JP5938330B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ナースコールシステムに係わり、特に、RFID(Radio Frequency IDentification)等の無線タグを用いて看護業務の管理を容易に行なうことが可能なナースコールシステムに関する。
従来から、この種のナースコールシステムとして、PDA(携帯情報端末)を使用することで巡視結果を記録することが可能な看護支援システムが知られている(例えば、特許文献1等)。
この看護支援システムは、予めPDAに必要となる入院患者の体図データをビットマップ形式でテンプレート化して登録しておき、巡回時等において必要となった場合には、これをPDAの該ディスプレイ上に呼出して患部の状況等の観察結果を体図情報として入力/表示および記憶できるようにし、印刷時には体図情報をバイタルサインの温度表(体温、血圧、呼吸数等のグラフ化された帳票)に転記させるものである。
この看護支援システムによれば、看護師交代時の申し送り事項や次回巡回時の参照データとして有効活用できるとともに、看護業務を円滑に進めることが可能となる。
特開平11−155822号公報
しかしながら、従来の看護支援システムにおいては、PDAを使用することで巡視結果を記録することができるものの、次のような難点があった。
第1に、巡視する際に、看護師等が携帯するPDAを用いて、患部の状況等の観察結果を記録しなければならないことから、現場で所定の入力操作が必要になる。
第2に、夜間巡視においては、PDAと懐中電灯とで両手が塞がることから巡視結果を記録することが困難になる。
第3に、従来の看護支援システムにおいては、それ以外の用途には使用することができず、ナースコールシステムそのものの有機的な連携が少なく、自動的に巡視結果を記録することができない。
本発明は、このような従来の難点を解消するため、ナースコールシステムそのものの動作との有機的な連携を図り、自動的に巡視結果を記録することができるナースコールシステムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様であるナースコールシステムは、医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しに医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、ナースコール子機及びナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、ナースコール子機は、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る子機データ読取部と、子機データ読取部にて読取られた端末IDを自子機が有する子機IDとともに制御機に送出する子機CPUとを備え、制御機は、携帯情報端末を携帯した医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた端末ID、子機IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、ナースコール子機の子機CPUから伝送されてくる端末ID及び子機IDを受信し、子機IDに割当てられた被看護人識別IDを端末IDに割当てられた医療・看護従事者識別IDに対応させて医療・看護従事者による巡視記録として制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えるものである。
本発明の第2の態様であるナースコールシステムは、医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しに医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、ナースコール子機及びナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、ナースコール子機は、子機IDが予め記憶された無線タグを備え、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末を備え、携帯情報端末は、ナースコール子機の無線タグに予め記憶されている子機IDを読取る端末データ読取部と、端末データ読取部にて読取られた子機IDを自端末が有する端末IDとともに制御機に送出する端末CPUとを備え、制御機は、携帯情報端末を携帯した医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた端末ID、子機IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、携帯情報端末の端末CPUから伝送されてくる端末ID及び子機IDを受信し、子機IDに割当てられた被看護人識別IDを端末IDに割当てられた医療・看護従事者識別IDに対応させて医療・看護従事者による巡視記録として制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えるものである。
本発明の第3の態様であるナースコールシステムは、第1の態様または第2の態様であるナースコールシステムにおいて、制御機の制御機CPUは、ナースコール子機を用いた被看護人からの呼出状態時に端末ID及び子機IDを受信したとき、呼出状態を待受状態に復旧させるものである。
本発明の第4の態様であるナースコールシステムは、医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、部屋毎の出入り口に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しを報知する廊下灯と、施設内共用部に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しに医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、ナースコール子機、廊下灯及びナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、廊下灯は、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る廊下灯データ読取部と、廊下灯データ読取部にて読取られた端末IDを自廊下灯が有する廊下灯IDとともに制御機に送出する廊下灯CPUとを備え、制御機は、携帯情報端末を携帯した医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた端末ID、廊下灯IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、廊下灯廊下灯CPUから伝送されてくる端末ID及び廊下灯IDを受信し、廊下灯IDに割当てられた被看護人識別IDを端末IDに割当てられた医療・看護従事者識別IDに対応させて医療・看護従事者による巡視記録として制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えるものである。
本発明の第5の態様であるナースコールシステムは、医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、部屋毎の出入り口に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しを報知する廊下灯と、施設内共用部に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しに医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、ナースコール子機、廊下灯及びナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、廊下灯は、廊下灯IDが予め記憶された無線タグを備え、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末を備え、携帯情報端末は、廊下灯の無線タグに予め記憶されている廊下灯IDを読取る端末データ読取部と、端末データ読取部にて読取られた廊下灯IDを自端末が有する端末IDとともに制御機に送出する端末CPUとを備え、制御機は、携帯情報端末を携帯した医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた端末ID、廊下灯IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、携帯情報端末の端末CPUから伝送されてくる端末ID及び廊下灯IDを受信し、廊下灯IDに割当てられた被看護人識別IDを端末IDに割当てられた医療・看護従事者識別IDに対応させて医療・看護従事者による巡視記録として制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えるものである。
本発明の第6の態様であるナースコールシステムは、第4の態様または第5の態様であるナースコールシステムにおいて、制御機の制御機CPUは、ナースコール子機を用いた被看護人からの呼出状態時に端末ID及び廊下灯IDを受信したとき、廊下灯IDの廊下灯に接続された全てのナースコール子機の呼出状態を待受状態に復旧させるものである。
本発明の第7の態様であるナースコールシステムは、第1の態様乃至第6の態様の何れかの態様であるナースコールシステムにおいて、制御機の制御機記憶部は、電子カルテ保存機能を有し、医療・看護従事者による被看護人への処置内容及び/又は処置時刻を含む看護処置情報を保存するものである。
本発明の第8の態様であるナースコールシステムは、第7の態様であるナースコールシステムにおいて、看護処置情報は、サーバに保存されるものである。
本発明の第9の態様であるナースコールシステムは、医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しに医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、病床毎に設置され被看護人の治療情報及び/又は施設案内を含む被看護人用閲覧情報を表示する情報表示機と、情報表示機を制御するサーバと、ナースコール子機、ナースコール親機及びサーバを制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、情報表示機は、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る表示機データ読取部と、表示機データ読取部にて読取られた端末IDを自表示機が有する表示機IDとともにサーバに送出する表示機CPUとを備え、制御機は、携帯情報端末を携帯した医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた端末ID、表示機IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、情報表示機の表示機CPUからサーバを経由して伝送されてくる端末ID及び表示機IDを受信し、表示機IDに割当てられた被看護人識別IDを端末IDに割当てられた医療・看護従事者識別IDに対応させて医療・看護従事者による巡視記録として制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えるものである。
本発明の第10の態様であるナースコールシステムは、医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しに医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、病床毎に設置され被看護人の治療情報及び/又は施設案内を含む被看護人用閲覧情報を表示する情報表示機と、情報表示機を制御するサーバと、ナースコール子機、ナースコール親機及びサーバを制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、情報表示機は、表示機IDが予め記憶された無線タグを備え、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末を備え、携帯情報端末は、情報表示機の無線タグに予め記憶されている表示機IDを読取る端末データ読取部と、端末データ読取部にて読取られた表示機IDを自端末が有する端末IDとともにサーバを経由して制御機に送出する端末CPUとを備え、制御機は、携帯情報端末を携帯した医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた端末ID、表示機IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、携帯情報端末の端末CPUからサーバを経由して伝送されてくる端末ID及び表示機IDを受信し、表示機IDに割当てられた被看護人識別IDを端末IDに割当てられた医療・看護従事者識別IDに対応させて医療・看護従事者による巡視記録として制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えるものである。
本発明の第11の態様であるナースコールシステムは、第9の態様または第10の態様であるナースコールシステムにおいて、制御機の制御機CPUは、ナースコール子機を用いた被看護人からの呼出状態時に端末ID及び表示機IDを受信したとき、情報表示機が設置された病床に設置されたナースコール子機の呼出状態を待受状態に復旧させるものである。
本発明の第12の態様であるナースコールシステムは、第9の態様乃至第11の態様の何れかの態様であるナースコールシステムにおいて、サーバ及び制御機のうち少なくとも1つは、電子カルテ保存機能を有し、医療・看護従事者による被看護人への処置内容及び/又は処置時刻を含む看護処置情報を保存する記憶部を備えるものである。
本発明の第13態様であるナースコールシステムは、医療・看護施設の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しに医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、ナースコール子機及びナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、ナースコール子機は、子機IDが予め記憶された無線タグを備え、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末を備え、携帯情報端末は、ナースコール子機の無線タグに予め記憶されている子機IDを読取る端末データ読取部と、端末データ読取部にて読取られた子機IDを自端末が有する端末IDとともに制御機に送出する端末CPUとを備え、制御機は、携帯情報端末を携帯した医療・看護従事者が有する看護人識別IDに対応させた端末ID、子機IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、携帯情報端末の端末CPUから伝送されてくる端末ID及び子機IDを受信し、子機IDに割当てられた被看護人識別IDを端末IDに割当てられた看護人識別IDに対応させて医療・看護従事者による巡視記録として制御機記憶部に保存するとともに、巡視記録を他の機器で読みだし可能な状態に変換する制御機CPUと、変換された巡視記録を他の機器に転送する通信IFとを備えるものである。
本発明の第14の態様であるナースコールシステムは、医療・看護施設の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、部屋毎の出入り口に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しを報知する廊下灯と、施設内共用部に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しに医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、ナースコール子機、廊下灯及びナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、廊下灯は、廊下灯IDが予め記憶された無線タグを備え、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末を備え、携帯情報端末は、廊下灯の無線タグに予め記憶されている廊下灯IDを読取る端末データ読取部と、端末データ読取部にて読取られた廊下灯IDを自端末が有する端末IDとともに制御機に送出する端末CPUとを備え、制御機は、携帯情報端末を携帯した医療・看護従事者が有する看護人識別IDに対応させた端末ID、廊下灯IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、携帯情報端末の端末CPUから伝送されてくる端末ID及び廊下灯IDを受信し、廊下灯IDに割当てられた被看護人識別IDを端末IDに割当てられた看護人識別IDに対応させて医療・看護従事者による巡視記録として制御機記憶部に保存するとともに、巡視記録を他の機器で読みだし可能な状態に変換する制御機CPUと、変換された巡視記録を他の機器に転送する通信IFとを備えるものである。
本発明の第15の態様であるナースコールシステムは、第13の態様または第14の態様であるナースコールシステムにおいて、ナースコール親機は、変換された巡視記録を表示する表示部を備えるものである。
本発明の第16の態様であるナースコールシステムは、第1の態様乃至第15の態様の何れかの態様であるナースコールシステムにおいて、ナースコール子機は、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る子機データ読取部を備え、携帯情報端末は、ナースコール子機の無線タグに予め記憶されている子機ID、部屋毎の出入り口に設置されナースコール子機を用いた被看護人からの呼出しを報知する廊下灯の無線タグに予め記憶されている廊下灯IDおよび病床毎に設置され被看護人の治療情報及び/又は施設案内を含む被看護人用閲覧情報を表示する情報表示機の無線タグに予め記憶されている表示機IDを読取る端末データ読取部を備え、廊下灯は、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る廊下灯データ読取部を備え、情報表示機は、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る表示機データ読取部を備え、子機データ読取部、端末データ読取部、廊下灯データ読取部および表示機データ読取部のうち少なくとも1つは、被看護人が携帯するリストバンドの無線タグに予め記憶されている被看護人識別IDを読取るものである。
本発明の第17の態様であるナースコールシステムは、第1の態様乃至第16の態様の何れかの態様であるナースコールシステムにおいて、制御機の制御機記憶部は、電子カルテ保存機能を有し、医療・看護従事者による被看護人への処置内容及び/又は処置時刻を含む看護処置情報を保存するものである。
本発明の第18の態様であるナースコールシステムは、第17の態様であるナースコールシステムにおいて、看護処置情報は、サーバに保存されるものである。
第1に、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する端末無線タグに予め記憶されている端末IDをナースコール子機の子機データ読取部、廊下灯の廊下灯データ読取部、情報表示機の表示機データ読取部に読取らせることで、制御機の制御機記憶部に巡視記録を自動的に保存することができる。従って、本発明のナースコールシステムによれば、ナースコールシステムそのものの動作との有機的な連携を図ることで、現場において所定の入力操作をすることなく自動的に巡視記録を保存することができる。また、医療・看護従事者がスマートフォン等の高機能通信端末を携帯することで、当該医療・看護従事者の施設内での動きを、廊下灯等で自動的にキャッチすることができる。
第2に、スマートフォン等の高機能通信端末を携帯する医療・看護従事者と施設内に設置された廊下灯等との距離が一定の近距離になることで、ナースコール親機で被看護人への処置または対応履歴として自動的に保存することができる。
第3に、当該履歴データは、勤務スケジュールの立案、ナースコール呼出しからの対応時間の算出等に活用することができる。
第4に、制御機の制御機記憶部に電子カルテ保存機能を搭載した場合は、医療・看護従事者による被看護人への処置内容や処置時刻等の看護処置情報を保存することにより、看護記録を容易に構築することができる。
第5に、医療・看護従事者が携帯情報端末の無線タグをナースコール子機や廊下灯等に読み取らせることにより、ナースコールの呼出中であれば巡視記録を記録するとともにナースコール呼出しを待受状態に復旧させることができ、ひいては、ナースコール呼出しに対応した医療・看護従事者識別IDを自動的に記録することができる。
第6に、医療・看護従事者がナースコール子機、廊下灯、情報表示機の何れかの無線タグを携帯情報端末に読み取らせることにより、ナースコール呼出中であれば巡視記録を記録するとともにナースコール呼出を待受状態に復旧させることができ、ひいてはナースコール呼出しに対応した医療・看護従事者識別IDを自動的に記録することができる。
第7に、医療・看護従事者が被看護人の無線タグを携帯情報端末に読み取らせることにより、巡視記録に被看護人IDを記録することができ、食堂等の共用部で被看護人の呼出しに対応した場合にも被看護人ごとの記録を取ることができる。
第8に、被看護人IDと医療・看護従事者識別IDを対応させて電子カルテに処置内容をあわせて記憶することにより、看護記録を容易に構築することができる。
第9に、制御機にサーバを接続した場合は、看護処置情報を制御機の制御機記憶部に代えてサーバに保存することができ、データの一元化を図ることができる。
第10に、医療・看護従事者が被看護人の無線タグを自己の携帯する携帯情報端末に読み取らせた場合には、巡視記録に被看護人識別IDを記録することができ、また、食堂等の共用部で被看護人の呼出しに対応した場合にも被看護人ごとの記録を取ることができる。さらに、被看護人識別IDと医療・看護従事者識別IDを対応させて電子カルテに処置内容をあわせて記憶することにより、看護記録を容易に構築することができる。また、制御機が被看護人識別IDと子機IDの関連づけの不一致を検出した場合には、携帯情報端末あるいはナースコール親機から被看護人識別ID異常の警報を鳴動することにより、患者の取り違えを防ぐこともできる。
本発明の実施例によるナースコールシステムの構成図。 本発明におけるナースコール子機および携帯情報端末のブロック図。 本発明におけるナースコール親機および制御機のブロック図。 本発明における制御機記憶部に記憶される被看護人情報テーブル、医療・看護従事者情報テーブルおよび巡視記録の説明図。 本発明の他の実施例における携帯情報端末および廊下灯のブロック図。 本発明の他の実施例におけるナースコールシステムの構成図。 本発明の他の実施例における携帯情報端末および情報表示機のブロック図。 本発明におけるリストバンドを使用した場合の携帯情報端末の表示内容を示す説明図。
以下、本発明のナースコールシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の第1の実施例によるナースコールシステムの全体構成を示す説明図である。
図1において、本発明のナースコールシステムは、医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置されるナースコール子機1、1、・・・と、スタッフステーション等の施設内共用部に設置されるナースコール親機2と、施設内共用部に設置される制御機3と、医療・看護従事者により携帯される携帯情報端末4、4、・・・と、部屋毎の出入り口に設置される廊下灯5、5、・・・と、基地局8および交換機9とを備えている。
ここで、各ナースコール子機1、1、・・・は、それぞれ子機ラインL1を経由して対応する廊下灯5に接続され、各廊下灯5には、廊下灯ラインL2を経由して制御機3が接続されている。また、ナースコール親機2は、親機ラインL3を経由して制御機3に接続され、制御機3には、交換機ラインL4を経由して交換機9が接続されている。さらに、交換機9には、基地局ラインL5を経由して基地局8が接続されている。なお、ナースコール子機1及び廊下灯5間の接続は、図示のような個別配線の接続に限定されるものではなく、例えば、複数台の当該ナースコール子機1を順次、廊下灯5に接続する渡り配線とすることもできる。また、廊下灯5及び制御機3間の接続についても、図示のような渡り配線の接続に限定されるものではなく、例えば、バス接続とすることもできる。
各ナースコール子機1、1、・・・は、それぞれ同様の構成とされ、それぞれ個別の子機IDを有しており、病院等の医療・介護施設における例えば、201号室、202号室、・・・・のような(複数の)部屋内の各病床の被看護人(患者と同意)が、例えば、ナースコール親機2が設置されるスタッフステーション等の施設内共用部に在室中の看護人(医療・看護従事者と同意)及び/又は携帯情報端末4を携帯して当該施設内を移動中の看護人(医療・看護従事者と同意)に対し、通常呼出し、トイレ・風呂介助等を求める緊急呼出し、点滴の終了を知らせる確認呼出し等、ナースコール呼出しにかかる呼出種別毎で異なる所定の呼出操作を行うとともに、この被看護人が看護人との間で音声を送受信して通話を成立させるものである。ここで、ナースコール子機1は、部屋内の病床数に対応させて複数台、任意に設けることができる。
なお、各ナースコール子機1、1、・・・は、例えば、前述のような所定の呼出操作が行われる呼出操作機能を有するハンド子機1aと、ハンド子機1aに接続され前述のような通話を成立させる通話機能を有するプレート子機1bとで構成されている。また、ハンド子機1aには、呼出操作機能のみならず前述のような通話機能を備えることもできる。さらに、プレート子機1bには、通話機能のみならず前述のような呼出操作機能や、被看護人からの呼出しを待受状態に復旧させる呼出復旧操作機能を備えることもできる。
各廊下灯5、5、・・・は、それぞれ同様の構成と構成され、それぞれ個別の廊下灯IDを有しており、ナースコール子機1を用いた被看護人からのナースコール呼出しを、通常呼出し、トイレ・風呂介助等を求める緊急呼出し、点滴の終了を知らせる確認呼出し等、呼出種別毎に異なるパターンの警報音、表示灯で報知するものである。
ナースコール親機2は、ナースコール子機1を用いた被看護人からのナースコール呼出しを、通常呼出し、トイレ・風呂介助等を求める緊急呼出し、点滴の終了を知らせる確認呼出し等、呼出種別毎に異なるパターンの警報音、表示灯で報知するとともに、これを確認した看護人が被看護人との間で音声を送受信して通話を成立させるものである。
なお、ナースコール親機2には、通常、ナースコール子機1を個別呼出し又は一斉呼出しする機能や、携帯情報端末4を個別呼出し又は一斉呼出しする機能が備えられている。また、ナースコール親機2の構成態様としては、図示のような電子情報出力型の当該親機に限定されず、例えば、PC(パーソナル・コンピュータ)型やボード型の当該親機も好適とされる。
各携帯情報端末4、4、・・・は、それぞれ同様の構成とされ、それぞれ当該施設内を移動中の看護人によって携行され個別の端末IDを有しており、ナースコール子機1を用いた被看護人からのナースコール呼出しを、通常呼出し、トイレ・風呂介助等を求める緊急呼出し、点滴の終了を知らせる確認呼出し等、呼出種別毎に異なるパターンの警報音、表示灯で報知するとともに、これを確認した看護人が被看護人との間で音声を送受信して通話を成立させるものであり、例えば、スマートフォン等の高機能通信端末やPHS端末が好適とされる。なお、携帯情報端末4は、通常、ナースコール親機2や他の携帯情報端末4との間で呼出し、通話を成立させる機能が備えられている。
制御機3は、廊下灯ラインL2を経由して各廊下灯5、5、・・・、親機ラインL3を経由してナースコール親機2、交換機ラインL4を経由して交換機9、サーバラインL6(後述)を経由してサーバ6(後述)をそれぞれ接続する中継器として、これらに接続された機器を制御するものである。なお、交換機9が有する回線制御機機能は、制御機3に備えることができ、この態様によれば交換機9が不要とされ、制御機3と基地局8の間が直接接続される。
次に、図2(a)に基づいて、各ナースコール子機1、1、・・・および各携帯情報端末4、4、・・・の具体的な構成について説明する。
図同において、各ナースコール子機1、1、・・・は、それぞれ、子機操作部11、子機通話部12、子機データ読取部13および子機CPU15及び子機I/F(インターフェース)16を備えている。
このナースコール子機1において、子機操作部11は、被看護人が看護人を呼出すにあたり、呼出種別毎で所定の呼出操作を行うものである。
子機通話部12は、被看護人が看護人との間で通話を成立させる音声を送受信するものであり、例えば、マイク及びスピーカで構成されている。
また、子機データ読取部13は、携帯情報端末4の無線タグ(以下「端末無線タグ」という。)44に予め記憶されている端末IDを読出すとともに、被看護人が携帯するリストバンド等の無線タグ10(後述)に予め記憶されている被看護人識別IDを読取るものである。
子機CPU15は、当該ナースコール子機の構成各部を制御するものである。
また、子機I/F16は、子機通話部12及び子機ラインL1間の信号伝送路、子機CPU15及び子機ラインL1間の信号伝送路をそれぞれ形成するものである。
次に、各携帯情報端末4、4、・・・は、それぞれ端末表示部41、端末操作部42、端末通話部43、端末無線タグ44、端末CPU46及び端末I/F47を備えている。
この携帯情報端末4において、端末表示部41は、ナースコール子機1、1、・・・を用いた被看護人からのナースコール呼出しがあることを呼出表示するものであり、例えば、LCD、有機ELディスプレイ等の各種の表示媒体で構成されている。
端末操作部42は、前述のような被看護人からのナースコール呼出しに看護人が応答する操作を行うものであり、例えば、端末表示部41の前面に設置されたタッチパネルや所定の操作ボタンで構成されている。
端末通話部43は、看護人が被看護人との間で通話を成立させる音声を送受信するものであり、例えば、マイク及びスピーカで構成されている。ここで、端末通話部43を構成するスピーカは、前述のようなナースコール呼出しがあることを報知する呼出音や音声メッセージ等を出力することもできる。
端末無線タグ44には、看護人/医療・看護従事者識別IDが予め記憶されている。
端末CPU46は、当該携帯情報端末の構成各部を制御するものである。
また、端末I/F47は、端末通話部43及び基地局8間の信号伝送路、端末CPU46及び基地局8間の信号伝送路をそれぞれ形成するものである。
次に、図3に基づいて、ナースコール親機2および制御機3の具体的な構成について説明する。
同図(a)において、ナースコール親機2は、親機表示部21、親機操作部22、親機通話部23、親機CPU24及び親機I/F25を備えている。
このナースコール親機2において、親機表示部21は、ナースコール子機1、1、・・・を用いた被看護人からのナースコール呼出しがあることを表示(呼出表示)するものであり、例えば、LCD、有機ELディスプレイ等の各種の表示媒体で構成されている。
親機操作部22は、前述のような被看護人からのナースコール呼出しに医療・看護従事者が応答するための操作(応答操作)を行うものであり、例えば、親機表示部21の前面に設置されたタッチパネルで構成されている。
親機通話部23は、医療・看護従事者が被看護人との間で通話を成立させるための音声を送受信するものであり、例えば、マイク及びスピーカで構成されている。また、親機通話部23を構成するスピーカは、前述のようなナースコール呼出しがあることを報知(呼出発報)するための呼出音や音声メッセージ等を出力することができる。なお、親機通話部23としては、図1に示すようなハンドセットを適用することもできる。
親機CPU24は、当該ナースコール親機の構成各部を制御するものである。また、親機I/F25は、親機通話部23及び親機ラインL3間の信号伝送路、親機CPU24及び親機ラインL3間の信号伝送路をそれぞれ形成するものである。
次に、制御機3は、図3(b)に示すように、制御機記憶部31、制御機CPU32、廊下灯側制御機I/F33、親機側制御機I/F34、交換機側制御機I/F35及び必要により設けられるサーバ側制御機I/F36を備えている。
この制御機3において、制御機記憶部31は、携帯情報端末を携帯した医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた端末ID、子機IDに対応する被看護人識別ID、廊下灯IDに対応する被看護人識別ID、表示機IDに対応する被看護人識別IDおよび巡視記録等を記憶するためのものであり、例えば、RAM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の各種の記憶媒体で構成されている。なお、制御機記憶部31の記憶内容である前述の設定情報は、例えば、ナースコール親機2や別途のPC(パーソナル・コンピュータ)等を用いることで適宜に書換えることができる。
制御機CPU32は、当該制御機の構成各部を制御するばかりでなく当該システム全体を制御するものである。
また、廊下灯側制御機I/F33は、制御機CPU32及び廊下灯ラインL2間の信号伝送路を形成するものであり、親機側制御機I/F34は、制御機CPU32及び親機ラインL3間の信号伝送路を形成するものであり、交換機側制御機I/F35は、制御機CPU32及び交換機ラインL4間の信号伝送路を形成するものであり、サーバ側制御機I/F36は、制御機CPU32及びサーバラインL6(後述)間の信号伝送路を形成するものである。
次に、このように構成された本発明の実施例におけるナースコールシステムの各実施形態に共通する動作について説明する。
[第1の動作例]
先ず、制御機3の制御機記憶部31には、例えば図4(a)に示すような被看護人情報テーブルおよび図4(b)に示すような医療・看護従事者情報テーブルが予め記憶されている。
図1から図3において、例えば201号室、202号室、・・・のような複数の部屋毎の各病床に居る被看護人のうち、特定の被看護人(例えば、201号室の病床に居る「鈴木太郎」)が、スタッフステーション等の施設内共用部に在室中の医療・看護従事者や携帯情報端末4、4、・・・を携帯して施設内を移動中の医療・看護従事者のうち例えば、担当の医療・看護従事者(例えば、「山田花子」)を呼出すために、ナースコール子機1を構成するハンド子機1aを使用して呼出種別毎で異なる呼出操作、例えば、ナースコール呼出しのための操作を行うと、この操作を検出したプレート子機1bは、自子機が有する子機ID(例えば、図4(a)に示す「1」)及びナースコール呼出しを示す呼出種別情報を付加したナースコール呼出信号を生成する。
このナースコール呼出信号は、子機ラインL1を経由して自部屋の出入り口近傍に設置された廊下灯5に伝送される。
廊下灯5は、ナースコール子機1を構成するハンド子機1aから伝送されてきたナースコール呼出信号に付加されている子機ID(例えば、図4(a)に示す「1」)及び呼出種別情報をもとに、ナースコール子機1が病床に設置されている被看護人からのナースコール呼出しがあることを検出し、その旨の報知(呼出表示、呼出発報)を行うとともに、受信したナースコール呼出信号に自廊下灯5が有する廊下灯ID(例えば、図4(a)に示す「201」)を付加し、このナースコール呼出信号を、廊下灯ラインL2、制御機3の廊下灯側制御機I/F33を経由して制御機CPU32に送出する。
制御機3の制御機CPU32は、ナースコール子機1から廊下灯5を経由して伝送されてきたナースコール呼出信号を受信すると、このナースコール呼出信号に付加されている子機ID、廊下灯ID及び呼出種別情報を検出し、ナースコール親機2にナースコール呼出しを通知する当該信号として、前述の子機ID、廊下灯ID及び呼出種別情報を付加した親機用ナースコール呼出報知信号を生成する。
この親機用ナースコール呼出報知信号は、制御機CPU32から、親機側制御機I/F34、親機ラインL3、ナースコール親機2の親機I/F25を経由して親機CPU24に伝送される。
また、制御機3の制御機CPU32は、制御機記憶部31の記憶内容(例えば図4(b)に示す「医療・看護従事者情報テーブル」)を参照し、携帯情報端末4、4、・・・のうち、予め設定されている担当の被看護人(例えば図4(b)に示す「山田花子」)が携帯している少なくとも1台の携帯情報端末4が有する端末ID(例えば図4(b)に示す「HP01」)を読出し、この携帯情報端末4にナースコール呼出しを通知する当該信号として、前述の子機ID、廊下灯ID及び呼出種別情報と読出した端末IDを付加した端末用ナースコール呼出報知信号を生成する。
この端末用ナースコール呼出報知信号は、制御機CPU32から交換機側制御機I/F35、交換機ラインL4、交換機9、基地局ラインL5、基地局8、携帯情報端末4、4、・・・の端末I/F47を経由して端末CPU46に伝送される。
一方、ナースコール親機2の親機CPU24は、制御機3から伝送されてきた親機用ナースコール呼出報知信号を受信すると、この親機用ナースコール呼出報知信号に付加されている子機ID、廊下灯ID及び呼出種別情報をもとに、ナースコール子機1が病床に設置されている被看護人(鈴木太郎)からのナースコール呼出しがある旨の呼出音や音声メッセージ等を、ナースコール親機2の親機通話部23を構成するスピーカから出力させるとともに、同様なナースコール呼出しがある旨の文字メッセージ等を親機表示部21に表示させることができる。なお、親機表示部21を用いた呼出表示としては、氏名、診療科目、救護区分等の被看護人に係る各種情報を併せて表示させることもできる。
また、携帯情報端末4、4、・・・の端末CPU46は、それぞれ、制御機3から伝送されてきた端末用ナースコール呼出報知信号を受信すると、この端末用ナースコール呼出報知信号に付加されている端末IDと自端末が有する端末IDとを照合し、当該IDが一致した場合のみ、同様に付加されている子機ID、廊下灯ID及び呼出種別情報をもとに、ナースコール子機1が病床に設置されている被看護人(鈴木太郎)からのナースコール呼出しがある旨の呼出音や音声メッセージ等を、端末通話部43を構成するスピーカから出力させるとともに、同様なナースコール呼出しがある旨の文字メッセージ等を端末表示部41に表示させることができる。
なお、端末表示部41を用いた呼出表示としては、氏名、診療科目、救護区分等の被看護人に係る各種情報を併せて表示させることもできる。
ここでは、呼出元である被看護人(「鈴木太郎」)の担当の医療・看護従事者(「山田花子」)が携帯している特定の携帯情報端末4のみ当該IDが一致し、前述のようなナースコール呼出しに係る所定の報知(呼出表示、呼出発報)が行われたものとする。
次に、前述のようなナースコール呼出しに係る所定の報知(呼出表示、呼出発報)を確認した医療・看護従事者のうち、最先に応答操作を行った医療・看護従事者として、被看護人(「鈴木太郎」)の担当である施設内を移動中の医療・看護従事者(「山田花子」)が、携帯情報端末4の端末操作部42を用いて所定の応答操作を行うと、この操作を検出した端末CPU46は、端末通話部43が有する通話機能を能動とするとともに、自端末が有する端末ID(例えば「HP01」)を付加した端末ナースコール応答信号を生成する。この端末ナースコール応答信号は、前述の端末用ナースコール呼出報知信号と逆の信号伝送路を経由して制御機3の制御機CPU32に伝送される。
制御機3の制御機CPU32は、携帯情報端末4から伝送されてきた端末ナースコール応答信号を受信すると、前述のようなナースコール親機2からの親機ナースコール応答信号を受信した場合と同様に、呼出元であるナースコール子機1の通話機能を能動とするための子機用通話制御信号を生成し、ナースコール子機1を構成するプレート子機1bに送出する。
ナースコール子機1を構成するプレート子機1bは、制御機3から伝送されてきた通話制御信号を受信すると通話機能が能動となる。
この制御により、通常のナースコール呼出しの呼出元である被看護人(鈴木太郎)が使用するプレート子機1bの通話機能と、子機ラインL1、廊下灯5、廊下灯ラインL2、制御機3の廊下灯側制御機I/F33、制御機CPU32、交換機側制御機I/F35、交換機ラインL4、交換機9、基地局ラインL5、基地局8、携帯情報端末4の端末I/F47を経由して端末通話部43との間の信号通話路が形成され、形成された信号伝送路を経由して音声を送受信させることによって、被看護人(鈴木太郎)とこの被看護人の担当である施設内を巡回中の医療・看護従事者(山田花子)との間で通話が成立する。
なお、前述のような信号伝送路を形成するにあたって、制御機3の廊下灯側制御機I/F33及び交換機側制御機I/F35間の信号伝送路は、制御機CPU32を経由することなく廊下灯側制御機I/F33及び交換機側制御機I/F35間を直接接続させた信号伝送路を形成することもできる。
また、携帯情報端末4からの端末ナースコール応答信号を受信した制御機3の制御機CPU32によれば、ナースコール親機2に対して呼出報知停止制御信号を送出することにより、この呼出報知停止制御信号が受信された親機CPU24は、親機表示部21及び親機通話部23を用いたナースコール呼出しに係る所定の報知(呼出表示、呼出発報)を停止させることができる。
一方、前述のようなナースコール呼出しに係る所定の報知(呼出表示、呼出発報)を確認した医療・看護従事者のうち、最先に応答操作を行った医療・看護従事者として、スタッフステーション等の施設内共用部に在室中の医療・看護従事者が、ナースコール親機2の親機操作部22を用いて応答操作を行うと、この操作を検出した親機CPU24は、親機通話部23が有する通話機能を能動とするとともに親機ナースコール応答信号を生成する。この親機ナースコール応答信号は、前述の親機用ナースコール呼出報知信号と逆の信号伝送路を経由して図3(b)に示す制御機3の制御機CPU32に伝送される。
制御機3の制御機CPU32は、ナースコール親機2から伝送されてきた親機ナースコール応答信号を受信すると、呼出元であるナースコール子機1の通話機能を能動とするための子機用通話制御信号を生成する。
この子機用通話制御信号は、前述のナースコール呼出信号と逆の信号伝送路を経由してナースコール子機1を構成するプレート子機1bに伝送される。
ナースコール子機1を構成するプレート子機1bは、制御機3から伝送されてきた子機用通話制御信号を受信すると通話機能が能動となる。
この制御により、ナースコール呼出しの呼出元である被看護人が使用するプレート子機1bの通話機能と、子機ラインL1、廊下灯5、廊下灯ラインL2、制御機3の廊下灯側制御機I/F33、制御機CPU32、親機側制御機I/F34、親機ラインL3、ナースコール親機2の親機I/F25を介して親機通話部23との間の信号通話路が形成され、形成された信号伝送路を経由して音声を送受信させることにより、被看護人とスタッフステーション等の施設内共用部に在室中の医療・看護従事者との間で通話が成立する。
なお、前述のような信号伝送路を形成するにあたって、制御機3の廊下灯側制御機I/F33及び親機側制御機I/F34間の信号伝送路は、制御機CPU32を経由することなく廊下灯側制御機I/F33及び親機側制御機I/F34間を直接接続させた信号伝送路を形成することもできる。
また、ナースコール親機2からの親機ナースコール応答信号を受信した制御機3の制御機CPU32は、前述のような呼出元である被看護人の担当の医療・看護従事者が携帯している携帯情報端末4に対して呼出報知停止制御信号を送出することにより、この呼出報知停止制御信号を受信した端末CPU46は、端末表示部41及び端末通話部43を用いたナースコール呼出しに係る所定の報知(呼出表示、呼出発報)を停止させることができる。
次に、待受状態において、施設内を移動中の医療・看護従事者(例えば、「山田花子」)が巡視のために被看護人(例えば鈴木太郎)のベッド近傍に赴いて、被看護人(例えば、「鈴木太郎」)に異状がないことを確認すると、医療・看護従事者(山田花子)は自己が携帯している携帯情報端末4をナースコール子機1の子機データ読取部13に近づける。
携帯情報端末4の端末無線タグ44が接近したことを検知した子機データ読取部13は、端末無線タグ44から当該医療・看護従事者の医療・看護従事者識別ID(「NS01」)を読取る。
子機CPU15は、子機データ読取部13にて読取られた当該端末のID(「HP01」)を自子機ID(「1」)と共に子機ラインL1、自部屋の出入り口近傍に設置された廊下灯5、廊下灯ラインL2、制御機3の廊下灯側制御機I/F33を経由して制御機CPU32に送出する。
制御機3の制御機CPU32は、ナースコール子機1の子機CPU15から廊下灯5を経由して伝送されてきた当該端末のID(「HP01」)および子機ID(「1」)を受信すると、図4(a)の被看護人情報テーブルに示すように当該子機に割当てられた被看護人識別ID(「0001」)を図4(b)の医療・看護従事者情報テーブルに示すように当該端末ID(「HP01」)に割当てられた医療・看護従事者識別ID(「NS01」)に対応させて図4(c)の巡視情報テーブルに示すように医療・看護従事者による巡視記録として制御機記憶部31に保存する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施例によれば、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末4が有する端末無線タグ44に予め記憶されている端末IDをナースコール子機1の子機データ読取部13に読取らせることで、制御機3の制御機記憶部31に巡視記録を自動的に保存することができる。従って、本発明のナースコールシステムによれば、ナースコールシステムそのものの動作との有機的な連携を図ることで、現場において所定の入力操作をすることなく自動的に巡視記録を保存することができる。また、医療・看護従事者がスマートフォン等の高機能通信端末を携帯することで、当該医療・看護従事者の施設内での動きを、病室等で自動的にキャッチすることができる。
[第2の動作例]
図2(b)は、本発明の他の実施例に係るナースコール子機1および携帯情報端末4のブロック図を示している、
この実施例においては、図2(a)に示すナースコール子機1の子機データ読取部13に代えて、それ自身に子機IDが予め記憶されている無線タグ(以下「子機無線タグ」という。)14が設けられている。また、図2(a)に示す携帯情報端末4の端末無線タグ44に代えて、端末データ読取部45が設けられている。
なお、端末データ読取部45は、ナースコール子機1の子機無線タグ14に予め記憶されている子機ID、後述する廊下灯5の廊下灯無線タグ55に予め記憶されている廊下灯ID及び後述する情報表示機7の表示機無線タグ73に予め記憶されている端末IDのうち、少なくとも1のIDを読出すとともに、後述する被看護人が携帯するリストバンド等の無線タグ10に予め記憶されている被看護人識別IDを読取るものである。
この実施例においては、待受状態において、医療・看護従事者(例えば「山田花子」)が巡視のために被看護人(例えば「鈴木太郎」)のベッド近傍に赴き、被看護人(「鈴木太郎」)に異状がないことを確認すると、当該医療・看護従事者は自己の携帯している携帯情報端末4をナースコール子機1の子機無線タグ14に近づける。
ナースコール子機1の子機無線タグ14が接近したことを検知した端末データ読取部45は、子機無線タグ14から当該被看護人(「鈴木太郎」)に係る子機ID(「1」)を読取る。
端末CPU46は、端末データ読取部45にて読取られた当該ナースコール子機1のID(「1」)を自端末ID(「NS01」)と共に基地局8、基地局ラインL5、交換機9、交換機ラインL4、制御機3の交換機側制御機I/F35を経由して制御機CPU32に送出する。
制御機3の制御機CPU32は、携帯情報端末4の端末CPU46から基地局8、交換機9を経由して伝送されてきた当該ナースコール子機1のID(「1」)および自端末ID(「NS01」)を受信すると、第1の動作例と同様に、当該子機に割当てられた当該被看護人識別ID(「0001」)を当該端末IDに割当てられた医療・看護従事者識別ID(「NS01」)に対応させて図4(c)に示すように医療・看護従事者による巡視記録(巡視情報テーブル)として制御機記憶部31に保存する。
以上のように、この動作例においても、ナースコール子機1が有する子機無線タグ14に予め記憶されている端末IDを施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末4の端末データ読取部45に読取らせることで、第1の動作例と同様に、制御機3の制御機記憶部31に巡視記録を自動的に保存することができる。従って、この実施例においても、第1の動作例と同様に、ナースコールシステムそのものの動作との有機的な連携を図り、自動的に巡視結果を記録することができる。
[第3の動作例]
次に、ナースコール子機1を用いた被看護人からの呼出状態時に、呼出状態を待受状態に復旧させる動作について説明する。
先ず、この動作例においては、ナースコール呼出しが終了しても、通話状態が維持されるように構成されている。すなわち、ナースコール呼出しが緊急度の低い通常呼出の場合は、被看護人からのナースコール呼出しに医療・看護従事者が応答操作することで、呼出状態が待受状態に復旧するように構成されているところ(完全復旧)、この動作例においては、ナースコール呼出しがトイレコール等の緊急度の高い緊急呼出の場合は、被看護人からのナースコール呼出しに医療・看護従事者が応答操作することで、呼出発報(発報表示)は停止するものの、呼出表示は継続するように設定されている。すなわち、医療・看護従事者が応答操作しただけでは待受状態に復旧せず、完全に復旧した場合に呼出発報(発報表示)が停止するように設定されている。
このように構成されたナースコールシステムにおいて、ナースコール子機1を用いた被看護人からの緊急呼出しがあり、この緊急呼出しの継続中に、被看護人(例えば「鈴木太郎」)と被看護人の担当である施設内を巡回中の医療・看護従事者(例えば「山田花子」)が被看護人(「鈴木太郎」)との間で応答し、当該医療・看護従事者が前述のような呼出元である被看護人のところに赴き、例えば被看護人に異状がないことを確認すると、医療・看護従事者(「山田花子」)は自己の携帯している携帯情報端末4をナースコール子機1の子機データ読取部13に近づけることで、前述の第1の動作例と同様にして、図4(c)に示すような巡視記録を制御機記憶部31に保存することができるとともに、呼出発報(発報表示)が停止する。
この場合、図2(b)に示すように、ナースコール子機1が有する子機無線タグ11に予め記憶されている端末IDを施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末4の端末データ読取部45に読取らせることでも、第2の動作例と同様にして、図4(c)に示すような巡視記録を制御機記憶部31に保存することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の第3の動作例によれば、制御機3の制御機CPU32は、ナースコール子機1を用いた被看護人からの呼出状態時に端末ID及び子機IDを受信したときに、呼出状態を待受状態に復旧させることができ、ひいては、ナースコール呼出しに対応した巡視記録を自動的にかつ確実に保存することができる。
[第4の動作例]
次に、医療・看護従事者が巡視のために被看護人(例えば「鈴木太郎」)の居る部屋の出入り口近傍に設置された廊下灯5の近傍に赴いた場合の動作について説明する。
先ず、図5に基づいて、廊下灯5、5、・・・の具体的な構成について説明する。なお、同図において、図2と共通する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図5(a)において、各廊下灯5、5、・・・はそれぞれ廊下灯表示部51、廊下灯操作部52、廊下灯通話部53、廊下灯データ読取部54、廊下灯CPU56、子機側廊下灯I/F57及び制御機側廊下灯I/F58を備えている。
この廊下灯5において、廊下灯表示部51は、ナースコール子機1、1、・・・を用いた被看護人からのナースコール呼出しがあることを表示(呼出表示)するものであり、例えば、LCD、有機ELディスプレイ等の各種の表示媒体で構成されている。
廊下灯操作部52は、当該廊下灯5の周囲近傍に居る看護人により操作されるものであり、例えば、廊下灯表示部51の前面に設置されたタッチパネルや所定の操作ボタンで構成されている。
廊下灯通話部53は、当該廊下灯5の周囲近傍に居る看護人が被看護人又は他の看護人との間で通話を成立させる音声を送受信するものであり、例えば、マイク及びスピーカで構成されている。ここで、廊下灯通話部53を構成するスピーカは、前述のようなナースコール呼出しがあることを報知する呼出音や音声メッセージ等を出力することもできる。
廊下灯データ読取部54は、携帯情報端末4の端末無線タグ44に予め記憶されている端末IDを読出すとともに、被看護人が携帯するリストバンド等の無線タグ10に予め記憶されている被看護人識別IDを読取るものである。
廊下灯CPU56は、当該廊下灯5の構成各部を制御するものである。
また、子機側廊下灯I/F57は、廊下灯CPU56および子機ラインL1間の信号伝送路、制御機側廊下灯I/F58は、廊下灯通話部53及び廊下灯ラインL2間の信号伝送路、廊下灯CPU56および廊下灯ラインL2間の信号伝送路をそれぞれ形成するものである。
この動作例においては、待受状態において、施設内を移動中の医療・看護従事者(例えば、山田花子)が巡視のために被看護人(例えば「鈴木太郎」)の居る部屋の出入り口近傍に設置された廊下灯5の近傍に赴いて、被看護人(例えば「鈴木太郎」)に異状がないことを確認すると、医療・看護従事者(例えば「山田花子」)は自己が携帯している携帯情報端末4を廊下灯5の廊下灯データ読取部54に近づける。
携帯情報端末4の端末無線タグ44が接近したことを検知した廊下灯データ読取部54は、端末無線タグ44から当該医療・看護従事者の医療・看護従事者識別ID(「NS01」)を読取る。
廊下灯CPU56は、廊下灯データ読取部54にて読取られた当該端末のID(「HP01」)を自廊下灯ID(「201」)と共に自部屋の出入り口近傍に設置された廊下灯5、廊下灯ラインL2、制御機3の廊下灯側制御機I/F33を経由して制御機CPU32に送出する。
制御機3の制御機CPU32は、廊下灯5の廊下灯CPU56から伝送されてきた当該端末のID(「HP01」)および廊下灯ID(「201」)を受信すると、図4に示すように、当該廊下灯に割当てられた被看護人識別ID(「0001」)を当該端末ID(「HP01」)に割当てられた医療・看護従事者識別ID(「NS01」)に対応させて図4(c)に示すように医療・看護従事者による巡視記録(巡視情報テーブル)として制御機記憶部31に保存する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第4の動作例においても、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末4が有する端末無線タグ44に予め記憶されている端末IDを廊下灯5の廊下灯データ読取部54に読取らせることで、制御機3の制御機記憶部31に巡視記録を自動的に保存することができる。従って、この動作例においても、第1の動作例と同様に、ナースコールシステムそのものの動作との有機的な連携を図ることで、現場において所定の入力操作をすることなく自動的に巡視記録を保存することができる。
[第5の動作例]
図5(b)は、本発明の他の実施例に係る携帯情報端末4および廊下灯5のブロック図を示している、なお、図2(a)および図5(a)と共通する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施例においては、図5(a)に示す廊下灯5の廊下灯データ読取部54に代えて、それ自身に廊下灯IDが予め記憶されている無線タグ(以下「廊下灯無線タグ」という。)55が設けられている。また、図5(a)に示す携帯情報端末4の端末無線タグ44に代えて、端末データ読取部45が設けられている。なお、端末データ読取部45は、廊下灯5の廊下灯無線タグ55に予め記憶されている廊下灯IDを読み出すとともに、被看護人が携帯するリストバンド等の無線タグ10に予め記憶されている被看護人識別IDを読み取るものである。
この実施例においても、待受状態において、医療・看護従事者(例えば「山田花子」)が巡視のために被看護人(例えば「鈴木太郎」)の居る部屋の出入り口近傍に設置された廊下灯5の近傍に赴き、被看護人(「鈴木太郎」)に異状がないことを確認すると、医療・看護従事者は自己の携帯している携帯情報端末4を廊下灯5の廊下灯無線タグ55に近づける。
廊下灯5の廊下灯無線タグ55が接近したことを検知した端末データ読取部45は、廊下灯無線タグ55から当該被看護人「鈴木太郎」)に係る廊下灯ID(「201」)を読取り、自己の医療・看護従事者識別ID(「NS01」)とともに前述の第2の動作例と同様にして、基地局8、交換機9を介して制御機3に転送する。
制御機3の制御機CPU32は、携帯情報端末4の端末CPU46から基地局8、交換機9を経由して伝送されてきた当該廊下灯5のID(「201」)および自端末ID(「NS01」)を受信すると、図4に示すように、当該廊下灯に割当てられた当該被看護人識別ID(「0001」)を当該端末IDに割当てられた医療・看護従事者識別ID(「NS01」)に対応させて医療・看護従事者による巡視記録として制御機記憶部31に保存する。
以上のように、この動作例においても、廊下灯5が有する廊下灯無線タグに予め記憶されている廊下灯IDを施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末4の端末データ読取部45に読取らせることで、第2の動作例と同様に、制御機3の制御機記憶部31に巡視記録を自動的に保存することができる。従って、この動作例においても、第2の動作例と同様に、ナースコールシステムそのものの動作との有機的な連携を図り、自動的に巡視結果を記録することができる。また、医療・看護従事者がスマートフォン等の高機能通信端末を携帯することで、当該医療・看護従事者の施設内での動きを、廊下灯5等で自動的にキャッチすることができる。
[第6の動作例]
次に、ナースコール子機1を用いた被看護人からの呼出状態時に端末ID及び廊下灯IDを受信し、呼出状態を待受状態に復旧させる動作について説明する。
先ず、この動作例においては、第3の動作例と同様に、医療・看護従事者が応答操作しただけでは待受状態に復旧せず、完全に復旧した場合に呼出発報(発報音)が停止するように設定されている。
このように構成されたナースコールシステムにおいて、ナースコール子機1を用いた被看護人からの緊急呼出しがあり、この緊急呼出しの継続中に、被看護人(例えば「鈴木太郎」)と被看護人の担当である施設内を巡回中の医療・看護従事者(例えば「山田花子」)が被看護人(「鈴木太郎」)との間で応答し、当該医療・看護従事者が被看護人(鈴木太郎)の居る部屋の出入り口近傍に設置された廊下灯5の近傍に赴き、被看護人に異状がないことを確認すると、医療・看護従事者(「山田花子」)は自己の携帯している携帯情報端末4を廊下灯5の廊下灯データ読取部54に近づけることで、前述の第3の動作例と同様にして、図4(c)に示すような巡視記録を制御機記憶部31に保存することができるとともに、呼出発報(発報表示)が停止する。なお、一つの廊下灯5で複数のナースコール子機1の呼出発報(発報表示)が停止していなかった場合は、全て停止する。
この場合、図5(b)に示すように、廊下灯5が有する廊下灯無線タグ55に予め記憶されている廊下灯ID(「201」)を施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末4の端末データ読取部45に読取らせることでも、第3の動作例と同様にして、図4(c)に示すような巡視記録(巡視情報テーブル)を制御機記憶部31に保存することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の第6の動作例によれば、制御機3の制御機CPU32は、ナースコール子機1を用いた被看護人からの呼出状態時に端末ID及び廊下灯IDを受信したときに、呼出状態を待受状態に復旧させることができることから、第3の動作例と同様に、ナースコール呼出しに対応した巡視記録を自動的にかつ確実に保存することができる。
[実施例2]
図6は、本発明の第2の実施例によるナースコールシステムの全体構成を示している。
先ず、この実施例においては、図6に示すように、図1に示すナースコールシステムに、更に、施設内共用部に設置され記憶部61を有するサーバ6と、医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置される情報表示機7、7、・・・とが備えられている。
ここで、各情報表示機7、7、・・・は、それぞれ情報表示機ラインL7を経由してサーバ6に接続され、サーバ6には、サーバラインL6を経由して制御機3が接続されている。なお、複数の情報表示機7、7、・・・及びサーバ6間の接続は、図示のような渡り配線の接続に限定されるものではなく、例えば、バス接続とすることもできる。
ここで、各情報表示機7、7、・・・は、被看護人に係る治療情報や施設案内等の被看護人用閲覧情報を表示するものである。
サーバ6は、各情報表示機7、7、・・・を制御するにあたって、記憶部61に、被看護人の疾患情報、治療・検査・手術オーダ情報、電子カルテ等の被看護人情報や食事管理情報が記憶されるものである。
次に、図7に基づいて、情報表示機7の具体的な構成について説明する。なお、同図において、図1および図2と共通する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7(a)において、各情報表示機7、7、・・・は、それぞれ同様の構成とされ、それぞれ表示機表示部71、表示機データ読取部72、表示機CPU74及び表示機I/F75を備えている。
この情報表示機7において、表示機表示部71は、被看護人に係る治療情報や施設案内等の被看護人用閲覧情報を表示するものであり、例えば、LCD、有機ELディスプレイ等の各種の表示媒体で構成されている。
表示機データ読取部72は、携帯情報端末4の端末無線タグ44に予め記憶されている端末IDを読出すとともに、被看護人が携帯するリストバンド等の無線タグ10に予め記憶されている被看護人識別IDを読取るものである。
表示機CPU74は、当該携帯情報端末の構成各部を制御するものである。
また、表示機I/F75は、表示機CPU74及びサーバ6間の信号伝送路を形成するものである。
[第7の動作例]
次に、医療・看護従事者が巡視のために被看護人の病床に設置された情報表示機7に赴いた場合の動作について説明する。
この実施例においては、待受状態において、施設内を移動中の医療・看護従事者(例えば、「山田花子)が巡視のために被看護人(例えば「鈴木太郎」)の居る部屋の情報表示機7の近傍に赴いて、被看護人(例えば「鈴木太郎」)に異状がないことを確認すると、医療・看護従事者(例えば、「山田花子」)は自己が携帯している携帯情報端末4を情報表示機7の表示機データ読取部72に近づける。
携帯情報端末4の端末無線タグ44が接近したことを検知した表示機データ読取部72は、端末無線タグ44から当該医療・看護従事者の医療・看護従事者識別ID(「NS01」)を読取り、自己の表示機ID(「D01」)とともに表示機ラインL7、サーバ6、サーバラインL6、制御機3のサーバ側制御機I/F36を経由して制御機CPU32に送出する。
制御機3の制御機CPU32は、サーバ6から伝送されてきた当該表示機のID(「D01」)を受信すると、図4に示すように、当該情報表示機に割当てられた被看護人識別ID(「0001」)を当該端末ID(「HP01」)に割当てられた医療・看護従事者識別ID(「NS01」)に対応させて図4(c)に示すように医療・看護従事者による巡視記録(巡視情報テーブル)として制御機記憶部31に保存する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第7の動作例においても、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末4が有する端末無線タグ44に予め記憶されている表示機IDを情報表示機7の表示機データ読取部72に読取らせることで、制御機3の制御機記憶部31に巡視記録を自動的に保存することができる。従って、この動作例においても、第1の動作例と同様に、ナースコールシステムそのものの動作との有機的な連携を図ることで、現場において所定の入力操作をすることなく自動的に巡視記録を保存することができる。
[第8の動作例]
図7(b)は、本発明の他の実施例に係る携帯情報端末4および情報表示機7のブロック図を示している、なお、図2(a)および図7(a)と共通する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施例においては、図7(a)に示す情報表示機7の表示機データ読取部72に代えて、それ自身に表示機IDが予め記憶されている無線タグ(以下「表示機無線タグ」という。)73が設けられている。また、図7(a)に示す携帯情報端末4の端末無線タグ44に代えて、端末データ読取部45が設けられている。なお、端末データ読取部45は、情報表示機7の表示機無線タグ73に予め記憶されている表示機IDを読み出すとともに、被看護人が携帯するリストバンド等の無線タグ10に予め記憶されている被看護人識別IDを読み取るものである。
この動作例においても、待受状態において、医療・看護従事者(例えば「山田花子」)が巡視のために被看護人(例えば「鈴木太郎」)の居る部屋に設置された情報表示機7の近傍に赴き、被看護人(「鈴木太郎」)に異状がないことを確認すると、医療・看護従事者(「山田花子」)は自己の携帯している携帯情報端末4を情報表示機7の表示機無線タグ73に近づける。
情報表示機7の表示機無線タグ73が接近したことを検知した端末データ読取部45は、表示機無線タグ73から当該被看護人「鈴木太郎」)に係る表示機ID(「D01」)を読取り、自己の医療・看護従事者識別ID(「NS01」)とともに前述の第2の動作例と同様にして基地局8、交換機9を介して制御機3に転送する。
制御機3の制御機CPU32は、携帯情報端末4の端末CPU46から基地局8、交換機9を経由して伝送されてきた当該情報表示機7のID(「D01」)および自端末ID(「HP01」)を受信すると、図4に示すように、当該情報表示に割当てられた当該被看護人識別ID(「0001」)を当該端末IDに割当てられた医療・看護従事者識別ID(「NS01」)に対応させて図4(c)に示すように医療・看護従事者による巡視記録(巡視情報テーブル)として制御機記憶部31に保存する。
以上のように、この動作例においても、情報表示機7が有する表示機無線タグに予め記憶されている表示機IDを、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末4の端末データ読取部45に読取らせることで、第2の動作例2と同様に、制御機3の制御機記憶部31に巡視記録を自動的に保存することができる。従って、この動作例においても、第2の動作例と同様に、ナースコールシステムそのものの動作との有機的な連携を図り、自動的に巡視結果を記録することができる。
[第9の動作例]
次に、ナースコール子機1を用いた被看護人からの呼出状態時に端末ID及び表示機IDを受信し、呼出状態を待受状態に復旧させる動作について説明する。
先ず、この動作例においては、第3の動作例と同様に、医療・看護従事者が応答操作しただけでは待受状態に復旧せず、完全に復旧した場合に呼出発報(発報音)が停止するように設定されている。
このように構成されたナースコールシステムにおいて、ナースコール子機1を用いた被看護人からの緊急呼出しがあり、この緊急呼出しの継続中に、例えば、被看護人(「鈴木太郎」)と被看護人の担当である施設内を巡回中の医療・看護従事者(「山田花子」)が被看護人(「鈴木太郎」)との間で応答し、当該医療・看護従事者が被看護人(例えば鈴木太郎)の居る部屋の情報表示機7の近傍に赴いて、例えば被看護人に異状がないことを確認すると、医療・看護従事者(「山田花子」)は自己の携帯している携帯情報端末4を情報表示機7の表示機データ読取部72に近づけることで、前述の第8の動作例と同様にして、図4(c)に示すような巡視記録を制御機記憶部31に保存することができるとともに、表示機ID(「D01」)に対応する廊下灯ID(「201」)、子機ID(「1」)の呼出発報(発報表示)が停止する。
この場合、図7(b)に示すように、情報表示機7が有する表示機無線タグ73に予め記憶されている表示機ID(「D01」)を、施設内を移動中の医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末4の端末データ読取部45に読取らせることでも、第3の動作例と同様にして、図4(c)に示すような巡視記録を制御機記憶部31に保存することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の第9の動作例によれば、制御機3の制御機CPU32は、ナースコール子機1を用いた被看護人からの呼出状態時に端末ID及び表示機IDを受信したときに、呼出状態を待受状態に復旧させることができることから、第3の動作例と同様に、ナースコール呼出しに対応した巡視記録を自動的にかつ確実に保存することができる。
[実施例3]
次に、被看護人(例えば「鈴木太郎」)の手首に巻かれたリストバンドの無線タグ10に予め記憶されている被看護人識別IDを読取る場合の動作について説明する。
[第10の動作例]
先ず、この実施例においては、制御機3の制御機記憶部31は、電子カルテ保存機能を有しており、当該制御機3の制御機記憶部31に医療・看護従事者による被看護人への処置内容や処置時刻等の看護処置情報を保存することができるように構成されている。
このように構成されたナースコールシステムにおいて、待受状態において、医療・看護従事者(例えば「山田花子」)が巡視のために被看護人(例えば「鈴木太郎」)のベッド近傍に赴き、当該被看護人(「鈴木太郎」)に係るナースコール子機1の子機無線タグ14に医療・看護従事者(「山田花子」)の携帯情報端末4の端末データ読取部45を近づけると、ナースコール子機1の子機無線タグ14が接近したことを検知した携帯情報端末4の端末データ読取部45は、子機無線タグ14から当該ベッドの子機ID(「1」)を読取る。
子機IDを読み込んだ携帯情報端末4は、図8(a)に示すように、携帯情報端末4の端末表示部41に、「被看護人のリストバンドから被看護人IDを読出してください」というメッセージを表示する。
メッセージを確認した医療・看護従事者(「山田花子」)は、被看護人のリストバンドに携帯情報端末4の端末データ読取部45を近づけると、リストバンドのバンド無線タグ10から被看護人識別ID(「0001」)を読み込む。
被看護人識別IDを読み込んだ携帯情報端末4は、当該被看護人識別IDと子機IDを、前述の第2の動作例における被看護人識別IDと子機IDと同様の信号伝送路を経由して制御機3に転送する。
被看護人識別IDと子機IDを受信した制御機3は、図4(a)に示す被看護人識別テーブルから被看護人識別IDと子機IDの関連づけを確認し、関連づけた内容が予め制御機3に記憶された内容と一致していることを認識すると、携帯情報端末4に対して、患者が正規のベッドに居る旨を通知する。
被看護人が正規のベッドに居ることを確認した携帯情報端末4は、図8(b)に示すように、端末表示部41に、「処置内容を選択してください」というメッセージとともに、処置内容の候補のリストを表示する。
メッセージを確認した医療・看護従事者(「山田花子」)は、リストから処置内容を選択すると、携帯情報端末4は、選択した処置内容を、携帯情報端末4に予め登録された医療・看護従事者識別IDと前述のバンド無線タグから読み込んだ被看護人識別IDとともに前述の被看護人識別IDと子機IDと同様の信号伝送路を経由して制御機3に送信する。
処置内容、医療・看護従事者識別ID、被看護人識別IDを受信した制御機3は、受信したデータから制御機記憶部31に内蔵されている電子カルテに当該医療・看護従事者識別IDの医療・看護従事者(「山田花子」)が当該被看護人識別IDを有する被看護人(「鈴木太郎」)に処置内容に記された処置を行なったことをデータ受信時刻とともに記録する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第10の動作例によれば、医療・看護従事者が被看護人の無線タグを携帯情報端末に読み取らせることにより、巡視記録に被看護人IDを記録することができ、また、食堂等の共用部で被看護人の呼出しに対応した場合にも被看護人ごとの記録を取ることができる。さらに、被看護人IDと医療・看護従事者識別IDを対応させて電子カルテに処置内容をあわせて記憶することにより、看護記録を容易に構築することができる。また、制御機3が被看護人識別IDと子機IDの関連づけの不一致を検出した場合には、携帯情報端末4あるいはナースコール親機2から被看護人識別ID異常の警報を鳴動することにより、患者の取り違えを防ぐこともできる。
ここで、前述の実施例では、ナースコール子機1の子機データ読取部13で医療・看護従事者識別IDを読み取っているが、廊下灯5の廊下灯データ読取部54、情報表示機7の表示機データ読取部72で医療・看護従事者識別IDを読み取っても同様の効果を奏する。特に、情報表示機7で医療・看護従事者識別IDを読み取った場合には、図8に示す携帯情報端末4でのメッセージ表示、処置内容の選択に代えて、情報表示機7を用いてメッセージ表示、処置内容の選択を行なうこともできる。これにより、大きな画面で確認、選択ができるため、作業が容易となる。
本発明のナースコールシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成の当該システムであっても採用できるということはいうまでもないことである。
具体的には、次のような機能を付加することができる。
第1に、制御機3制御機記憶部31に、電子カルテ保存機能を備えることができる。この場合は、制御機3制御機記憶部31に、医療・看護従事者による被看護人への処置内容や処置時刻等の看護処置情報を保存することができる。
第2に、前述の看護処置情報は、前述の制御機3の制御機記憶部31に代えてサーバに保存させることもできる。この場合は、データの一元管理を容易に行うことができる。
第3に、前述の制御機3の制御機CPU32に、巡視記録をパーソナルコンピュータなど他の機器で読みだし可能な状態に変換する機能を搭載し、当該制御機3設けられた通信IFを経由して、上記の変換された巡視記録をパーソナルコンピュータなど他の機器に転送することもできる。また、前述のナースコール親機2は、上記の変換された巡視記録を表示する表示部を備えることもできる。この場合は、スタッフステーション内に居る医療・看護従事者が巡視記録を閲覧することができる。この場合は、医療・看護従事者がスマートフォン等の高機能通信端末を携帯することで、当該医療・看護従事者の施設内での動きを、廊下灯等で自動的にキャッチすることができる。また、スマートフォン等の高機能通信端末を携帯する医療・看護従事者と施設内に設置された廊下灯等との距離が一定の近距離になることで、ナースコール親機で被看護人への処置または対応履歴として自動的に保存することができる。さらに、当該履歴データは、勤務スケジュールの立案、ナースコール呼出しからの対応時間の算出等に活用することができる。
第5に、前述の実施例において、廊下灯5に廊下灯データ読取部54を備え、かつ廊下灯5に複数のナースコール子機1が接続されている場合には、当該廊下灯5に接続されている全てのナースコール子機1で巡視が完了したものとみなすとともに、当該廊下灯5及び当該廊下灯5に接続されている全てのナースコール子機1に対応するナースコール親機2の表示灯(不図示)を消灯させることができる。
第6に、廊下灯5に廊下灯無線タグ55を備え、かつ廊下灯5に複数のナースコール子機1が接続されている場合には、リストバンドの無線タグから読み込んだ被看護人識別IDをもとに制御機34が被看護人識別IDと子機IDの関連づけを確認し、廊下灯5に接続されたナースコール子機1のうち対象となるナースコール子機1を特定することで前述と同様の動作することができる。
1・・・ナースコール子機
14・・・子機データ読取部
15・・・子機CPU
2・・・ナースコール親機
3・・・制御機
31・・・制御機記憶部
32・・・制御機CPU
4・・・携帯情報端末
45・・・端末データ読取部
46・・・端末CPU
5・・・廊下灯
55・・・廊下灯データ読取部
56・・・廊下灯CPU
6・・・サーバ
7・・・情報表示機
73・・・表示機データ読取部
74・・・表示機CPU
10・・・リストバンド等の無線タグ

Claims (18)

  1. 医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しに前記医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、前記ナースコール子機及び前記ナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、
    前記ナースコール子機は、前記施設内を移動中の前記医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る子機データ読取部と、前記子機データ読取部にて読取られた前記端末IDを自子機が有する子機IDとともに前記制御機に送出する子機CPUとを備え、
    前記制御機は、前記携帯情報端末を携帯した前記医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた前記端末ID、前記子機IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、前記ナースコール子機の前記子機CPUから伝送されてくる前記端末ID及び前記子機IDを受信し、前記子機IDに割当てられた前記被看護人識別IDを前記端末IDに割当てられた前記医療・看護従事者識別IDに対応させて前記医療・看護従事者による巡視記録として前記制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えることを特徴とするナースコールシステム。
  2. 医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しに前記医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、前記ナースコール子機及び前記ナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、
    前記ナースコール子機は、子機IDが予め記憶された無線タグを備え、
    前記施設内を移動中の前記医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末を備え、前記携帯情報端末は、前記ナースコール子機の前記無線タグに予め記憶されている前記子機IDを読取る端末データ読取部と、前記端末データ読取部にて読取られた前記子機IDを自端末が有する端末IDとともに前記制御機に送出する端末CPUとを備え、
    前記制御機は、前記携帯情報端末を携帯した前記医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた前記端末ID、前記子機IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、前記携帯情報端末の前記端末CPUから伝送されてくる前記端末ID及び前記子機IDを受信し、前記子機IDに割当てられた前記被看護人識別IDを前記端末IDに割当てられた前記医療・看護従事者識別IDに対応させて前記医療・看護従事者による巡視記録として前記制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えることを特徴とするナースコールシステム。
  3. 前記制御機の前記制御機CPUは、前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出状態時に前記端末ID及び前記子機IDを受信したとき、前記呼出状態を待受状態に復旧させることを特徴とする請求項1または請求項2記載のナースコールシステム。
  4. 医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、前記部屋毎の出入り口に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しを報知する廊下灯と、施設内共用部に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しに前記医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、前記ナースコール子機、前記廊下灯及び前記ナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、
    前記廊下灯は、前記施設内を移動中の前記医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る廊下灯データ読取部と、前記廊下灯データ読取部にて読取られた前記端末IDを自廊下灯が有する廊下灯IDとともに前記制御機に送出する廊下灯CPUとを備え、
    前記制御機は、前記携帯情報端末を携帯した前記医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた前記端末ID、前記廊下灯IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、前記廊下灯の前記廊下灯CPUから伝送されてくる前記端末ID及び前記廊下灯IDを受信し、前記廊下灯IDに割当てられた前記被看護人識別IDを前記端末IDに割当てられた前記医療・看護従事者識別IDに対応させて前記医療・看護従事者による巡視記録として前記制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えることを特徴とするナースコールシステム。
  5. 医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、前記部屋毎の出入り口に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しを報知する廊下灯と、施設内共用部に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しに前記医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、前記ナースコール子機、前記廊下灯及び前記ナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、
    前記廊下灯は、廊下灯IDが予め記憶された無線タグを備え、
    前記施設内を移動中の前記医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末を備え、前記携帯情報端末は、前記廊下灯の前記無線タグに予め記憶されている前記廊下灯IDを読取る端末データ読取部と、前記端末データ読取部にて読取られた前記廊下灯IDを自端末が有する端末IDとともに前記制御機に送出する端末CPUとを備え、
    前記制御機は、前記携帯情報端末を携帯した前記医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた前記端末ID、前記廊下灯IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、前記携帯情報端末の前記端末CPUから伝送されてくる前記端末ID及び前記廊下灯IDを受信し、前記廊下灯IDに割当てられた前記被看護人識別IDを前記端末IDに割当てられた前記医療・看護従事者識別IDに対応させて前記医療・看護従事者による巡視記録として前記制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えることを特徴とするナースコールシステム。
  6. 前記制御機の前記制御機CPUは、前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出状態時に前記端末ID及び前記廊下灯IDを受信したとき、前記廊下灯IDの廊下灯に接続された全ての前記ナースコール子機の前記呼出状態を待受状態に復旧させることを特徴とする請求項4または請求項5記載のナースコールシステム。
  7. 前記制御機の前記制御機記憶部は、電子カルテ保存機能を有し、前記医療・看護従事者による前記被看護人への処置内容及び/又は処置時刻を含む看護処置情報を保存することを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち何れか1項記載のナースコールシステム。
  8. 前記看護処置情報は、サーバに保存されることを特徴とする請求項7記載のナースコールシステム。
  9. 医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しに前記医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、前記病床毎に設置され前記被看護人の治療情報及び/又は施設案内を含む被看護人用閲覧情報を表示する情報表示機と、前記情報表示機を制御するサーバと、前記ナースコール子機、前記ナースコール親機及び前記サーバを制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、
    前記情報表示機は、前記施設内を移動中の前記医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る表示機データ読取部と、前記表示機データ読取部にて読取られた前記端末IDを自表示機が有する表示機IDとともに前記サーバに送出する表示機CPUとを備え、
    前記制御機は、前記携帯情報端末を携帯した前記医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた前記端末ID、前記表示機IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、前記情報表示機の前記表示機CPUから前記サーバを経由して伝送されてくる前記端末ID及び前記表示機IDを受信し、前記表示機IDに割当てられた前記被看護人識別IDを前記端末IDに割当てられた医療・看護従事者識別IDに対応させて前記医療・看護従事者による巡視記録として前記制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えることを特徴とするナースコールシステム。
  10. 医療・看護施設内の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しに前記医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、前記病床毎に設置され前記被看護人の治療情報及び/又は施設案内を含む被看護人用閲覧情報を表示する情報表示機と、前記情報表示機を制御するサーバと、前記ナースコール子機、前記ナースコール親機及び前記サーバを制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、
    前記情報表示機は、表示機IDが予め記憶された無線タグを備え、
    前記施設内を移動中の前記医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末を備え、前記携帯情報端末は、前記情報表示機の前記無線タグに予め記憶されている前記表示機IDを読取る端末データ読取部と、前記端末データ読取部にて読取られた前記表示機IDを自端末が有する端末IDとともに前記サーバを経由して制御機に送出する端末CPUとを備え、
    前記制御機は、前記携帯情報端末を携帯した前記医療・看護従事者が有する医療・看護従事者識別IDに対応させた前記端末ID、前記表示機IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、前記携帯情報端末の前記端末CPUから前記サーバを経由して伝送されてくる前記端末ID及び前記表示機IDを受信し、前記表示機IDに割当てられた前記被看護人識別IDを前記端末IDに割当てられた前記医療・看護従事者識別IDに対応させて前記医療・看護従事者による巡視記録として前記制御機記憶部に保存する制御機CPUとを備えることを特徴とするナースコールシステム。
  11. 前記制御機の前記制御機CPUは、前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出状態時に前記端末ID及び前記表示機IDを受信したとき、前記情報表示機が設置された病床に設置された前記ナースコール子機の前記呼出状態を待受状態に復旧させることを特徴とする請求項9または請求項10記載のナースコールシステム。
  12. 前記サーバ及び前記制御機のうち少なくとも1つは、電子カルテ保存機能を有し、前記医療・看護従事者による前記被看護人への処置内容及び/又は処置時刻を含む看護処置情報を保存する記憶部を備えることを特徴とする請求項9乃至請求項11何れか1項記載のナースコールシステム。
  13. 医療・看護施設の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、施設内共用部に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しに前記医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、前記ナースコール子機及び前記ナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、
    前記ナースコール子機は、子機IDが予め記憶された無線タグを備え、
    前記施設内を移動中の前記医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末を備え、前記携帯情報端末は、前記ナースコール子機の前記無線タグに予め記憶されている前記子機IDを読取る端末データ読取部と、前記端末データ読取部にて読取られた前記子機IDを自端末が有する端末IDとともに前記制御機に送出する端末CPUとを備え、
    前記制御機は、前記携帯情報端末を携帯した前記医療・看護従事者が有する看護人識別IDに対応させた前記端末ID、前記子機IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、前記携帯情報端末の前記端末CPUから伝送されてくる前記端末ID及び前記子機IDを受信し、前記子機IDに割当てられた被看護人識別IDを端末IDに割当てられた看護人識別IDに対応させて前記医療・看護従事者による巡視記録として前記制御機記憶部に保存するとともに、前記巡視記録を他の機器で読みだし可能な状態に変換する制御機CPUと、変換された前記巡視記録を他の機器に転送する通信IFとを備えることを特徴とするナースコールシステム
  14. 医療・看護施設の複数の部屋の病床毎に設置され被看護人が医療・看護従事者を呼出して通話を成立させるナースコール子機と、前記部屋毎の出入り口に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しを報知する廊下灯と、施設内共用部に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しに前記医療・看護従事者が応答して通話を成立させるナースコール親機と、前記ナースコール子機、前記廊下灯及び前記ナースコール親機を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、
    前記廊下灯は、廊下灯IDが予め記憶された無線タグを備え、
    前記施設内を移動中の前記医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末を備え、前記携帯情報端末は、前記廊下灯の前記無線タグに予め記憶されている前記廊下灯IDを読取る端末データ読取部と、前記端末データ読取部にて読取られた前記廊下灯IDを自端末が有する端末IDとともに前記制御機に送出する端末CPUとを備え、
    前記制御機は、前記携帯情報端末を携帯した前記医療・看護従事者が有する看護人識別IDに対応させた前記端末ID、前記廊下灯IDに対応する被看護人識別IDが記憶される制御機記憶部と、前記携帯情報端末の前記端末CPUから伝送されてくる前記端末ID及び前記廊下灯IDを受信し、前記廊下灯IDに割当てられた被看護人識別IDを端末IDに割当てられた看護人識別IDに対応させて前記医療・看護従事者による巡視記録として前記制御機記憶部に保存するとともに、前記巡視記録を他の機器で読みだし可能な状態に変換する制御機CPUと、変換された前記巡視記録を他の機器に転送する通信IFとを備えることを特徴とするナースコールシステム。
  15. 前記ナースコール親機は、変換された前記巡視記録を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項13または請求項14記載のナースコールシステム。
  16. 前記ナースコール子機は、前記施設内を移動中の前記医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る子機データ読取部を備え、
    前記携帯情報端末は、前記ナースコール子機の無線タグに予め記憶されている子機ID、前記部屋毎の出入り口に設置され前記ナースコール子機を用いた前記被看護人からの呼出しを報知する廊下灯の無線タグに予め記憶されている廊下灯IDおよび前記病床毎に設置され前記被看護人の治療情報及び/又は施設案内を含む被看護人用閲覧情報を表示する情報表示機の無線タグに予め記憶されている表示機IDを読取る端末データ読取部を備え、
    前記廊下灯は、前記施設内を移動中の前記医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る廊下灯データ読取部を備え、
    前記情報表示機は、前記施設内を移動中の前記医療・看護従事者により携帯された携帯情報端末が有する無線タグに予め記憶されている端末IDを読取る表示機データ読取部を備え、
    前記子機データ読取部、前記端末データ読取部、前記廊下灯データ読取部および前記表示機データ読取部のうち少なくとも1つは、前記被看護人が携帯するリストバンドの無線タグに予め記憶されている被看護人識別IDを読取ることを特徴とする請求項1乃至請求項15何れか1項記載のナースコールシステム。
  17. 前記制御機の前記制御機記憶部は、電子カルテ保存機能を有し、前記医療・看護従事者による前記被看護人への処置内容及び/又は処置時刻を含む看護処置情報を保存することを特徴とする請求項1乃至請求項16何れか1項記載のナースコールシステム。
  18. 前記看護処置情報は、サーバに保存されることを特徴とする請求項17記載のナースコールシステム。
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