JP6708080B2 - 焼結装置 - Google Patents
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Description
これらの製造工程を実施する装置としては、DL型(ドワイトロイド型)焼結機が知られている。
特許文献4に記載の方法は、高さ方向の原料分布をシミュレートできるが、仕切り板が貫入された周辺の原料の充填密度等が変化する問題があった。
また、点火後に風箱の上でパレット台車を停止し、デッドプレートと蓋で密封して焼結を行うため、半連続型の焼結装置よりもパレット台車が走行する方向の長さを短くでき、焼結を焼結鍋と同等以上のシミュレーション精度で行うことができる。
本発明では、前記駆動装置は、前記パレット台車の後端部に連結される駆動車であり、前記駆動車は底面が平坦に形成され、漏風蓋を兼ねていてもよい。
この発明によれば、焼結部の風箱の長さの和は、パレット台車群全体の長さであるため、従来の半連続型のDL型焼結装置よりも走行方向の長さを短くできる。
この発明によれば、原料点火まではパレット台車を移動させ、点火後に風箱の上でパレット台車を停止して焼結を行う一連の操作を制御部が自動で行うため、作業性に優れる。
この発明によれば、配合原料の装入の際に充填密度に影響する隔壁が、両端部のパレット台車にのみ設けられるため、両端のパレット台車以外のパレット台車に装入された配合原料は、装入状態が隔壁の影響を受けず、装入状態を正確にシミュレートできる。
この発明によれば、デッドプレートが蓋やパレット台車と接触する際に付勢手段により密着するため、漏風をより確実に防止できる。
この発明によれば、前記パレット台車を往復移動させながら原料の装入と原料への点火を繰り返すことにより、2段以上の多段点火焼結を行うことができる。
この発明によれば、原料装入装置を連続型のDL型焼結装置と同様の構成にできるため、装入状態をより正確にシミュレートできる。
この発明によれば、風箱への負圧の付与を開閉弁で細かく調節できるため、焼結操作をより正確に行うことができる。
まず、図1および図2を参照して本実施形態に係る焼結装置の構成を説明する。
電気駆動車21はパレット台車群12を走行させる駆動装置である。
ドラムミキサー6は鉄鉱石、石灰石、コークスを配合して造粒する。給水ノズル7は造粒の際にドラムミキサー6内に注水するノズルであり、注水口がドラムミキサー6の内部に向けられる。
サージホッパー10は、パレット台車群12に装入する直前の焼結原料8を貯留する、ホッパー(原料サージ槽)である。
ロールフィーダー10Aは、サージホッパー10から焼結原料8を切り出す原料切り出し装置であり、ここでは回転式のフィーダーである。
風箱40は、パレット台車群12の下方からパレット台車群12内の空気を吸引することにより、装入した原料を上層から下層に向けて焼結させる部材である。風箱40は原料装入部43B、点火部43C、および焼結部43Dの上方に設けられている。
風箱40は、風箱40−1〜40−5を有する。
このうち、風箱40−2は点火部43Cに第1の風箱として設けられている。風箱40−2の長さはパレット台車12Bの走行方向(図1のA1、A2の向き)の長さに対応した長さである。
風箱40−3〜40−5は、焼結部43Dに第2の風箱として設けられている複数の風箱である。風箱40−3〜40−5の長さは、各々パレット台車12Bの1台の長さに対応した長さである。換言すれば、第2の風箱の全体の長さは、パレット台車群12の長さしか必要ないため、焼結装置100は従来の半連続型のDL型焼結装置よりも小型である。
本管31には風箱40に負圧を付与するブロア15が接続されている。
支管17−1〜17−5には開閉弁16−1〜16−5がそれぞれ設けられている。開閉弁16−1〜16−5は支管17−1〜17−5を開閉する弁である。
デッドプレート33A、33Bの底面には、デッドプレート33A、33Bを上方に付勢する付勢手段としてのバネ34A、34Bが設けられている。
バネ34A、34Bは漏風蓋32とデッドプレート33A、33Bの当接を確実にするための部材である。
まず、鉄鉱石貯留部1、石灰石貯留部2、コークス貯留部3に貯蔵された鉄鉱石、石灰石、コークスをベルトコンベア4上に切り出し、計量ホッパー22で所定の配合量に応じて計量する。
各計量された原料をドラムミキサー6に投入し、給水ノズル7から注水しつつドラムミキサー6を回転させて造粒し、焼結原料8とする。造粒処理後、必要であれば焼結原料8のサンプリングを実施する。
造粒された焼結原料8を、ベルトコンベア9を経由してサージホッパー10に投入する。
この際、制御部200はブロア15を駆動し、開閉弁16−1〜16−5を開放する。これにより、風箱40−1〜40−5に負圧が付与される。
パレット台車12A、12B、12Cが風箱40−3、40−4、40−5から吸引されることにより、焼結原料8は上層から下層に向けて焼結が進行する(焼結工程)。焼結時間は連続型のDL型焼結機と同程度であるのが望ましく、例えば30min程度である。
この際、デッドプレート33Aと漏風蓋32を当接させることにより漏風を防ぐ。
パレット台車12Bは、進行方向に隔壁が設けられていないため、装入状態が隔壁の影響を受けず、装入状態を正確にシミュレートできる。
具体的には、図3に示す原料装入時の装入量を半量程度とし、点火後に焼結部43Dでパレット台車群12を停止させずに、A2の向きに逆進させて待機部43Aに戻し、再びA1の向きに移動させて原料の装入、点火を行い、焼結部43Dで焼結を行えばよい。
焼結装置100を用いて焼結試験を行い、焼結体の高さ方向の装入特性および焼結排ガスの特性を評価した。具体的な手順は以下の通りである。
パレット台車群12が通過した時点で点火炉13を消火し、焼結部43Dでパレット台車を停車させた。
この状態で焼結ケーキが常温になるまで送風を継続した。冷却が完了した後、焼結ケーキを削岩機17で切れ目を入れ、パレット台車単位で切り離した。両端のパレット台車12A、12Cの焼結ケーキは廃棄し、残る中間の2台のパレット台車12Bから焼結ケーキを採取し、成品歩留や回転強度の試験を実施した。
また、サンプリングした配合原料も粒度分布および化学成分を調査した。結果を図10に示す。さらに、風箱内の排ガスの温度や組成も時系列的に測定した。結果を、図11、図12に示す。
図11、および図12では、風箱内の排ガスの温度や組成が時系列的に変化する様子が明確に示されており、焼結をシミュレートできていることが分かった。
焼結原料8を2段装入したこと以外は、実施例1と同様の条件で試験評価を実施した。
まず、表2に示すように上段と下段で異なる配合量の原料を準備した。
次に、床敷を敷設した4台連結のパレット台車群12を待機部43Aに移動させ、2.0m/minの速度で前進駆動させて、350mm層高となるように装入シュート11を介して原料装入を行った。装入後、再びパレット台車群12を待機部43Aに移動させた。
実施例2の試験結果を実施例1の1段装入で実施した結果と比較して表3に示す。
表1に示す原料を用い、試験装置として焼結鍋装置、本装置(実施例1の焼結装置100)、および実焼結機(連続型のDL型焼結機)を用いて焼結試験を行い、製品歩留まりおよび焼結生産率を比較した。結果を表4に示す。
よって、本装置の試験精度は鍋焼結試験より高く、実機と同程度であることが分かった。
Claims (9)
- 待機部、原料装入部、点火部、および焼結部が直線的に配置された軌条と、
前記軌条を、前記焼結部側を前方とし前記待機部側を後方として走行可能に設けられるパレット台車と、
前記パレット台車を走行させる駆動装置と、
前記原料装入部の上方に設けられ、前記パレット台車に焼結原料を装入する原料装入装置と、
前記点火部の上方に設けられ、前記パレット台車に装入された前記焼結原料の上層に点火する点火炉と、
前記点火部および前記焼結部の前記軌条の下方に設けられ、前記パレット台車の下方から、前記パレット台車内の空気を吸引する風箱と、
前記パレット台車の前端部に、走行方向前方に突出するように設けられた漏風蓋と、
前記漏風蓋と移動可能に当接して、前記風箱内に漏風が入り込むのを防止するデッドプレートと、
を備えていることを特徴とする焼結装置。 - 請求項1に記載の焼結装置において、
前記駆動装置は、前記パレット台車の後端部に連結される駆動車であり、
前記駆動車は底面が平坦に形成され、漏風蓋を兼ねることを特徴とする焼結装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の焼結装置において、
前記パレット台車は3台以上が連結されてパレット台車群を構成しており、
前記風箱は、前記点火部の下方に設けられ、前記パレット台車群を構成する端部以外の1台のパレット台車の走行方向の長さに対応した長さを有する第1の風箱と、
前記焼結部に設けられ、走行方向の長さが、前記パレット台車群の走行方向の長さを有する第2の風箱と、
を有することを特徴とする焼結装置。 - 請求項3に記載の焼結装置において、
前記パレット台車群を移動させながら前記焼結原料を前記パレット台車群に装入するように、前記駆動装置と前記原料装入装置を制御する装入制御手段と、
前記パレット台車群を前記点火部上に移動させ、前記第1の風箱に負圧を付与するように、かつ前記焼結原料に点火するように前記駆動装置、前記点火炉、および前記第1の風箱を制御する点火制御手段と、
前記焼結原料が点火した状態で前記パレット台車群を前記焼結部に移動させ、前記第1の風箱による負圧の付与を停止し、前記第2の風箱に負圧を付与するように前記駆動装置および前記風箱を制御する吸引制御手段と、
を有する制御部を備えたことを特徴とする焼結装置。 - 請求項3または請求項4に記載の焼結装置において、
前記端部以外のパレット台車は、端部に位置するパレット台車に隣接する端部に隔壁を有さないことを特徴とする焼結装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の焼結装置において、
前記デッドプレートを上方に付勢する付勢手段を有することを特徴とする焼結装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の焼結装置において、
前記駆動装置は、前記パレット台車を往復移動させる装置であることを特徴とする焼結装置。 - 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の焼結装置において、
前記原料装入装置は、
前記焼結原料を貯蔵するための原料サージ槽と、
前記原料サージ槽に貯蔵された前記焼結原料を切り出すための原料切り出し装置と、
前記原料切り出し装置から切り出された前記焼結原料を前記パレット台車内に投入するに際してガイドとなるシュートを有することを特徴とする焼結装置。 - 請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の焼結装置において、
1つの本管と、前記本管と前記風箱を連結する複数の支管と、
前記本管に接続され、前記風箱に負圧を付与するブロアと、
前記支管を開閉する開閉弁と、
を有することを特徴とする焼結装置。
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