JP5942749B2 - 噴射形状計測装置及び噴射形状計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、噴射体の噴射形状を計測する噴射形状計測装置及び噴射形状計測方法に関する。
従来より、ノズルの開口部から噴射された噴射体の形状を測定する形状計測装置が、例えば特許文献1で提案されている。具体的には、形状計測装置は噴射体の光学像を光電変換素子に投影すると共に光電変換素子上に投影された噴射体の光学映像を走査することにより直交座標における噴射体の映像信号を取得する。
また、形状計測装置は、直交座標の映像信号において、噴射体を所定の半径の円弧状に切断し、この切断線に沿った映像信号の輝度を一次元輝度分布関数として求める。ここで、一次元輝度分布関数はノズルの開口部を原点とする極座標によって表された関数である。すなわち、形状計測装置は直交座標の輝度分布から極座標に変換した輝度分布を取得する。そして、形状計測装置は、極座標の一次元輝度分布関数の形状に基づいて噴射体の良否を判定している。
特開昭60−104205号公報
しかしながら、上記従来の技術では、形状計測装置は切断線に沿った映像信号の輝度を直交座標から極座標に変換した一次元輝度分布関数として取得しているので、座標変換に伴う補間の処理が必要となる。このため、極座標で取得した輝度分布の精度が低下し、ひいては噴射体の良否の判定精度が低下するという問題がある。また、極座標で輝度分布を取得するための専用のハードウェアまたはソフトウェアが必要となるので、形状計測装置の構成が煩雑になってしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、噴射体の良否の判定精度を向上させると共に、装置の構成を簡略化することができる噴射形状計測装置及び噴射形状計測方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、噴射口(21)から噴射された噴射体(22)が撮影された画像(30、31)を取得すると共に、当該画像(30、31)に含まれた輝度に基づいて噴射体(22)の噴射形状を計測する噴射形状計測装置であって、以下の点を特徴としている。
すなわち、画像(30、31)において、噴射口(21)を中心とする第1の円(40)と、噴射口(21)を中心とすると共に第1の円(40)よりも径が大きい第2の円(41)と、噴射口(21)を通過する直線(42)と、をそれぞれ設定する第1手段(100)を有している。また、直線(42)と第1の円(40)との第1交点(43)と、直線(42)と第2の円(41)との第2交点(44)と、を結ぶ線分(45)を作成する第2手段(110)と、線分(45)の位置と画像(30、31)の各画素との論理積の演算によって、画像(30、31)のうち線分(45)の位置に対応する部分を抽出する第3手段(120)と、を有している。さらに、第3手段(120)によって抽出された部分における各画素の輝度を積分することにより、当該線分(45)の積分輝度を取得する第4手段(130)を有し、噴射体(22)を含むように設定された所定角度の範囲における直線(42)に基づいて当該所定角度の範囲の各角度に応じた線分(45)毎に積分輝度をそれぞれ取得し、所定角度の範囲で得られた各角度に対する積分輝度の輝度分布(50〜57)を作成し、この輝度分布(50〜57)と良否判定閾値とを比較することにより、噴射体(22)の良否を判定する第5手段(140、150)を有していることを特徴とする。
これによると、画像(30、31)のうち線分(45)に対応する部分を抽出して積分輝度を取得する構成となっているので、直交座標の輝度情報を極座標に変換しなくても線分(45)に対応する部分の積分輝度を取得することができる。また、輝度情報の座標変換を行わないので、補間による積分輝度の精度が低下することもない。したがって、噴射体(22)の良否の判定精度を向上させることができる。
さらに、輝度情報を直交座標から極座標に変換する必要がないので、極座標を用いるための専用のハードウェアまたはソフトウェアが不要となる。したがって、噴射形状計測装置の構成を簡略化することができる。
請求項に記載の発明では、噴射口(21)から噴射された噴射体(22)が撮影された画像(30、31)を取得すると共に、当該画像(30、31)に含まれた輝度に基づいて噴射体(22)の噴射形状を計測する噴射形状計測方法であって、以下の点を特徴としている。
すなわち、画像(30、31)において、噴射口(21)を中心とする第1の円(40)と、噴射口(21)を中心とすると共に第1の円(40)よりも径が大きい第2の円(41)と、噴射口(21)を通過する直線(42)と、をそれぞれ設定する第1処理(100)を有している。また、直線(42)と第1の円(40)との第1交点(43)と、直線(42)と第2の円(41)との第2交点(44)と、を結ぶ線分(45)を作成する第2処理(110)と、線分(45)の位置と前記画像(30、31)の各画素との論理積の演算によって、画像(30、31)のうち線分(45)の位置に対応する部分を抽出する第3処理(120)と、を有している。さらに、第3処理(120)によって抽出された部分における各画素の輝度を積分することにより、当該線分(45)の積分輝度を取得する第4処理(130)を有し、噴射体(22)を含むように設定された所定角度の範囲における直線(42)に基づいて当該所定角度の範囲の各角度に応じた線分(45)毎に積分輝度をそれぞれ取得し、所定角度の範囲で得られた各角度に対する積分輝度の輝度分布(50〜57)を作成し、この輝度分布(50〜57)と良否判定閾値とを比較することにより、噴射体(22)の良否を判定する第5処理(140、150)を有していることを特徴とする。これにより、請求項1と同様の効果を得ることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態に係る噴射形状計測装置のブロック図である。 ノズル、X軸カメラ、Y軸カメラ、及びストロボの配置関係を示した図である。 噴射体が撮影された画像の模式図である。 噴射形状計測処理の内容が示されたフローチャートである。 画像に第1の円、第2の円、及び直線を設定し、これらから線分を設定する様子を示した模式図である。 0.25°のステップで線分を作成する様子を示した図である。 良品のノズルから噴射された噴射体と輝度分布を示した図である。 不良品のノズルから噴射された噴射体と輝度分布を示した図である。
以下、本発明の一実施形態について図に基づいて説明する。本実施形態に係る噴射形状計測装置は、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジンにおいてノズルから噴射される燃料の噴射形状を計測する装置である。
図1に示されるように、噴射形状計測装置は、X軸カメラ10と、Y軸カメラ11と、ストロボ12と、圧力センサ13と、高速A/D・タイマ部14と、CPU部15と、を備えて構成されている。
X軸カメラ10及びY軸カメラ11は、図2に示されたノズル20の噴射口21から噴射された噴射体22を撮影する撮影手段である。ここで、ノズル20は内部に設けられた図示しないニードルによって噴射口21の開口量が制御されることにより噴射口21から燃料が噴射されるように構成されている。本実施形態では、噴射口21はノズル20に1個設けられている。なお、ノズル20にはポンプ23から高圧噴射管24を介して高圧燃料が供給される。
また、X軸カメラ10及びY軸カメラ11は、ノズル20の噴射口21側に配置されている。具体的には、X軸カメラ10はノズル20の中心軸25に垂直な方向に配置されており、Y軸カメラ11はX軸カメラ10に対してノズル20の中心軸25を中心に例えば90°回転した位置に配置されている。そして、X軸カメラ10及びY軸カメラ11はノズル20の中心軸25側を撮影するように配置されている。つまり、ノズル20の中心軸25はZ軸である。
X軸カメラ10及びY軸カメラ11は実質的に同じものであり、例えば図示しないCCDや集光レンズ等を備えた構成となっている。X軸カメラ10及びY軸カメラ11で撮影された画像のデータにはCCDの画素毎の輝度値が含まれる。輝度値とは、例えば0から255までの256階調のいずれかの値である。
ストロボ12は、X軸カメラ10とY軸カメラ11との間に配置されており、ノズル20の中心軸25側を照らすように配置されている。
圧力センサ13は、ノズル20から噴射される燃料の噴射圧力を検出するセンサである。圧力センサ13は例えば高圧噴射管24に設けられている。そして、圧力センサ13は、検出した噴射圧力のデータを高速A/D・タイマ部14に出力する。
高速A/D・タイマ部14は、圧力センサ13から噴射圧力のデータを入力し、噴射圧力と噴射閾値とを比較する噴射判定機能と、噴射圧力が噴射閾値を超えてから所定時間後に撮影タイミングの信号を出力するタイマ機能と、を有する回路部である。高速A/D・タイマ部14は、タイマ機能を実現するための高精度タイマを備えている。
通常、ノズル20の噴射口21から燃料が噴射されると噴射圧力は急激に増加するため噴射自体を検出することは高速A/D・タイマ部14の噴射判定機能で容易に行うことができる。しかし、噴射直後の噴射体22を撮影したとしても、噴射体22が噴射口21から燃料が飛び出し始めた状況であるので、噴射体22の全体像を撮影することはできない。そこで、噴射が始まって噴射体22の全体形状がある程度形成されるタイミングで撮影できるように、高速A/D・タイマ部14が撮影タイミングを計測し、その信号をCPU部15に出力している。
CPU部15は、高速A/D・タイマ部14から入力した撮影タイミングの信号に従ってX軸カメラ10を駆動する駆動機能と、X軸カメラ10及びY軸カメラ11から入力した画像のデータに基づいて噴射体22の形状を判定する形状判定機能を備えた回路部である。このようなCPU部15はマイクロコンピュータやメモリ等を備え、噴射体22の噴射形状を計測するための噴射形状計測処理を実行するように構成されている。
本実施形態ではX軸カメラ10がマスタとして機能し、Y軸カメラ11及びストロボ12がX軸カメラ10のスレーブとして機能する。したがって、CPU部15はX軸カメラ10を動作させることにより、X軸カメラ10の動作に同期してY軸カメラ11及びストロボ12が動作する。そして、CPU部15は、X軸カメラ10とY軸カメラ11からそれぞれ画像のデータを取得する。以上が、本実施形態に係る噴射形状計測装置の全体構成である。
次に、噴射形状計測装置において、噴射体22が撮影された画像に含まれた輝度の情報に基づいて噴射体22の噴射形状を計測すると共に噴射形状の良否を判定する噴射形状計測方法について説明する。
まず、噴射体22の画像の取得が行われる。具体的には、製造されたノズル20が高圧噴射管24を介してポンプ23に接続され、ノズル20に燃料が供給される。そして、ノズル20内のニードルが制御されることによりノズル20の噴射口21から燃料が噴射される。ノズル20から燃料が噴射されることで噴射圧力が噴射閾値を超えると高速A/D・タイマ部14で時間がカウントされ、所定時間後の撮影タイミングで噴射体22がX軸カメラ10及びY軸カメラ11で撮影される。これにより、噴射体22が撮影された図3の画像30がCPU部15に取得される。
なお、X軸カメラ10及びY軸カメラ11の2台で噴射体22が撮影されているため、2枚の画像が取得され、それぞれ処理される。また、図3等の各模式図には噴射体22の輪郭が示され、噴射体22の輝度までは示されていないが、実際の画像30のデータにはもちろん輝度の情報が含まれている。
噴射体22の画像が取得された後、図4に示された噴射形状計測処理がスタートする。まず、ステップ100では、図5に示されるように、画像30において、噴射口21を中心とする第1の円40と、噴射口21を中心とすると共に第1の円40よりも径が大きい第2の円41と、の少なくとも2つの円が設定される。なお、噴射口21は口径分の幅を持っているので、図5では噴射口21の径方向の幅の中心位置を噴射口21の中心としている。また、図5の画像30では噴射体22を省略している。
また、噴射口21を通過する直線42が設定される。本実施形態では、ノズル20の中心軸25に対して±15°の所定角度の範囲で複数の直線42が作成されるが、ステップ100では当該所定角度の範囲のうちの一角度における一つの線分45が作成される。
続いて、ステップ110では、直線42と第1の円40との第1交点43と、直線42と第2の円41との第2交点44と、を結ぶ線分45が作成される。この線分45は図形の線として演算されて得られたものである。したがって、画像30における線分45の位置情報を取得するための座標変換は行われていない。つまり、線分45の座標系は画像30の座標系と同じである。
この後、ステップ120では、画像30のうち線分45の位置に対応する部分が抽出される。具体的には、画像30のうち線分45の位置に対応する位置の画素の輝度情報のみが取得され、他の画素の輝度情報は取得されない。言い換えると、線分45の位置と画像30の各画素との論理積(AND)が演算されると言える。
そして、ステップ130では、ステップ120によって抽出された画像30の一部分における各画素の輝度が線分45に沿って積分される。これにより、当該線分45の積分輝度が取得される。
次に、ステップ140では、所定角度の範囲内の各角度における線分45の積分輝度が全て取得されたか否かが判定される。具体的には、ノズル20の中心軸25に対して+15°から−15°の角度の範囲で0.25°のステップで各角度の線分45における積分輝度が全て取得されたか否かが判定される。なお、0.25°のステップは、画像30が例えば640×480画素であることを考慮して設定されている。
そして、本ステップにおいて所定角度の範囲内の0.25°の各ステップの全ての積分輝度が取得されていないと判定された場合、ステップ100に戻ると共にまだ積分輝度が取得されていない角度についてステップ100からステップ130までが実行される。すなわち、図6に示されるように、全ての角度の積分輝度が取得されるまでステップ100からステップ130までが繰り返される。このようにステップ100からステップ130までが繰り返される際には、ステップ100における直線42の角度が前回の角度に対して0.25°だけ変更される。
ここで、ステップ120では、角度毎に、毎回、元の画像30のデータが用いられても良い。また、角度毎に画像30の中から抽出される部分が異なるので、各角度に同じ画像30のデータが用いられても良い。
こうして、噴射体22を含むように設定された所定角度の範囲における各角度に応じた線分45毎に積分輝度がそれぞれ取得される。そして、所定角度の範囲内の各角度における線分45の積分輝度が全て取得された場合、ステップ150に進む。
ステップ150では、噴射体22の良否判定が行われる。具体的には、所定角度の範囲で得られた各角度に対する積分輝度の輝度分布が作成される。この輝度分布が噴射体22の形状を表していると言える。そして、この輝度分布と良否判定閾値とが比較される。これにより、噴射体22の良否が判定され、これに基づいてノズル20の良品・不良品が判定される。以上により、噴射形状計測処理が終了し、別のノズル20について同様の処理が順次行われる。
上記の噴射形状計測処理について、具体的な形状測定の例を説明する。例えば、図7及び図8において、各画像30、31に第1の円40、第2の円41、第3の円46、及び第4の円47の4個の円と直線42がそれぞれ描かれ、各円の間の線分45がそれぞれ設定される。また、上述のように所定角度の範囲で各線分45の積分輝度から輝度分布が作成される。なお、図8に示された画像30は図3と同じ画像である。
図7及び図8には、各円の間の輝度分布がそれぞれ示されている。例えば、図7では、噴射口21と第1の円40との間の輝度分布50、第1の円40と第2の円41との間の輝度分布51、第2の円41と第3の円46との間の輝度分布52、第3の円46と第4の円47との間の輝度分布53が示されている。同様に、図8では、噴射口21と第1の円40との間の輝度分布54、第1の円40と第2の円41との間の輝度分布55、第2の円41と第3の円46との間の輝度分布56、第3の円46と第4の円47との間の輝度分布57が示されている。
輝度分布を作成するためには少なくとも第1の円40及び第2の円41の2つの円が必要であるが、図7及び図8の各画像30、31では4個の円40、41、46、47が設定されている。これは、画像30、31の横方向のサイズを4分割できるからである。このように、画像30、31のサイズに応じて第2の円41よりも径が大きい第3の円46等を設定することができる。図7及び図8の各画像30、31では、噴射口21と第1の円40との間の線分45の所定角度の範囲は、第1の円40と第2の円41との間の線分45の所定角度の範囲よりも広い範囲に設定されている。
そして、図7の画像31に示されるように、噴射体22の形状が直線状になっている場合、各輝度分布はそれぞれノズル20の中心軸25上の積分輝度が最も大きい一つのピークを持った分布となる。また、各輝度分布と良否判定閾値とが比較される。図7に示された各輝度分布では良否判定閾値を超える輝度分布の幅が小さいので、図7の噴射体22を噴射したノズル20は良品であると判定される。
一方、図8の画像30に示されるように、噴射体22の形状が二股になっている場合、各輝度分布は2つのピークを持った分布となる。このような各輝度分布と良否判定閾値とが比較されると、良否判定閾値を超える輝度分布の幅が大きくなるので、図8の噴射体22を噴射したノズル20は不良品であると判定される。
不良品であると判定されたノズル20は、例えば噴射口21が形成された部分が交換されたり、ノズル20に組み付けられた他の部品が交換されたりする等の処置が施される。そして、再度、噴射形状の良否判定が行われることとなる。
以上説明したように、本実施形態では、画像30、31のうち少なくとも第1の円40、第2の円41、及び直線42から設定された線分45に対応する部分を抽出し、抽出した部分の積分輝度を取得する構成となっていることが特徴となっている。これによると、座標変換を一切行わずに噴射体22の積分輝度を取得することができる。また、座標変換を行わないので、座標変換に伴う補間によって積分輝度の精度が低下してしまうことを防止することができる。したがって、噴射体22の良否の判定精度を向上させることができる。
そして、座標変換を行わないので、座標変換を行うための専用のハードウェアまたはソフトウェアが不要となる。したがって、噴射形状計測装置の構成を簡略化することができる。このように構成が簡略化されると装置における煩雑な処理が少なくなるため、噴射形状計測処理において1個のノズル20の噴射体22の形状測定時間を短縮することができる。つまり、計測精度を向上しつつ、短時間で計測が可能となる。
なお、図4のステップを実行する手段は、本発明の各手段または各処理に相当する。すなわち、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、ステップ100が特許請求の範囲の「第1手段」または「第1処理」に対応し、ステップ110が特許請求の範囲の「第2手段」または「第2処理」に対応する。また、ステップ120が特許請求の範囲の「第3手段」または「第3処理」に対応し、ステップ130が特許請求の範囲の「第4手段」または「第4処理」に対応する。さらに、ステップ140、150が特許請求の範囲の「第5手段」または「第5処理」に対応する。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された噴射形状計測装置の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、検査対象は上述の車両用のノズル20に限らず、水の噴射等を行うものでも良い。また、外部から噴射圧力の信号を取得できるのであれば、圧力センサ13は噴射形状計測装置に備えられていなくても良い。
上記の実施形態では、ノズル20の中心軸25に対して+15°から−15°の所定角度の範囲で0.25°のステップで輝度分布を取得していたが、これは輝度分布を取得するための一例である。したがって、一つの線分45のみ取得し、画像30のうち当該線分45に対応する部分の積分輝度のみを取得しても良い。この場合、直線42が噴射体22を通過するように当該直線42を設定すれば良い。
そして、上記の実施形態では、画像30に第4の円47まで設定されていたが、これも円の設定方法の一例である。撮影された画像30のサイズや解像度に応じて、どのような積分輝度や輝度分布を得るかに応じて円や直線42及び線分45を設定すれば良い。
また、上記の実施形態では、輝度分布を取得した後にノズル20の良否判定まで行っているが、これは噴射形状計測処理の一例である。したがって、噴射体22の形状を示す積分輝度や輝度積分の取得ができれば良く、検査対象の良否判定を行わなくても良い。
21 噴射口
22 噴射体
30、31 画像
40 第1の円
41 第2の円
42 直線
43 第1交点
44 第2交点
45 線分

Claims (2)

  1. 噴射口(21)から噴射された噴射体(22)が撮影された画像(30、31)を取得すると共に、当該画像(30、31)に含まれた輝度に基づいて前記噴射体(22)の噴射形状を計測する噴射形状計測装置であって、
    前記画像(30、31)において、前記噴射口(21)を中心とする第1の円(40)と、前記噴射口(21)を中心とすると共に前記第1の円(40)よりも径が大きい第2の円(41)と、前記噴射口(21)を通過する直線(42)と、をそれぞれ設定する第1手段(100)と、
    前記直線(42)と前記第1の円(40)との第1交点(43)と、前記直線(42)と前記第2の円(41)との第2交点(44)と、を結ぶ線分(45)を作成する第2手段(110)と、
    前記線分(45)の位置と前記画像(30、31)の各画素との論理積の演算によって、前記画像(30、31)のうち前記線分(45)の位置に対応する部分を抽出する第3手段(120)と、
    前記第3手段(120)によって抽出された部分における各画素の輝度を積分することにより、当該線分(45)の積分輝度を取得する第4手段(130)と、
    前記噴射体(22)を含むように設定された所定角度の範囲における直線(42)に基づいて当該所定角度の範囲の各角度に応じた線分(45)毎に前記積分輝度をそれぞれ取得し、前記所定角度の範囲で得られた各角度に対する積分輝度の輝度分布(50〜57)を作成し、この輝度分布(50〜57)と良否判定閾値とを比較することにより、前記噴射体(22)の良否を判定する第5手段(140、150)と、
    を有していることを特徴とする噴射形状計測装置。
  2. 噴射口(21)から噴射された噴射体(22)が撮影された画像(30、31)を取得すると共に、当該画像(30、31)に含まれた輝度に基づいて前記噴射体(22)の噴射形状を計測する噴射形状計測方法であって、
    前記画像(30、31)において、前記噴射口(21)を中心とする第1の円(40)と、前記噴射口(21)を中心とすると共に前記第1の円(40)よりも径が大きい第2の円(41)と、前記噴射口(21)を通過する直線(42)と、をそれぞれ設定する第1処理(100)と、
    前記直線(42)と前記第1の円(40)との第1交点(43)と、前記直線(42)と前記第2の円(41)との第2交点(44)と、を結ぶ線分(45)を作成する第2処理(110)と、
    前記線分(45)の位置と前記画像(30、31)の各画素との論理積の演算によって、前記画像(30、31)のうち前記線分(45)の位置に対応する部分を抽出する第3処理(120)と、
    前記第3処理(120)によって抽出された部分における各画素の輝度を積分することにより、当該線分(45)の積分輝度を取得する第4処理(130)と、
    前記噴射体(22)を含むように設定された所定角度の範囲における直線(42)に基づいて当該所定角度の範囲の各角度に応じた線分(45)毎に前記積分輝度をそれぞれ取得し、前記所定角度の範囲で得られた各角度に対する積分輝度の輝度分布(50〜57)を作成し、この輝度分布(50〜57)と良否判定閾値とを比較することにより、前記噴射体(22)の良否を判定する第5処理(140、150)と、
    を有していることを特徴とする噴射形状計測方法。
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