JP5948179B2 - エアバッグ装置及びエアバッグのラッピング方法 - Google Patents

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本発明は、車輌に搭載するエアバッグ装置に関するものであり、またエアバッグ装置に用いられるエアバッグのラッピング方法に関するものである。特に、コンパクトに折り畳んだエアバッグに対して、折畳み形態を維持する被覆布を施したエアバッグ装置、及び被覆布を用いたエアバッグのラッピング方法に関するものである。
エアバッグ装置は、車両の衝突時にエアバッグが膨張展開して、運転席や助手席等に搭乗した乗員を拘束することで、乗員に対する安全性の確保を行うことを目的として用いられている。
そのため、エアバッグ装置では、車両の衝突時にエアバッグが膨張展開したときのエアバッグの容積として、乗員を充分に拘束できる大きな容積を占め得ることが求められている。しかも、エアバッグをエアバッグ装置内に収納する際には、コンパクトに折畳まれた状態が維持されることが求められている。
コンパクトに折畳まれたエアバッグの折畳み形態を維持するため、被覆布を用いて折畳んだエアバッグをラッピングしておくことが多用されている。エアバッグの折畳み作業としては、機械による折畳み作業や手作業による折畳み作業が採用されている。手作業で行う折畳み作業では、長尺で平板状に形成された折畳み用の治具が用いられている。
折畳み用の治具を用いることで、エアバッグを折畳むときの折畳み位置を規定したり、折畳んだ状態が崩れないように抑えておいたりすることができる。折畳み用の治具を用いてエアバッグを折畳む折畳み方法が開示されているものとしては、エアバッグ装置及びエアバッグの折畳み方法(特許文献1参照)などがある。
特許文献1に記載されたエアバッグの折畳み方法では、折畳み用の治具を用いてエアバッグの折畳みを行っている。そして、折畳んだエアバッグに対して、シート(本願発明の被覆布に相当)を用いたラッピングを施している。
特開2012−30617号公報
特許文献1に記載された発明には、シートで折畳んだエアバッグをラッピングするときに、エアバッグの折畳み部の間に挿入されている折畳み用の治具をどのように処理しているのかは明記されていない。
シートでエアバッグをラッピングした最終状態が、図面に記載されているので、この状態が記載された図面から推測すると、エアバッグの折畳み部の間に挿入されていた折畳み用の治具を引き抜いた後に、シートを用いてラッピングを施しているものと考えられる。このように考えると、所定の形状に折畳み終えたエアバッグから折畳み用の治具を引き抜いてから、シートによるラッピングが完了するまでの間、エアバッグの折畳み形状を崩さないように保持しておくことが必要になる。
その結果、エアバッグの折畳み形状を崩さないように保持しておく工程が増えることに
なり、製造工程数が増加する一因になってしまう。
本願発明では、被覆布で折畳んだエアバッグを覆うときに、エアバッグの折畳み部の間に挿入されている折畳み用治具を効率的に処理することができ、エアバッグに折畳み用治具が挿入された状態あっても、折畳んだエアバッグを被覆布によって被覆することができ、このようにして被覆されたエアバッグを有するエアバッグ装置及び被覆布で被覆するためのエアバッグのラッピング方法を提供することにある。
本願発明の課題は、請求項1〜3に記載されたエアバッグ装置の発明及び請求項4に記載されたエアバッグのラッピング方法により達成することができる。
即ち、本願発明におけるエアバッグ装置は、折畳まれたエアバッグが被覆布で被覆されているエアバッグ装置であって、前記折畳まれたエアバッグの両端面をそれぞれ覆う前記被覆布の各端面被覆部において、少なくとも一方の端面被覆部には、前記エアバッグを折畳むときに用いた折畳み用治具を抜き去ることのできる開口が形成されていることを最も主要な特徴としている。
また、本願発明におけるエアバッグ装置では、前記開口の形成位置が、前記折畳み用治具を差し込んでいた前記エアバッグの位置に略一致していることを主要な特徴としている。
更に、本願発明におけるエアバッグ装置では、前記被覆布には、前記エアバッグの折畳み状態を外部から視認できる確認部が形成されていることを主要な特徴としている。
本願発明におけるエアバッグのラッピング方法は、エアバッグ装置に用いられる折畳まれたエアバッグのラッピング方法であって、折畳む前のエアバッグに、長尺状の折畳み用治具を当てて前記エアバッグを折畳むこと、
前記折畳まれたエアバッグを被覆する被覆布として、折畳まれたエアバッグの両端面をそれぞれ覆う第1端面被覆部及び第2端面被覆部と、前記折畳まれたエアバッグの側面を覆う側面被覆部と、を有する被覆布を用いること、前記第1端面被覆部及び第2端面被覆部における少なくとも一方には、前記折畳み用治具を前記エアバッグ側から抜き去ることのできる開口が形成されていること、
前記エアバッグの端面から突出している前記折畳み用治具との干渉を避けて、前記開口が形成されている前記第1端面被覆部又は前記第2端面被覆部で、前記エアバッグの一方の端面を覆うこと、前記エアバッグの端面から突出している前記折畳み用治具との干渉を避けて、前記第2端面被覆部又は前記第1端面被覆部で、前記エアバッグの他方の端面を覆うこと、
前記エアバッグの両端面がそれぞれ前記第1端面被覆部及び第2端面被覆部で覆われた状態から、前記折畳まれたエアバッグの側面を前記側面被覆部で覆い、前記側面被覆部を前記被覆布に固定すること、前記折畳み用治具を前記被覆布で被覆された前記エアバッグから前記開口を通って抜き去ること、を他の最も主要な特徴としている。
本願発明では、エアバッグを折畳むときに用いた折畳み用治具を、折畳まれたエアバッグから抜き去ることなく、折畳まれたエアバッグ内に折畳み用治具を挿入したままの状態で、エアバッグに対して被覆布を容易にラッピングさせることができる。そして、エアバッグの端面を少なくとも最初に覆う端面被覆部には開口が形成されているので、この開口を通して折畳み用治具を移動させることができる。
これによって、折畳まれたエアバッグの折畳み形状を崩すことなく、エアバッグの端面
から突出している折り畳み用治具との干渉を避けた状態で、エアバッグの一方の端面に対して、一方の端面被覆部で容易にラッピングすることができる。
エアバッグの端面から突出している折り畳み用治具との干渉を避ける方法としては、折畳み用治具を突出している端面内に押し込んで、一方の端面から折畳み用治具が突出していない状態にする方法を採用することができる。また、一方の端面を覆う端面被覆部に形成した開口を利用して、この開口のところで端面被覆部が伸び易い状態になっているのを利用することができる。即ち、一方の端面から突出している折畳み用治具に開口を引っ掛けることで、一方の端面から突出している折畳み用治具を開口内に挿入させてしまう方法を採用することができる。
一方の端面から突出している折畳み用治具に開口を引っ掛ける場合には、一方の端面から突出している折畳み用治具の突出量が小さくなるように、折畳み用治具を押圧しておくこともできる。
このようにして、エアバッグの端面に対して、一方の端面被覆部によって容易にラッピングすることができる。そして、次に被覆布でラッピングしていないエアバッグの他方の端面内に折畳み用治具を押し込むことで、この他方の端面に対しても他方の端面被覆部でラッピングすることができる。
他方の端面から突出している折畳み用治具に対しても、一方の端面から突出している折畳み用治具に対して行ったと同様の方法で、エアバッグの端面から突出している折り畳み用治具との干渉を避けることができる。即ち、他方の端面から突出している折畳み用治具の突出量が小さいときには、直接開口を他方の端面から突出している折畳み用治具に引っ掛けることができる。他方の端面から突出している折畳み用治具の突出量が大きいときには、他方の端面から突出していた折畳み用治具をエアバッグ内に押し込ませて、他方の端面から突出している折畳み用治具の突出量を小さくさせたり、突出量をなくしたりすることができる。
エアバッグの他方の端面から突出していた折畳み用治具をエアバッグ内に押し込む際には、エアバッグの一方の端面をラッピングしている一方の端面被覆部に形成した開口から折畳み用治具外部は、外部に突出していくことになるので、折畳み用治具の移動が妨げられることはない。
そして、エアバッグの両端面をそれぞれ端面被覆部でラッピングした後に、エアバッグの側面を被覆布の側面被覆部でラッピングすることができる。しかも、エアバッグの側面を側面被覆部でラッピングするときにも、折畳み用治具はエアバッグ内に挿入された状態になっているので、エアバッグの折畳み状態が崩れるのを防止しておくことができる。被覆布でエアバッグをラッピングした後では、折畳み用治具をエアバッグから抜き去ることができる。
本願発明において、開口の形成位置が、折畳み用治具を差し込んでいたエアバッグの位置に略一致している状態とは、折畳み用治具をエアバッグから抜き去ることのできる位置に開口が配設されていた状態をいう。そのため、折畳み用治具をエアバッグから抜き去った後において、例えば、エアバッグの形を整形するために、エアバッグの側面を押圧して形を整えた後で、折畳み用治具を差し込んでいたエアバッグの位置と開口の位置とが完全に一致していない状態になったとしても、本願発明では、折畳み用治具を差し込んでいたエアバッグの位置と開口の位置とが略一致している状態に包含されるものである。
また、例えば、側面被覆部による被覆状態がきつめに被覆された場合等において、折畳
み用治具をエアバッグから抜き去った後で、折畳み用治具を差し込んでいたエアバッグの位置と開口の位置とが完全に一致していない状態になったとしても、本願発明では、折畳み用治具を差し込んでいたエアバッグの位置と開口の位置とが略一致している状態に包含されるものである。
このように、折畳み用治具を抜き去ることのできる開口を、エアバッグの両端面をそれぞれ覆う端面被覆部に形成しておくことも、一方の端面被覆部にだけ形成しておくこともできる。また、被覆布には、エアバッグの折畳み状態を外部から視認できる確認部を形成しておくことができる。
確認部を被覆布に形成しておくことによって、被覆布でラッピングされたエアバッグの折畳み状態を外部から確認することができるようになる。しかも、エアバッグの折畳み状態を確認しながら被覆布でラッピングされたエアバッグをエアバッグ装置に装着することができる。
尚、被覆布には、従来から行われているようにエアバッグが膨張展開するときにラッピング状態を容易に破断することができるように、破断線等を施しておくことができる。
エアバッグの裏面側を上に向けた状態で、折畳み用治具をエアバッグに載置した状態を示す斜視図である。(実施例) エアバッグの表面側を上に向けた状態における、折畳まれたエアバッグと折畳み用治具の配置状態を示す斜視図である。(実施例) 被覆布でラッピングされたエアバッグを示す斜視図である。(実施例)
本願発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて、以下において具体的に説明する。本願発明に係わるエアバッグ装置の構成及びエアバッグのラッピング方法の構成としては、以下において説明を行うが、以下で説明する形状、構成以外にも本願発明の課題を解決することができる形状、構成であれば、それらの形状、構成を採用することができるものである。
エアバッグ1は、1枚あるいは複数枚の基布を縫い合わせて袋状に構成されており、袋状の内側が気室として形成されている。そして、図1に示すように、エアバッグ1は、エアバッグ1を収納する図示せぬケース体の収納部における両側方向の寸法に合せて、所定の幅寸法となるように、帯状に折畳まれている。帯状に折畳まれたエアバッグ1は、上下に重なるジグザグ状に折畳まれたり、ロール状に折畳まれたりする。
帯状に折畳まれたエアバッグ1を、ジグザグ状やロール状に折畳むとき、折畳む基準となるとともに、折畳まれたエアバッグ1が崩れないようにするため、折畳み用治具7が用いられる。図1では、帯状に折畳まれたエアバッグ1の裏面側に折畳み用治具7を載置した状態を示している。折畳み用治具7は、長尺状の平板として構成されており、折畳み用治具7の長さ寸法は、帯状に折畳まれたエアバッグ1の幅寸法よりも長い長さ寸法に構成されている。
尚、折畳み用治具としては、帯状に折畳まれたエアバッグ1の幅寸法と略同じ長さ寸法に構成しておくことも、エアバッグ1の幅寸法に対して二分割された二本の治具として構成しておくこともできる。二本の治具として構成した場合には、エアバッグ1の両端部にそれぞれ折畳み用治具を配置し、一対の折畳み用治具間は、互いに離間した状態に配しておくこともできる。
エアバッグ1の底部側には、エアバッグ1をラッピングする被覆布2が重ねられた状態でエアバッグ1に縫い合わされている。また、図示例を省略しているが、エアバッグ1の底部側には補助布等を必要に応じて縫い合わせておくこともできる。エアバッグ1及び被覆布2には、ガス導入部を構成する円孔状に形成されたガス発生器用の取付口8が形成されており、取付口8を取り囲んだ部位には、取り付け用のボルト9が複数配されている。
被覆布2は、例えばナイロン製の織布から構成されており、シリコンゴムなどがコーティングされていない、所謂ノンコートのシート状物として構成されている。エアバッグ1を構成する基布としては、非通気性の可撓性材料を用いて構成しておくことができる。例えば、内側がシリコンゴムなどでコーティングされたナイロン製の基布パネル等を用いて、エアバッグ1の基布を構成しておくことができる。
被覆布2には、従来から行われているようにエアバッグが膨張展開するときにラッピング状態を容易に破断することができるように、図示せぬ破断線等を施しておくことができる。
被覆布2には、折畳まれたエアバッグ1の両端面1a、1bをそれぞれ被覆する第1端面被覆部3と第2端面被腹部4とが形成されており、また、折畳まれたエアバッグ1の側面1cを被覆する側面被覆部5が形成されている。第1端面被覆部3及び第2端面被覆部4には、折畳み用治具7を挿通させる開口3a、4aが形成されている。
開口3a、4aの形状としては、折畳み用治具7の断面形状と同じような形状に形成しておくことができる。また、開口3a、4aの形成方向は、帯状に折畳まれた状態から更に折畳み用治具7を用いてエアバッグ1を折畳んだ最終形態において、最終形態となったエアバッグ1の一方の端面1a内に折畳み用治具7を押し込んだ状態で、この一方の端面1aを第1端面被覆部3で覆ったときにおいて、折畳み用治具7の端部側の端面に対して開口3aの形状が対峙するように、第1端面被覆部3の部位に開口3aを形成しておくことができる。
折畳み用治具7を挿通させる開口は、図1、図2に示すように、第1端面被覆部3及び第2端面被覆部4にそれぞれ形成しておくことも、図示例を省略しているが、第1端面被覆部3又は第2端面被覆部4の一方に形成しておくこともできる。
図2では、帯状に折畳まれたエアバッグ1を更にロール状に折畳んだ形状を示しているが、帯状に折畳まれたエアバッグ1を更にジグザグ状に折畳んだ形状にすることもできる。あるいは、例えば、ロール状に折畳んだ途中からジグザグ状に折畳むことも、ジグザグ状に折畳んだ途中からロール状に折畳むことなどで行うことができる。即ち、従来から公知の折畳み方法を用いて、折畳むことができる。
帯状に折畳まれたエアバッグ1を更に折畳んで最終形状に折畳まれた状態から、例えば、折畳み用治具7の一端部7aを折畳まれたエアバッグ1の一方の端面1a内に押し込んでいくことができる。この状態にしても、折り畳み用治具7は、エアバッグ1内に差し込まれた状態になっているので、エアバッグ1の折畳み形状を崩すことはない。そして、この状態にすると、折畳み用治具7の一端部7aは、折畳まれたエアバッグ1の一方の端面1aから突出していない状態となり、折畳み用治具7に邪魔されることなく、この一方の端面1aを第1端面被覆部3で被覆することができる。
また、一方の端面1aから突出している折畳み用治具7の突出量が小さいときには、あるいは、折畳み用治具7の突出量が小さくなるように、折畳み用治具7の一端部7aを折畳まれたエアバッグ1の一方の端面1a内に押し込むことができる。そして、一方の端面1aから突
出している折畳み用治具7の突出量を小さくすることができる。
このようにして、一方の端面1aから突出している折畳み用治具7の突出量が小さいときには、一方の端面1aを覆う第1端面被覆部3に形成した開口3aを利用して、この開口3aのところで第1端面被覆部3が伸び易い状態になっている状態を使うことができる。そして、一方の端面1aから突出している折畳み用治具7に開口3aを引っ掛けることで、開口3a内に一方の端面1aから突出している折畳み用治具7の一端部7aを挿入することができる。
このように、エアバッグ1の一方の端面1aを第1端面被覆部3で被覆した後、折畳み用治具7の他端部7bをエアバッグ1の他方の端面1b内に押し込んでいくことができる。この状態にしても、折り畳み用治具7は、エアバッグ1内に差し込まれた状態になっているので、エアバッグ1の折畳み形状を崩すことはない。
折畳み用治具7の他端部7bをエアバッグ1の他方の端面1b内に押し込むと、折畳み用治具7の一端部7a側は、第1端面被覆部3に形成した開口3aを通って、エアバッグ1の外部に突出することができる。即ち、第1端面被覆部3に開口3aを形成しておくことによって、折畳み用治具7の他端部7bをエアバッグ1の他方の端面1b内に押し込む操作を容易に行うことができる。
そして、折畳み用治具7の他端部7bがエアバッグ1の他方の端面1b内に押し込まれた状態になると、折畳み用治具7の他端部7bは、折畳まれたエアバッグ1の他方の端面1bから突出していない状態となり、折畳み用治具7に邪魔されることなく、この他方の端面1bを第2端面被覆部4で被覆することができる。
尚、折畳み用治具7の他端部7bが、エアバッグ1の他方の端面1bから小さく突出しているときには、他方の端面1bを覆う第2端面被覆部4に形成した開口4aを利用し、この開口4aのところで第2端面被覆部4が伸び易い状態になっているのを利用することができる。そして、他方の端面1bから突出している折畳み用治具7の他端部7bに開口4aを引っ掛けることで、開口4a内に他方の端面1bから突出している折畳み用治具7の他端部7bを挿入することができる。
エアバッグ1の両端面1a、1bをそれぞれ第1端面被覆部3と第2端面被覆部4とによって被覆した後、折畳み用治具7の両端部7a,7bがそれぞれ第1端面被覆部3の開口3a、第2端面被覆部4の開口4aから外方に突出させておくことができる。他方の端面1bから折畳み用治具7の他端部7bが突出していない場合には、折畳み用治具7の一端部7a側をエアバッグ1内に押し込むと、折畳み用治具7の他端部7bは、第2端面被覆部4に形成した開口4aを通ってエアバッグ1の外側に突出させることができる。そして、折畳み用治具7の両端部7a、7bをそれぞれ第1端面被覆部3及び第2端面被覆部4から外側に突出した状態にすることができる。
この状態では、折畳み用治具7と第1端面被覆部3及び第2端面被覆部4とによって形状が保持された状態になっているので、被覆布2の側面被覆部5でエアバッグ1の側面1cを被覆する際にも、エアバッグ1の折畳み形状が崩れることはない。その結果、図3で示すように、被覆布2でエアバッグ1を確実に、しかも容易にラッピングすることができる。そして、被覆布2でエアバッグ1をラッピングした後に、第1端面被覆部3の開口3a又は第2端面被覆部4の開口4aを通って折畳み用治具7を抜き去ることができる。
被覆布2の一部に、エアバッグ1の折畳み状態を確認するための確認部6を形成しておくことができる。確認部6としては、例えば、図3に示すように直線状のマーキングを第1端面被覆部3と第2端面被覆部4とに施しておくことができる。エアバッグ1の折畳み状態
が崩れていると、マーキングは直線状の状態を呈さなくなるので、マーキングを確認することにより、エアバッグ1の折畳み状態を外部から容易に確認することができる。
確認部としては、マーキング以外にも、スリット状の溝等として形成しておくこともできる。
第2端面被覆部4に開口4aが形成されていないときには、エアバッグ1の他方の端面1bから折畳み用治具7の他端部7bが突出していない状態にしてから、第2端面被覆部4で他方の端面1bを覆うことができる。そして、側面被覆部5でエアバッグ1の側面1cを被覆した後に、第1端面被覆部3の開口3aまたは第2端面被覆部4の開口4aを通って折畳み用治具7を抜き去ることができる。
また、折畳み用治具7の長さ寸法を、帯状に折畳まれたエアバッグ1の幅寸法と略同じ長さ寸法に構成した場合には、折畳み用治具7の一端部7aに孔または紐を引っ掛けることができる切欠きを形成しておき、この孔内に紐を通しておいたり、切欠きに紐を引っ掛けておくことができる。そして、第1端面被覆部3でエアバッグ1の一方の端面1aを被覆するときには、折畳み用治具7の一端部7aに形成した孔に通した紐または切欠きに引っ掛けた紐を、第1端面被覆部3の開口3aを通して外部に引き出しておくことができる。エアバッグ1を被覆布2でラッピングし終わった後では、紐を引っ張ることによって、開口3aを通して折畳み用治具7を外部に引き去ることができる。
本願発明は、エアバッグ装置に対して好適に適用することができる。
1・・・エアバッグ、2・・・被覆布、3a・・・開口、4a・・・開口、6・・・確認部、7・・・折畳み用治具。

Claims (4)

  1. 折畳まれたエアバッグが被覆布で被覆されているエアバッグ装置であって、
    前記折畳まれたエアバッグの両端面をそれぞれ覆う前記被覆布の各端面被覆部において、少なくとも一方の端面被覆部には、前記エアバッグを折畳むときに用いた折畳み用治具を抜き去ることのできる開口が形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記開口の形成位置が、前記折畳み用治具を差し込んでいた前記エアバッグの位置に略一致していることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記被覆布には、前記エアバッグの折畳み状態を外部から視認できる確認部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
  4. エアバッグ装置に用いられる折畳まれたエアバッグのラッピング方法であって、
    折畳む前のエアバッグに、長尺状の折畳み用治具を当てて前記エアバッグを折畳むこと、
    前記折畳まれたエアバッグを被覆する被覆布として、折畳まれたエアバッグの両端面をそれぞれ覆う第1端面被覆部及び第2端面被覆部と、前記折畳まれたエアバッグの側面を覆う側面被覆部と、を有する被覆布を用いること、
    前記第1端面被覆部及び第2端面被覆部における少なくとも一方には、前記折畳み用治具を前記エアバッグ側から抜き去ることのできる開口が形成されていること、
    前記エアバッグの端面から突出している前記折畳み用治具との干渉を避けて、前記開口が形成されている前記第1端面被覆部又は前記第2端面被覆部で、前記エアバッグの一方の端面を覆うこと、
    前記エアバッグの端面から突出している前記折畳み用治具との干渉を避けて、前記第2端面被覆部又は前記第1端面被覆部で、前記エアバッグの他方の端面を覆うこと、
    前記エアバッグの両端面がそれぞれ前記第1端面被覆部及び第2端面被覆部で覆われた状態から、前記折畳まれたエアバッグの側面を前記側面被覆部で覆い、前記側面被覆部を前記被覆布に固定すること、
    前記折畳み用治具を前記被覆布で被覆された前記エアバッグから前記開口を通って抜き去ること、
    を特徴とするエアバッグのラッピング方法。
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