JP5946694B2 - 筆記具のクリップ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、筆記具のキャップや軸筒などに適用されるクリップ構造に関するものである。
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載された筆記具のクリップ構造が知られている。このクリップ構造は、筆記具の軸筒との間で物を挟むクリップ本体部と、クリップ本体部と軸筒とを連結して、クリップ本体部に挟持力を発生させる板バネとを備えている。この板バネの一端は、クリップ本体部の一部で固定され、板バネの弾性力によってクリップ本体部の先端を軸筒の外壁面側に付勢することで、クリップ本体部に狭持力を発揮させている。さらに、このクリップ構造において、軸筒側に設けられた回転軸は、クリップ本体部の基端側に形成された受容孔内に挿入され、この受容孔は、軸線に対して直交する方向に延在する長孔である。従って、クリップ本体部の基部側は、軸筒に対して近づいたり離れたりするような移動が可能であるので、クリップ本体部の基端側と軸筒との間の間隔を広げることで、厚い物をクリップ本体部の奥まで差し入れることができ、クリップ本体部と軸筒との間で厚い物を確実に挟むことができる。
特開2007−253329号公報
弾性部材で狭持力を発生させる一般的なクリップ構造では、厚い物を挟むとクリップ本体部が大きく開くことになり、弾性部材の変形量が大きくなってしまうので、弾性部材の弾性疲労や破損が発生し易く、クリップの機能が損なわれるおそれもある。そして、上記特許文献1のクリップ構造にあっても、厚い物を挟み易くはなっているが、板バネの変形量が緩和されるわけではなく、板バネの弾性疲労や破損の可能性は特に低減されない。
本発明は、クリップ本体に狭持力を発生させる部分の弾性疲労や破損を抑制することができる筆記具のクリップ構造を提供することを目的とする。
本発明は、回動自在なクリップ本体と、このクリップ本体を支持するクリップ支持体との間で、被挟持物を挟み込むようにした筆記具のクリップ構造であって、
クリップ本体の後部は、クリップ支持体に対して回動支点を中心に回動するように連結され、クリップ本体を付勢する引張り手段の一端は、回動支点より前側でクリップ本体に軸支され、引張り手段の他端は、回動支点より前側又は後側でクリップ支持体に軸支されていることを特徴とする。
この筆記具のクリップ構造においては、クリップ本体の先端側を指で持ち上げると、クリップ本体は、回動支点を中心に回動する。このとき、クリップ本体を付勢する引張り手段の一端は、回動支点より前側でクリップ本体に軸支され、引張り手段の他端は、回動支点より前側又は後側でクリップ支持体に軸支されているので、引張り手段の付勢力に抗してクリップ本体を、回動支点を中心に大きく開かせることができる。従って、クリップ本体を大きく開いた場合でも、クリップ本体に狭持力を発生させる部分(引張り手段)の弾性疲労や破損を抑制することができ、しかもクリップ本体自体の折れや割れをも防止することができる。
また、引張り手段は、シリンダ内に圧縮コイルバネが配置されると共に、シリンダからロッドが突出する。
このような構成を採用すると、圧縮コイルバネがシリンダ内に配置されているので、圧縮コイルバネが露出することなく、被挟持物に圧縮コイルバネが引っ掛かるような事態を回避させることができる。
また、引張り手段は、引張りコイルバネである。
このような構成を採用すると、構造の簡素化を図ることができる。
また、クリップ本体には、引張り手段が入り込む開口部又は凹部が形成されている。
このような構成を採用すると、クリップ本体とクリップ支持体との間に配置される引張り手段の設置スペースの拡大化が図られ、引張り手段の大型化を容易にする。
本発明によれば、クリップ本体に狭持力を発生させる部分の弾性疲労や破損を抑制することができる。
本発明に係る筆記具のクリップ構造が適用されたキャップの実施形態を示す斜視図である。 クリップ機構に係わる部分を半断面にして示された斜視図である。 図1に示されたキャップの側面図である。 図1に示されたキャップの縦断面図である。 クリップ本体を開いた状態を示す側面図である。 クリップ本体を開いた状態を示す断面図である。 本発明に係る筆記具のクリップ構造が適用されたキャップの第1の変形例を示す縦断面図である。 本発明に係る筆記具のクリップ構造が適用されたキャップの第2の変形例を示す縦断面図である。 本発明に係る筆記具のクリップ構造が適用されたキャップの第3の変形例を示す縦断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る筆記具のクリップ構造の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、ペン先側を「前方側」として以下説明する。
図1〜図4に示されるように、筆記具1は、リフィールが収容された軸筒(不図示)に対して着脱自在なキャップ2を有し、このキャップ2の後部にはクリップ3が設けられている。そして、筆記具1には、先端に玉部10eを有し、後端に指掛部10dを有するクリップ本体10と、クリップ本体10を支持するキャップ本体(クリップ支持体)11と、の間で、例えば、本や雑誌などの肉厚の被挟持物でも挟み込めるように構成されたクリップ構造が採用されている。
後端が閉鎖された円筒形状のキャップ本体11には、径方向に突出する第1の起立片11aが形成され、第1の起立片11aには、キャップ本体11の軸線Lに対して直交して左右に突出する第1の軸部(回動支点)12が設けられている。この軸部12は、クリップ本体10の両側壁10aの後部に形成された軸孔10f内に挿入され、これにより、クリップ本体10は、軸部12を介して回動自在に軸支される。
キャップ本体11には、第1の起立片11aより前側に位置する第2の起立片11bが形成され、第2の起立片11bには、キャップ本体11の軸線Lに対して直交して左右に突出する第2の軸部13が設けられている。この軸部13には、引張り手段の一例をなすバネ圧シリンダ機構20のシリンダ20aの基端の軸孔20e(図5参照)内に挿入され、バネ圧シリンダ機構20のロッド20bの先端に設けられた軸部14は、クリップ本体10の前側に設けられた軸孔10g内に挿入されている。これにより、バネ圧シリンダ機構20の先端は、第1の軸部12より前側でクリップ本体10に軸支され、バネ圧シリンダ機構20の基端は、第1の軸部12より前側でキャップ本体11に軸支される。
バネ圧シリンダ機構20は、圧縮コイルバネ20cが装填された円筒状のシリンダ20aと、一端がシリンダ20aから突出し、他端にバネ受け20dが設けられたロッド20bと、からなる。圧縮コイルバネ20cの前端は、シリンダ20aの先端の内壁面に当接し、圧縮コイルバネ20cの後端は、ロッド20bのバネ受け20dに当接する。これによって、ロッド20bは、圧縮コイルバネ20cにより常に後方に向かって付勢され続けることになる。
また、クリップ本体10の天壁10bには、バネ圧シリンダ機構20のシリンダ20a及びロッド20bが入り込む開口部10cが形成されている。このような構成を採用すると、クリップ本体10とキャップ本体11との間に配置されるバネ圧シリンダ機構20の設置スペースの拡大化が図られ、バネ圧シリンダ機構20の大型化を容易にする。
この筆記具1のクリップ構造においては、図5及び図6に示されるように、クリップ本体10の先端側を指で持ち上げるか又は、指掛部10dを指で押すと、クリップ本体10は、第1の軸部(回動支点)12を中心に回動する。このとき、ロッド20bが圧縮コイルバネ20cの付勢力に抗して伸びながら、バネ圧シリンダ機構20も、第2の軸部13を中心に回動する。
そして、圧縮コイルバネ20cの付勢力に抗してクリップ本体10を、第1の軸部12を中心に大きく開かせることができる。このように、クリップ本体10を大きく開いた場合でも、クリップ本体10に狭持力を発生させる部分(圧縮コイルバネ20c)の弾性疲労や破損を抑制することができ、しかもクリップ本体10自体の折れや割れをも防止することができる。
また、バネ圧シリンダ機構20では、圧縮コイルバネ20cがシリンダ20a内に配置されているので、圧縮コイルバネ20cが露出することなく、被挟持物に圧縮コイルバネ20cが引っ掛かるような事態を回避させることができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、図7に示されるように、クリップ本体10Aの天壁10bには、バネ圧シリンダ機構20が入り込む凹部Sが形成されてもよい。このような構成により、バネ圧シリンダ機構20を露出させることがなく、外観品質の向上に寄与し、しかも、バネ圧シリンダ機構20の設置スペースの拡大化が図られ、バネ圧シリンダ機構20の大型化を容易にする。
図8に示されるように、引張り手段の他の例として引張りコイルバネ22が利用されてもよい。この引張りコイルバネ22の後端の引掛け部22aは、第2の起立片11cに形成された第2の軸部13Aに回動自在に連結され、引張りコイルバネ22の前端の引掛け部22bは、第3の軸部14Aに回動自在に連結されてもよい。このような構成を採用すると、クリップ機構の構造の簡素化を図ることができる。
図9に示されるように、クリップ本体10Bを回動自在にする第1の軸部12の後方に第2の軸部13Bを設けても良い。そして、この第2の軸部13Bには、バネ圧シリンダ機構20のシリンダ20aの基端が回動自在に連結されている。なお、このような構成は、バネ圧シリンダ機構20に代えて前述した引張りコイルバネ22の適用も可能である。
引張り手段として、バネ圧シリンダ機構20のシリンダ20a内に、オイルやエアーなどを封入したダンパであってもよい。これによって、クリップ本体10をゆっくり戻すことができ、強力なバネを利用した場合でも、クリップ本体10による指挟みを回避させ易くなる。
回動支点としては、軸部12でなくとも、クリップ本体10の後部とキャップ本体(クリップ支持体)11とを薄肉片で連結してもよい。
クリップ支持体としては、中芯が装填された軸筒であってもよい。
1…筆記具 2…キャップ 3…クリップ 10,10A,10B…クリップ本体 10c…開口部 11…キャップ本体(クリップ支持体) 11a…第1の起立片 11b,11c…第2の起立片 12…第1の軸部(回動支点) 13,13A,13B…第2の軸部 14,14A…第3の軸部 20…バネ圧シリンダ機構(引張り手段) 20a…シリンダ 20b…ロッド 20c…圧縮コイルバネ 22…引張りコイルバネ(引張り手段) S…凹部

Claims (4)

  1. 回動自在なクリップ本体と、前記クリップ本体を支持するクリップ支持体との間で、被挟持物を挟み込むようにした筆記具のクリップ構造であって、
    前記クリップ本体の後部は、前記クリップ支持体に対して回動支点を中心に回動するように連結され、前記クリップ本体を付勢する引張り手段の一端は、前記回動支点より前側で前記クリップ本体に軸支され、前記引張り手段の他端は、前記回動支点より前側又は後側で前記クリップ支持体に軸支されていることを特徴とする筆記具のクリップ構造。
  2. 前記引張り手段は、シリンダ内に圧縮コイルバネが配置されると共に、前記シリンダからロッドが突出することを特徴とする請求項1記載の筆記具のクリップ構造。
  3. 前記引張り手段は、引張りコイルバネであることを特徴とする請求項1記載の筆記具のクリップ構造。
  4. 前記クリップ本体には、前記引張り手段が入り込む開口部又は凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の筆記具のクリップ構造。
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