JP5942867B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法と半導体装置に関する。
近年、電子機器に対する小型化、高性能化等の要求に伴い、半導体チップの微細化や多端子化、半導体チップを搭載する回路基板の微細化、多層化、さらには回路基板上の電子部品の高密度実装化が進められている。半導体チップの多端子化や、端子間の狭ピッチ化は、回路基板やパッケージに用いられる再配線の微細化の要求につながるため、再配線の微細化技術が重要となってきている。
回路基板として、たとえばパッケージ基板、ウエハレベルパッケージ(WLP)、シリコンインタポーザ等、種々のものが知られている。複数のチップをシリコンインタポーザを介してパッケージ基板に接続する構造では、シリコンインタポーザで使用される再配線、すなわちチップ間(chip-to-chip)配線の微細化が進んでおり、配線の作製も従来のセミアディティブ法に替えてダマシン法が採用されてきている。
一般に、パッケージ基板に用いられるビルドアップ基板の再配線やウエハレベルパッケージの再配線は、セミアディティブ法で作成されている。しかし、セミアディティブ法はCuシード層やTi密着層(バリアメタル)のエッチングの配線幅や密着強度の制御が困難なため、ラインおよびスペース幅が、ともに5μm以下の微細配線の作製には、ダマシンプロセスが望ましい。ダマシン法では、トレンチを形成した後、スパッタでCu/Ti膜を成膜し、このCu/Ti膜をシードとして電解めっきで埋め込み、余剰のCuめっき部分をCMPで除去する。次に露出したバリアメタルをCMPやウェットエッチングで除去して配線部分を形成する(たとえば、特許文献1および2参照)。
特開2000−260769号公報 特開2007−73974号公報 特開2012−9804号公報
しかし、後述するように、バリアメタルのCMP工程で、配線が密になっている領域が沈み込んで配線高さが低くなるエロージョンが発生し、エレクトロマイグレーションを誘発する。また、バリアメタルをウェットエッチングで除去する場合は、配線側壁のバリアメタルも消失し、Cuに対する拡散バリア機能が劣化する。これらの場合に、配線の信頼性が低下するという問題がある。
そこで、エレクトロマイグレーションの発生やCu拡散を抑制し、配線の信頼性を維持することのできる半導体装置の製造方法を提供することを課題とする。
第1の態様では、半導体装置の製造方法は、
基板上の絶縁膜に、所定の開口パターンを有するメタルマスクを形成し、
前記メタルマスクを用いて前記絶縁膜に配線溝を形成し、
前記配線溝の内壁および前記メタルマスクを含む全面に、前記メタルマスクと異なる材料でバリアメタルを形成し、
前記バリアメタル上に銅めっき層を成長し、
前記銅めっき層を平坦化して前記配線溝の内部に銅配線を形成し、
前記平坦化により露出した前記バリアメタルを、前記メタルマスクを電極として用いて電解除去し、
その後、前記メタルマスクを除去して、前記銅配線上にキャップ膜を形成する
ことを特徴とする。
エレクトロマイグレーションやCu拡散を抑制し、配線の信頼性を維持することができる。
ダマシンプロセスにおける課題を説明するための図である。 ダマシンプロセスにおける課題を説明するための図である。 実施形態の配線形成工程を示す図である。 実施形態の配線形成方法の効果を、従来の手法と比較して示す図である。 図4で用いたエレクトロマイグレーションによる不良発生時間の測定モデルを示す図である。 実施形態の製造方法が適用される半導体装置の一例を示す図である。 半導体装置の製造工程図である。 半導体装置の製造工程図である。 半導体装置の製造工程図である。 半導体装置の製造工程図である。 半導体装置の製造工程図である。 半導体装置の製造工程図である。 半導体装置の製造工程図である。 半導体装置の製造工程図である。
まず、図1および図2を参照して、従来の配線形成方法における問題点を説明する。従来の配線形成は、基板上の絶縁膜111に配線溝112を形成し(図1(A)および図2(A))、全面にバリアメタル114を形成して電解めっきによりCu膜116を形成する(図1(B)および図2(B))。図1(C)では、CMPにてCu膜116を平坦化した後、絶縁膜111上のバリアメタル114をCMPで除去することによって、配線115が形成される。
バリアメタル114をCMP除去する工程で、配線が密に存在する領域では絶縁膜111も研磨、除去され、エロージョンが発生する(図1(D))。エロージョン部分を拡大すると、Cu配線115部分がバリアメタル114や絶縁膜111よりも沈み込んで、リセスAが発生している。リセスAが存在すると、後工程でキャップ膜を形成する際に、キャップ膜とCu配線115との間に隙間が生じ、エレクトロマイグレーション耐性が劣化する。
図2では、Cu膜115をCMPで除去した後(図2(C))、バリアメタルをウェットエッチングで除去する(図2(D))。ウェットエッチングは制御が難しく、サークルBで示すように、Cu配線115の側壁のバリアメタル114の一部が消失してしまう。バリアメタル114の消失部分BからCuが拡散し、信頼性に悪影響を与える。
実施例では、これらの問題点を解決するために、メタルマスクを用いて配線溝(トレンチ)を形成し、メタルマスクをウェハ表面のバリアメタルを電解除去する際の電極として用いる。この手法により、Cu配線の沈み込みや、バリアメタルの消失を抑制して、配線の信頼性を維持することができる。
図3は、実施形態の配線形成工程を示す図である。図3(A)において、メタルマスク13を用いて配線溝12を形成する。メタルマスク13の形成工程は特に図示しないが、たとえば絶縁膜11上にスパッタ法によりCr、Co、Ni、Fe、Pt、Auなどのメタル層を形成し、メタル層上に、配線溝12に対応する開口パターンを有するレジストマスク(不図示)を形成して、メタル層をエッチングする。開口パターンは、たとえば1μmのライン幅の配線形状に対応する。メタル層のエッチングは、CF4、CHF3、O2、SF6、Cl2の単体または混合ガスを用いたドライエッチングや、イオンミリング、ウェットエッチングでもよい。これによりメタルマスク13が形成される。
その後、アセトンやNMPでレジストマスクを除去し、メタルマスク13を用いて、CF4、O2の単体または混合ガスによるドライエッチングで、深さ1μmの配線溝12を形成する。配線溝12の形成後、全面にバリアメタル14と図示しないCuシード層を形成し、電解めっきでCuめっき層16を成長する。バリアメタル14の材料は、Ti、W、Co、Niやこれらの合金である。
バリアメタル14と、メタルマスク13は、異なる材料で形成する。一例として、メタルマスク13を厚さ50nmのCr膜で形成し、バリアメタル14を厚さ30nmのTi膜で形成する。図示しないCuシード層は100nmで成膜する。酸性の電解銅めっき液(たとえば硫酸銅めっき液)を用いて、Cuを3μm程度成長して、Cuめっき層16とする。
図3(B)で、余剰のCuめっき層16(およびシード層)をCMPにて除去し、配線溝12の内部にCu配線15を形成する。このCMPにより、バリアメタル14が露出する。絶縁膜11の表面領域には、バリアメタル14の下側にメタルマスク13が残っている。
図3(C)で、バリアメタル14を電解によって除去する。バリアメタル14を除去するための導通層としてメタルマスク13を利用する。対極にPt等の対向電極18を配置し、対向電極18とメタルマスク13の間に電解液19を配置して、0.1〜30mA/cm2の電流密度でバリアメタル14を電解除去する。電解液19として、たとえばフッ化アンモニウムを用いる。
メタルマスク13のない状態でバリアメタル14をウェット除去すると、図2に示したように、配線溝の側壁とCu配線115の間でバリアメタル114が消失してしまう。これに対し、図3の方法では、バリアメタル14の下側のメタルマスク13を電解用の電極(導通層)として用いることにより、メタルマスク13と接触する部分のバリアメタル14だけが除去され、メタルマスク13と接触しない部分のバリアメタル14はエッチングされない。メタルマスク13の側面に位置するバリアメタル14が除去された時点で、バリアメタル14のエッチングはストップので、制御性が高い。
図3(D)では、メタルマスク13を電解用の電極として用いたことにより、配線溝12の側壁のバリアメタル14の上端を、絶縁膜11の表面と同じ位置に維持することができる。バリアメタル14とメタルマスク13は異なる金属材料を用いているため、バリアメタル14の電解除去工程を経ても、メタルマスク13は絶縁膜11上に残っている。Cu配線15の上面も、絶縁膜11の表面よりも高い位置にある。
図3(E)で、メタルマスク13を除去する。Crのメタルマスク13の場合、硝酸第2セリウムアンモニウムを含むエッチング液でウェットエッチングする。この結果、Cu配線15だけが絶縁膜11表面よりも高く突き出る(突出部C)。この構造は、後述するようにCuの拡散防止の点で優れており、配線の接続信頼性を向上することができる。
図4は、図3の方法で製造したCu配線の信頼性を、図1および図2の方法と比較して示す図である。
図4(A)は、図1の方法で形成したCu配線15にキャップ膜17を形成した構成を示す。キャップ膜17として、CVD法により厚さ50nmのSiN膜17を形成する。キャップ膜17はSiNに限定されず、無電解めっき法によりCoWPやNiPなどのメタルキャップを形成してもよい。図4(A)では、Cu配線15に生じるリセスAに起因して、キャップ膜17とCu配線15の間に隙間が発生し、エレクトロマイグレーションを誘発する。
図4(B)は、図2の方法で形成したCu配線15にキャップ膜17を形成した構成を示す。図4(A)と同様に、厚さ50nmのSiNキャップ膜17を形成する。図4(B)では、トレンチ側壁の上端部でCu配線15との間のバリアメタル14が消失している(消失部B)。このため、キャップ膜17を形成しても、消失部BからCuが拡散してしまう。
これに対し、図4(C)に示す実施形態の構成では、Cu配線15は絶縁膜11の表面よりも突き出た突出部Cを有する。Cu配線15上にキャップ膜17を形成すると、Cu配線15の側面の全体はバリアメタル14で覆われ、上面はキャップ膜17で覆われる。これによりCuの拡散を防止することができる。
図4(A)〜図4(C)の各構成について信頼性評価を行った。
図5は、信頼性評価の測定モデルを示す。絶縁膜22に、図4(A)〜図4(C)のそれぞれの構成を有するCu配線23を形成し、電気特性評価のために、Cu配線23に接続するビアコンタクト24と電極パッド25を形成した。このようなサンプルを、図4(A)〜図4(C)の各構成につき、20個ずつ作製した。すべてのサンプルで、Cu配線23の厚さT1は1μm、長さL1は1000μm、ビアコンタクト24の高さH1は5μm、電極パッド25の厚さT3は5μm、電極パッド25から絶縁膜22の表面までの厚さは5μmとした。ビアコンタクト24の直径φ1は1μm、電極パッド25の直径φ2は90μmである。なお、図示はしないが、Cu配線23の上面は、ビアコンタクト24との接合部を除いてキャップ膜17で覆われている。
ホットプレート21等でサンプルの温度を200℃に保持し、電流50mAでサンプルの抵抗変化を計測した。抵抗変化率が10%を超えたもの(抵抗値の急激な上昇が観察されたもの)を不良と評価して、不良発生までにかかる平均時間(平均不良発生時間)を測定した。
図4(A)のサンプルでは、平均して100時間が経過すると不良が発生した。図4(B)のサンプルでは、Cuが拡散しやすく、わずか20時間で不良が発生した。これに対し、実施形態の手法で作製された図4(C)のサンプルは、500時間経過しても不良が発生しなかった。実施形態の方法でCu配線23を作製すると、信頼性が格段に改善されることがわかる。
図6は、実施形態の方法が適用される半導体装置10の概略図を示す。半導体装置10は、パッケージ基板31と、インタポーザ等の中継基板40と、中継基板40上に配置される複数の半導体チップ30A、30Bを有する。中継基板40は、外部端子91によってパッケージ基板31と電気的に接続される。半導体チップ30A、30Bは、マイクロバンプ等の外部電極33によって、中継基板40の電極パッド78に接続される。
図3に示す実施形態の方法は、中継基板40の再配線79a、79bの形成に適用することができる。再配線79a、79bは、半導体チップ30Aと30Bの間を接続し、シリコン基板41に形成された貫通ビア42を介して、外部端子91に接続されている。実施形態の方法を用いることにより、再配線79a、79bがダマシン法で高密度に形成される場合でも、エレクトロマイグレーションとCu拡散を抑制して信頼性を維持することができる。
実施形態の方法は、半導体チップ30A、30Bの内部で回路ブロック間を接続するグローバル配線(不図示)の形成にも適用可能である。この場合も、配線の信頼性を向上して、低抵抗かつ高速のグローバル配線を実現することができる。また、中継基板40の多層配線を構成する各層の配線にも、図3の手法を適用することができる。
図7〜図14は、半導体装置10の製造工程図である。図7(A)において、シリコン基板41にたとえば、径が200μm、深さが500μmのコンタクトビアを形成し、基板41裏面をCMPして貫通ビア24を形成する。貫通ビア24上に、電解めっき法により接続配線43を形成し、全面に厚さ11μm程度の樹脂膜44を形成する。樹脂膜44は、ポリイミド、フェノール樹脂等をスピンコートで塗布する。樹脂膜44を、アルミナ砥粒を用いたスラリでCMP研磨して、接続配線24の上面を露出する。研磨後の樹脂膜44の厚さは1μmである。樹脂膜44上に絶縁膜45を形成する。絶縁膜45として、厚さ1μmの感光性の永久レジスト45を塗布する。
図7(B)で、絶縁膜45上にメタルマスク用の金属膜50を形成する。金属膜50として、たとえば厚さ50nmのCr膜50をスパッタ法で形成する。
図7(C)で、金属膜50上に厚さ3μmのフォトレジストを塗布し、パターン露光、現像により、開口48を有するレジストマスク47形成する。レジストマスク47を用いて、金属膜50をドライエッチングしてメタルマスク46を形成する。
図7(D)で、レジスト剥離液によりレジストマスク47を除去する。
図8(A)で、メタルマスク46を用いて、絶縁膜45に配線溝(トレンチ)49を形成する。配線溝49は、たとえばCF4、Cl2、O2ガスを用いたドライエッチングで形成される。配線溝49の形成で、接続配線43の上面が露出する。
図8(B)で、スパッタ法により全面に、厚さ30nmのTi膜51と、厚さ100nmのCu膜(不図示)を形成する。Ti膜51はバリアメタル51となる。Cu膜は電解めっきのシード層となる。
図8(C)で、電解めっきにより厚さ3μmのCu膜53を成膜する。
図8(D)で、CMPによりCuめっき膜53を2μm程度研磨し、ウエハ表面のバリアメタル51を露出する。Cu研磨剤として、H2O2または過硫酸アンモニウムを酸化剤して用いたスラリを用いる。
図9(A)で、電解液19を用いて表面のバリアメタル51を電解除去する。カソード電極としてPt電極18を用い、アノード電極としてメタルマスク46を用いる。電解液19はフッ化アンモニウム等である。この例では、メタルマスク46としてCr、バリアメタル51としてTiを用いているので、電解除去により、Tiバリアメタル51のみが除去される。
図9(B)で、メタルマスク46をエッチング除去する。たとえば、硝酸第2セリウム案網に有無を含むエッチャントでウェットエッチングする。このエッチャントは、CrとCuに対する選択比を有するため、Crメタルマスク46だけが選択除去される。その結果、Cu配線54の表面が絶縁膜45の表面から突出する。
図9(C1)は、キャップ膜として絶縁性キャップ膜61を用いる例を、図9(C2)は、キャップ膜としてメタルキャップ62を用いる例を示す。図9(C1)のように絶縁性キャップ膜61を用いる場合は、CVD法等により、全面に厚さ50nmのキャップ膜61を形成する。絶縁性キャップ膜61は、SiN、SiO、SiC、SiOC、SiON等である。
図9(C2)のようにメタルキャップ62を用いる場合は、無電解めっきにより、CoWP、NiP、CoPなどのメタルキャップ62を50nm成長する。この場合は、メタルキャップ62はCu配線54上にだけ成長する。以降の図面では、便宜上、絶縁性キャップ膜61を形成した場合の例を説明する。
図10(A)で、キャップ膜61上に、樹脂膜63を厚さ5μmに塗布する。樹脂膜63は、たとえば感光性の永久レジストである。
図10(B)で、パターン露光と現像により、樹脂膜63にコンタクトホール64を形成する。コンタクトホール64の底面で、キャップ膜61が露出する。
図10(C)で、ドライエッチングにより露出しているキャップ膜61をエッチング除去して、配線層54を露出する。
図10(D)で、スパッタ法により、全面にTiバリアメタル66と図示しないCuシード層を形成する。バリアメタル66の厚さは30nm、Cuシード層の厚さを100nmである。
図11(A)で、Cu電解めっきにより、Cuめっき膜67を10μmの厚さに成長する。
図11(B)で、余剰のCuめっき膜67をCMPにて平坦化し、次に、Ti膜66をCMPにて除去してビアコンタクト68を形成する。Cu研磨の研磨剤として、酸化剤としてH2O2または過硫酸アンモニウムを用いたスラリを用いる。Ti研磨の研磨剤は、H2O2とシリカ砥粒を含むスラリを用いる。ここで形成するビアコンタクト68は、高密度のライン・アンド・スペースで配置される微細配線層と異なり、エロージョンの懸念は少ない。また、メタルマスクなしでコンタクトホール64が形成されているので(図10(B)参照)、樹脂膜63の表面のTiバリアメタル66を除去する際に、図3の電解除去を適用しなくてもよい。もちろん、コンタクトホール64の形成にメタルマスクを用い、Tiバリアメタル66を電解除去することも可能である。
図11(C)で、図7(A)から図11(B)までの工程を繰り返して、多層配線71を形成する。多層配線71形成の過程で、再配線79a、79bが図3の工程を用いて形成される。
図11(D)で、多層配線71の全面に、スパッタ法により電極パッド形成用のCu/Ti膜72を形成する。Ti膜の厚さは30nm、Cu膜の厚さは100nmである。
図12(A)で、所定の箇所に開口74を有するレジストマスク73を形成する。レジストマスク73は、多層配線71の最上層に位置する電極パッド形成用のマスクである。一例として、厚さ10μm程度のフォトレジストを塗布し、パターン露光により開口74を形成する。
図12(B)で、開口74内に電解めっきによりCu電極75を形成する。
図12(C)で、レジストマスク73を除去し、ウェハ表面のCuシード層(不図示)とTiバリアメタル72をエッチング除去する。Cuシード層は、硫酸カリウムと過硫酸アンモニウムを用いたウェットエッチングで除去する。Tiバリアメタル72は、フッ化アンモニウムによるウェットエッチング、またはCF4/O2混合ガスを用いたドライエッチングで除去する。
図13(A)で、Cu電極75上に、NiP/Au膜76を形成する。NiP/Au膜76は、無電解めっきによりAuを500nmに成長し、Au上にNiPを200nm成長する。Cu電極75とNiP/Au膜76を合わせて、電極パッド78とする。
図13(B)で、半導体チップ30A,30Bの外部端子(マイクロバンプ)22を、中継基板40の電極パッド78に接続して、半導体チップ30A、30Bを中継基板40に実装する。半導体チップ30Aと30Bは、中継基板40の再配線79a、79bによって電気的に接続されている。
図14で、半導体チップ30A、30Bを搭載する中継基板40を、パッケージ基板31に実装する。図14(A)は、絶縁性のキャップ膜61を用いたときの構成を示し、図14(B)は、メタルキャップ62を用いたときの構成を示す。いずれの構成でも、再配線79a、79bの側面全体がバリアメタルで覆われ、上面は層間絶縁膜の表面から突出した状態でキャップ膜61(又は62)で覆われている。したがって、エレクトロマイグレーション耐性に優れ、かつCuの拡散を防止することができる。
以上の説明に対して、以下の付記を提示する。
(付記1)
基板上の絶縁膜に、所定の開口パターンを有するメタルマスクを形成し、
前記メタルマスクを用いて前記絶縁膜に配線溝を形成し、
前記配線溝の内壁および前記メタルマスクを含む全面に、前記メタルマスクと異なる材料でバリアメタルを形成し、
前記バリアメタル上に銅めっき層を成長し、
前記銅めっき層を平坦化して前記配線溝の内部に銅配線を形成し、
前記平坦化により露出した前記バリアメタルを、前記メタルマスクを電極として用いて電解除去し、
その後、前記メタルマスクを除去して、前記銅配線上にキャップ膜を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記電解除去により、前記メタルマスクと接触する部分のバリアメタルが除去され、前記配線溝内のバリアメタルの上端が前記絶縁膜の表面と高さがそろうことを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記メタルマスクの除去は、前記バリアメタルの電解除去に用いる電解液と異なる種類のエッチング液を用いたウェットエッチング、またはドライエッチングにより行うことを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
前記メタルマスクは、Cr、Co、Ni、Fe、Pt,Auから選択され、前記バリアメタルは、Ti、W、Co、Ni,またはこれらの合金で形成されることを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記キャップ膜は絶縁性のキャップ膜または導電性のキャップ膜であることを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
前記銅めっき層の平坦化は、化学的機械的研磨により行うことを特徴とする付記1〜5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)
前記基板上に複数の半導体チップを実装し、前記複数の半導体チップを、前記銅配線で電気的に接続する工程、
をさらに含むことを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記8)
基板上の絶縁膜に形成される配線溝と、
前記配線溝の内壁に形成されるバリアメタルと、
前記配線溝の内部に形成され、上端が前記絶縁膜の表面よりも突出している銅配線と、
前記銅配線上に形成されるキャップ膜と、
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記9)
前記基板に搭載される複数の半導体チップ、
をさらに有し、前記銅配線は、前記複数の半導体チップを電気的に接続する再配線であることを特徴とする付記8に記載の半導体装置。
(付記10)
前記銅配線は、前記基板に形成される複数の回路ブロックを電気的に接続するグローバル配線であることを特徴とする付記8に記載の半導体装置。
10 半導体装置
11、45 絶縁膜
12、49 配線溝(トレンチ)
13、46 メタルマスク
14、51 バリアメタル
15、43 Cu配線
16、53 Cuめっき層
17 キャップ膜
18 対向電極
19 電解液
30A、30B 半導体チップ
31 パッケージ基板
40 中継基板(インターポーザ)
41 シリコン基板
61 絶縁性キャップ膜
62 メタルキャップ
79a、79b 再配線
C 突出部

Claims (4)

  1. 基板上の絶縁膜に、所定の開口パターンを有するメタルマスクを形成し、
    前記メタルマスクを用いて前記絶縁膜に配線溝を形成し、
    前記配線溝の内壁および前記メタルマスクを含む全面に、前記メタルマスクと異なる材料でバリアメタルを形成し、
    前記バリアメタル上に銅めっき層を成長し、
    前記銅めっき層を平坦化して前記配線溝の内部に銅配線を形成し、
    前記平坦化により露出した前記バリアメタルを、前記メタルマスクを電極として用いて電解除去し、
    その後、前記メタルマスクを除去して、前記銅配線上にキャップ膜を形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記メタルマスクの除去は、前記バリアメタルの電解除去に用いる電解液と異なる種類のエッチング液を用いたウェットエッチング、またはドライエッチングにより行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記メタルマスクは、Cr、Co、Ni、Fe、Pt,Auから選択され、前記バリアメタルは、Ti、W、Co、Ni,またはこれらの合金で形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記キャップ膜は絶縁性のキャップ膜または導電性のキャップ膜であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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