JP5949439B2 - 車両用フロアマット - Google Patents

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Description

本発明は、車両用フロアマットに関し、特に車両において運転席の足元の車体フロア上面に敷設される車両用フロアマットに関する。
下記特許文献1には、平坦部とこれを取囲む周縁部とを備え、周縁部の少なくとも一部に平坦部と一体に成形された肉厚部を備えたフロアマットが開示されている。このフロアマットでは、周縁部の肉厚部によって十分な剛性が得られるので、形状の保持性が向上される。このため、フロアマットにおいて自動車の進行方向や横方向のずれ上がりによるカールの発生が抑制される。
特開平10−217820号公報
しかしながら、前述のフロアマットが運転席の足元の車体フロア上面に敷設された後に自動車の進行方向にずれが生じると、周縁部の剛性の高い肉厚部が車両用ペダル例えばアクセルペダルと接触したり、肉厚部がアクセルペダルに引掛かることが懸念される。このため、アクセルペダルのペダル操作に影響を与える可能性があり、改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、車両用ペダルの操作性に与える影響を効果的に抑制又は排除することができる車両用フロアマットを得ることを目的とする。
請求項1に記載された発明に係る車両用フロアマットは、運転席の足元の車体フロア上面に敷設されたフロアマット本体と、フロアマット本体の前部側と一体に設けられると共に車両への敷設状態で車両用ペダルと車両上下方向に対向する箇所に配置され、フロアマット本体の硬度よりも硬度が低く設定されたペダル対向部と、フロアマット本体の前部側とは反対側の後部側と一体に設けられると共に、車両平面視でペダル対向部を通る対角線上となる箇所に、フロアマット本体の硬度よりも硬度が低く設定された非ペダル対向部と、を備えている。
請求項1に係る発明によれば、運転席の足元の車体フロア上面に敷設されるフロアマット本体は適度な剛性を有する硬度に設定可能とされ、形状の保持性を向上することができる。このフロアマット本体の前部側で車両用ペダルに対向する箇所にはペダル対向部が一体に設けられている。
ここで、フロアマット本体の硬度よりもペダル対向部の硬度が低く設定されている。例えば車両用フロアマットが車両走行中に車体フロアに対して車両前方側にずれて、ペダル対向部が車両用ペダルに接触しても、ペダル対向部は容易に変形される。従って、車両用ペダルのペダル操作が阻害されない。
また、請求項1に係る発明によれば、フロアマット本体の硬度よりも硬度が低く設定された非ペダル対向部がフロアマット本体の後部側と一体に設けられている。ここで、ペダル対向部を通る対角線上となる箇所に非ペダル対向部が設けられている。このため、例えば、間違えて車両用フロアマットを前後逆向きに敷設した場合、特にアクセルペダルと対向する箇所には非ペダル対向部が配置されるようになっている。ペダル対向部と同様に、非ペダル対向部の硬度はフロアマット本体の硬度よりも低く設定されている。従って、例えば車両用フロアマットが車両走行中に車体フロアに対して車両前方側にずれが生じて、非ペダル対向部がアクセルペダルに接触しても、非ペダル対向部は容易に変形される。従って、非ペダル対向部によってアクセルペダルのペダル操作が阻害されない。
請求項2に記載された発明に係る車両用フロアマットでは、請求項1において、車両用ペダルはアクセルペダルであり、アクセルペダルと車両幅方向に離間してブレーキペダルが配設されており、ペダル対向部は、車両幅方向にはアクセルペダルとの対向箇所からブレーキペダルとの対向箇所までを含む範囲に設けられると共に、車両前後方向にはアクセルペダルとの対向箇所から操作時に運転者の踵が置かれる箇所までを含む範囲に設けられている。
請求項2に係る発明によれば、ペダル対向部が、車両幅方向にはアクセルペダルとの対向箇所からブレーキペダルとの対向箇所までを含む範囲に拡張されており、車両前後方向にはアクセルペダルとの対向箇所から操作時に運転者の踵が置かれる箇所までを含む範囲に拡張されている。このため、例えば車両用フロアマットがアクセルペダル周りの広範囲にずれを生じても、アクセルペダルのペダル操作が阻害されない。
請求項3に記載された発明に係る車両用フロアマットでは、請求項1又は請求項2において、フロアマット本体及びペダル対向部が同種類のゴム製とされている。
請求項3に記載された発明によれば、フロアマット本体とペダル対向部とが同種類のゴム製であっても、双方の硬度が異なるので、フロアマット本体に対して容易に変形可能とされるペダル対向部を簡易に構成することができる。
請求項4に記載された発明に係る車両用フロアマットでは、請求項3において、フロアマット本体のショアA硬度は80以上90以下に設定されていると共に、ペダル対向部のショアA硬度は50以上60未満に設定されている。
請求項4に係る発明によれば、フロアマット本体のショアA硬度が高く設定されることで、フロアマット本体の剛性を高めることができる。一方、ペダル対向部のショアA硬度が低く設定されることで、ペダル対向部が容易に変形可能とされる。
請求項5に記載された発明に係る車両用フロアマットでは、請求項1〜請求項4のいずれか1項において、非ペダル対向部の車両幅方向に沿った幅がペダル対向部の同一方向に沿った幅よりも広く設定されている。
請求項5に記載された発明によれば、非ペダル対向部の幅がペダル対向部の幅よりも広く設定されている。仮に、非ペダル対向部の車両前後方向に沿った長さがペダル対向部の同一方向に沿った長さと同一に設定された場合、車両平面視でペダル対向部の面積に対して非ペダル対向部の面積が大きくなる。このようにすれば、例えば、間違えて車両用フロアマットを前後逆向きに敷設した場合、車両用フロアマットの敷設位置が車両幅方向に安定せずに大きくずれが生じても、非ペダル対向部によってアクセルペダルのペダル操作が阻害されない。
請求項1に係る発明の車両用フロアマットは、ペダル操作に与える影響を効果的に抑制又は排除することができ、間違って前後逆向きに敷設した場合でも、ペダル操作に与える影響を効果的に抑制又は排除することができるという優れた効果を有する。
請求項2に係る発明の車両用フロアマットは、上記効果に加えて、アクセルペダル周りの広範囲のずれを許容することができるという優れた効果を有する。
請求項3に係る発明の車両用フロアマットは、同種類のゴム製品により簡易な構成とすることができるという優れた効果を有する。
請求項4に係る発明の車両用フロアマットは、同種類のゴム製品においてショアA硬度の数値を調整するだけの簡易な構成とすることができるという優れた効果を有する。
請求項5に係る発明の車両用フロアマットは、仮に前後逆向きに敷設した場合でも、アクセルペダル周りの広範囲のずれを許容することができるという優れた効果を有する。
上方側から下方側に向かって見た本実施の形態に係る車両用フロアマットの斜視図である。 車両平面視における車室内の運転席の足元の車体フロア及びこの車体フロアに敷設された車両用フロアマットの平面図である。 車両側面視における車体フロア及びこの車体フロアに敷設された車両用フロアマットの断面図である。 前後逆向きに車室内の車体フロアに敷設された車両用フロアマットの図2に対応する平面図である。
以下、図1〜図4を参照し、本発明に係る車両用フロアマットの実施の形態を説明する。なお、図において適宜示されている矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示している。また、矢印INは車両幅方向の内側を示している。
(車両用フロアマットの構成)
図3に示されるように、自動車の車室10内の下部には車体フロア50が配設されている。車体フロア50の運転席側には運転席シート56が装着されている。運転席シート56よりも車両前方側には、車室10と図示しないエンジンルームとの間を仕切るダッシュロアパネル52が配設されている。図2及び図3に示されるように、車室10内の運転席において車体フロア50上でダッシュロアパネル52の近傍には、アクセルペダル40及びブレーキペダル42が車両幅方向に離間して配置されている。本実施の形態では、右ハンドル車に本発明が適用された場合を説明しており、車両用ペダルとしてのアクセルペダル40は車両幅方向の外側に配置され、ブレーキペダル42はアクセルペダル40よりも車両幅方向の内側に配置されている。
図1〜図3に示されるように、運転席シート56の前方側の車体フロア50上、すなわち運転席の足元の車体フロア50上には、その領域を覆い、車両平面視で全体の輪郭形状が略矩形状をなすトレイ状の車両用フロアマット12が敷設されている。車両用フロアマット12は、水、雪、砂、泥等の汚れの原因となる物質を留め置き、車体フロア50の汚れを抑制又は防止する機能を備えている。車体フロア50への敷設状態で、車両用フロアマット12は、運転席の足元の車体フロア50上に敷設されたフロアマット本体14と、図1及び図2において符号Aを付して破線で囲まれた箇所であってアクセルペダル40と車両上下方向に対向する箇所に配置されたペダル対向部26とを備えている。このペダル対向部26はフロアマット本体14の前部側と一体に設けられている。
更に、車両用フロアマット12には、図2に示されるように、車両平面視でペダル対向部26を通る対角線D上となる箇所に配置されると共に、図1及び図2において符号Bを付して破線で囲まれた箇所に配置された非ペダル対向部28が設けられている。非ペダル対向部28は、フロアマット本体14の前部側とは反対側の後部側に一体に設けられており、アクセルペダル40には対向していない。なお、対角線Dは、車両用フロアマット12を矩形状としたときの対角線という意味であり、実存するものではなく、本実施の形態の理解を助けるための仮想線である。
図1及び図2に示されるように、フロアマット本体14の車両前後方向の中間部から前方側には第1平坦部20が設けられている。この第1平坦部20の上面には、車両前後方向に沿って延設された細長い第1凹部(溝部)20Aと、第1凹部20Aよりも幅が狭く長さが短い第2凹部(溝部)20Bとが車両幅方向に交互に設けられている。また、第1平坦部20の車両幅方向の内側であって前部側には車両前方側に向かって車両上方側に傾斜されたフットレスト対向部24が一体に設けられている。ブレーキペダル42の車両幅方向の内側には例えば車体フロア50に図示しないフットレストが配置されており、このフットレストに対向する箇所にフットレスト対向部24が設けられている。フットレスト対向部24の上面には、車両前後方向に沿って延設されると共に車両幅方向に一定間隔で配置された複数の細長い凸部24Aが設けられている。一方、フロアマット本体14の車両前後方向の中間部から後方側には第1平坦部20に比べて表面の高さが若干低く設定された第2平坦部22が設けられている。この第2平坦部22の上面には、車両前後方向に沿って延設されると共に車両幅方向に一定間隔で複数配置された細長い凸部22Aが設けられている。
上記第1凹部20A及び第2凹部20Bは第1平坦部20の剛性を高める機能を有し、凸部24Aはフットレスト対向部24の剛性を高める機能を有している。また、凸部22Aは第2平坦部22の剛性を高める機能を有している。更に、上記第1凹部20A及び第2凹部20Bは第1平坦部20の表面上に汚れの原因となる物質を留め難い構造とされている。また、凸部22Aはその周囲の第2平坦部22の表面上に上記物質を積極的に留め易い構造とされており、この凸部22Aの箇所に例えば運転者のズボンの裾が接触するようになっており、裾の汚れが防止可能とされている。
本実施の形態に係る車両用フロアマット12は例えば寒冷地仕様のトレイ型とされている。このため、図1及び図2に示されるように、フロアマット本体14の外周部には、前部側を除き、車両上方側に立設された縦壁16が一体に設けられている。縦壁16の剛性を高めて形状の保持性を向上するために、縦壁16の上端にはそれよりも周囲に突出されたフランジ部18が一体に設けられている。一方、フロアマット本体14のフットレスト対向部24の前部端からペダル対向部26の前部端にわたっては、縦壁16が設けられておらず、フランジ部18のみが設けられている。
フロアマット本体14は剛性を確保すべくハードエリアとして構成されている。従って、フロアマット本体14は例えば耐熱性、耐老化性、耐摩耗性等に優れた合成ゴムであるスチレンブタンジエンゴム(SBR)等によって形成されており、フロアマット本体14のショアA硬度は80〜90好ましくは85に設定されている。一般的な黒ゴムのショアA硬度が60〜70とされているので、フロアマット本体14のショアA硬度は黒ゴムのショアA硬度よりも高い値とされている。なお、フロアマット本体14は熱プレス加工により製作されている。
ペダル対向部26は柔軟性を確保すべくソフトエリアとして構成されている。図2及び図3に示されるように、ペダル対向部26は、車両用ペダルとしてのアクセルペダル40と対向する箇所に少なくとも設けられている。詳細に説明すれば、ペダル対向部26は、車両幅方向には、アクセルペダル40との対向箇所からブレーキペダル42との対向箇所までを含む範囲に設けられている。すなわち、図2に示されるように、ペダル対向部26の車両幅方向に沿った幅W1は、フロアマット本体14の車両幅方向の外側端から、アクセルペダル40及びブレーキペダル42との対向箇所を含む寸法に設定されている。また、ペダル対向部26は、車両前後方向には、アクセルペダル40との対向箇所からこのアクセルペダル40の操作時に運転者の靴60の踵62(図3参照)が置かれる箇所Pまでを含む範囲に設けられている。好ましくは、箇所Pよりも更に数センチ程度、車両後方側までペダル対向部26が設けられている。すなわち、ペダル対向部26の車両前後方向に沿った長さL1は、ペダル対向部26の前部端からアクセルペダル40との対向箇所を含み踵62が置かれる箇所Pまでの寸法に設定されている。
本実施の形態では、ペダル対向部26はフロアマット本体14と同種類の合成ゴム製とされており、ペダル対向部26の硬度がフロアマット本体14の硬度よりも低く設定されている。ここでは、ペダル対向部26のショアA硬度は50〜60未満好ましくは55に設定されており、ペダル対向部26のショアA硬度は黒ゴムのショアA硬度よりも低い値とされている。また、本実施の形態に係る車両用フロアマット12では、フロアマット本体14の平均的な厚さに対してペダル対向部26の平均的な厚さが略同一とされており、ショアA硬度の違いによってペダル対向部26が容易に変形可能とされている。表現を換えれば、ペダル対向部26の柔軟性が高められている。更に、ペダル対向部26は、フロアマット本体14の第1平坦部20の第1凹部20A、第2凹部20B及び第2平坦部22の凸部22A等、剛性を高めるための凹凸部位が設けられていないフラットな構成とされている。つまり、ペダル対向部26の柔軟性がより一層高められている。
非ペダル対向部28は、ペダル対向部26と同様に、柔軟性を確保すべくソフトエリアとして構成されている。図2及び図3に示されるように、非ペダル対向部28の車両前後方向の長さL2はペダル対向部26の長さL1と略同一とされている。また、非ペダル対向部28の車両幅方向の幅W2は基本的にはペダル対向部26の幅W1よりも広く設定されている。本実施の形態では、非ペダル対向部28の幅W2がフロアマット本体14の車両幅方向の幅と略同一とされている。例えば、非ペダル対向部28の幅W2はペダル対向部26の幅W1に比べて2〜3倍程度広く設定されている。このため、ペダル対向部26の面積に対して非ペダル対向部28の面積が2〜3倍程度大きくなっている。また、本実施の形態では、非ペダル対向部28はペダル対向部26と同様にフロアマット本体14と同種類の合成ゴム製とされており、非ペダル対向部28の硬度(ショアA硬度)はペダル対向部26の硬度(ショアA硬度)と同等とされている。また、非ペダル対向部28は、ペダル対向部26と同様に、剛性を高めるための凹凸が設けられていないフラットな構成とされている。
非ペダル対向部28の後端部でかつ車両幅方向の外側及び中間部には、表面側から裏面側(車体フロア50側)に貫通されると共に車両平面視で略円形とされた装着穴30A、30Bが設けられている。図3に示されるように、装着穴30A、30Bの各々には車体フロア50の表面に取付けられた回転ノブ54が通されるようになっている。回転ノブ54が装着穴30A、30Bの各々に通されることによって、車体フロア54における車両用フロアマット12の位置決めがなされる。また、回転ノブ54のノブ54Aを回転させることによって、車体フロア50とノブ54Aとの間に非ペダル対向部28が挟込まれ、車体フロア50に車両用フロアマット12が固定されるようになっている。なお、回転ノブ54は装着穴30A、30Bの各々に嵌合されるクリップであってもよい。
(本実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態に係る車両用フロアマット12では、運転席の足元の車体フロア50上に敷設されたフロアマット本体14は適度な剛性を有する硬度に設定可能とされ、形状の保持性を向上することができる。このフロアマット本体14の前部側で車両用ペダルと対向する箇所にはペダル対向部26が一体に設けられている。
ここで、フロアマット本体14の硬度よりもペダル対向部26の硬度が低く設定されている。例えば車両用フロアマット12が車両走行中に車体フロア50に対して車両前方側にずれて、ペダル対向部26が車両用ペダルに接触しても、ペダル対向部26は容易に変形される。このため、車両用ペダルのペダル操作が阻害されない。
従って、本実施の形態に係る車両用フロアマット12によれば、車両用ペダルのペダル操作に与える影響を効果的に抑制又は排除することができるという優れた効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係る車両用フロアマット12では、ペダル対向部26が、車両幅方向にはアクセルペダル40との対向箇所からブレーキペダル42との対向箇所までを含む範囲に拡張されている。また、ペダル対向部26が、車両前後方向にはアクセルペダル40との対向箇所から運転者の踵62が置かれる箇所Pまでを含む範囲に拡張されている。例えば車両用フロアマット12が車両走行中に車体フロア50に対して広範囲のずれを生じて、アクセルペダル40にペダル対向部26が接触しても、ペダル対向部26は容易に変形される。このため、アクセルペダル40のペダル操作が阻害されない。
従って、本実施の形態に係る車両用フロアマット12によれば、上記効果に加えて、アクセルペダル40周りの広範囲のずれを許容することができる。
更に、本実施の形態に係る車両用フロアマット12では、フロアマット本体14とペダル対向部26とが同種類のゴム製であっても、双方の硬度が異なるので、フロアマット本体14に対して柔軟性を有するペダル対向部26を簡易に構成することができる。
また、本実施の形態に係る車両用フロアマット12では、フロアマット本体14のショアA硬度は高く設定されると共に、ペダル対向部26のショアA硬度は低く設定されている。ここで、フロアマット本体14のショアA硬度が高く設定されることで、フロアマット本体14を硬くすることができる。一方、ペダル対向部26のショアA硬度が低く設定されることで、ペダル対向部26が容易に変形可能とされる。従って、本実施の形態に係る車両用フロアマット12によれば、同種類のゴム製品においてショアA硬度の数値を調整するだけの簡易な構成とすることができる。
更に、本実施の形態に係る車両用フロアマット12では、フロアマット本体14の硬度よりも硬度が低く設定された非ペダル対向部28がフロアマット本体14の後部側に一体に設けられている。このため、図4に示されるように、例えば、間違えて車両用フロアマット12を前後逆向きに敷設した場合であっても、特にアクセルペダル40と対向する箇所には非ペダル対向部28が配置されるようになっている。ペダル対向部26と同様に、非ペダル対向部28の硬度はフロアマット本体14の硬度よりも低く設定されている。従って、例えば車両用フロアマット12が車両走行中に車体フロア50に対してずれを生じて、非ペダル対向部28が特にアクセルペダル40に接触しても、非ペダル対向部28は容易に変形可能とされる。このため、非ペダル対向部28によってはペダル操作が阻害されない。
従って、本実施の形態に係る車両用フロアマット12によれば、間違って前後逆向きに敷設した場合でも、ペダル操作に与える影響を効果的に抑制又は排除することができる。
また、本実施の形態に係る車両用フロアマット12では、非ペダル対向部28の幅W2がペダル対向部26の幅W1に比べて広く設定されている。仮に、非ペダル対向部28の車両前後方向に沿った長さL2がペダル対向部26の同一方向に沿った長さL1と同一に設定された場合、車両平面視でペダル対向部26の面積に対して非ペダル対向部28の面積が大きくなる。このため、例えば、間違えて車両用フロアマット12を前後逆向きに敷設した場合、車両用フロアマット12の車両幅方向の非対称性から、車両用フロアマット12の敷設位置が車両幅方向に安定せずに大きくずれが生じても、非ペダル対向部28によってアクセルペダル40のペダル操作が阻害されない。従って、本実施の形態に係る車両用フロアマット12によれば、仮に前後逆向きに敷設した場合でも、アクセルペダル40周りの広範囲のずれを許容することができる。
(第1変形例)
図示を省略するが、第1変形例に係る車両用フロアマット12では、ペダル対向部26、非ペダル対向部28のそれぞれの厚さがフロアマット本体14の厚さに対して薄く設定されている。ここで、フロアマット本体14の硬度よりもペダル対向部26及び非ペダル対向部28の硬度が低く設定されているので、厚さが薄い分、ペダル対向部26及び非ペダル対向部28がより一層容易に変形可能となる。このため、第1変形例に係る車両用フロアマット12では、ペダル操作に与える影響をより一層効果的に抑制又は排除することができる。
なお、第1変形例に係る車両用フロアマット12では、フロアマット本体14の厚さに対してペダル対向部26の厚さが薄く設定されると共に、フロアマット本体14の硬度に対してペダル対向部26の硬度が略同一であってもよい。この場合でも、ペダル対向部26は容易に変形可能とされる。
(第2変形例)
第2変形例に係る車両用フロアマット12では、フロアマット本体14、ペダル対向部26、非ペダル対向部28の各々が、SBR以外の合成ゴムにより形成されている。例えば、合成ゴムには、ブタンジエンゴム(BR)、アクリロニトルブタンジエンゴム(NBR)及びイソプレンゴム(IR)から選択される少なくともいずれか1つを使用することができる。また、合成ゴム以外にも、熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー及び熱硬化性樹脂から選択される少なくともいずれか1つを使用することができる。
[上記実施の形態の補足説明]
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本発明には以下の変形例が含まれる。上記実施の形態では、車両としてオートマチック車の運転席に車両用フロアマットを装着した場合を説明しているので、クラッチペダルが示されていない。本発明に係る車両用フロアマットはクラッチペダルを備えたマニュアル車にも適用可能である。勿論、左ハンドル車にも本発明は適用可能である。
また、上記実施の形態では車両用フロアマットがトレイ型とされていたが、本発明は、図1及び図2に示された縦壁16の高さが低い、或いは実質的にこれらの縦壁16が存在しない車両用フロアマットとしてもよい。更に、本発明は、車両用フロアマットのフロアマット本体、ペダル対向部、非ペダル対向部の各々を少なくとも2種類以上の材料により製作可能である。
10 車室
12 車両用フロアマット
14 フロアマット本体
26 ペダル対向部
28 非ペダル対向部
40 アクセルペダル(車両用ペダル)
42 ブレーキペダル
50 車体フロア
56 運転席シート

Claims (5)

  1. 運転席の足元の車体フロア上面に敷設されたフロアマット本体と、
    前記フロアマット本体の前部側と一体に設けられると共に車両への敷設状態で車両用ペダルと車両上下方向に対向する箇所に配置され、前記フロアマット本体の硬度よりも硬度が低く設定されたペダル対向部と、
    前記フロアマット本体の前記前部側とは反対側の後部側と一体に設けられると共に、車両平面視で前記ペダル対向部を通る対角線上となる箇所に、前記フロアマット本体の硬度よりも硬度が低く設定された非ペダル対向部と、
    を備えた車両用フロアマット。
  2. 前記車両用ペダルはアクセルペダルであり、
    当該アクセルペダルと車両幅方向に離間してブレーキペダルが配設されており、
    前記ペダル対向部は、車両幅方向には前記アクセルペダルとの対向箇所から前記ブレーキペダルとの対向箇所までを含む範囲に設けられると共に、車両前後方向には前記アクセルペダルとの対向箇所から操作時に運転者の踵が置かれる箇所までを含む範囲に設けられている請求項1に記載の車両用フロアマット。
  3. 前記フロアマット本体及び前記ペダル対向部は同種類のゴム製とされている請求項1又は請求項2に記載の車両用フロアマット。
  4. 前記フロアマット本体のショアA硬度は80以上90以下に設定されていると共に、前記ペダル対向部のショアA硬度は50以上60未満に設定されている請求項3に記載の車両用フロアマット。
  5. 記非ペダル対向部の車両幅方向に沿った幅が前記ペダル対向部の同一方向に沿った幅よりも広く設定されている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両用フロアマット。
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