JP5950657B2 - 配筋構造 - Google Patents
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Description
主鉄筋がはらみ出すとコンクリート構造物の耐力や変形能力が低下してしまうため、主鉄筋のはらみ出しを抑制する配筋構造が多数提案されている。
また、特許文献2の配筋構造は、プレートが軸方向応力を分担することで、コンクリート部材の曲げ耐力を増加させるおそれがある。曲げ耐力が増加すると曲げせん断耐力比に影響がおよび、コンクリート部材がせん断破壊しやすくなることで、変形性能が低下するおそれがある。また、棒状の定着部材では、先端の定着が不十分となる場合がある。
また、鉄筋に沿って鋼材を設けることなく、枠部を鉄筋の内側に間隔をあけて配設するため、枠部がコンクリート部材の曲げ耐力に寄与することがない。そのため、はらみ出し抑制部材を配設することによりコンクリート部材の変形性能が低下することもない。
また、はらみ出し抑制部材には、鉄筋の長手方向に沿って連続する部分を備えていないため、コンクリート部材の曲げ耐力に寄与することがない。そのため、コンクリート部材の変形性能が低下することもない。
第一の実施形態に係る配筋構造1は、コンクリート部材の内部に埋設される補強材であって、図1の(a)に示すように、主鉄筋20と、配力筋30と、はらみ出し抑制部材10とを備えている。
はらみ出し抑制部材10は、複数の係止部11,11,…と枠部12とを備えている。
枠部12は、図1の(b)に示すように、主鉄筋20および配力筋30の内側において、コンクリート部材Cの表面と平行に配設されている。
そして、はらみ出し抑制部材1は、係止部11のフック11aを配力筋30に係止した状態で配置されているとともに、枠部12に固定された左右に隣り合う係止部11,11が、それぞれ隣り合う2本の主鉄筋20,20に近接した状態で配置されている。
はらみ出し抑制部材10は、係止部11の付着力以外に、枠部12の付着力や支圧力によっても引き抜き抵抗力が増大するので、効果的に主鉄筋20のはらみ出しを抑制することができる。
なお、本実施形態では、はらみ出し抑制部材10を配力筋30に係止する場合について説明したが、はらみ出し抑制部材10は主鉄筋20に係止させてもよい。
はらみ出し抑制部材10は、図示しない結束線等により主鉄筋20に固定されているとともに、主鉄筋20に固定された倒れ止め鋼材15に固定されている。
はらみ出し抑制部材10を、主鉄筋20,20,…に係止させると、隣り合う凸部13,13により隣り合う2本の主鉄筋20,20を挟む状態となる。
つまり、はらみ出し抑制部材10は、凸部13の付着力により抵抗力が増大し、効果的に主鉄筋20のはらみ出しを抑制することができる。
はらみ出し抑制部材10を立体的に形成すれば、より効果的に主鉄筋20の座屈を防止することができる。また、はらみ出し抑制部材10は、直線部14が主鉄筋20に対して傾斜しており、鉛直部材を備えていないため、コンクリート部材Cの曲げ耐力を上昇させてしまうことがない。つまり、はらみ出し抑制部材10を配設しても、コンクリート部材Cの変形性能が低下することはない。
本実施形態の主鉄筋20は、縦向きに配筋されている。なお、主鉄筋20の向きは限定されるものではない。
はらみ出し抑制部材10の両端には、フック10a,10aが形成されている。
はらみ出し抑制部材10は、付着力および支圧力により抵抗力が増大し、効果的にはらみ出しを抑制することができる。
本実施形態の主鉄筋20は、縦向きに配筋されている。なお、主鉄筋20の向きは限定されるものではない。
はらみ出し抑制部材10は、付着力および支圧力により抵抗力が増大し、効果的にはらみ出しを抑制することができる。
本発明の配筋構造が適用可能のコンクリート部材は限定されるものではなく、例えば、壁、梁、柱、床版、橋台、橋脚等、あらゆるコンクリート部材に適用可能である。
10 はらみ出し抑制部材
11 係止部
12 枠部
13 凸部
14 直線部
20 主鉄筋
21 外側主鉄筋
22 内側主鉄筋
30 配力筋
31 外側配力筋
32 内側配力筋
C コンクリート部材
Claims (3)
- コンクリート部材に配筋された鉄筋と、前記鉄筋の内側に配設されたはらみ出し抑制部材と、を備える配筋構造であって、
前記はらみ出し抑制部材は、前記鉄筋と間隔をあけて配設された枠部と、一端が前記鉄筋に係止されているとともに他端が前記枠部に固定された係止部と、を備えていて、
前記枠部は、矩形状、鋸刃状または凹凸状に形成されているとともに前記コンクリート部材の表面と平行に配設されていることを特徴とする、配筋構造。 - コンクリート部材に配筋された鉄筋と、前記鉄筋の外側に配設されたはらみ出し抑制部材と、を備える配筋構造であって、
前記はらみ出し抑制部材は、曲げ加工により形成された凸部と直線部とを有する側面視で直線状の鋼棒からなり、
前記直線部が隣り合う2本の前記鉄筋の外側に接しているとともに、前記凸部が前記鉄筋よりも内側に配置されていることを特徴とする、配筋構造。 - コンクリート部材の表面側と裏面側とに沿ってそれぞれ配筋された外側主鉄筋および外側配力筋と、前記外側主鉄筋および外側配力筋の内側に並設された内側主鉄筋および内側配力筋と、前記外側主鉄筋と前記内側主鉄筋とを連結するはらみ出し抑制部材と、を備える配筋構造であって、
前記はらみ出し抑制部材は、複数本の前記内側主鉄筋を囲うようにコ字状を呈しており、
前記はらみ出し抑制部材の両端は、前記外側主鉄筋または前記外側配力筋に係止されていることを特徴とする、配筋構造。
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