JP2987672B2 - 焼結機の原料装入方法とその装置 - Google Patents
焼結機の原料装入方法とその装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドロワイトロイド式(以
下DL式と称す)焼結機の原料装入方法とその装置に関
するものである。
下DL式と称す)焼結機の原料装入方法とその装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】DL式焼結機においては、無端鎖状の焼
結パレット上に原料装入装置によって焼結原料を装入
し、この装入焼結原料層の表面に点火炉で着火すると共
にブロワーでウンイドボックスを介して装入焼結原料層
の上方部の空気を吸引することにより、焼結原料中に配
合されたコークスが燃焼し、その熱で順次下層域の焼結
原料の焼成を行い、焼結パレットの排鉱部に至る間に焼
成が完了する。
結パレット上に原料装入装置によって焼結原料を装入
し、この装入焼結原料層の表面に点火炉で着火すると共
にブロワーでウンイドボックスを介して装入焼結原料層
の上方部の空気を吸引することにより、焼結原料中に配
合されたコークスが燃焼し、その熱で順次下層域の焼結
原料の焼成を行い、焼結パレットの排鉱部に至る間に焼
成が完了する。
【0003】DL式焼結機の焼結パレット上に焼結原料
を装入する原料装入装置は、従来、焼結原料貯蔵ホッパ
ー下端に設けたドラムフィーダーと該ドラムフィーダー
下方に設けた平板状のシュートとで構成していた。
を装入する原料装入装置は、従来、焼結原料貯蔵ホッパ
ー下端に設けたドラムフィーダーと該ドラムフィーダー
下方に設けた平板状のシュートとで構成していた。
【0004】しかし、DL式焼結機においては、周知の
ように焼結パレット上の焼結原料の上層部の焼結性が下
層部に比較して悪く、焼結歩留が低かった。このため、
焼結パレット上の焼結原料上層部のコークス及びCaO
の装入量を下層部に比して多くする事により焼結鉱の歩
留を向上させていた。このための手段として、例えば特
公昭59−30776号公報、特公平4−6775号公
報に記載されている装置がある。
ように焼結パレット上の焼結原料の上層部の焼結性が下
層部に比較して悪く、焼結歩留が低かった。このため、
焼結パレット上の焼結原料上層部のコークス及びCaO
の装入量を下層部に比して多くする事により焼結鉱の歩
留を向上させていた。このための手段として、例えば特
公昭59−30776号公報、特公平4−6775号公
報に記載されている装置がある。
【0005】先ず、特公昭59−30776号公報に記
載されているスリット方式の装入装置を図5に基づいて
説明する。
載されているスリット方式の装入装置を図5に基づいて
説明する。
【0006】これは、コークス及びCaOが焼結原料の
細粒部分に多く含まれる事を利用してドラムフィーダー
3で切出した貯蔵ホッパー1内の焼結原料2を焼結パレ
ット7に装入するために、上下方向に間隔を開けて対面
した上下一対のシュート4、5を設け、この上側シュー
ト4にその幅方向にバー6を設けて構成したスリット状
開口6aを設けることにより、粗粒焼結原料2aを上側
シュート4で焼結パレット7上に装入し、細粒焼結原料
2bを上側シュート4のスリット状開口6aから落下さ
せて下側シュート5により焼結パレット7上の前記粗粒
焼結原料2a上に装入する装置である。このようにする
ことにより、コークス及びCaOを多く含有した細粒焼
結原料2bを焼結パレット7上の焼結原料の上層部に位
置させるものである。
細粒部分に多く含まれる事を利用してドラムフィーダー
3で切出した貯蔵ホッパー1内の焼結原料2を焼結パレ
ット7に装入するために、上下方向に間隔を開けて対面
した上下一対のシュート4、5を設け、この上側シュー
ト4にその幅方向にバー6を設けて構成したスリット状
開口6aを設けることにより、粗粒焼結原料2aを上側
シュート4で焼結パレット7上に装入し、細粒焼結原料
2bを上側シュート4のスリット状開口6aから落下さ
せて下側シュート5により焼結パレット7上の前記粗粒
焼結原料2a上に装入する装置である。このようにする
ことにより、コークス及びCaOを多く含有した細粒焼
結原料2bを焼結パレット7上の焼結原料の上層部に位
置させるものである。
【0007】次に、特公平4−6775号公報に記載さ
れている風力偏析方式の装入装置について図6に基づい
て説明する。
れている風力偏析方式の装入装置について図6に基づい
て説明する。
【0008】これは、ドラムフィーダー3で貯蔵ホッパ
ー1内の焼結原料2を切出し、この切出した焼結原料2
をスローピングシュート20を介して焼結パレット7に
装入するに際して、焼結パレット7の進行方向に対して
スローピングシュート20の上流側位置に圧力気体を噴
射する気体噴射ノズル21を設け、この気体噴射ノズル
21より気力気体をスローピングシュート20から滑落
する焼結原料2に向かって噴射することによって、細粒
で軽重量のコークス及びCaOを吹飛ばして焼結パレッ
ト7上の焼結原料の上層部に装入することにより、上層
部のコークス及びCaOの含有濃度を高くするものであ
る。
ー1内の焼結原料2を切出し、この切出した焼結原料2
をスローピングシュート20を介して焼結パレット7に
装入するに際して、焼結パレット7の進行方向に対して
スローピングシュート20の上流側位置に圧力気体を噴
射する気体噴射ノズル21を設け、この気体噴射ノズル
21より気力気体をスローピングシュート20から滑落
する焼結原料2に向かって噴射することによって、細粒
で軽重量のコークス及びCaOを吹飛ばして焼結パレッ
ト7上の焼結原料の上層部に装入することにより、上層
部のコークス及びCaOの含有濃度を高くするものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特公昭59−3077
6号公報記載のスリット方式の装入装置による装入分布
は、図3中の(a)、図4中の(a)に示すように、図
3、図4中の各(b)に示す前記平板状シュート方式に
比較してカーボン及びCaOの分布状態は下層部が各々
減少し、上層部が各々増加するために焼結歩留が多少向
上する。しかし、依然として上層部におけるカーボン量
及びCaO量が不十分であった。
6号公報記載のスリット方式の装入装置による装入分布
は、図3中の(a)、図4中の(a)に示すように、図
3、図4中の各(b)に示す前記平板状シュート方式に
比較してカーボン及びCaOの分布状態は下層部が各々
減少し、上層部が各々増加するために焼結歩留が多少向
上する。しかし、依然として上層部におけるカーボン量
及びCaO量が不十分であった。
【0010】また、特公平4−6775号公報記載の風
力偏析方式の装入分布は、図3中の(c)、図4中の
(c)に示すように、図3、図4中の各(b)に示す平
板状シュート方式に比較して、カーボン及びCaOの分
布状態は上層部においては好ましい状態になる反面、下
層部が大幅に減少するため下層部の焼結状態が悪化し、
歩留が低下する。更に、スローピングシュート20から
滑落する焼結原料2全体に気体噴射ノズル21より圧力
気体を噴射するため、高圧でしかも多量の噴射気体が必
要となり、気体を供給するブロワー22の容量が大きく
なり、電力消費量が多くランニングコストが高くなり、
更に気体噴射ノズル21にスローピングシュート20か
ら落下する焼結原料2が付着成長し、ノズル21の噴射
口を閉塞することから保守、点検を頻繁に行う必要があ
る等の問題を有するものであった。
力偏析方式の装入分布は、図3中の(c)、図4中の
(c)に示すように、図3、図4中の各(b)に示す平
板状シュート方式に比較して、カーボン及びCaOの分
布状態は上層部においては好ましい状態になる反面、下
層部が大幅に減少するため下層部の焼結状態が悪化し、
歩留が低下する。更に、スローピングシュート20から
滑落する焼結原料2全体に気体噴射ノズル21より圧力
気体を噴射するため、高圧でしかも多量の噴射気体が必
要となり、気体を供給するブロワー22の容量が大きく
なり、電力消費量が多くランニングコストが高くなり、
更に気体噴射ノズル21にスローピングシュート20か
ら落下する焼結原料2が付着成長し、ノズル21の噴射
口を閉塞することから保守、点検を頻繁に行う必要があ
る等の問題を有するものであった。
【0011】本発明は上記両問題を有することなく焼結
パレット上の焼結原料のカーボン及びCaOの分布状態
を最適なものにする事ができ、しかも保守、点検が殆ど
必要なく、設備比及びランニングコストが安価な焼結機
の原料装入方法及び装置を提供するものである。
パレット上の焼結原料のカーボン及びCaOの分布状態
を最適なものにする事ができ、しかも保守、点検が殆ど
必要なく、設備比及びランニングコストが安価な焼結機
の原料装入方法及び装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の原料装入方法
は、貯蔵ホッパーの下部に設けたドラムフィーダーで該
ホッパー内に貯蔵した焼結原料を切出し、この切出した
焼結原料を上側シュートで受け、該上側シュートの途中
に設けた開口により前記焼結原料の細粒分を分離し、残
りの焼結原料を焼結パレット上に装入し、前記分離細粒
焼結原料を上側シュートの下方に間隔を有して対面させ
て設けた下側シュートで受けた後、前記焼結パレットの
焼結原料上に装入する方法において、前記上側シュート
の裏面下部の焼結パレットの幅方向に気体噴射ノズルを
設け、前記下側シュート下端から焼結パレットの焼結原
料上に落下中の焼結原料に前記気体噴射ノズルにより気
体を吹付けて細粒焼結原料を偏析装入すると共に、前記
気体噴射ノズルに加熱器を設けて、該気体噴射ノズルへ
の焼結原料の付着を防止することを特徴とする焼結機の
原料装入方法である。
は、貯蔵ホッパーの下部に設けたドラムフィーダーで該
ホッパー内に貯蔵した焼結原料を切出し、この切出した
焼結原料を上側シュートで受け、該上側シュートの途中
に設けた開口により前記焼結原料の細粒分を分離し、残
りの焼結原料を焼結パレット上に装入し、前記分離細粒
焼結原料を上側シュートの下方に間隔を有して対面させ
て設けた下側シュートで受けた後、前記焼結パレットの
焼結原料上に装入する方法において、前記上側シュート
の裏面下部の焼結パレットの幅方向に気体噴射ノズルを
設け、前記下側シュート下端から焼結パレットの焼結原
料上に落下中の焼結原料に前記気体噴射ノズルにより気
体を吹付けて細粒焼結原料を偏析装入すると共に、前記
気体噴射ノズルに加熱器を設けて、該気体噴射ノズルへ
の焼結原料の付着を防止することを特徴とする焼結機の
原料装入方法である。
【0013】また、本発明の原料装入装置は、ホッパー
に貯蔵した焼結原料を切出すドラムフィーダーと、該ド
ラムフィーダーから切出した焼結原料を受け、途中に設
けた複数の開口により焼結原料の細粒分を分離し、残り
の焼結原料を焼結パレット上に装入する上側シュート
と、該上側シュートの下方に間隔を有して対面し、前記
上側シュートで分離した細粒焼結原料を前記焼結パレッ
ト上の焼結原料上に装入する下側シュートとからなる焼
結機の装入装置において、前記上側シュートの裏面下部
の焼結パレットの幅方向に気体噴射ノズルを設け、前記
気体噴射ノズルに加熱器を設けたことを特徴とする焼結
機の原料装入装置である。
に貯蔵した焼結原料を切出すドラムフィーダーと、該ド
ラムフィーダーから切出した焼結原料を受け、途中に設
けた複数の開口により焼結原料の細粒分を分離し、残り
の焼結原料を焼結パレット上に装入する上側シュート
と、該上側シュートの下方に間隔を有して対面し、前記
上側シュートで分離した細粒焼結原料を前記焼結パレッ
ト上の焼結原料上に装入する下側シュートとからなる焼
結機の装入装置において、前記上側シュートの裏面下部
の焼結パレットの幅方向に気体噴射ノズルを設け、前記
気体噴射ノズルに加熱器を設けたことを特徴とする焼結
機の原料装入装置である。
【0014】
【作用】本発明者は上記課題を解決するため種々実験検
討を重ねた結果、スリット方式における下側シュート下
端から落下する焼結原料はカーボン及びCaOを多量に
含有した細粒主体のものであり、しかもその量もドラム
フィーダーから切出した焼結原料量の1/6程度と少な
いことから、低圧力の噴射気体で、しかも少ない噴射気
体量で風力偏析する事が可能であり、焼結パレット下層
部における原料中のカーボン及びCaOの量を大幅に低
減することなく、上層部のカーボン量を増大することが
できることが判明した。
討を重ねた結果、スリット方式における下側シュート下
端から落下する焼結原料はカーボン及びCaOを多量に
含有した細粒主体のものであり、しかもその量もドラム
フィーダーから切出した焼結原料量の1/6程度と少な
いことから、低圧力の噴射気体で、しかも少ない噴射気
体量で風力偏析する事が可能であり、焼結パレット下層
部における原料中のカーボン及びCaOの量を大幅に低
減することなく、上層部のカーボン量を増大することが
できることが判明した。
【0015】このため、前記スリット状開口を有する上
側シュートの裏面下部に気体噴射ノズルを設け、この気
体噴射ノズルの気体噴射口を下側シュート下端下方に向
け、該下端から落下中の細粒焼結原料を風力偏析させれ
ば、重量の比較的軽いカーボン及びCaOを焼結パレッ
ト上の焼結原料表面に多く位置させることができる。こ
の際、下側シュートの幅方向に均等に圧力気体を噴射す
るために、気体噴射ノズルの気体噴射口を焼結パレット
幅方向に延びたスリットにし、しかもそのスリット状の
噴射口に調整板を設けることが好ましい。更に、気体噴
射ノズルを前記上側シュートの裏面下部に設けると、上
側シュートから落下した焼結原料が気体噴射ノズルに付
着し、これが順次成長して気体噴射ノズルの気体噴射口
を閉塞するため、気体噴射ノズルに加熱器を設けて気体
噴射ノズルを加熱し、焼結原料の付着を防止する。
側シュートの裏面下部に気体噴射ノズルを設け、この気
体噴射ノズルの気体噴射口を下側シュート下端下方に向
け、該下端から落下中の細粒焼結原料を風力偏析させれ
ば、重量の比較的軽いカーボン及びCaOを焼結パレッ
ト上の焼結原料表面に多く位置させることができる。こ
の際、下側シュートの幅方向に均等に圧力気体を噴射す
るために、気体噴射ノズルの気体噴射口を焼結パレット
幅方向に延びたスリットにし、しかもそのスリット状の
噴射口に調整板を設けることが好ましい。更に、気体噴
射ノズルを前記上側シュートの裏面下部に設けると、上
側シュートから落下した焼結原料が気体噴射ノズルに付
着し、これが順次成長して気体噴射ノズルの気体噴射口
を閉塞するため、気体噴射ノズルに加熱器を設けて気体
噴射ノズルを加熱し、焼結原料の付着を防止する。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図3を参照して説明
する。
する。
【0017】ドラムフィーダー3は貯蔵ホッパー1内の
焼結原料2を800t/hで切出す。ドラムフィーダー
3で切出した焼結原料2を上側シュート4で受けるが、
上側シュート4は幅方向に所定間隔毎に配置したバー6
で構成したスリット状開口6aを有し、このスリット状
開口6aで焼結原料2の粗粒焼結原料と細粒焼結原料と
を分離し、スリット状開口6aから落下しなかった粗粒
焼結原料2aを焼結パレット7上の下層部に670t/
hで装入する。
焼結原料2を800t/hで切出す。ドラムフィーダー
3で切出した焼結原料2を上側シュート4で受けるが、
上側シュート4は幅方向に所定間隔毎に配置したバー6
で構成したスリット状開口6aを有し、このスリット状
開口6aで焼結原料2の粗粒焼結原料と細粒焼結原料と
を分離し、スリット状開口6aから落下しなかった粗粒
焼結原料2aを焼結パレット7上の下層部に670t/
hで装入する。
【0018】下側シュート5は上側シュート4のスクリ
ーン6aから130t/hで落下した細粒焼結原料2b
を受けて焼結パレット7上の粗粒焼結原料2aの上面に
装入する。
ーン6aから130t/hで落下した細粒焼結原料2b
を受けて焼結パレット7上の粗粒焼結原料2aの上面に
装入する。
【0019】気体噴射ヘッダー8は上側シュート4の裏
面下部に設け、気体噴射角度30度、咄出風速30m/
s、風量45m3 /minの空気を下側シュート5から
落下中の細粒焼結原料2bに向かって吹付けるスリット
状の気体噴射ノズル8aを有している。蒸気配管9は加
熱器として仕切板8bで閉塞した空間内の気体噴射ノズ
ル8a上に配設し、気体噴射ヘッダー8、気体噴射ノズ
ル8a及び仕切板8bに下側シュート5から落下中の細
粒焼結原料2bが付着するのを防止するために150℃
の蒸気を供給して各々を120℃程度に加熱する。気体
噴射ノズル8a内に着脱可能に設けた調整板10は下側
シュート5の幅方向に均等に気体を噴射可能にするもの
である。
面下部に設け、気体噴射角度30度、咄出風速30m/
s、風量45m3 /minの空気を下側シュート5から
落下中の細粒焼結原料2bに向かって吹付けるスリット
状の気体噴射ノズル8aを有している。蒸気配管9は加
熱器として仕切板8bで閉塞した空間内の気体噴射ノズ
ル8a上に配設し、気体噴射ヘッダー8、気体噴射ノズ
ル8a及び仕切板8bに下側シュート5から落下中の細
粒焼結原料2bが付着するのを防止するために150℃
の蒸気を供給して各々を120℃程度に加熱する。気体
噴射ノズル8a内に着脱可能に設けた調整板10は下側
シュート5の幅方向に均等に気体を噴射可能にするもの
である。
【0020】尚、図示していないが、気体噴射ヘッダー
8には圧力気体をポンプを介設した配管で供給する。
8には圧力気体をポンプを介設した配管で供給する。
【0021】以上により、従来のスリット方式の装入装
置に比較して図3及び図4中の各(d)に示すように、
焼結パレット7上の下層部の焼結原料中のコークス及び
CaOの量が極端に低下することなく、上層部のコーク
ス及びCaO量を増加させることが可能となって、焼結
歩留が0.5%程度向上した。
置に比較して図3及び図4中の各(d)に示すように、
焼結パレット7上の下層部の焼結原料中のコークス及び
CaOの量が極端に低下することなく、上層部のコーク
ス及びCaO量を増加させることが可能となって、焼結
歩留が0.5%程度向上した。
【0022】
【発明の効果】本発明により、焼結パレット上の焼結原
料の下層部におけるコークス及びCaOの量を大幅に減
少させることなく、焼結パレット上の焼結原料の上層部
のコークス及びCaO量を増加させることが可能とな
り、焼結歩留を向上させることができる。更に、気体噴
射ノズルへの焼結原料の付着が殆どなくなり、安定して
気体を噴射することができると共に、ノズルから噴射す
る気体を低圧で、低流量にすることができるので、ブロ
ワーの容量を小型化すると共に消費電力が少なくなり、
保守、点検が殆ど必要なくなり、設備費及びランニング
コストが低減する等の多大な効果を奏する。
料の下層部におけるコークス及びCaOの量を大幅に減
少させることなく、焼結パレット上の焼結原料の上層部
のコークス及びCaO量を増加させることが可能とな
り、焼結歩留を向上させることができる。更に、気体噴
射ノズルへの焼結原料の付着が殆どなくなり、安定して
気体を噴射することができると共に、ノズルから噴射す
る気体を低圧で、低流量にすることができるので、ブロ
ワーの容量を小型化すると共に消費電力が少なくなり、
保守、点検が殆ど必要なくなり、設備費及びランニング
コストが低減する等の多大な効果を奏する。
【図1】本発明の原料装入装置の実施例の簡略側断面図
である。
である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】各装入装置を使用した場合の焼結パレット上の
焼結原料の層厚方向におけるカーボン濃度を示す図であ
る。
焼結原料の層厚方向におけるカーボン濃度を示す図であ
る。
【図4】各装入装置を使用した場合の焼結パレット上の
焼結原料の層厚方向におけるCaOの濃度を示す図であ
る。
焼結原料の層厚方向におけるCaOの濃度を示す図であ
る。
【図5】従来のスリット方式の装入装置の簡略側断面図
である。
である。
【図6】従来の風力偏析方式の装入装置の簡略側断面図
である。
である。
1 貯蔵ホッパー 2 焼結原料 2a 粗粒焼結原料 2b 細粒焼結原料 3 ドラムフィーダー 4 上側シュート 5 下側シュート 6 バー 6a スリット状開口 7 焼結パレット 8 気体噴射ヘッダー 8a 気体噴射ノズル 8b 仕切板 9 蒸気配管 10 調整板 20 スローピングシュート 21 気体噴射ノズル 22 ブロワー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 一臣 大分県大分市大字西ノ洲1 新日本製鐵 株式会社 大分製鐵所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22B 1/20 F27B 21/10
Claims (2)
- 【請求項1】 貯蔵ホッパーの下部に設けたドラムフィ
ーダーで該ホッパー内に貯蔵した焼結原料を切出し、こ
の切出した焼結原料を上側シュートで受け、該上側シュ
ートの途中に設けた開口により前記焼結原料の細粒分を
分離し、残りの焼結原料を焼結パレット上に装入し、前
記分離細粒焼結原料を上側シュートの下方に間隔を有し
て対面させて設けた下側シュートで受けた後、前記焼結
パレットの焼結原料上に装入する方法において、前記上
側シュートの裏面下部の焼結パレットの幅方向に気体噴
射ノズルを設け、前記下側シュート下端から焼結パレッ
トの焼結原料上に落下中の焼結原料に前記気体噴射ノズ
ルにより気体を吹付けて細粒焼結原料を偏析装入すると
共に、前記気体噴射ノズルに加熱器を設けて、該気体噴
射ノズルへの焼結原料の付着を防止することを特徴とす
る焼結機の原料装入方法。 - 【請求項2】 ホッパーに貯蔵した焼結原料を切出すド
ラムフィーダーと、該ドラムフィーダーから切出した焼
結原料を受け、途中に設けた複数の開口により焼結原料
の細粒分を分離し、残りの焼結原料を焼結パレット上に
装入する上側シュートと、該上側シュートの下方に間隔
を有して対面し、前記上側シュートで分離した細粒焼結
原料を前記焼結パレット上の焼結原料上に装入する下側
シュートとからなる焼結機の装入装置において、前記上
側シュートの裏面下部の焼結パレットの幅方向に気体噴
射ノズルを設け、前記気体噴射ノズルに加熱器を設けた
ことを特徴とする焼結機の原料装入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200164A JP2987672B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 焼結機の原料装入方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200164A JP2987672B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 焼結機の原料装入方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734142A JPH0734142A (ja) | 1995-02-03 |
JP2987672B2 true JP2987672B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=16419860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5200164A Expired - Fee Related JP2987672B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 焼結機の原料装入方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987672B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100952743B1 (ko) * | 2007-12-28 | 2010-04-13 | 주식회사 포스코 | 잠입형 통기 장치 및 이를 이용한 소결광 제조 장치 |
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1993
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