する荷電領域を形成し、前記搬送経路の下部には前記原料とは反対の極性を有する荷電領域を形成する複数の1次電極−磁性ロールと、前記貯留器に隣り合う搬送経路の上に前記原料と同じ極性を有する荷電領域とは反対の極性を有する荷電領域を形成する複数の2次電極−磁性ロールと、を備える。
さらに、好ましくは、前記固定ロールには、異なる極性を有する電極板が互いに離隔して配置される。
さらに、好ましくは、前記電極板は、前記磁性体と少なくとも一部重なり合うように配設される。
さらに、好ましくは、前記2次電極−磁性ロールは、前記原料が搬送される方向に前記原料とは反対の極性を有する荷電領域が形成される。
さらに、好ましくは、前記固定ロールは、電磁気的絶縁体を備える。
さらに、好ましくは、前記固定ロールと、電極板及び磁性体の間のうちの少なくともいずれか一箇所には、電磁気的絶縁体が配設される。
さらに、好ましくは、複数の電極−磁性ロールは、5mm〜8mm離間して配置される。
本発明の実施形態に係る原料の装入方法は、原料を設ける過程と、前記原料を装入シュートに供給する過程と、前記装入シュートに供給された原料をサイクロイド曲線状の経路に搬送して貯留器に装入する過程と、を含むことを特徴とする。
好ましくは、前記貯留器に装入する過程において、前記装入シュート上の原料層の表面は、サイクロイド曲線状の軌跡を形成する。
また、 好ましくは、前記原料を装入シュートに供給する過程において、前記原料をプロレートサイクロイド曲線状の装入シュートに供給して前記装入シュートに供給された原料をサイクロイド曲線状の経路に搬送して貯留器に装入する。
さらに、好ましくは、前記貯留器に装入する過程において、前記原料は、垂直離脱速度よりも高い水平離脱速度をもって前記装入シュートから離脱する。
さらに、好ましくは、前記貯留器は、前記装入シュートから原料が離脱する方向とは反対方向に移動する。
さらに、好ましくは、前記貯留器に装入する過程において、前記原料は、密度またはサイズが大きな粒子から装入される。
さらに、好ましくは、前記装入シュートに供給された原料をサイクロイド曲線状の経路に搬送して貯留器に装入する過程において、前記原料の荷電特性及び磁性を用いて前記原料のうち小さな粒子の原料を選別して前記貯留器の内部に形成される原料層の上部に装入する。
本発明は、装入シュートから離脱する様々な密度及びサイズを有する原料の水平離脱速度を増大することができる。これにより、移動する焼結台車内に装入される原料の偏析度を向上させることができる。また、原料の偏析度が向上することにより原料層内の通気性を向上させて製造される焼結鉱の品質及び生産性を向上させることができる。なお、設備を大幅に変動させることなく原料の偏析度を向上させることができるという効果もある。
また、原料の流れに影響を及ぼさないつつも貯留器に装入される原料の偏析効率を向上させることができる。すなわち、複数のロールからなる装入シュートにおいてロールの一部に電極及び磁性体を形成して原料中に含有されている粉コークスは電気的な引力及び斥力を用いて、微粉鉱は磁力を用いてロールの間に形成される空間を介して貯留器に装入することにより、原料の流れを妨げることなく偏析効率を向上させることができる。これにより、移動する焼結台車内に装入される原料の偏析度を向上させることができる。なお、原料の偏析度が向上することにより、原料層内の通気性を向上させることができ、原料層の上部における熱量不足現象を補って製造される焼結鉱の品質及び生産性を向上させることができる。
特に、ロールは、固定ロール及び回転ロールが分離されるように構成されるので、これらのうちのいずれか一つが損傷される場合に損傷部位のみを取り出して補修することができるのでメンテナンスを手軽に行うことができる。なお、電極及び磁性体が固定ロールに接続されるので、電極または磁性体に電源を印加するための配線がロールの回転によってロールと配線との間の接続部位が損傷されることを防ぐことができる。
通常の焼結原料装入装置を概略的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る原料装入装置の作動原理を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る原料装入装置の作動原理を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る原料装入装置を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る原料装入装置の装入シュートを示す図である。 経路による水平離脱速度を比較するための図である。 装入シュートの高さの変化に伴う水平離脱速度VEhの変化を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る原料装入装置の作動原理を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る原料装入装置の装入シュートを示す図である。 経路による水平離脱速度を比較するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る原料装入装置の作動原理を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る原料装入装置の装入シュートを示す図である。 装入シュートの変形例を示す図である。 装入シュートの種類による水平落下距離の変化を示すグラフである。 本発明の第4の実施形態に係る原料装入装置の原料供給部を概略的に示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る原料装入装置の装入シュートを概略的に示す図である。 電極−磁性ロールの構造を示す図である。 電極及び磁性体の配置を説明するための図である。 電極及び磁性体の配置を説明するための図である。 装入シュートに沿って搬送される原料の搬送状態を示す図である。
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態についてより詳細に詳述する。しかしながら、本発明は以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、異なる様々な形態に具体化可能であり、単に、これらの実施形態は、本発明の開示を完全たるものにし、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものである。
本発明は、様々な密度及びサイズの粒子を含む原料を移動する貯留器に装入する装入装置に関するものであり、原料を貯留器内において粒子の密度別及びサイズ別に分離して装入する分野に適用可能である。このように貯留器内に装入された原料は、原料粒子の間に空間を形成して通気性を向上させることができる。以下、製銑工程において用いられる焼結鉱を製造するのに用いられる焼結配合原料を移動する焼結台車に装入する焼結原料の装入装置及びその装入方法を例にとって説明する。
図2及び図3は、本発明の第1の実施形態に係る原料装入装置の作動原理を説明するための図である。
焼結台車内の原料層における原料の偏析度は、粉体偏析の原理に基づく。図2は、粉体偏析の原理を説明するためのグラフであり、傾斜シュートから払い出される原料の粒子はVの速度で傾斜面から離脱し、θの角度成分を有する。周知のウィリアムの軌跡効果によれば、下記の数式1に示すように、粉体の水平落下距離Lは、粒子の水平離脱速度VEhと粒子の密度ρ及びサイズaの自乗に比例する。
Figure 0005951895
すなわち、粒子の密度及び直径が大きく、且つ、水平離脱速度VEhが高いほど落下距離が増加し、同じ密度ρ及び直径aを有する粒子に対しても水平離脱速度VEhが高いほど原料層の下段に積層される。偏析度が高いほど粒子の間に広い空間が確保されるので、通気性を向上させることができる。すなわち、異なる密度及び直径を有する粒子が混合されて積層される場合には、例えば、直径が大きな粒子の間に直径が小さな粒子が混入されて粒子間の空間が消失されて通気性が下がる。
また、装入シュートの先端から落下して離脱する粒子の水平速度成分を増加させることが偏析装入に効果的であることが分かる。ここで、装入シュートから離脱する粒子の水平方向の速度は粒子の運動量の差分による分散を示すものであり、偏析装入と直接的に関連し、垂直方向の速度は原料層に加える圧力を示すものであり、装入密度と関連する。
このように原料の効果的な偏析装入のために、落下粒子の水平方向の速度を増加させる必要がある。もちろん、装入シュートの広さ及び高さが増加すると、水平方向の速度を増加させることができるが、設備を大型化させなければならないため製作性及び制御性並びに経済性の面からみて妥当ではない。
このため、本発明の第1の実施形態においては、焼結配合原料が装入シュートを離脱するときに、水平方向の速度を最大限に増加して焼結台車への偏析装入効果を増加させることにより、焼結台車内における原料層の通気性を向上させ、これにより、焼結鉱の品質及び生産性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る原料の装入装置は、各種の配合原料を焼結台車に投入する装入シュートを構成するに当たって、装入シュートを最短落下曲線として知られているサイクロイド曲線状の曲面を有するように形成することにより、焼結配合原料の水平離脱速度を増加させることができる。
サイクロイド曲線は、図3に示すように、平面上の1本の直線に沿って半径がrの円を転がしたときに円周上の定点Sが画く軌跡を意味し、下記の数式2及び3で表わされる。
Figure 0005951895
(rは、円の半径であり、θは、円が回転移動した角度である。)
Figure 0005951895
ここで、装入シュートの長さdと、ドラムフィーダーから原料が装入シュートに払い出される位置Sにおける入射角фと、原料が装入シュートから離脱する位置Eにおける装入シュートの脱出角фが固定されれば、下記の数式4及び5を用いて、円の半径rと原料がドラムフィーダーから装入シュートに流入する位置Sの高さhを導き出すことができる。前記入射角は、装入シュートが垂直方向の直線となす角であり、ドラムフィーダーから原料が流入する装入シュートの上部側の角度であり、脱出角は、装入シュートが水平方向の直線となす角であり、原料が焼結台車に払い出される装入シュートの下部側の角度である。
Figure 0005951895
Figure 0005951895
焼結配合原料の離脱個所Eにおける焼結配合原料の離脱速度V及び水平方向の離脱速度VEh並びに垂直方向の離脱速度VEvは、下記式で表わされる。
Figure 0005951895
(gは、重力加速度である。)
Figure 0005951895
装入シュートは、数式2及び3に示す曲線に沿う経路を有し、このような経路で製作される装入シュートから払い出される焼結配合原料は、装入シュートの離脱時に定められた装入シュートの長さd、高さh、入射角ф、脱出角фに対して最大の水平速度を有する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る原料装入装置を示す図であり、図5は、本発明の第1の実施形態に係る原料装入装置の装入シュートを示す図である。
原料装入装置は、原料ホッパー100及びドラムフィーダー120を有する原料供給部と、装入シュート130と、を備える。
原料ホッパー100は、微粉鉄鉱石、副原料及び微粉コークスなどの配合原料1をホッパーゲート110を経てドラムフィーダー120に供給し、ドラムフィーダー120は回転しながら内部に供給された配合原料1を混合して装入シュート130に払い出す。
装入シュート130は傾斜面を形成して、焼結台車200の上部には小さな粒子が、且つ、下部には大きな粒子が装入(垂直偏析助長)されるように原料1を分級する役割を果たす。焼結台車200に原料が装入されると、原料の表面を表面掻均板140を用いて掻均して点火炉150において点火し、吸引ブロアー(図示せず)による 風箱から下部に吸引される空気によって原料1に含まれているコークスの燃焼によって焼結反応を行って焼結鉱を製造する。
装入シュート130は複数のロール132を並べて形成してもよく、一体型傾斜板(図示せず)により形成されてもよい。装入シュート130は、面積を有する曲面で形成される搬送経路を有し、装入シュート130の横方向の断面形状は、サイクロイド曲線状である。装入シュート130は、長さd、高さh、入射角ф、脱出角фの変化に応じて、数式6によって原料の装入シュートからの離脱速度Vが決定される。このとき、装入シュート130の高さが1mに固定されていると想定した場合、装入シュート130の入射角фは約5〜50°であり、脱出角фは約10〜60°である。装入シュート130の入射角及び脱出角が上記の範囲内である場合、装入シュート130の搬送経路を理想的なサイクロイド曲面状にすることができるので、原料の水平離脱速度VEhを増加させて原料の装入シュートからの離脱速度Vを極大化させることができる。
図6は、経路による水平離脱速度を比較するための図であり、図7は、装入シュートの高さの変化に伴う水平離脱速度VEhの変化を示すグラフである。
図6の(a)は、直線状の傾斜面を有する装入シュートにおける原料の装入シュートからの離脱速度を示す。直線状の傾斜面を有する装入シュートの場合、装入シュートの長さd及び高さhが決定されると、装入シュートの傾斜角фが決定される。
図6の(b)は、本発明によりサイクロイド曲面状の傾斜面を有する装入シュートにおける原料の装入シュートからの離脱速度を示す。ここで、装入シュートの搬送経路は、装入シュートの長さd、高さh、原料の入射角及び脱出角によって決定される。
図6の(a)及び(b)を比較すると、装入シュートの長さd及び高さhが同じである場合、装入シュートの搬送経路がサイクロイド曲面状であるときの方が、装入シュートが直線状であるときよりも水平離脱速度VEhは上がり、垂直離脱速度VEvは下がることが分かる。
正確な比較のために、装入シュートの長さdを1mに固定し、高さhを0.8m、1.0m及び1.2mに変化させたときの各装入シュート別の原料の水平離脱速度VEhと、落下距離L及び各変数を下記表1にまとめて示す。ここで、実施例1〜3は、サイクロイド曲面状の装入シュートの場合を示し、比較例1〜3は、直線状の装入シュートの場合を示し、付着鉱の形成による撹乱と粒子の層の流れによる相互作用は考慮していない。
Figure 0005951895
前記表1によれば、装入シュートの長さ及び高さが同じである場合、実施例1〜3における水平離脱速度VEh及び距離Lが比較例1〜3における水平離脱速度VEh及び落下距離Lに比べて増加したことが分かる。例えば、実施例1及び比較例1を比較すると、実施例1では水平離脱速度VEhが3.43m/sであり、原料の落下距離Lは0.34mであるのに対し、比較例1では水平離脱速度VEhが3.07m/sであり、原料の落下距離Lは0.30mであることから、実施例1における水平離脱速度VEhは約11.73%、落下距離Lは約13.3%増加したことが分かる。なお、全体的に水平離脱速度VEhはサイクロイド曲面状の装入シュートの方が直線状の装入シュートに比べて各d/hに対して約12〜36%増加したことを確認することができる。
図7は、装入シュートの長さdを1mに固定した状態における装入シュートの高さの変化に伴う原料の水平離脱速度VEhの変化を示す。図7によれば、サイクロイド曲面状の装入シュートにおける原料の水平離脱速度は、直線状の装入シュートにおける水平離脱速度に比べて高い値を有することが分かる。特に、装入シュートの高さが1.316〜1.417である場合に水平離脱速度が最も高く、直線状の装入シュートに比べて平均24%、最大66.7%まで増加したことが分かる。
このように原料の水平離脱速度が増加すると、密度ρ及びサイズaが一定である場合に前記数式1によって落下距離が増加する。なお、水平離脱速度が一定である場合には密度ρ及びサイズaが大きな原料の落下距離が増加して偏析度が向上する。
また、原料を焼結台車に装入する間に、焼結台車は原料が離脱する方向とは反対の方向に移動する。このとき、密度及びサイズが大きな原料の落下距離が増加して焼結台車に密度及びサイズが大きな原料から積もった後、その上部に密度及びサイズが小さな原料が積もる。このため、焼結台車内の焼結配合原料層における偏析度が増加して通気性が増加し、これにより、焼結鉱の生産性を大幅に増加させることができる。
本発明の第2の実施形態においては、焼結配合原料が装入シュートを離脱するとき、装入シュートの表面、すなわち、原料層の最下部に位置する原料の水平方向の速度を最大化させ、これと同時に、装入シュート上の原料層の高さを考慮して装入シュートの傾斜面を移動しながら斜面分級作用によって原料層の表面に突出する相対的に大きな粒子の装入シュートの脱出(離脱)速度を最大化させて焼結台車への偏析装入効果を向上させることができる。これにより、原料の通気性を向上させて焼結鉱の品質及び生産性も向上させることができる。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る原料装入装置の作動原理を説明するための図であり、図9は、本発明の第2の実施形態に係る原料装入装置の装入シュートを示す図であり、図10は、経路による水平離脱速度を比較するための図である。
本発明の第2の実施形態に係る焼結原料の装入装置は、各種の配合原料を焼結台車に投入する装入シュートを構成するに当たって、装入シュートをプロレートサイクロイド曲線状の曲面を有するように形成することにより、装入シュートの移動経路に沿って移動する原料層の表面、すなわち、最上部層が最短落下曲線として知られているサイクロイド曲線状の軌跡を形成しながら流動するようにすることにより、焼結配合原料の水平離脱速度を増加させることができる。
プロレートサイクロイド曲線は、図8に示すように、2つの異なる半径r、rを有する同心円のうち内部に位置する小さな円(半径がrの円)が平面を転がるとき、外部に位置する大きな円(半径がrの円)の円周上の定点Pが画く軌跡を意味し、下記の数式8及び9で表わされる。
Figure 0005951895
(ここで、rは、小さな円の半径であり、tは、大きな円の半径と小さな円の半径との差分(r−r)である。)
Figure 0005951895
装入シュートの長さd、ドラムフィーダーから装入シュートに焼結配合原料が払い出される位置Pにおける入射角фPS、装入シュート上における原料流動層の厚さt、焼結配合原料が装入シュートから離脱する位置Eにおける装入シュートの脱出角фが固定されると、数式10及び11を用いて、円の半径rと配合原料がドラムフィーダーから装入シュートに流入する位置Pの高さhを導き出すことができる。
Figure 0005951895
Figure 0005951895
原料が離脱する個所Eにおける、原料流動層の下部(装入シュートの表面)における原料の離脱速度VPE及び水平方向の離脱速度VPEh並びに垂直方向の離脱速度VPEvは、下記の数式12及び13で表わされる。
Figure 0005951895
Figure 0005951895
装入シュートは、数式8及び9に示す曲線に沿う経路を有し、装入シュートの表面から払い出される原料は、装入シュートの離脱時に定められた装入シュートの長さd、高さh、入射角фPS、脱出角фに対して最大の水平速度を有する。
装入シュートの傾斜軌跡がプロレートサイクロイド状を有すると、焼結配合原料の流動層の厚さtを考慮した原料流動層の最上部(表面)において原料粒子が有する曲線軌跡は、通常のサイクロイド曲線方程式を有する。
サイクロイド曲線は、図8に示すように、平面上の1本の直線に沿って半径がrの円(小さな円)を転がしたときに円周上の定点が画く軌跡を意味し、上記の数式2及び3で表わされる。このとき、サイクロイド曲線は、一見してプロレートサイクロイド曲線と同じ形状に形成されるかのように見えるが、原料が装入シュートから離脱する位置Eに進むにつれて両曲線間の距離t(原料層の厚さと同じである。)が大きくなることが分かる。
ここで、装入シュートの長さd及び装入シュートの高さhが決定された状態で、原料が装入シュートから離脱する位置Eにおける装入シュートの脱出角фが固定されると、上記の数式4及び5によって円の半径rと、原料がドラムフィーダーから装入シュートに供給される位置Pの高さhと、ドラムフィーダーから原料が装入シュートに払い出される位置Pにおける入射角фと、を繰り返し計算して導き出すことができる。前記入射角фは、装入シュートが垂直方向の直線となす角であり、ドラムフィーダーから原料が供給される装入シュートの上部側の角度であり、脱出角は、装入シュートが水平方向の直線となす角度であり、原料が焼結台車に払い出される装入シュートの下部側の角度である。
装入シュートから原料が離脱する個所Eにおける焼結配合原料の離脱速度Vと、水平方向の離脱速度VEh及び垂直方向の離脱速度VEvは、上記の数式6及び7で表わされる。
装入シュートは、数式8及び9に示す曲線に沿うプロレートサイクロイド曲線の経路を有し、原料層の表面における原料粒子はサイクロイド曲線の経路を有して流動する。このとき、粒子は、定められた装入シュートの長さd、高さh、入射角фPS、脱出角фに対して最大の水平速度を有する。
図9を参照すると、装入シュート130は、複数のロール132を並べて形成してもよく、一体形傾斜板(図示せず)により形成されてもよい。装入シュート130は、面積を有する曲面で形成される搬送経路を有し、装入シュート130の横方向の断面形状は、上記の数式8に示すプロレートサイクロイド曲線状を有する。なお、装入シュート130上を移動する原料層の表面の横方向の断面形状は、数式2及び3に示すサイクロイド曲線状の軌跡を有する。次いで、装入シュート130から離脱する原料層の表面における原料粒子は、装入シュートの曲面軌跡の形成のために定められた装入シュート130の長さd、高さh、入射角фPS及び脱出角фに対して最大の水平離脱速度VEhを有する。
図10の(a)は、直線状の傾斜面を有する装入シュートにおける原料の装入シュートからの離脱速度を示す。直線状の傾斜面を有する装入シュートの場合、装入シュートの長さd及び高さhが決定されると、装入シュートの傾斜角фが決定される。
図10の(b)は、本発明によりプロレートサイクロイド曲面状の傾斜面を有する装入シュートにおける、原料層表面における原料粒子の装入シュートからの離脱速度を示す。ここで、装入シュートの搬送経路は、装入シュートの長さd、高さh、原料の入射角фPS及び脱出角の変化によって決定され、原料が装入シュートから離脱する速度VPE、Vは、数式12及び6によって決定される。
図10の(a)及び(b)を比較すると、装入シュートの長さd及び高さhが同じである場合、装入シュートの搬送経路がプロレートサイクロイド曲面状であるときの方が、装入シュートが直線状であるときよりも水平離脱速度VEhは増加し、垂直離脱速度VEvは減少することが分かる。また、装入シュートの搬送経路がプロレートサイクロイド曲面状であるとき、装入シュートの表面における離脱速度VPE及び原料層の表面における離脱速度Vが略同じであることが分かる。
正確な比較のために、装入シュートの長さdを1mに固定し、高さhを0.8m、1.0m、1.2mに変化させるときの各装入シュート別の原料の水平離脱速度VPEh及び各変数を下記表2にまとめて示す。ここで、実施例1〜6は、サイクロイド曲面状の装入シュートの場合を示し、比較例1〜3は、直線状の装入シュートの場合を示し、付着鉱の形成による撹乱及び粒子の層の流れによる相互作用は考慮されていない。
Figure 0005951895
前記表2によれば、装入シュートの長さ及び高さが同じである場合、実施例1〜6における水平離脱速度VPEhが、比較例1〜3における水平離脱速度VPEh、VEhに比べて増加したことが分かる。例えば、実施例1及び比較例1を比較すると、実施例1では水平離脱速度VPEh、VEhが3.43/3.43m/sであるのに対し、比較例1では水平離脱速度VEhが3.07m/sであることから、実施例1における水平離脱速度VPEh、VEhは比較例1に比べて約11.73%増加したことが分かる。なお、全体的に水平離脱速度VPEh、VEhは、プロレートサイクロイド曲面状の装入シュートの場合、直線状の装入シュートに比べて各d/hに対して約12〜36%増加したことを確認することができる。
原料の水平離脱速度が増加すると、密度ρ及びサイズaが一定である場合、前記数式1によって落下距離が増加する。
また、原料粒子は、装入シュートの表面及び原料層の表面における水平離脱速度が略等速であるため、原料層において斜面分級が発生する場合、大粒径の粒子が原料層の上部に移動する。このため、水平離脱速度が一定である場合には密度ρ及びサイズaが大きな原料、すなわち、装入シュート上を流動する原料層の表面近くに存在する相対的に大きな粒子の落下距離が増加して偏析度が向上する。
さらに、原料を焼結台車に装入する間に、焼結台車は原料が離脱する方向とは反対の方向に移動する。このとき、密度及びサイズが大きな原料の落下距離が増加して焼結台車に密度及びサイズが大きな原料から積もった後、その上部に密度及びサイズが小さな原料が積もる。このため、焼結台車内の焼結配合原料層における偏析度が増加して通気性が増加し、これにより、焼結鉱の生産性を大幅に増加させることができる。
本発明の第3の実施形態によれば、装入シュートは、装入シュートを形成する複数のロールの中心軸をプロレートサイクロイド曲線の軌跡の上に位置させることにより、複数のロール、すなわち、装入シュートの表面に形成される原料の搬送経路を最短落下曲線として知られているサイクロイド曲線の軌跡を有するように形成することができる。その結果、装入シュートを介して焼結台車に装入される原料の水平離脱速度を増加させることができる。
図11は、本発明の第3の実施形態に係る原料装入装置の作動原理を説明するための図であり、図12は、本発明の第3の実施形態に係る原料装入装置の装入シュートを示す図であり、図13は、装入シュートの変形例を示す図である。
図11を参照すると、プロレートサイクロイド曲線の軌跡X及びサイクロイド曲線の軌跡Yは、一見して互いに同じ形状に形成されるかのように見える。しかしながら、プロレートサイクロイド曲線の軌跡Xとサイクロイド曲線の軌跡Yとの間の距離は、装入シュートの上部から下部に進むにつれて、すなわち、ドラムフィーダーから原料が払い出される位置Sよりも、原料が装入シュートから離脱する位置Eに進むにつれて大きくなることが分かる。ここで、プロレートサイクロイド曲線の軌跡Xとサイクロイド曲線の軌跡Yとの間の距離は、ロールの半径となる。このため、装入シュートを形成する複数のロールの直径または半径を、装入シュートの上部から下部に進むにつれて、すなわち、ドラムフィーダーから原料が払い出される位置Sよりも、原料が装入シュートから離脱する位置Eに進むにつれて大きくなるように形成することができる。
図12を参照すると、装入シュート130は、複数のロール132を並べて形成してもよい。装入シュート130は、面積を有する曲面で形成される搬送経路を有し、装入シュート130の横方向の断面形状はサイクロイド曲線状を有する。このとき、装入シュート130、すなわち、原料の搬送経路を形成する複数のロール132は、その中心軸がプロレートサイクロイド曲線の上に位置する。サイクロイド曲線とプロレートサイクロイド曲線との間の距離は、装入シュート130の上部から下部に進むにつれて大きくなるが、このため、複数のロール132は異なる直径または半径を有するように形成される。このように装入シュート130を構成すると、台車に原料が排出される装入シュート130の下段部のロール132がその上部側に配置されるロール132よりも比較的に大きく形成される。このため、装入シュート130の上に形成される搬送経路に沿って搬送される原料の搬送速度及び荷重によって最も大きな影響を受ける装入シュート130の下段部に配置されるロール132の寿命低下を抑制または防止することにより、ロール132の取り替え時期を延ばすことができる。
図12に示すように、装入シュート130を原料の移動方向に沿って、すなわち、上部から下部側に進むにつれてロール132の直径が連続して増加するように配置してもよい。
または、図13に示すように、装入シュート130を原料の移動方向に沿って複数の領域、例えば、上部領域I、中間領域II及び下部領域IIIに分割し、それぞれの領域ごとに同じ直径を有するロール1320a、1320b、1320cを配置してもよい。この場合、上部領域Iから下部領域IIIに進むにつれてロール1320a、1320b、1320cの直径が漸増するように配置してもよい。
装入シュート130は、長さd、高さh、入射角ф、脱出角фの変化に応じて前記数式6によって原料の装入シュートからの離脱速度Vが決定される。このとき、装入シュート130の高さが1mに固定されていると想定した場合、装入シュート130の入射角фは約5〜50°であり、脱出角фは約10〜60°である。装入シュート130の入射角及び脱出角が上記の範囲内である場合、装入シュート130の搬送経路を理想的なサイクロイド曲線の軌跡を有する曲面状にすることができるので、原料の水平離脱速度VEhを増加させて原料の装入シュートからの離脱速度Vを極大化させることができる。
図14は、装入シュートの種類による水平落下距離の変化を示すグラフであり、本発明に係る焼結配合原料の台車内の落下距離による積層分布を比較した実験結果である。
直線分割デフレクタプレートタイプの装入シュート(以下、「装入シュート1」と称する。)及び本発明に係る装入シュート(以下、「装入シュート2」と称する。)に対して焼結原料の払出し実験を行った。
台車は移動せずに停止された状態であり、ホッパーの高さは2.5mであり、装入シュートの下部角は40°であり、2種類の装入シュートに対して同様に適用した。図14の横軸は、焼結配合原料の落下距離(cm)を示し、縦軸は、合計の払出し原料量に対する積層高さの割合を示す。
図14を参照すると、台車内に払い出された原料の積層高さを調べてみると、装入シュート1を用いた場合に積層高さが最も大きな部分Aが約35cmの距離に形成され、装入シュート2を用いた場合には積層高さが最も大きな部分Bが約45cmの距離に形成される。このように本発明の実施形態に係る装入シュート2を用いた場合でのように、積層高さが最も大きな部分Bが装入シュートの原料排出位置から遠く形成される点を介して装入シュートから排出される原料の水平落下距離が増加したことが分かる。
そして、台車内の分散度を調べてみると、装入シュート1を用いて台車に原料を装入したときにほとんどの原料が約20cm〜65cmの領域Cに分散され、装入シュート2を用いて台車に装入したときにはほとんどの原料が約28cm〜88cmの領域Dに分散されることがわかる。すなわち、本発明の実施形態に係る装入シュート2を用いて台車に原料を装入した場合、装入シュートから遠くまでの広い領域に亘って均一に分散されることが分かる。
このような結果から、装入シュート1に比べて装入シュート2の構成における水平落下距離は、既存に比べて約33%増加し、焼結原料の分散度は約26%増加したことを確認することができる。ここで、付着鉱の形成による撹乱及び粒子の層の流れによる相互作用は考慮されていない。
このため、原料の水平落下距離が増加すると、密度及びサイズが大きな原料の落下距離が増加し、分散度もまた増加して、サイズ及び密度の差分が大きな原料の落下個所が確実に区別されるので、原料の偏析度が向上する。
また、原料を焼結台車に装入する間に、焼結台車は原料が離脱する方向とは反対の方向に移動する。このとき、密度及びサイズが大きな原料の落下距離が増加して焼結台車に密度及びサイズが大きな原料から積もった後、その上部に密度及びサイズが小さな原料が積もる。このため、焼結台車内の焼結配合原料層における偏析度が増加して通気性が増加し、これにより、焼結鉱の生産性を大幅に増加させることができる。
上述したように、装入シュートを構成するに当たって、原料の水平離脱速度を増加させるように装入シュートの上部面に形成される曲面や装入シュートにおける原料層の搬送経路を制御することにより、原料の偏析装入効果を向上させることができる。これと共に、原料の荷電特性及び磁性を用いて原料の偏析装入効果をさらに増大させることができる。例えば、装入シュートに沿って搬送される原料から微粉原料である粉コークス及び微粉焼結鉱を選別して焼結台車の上部層に装入することができる。後述する装入シュートの構成は、前記第1から第3の実施形態に係る装入シュートにいずれも適用可能である。
図15は、本発明の実施形態に係る原料装入装置の原料供給部を概略的に示す図であり、図16は、本発明の実施形態に係る原料装入装置の装入シュートを概略的に示す図であり、図17は、電極−磁性ロールの構造を示す図であり、図18及び図19は、電極及び磁性体の配置を説明するための図である。
原料装入装置は、原料ホッパー100及びドラムフィーダー120を備える原料供給部と、装入シュート130と、を備える。
原料ホッパー100は、微粉鉄鉱石、副原料及び微粉コークスなどの配合原料1をホッパーゲート110を経てドラムフィーダー120に供給し、ドラムフィーダー120は回転しながら内部に供給された原料1を混合して装入シュート130に供給する。
図15を参照すると、原料ホッパー100と、ドラムフィーダー120及びホッパーゲート110のうちの少なくともいずれか一つには電極板100a、120a、110aが設けられて装入シュート130に供給される原料1を荷電させる。例えば、電極板100a、120a、110aは負極または正極であり、両方とも同じ種類の電極を用いて形成することが好ましく、これにより、原料1のうちの粉コークスは電極板100a、120a、110aによって負または正に荷電される。このため、粉コークスは荷電された状態で装入シュート130に供給される。
装入シュート130は傾斜面を形成して配合原料1を貯留する貯留器、すなわち、焼結台車200の上部には小さな粒子、下部には大きな粒子が装入(垂直偏析助長)されるように原料1を分級する役割を果たす。焼結台車200に原料が装入されると、原料の表面を表面掻均板140を用いて掻均して点火炉150において点火し、吸引ブロアー(図示せず)による風箱から下部に吸引される空気によって原料1に含まれているコークスの燃焼によって焼結反応を行って焼結鉱を製造する。
図16を参照すると、装入シュート130は、複数のロール132a、132bを平行に隔設して形成してもよい。装入シュート130は、面積を有する直線状または曲線状の搬送経路を有し、その搬送経路を介して配合原料1を焼結台車200に装入する。
装入シュート130は、少なくともロール132a、132bの一部を荷電させる電極板1324a、1324b、1324c、1324dと、少なくともロール132a、132bの一部に磁性を与える磁性体1325を有する電極−磁性ロール132a、132bと、を備える。
装入シュート130は、原料1が供給されるドラムフィーダー120側、すなわち、上部側には複数の1次電極−磁性ロール132aが配置され、原料1が装入される焼結台車200側、すなわち、下部側には複数の2次電極−磁性ロール132bが配置される。そして、電極−磁性ロール132a、132bの下部には、電極−磁性ロール132a、132bの表面に付着して残留する粉コークス及び微粉焼結鉱を除去して焼結台車200に装入するためのスクラッパー139が配設される。スクラッパー139は板状に電極−磁性ロール132a、132bの長手方向に沿って形成され、その端部が電極−磁性ロール132a、132bの外周面に接触されるように配設される。このとき、1次電極−磁性ロール132aは、ドラムフィーダー120を介して供給される原料1のうち荷電された粉コークスを再び荷電させる役割を果たすため、1次電極−磁性ロール132aにおいて荷電された原料が2次電極−磁性ロール132bから分離されるように1次電極−磁性ロール132aの下部にはスクラッパー139を形成しなくてもよい。
電極−磁性ロール132a、132bは、固設される固定ロール1321と、中空の円筒状に形成されて固定ロール1321の外周面を囲繞するように配置され、固定ロール1321の外周面に沿って回転する回転ロール1323と、固定ロール1321と回転ロール1323との間に配置される電極板1324a、1324b及び磁性体1325と、を備える。このとき、固定ロール1321及び回転ロール1323は、固定ロール1321の外周面と回転ロール1323の内周面とを離隔させた状態で軸受などの連結手段1322を介して連結されて、回転ロール1323が固定ロール1321と互いに摩擦しない状態に回転できるようにする。電極−磁性ロール132a、132bは、同じ極性を有する物質の間に発生する斥力(相互の距離を遠ざけるように働く力)及び反対の極性を有する物質の間に発生する引力(引き合う(互いを近付けようとする)力)を用いて荷電された粉コークス及び着磁性物質である微粉焼結鉱を電極−磁性ロール132a、132b間の空間にスクリーンする役割を果たす。
図16を参照すると、電極−磁性ロール132a、132bは、固設される固定ロール1321と、中空の円筒状に形成されて固定ロール1321の外周面を囲繞するように配置され、固定ロール1321の外周面に沿って回転する回転ロール1323と、固定ロール1321と回転ロール1323との間に配置される電極板1324a、1324b、1324c、1324d及び磁性体1325と、を備える。このとき、固定ロール1321は、電極板1324a、1324b、1324c、1324d及び磁性体1325を除く部分を意味する。固定ロール1321及び回転ロール1323は、固定ロール1321の外周面と回転ロール1323の内周面とを離隔させた状態で軸受などの連結手段1322を介して連結されて、回転ロール1323が固定ロール1321と互いに摩擦しない状態に回転できるようにする。
このような構造により、電極−磁性ロール132a、132bの外周面には、磁性領域M及び非磁性領域Nと、正電荷領域Xと、負電荷領域Y及び非電荷領域Zが形成される。このとき、磁性領域M及び非磁性領域Nと、正電荷領域Xと、負電荷領域Y及び非電荷領域Zは、電極−磁性ロール132a、132bの長手方向に沿って形成される。
固定ロール1321に配設される電極板1324a、1324b、1324c、1324d及び磁性体1325の構造について概略的に説明する。
まず、磁性体1325は、固定ロール1321の長手方向に沿って固定ロール1321の一部を形成するように配置される。例えば、磁性体1325は、図17に示すように、固定ロール1321の外周面の一部を形成するように形成されてもよく、固定ロール1321の中心から外周面まで形成するようにパイ状に形成されてもよい。磁性体1325は回転しない固定ロール1321に形成されるため、電極−磁性ロール132a、132bには磁性領域M及び非磁性領域Nが固設される。このとき、磁性体1325としては、永久磁石、電磁石などの磁性を有する様々な磁性体が用いられる。このように磁性体1325によって磁性領域M及び非磁性領域Nが形成されるためには、固定ロール1321は非磁性体により形成されることが好ましい。
このような構成を有する電極−磁性ロール132a、132bを用いて原料1に含有されている磁鉄鉱(Fe)、赤鉄鉱(Fe)などの着磁性原料を焼結台車200の原料層の上部に装入するためには、磁性体1325を固定ロール1321の適切な位置に配置することが重要である。
磁性体1325は、装入シュート130の搬送経路に沿って搬送される配合原料1からの着磁性原料の付着を容易にし、隣り合う電極−磁性ロール132a、132bの間に互いに干渉しない位置に配置されることが好ましい。このため、磁性体1325は固定ロール1321における搬送経路に対応する位置に配置され、搬送経路の上に非磁性領域Nが形成されるように隣り合う電極−磁性ロール132a、132bに配置される磁性体1325と重なり合わないように形成されることが好ましい。
一方、電極板1324a、1324b、1324c、1324dはそれぞれ正極(+)及び負極(−)であり、一つの電極−磁性ロール132a、132bに異なる電荷に荷電された領域が共存する。このとき、固定ロール1321は電気的な絶縁体により形成され、2枚の電極板1324a及び1324bまたは1324c及び1324dは互いに離隔されてそれぞれ固定ロール1321の長手方向に沿って形成される。電極板1324a、1324b、1324c、1324dは、固定ロール1321の表面に取り付けられて形成されてもよく、固定ロール1321に所定の深さの溝を形成し、溝内に嵌設してもよい。このとき、磁性体1325が形成された領域においては、電極板1324a、1324b、1324c、1324dが磁性体1325の上部、すなわち、外側に配設される。磁性体1325に比べて電極板1324a、1324b、1324c、1324dが形成される領域が広く分布しているため、搬送経路に沿って搬送される原料1のうち荷電された原料粒子に所定の引力及び斥力を印加するためには、形成される大面積の電極板1324a、1324b、1324c、1324dが固定ロール1321の外側に形成されることが好ましい。しかしながら、磁性体1325及び電極板1324a、1324b、1324c、1324dの配置構造はこれに限定されるものではなく、磁性体1325が電極板1324a、1324b、1324c、1324dの少なくとも一部よりも外側に配設されてもよいということはいうまでもない。なお、電極板1324a、1324b、1324c、1324dは、磁性体1325の上部に一部重なり合うように形成されてもよく、回転ロール1321の外周面に直接的に接触されるように形成されてもよい。このため、磁性体1325と電極板1324a、1324b、1324c、1324dとの間、固定ロール1321と磁性体1325及び電極板1324a、1324b、1324c、1324dの間には電気的に絶縁体であり、且つ、非磁性体である電磁気的絶縁体を介装することにより、電極板1324a、1324b、1324c、1324dと磁性体1325との間に発生する影響を抑制または防止することができる。
ここで、電極−磁性ロール132a、132bに配設される電極板1324a、1324b、1324c、1324dが板状に形成されると説明しているが、その形状はこれに限定されない。
このような構成により、電極−磁性ロール132a、132bには、固定ロール1321における正極が配置された領域には正の電荷に荷電された正電荷領域Xが、負極が配置された領域には負の電荷に荷電された負電荷領域Yが形成され、電極板1324a、1324b、1324c、1324dが形成されていない正電荷領域Xと負電荷領域Yとの間には正や負の電荷を帯びない非電荷領域Zが形成される。なお、磁性体1325が配置された領域には磁性領域Mが、磁性体1325が配設されていない領域には非磁性領域Nが形成される。このとき、電荷、非電荷領域X、Y、Zと、磁性、非磁性領域M、Nは一部重なり合うように形成され、それぞれの領域X、Y、X、M、Nは電極−磁性ロール132a、132bの長手方向に沿って形成される。以下では、説明の便宜性のために、X領域は正電荷領域と称し、Y領域は負電荷領域と称する。
このような構成を有する電極−磁性ロール132a、132bを用いて原料1に含有されている粉コークス及び微粉焼結鉱を焼結台車200の原料層の上部に装入するためには、電極板1324a、1324b、1324c、1324dを固定ロール1321の適切な位置に配置することが重要である。着磁性原料である微粉焼結鉱の場合には、装入シュート130に沿って搬送される過程で磁性体1325が配設された領域では回転ロール1323の表面に付着し、回転ロール1323の表面に付着した微粉焼結鉱は回転ロール1323の回転につれて移動して磁性体1325が配設されていない領域において回転ロール1323の表面から離脱する。しかしながら、粉コークスの場合には、装入シュート130に荷電された状態で供給されて反対極性に荷電された電極板が配設される領域において回転ロール1323の表面に付着していて、回転ロール1323の回転につれて移動して同じ極性に荷電された電極板が配設される領域においては回転ロール1323の表面から離脱する。しかしながら、原料1を供給する原料ホッパー100、ドラムフィーダー120などにおいては多量の原料1を荷電させるため原料1のうち粉コークスが円滑に荷電されないことがある。このため、装入シュート130の一部は。粉コークスの荷電を補完するように電極−磁性ロール132a(1次電極−磁性ロールと称する。)を形成し、残りは荷電された粉コークスをろ過するように電極−磁性ロール132b(2次電極−磁性ロールと称する。)を形成する必要がある。
磁性体1325は、1次電極−磁性ロール132a及び2次電極−磁性ロール132bに同じ形状に形成される。隣り合う電極−磁性ロール132a、132bとの干渉が発生しないように、隣り合う電極−磁性ロール132a、132bの間に非磁性領域Yが形成されるように配置される。隣り合う電極−磁性ロール132a、132bの中心を結んで仮想の斜線を画く。磁性体1325は、このようにして形成された仮想の斜線の上に配置される。このとき、磁性体1325は、隣り合う電極−磁性ロール132a、132bの間に非磁性領域Nが形成されるように所定の角度θ1、例えば、110°〜150°の角度を有するように形成される。磁性体1325は、上部側の電極−磁性ロール132a、132bに比べて下部側の電極−磁性ロール132a、132b側に偏るように形成されることが好ましい。すなわち、原料1のうち着磁性原料は、磁性領域Mにおける回転ロール1323の外周面に付着していて、回転ロール1323が回転するにつれて非磁性領域Nから離脱して焼結台車200に装入されるが、このとき、焼結台車200が配置される下部側の電極−磁性ロール132b、すなわち、2次電極−磁性ロール132bにおいても着磁性原料のろ過を円滑に行うためである。これにより、隣り合う電極−磁性ロール132ba、132bb間の干渉なしに着磁性原料の偏析効率を向上させることができる。
このような構成により、電極−磁性ロール132a、132bは、装入シュート130に沿って搬送される原料1から着磁性原料を選別するスクリーンの役割を果たす。すなわち、装入シュート130の搬送経路には電極−磁性ロール132a、132bが隔設されて磁性領域M及び非磁性領域Nが交互に繰り返し形成されるが、電極−磁性ロール132a、132bは、上述したように、外周面に着磁性原料を付着及び離脱させながら電極−磁性ロール132a、132bの回転ロール1323の外周面に付着した着磁性原料が隣り合う電極−磁性ロール132a、132bの外周面に接触されないように電極−磁性ロール132a、132b間の間隔tを設定することができる。通常、装入シュートを形成する一般ロール間の間隔が3〜5mmであるのに対し、電極−磁性ロール132a、132b間の間隔tは一般ロール間の間隔よりも僅かに大きな約5〜8mmに設定して電極−磁性ロール132a、132bの外周面に付着した着磁性原料の移動を円滑にする。このとき、電極−磁性ロール132a、132b間の間隔tが上記の範囲よりも小さな場合には、電極−磁性ロール132a、132bの外周面に付着した着磁性原料が電極−磁性ロール132a、132b間の空間に移動し難く、電極−磁性ロール132a、132b間の間隔tが上記の範囲よりも大きな場合には、着磁性原料に加えて、これよりも大きな粒度を有する原料が電極−磁性ロール132a、132bの間に抜け出て焼結台車200内の原料層の上部に装入されて偏析効率が低下するという問題がある。
このような電極−磁性ロール132a、132b間の間隔、磁性体1325の形成範囲などは、電極−磁性ロール132a、132bによって形成される搬送経路の形状に応じて種々に変更可能であるということはいうまでもない。
電極板1324a、1324b、1324c、1324dは、固定ロール1321の1次電極−磁性ロール132aにより配合原料が搬送される上部側には原料供給部において荷電された粉コークスと同じ極性を有する第1の電極板1324aが形成され、下部側には粉コークスとは反対の極性を有する第2の電極板1324bが形成される。
第1の電極板1324aは、原料供給部から供給される粉コークスのうち荷電された粉コークスの荷電を増加させるとともに、未荷電の粉コークスを荷電させる役割を果たす。第1の電極板1324aは、複数の1次電極−磁性ロール132aの中心を結んで形成する仮想の線S(搬送経路と平行に形成される)を基準として仮想の線Sの上部側に形成され、隣り合う他の電極板との相互干渉が発生しない範囲内で形成される。例えば、第1の電極板1324aは、固定ロール1321の中心から約110〜150°の範囲(θ2)内に形成される。
第2の電極板1324bは、第1の電極板1324aによって荷電された粉コークスを引力によって1次電極−磁性ロール132aの表面に付着させて1次電極−磁性ロール132a間の空間に排出することにより、焼結台車200の原料層の上部に装入する役割を果たす。このとき、1次電極−磁性ロール132aに付着した粉コークスは、1次電極−磁性ロール132aが回転するにつれて下部に配設されるスクラッパー139に接触されて除去されるか、あるいは、電極板が形成されていない非電荷領域Zまたは荷電された正電荷領域Xにおいて働く斥力によって1次電極−磁性ロール132aの表面から除去される。第2の電極板1324bは、前記仮想の線を基準として第1の電極板1324aから所定の距離だけ離隔されて仮想の線の下部側に形成される。図18には、第2の電極板1324bが第1の電極板1324aよりも短い長さを有するように形成されていることが示されているが、隣り合う電極板との相互干渉が発生しない場合には、第2の電極板1324b及び第1の電極板1324aが同じ長さを有するように形成されてもよく、第2の電極板1324bが第1の電極板1324aよりも長く形成されてもよい。
2次電極−磁性ロール132bは、1次電極−磁性ロール132aの間に排出されずに1次電極−磁性ロール132aによって形成される搬送経路に沿って搬送される粉コークスを電気的な引力を用いて2次電極−磁性ロール132bの間に排出するスクリーンの役割を果たす。このため、2次電極−磁性ロール132bによって形成される搬送経路には第3の電極板1324c及び第4の電極板1324dが共存する。2次電極−磁性ロール132bは、配合原料の搬送方向に対して反対方向側には、荷電された粉コークスを荷電させるように粉コークスと同じ極性を有する第3の電極板1324cが配設され、配合原料の搬送方向側には、2次電極−磁性ロール132bの表面に付着した粉コークスを離脱させるために荷電された粉コークスとは反対の極性を有する第4の電極板1324dが配設される。
図19を参照すると、第3の電極板1324c及び第4の電極板1324dは所定の距離だけ離隔されて配置され、隣り合う電極−磁性ロール132a、132bに形成された電極板との干渉が発生しないように配置されることが好ましい。これは、電極−磁性ロールの直径、離隔距離など種々の装入シュートの設置条件に応じて変更される。2次電極−磁性ロール132bにおける第3の電極板1324cによって形成される正電荷領域Xは、1次電極−磁性ロール132aに沿って搬送される配合原料のうち粉コークスを荷電させる役割を果たし、第4の電極板1324dによって形成される負電荷領域Yは、荷電された粉コークスを引力を用いて2次電極−磁性ロール132bの表面、すなわち、回転ロール1323の表面に付着させる役割を果たす。上述したように、異なる極性を有する物質の間には互いを近付けようとする力である引力が働くため、荷電された粉コークスとは反対の極性に荷電された負電荷領域Yにおいては粉コークスを回転ロール1323の表面に付着させ、回転ロール1323の表面に付着した粉コークスは、回転ロール1323が回転するにつれて2次電極−磁性ロール132b間の空間を介して搬送経路の下部側に移動する。このようにして搬送経路の下部側に移動した粉コークスは、2次電極−磁性ロール132bの下部に配設されるスクラッパー139によって回転ロール1323の表面から除去されて焼結台車200の原料層の上部に装入される。
このような構成により、電極−磁性ロール132a、132bは、装入シュート130に沿って搬送される配合原料1から粉コークス及び微粉焼結鉱を選別するスクリーンの役割を果たす。すなわち、装入シュート130を電極板及び磁性体付き電極−磁性ロールを用いて形成することにより、原料供給部から供給される配合原料から粉コークスが荷電されて搬送されるようにし、搬送される過程で電気的な引力及び斥力、磁力を用いて粉コークスを焼結台車200の原料層の上部に装入することができる。
以下、本発明の実施形態に係る原料の装入方法について説明する。
図20は、装入シュートに沿って搬送される原料の搬送状態を示す図である。
図20を参照すると、用意された粉コークス、焼結鉱などが配合された原料1をドラムフィーダー120を介して装入シュート130に供給すると、配合原料1は、装入シュート130に形成される搬送経路に沿って移動して焼結台車200に装入される。このとき、装入シュート130に供給された原料1のうち粉コークスは、原料ホッパー100と、ドラムフィーダー120及びホッパーゲート110に形成される電極板100a、110a、120aによって負極または正極に荷電される。
装入シュート130に供給された原料1は、搬送経路上において斜面分級されて粒度が小さな原料、例えば、粉コークス及び微粉焼結鉱などは搬送経路の上部に位置し、その上部に進むにつれて粒度が大きな原料、例えば、副原料などが位置して搬送される。そして、配合原料1のうち粉コークスは、1次電極−磁性ロール132aによって形成される搬送経路(装入シュートの上部側)に沿って搬送されながら原料供給部において荷電された粉コークスは荷電量が増加し、原料供給部において荷電されていない粉コークスは原料供給部において荷電された粉コークスと同じ極性に荷電される。
一方、原料1のうち着磁性原料である微粉焼結鉱は、電極−磁性ロール132a、132bによって形成される搬送経路に沿って搬送されながら、磁性体1325が配設された搬送経路上において回転ロール1323の表面に付着する。次いで、微粉焼結鉱は、回転ロール1323が回転するにつれて回転ロール1323に付着した状態で搬送経路の下部側に移動して磁性体1325が形成されていない領域、すなわち、非磁性領域Nに達すると、回転ロール1323の表面から離脱して焼結台車200の原料層の上部に装入される。
次いで、原料1が2次電極−磁性ロール132bによって形成される搬送経路(装入シュートの下部側)に沿って搬送されながら、原料供給部及び1次電極−磁性ロール132aによって荷電された粉コークスは電気的な斥力によって2次電極−磁性ロール132bの間の空間に排出されて焼結台車200の原料層の上部に装入される。原料供給部において荷電された粉コークスは、粉コークスと同じ極性に荷電された領域及び反対極性に荷電された領域を通過しながら電極−磁性ロール132a、132bの表面に付着したり電極−磁性ロール132a、132bの表面から離脱したりしながら電極−磁性ロール132a、132b間の空間及び装入シュート130の先端(焼結台車側の2次電極−磁性ロール)を介して焼結台車200の原料層の上部に偏析されて装入される。例えば、原料供給部において正(+)の電荷を有するように荷電された粉コークスは、1次電極−磁性ロール132aによって形成される搬送経路に沿って搬送されながら搬送経路上においては正の電荷量が増加するか、あるいは、正の電荷を有するように荷電される。正の電荷に荷電された粉コークスは、1次電極−磁性ロール132aの回転によって搬送経路に沿って搬送され、そのうちの一部は1次電極−磁性ロール132a間の空間に排出される。このとき、1次電極−磁性ロール132a間に排出された粉コークスのうちの一部は1次電極−磁性ロール132aにおいて負電荷領域Yに付着し、1次電極−磁性ロール132aの回転ロール1323が回転しながら1次電極−磁性ロール132aの下部に配設されるスクラッパー139に接触されて1次電極−磁性ロール132aの表面から離脱しながら焼結台車200の原料層の上部に装入される。
また、1次電極−磁性ロール132aによって付着せずに2次電極−磁性ロール132bに搬送される着磁性原料(微粉焼結鉱)は、2次電極−磁性ロール132bの磁性領域Mにおける回転ロール1323の表面に付着し、非磁性領域Nから離脱して焼結台車200の原料層の上部に装入される。
ここで、粉コークス及び微粉焼結鉱(着磁性原料)を電極−磁性ロール132a、132bの回転ロール1323の表面に効果的に付着させるためには、原料1の搬送速度よりも回転ロール1323の回転速度の方が遅いことが好ましい。すなわち、原料1の搬送速度よりも回転ロール1323の回転速度の方が速いと、回転ロール1323の表面に付着する粉コークス及び微粉焼結鉱の量が減って偏析効率が低下する虞があるためである。このため、回転ロール1323の回転速度が原料1の搬送速度よりも遅くなるように制御することにより、焼結台車130に装入される原料1の偏析効率を向上させることができる。なお、配合原料1の搬送速度が速過ぎる場合には、回転ロール1323を配合原料1の搬送方向とは反対の方向に回転させることにより、配合原料1の搬送速度を遅くすることができる。
このように、本発明の詳細な説明の欄においては具体的な実施形態について説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内において種々に変形可能であるということはいうまでもない。よって、本発明の範囲は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、後述する特許請求の範囲だけではなく、この特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。
本発明に係る原料の装入装置及び装入方法は、移動する焼結台車に装入される原料の偏析装入効率を増大させることができて原料層の通気性を向上させることができる。したがって、焼結鉱の品質及び生産性を向上させることができる。

Claims (16)

  1. 原料を供給する原料供給部と、前記原料供給部から供給される原料を貯留器に搬送する装入シュートと、を備える原料の装入装置であって、
    前記装入シュートは、複数のロールが並べられて原料の搬送経路を形成し、前記装入シュートは、前記原料の搬送経路がサイクロイド曲線状の曲面で形成される原料の装入装置。
  2. 原料を供給する原料供給部と、前記原料供給部から供給される原料を貯留器に搬送する装入シュートと、を備える原料の装入装置であって、
    前記装入シュートは、複数のロールが並べられて原料の搬送経路を形成し、前記装入シュートは、前記原料の搬送経路がプロレートサイクロイド曲線状の曲面で形成される原料の装入装置。
  3. 原料を供給する原料供給部と、前記原料供給部から供給される原料を貯留器に搬送する装入シュートと、を備える原料の装入装置であって、
    前記装入シュートは、複数のロールが並べられて原料の搬送経路を形成し、前記複数のロールの中心軸はプロレートサイクロイド曲線に位置し、前記複数のロールの上に形成される前記原料の搬送経路はサイクロイド曲線状の曲面で形成される原料の装入装置。
  4. 前記装入シュートにおいて前記原料が流入する部分が垂直方向となす入射角は、前記原料が排出される部分が水平方向となす脱出角よりも小さな請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の原料の装入装置。
  5. 前記入射角は5〜50°であり、前記脱出角は10〜60°である請求項4に記載の原料の装入装置。
  6. 前記複数のロールは、前記装入シュートの上部から下部に進むにつれて直径が連続して増加するように配置される請求項3に記載の原料の装入装置。
  7. 前記装入シュートは、複数のロールが並べられて原料の搬送経路を形成し、
    前記複数のロールは、一部は荷電され、一部は磁性を帯びる電極−磁性ロールを備え、
    前記電極−磁性ロールは、回転しない固定ロールと、前記固定ロールの外部を囲繞して前記固定ロールの外周面に沿って回転する回転ロールと、前記固定ロールの一部に配置される電極板及び磁性体と、を備える請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の原料の装入装置。
  8. 前記磁性体は、前記原料が搬送される搬送経路に対応する部分に配設される請求項7に記載の原料の装入装置。
  9. 前記磁性体は、前記原料の進行方向に隣り合う電極−磁性ロールに偏るように配置される請求項8に記載の原料の装入装置。
  10. 前記磁性体は、前記固定ロールの中心を基準として110°〜150°の領域に形成される請求項9に記載の原料の装入装置。
  11. 記原料供給部は、前記原料を荷電させる荷電装置を備え、
    前記電極−磁性ロールは、
    前記原料供給部に隣り合う搬送経路の上に前記原料と同じ極性を有する荷電領域を形成し、前記搬送経路の下部には前記原料とは反対の極性を有する荷電領域を形成する複数の1次電極−磁性ロールと、
    前記貯留器に隣り合う搬送経路の上に前記原料の搬送方向に対して反対方向側には前記原料と同じ極性を有する荷電領域を形成し、前記原料の搬送方向側には、前記原料とは反対の極性を有する荷電領域を形成する複数の2次電極−磁性ロールと、
    前記2次電極−磁性ロールの下部に前記2次電極−磁性ロールの外周面に接触されるように配設されるスクラッパーと
    を備える請求項7に記載の原料の装入装置。
  12. 前記固定ロールには、異なる極性を有する電極板が互いに離隔して配置される請求項11に記載の原料の装入装置。
  13. 前記電極板は、前記磁性体と少なくとも一部重なり合うように配設される請求項12に記載の原料の装入装置。
  14. 前記2次電極−磁性ロールは、前記原料が搬送される方向に前記原料とは反対の極性を有する荷電領域が形成される請求項13に記載の原料の装入装置。
  15. 前記固定ロールは、電磁気的絶縁体を備える請求項7に記載の原料の装入装置。
  16. 前記固定ロールと、電極板及び磁性体の間のうちの少なくともいずれか一箇所には、電磁気的絶縁体が配設される請求項7に記載の原料の装入装置。
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