JP5938932B2 - ハンドラー、及び部品検査装置 - Google Patents

ハンドラー、及び部品検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5938932B2
JP5938932B2 JP2012029178A JP2012029178A JP5938932B2 JP 5938932 B2 JP5938932 B2 JP 5938932B2 JP 2012029178 A JP2012029178 A JP 2012029178A JP 2012029178 A JP2012029178 A JP 2012029178A JP 5938932 B2 JP5938932 B2 JP 5938932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply
discharge path
stage
path
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012029178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013167457A (ja
Inventor
政己 前田
政己 前田
聡興 下島
聡興 下島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012029178A priority Critical patent/JP5938932B2/ja
Priority to CN201310049498.6A priority patent/CN103245848B/zh
Priority to TW102105409A priority patent/TWI555988B/zh
Priority to US13/765,026 priority patent/US9074728B2/en
Priority to KR1020130014955A priority patent/KR102042282B1/ko
Publication of JP2013167457A publication Critical patent/JP2013167457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5938932B2 publication Critical patent/JP5938932B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2855Environmental, reliability or burn-in testing
    • G01R31/2872Environmental, reliability or burn-in testing related to electrical or environmental aspects, e.g. temperature, humidity, vibration, nuclear radiation
    • G01R31/2874Environmental, reliability or burn-in testing related to electrical or environmental aspects, e.g. temperature, humidity, vibration, nuclear radiation related to temperature
    • G01R31/2877Environmental, reliability or burn-in testing related to electrical or environmental aspects, e.g. temperature, humidity, vibration, nuclear radiation related to temperature related to cooling
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/26Testing of individual semiconductor devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C9/00Methods or apparatus for discharging liquefied or solidified gases from vessels not under pressure
    • F17C9/02Methods or apparatus for discharging liquefied or solidified gases from vessels not under pressure with change of state, e.g. vaporisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2855Environmental, reliability or burn-in testing
    • G01R31/286External aspects, e.g. related to chambers, contacting devices or handlers
    • G01R31/2865Holding devices, e.g. chucks; Handlers or transport devices
    • G01R31/2867Handlers or transport devices, e.g. loaders, carriers, trays

Description

本発明は、部品を搬送するハンドラーに関し、特に部品の温度を調節する温度調節部を有するハンドラー、及び該ハンドラーを備える部品検査装置に関する。
一般に、電子部品の電気的特性を検査する部品検査装置では、基台上のトレイと検査用ソケットとの間で検査前や検査後の電子部品を搬送するハンドラーが用いられている。こうした部品検査装置の中には、電子部品を0℃以下の低温状態にしたうえで該電子部品の電気的特性を検査するものがある。
従来、電子部品を低温状態まで冷却する方法としては、例えば特許文献1に記載のような技術が知られている。特許文献1においては、複数の電子部品が収容されるトレイがステージに載置されている。このステージの内部には、内部通路が配設されている。そして、乾燥状態にある圧縮空気が冷却され、その冷却された圧縮空気がステージの内部通路に供給される。これにより、ステージを介してトレイが冷却され、そのトレイを介して電子部品が冷却される。
特開2004−347329号公報
ところで、電子部品を冷却する方法としては、特許文献1に記載された方法の他、ステージの内部通路に液体窒素を供給する方法もある。この方法においては、ステージを急速に冷却することが可能ではあるものの、ステージの内部通路にて液体窒素の一部が気化してしまうことがある。液体窒素は、大気圧下で気化するとその体積が約700倍になるため、内部通路のあるステージや該ステージから液体窒素が排出される排出路には、液体窒素の気化にともなう圧力変動に耐え得るだけの耐圧性が必要とされる。また、液体窒素の供給量はステージの温度が目標温度になるように制御されるものの、ステージの内部通路で液体窒素が気化してしまうことで、気化する際の気化熱によってステージが過度に冷却されてしまうこともあった。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、液化ガスの気化に起因する圧力変動及びステージの過度な冷却を抑えることが可能なハンドラー、及び該ハンドラーを備えた部品検査装置を提供することにある。
本発明のハンドラーは、部品を搬送するロボットと、前記部品が支持されるステージと、液化したガスである液化ガスが供給される供給部と、前記供給部と前記ステージ内の通路とを結ぶ供給路と、前記供給路を開閉するバルブと、前記ステージを加熱するヒーターと、前記ステージの温度を検出する温度センサーと、前記温度センサーの検出温度が所定温度になるように、前記ヒーターの出力及び前記バルブの開閉を制御する制御部と、前記供給路の途中に介在し、前記供給路よりも大きい流路断面積を有して液化ガスを気化させる気化容器とを備える。
本発明のハンドラーによれば、ステージを所定温度に調整することが可能であるとともに、液化ガスは、ステージに到達するまえに気化容器に進入する。気化容器は、供給路よりも流路断面積が大きいことから、該供給路よりも流路内面積及び容積が大きい。そのため、気化容器に進入した液化ガスは、液化ガスの沸点よりも温度が高い気化容器の内部に曝されることで気化し膨張される。このとき、気化容器の内部では液化ガスの気化にともなう圧力変動が生じることになるが、気化容器の内部は先行する液化ガスが気化したガスによって満たされているため、後続する液化ガスの気化にともなう圧力変動を緩和することができる。そして、気化容器にて気化したガスがステージ内の通路に供給されるため、該通路における液化ガスの気化が抑えられる。その結果、液化ガスの気化熱に起因したステージの過度な温度低下を抑えることができる。それゆえに、液化ガスの気化に起因した圧力変動及びステージの過度な冷却を抑えることができる。
このハンドラーでは、前記バルブが、前記気化容器よりも前記供給路の上流側に配設される。
このハンドラーによれば、供給路には、気化容器よりも上流側にバルブが配設されている。ここで、バルブが気化容器よりも下流側に配設されている場合、バルブが閉状態に維持されると、供給部とバルブとの間にある気化容器は、密閉された状態となる。そのため、液化ガスの一部が気化することによって、気化容器内の圧力が高くなってしまうことが想定され、その圧力に耐え得るだけの耐圧性が気化容器に要求されることになる。この点、上述した態様によれば、バルブが閉状態に維持されても、気化容器が密閉状態になることを回避することが可能となるため、気化容器に要求される耐圧性を低くすることができる。
このハンドラーは、前記ステージが収容される収容容器と、前記ステージ内の通路と前記収容容器内とを結ぶ排出路とを備える。
このハンドラーによれば、ステージ内の通路に供給されるガスは、水分含有量が0に近いため、ステージ内の通路から排出されるガスを収容容器内に供給することによって、該収容容器内を乾燥状態にすることが可能である。その結果、低温状態まで冷却されたステージならびに該ステージに支持されている部品に結露が発生することを抑えることができる。
このハンドラーにおいて、前記排出路には、前記ステージ内の通路への気体の流入を規制する逆止弁が配設されている。
このハンドラーによれば、例えばバルブが閉状態に維持される期間において、ステージ内の通路ならびに気化容器に対し、液化ガスに比べて水分含有量が多いエアが排出路を通じて流れ込むことを抑えることができる。その結果、ステージの冷却を再開したときに、ステージ内の通路ならびに気化容器において結露が発生することを抑えることができる。
このハンドラーにおいて、前記通路は、第1内部通路及び第2内部通路を有し、前記気化容器が、第1気化室と第2気化室とを有し、前記第1内部通路が、前記第1気化室に接続され、前記第2内部通路が、前記第2気化室に接続される。
このハンドラーによれば、第1内部通路には、第1気化室にて気化されたガスが供給される。また、第2内部通路には、第2気化室にて気化されたガスが供給される。その結果、第1及び第2気化室に異なる量の液化ガスを供給することにより、第1及び第2内部通路に対して異なる量のガスを供給することができる。
このハンドラーにおいて、前記排出路は、第1排出路と第2排出路を有し、前記逆止弁は、第1逆止弁と第2逆止弁を有し、前記第1排出路が、前記第1内部通路に接続され、前記第1排出路には、前記第1逆止弁が配設され、前記第2排出路が、前記第2内部通路に接続され、前記第2排出路には、他方の逆止弁である第2逆止弁が配設される。
このハンドラーによれば、例えばステージの冷却を停止している期間において、第1内部通路ならびに第1気化室に対し、第1排出路を通じて、液化ガスよりも水分含有量の多いエアが流れ込むことを抑えることができる。同様に、第2内部通路ならびに第2気化室に対し、第2排出路を通じて、液化ガスよりも水分含有量の多いエアが流れ込むことを抑えることができる。その結果、ステージの冷却を再開したときに、第1及び第2内部通路、ならびに第1及び第2気化室において結露が発生することを抑えることができる。
このハンドラーにおいて、前記第2排出路が、前記第1排出路に接続され、前記第1排出路には、前記第2排出路との接続部分よりも上流側に前記第1逆止弁が配設される。
このハンドラーによれば、第1内部通路から排出されたガスが第2内部通路へ流入すること、第2内部通路から排出されたガスが第1内部通路に流入すること、これらを抑えることができる。
このハンドラーにおいて、前記第1排出路には、前記第2排出路との接続部分よりも下流側に該第1排出路を流れるガスを昇温させる昇温部が配設される。
このハンドラーによれば、昇温部によって昇温されたガスが収容容器内に導入されるため、昇温されていないガスが収容容器内に導入される場合に比べて、収容容器内の温度が高くなる。その結果、収容容器内の温度が露点よりも高い温度に維持されやすくなることから、該収容容器内において結露が発生することを抑えることができる。
このハンドラーにおいて、前記第1排出路には、前記昇温部よりも下流側に該昇温部への気体の流入を規制する第3逆止弁が配設される。
このハンドラーによれば、例えばステージの冷却を停止している期間において、昇温部に対し、排出路を通じて、液化ガスよりも水分含有量の多いエアが流れ込むことを抑えることができる。その結果、ステージの冷却を再開したときに、昇温部において水分が結露することを抑えることができる。
本発明の部品検査装置は、部品を搬送する搬送ロボットと、前記部品が支持されるステージと、液化したガスである液化ガスが供給される供給部と、前記供給部と前記ステージ内の通路とを結ぶ供給路と、前記供給路を開閉するバルブと、前記ステージを加熱するヒーターと、前記ステージの温度を検出する温度センサーと、前記温度センサーの検出温度が所定温度になるように、前記ヒーターの出力及び前記バルブの開閉を制御する制御部と、前記供給路の途中に介在し、前記供給路よりも大きい流路断面積を有して液化ガスを気化させる気化容器と、前記部品を検査するテスターとを備える。
本発明の部品検査装置によれば、ステージを所定温度に調整することが可能であるとともに、液化ガスは、ステージに到達するまえに気化容器において気化される。この気化にともなう圧力変動は、気化容器内にて緩和される。そして、気化容器にて気化したガスがステージ内の通路に供給されるため、液化ガスの気化熱に起因したステージの過度な冷却を抑えられる。それゆえに、液化ガスの気化に起因した圧力変動及びステージの過度な冷却を抑えることができる。
本発明を具体化したハンドラー及び部品検査装置の一実施形態について、その全体構成を示す構成図。 同実施形態の冷却ユニットの概略構成を模式的に示した概略構成図。 同実施形態のハンドラーにおける電気的構成の一部を示すブロック図。 変形例におけるステージを模式的に示した図。
以下、本発明のハンドラー及び部品検査装置を具体化した一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。なお、部品検査装置は、電子部品を搬送するハンドラーと、ハンドラーとは別体の装置であって電子部品の電気的特性を検査するテスターとを備えるものである。
[ハンドラー及び部品検査装置の構成]
まず、ハンドラー、及び該ハンドラーを備える部品検査装置の全体構成について図1を参照して説明する。図1に示されるように、ハンドラー10の基台11には、各種ロボットの搭載される搭載面11aが上面として設けられ、該搭載面11aの大部分が、カバー部材12によって覆われている。これらカバー部材12と搭載面11aとにより囲まれた空間である搬送空間は、外部から供給されるドライエアにより湿度と温度とが所定の値に維持されている。
基台11の搭載面11aには、カバー部材12の外側と内側との間で電子部品Tを搬送する4つのコンベアーC1〜C4が配列されている。このうち、コンベアーの配列方向であるX方向の一方側には、カバー部材12の外側から内側に向かって検査前の電子部品Tを搬送する供給用コンベアーC1が敷設され、X方向の他方側には、カバー部材12の内側から外側に向かって検査後の電子部品Tを搬送する回収用コンベアーC2,C3,C4が敷設されている。これらのコンベアーC1〜C4では、複数の電子部品Tが各コンベアー上のデバイストレイC1a〜C4aに収容された状態で搬送される。
また、搭載面11aのうち、搬送空間の略中央には、搭載面11aを貫通する矩形状の開口部13が形成されている。この開口部13には、テスターのテストヘッド14が取り付けられている。テストヘッド14は、その上面に電子部品Tが嵌め込まれる検査用ソケット14aを有しており、該電子部品Tを検査するためのテスター内の検査回路に電気的に接続されている。このテスターにおいては、テストヘッド14と検査用ソケット14aとによって1つのステージが構成されている。
さらに、搭載面11aのうち、X方向と直交するY方向では、開口部13の両側に、検査前及び検査後の電子部品Tが一時的に載置される第1シャトル15と第2シャトル16とが配設されている。これらのシャトル15,16は、X方向に延びるように形成されており、その上面における上記供給用コンベアーC1側には、検査前の電子部品Tが収容される収容ポケット17,18が複数形成された供給用シャトルプレート15a,16aがそれぞれ固定されている。一方、シャトル15,16の上面における上記回収用コンベアーC2〜C4側には、検査後の電子部品Tが収容される回収用シャトルプレート15b,16bがそれぞれ固定されている。そして、これらシャトル15,16は、搭載面11aに固設されたX方向に延びるシャトルガイド15c,16cにそれぞれ連結されてX方向に沿って往動及び復動する。ハンドラー10においては、第1シャトル15と供給用シャトルプレート15aとによって1つのステージが構成されており、第2シャトル16と供給用シャトルプレート16aとによって1つのステージが構成されている。
基台11の搭載面11a上には、検査用ソケット14a、供給用シャトルプレート15a,16a、及び回収用シャトルプレート15b,16bの各々に電子部品Tを搬送するロボット機構が搭載されている。そして、ロボット機構を構成する供給ロボット20、搬送ロボット30、及び回収ロボット40の動作に合わせて、上述のシャトル15,16はシャトルガイド15c,16cに沿って移動する。
供給ロボット20は、供給用コンベアーC1上のデバイストレイC1aから、シャトル15,16上の供給用シャトルプレート15a,16aに検査前の電子部品Tを搬送するロボットであり、供給用コンベアーC1のY方向に配置されている。詳しくは、供給ロボット20は、Y方向に延びる固定軸である供給側固定ガイド21と、供給側固定ガイド21に対してY方向に往動及び復動可能に連結された供給側可動ガイド22と、供給側可動ガイド22に対してX方向に往動及び復動可能に連結された供給用ハンドユニット23とを有している。また、供給用ハンドユニット23は、その下端に電子部品Tを吸着する吸着部を有し、搭載面11a対して下降及び上昇可能に供給側可動ガイド22に連結されている。そして、供給側可動ガイド22及び供給用ハンドユニット23の移動により、デバイストレイC1aに載置された電子部品Tが、供給用ハンドユニット23の吸着部に吸着されて搬送され、供給用シャトルプレート15a,16aに載置される。
回収ロボット40は、シャトル15,16上の回収用シャトルプレート15b,16bから、回収用コンベアーC2〜C4上のデバイストレイC2a〜C4aに検査後の電子部品Tを搬送するロボットであり、回収用コンベアーC2〜C4のY方向に配置されている。詳しくは、回収ロボット40は、上述の供給ロボット20と同様、Y方向に延びる固定軸である回収側固定ガイド41と、回収側固定ガイド41に対してY方向に往動及び復動可能に連結された回収側可動ガイド42と、回収側可動ガイド42に対してX方向に往動及び復動可能に連結された回収用ハンドユニット43とを有している。また、回収用ハンドユニット43は、その下端に電子部品Tを吸着する吸着部を有し、搭載面11a対して下降及び上昇可能に回収側可動ガイド42に連結されている。そして、回収側可動ガイド42及び回収用ハンドユニット43の移動により、回収用シャトルプレート15b,16bに載置された電子部品Tが、回収用ハンドユニット43の吸着部に吸着されて搬送され、デバイストレイC2a〜C4aに載置される。
搬送ロボット30は、搬送空間の略中央に設置されたY方向に延びる固定軸である搬送ガイド31と、搬送ガイド31に対してY方向に往動及び復動可能に連結された第1搬送ユニット32及び第2搬送ユニット33とを有している。このうち、第1搬送ユニット32は、第1シャトル15上とテストヘッド14上との間を往復し、第2搬送ユニット33は、第2シャトル16上とテストヘッド14上との間を往復する。また、第1搬送ユニット32及び第2搬送ユニット33は、各々がその下端に電子部品Tを吸着する吸着部を有し、搭載面11a対して下降及び上昇可能に搬送ガイド31に連結されている。
そして、第1搬送ユニット32は、第1シャトル15上の供給用シャトルプレート15aに載置された検査前の電子部品Tを吸着部に吸着して搬送し、テストヘッド14の検査用ソケット14aに所定の押圧力で嵌め込む。検査用ソケット14aの底面には、電子部品Tの雄端子と嵌合可能な複数の雌端子が凹設されており、電子部品Tの有する雄端子が検査用ソケット14aの雌端子に嵌め込まれることによって、電子部品Tの電気的特性がテスターにより検査可能になる。テスターは、ハンドラー10から検査開始の指令を受けて電子部品Tの検査を開始し、その検査結果とともに検査の終了を示す信号をハンドラー10に出力する。こうして電子部品Tの検査が終了すると、第1搬送ユニット32は、検査後の電子部品Tをテストヘッド14の検査用ソケット14aから第1シャトル15上の回収用シャトルプレート15bへ搬送する。
同様に、第2搬送ユニット33は、第2シャトル16上の供給用シャトルプレート16aに載置された検査前の電子部品Tを吸着部に吸着して搬送し、テストヘッド14の検査用ソケット14aに所定の押圧力で嵌め込む。そして、テスターによる電子部品Tの検査が終了すると、第2搬送ユニット33は、検査後の電子部品Tを、テストヘッド14の検査用ソケット14aから第2シャトル16上の回収用シャトルプレート16bへ搬送する。このような第1搬送ユニット32及び第2搬送ユニット33によるテストヘッド14への電子部品Tの搬送は交互に行われ、電子部品Tがテスターによって順次検査されていく。
なお、供給用ハンドユニット23、回収用ハンドユニット43、第1搬送ユニット32及び第2搬送ユニット33は、複数の電子部品を同時に吸着保持するものであり、各々の吸着部は例えば真空吸着によって電子部品Tを吸着して把持することの可能なエンドエフェクターとして構成される。
ここで、本実施形態では、第1シャトル15の周囲に、搬送空間内で隔離され、第1シャトル15と供給用シャトルプレート15a及び回収用シャトルプレート15bとを収容する部屋を有する収容容器としての収容ボックス50が配設されている。同様に、開口部13及び開口部13に取り付けられたテストヘッド14の周囲には、搬送空間内で隔離され、テストヘッド14及び検査用ソケット14aを収容する部屋を有する収容容器としての検査ボックス51が配設されている。さらに、第2シャトル16の周囲には、搬送空間内で隔離され、第2シャトルと供給用シャトルプレート16a及び回収用シャトルプレート16bとを収容する部屋を有する収容容器としての収容ボックス52が配設されている。そして、これら収容ボックス50、検査ボックス51、及び収容ボックス52の各々において電子部品Tの冷却が行なわれる。
[冷却ユニットの構成]
電子部品Tの冷却を行う冷却ユニットの構成について、図2を参照して説明する。なお、部品検査装置には、供給用シャトルプレート15a,16aの収容ポケット17,18に収容された電子部品Tを冷却する冷却ユニット、テストヘッド14の検査用ソケット14aに収容された電子部品Tを冷却する冷却ユニットが搭載されているが、本実施形態では、供給用シャトルプレート15aの収容ポケット17に収容される電子部品Tを冷却する冷却ユニットを用いて説明する。
図2に示されるように、1つの冷却ユニットは、供給用シャトルプレート15aに形成された複数の収容ポケット17のうち、2つの収容ポケット17a,17bに収容される電子部品Tを冷却する。冷却ユニットは、液化ガスである液体窒素を気化させた窒素ガスを用い、供給用シャトルプレート15aにおける収容ポケット17a,17bの温度が目標温度である例えば−45℃となるように冷却する。
冷却ユニットにおいて、液体窒素が貯蔵された供給部としての貯蔵タンク55には、共通路56を介して第1供給路61が接続されている。この第1供給路61は、略等しい流路断面積が連続する管であって、収容ポケット17aの直下を通るように第1シャトル15に形成された第1内部通路62に接続されている。第1供給路61には、第1バルブ63(以下、単にバルブ63という。)が配設されており、このバルブ63は、第1供給路61を開閉して第1気化室71に対する液体窒素の供給量を制御する。
また、貯蔵タンク55には、共通路56を介して第2供給路66が接続されている。第2供給路66は、第1供給路61と略等しい流路断面積を有する管であって、収容ポケット17bの直下を通るように第1シャトル15に形成された第2内部通路67に接続されている。第2供給路66には、第2バルブ68(以下、単にバルブ68という。)が配設されており、このバルブ68は、第2供給路66を開閉して第2気化室72に対する液体窒素の供給量を制御する。
これら第1及び第2供給路61,66には、熱交換器70が配設されている。熱交換器70は、いわゆるプレート式熱交換器であって、各バルブ63,68の下流側に配設されているとともに断熱材73によって覆われている。熱交換器70には、該熱交換器70における流れが並行流となるように第1及び第2供給路61,66が接続されており、第1気化室71に第1供給路61が接続され、第2気化室72に第2供給路66が接続されている。第1及び第2気化室71,72は、第1及び第2供給路61,66の流路断面積よりも大きな流路断面積に形成されているため、第1及び第2供給路61,66よりも大きな流路内面積及び容積を有している。第1及び第2気化室71,72に流入した液体窒素は、液体窒素の沸点よりも温度が高い熱交換器70の内部に曝されることによって目標温度よりも低い温度の窒素ガスとなって熱交換器70から流出する。すなわち、熱交換器70は、冷媒を膨張させて該冷媒の温度を低下させるものでもなく、また熱交換器70の周囲の熱を積極的に冷媒に吸収させるものでもなく、液体窒素を気化させる気化容器として機能する。そして、熱交換器70内で気化された低温の窒素ガスは、第1シャトル15に形成された第1及び第2内部通路62,67に流入し、供給用シャトルプレート15aにおける収容ポケット17a,17bを冷却する。
また、第1シャトル15の内部には、供給用シャトルプレート15aに形成された各収容ポケット17a,17bの直下に加熱ヒーター74,75(以下、単にヒーター74,75という。)が備えられている。ヒーター74,75は、収容ポケット17a,17bを加熱する。また、各収容ポケット17a,17bには、該収容ポケット17a,17bの温度を検出する温度センサー77,78が備えられている。そして、内部通路62,67を流通する窒素ガスによる冷却とヒーター74,75による加熱との協働によって、各収容ポケット17a,17bが目標温度に制御される。
一方、第1内部通路62の排出口には、第1排出路81が接続されている。第1排出路81は、収容ボックス50に接続されており、第1内部通路62から排出された窒素ガスを収容ボックス50に導入する。また、第2内部通路67の排出口には、第2排出路82が接続されている。第2排出路82は、第1排出路81に接続されており、第2内部通路67から排出された窒素ガスを第1排出路81に排出する。すなわち、収容ボックス50には、第1及び第2内部通路62,67から排出された窒素ガスが導入される。
第1排出路81には、第2排出路82との接続部分よりも上流側に、第1内部通路62への気体の流入を規制する第1逆止弁83が配設されている。同様に、第2排出路82には、第2内部通路67への気体の流入を規制する第2逆止弁84が配設されている。
また、第1排出路81には、第2排出路82との接続部分よりも下流側に該第1排出路81を流通する窒素ガスを常温程度まで昇温させる昇温部としての熱交換器85が配設されている。熱交換器85は、いわゆるプレート式熱交換器であって、第1排出路81を流通する窒素ガスが低温流体室86に流入し、ドライエア供給源87の生成するドライエアが高温流体室88に流入する。これら窒素ガス及びドライエアは、熱交換器85内において並行流となるように流通している。ドライエア供給源87は、コンプレッサーや乾燥機で構成されており、該ドライエア供給源87からのドライエアは、エアヒーター89によって常温より高い温度まで昇温させられる。そして、ドライエアは、熱交換器85における第1排出路81の窒素ガスとの熱交換によって常温程度まで温度が低下させられたのち、収容ボックス50に導入される。また、第1排出路81には、熱交換器85よりも下流側に低温流体室86への気体の流入を規制する第3逆止弁90が配設されている。
[ハンドラー及び部品検査装置の電気的構成]
次に、ハンドラー及び部品検査装置の電気的構成について、ハンドラー10の電気的構成を中心に図3を参照して説明する。上記ハンドラー10に備えられた制御部を構成する制御装置95は、中央処理装置(CPU)、不揮発性メモリー(ROM)、及び揮発性メモリー(RAM)を有するマイクロコンピューターを中心に構成されている。制御装置95は、上記ROM及びRAMに格納された各種データ及びプログラムに基づいて、上述の供給ロボット20、搬送ロボット30、回収ロボット40といったロボット機構の動作をはじめとするハンドラー10にかかわる各種制御を統括的に行っている。また、制御装置95には、テスター98が電気的に接続されており、テスター98との間で電子部品Tの検査の開始や終了を示す信号の入出力を行っている。なお、ここでは、制御装置95による制御のうち、供給用シャトルプレート15aの収容ポケット17a,17bに対応する冷却ユニットにかかわる制御の態様について説明する。
図3に示されるように、制御装置95には、バルブ駆動部96aとヒーター駆動部96bとを有する冷却ユニット駆動部96が電気的に接続されている。バルブ駆動部96aは、制御装置95から入力された目標温度と、温度センサー77,78から入力された温度とに基づいて、供給用シャトルプレート15aにおける収容ポケット17a,17bの温度が目標温度になるように、バルブ63,68の各々の開閉時間を設定するとともに、該開閉時間を示す信号を各バルブ63,68に出力する。バルブ63,68は、入力された信号に応じた開閉を行うことで第1及び第2内部通路62,67の各々に対する窒素ガスの供給量を調整する。
また、ヒーター駆動部96bは、制御装置95から入力された目標温度と、温度センサー77,78から入力された温度とに基づいて、収容ポケット17a,17bの温度が目標温度になるように、ヒーター74,75の各々に対して駆動電力を生成するとともに、該駆動電力を各ヒーター74,75に出力し、ヒーター74,75を駆動する。
なお、冷却ユニット駆動部96と同様、供給用シャトルプレート15aの他の収容ポケット17や、供給用シャトルプレート16aの収容ポケット18、テストヘッド14の検査用ソケット14aに対応する冷却ユニットに対しても、該冷却ユニットごとに冷却ユニット駆動部が設けられている。すなわち、制御装置95は、各冷却ユニットを互いに独立させた態様で制御する。
[作用]
次に、本実施形態のハンドラー及び部品検査装置の作用について述べる。
本実施形態のハンドラー及び部品検査装置では、冷却ユニットにおいて、貯蔵タンク55から第1供給路61に供給される液体窒素は、やがて熱交換器70の第1気化室71に流入する。この第1気化室71の流路断面積が第1供給路61の流路内面積よりも大きいことから、第1気化室71に流入した液体窒素は、液体窒素の沸点よりも温度が高い部材に対する接触面積が増大して窒素ガスへの転移が促進される。そして、その窒素ガスは、第1内部通路62に流入して収容ポケット17aを冷却したのち、第1排出路81へ排出される。
同様に、貯蔵タンク55から第2供給路66に供給される液体窒素は、熱交換器70の第2気化室72に流入して窒素ガスへと転移する。そして、その窒素ガスは、第2内部通路67に流入して収容ポケット17bの周辺を冷却したのち、第2排出路82を通じて第1排出路81に排出される。
そして、制御装置95は、温度センサー77,78から入力される温度が目標温度となるように、各内部通路62,67に供給される窒素ガスの供給量とヒーター74,75に出力される駆動電力とを制御する。これにより、各収容ポケット17a,17bに収容された電子部品Tが目標温度に制御される。
上述した一連の過程において、各気化室71,72は、先行する液体窒素が気化した窒素ガスで満たされており、また第1及び第2供給路61,66よりも容積が大きい。そのため、後続する液体窒素の気化にともなう圧力変動が生じたとしても、その圧力変動が各気化室71,72で緩和されることとなる。
また、熱交換器70において液体窒素が気化されることから、内部通路62,67には液体窒素ではなく窒素ガスが流入する。そのため、内部通路62,67において液体窒素が気化することによって、収容ポケット17a,17bの一部が過度に冷却されることを抑えることもできる。
第1及び第2内部通路62,67から第1排出路81に排出された窒素ガスは、熱交換器85の低温流体室86に流入する。この熱交換器85の高温流体室88には、エアヒーター89によって常温よりも高い温度まで昇温されたドライエアが流入している。そして、窒素ガスは、熱交換器85におけるドライエアとの熱交換によって常温程度まで昇温されたのち、収容ボックス50に導入される。また、ドライエアは、窒素ガスとの熱交換によって常温程度まで降温されたのち、収容ボックス50に導入される。
上記窒素ガスは、液体窒素を気化させたものであり水分含有量が0に近く、また上記ドライエアも、ハンドラーの周辺のエアに比べれば水分含有量が少ない。そのため、これら窒素ガス及びドライエアを収容ボックス50に導入することによって、収容ボックス50内が水分含有量の少ない気体で満たされることになる。すなわち、収容ボックス50において結露が発生することを抑えることができる。その結果、供給用シャトルプレート15a及び該供給用シャトルプレート15aに収容された電子部品Tに結露が発生して電子部品Tが故障することを抑えることができる。
また、熱交換器85によって常温程度に昇温された窒素ガスが収容ボックス50に導入される。そのため、各内部通路62,67から排出された窒素ガスが昇温されることなく収容ボックス50に導入される場合に比べて、収容ボックス50内の温度が露点よりも高い温度に維持されやすくなる。その結果、収容ボックス50内の供給用シャトルプレート15aのみならず、回収用シャトルプレート15b及び該回収用シャトルプレート15bに収容された電子部品Tに結露が発生して電子部品Tが故障することを抑えることができる。
そして、供給用シャトルプレート15aを冷却する窒素ガスと該窒素ガスを常温程度まで昇温させるドライエアとを収容ボックス50における結露対策用のガスとして使用している。そのため、結露対策用のガスを別に用意する場合に比べて、冷却ユニットの構成を簡素化することが可能であるとともに、使用するガスの量を削減することができる。
一方、各バルブ63,68は、液体窒素を気化させる熱交換器70よりも上流側に配設されている。仮に、第1供給路61において熱交換器70よりも下流側にバルブ63が配設されている場合に、バルブ63が閉状態に維持されると、貯蔵タンク55とバルブ63との間にある熱交換器70の第1気化室71は密閉状態となる。そのため、液体窒素の一部が気化することで第1気化室71内の圧力が高くなることが想定され、その圧力に耐え得るだけの耐圧性が熱交換器70に求められる。この点、本実施形態のバルブは、供給路における熱交換器70よりも上流側に配設されている。そのため、バルブ63が閉状態に維持されているときにバルブ63よりも下流側に残存していた液体窒素が気化しても、その気化した窒素ガスの一部が第1内部通路62及び第1排出路81を通じて収容ボックス50に導入されることになる。その結果、熱交換器70よりも下流側にバルブが配設される場合に比べて、熱交換器70に要求される耐圧性を低くすることができる。
他方、第1排出路81には、第2排出路82との接続部分よりも上流側に第1逆止弁83が配設されており、第2排出路82には、第2内部通路67よりも下流側に第2逆止弁84が配設されている。そのため、第1内部通路62から排出された窒素ガスが第2排出路82を通じて第2内部通路67に流入すること、第2内部通路67から排出された窒素ガスが第1排出路81を通じて第1内部通路62に流入すること、これらを抑えることができる。すなわち、収容ポケット17a,17bの冷却が各内部通路62,67に供給された窒素ガスによってのみ行なわれるため、収容ポケット17a,17bの冷却をより高い精度の下で行なうことができる。
また、第1排出路81には、熱交換器85よりも下流側に第3逆止弁90が配設されている。そのため、バルブ63,68が閉状態である期間に、第1排出路81を通じて、熱交換器85、第1及び第2内部通路62,67、熱交換器70に対し、収容ボックス50から窒素ガス及びドライエアよりも水分含有量の多いエアが流れ込むことを抑えることができる。その結果、バルブ63,68が再び開状態に制御されたときに、熱交換器85、第1及び第2内部通路62,67、熱交換器70において結露が発生することを抑えることができる。
上記熱交換器70においては、液体窒素が気化される他、第1気化室71の窒素ガスと第2気化室72の窒素ガスとの間での熱交換が可能である。そのため、例えば、バルブ63を開状態、且つバルブ68を閉状態としたとき、第1気化室71を流れる窒素ガスによって、第2気化室72に滞留している窒素ガスを冷却することが可能である。その結果、閉状態にあるバルブ68が再び開状態に制御されたときに、第2内部通路67に対して低い温度に維持されていた窒素ガスが直ちに供給されることになるため、収容ポケット17bが目標温度まで冷却されるまでに要する時間を短くすることができる。
また、この熱交換器70が断熱材73で覆われていることから、熱交換器70内の窒素ガスの温度が低い温度に維持されやすくもなる。その結果、第1及び第2内部通路62,67に対して冷却用の窒素ガスを供給するうえで熱的な損失を抑えることもできる。
以上説明したように、本実施形態のハンドラー及び部品検査装置によれば、以下に列挙する効果が得られるようになる。
(1)熱交換器70の各気化室71,72は、第1及び第2供給路61,66よりも大きな流路断面積に形成されているため、第1及び第2供給路61,66よりも大きな流路内面積及び容積を有している。その結果、各気化室71,72において液体窒素を気化させることができ、またその気化にともなう圧力変動を各気化室71,72で緩和させることができる。
(2)また、熱交換器70の各気化室71,72において液体窒素が気化することによって、収容ポケット17a,17bが過度に冷却されることを抑えることができる。
(3)バルブ63,68が熱交換器70よりも上流側に配設されていることから、バルブ63,68が熱交換器70よりも下流側に配設されている場合に比べて、熱交換器70に要求される耐圧性を低くすることができる。
(4)収容ポケット17a,17bの冷却に用いた窒素ガスが収容ボックス50に導入されることから、収容ボックス50を満たす気体の水分含有量を少なくすることができる。その結果、供給用シャトルプレート15a及び該供給用シャトルプレート15aに収容された電子部品Tに結露が発生して電子部品Tが故障することを抑えることができる。
(5)第1及び第2気化室71,72の各々に対する液体窒素の供給量がバルブ63,68によって制御されることから、第1及び第2内部通路62,67に対して異なる量の窒素ガスを供給することができる。
(6)第1及び第2排出路81,82に第1及び第2逆止弁83,84が配設されている。そのため、第1及び第2内部通路62,67、熱交換器70に対し、第1及び第2排出路81,82を通じて、窒素ガスよりも水分含有量の多いエアが流入することを抑えることができる。その結果、熱交換器85、第1及び第2内部通路62,67、熱交換器70において結露が発生することを抑えることができる。
(7)第1排出路81には、第2排出路82との接続部分よりも上流側に第1逆止弁83が配設されており、第2排出路82には、第2逆止弁84が配設されている。そのため、第1内部通路62から排出された窒素ガスが第2排出路82を通じて第2内部通路67に流入すること、第2内部通路67から排出された窒素ガスが第1排出路81を通じて第1内部通路62に流入すること、これらを抑えることができる。
(8)また、第2排出路82が第1排出路81に接続されることで、第1及び第2排出路81,82を個別に収容ボックス50に接続する場合に比べて、排出路の構成を簡素化することができる。
(9)第1排出路81には、第1及び第2内部通路62,67から排出された窒素ガスを常温程度まで昇温させる熱交換器85が配設されている。その結果、収容ボックス50内の温度が露点よりも高い温度に維持されやすくなることから、回収用シャトルプレート15b及び該回収用シャトルプレート15bに収容された電子部品Tに結露が発生して電子部品Tが故障することを抑えることができる。
(10)供給用シャトルプレート15aを冷却する窒素ガスと該窒素ガスを常温程度まで昇温させるドライエアとを収容ボックス50における結露対策用のガスとして使用している。そのため、収容ボックス50において結露が発生することを抑えるうえで使用されるガスの量を削減することができる。
(11)熱交換器85の下流側に第3逆止弁90が配設されていることから、バルブ63,68が閉状態に維持されているときに、熱交換器85、第1及び第2内部通路62,67、熱交換器70に対し、窒素ガスよりも水分含有量の多いエアが流入することを抑えることができる。その結果、これら熱交換器85、第1及び第2内部通路62,67、熱交換器70において結露が発生することを抑えることができる。
(12)第1及び第2気化室71,72を有する気化容器が熱交換器70であることから、例えば、バルブ63が開状態、且つバルブ68が閉状態に維持されているとき、第2気化室72に滞留している窒素ガスは、第1気化室71を流通する窒素ガスとの熱交換によって温度の低い状態が維持される。その結果、バルブ68が開状態になったときに、収容ポケット17bが目標温度まで冷却されるまでに要する時間を短くすることができる。
(13)熱交換器70が断熱材73で覆われていることから、第1及び第2内部通路62,67に対して冷却用の窒素ガスを供給するうえで熱的な損失を抑えることができる。
(14)熱交換器85は、第1供給路61における第2排出路82との接続部分よりも下流側に配設されている。そのため、こうした熱交換器85を第1及び第2排出路81,82の双方に配設する場合に比べて、熱交換器85の設置台数を少なくすることもできる。
(15)窒素ガスとドライエアは、熱交換器85において並行流になるように流通している。そのため、これら窒素ガスとドライエアが、熱交換器85において対向流となるように流通する場合に比べて、熱交換器85を通過した直後における窒素ガスとドライエアとの温度差を小さくすることもできる。すなわち、これら窒素ガスとドライエアとが導入される収容ボックス50における温度分布の均一化を図ることができる。
なお、上記の実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・第1排出路81において、第3逆止弁90が割愛された構成であってもよい。こうした構成であっても、第1排出路81には第1逆止弁83、第2排出路82には第2逆止弁84が配設されていることから、第1及び第2内部通路62,67、熱交換器70に対して第1排出路81を通じてエアが流入することを抑えることができる。
・第1及び第2内部通路62,67から排出された窒素ガスを昇温させる熱交換器85が割愛された構成であってもよい。この際、収容ボックス50内の温度が低くなるものの、水分含有量が0に近い窒素ガスが収容ボックス50に導入されていることから、収容ボックス50において結露が発生することを抑えることができる。
・第1及び第2内部通路62,67から排出された窒素ガスは、熱交換器85に限らず、例えばエアヒーター等によって昇温されてもよい。
・第1及び第2排出路81,82は、収容ボックス50に対して個別に接続されていてもよい。この場合、第1及び第2排出路81,82の各々に熱交換器85、第3逆止弁90が配設されるとよい。
・熱交換器85の高温流体室88から流出したドライエアは、カバー部材12内や大気中に排出されてもよい。
・第1排出路81における第1逆止弁83及び第2排出路82における第2逆止弁84の少なくとも一方が割愛された構成であってもよい。すなわち、第1及び第2内部通路62,67の少なくとも一方と収容ボックス50とが常に連通している構成であってもよい。
・1つの冷却ユニットにおいて、気化容器から流出した窒素ガスが1つの内部通路に流入する態様であってもよい。この際、気化容器には、1つの気化室のみを形成するだけでよい。また、1つの冷却ユニットにおいて、気化容器から流出した窒素ガスが3つ以上の内部通路に流入する態様であってもよい。すなわち、気化容器に対して3つ以上の内部通路が並列に接続されている態様であってもよい。この際、気化容器には、各内部通路に対応する気化室が形成されていればよい。
・また、1つの冷却ユニットにおいて、1つの供給路に対して複数の内部通路が直列に接続されていてもよい。
・第1内部通路62と第2内部通路67は、互いに異なるステージに配設された内部通路であってもよい。その際、例えば第2内部通路67が第2シャトル16に配設されているならば、該第2内部通路67から排出された窒素ガスは、収容ボックス52に導入される構成が好ましい。
・第1及び第2内部通路62,67から排出された窒素ガスは、収容ボックス50に限らず、大気中に排出されてもよい。
・ハンドラー10は、収容ボックス50,52、検査ボックス51が割愛された構成であってもよい。この際、第1及び第2排出路81,82は、カバー部材12に接続されていてもよい。
・バルブ63,68は、熱交換器70よりも下流側に配設されていてもよい。こうした構成であっても、第1及び第2内部通路62,67への窒素ガスの供給量を調整することができる。
・内部通路は、ステージの内部に配設されていればよく、第1シャトル15ではなく供給用シャトルプレート15a内に配設される態様であってもよいし、第1シャトル15及び供給用シャトルプレート15a内の双方に配設される態様であってもよい。
・貯蔵タンク55は、ハンドラー10の外部に設けられる構成であってもよい。この場合には、例えば、ハンドラー10の共通路56に設けられ、貯蔵タンク55に接続された配管が接続される接続部が供給部として機能する。
・液化ガスは、液体窒素に限らず、液体酸素や液体水素、液体ヘリウム等であってもよい。
・上記実施形態において、基台11を貫通する開口部13に取り付けられたテストヘッド14とテストヘッド14上面の検査用ソケット14aとによりステージが構成されるものとした。これに代えて、図4に示されるように、窒素ガスの流れる内部通路100、加熱ヒーター101、及び検査用ソケット14aの収容される収容部102を備える台座103を基台11に設置し、この台座103をステージとしてもよい。この場合、検査用ソケット14aは、台座103の収容部102に収容されることによってハンドラー10に搭載される。そして、台座103が冷却されることによって、検査用ソケット14aに収容された電子部品が冷却される。
部品検査装置を構成するハンドラーとテスターとは別体の装置であるため、テストヘッド14及び検査用ソケット14aをステージとする場合、ハンドラー側の構成とは別に、予めテスターのテストヘッド14に窒素ガスの流れる流路やヒーターを備えておく必要がある。この点、上述した構成によれば、内部流路やヒーターを備えたテストヘッド14を要することなく、検査用ソケット14aに収容された電子部品Tを冷却することが可能となる。
なお、温度センサーは、ステージの温度が検出可能であれば、台座103に搭載されていてもよいし、検査用ソケット14aに搭載されていてもよい。また、図4に記載の台座103には1つの収容部102が形成されているが、台座103に形成される収容部102の数は、2以上であってもよい。また、台座103の収容部102にテストヘッド14及び検査用ソケット14aが収容される構成としてもよい。要は、電子部品を支持するステージとして、熱を伝導する部材を挟んで電子部品に間接的に触れる部材そのものが冷却される態様であればよい。
・また、ステージは、基台11の搭載面11a上、もしくはカバー部材12によって覆われた搬送空間内における基台11の上方で電子部品Tを支持する部分であれば任意に設定することが可能である。例えば、供給用シャトルプレート15aと回収用シャトルプレート15bとをそれぞれ別のステージとして、これらに対して各別の冷却ユニットを設けて冷却してもよい。また、搬送ロボット30における第1搬送ユニット32及び第2搬送ユニット33の下端の吸着部にステージを配設し、第1搬送ユニット32及び第2搬送ユニット33の各々の下端部に冷却ユニットを設けるようにしてもよい。要は、電子部品Tが支持される部分であれば、その箇所をステージとして冷却ユニットを設けることができる。なお、各冷却ユニット間において電子部品Tを搬送する際には、収容容器の一部を開閉して電子部品Tの移送を行うようにすればよい。
T…電子部品、C1…供給用コンベアー、C2,C3,C4…回収用コンベアー、C1a,C2a,C3a,C4a…デバイストレイ、10…ハンドラー、11…基台、11a…搭載面、12…カバー部材、13…開口部、14…テストヘッド、14a…検査用ソケット、15…第1シャトル、15a…供給用シャトルプレート、15b…回収用シャトルプレート、15c…シャトルガイド、16…第2シャトル、16a…供給用シャトルプレート、16b…回収用シャトルプレート、16c…シャトルガイド、17,17a,17b,18…収容ポケット、20…供給ロボット、21…供給側固定ガイド、22…供給側可動ガイド、23…供給用ハンドユニット、30…搬送ロボット、31…搬送ガイド、32…第1搬送ユニット、33…第2搬送ユニット、40…回収ロボット、41…回収側固定ガイド、42…回収側可動ガイド、43…回収用ハンドユニット、50…収容ボックス、51…検査ボックス、52…収容ボックス、55…貯蔵タンク、56…共通路、61…第1供給路、62…第1内部通路、63…第1バルブ、66…第2供給路、67…第2内部通路、68…第2バルブ、68…バルブ、70…熱交換器、71…第1気化室、72…第2気化室、73…断熱材、74,75…加熱ヒーター、77,78…温度センサー、81…第1排出路、82…第2排出路、83…第1逆止弁、84…第2逆止弁、85…熱交換器、86…低温流体室、87…ドライエア供給源、88…高温流体室、89…エアヒーター、90…第3逆止弁、95…制御装置、96…冷却ユニット駆動部、96a…バルブ駆動部、96b…ヒーター駆動部、98…テスター、100…内部通路、101…加熱ヒーター、102…収容部、103…台座。

Claims (9)

  1. 部品を搬送するロボットと、
    前記部品が支持されるステージと、
    液化したガスである液化ガスが供給される供給部と、
    前記供給部と前記ステージ内の通路とを結ぶ供給路と、
    前記供給路を開閉するバルブと、
    前記ステージを加熱するヒーターと、
    前記ステージの温度を検出する温度センサーと、
    前記供給路に配置され、前記供給路の流路断面積よりも大きい流路断面積を有する第1気化室及び第2気化室、を含む気化容器と、を備え
    前記通路は、第1内部通路及び第2内部通路を有し、
    前記第1内部通路が、前記第1気化室に接続され、
    前記第2内部通路が、前記第2気化室に接続され、
    前記第1気化室及び前記第2気化室は相互に熱交換可能に配置されている
    ことを特徴とするハンドラー。
  2. 前記バルブが、前記気化容器よりも前記供給路の上流側に配設される
    請求項1に記載のハンドラー。
  3. 前記ステージが収容される収容容器と、
    前記ステージ内の通路と前記収容容器内とを結ぶ排出路とを備える
    請求項1または2に記載のハンドラー。
  4. 前記排出路には、前記ステージ内の通路への気体の流入を規制する逆止弁が配設される
    請求項3に記載のハンドラー。
  5. 前記排出路は、第1排出路と第2排出路を有し、
    前記逆止弁は、第1逆止弁と第2逆止弁を有し、
    前記第1排出路が、前記第1内部通路に接続され、
    前記第1排出路には、前記第1逆止弁が配設され、
    前記第2排出路が、前記第2内部通路に接続され、
    前記第2排出路には、他方の逆止弁である第2逆止弁が配設される
    請求項に記載のハンドラー。
  6. 前記第2排出路が、前記第1排出路に接続され、
    前記第1排出路には、前記第2排出路との接続部分よりも上流側に前記第1逆止弁が配設される
    請求項に記載のハンドラー。
  7. 前記第1排出路には、前記第2排出路との接続部分よりも下流側に該第1排出路を流れるガスを昇温させる昇温部が配設され
    前記昇温部はエアヒーターによって昇温したドライエアを流通可能な熱交換器である
    請求項に記載のハンドラー。
  8. 前記第1排出路には、前記昇温部よりも下流側に該昇温部への気体の流入を規制する第3逆止弁が配設される
    請求項に記載のハンドラー。
  9. 部品を搬送する搬送ロボットと、
    前記部品が支持されるステージと、
    液化したガスである液化ガスが供給される供給部と、
    前記供給部と前記ステージ内の通路とを結ぶ供給路と、
    前記供給路を開閉するバルブと、
    前記ステージを加熱するヒーターと、
    前記ステージの温度を検出する温度センサーと、
    前記供給路に配置され、前記供給路の流路断面積よりも大きい流路断面積を有する第1気化室及び第2気化室、を含む気化容器と、
    前記部品を検査するテスターと、を備え
    前記通路は、第1内部通路及び第2内部通路を有し、
    前記第1内部通路が、前記第1気化室に接続され、
    前記第2内部通路が、前記第2気化室に接続され、
    前記第1気化室及び前記第2気化室は相互に熱交換可能に配置されている
    ことを特徴とする部品検査装置。
JP2012029178A 2012-02-14 2012-02-14 ハンドラー、及び部品検査装置 Expired - Fee Related JP5938932B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029178A JP5938932B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 ハンドラー、及び部品検査装置
CN201310049498.6A CN103245848B (zh) 2012-02-14 2013-02-07 处理器以及部件检查装置
TW102105409A TWI555988B (zh) 2012-02-14 2013-02-08 處理器、及零件檢查裝置
US13/765,026 US9074728B2 (en) 2012-02-14 2013-02-12 Handler and part inspecting apparatus
KR1020130014955A KR102042282B1 (ko) 2012-02-14 2013-02-12 핸들러 및 부품 검사 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029178A JP5938932B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 ハンドラー、及び部品検査装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016097687A Division JP6256523B2 (ja) 2016-05-16 2016-05-16 ハンドラー、及び部品検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013167457A JP2013167457A (ja) 2013-08-29
JP5938932B2 true JP5938932B2 (ja) 2016-06-22

Family

ID=48925492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012029178A Expired - Fee Related JP5938932B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 ハンドラー、及び部品検査装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9074728B2 (ja)
JP (1) JP5938932B2 (ja)
KR (1) KR102042282B1 (ja)
CN (1) CN103245848B (ja)
TW (1) TWI555988B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013167482A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Seiko Epson Corp ハンドラー、及び部品検査装置
JP2016148686A (ja) * 2016-05-25 2016-08-18 セイコーエプソン株式会社 ハンドラー、及び部品検査装置
JP2016153810A (ja) * 2016-05-16 2016-08-25 セイコーエプソン株式会社 ハンドラー、及び部品検査装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5942459B2 (ja) * 2012-02-14 2016-06-29 セイコーエプソン株式会社 ハンドラー、及び部品検査装置
CN103672399A (zh) * 2013-12-19 2014-03-26 常熟市加腾电子设备厂(普通合伙) 防结露氮气柜
JP2016023939A (ja) * 2014-07-16 2016-02-08 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP2016023961A (ja) * 2014-07-16 2016-02-08 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
US10416231B2 (en) * 2015-03-16 2019-09-17 Seiko Epson Corporation Electronic component transport apparatus and electronic component inspection apparatus
TWI632383B (zh) * 2015-08-31 2018-08-11 日商精工愛普生股份有限公司 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
KR102461321B1 (ko) * 2017-08-18 2022-11-02 (주)테크윙 전자부품 테스트용 핸들러
KR102474052B1 (ko) * 2018-01-15 2022-12-02 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 반도체 제조 생산성을 위한 진보된 온도 모니터링 시스템 및 방법들
CN109203808B (zh) * 2018-11-01 2020-04-10 陈以勒 一种合成珠宝加工专用雕刻装置
JP7412277B2 (ja) * 2020-06-02 2024-01-12 東京エレクトロン株式会社 検査装置及び検査方法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3092974A (en) * 1960-07-21 1963-06-11 Union Carbide Corp Method and apparatus for controlled freezing of biologicals
US3080725A (en) * 1960-08-11 1963-03-12 Union Carbide Corp Method and apparatus for controlled rate cooling and warming of biological substances
JPH0264476A (ja) * 1988-08-31 1990-03-05 Fujitsu Ltd 冷却装置
US5168713A (en) * 1992-03-12 1992-12-08 Thermo King Corporation Method of operating a compartmentalized transport refrigeration system
SE502564C2 (sv) * 1994-03-07 1995-11-13 Aga Ab Sätt och anordning för kylning av en produkt med utnyttjande av kondenserad gas
KR100393776B1 (ko) * 1995-11-14 2003-10-11 엘지전자 주식회사 두개의증발기를가지는냉동사이클장치
JPH10311641A (ja) * 1997-05-09 1998-11-24 Taisei Corp 低温試験設備
JP2000035459A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Advantest Corp 電子部品試験装置
TW440699B (en) * 1998-06-09 2001-06-16 Advantest Corp Test apparatus for electronic parts
US6460355B1 (en) * 1999-08-31 2002-10-08 Guy T. Trieskey Environmental test chamber fast cool down and heat up system
CN1311240C (zh) * 2000-10-24 2007-04-18 液体空气乔治洛德方法利用和研究的具有监督和管理委员会的有限公司 用于自检测室回收低温流体或气体的方法及装置
JP2003028918A (ja) * 2001-05-10 2003-01-29 Shinano Electronics:Kk 電子部品の試験用取扱装置,icテストハンドラ及び液体窒素用ポンプ
US6616769B2 (en) * 2001-09-28 2003-09-09 Air Products And Chemicals, Inc. Systems and methods for conditioning ultra high purity gas bulk containers
US6786053B2 (en) * 2002-09-20 2004-09-07 Chart Inc. Pressure pod cryogenic fluid expander
JP2004347329A (ja) 2003-05-20 2004-12-09 Yac Co Ltd ハンドラの低温条件試験装置及びその方法
DE102004040527B3 (de) * 2004-08-20 2006-03-30 Multitest Elektronische Systeme Gmbh Kältetestvorrichtung für elektronische Bauelemente
JP4315141B2 (ja) * 2005-09-09 2009-08-19 セイコーエプソン株式会社 電子部品の温度制御装置並びにハンドラ装置
JP2008107014A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Yac Co Ltd 冷却装置及びデバイステスト用チャンバ空間の冷却方法
CN101675347B (zh) * 2007-05-21 2012-08-22 富士通半导体股份有限公司 半导体装置的测试装置及测试方法
JP5200551B2 (ja) * 2008-01-18 2013-06-05 東京エレクトロン株式会社 気化原料供給装置、成膜装置及び気化原料供給方法
JP5172615B2 (ja) * 2008-11-12 2013-03-27 Ckd株式会社 温度制御装置
WO2010134301A1 (ja) * 2009-05-21 2010-11-25 大陽日酸株式会社 精製液化ガスの供給方法
DE102009045291A1 (de) * 2009-10-02 2011-04-07 Ers Electronic Gmbh Vorrichtung zur Konditionierung von Halbleiterchips und Testverfahren unter Verwendung der Vorrichtung
KR101705032B1 (ko) * 2010-05-12 2017-02-09 브룩스 오토메이션, 인크. 극저온 냉각용 시스템 및 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013167482A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Seiko Epson Corp ハンドラー、及び部品検査装置
JP2016153810A (ja) * 2016-05-16 2016-08-25 セイコーエプソン株式会社 ハンドラー、及び部品検査装置
JP2016148686A (ja) * 2016-05-25 2016-08-18 セイコーエプソン株式会社 ハンドラー、及び部品検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN103245848B (zh) 2017-11-14
CN103245848A (zh) 2013-08-14
US9074728B2 (en) 2015-07-07
TW201333493A (zh) 2013-08-16
US20130205804A1 (en) 2013-08-15
TWI555988B (zh) 2016-11-01
KR20130093546A (ko) 2013-08-22
JP2013167457A (ja) 2013-08-29
KR102042282B1 (ko) 2019-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5938932B2 (ja) ハンドラー、及び部品検査装置
JP5942459B2 (ja) ハンドラー、及び部品検査装置
KR102045083B1 (ko) 부품 검사 장치 및 핸들러
TW533316B (en) Testing device for electronic device
US9207272B2 (en) Test handler that rapidly transforms temperature and method of testing semiconductor device using the same
CN105032776A (zh) 测试分选机
JP2016023938A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP6256523B2 (ja) ハンドラー、及び部品検査装置
JP2013167474A (ja) ハンドラー、及び部品検査装置
CN103302037A (zh) 测试分选机
US20180038905A1 (en) Apparatus for testing semiconductor package
JP6089410B2 (ja) ハンドラー、及び部品検査装置
JP6256526B2 (ja) ハンドラー、及び部品検査装置
JP2013221911A (ja) ハンドラー、及び部品検査装置
JP6120031B2 (ja) 部品検査装置、及び、ハンドラー
TW201708832A (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
JP2016164982A (ja) 搬送ユニット及びプローバ
KR20210149598A (ko) 검사 장치 및 검사 방법
JP2017044593A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141218

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151014

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5938932

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees