JP5937853B2 - ガンマ補正電圧発生回路およびそれを備える電子機器 - Google Patents

ガンマ補正電圧発生回路およびそれを備える電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、表示パネルのガンマ補正のための電圧を生成するガンマ補正電圧発生回路、および、それを備える電子機器に関する。
有機EL(Electroluminescence)パネル、あるいは液晶パネルといった表示パネルは、複数のデータ線と、複数のデータ線と直交するように配置される複数の走査線と、データ線および走査線の交点にマトリクス状に配置された複数の画素回路とを備える。表示パネルを駆動するために、一般に、複数の走査線を順次選択するゲートドライバと、各データ線を駆動するソースドライバとが設けられる。ソースドライバは、発光階調に応じたアナログ電圧、すなわち階調電圧をデータ線に印加する。
たとえば特開2009−162935号公報(特許文献1)は、消費電流あるいは回路面積を低減することを目的とした液晶ドライバ回路を開示する。この液晶ドライバ回路は、階調電圧生成回路を含む。この回路は、基準電圧生成回路からの複数の基準電圧を含む基準電圧群を利用して、階調電圧を生成する。
特開2009−162935号公報
近年では、液晶パネルの大型化が進められるとともに、画像の倍速表示が採用される。このため、液晶パネルおよびソースドライバの発熱量が増大する傾向にある。このような課題を解決するために、電源電圧と接地電圧との間の中間の電圧(HAVDD)をソースドライバに与えることが提案されている。この技術によれば、駆動電圧の範囲が、電源電圧から中間電圧までの範囲、および中間電圧から接地電圧までの範囲となる。駆動電圧の範囲を小さくすることによって、発熱量を低減することができる。
ソースドライバにガンマ補正電圧を供給する回路は、中間電圧HAVDDとは無関係にガンマ補正電圧階調電圧を発生させる。表示装置の起動時および電源遮断時(待機時であってもよい)には、ガンマ補正電圧と中間電圧HAVDDとの間の大小関係が、通常時の関係と逆転する可能性がある。ソースドライバの保護の観点から、このような逆転現象を回避することが望ましい。
本発明の目的は、起動時および電源遮断時にソースドライバの保護を図ることができるガンマ補正電圧供給回路および、それを備える電子機器を提供することである。
ある局面によれば、本発明は、表示パネルを駆動するための駆動回路に、表示パネルのガンマ補正のための電圧を供給する、ガンマ補正電圧発生回路である。駆動回路は、第1の電源電圧と接地電圧との間にある中間電圧によって上側チャネルと下側チャネルとに分けられた階調電圧を発生するように構成される。ガンマ補正電圧発生回路は、ガンマ補正電圧を設定するための設定データに基づいて、上側チャネルに対応する第1の補正電圧を発生させる第1の電圧発生部と、設定データに基づいて、下側チャネルに対応する第2の補正電圧を発生させる第2の電圧発生部と、第1の補正電圧の上限に対応する第1の基準電圧を発生させる第1のアンプと、第1の補正電圧の下限に対応する第2の基準電圧を発生させる第2のアンプと、第2の補正電圧の上限に対応する第3の基準電圧を発生させる第3のアンプと、第2の補正電圧の下限に対応する第4の基準電圧を発生させる第4のアンプと、ガンマ補正電圧発生回路の起動時および電源遮断時において、第1の電源電圧に対する比率が固定されるように、第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する第1から第4の電圧設定回路とを備える。第2の電圧設定回路は、第1の電源電圧に対する中間電圧の比率よりも大きい比率が得られるように、第2の基準電圧を設定する。第3の電圧設定回路は、第1の電源電圧に対する中間電圧の比率よりも小さい比率が得られるように、第3の基準電圧を設定する。
好ましくは、起動時において、第2の基準電圧が第1の下限電圧に等しくなるまで、第1から第4の電圧設定回路が、第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する。
好ましくは、起動時において、所定の期間が経過したにも関わらず第2の基準電圧が第1の下限電圧未満である場合には、第2の基準電圧が第2の下限電圧に等しくなるまで、第1から第4の電圧設定回路第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する。第2の下限電圧は、第1の下限電圧よりも低い。
好ましくは、電源遮断時において、第1の電源電圧が第1の低電圧状態に達した場合に、第1から第4の電圧設定回路が、第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する。
好ましくは、ガンマ補正電圧発生回路は、第2の電源電圧により駆動されるロジック回路をさらに備える。第2の電源電圧は、第1の電源電圧よりも低い。電源遮断時において、第1の電源電圧が第1の低電圧状態に達するよりも先に、第2の電源電圧が第2の低電圧状態に達した場合に、第1から第4の電圧設定回路が、第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する。
好ましくは、第1の基準電圧は、ガンマ補正電圧発生回路への入力電圧に等しい電圧である。電源遮断時において、第1の基準電圧のための入力電圧が第1の電源電圧よりも所定の電圧分高い場合に、第1から第4の電圧設定回路は第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する。
好ましくは、第1の電圧設定回路は、第1の基準電圧を第1の電源電圧に設定する。第4の電圧設定回路は、第4の基準電圧を接地電圧に設定する。
別の局面において、本発明は、電子機器であって、表示パネルと、表示パネルを駆動し、電源電圧と接地電圧との間にある中間電圧によって上側チャネルと下側チャネルとに分けられた階調電圧を発生するように構成された駆動回路と、駆動回路に、表示パネルのガンマ補正のための電圧を供給する、ガンマ補正電圧発生回路とを備える。ガンマ補正電圧発生回路は、ガンマ補正電圧を設定するための設定データに基づいて、上側チャネルに対応する第1の補正電圧を発生させる第1の電圧発生部と、設定データに基づいて、下側チャネルに対応する第2の補正電圧を発生させる第2の電圧発生部と、第1の補正電圧の上限に対応する第1の基準電圧を発生させる第1のアンプと、第1の補正電圧の下限に対応する第2の基準電圧を発生させる第2のアンプと、第2の補正電圧の上限に対応する第3の基準電圧を発生させる第3のアンプと、第2の補正電圧の下限に対応する第4の基準電圧を発生させる第3のアンプと、ガンマ補正電圧発生回路の起動時および電源遮断時において、第1の電源電圧に対する比率が固定されるように、第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する第1から第4の電圧設定回路とを備える。第2の電圧設定回路は、第1の電源電圧に対する中間電圧の比率よりも大きい比率が得られるように、第2の基準電圧を設定する。第3の電圧設定回路は、第1の電源電圧に対する中間電圧の比率よりも小さい比率が得られるように、第3の基準電圧を設定する。
本発明によれば、起動時および電源遮断時にソースドライバの保護を図ることができるガンマ補正電圧供給回路を実現できる。
本発明の1つの実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路5を搭載した電子機器100の一例を示すブロック図である。 図1に示したガンマ補正電圧発生回路5の構成の一例を示したブロック図である。 上側チャネル出力部19および下側チャネル出力部20による電圧の設定を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の起動時の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の起動時の動作を説明するための別のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の起動時の動作を説明するための波形図である。 本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の起動時の動作を説明するための別の波形図である。 本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の起動時の動作を説明するためのさらに別の波形図である。 図8に示された動作に類似する動作を説明するための波形図である。 電源遮断時における、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の動作を説明する波形図である。 電源遮断時における、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の動作を説明する別の波形図である。 電源遮断時における、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の動作を説明するさらに別の波形図である。 本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路に含まれる入力保護回路の構成の一例を示した図である。 電源遮断時における、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の動作を説明するさらに別の波形図である。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本発明の1つの実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路5を搭載した電子機器100の一例を示すブロック図である。図1を参照して、電子機器100は、表示部101を有する。電子機器100は、たとえば液晶テレビであるが、これに限定されるものではない。
表示部101は、液晶パネル1と、ソースドライバ2と、ゲートドライバ3と、タイミングコントローラ(TCON)4と、ガンマ補正電圧発生回路5と、電源回路6とを含む。
液晶パネル1は、複数のデータ線と複数の走査線とを備える。データ線と走査線の交点には、画素回路が設けられる。ゲートドライバ3は、タイミングコントローラ4からの信号に応答して、複数の走査線を順次選択する。
ガンマ補正電圧発生回路5は、電源回路6からの電源電圧AVDDを受けて、ガンマ補正電圧Voutを発生させる。ガンマ補正電圧Voutは、ソースドライバ2に入力される。ガンマ補正電圧発生回路5の動作は、後に詳細に説明される。この実施の形態では、ガンマ補正電圧発生回路5は、半導体集積回路によって実現される。
電源回路6は、正の電源電圧AVDD,DVDDおよび中間電圧HAVDDを生成する。中間電圧HAVDDは、電源電圧AVDDと、接地電圧GNDとの間の電圧である。電源電圧AVDDは、ソースドライバ2およびガンマ補正電圧発生回路5に供給される。中間電圧HAVDDは、ソースドライバ2に供給される。電源電圧DVDDは、タイミングコントローラ4およびガンマ補正電圧発生回路5に供給される。
ソースドライバ2は、ロジック信号をタイミングコントローラ4から受ける。このロジック信号は、液晶パネル1による画像の表示のタイミングを制御するための信号である。さらに、ソースドライバ2は、ガンマ補正電圧発生回路5からガンマ補正電圧Voutを受けて、階調電圧を発生させる。これにより、ソースドライバ2において液晶パネル1のガンマ補正が実行される。ソースドライバ2は、階調電圧およびタイミングコントローラ4からのロジック信号により、データ線を駆動する。
電源電圧AVDDは、本発明における「第1の電源電圧」に対応する。電源電圧DVDDは、本発明における「第2の電源電圧」に対応する。中間電圧HAVDDは、本発明における「中間電圧」に対応する。
図2は、図1に示したガンマ補正電圧発生回路5の構成の一例を示したブロック図である。図2を参照して、ガンマ補正電圧発生回路5は、14個の可変電圧および4個の基準電圧を出力する。以下では、基準電圧を「スタティック出力」と呼び、可変電圧を「プログラマブル出力」と呼ぶ場合がある。
ガンマ補正電圧発生回路5は、アンプ11H,11L,12H,12Lと、クランプ回路13H,13L,14H,14Lと、レジスタ15U,15Lと、インターフェイス回路17と、制御回路18と、上側チャネル出力部19と、下側チャネル出力部20とを含む。レジスタ15U,15Lと、インターフェイス回路17と、制御回路18とは、本発明のガンマ補正電圧発生回路が備える「ロジック回路」に含まれる。
アンプ11H,11L,12H,12Lは、端子REFU_H,REFU_L,REFL_H,REFL_Lのそれぞれから電圧を受ける。端子REFU_H,REFU_L,REFL_H,REFL_Lの各々の入力電圧は、電源電圧AVDDを分圧することによって得られる。
クランプ回路13H,13L,14H,14Lのオン時には、アンプ11H,11L,12H,12Lがオフする。逆に、クランプ回路13H,13L,14H,14Lのオフ時には、アンプ11H,11L,12H,12Lがオンする。アンプ11H,11L,12H,12Lのオン時において、アンプ11H,11L,12H,12Lは、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lのそれぞれを介して電圧を出力する。この場合、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧と、端子REFU_H,REFU_L,REFL_H,REFL_Lの電圧とはそれぞれ等しい。クランプ回路13H,13L,14H,14Lおよびアンプ11H,11L,12H,12Lは、制御回路18によって制御される。
クランプ回路13H,13L,14H,14Lは、それぞれ、本発明の第1の電圧設定回路、第2の電圧設定回路、第3の電圧設定回路、第4の電圧設定回路に対応する。ガンマ補正電圧発生回路5の起動時および電源遮断時において、クランプ回路13H,13L,14H,14Lは、電源電圧AVDDに対する比率が固定されるように、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧をそれぞれ設定する。
具体的には、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧が、AVDD,AVDD×3/4,AVDD×1/4,GNDにそれぞれクランプされる。すなわち、クランプ回路13Hは、電源電圧AVDDに対する比率が1となるように端子OUT_REFU_Hの電圧を設定する。クランプ回路13Lは、電源電圧AVDDに対する比率が3/4となるように端子OUT_REFU_Lの電圧を設定する。クランプ回路14Hは、電源電圧AVDDに対する比率が1/4となるように端子OUT_REFL_Hの電圧を設定する。クランプ回路14Lは、電源電圧AVDDに対する比率が、たとえば0となるように端子OUT_REFL_Lの電圧を設定する。なお、上述の基準電圧の設定は一例であり、基準電圧は上述のように限定されるものではない。
以下の説明において「電圧をクランプする(設定する)」との表現は、電源電圧AVDDに対する比率が一定となるように基準電圧を設定することを意味する。
中間電圧HAVDD(図1参照)は、たとえばHAVDD=AVDD/2との関係にあるように、電源回路6(図1を参照)によって制御される。クランプ回路13Lは、電源電圧AVDDに対する中間電圧HAVDDの比率(1/2)よりも大きい比率(3/4)が得られるように、端子OUT_REFU_Lの電圧を設定する。クランプ回路14Hは、電源電圧AVDDに対する中間電圧HAVDDの比率(1/2)よりも小さい比率(1/4)が得られるように、端子OUT_REFL_Hの電圧を設定する。このような設定により、起動時および電源遮断時において、(端子OUT_REFU_Lの電圧)>HAVDDの関係および(端子OUT_REFL_Hの電圧)<HAVDDの関係を保つことができる。したがって、ソースドライバ2を保護することができる。
クランプ回路13Lとクランプ回路14Hとの間での比率の差が大きいほど好ましい。これにより、中間電圧HAVDDの設定範囲が広い場合であっても、(端子OUT_REFU_Lの電圧)>HAVDDの関係および(端子OUT_REFL_Hの電圧)<HAVDDの関係を保つことができる。言い換えると、中間電圧HAVDDの設定範囲を広げることができる。
レジスタ15U,15Lはインターフェイス回路17を通じて外部から入力されたガンマ補正データを一時的に記憶する。レジスタ15Uに記憶されたデータは、上側チャネル出力部19に与えられる。レジスタ15Lに記憶されたデータは、下側チャネル出力部20に与えられる。
インターフェイス回路17は、外部からのデータを受け付ける。たとえばインターフェイス回路17は、シリアルインターフェイスである。シリアル通信の具体的な方式およびインターフェイス回路17の種類は特に限定されるものではない。たとえばインターフェイス回路17は、I2Cインターフェイス回路によって構成することができる。
制御回路18は、電源電圧AVDD,DVDDおよび、端子REFU_Hに入力された電圧および端子REFU_Lに入力された電圧を受ける。図2では、端子REFU_Hおよび端子REFU_Lに入力されて、制御回路18が受ける電圧を、それぞれREFU_HおよびREFU_Lと示す。ガンマ補正電圧発生回路5の起動時に、制御回路18は、端子REFU_Lの電圧に基づいて、アンプ11H,11L,12H,12Lおよびクランプ回路13H,13L,14H,14Lを制御する。電源遮断時において、制御回路18は、電源電圧AVDD,DVDDの各々が低電圧状態に達したか否かを判定する。電源電圧AVDDあるいは電源電圧DVDDが低電圧状態に達した場合に、制御回路18は、アンプ11H,11L,12H,12Lをオフするとともにクランプ回路13H,13L,14H,14Lをオンする。さらに、電源遮断時において、制御回路18は、端子REFU_Hの電圧が電源電圧AVDDよりも所定の電圧分高くなった場合にも、アンプ11H,11L,12H,12Lをオフするとともにクランプ回路13H,13L,14H,14Lをオンする。
上側チャネル出力部19は、レジスタ15Uに設定されたデータに基づいて、ソースドライバ2の上側チャネルに対応する第1の補正電圧(Vout1〜Vout7)を発生させる。下側チャネル出力部20は、レジスタ15Lに設定されたデータに基づいて、ソースドライバ2の下側チャネルに対応する第2の補正電圧(Vout8〜Vout14)を発生させる。上側チャネルは、中間電圧HAVDDよりも高電圧側のチャネルである。下側チャネルは、中間電圧HAVDDよりも低電圧側のチャネルである。
上側チャネル出力部19および下側チャネル出力部20の各々は、7個のD/A変換器DACと、7個のD/A変換器にそれぞれ対応する7個のアンプAMPとを含む。レジスタ15U,15Lが設定されるまでは、各アンプが高インピーダンス状態に保たれる。レジスタ15U,15Lが設定されることにより、上側チャネル出力部19および下側チャネル出力部20の各々は、7個の可変電圧を出力する。D/A変換器DACは、たとえば8ビットDACである。D/A変換器DACは、入力されたデジタルデータをアナログ電圧に変換する。このアナログ電圧は、アンプAMPによって出力される。アンプAMPは、ガンマ補正電圧発生回路5の電流駆動能力を高める機能を担う。
ソースドライバ2は、第1の補正電圧(Vout1〜Vout7)および第2の補正電圧(Vout8〜Vout14)を受けて、上側チャネルおよび下側チャネルに分けられた階調電圧を生成する。この目的のため、ソースドライバ2は、抵抗分圧回路を構成する複数の抵抗22と、複数の抵抗22の接続点に接続されたアンプ21とを含む。複数の抵抗22および複数のアンプ21によって生成された階調電圧は、図示しない後段の回路へと送られる。
図3は、上側チャネル出力部19および下側チャネル出力部20による電圧の設定を説明するための図である。図3を参照して、電圧Vout1〜Vout14は以下の式(1),(2)に従って設定される。以下の式(1)、(2)において、OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lは、それぞれ、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧を示す。同様に、以後説明する図において、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧を、それぞれOUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lと示す。
Vout1からVout7まで:Vout=OUT_REFU_L+[(OUT_REFU_H−OUT_REFU_L)×D/255] ・・・(1)
Vout8からVout14まで:Vout=OUT_REFL_L+[(OUT_REFL_H−OUT_REFL_L)×D/255] ・・・(2)
なお、0≦D≦255である。
図4は、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の起動時の動作を説明するためのフローチャートである。図2および図4を参照して、ステップS1において、クランプ回路13H,13L,14H,14Lが端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧をそれぞれクランプする。
ステップS2において、制御回路18は、端子REFU_Lの電圧(第2の基準電圧)をAVDD/2(第1の下限電圧)と比較する。(端子REFU_Lの電圧)≧AVDD×1/2の場合、ステップS5において、制御回路18は、アンプ11H,11L,12H,12Lの出力(スタティック出力)をオンする。
(端子REFU_Lの電圧)<AVDD/2の場合、制御回路18は、電源電圧AVDDの起動からの経過時間が所定の期間(T(ms))に達したかどうかを判定する。「電源電圧AVDDの起動」とは、電源電圧AVDDが立上がることを意味する。経過時間がT未満である場合、処理はステップS2に戻される。経過時間がTに達するまでに、端子REFU_Lの電圧がAVDD/2以上になった場合、処理はステップS5に進む。
(端子REFU_Lの電圧)<AVDD/2であり、電源電圧AVDDの起動からの経過時間がT以上である場合、処理はステップS4に進む。ステップS4において、制御回路18は、端子REFU_Lの電圧をAVDD/4(第2の基準電圧)と比較する。(端子REFU_Lの電圧)<AVDD/4の場合、ステップS4の処理が繰り返される。(端子REFU_Lの電圧)≧1/4×AVDDの場合、処理はステップS5に進む。
図5は、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の起動時の動作を説明するための別のフローチャートである。図2および図5を参照して、ステップS11において、上側チャネル出力部19および下側チャネル出力部20の各々のアンプが高インピーダンス状態に設定される。すなわち、各アンプの出力がプルアップされる。
ステップS12において、レジスタ15U,15Lにデータが設定されたかどうかが確認される。レジスタ15U,15Lにデータが設定されていない場合、ステップS12の処理が繰り返される。インターフェイス回路17を通じてレジスタ15U,15Lにデータが設定された場合、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、アンプ11H,11L,12H,12Lの出力(スタティック出力)がオンしているかどうかが確認される。アンプ11H,11L,12H,12Lの出力がオフの場合、ステップS13の処理が繰り返される。アンプ11H,11L,12H,12Lの出力がオンの場合、ステップS14において、上側チャネル出力部19および下側チャネル出力部20の各々のアンプの出力(プログラマブル出力)がオンする。
次に、図4および図5によって説明された動作を、より詳細に説明する。なお、電源電圧DVDD,AVDDおよび中間電圧HAVDDは、図1に示された電源回路6によって制御される。
図6は、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の起動時の動作を説明するための波形図である。この動作は、図4のステップS1,S2,S5の処理に対応する。図6を参照して、まず、電源電圧DVDDが立ち上がる。時刻t1において、電源電圧DVDDが、DVDD用の下限値を上回る。
次に、電源電圧AVDDが立ち上がる。電源電圧AVDDの起動時には、アンプ11H,11L,12H,12Lの出力がオフしている。したがって、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧は、それぞれ、AVDD,AVDD×3/4,AVDD×1/4,GNDにクランプされる。
電源電圧AVDDの上昇にともない、端子REFU_H,REFU_L,REFL_H,REFL_Lの電圧が上昇する。端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧は、それぞれ、AVDD,AVDD×3/4,AVDD×1/4,GNDにクランプされているが、AVDDが上昇する。これにより、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_Hの電圧が上昇する。
時刻t2において、電源電圧AVDDがAVDD用の下限値を上回る。時刻t2以後、電源電圧AVDDは、あるレベルに一旦保たれる。時刻t3において、電源電圧AVDDは、再び上昇する。
時刻t4において、(端子REFU_Lの電圧)≧AVDD×1/2となる。それにより、アンプ11H,11L,12H,12Lの出力がオンする。時刻t4以後、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧は、それぞれ、端子REFU_H,REFU_L,REFL_H,REFL_Lの電圧と等しくなるように設定される。
時刻t1から時刻t4までの期間では、(端子REFU_Lの電圧)<AVDD×1/2である。図6に示されるように、この期間では、中間電圧HAVDDが端子REFL_Hの電圧を下回る可能性、あるいは中間電圧HAVDDが端子REFU_Lの電圧を上回る可能性がある。
仮に、クランプ回路13H,13L,14H,14Lが省略され、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧が、常に、端子REFU_H,REFU_L,REFL_H,REFL_Lの電圧にそれぞれ等しいものとする。上記のように中間電圧HAVDDが変化した場合、ソースドライバ2において、HAVDD<(端子REFL_Hの電圧)あるいはHAVDD>(端子REFU_Lの電圧)となる可能性がある。ソースドライバ2が起動していない(タイミングコントローラ4からロジック信号が送られていない)状態において、HAVDD<(端子REFL_Hの電圧)あるいはHAVDD>(端子REFU_Lの電圧)である場合、ソースドライバ2のアンプ21が損傷する可能性がある。
上記のように、この実施の形態では、起動時において、第2の基準電圧(端子REFU_Lの電圧)が第1の下限電圧(AVDD×1/2)に等しくなるまで、クランプ回路13H,13L,14H,14Lが、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧をそれぞれクランプする。具体的には、端子OUT_REFU_Hの電圧は3/4×AVDDに設定され、端子OUT_REFU_Lの電圧は1/4×AVDDに設定される。AVDD/4<HAVDD<AVDD×3/4であれば、(端子OUT_REFU_Lの電圧)>HAVDDの関係および(端子OUT_REFL_Hの電圧)<HAVDDの関係を保つことができる。言い換えると、中間電圧HAVDDの設定範囲を広げることができる。したがって、この実施の形態によれば、ソースドライバの保護を図ることができる。さらに、中間電圧HAVDDの範囲を広げることもできる。
図7は、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の起動時の動作を説明するための別の波形図である。この動作は、図4のステップS1,S2,S3,S4,S5の処理に対応する。図7を参照して、時刻t1,t2,t3は、図6に示された時刻t1,t2,t3にそれぞれ対応する。時刻t5以前の動作は、上述した、時刻t4以前の動作と同じである。ただし、時刻t5は、時刻t2から所定の期間Tが経過した時点に対応する。
時刻t5において(端子REFU_Lの電圧)<AVDD×1/2である。しかしながら、(端子REFU_Lの電圧)≧AVDD×1/4である。したがって、時刻t5においてアンプ11H,11L,12H,12Lの出力がオンする。
図7に示されるように、起動時において、所定の期間Tが経過したにも関わらず端子REFU_Lの電圧)、すなわち第2の基準電圧がAVDD/2(第1の下限電圧)未満である。この場合には、端子REFU_Lの電圧がAVDD/4(第2の下限電圧)に等しくなるまで、クランプ回路13H,13L,14H,14Lが、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧をそれぞれクランプする。図7に示された例では、所定の期間Tが経過した時点において(端子REFU_Lの電圧)≧AVDD/4である。したがって時刻t5において、クランプ回路13H,13L,14H,14Lがオフするとともにアンプ11H,11L,12H,12Lがオンする。ただし、(端子REFU_Lの電圧)≧AVDD/4となる時刻が時刻t5よりも後である場合には、その時刻においてクランプ回路13H,13L,14H,14Lがオフするとともにアンプ11H,11L,12H,12Lがオンする。
図8は、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の起動時の動作を説明するためのさらに別の波形図である。この動作は、図5のステップS11〜S14の処理に対応する。図8を参照して、時刻t1において、電源電圧DVDDがDVDD用の下限値を上回る。これによりインターフェイス回路17が起動される。時刻taから時刻tbまでの間の期間にインターフェイス回路17にデータが入力される。これによりレジスタ15U,15Lにデータが設定される。レジスタ15U,15Lにデータが設定されることにより、上側チャネル出力部19および下側チャネル出力部20の各々のアンプAMPは、電圧(プログラマブル出力)を出力可能な状態となる。
時刻t2,t3,t4は、図6に示された時刻t2,t3,t4にそれぞれ対応する。時刻t2から時刻t4までの期間には、電圧Vout1〜Vout14は、ソースドライバ2の内部の抵抗分圧回路によって決定される。時刻t4において、アンプ11H,11L,12H,12Lの出力がオンする。これにより、上側チャネル出力部19および下側チャネル出力部20の各々のアンプAMPは、レジスタ15U,15Lに設定された電圧を出力する。
図9は、図8に示された動作に類似する動作を説明するための波形図である。図8および図9を参照して、時刻t4の後、時刻tcから時刻tdまでの間の期間に、インターフェイス回路17にデータが入力されて、レジスタ15U,15Lにデータが設定される。この点で図9により説明される動作は図8により説明された動作と異なる。レジスタ15U,15Lへのデータの設定が完了した時点から、上側チャネル出力部19および下側チャネル出力部20の各々のアンプAMPの出力がオンする。
図10は、電源遮断時における、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の動作を説明する波形図である。図10を参照して、時刻t11において、電源回路6からガンマ補正電圧発生回路5への電源電圧AVDDの供給が停止される。これにより電源電圧AVDDが、時刻t11から低下する。
時刻t12において電源電圧AVDDの値が下限値を下回る。すなわち電源電圧AVDDが低電圧状態となる。この場合に、制御回路18は、アンプ11H,11L,12H,12Lの出力をオフするとともにクランプ回路13H,13L,14H,14Lをオンする。時刻t12以後、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧が、AVDD,AVDD×3/4,AVDD×1/4,GNDにそれぞれクランプされる。
なお、時刻t13において電源電圧DVDDが下限値を下回る。このため、インターフェイス回路17の電源電圧も立ち下がる。
図11は、電源電圧AVDDのオフ時における、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の動作を説明する別の波形図である。図11を参照して、電源回路6が電源電圧AVDD,DVDDをオフする。電源電圧AVDDは電源電圧DVDDと同じタイミングで低下する。時刻t13において電源電圧DVDDの値が下限値を下回る。すなわち電源電圧DVDDが低電圧状態(第2の低電圧状態)となる。しかし、電源電圧AVDDは、時刻t13において下限値をまだ下回っていない。電源電圧DVDDは電源電圧AVDDよりも低い。このため、電源電圧DVDDが電源電圧AVDDよりも先に低電圧状態となることが起こる。
このような場合、ガンマ補正電圧発生回路5は、時刻t13において、アンプ11H,11L,12H,12Lの出力をオフするとともにクランプ回路13H,13L,14H,14Lをオンする。したがって、時刻t13以後、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧が、AVDD,AVDD×3/4,AVDD×1/4,GNDにそれぞれクランプされる。
図10に示されるように、この実施の形態では、電源遮断時において、電源電圧AVDDが低電圧状態(第1の低電圧状態)に達した場合に、クランプ回路13H,13L,14H,14Lが、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧をそれぞれ設定する。また、図11に示されるように、電源電圧AVDDが第1の低電圧状態に達するよりも先に、電源電圧DVDDが第2の低電圧状態に達した場合にも、クランプ回路13H,13L,14H,14Lが、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧をそれぞれ設定する。
このように電源遮断時にもクランプ回路13H,13L,14H,14Lが、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧をそれぞれ設定する。AVDD/4<HAVDD<AVDD×3/4であれば、電源遮断時に(端子OUT_REFU_Lの電圧)>HAVDDの関係および(端子OUT_REFL_Hの電圧)<HAVDDの関係を保つことができる。
図12は、電源電圧AVDDのオフ時における、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の動作を説明する、さらに別の波形図である。図12を参照して、電源電圧AVDDが急速に低下する。時刻t12aにおいて、電源電圧AVDDが下限値を下回る。一方、コンデンサ(図2参照)が電荷を蓄積しているため、端子REFU_H,REFU_L,REFL_H,REFL_Lの各々の電圧は、電源電圧AVDDに比べて緩やかに低下する。
中間電圧HAVDDは、たとえばAVDD/2に設定されているとする。図12に示されるように、端子REFU_L,REFL_Hの各々の電圧が緩やかに低下する。このために、中間電圧HAVDD(=AVDD/2)が端子REFL_Hの電圧を下回る可能性がある。
この実施の形態では、電源遮断時に電源電圧AVDDが下限値を下回ったときに、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧が、AVDD,AVDD×3/4,AVDD×1/4,GNDにそれぞれクランプされる。したがって、電源遮断時に(端子OUT_REFU_Lの電圧)>HAVDDの関係および(端子OUT_REFL_Hの電圧)<HAVDDの関係を保つことができる。図12に示されるように、電源電圧AVDDが急速に低下する場合であっても、中間電圧HAVDD(=AVDD/2)が端子REFL_Hの電圧を下回ることを防ぐことができる。これによりソースドライバ2の保護を図ることができる。
また、電源遮断時に、端子REFU_Hの電圧が電源電圧AVDDより高くなる可能性がある。この実施の形態によれば、そのような場合にソースドライバ2の保護を図ることができる。
図13は、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路に含まれる入力保護回路の構成の一例を示した図である。図13を参照して、端子35は、電源電圧AVDDを受ける端子である。端子36は、端子REFU_Hに対応する。端子36に入力される電圧を、図13ではREFU_Hと表す。また、図13の説明において、端子36(端子REFU_H)に入力される電圧を電圧REFU_Hと表す。端子35および端子36の間に入力保護用のダイオードD1,D2が接続される。さらに、端子36と接地ノードとの間には入力保護用のダイオードD3が接続される。さらに、端子36は、ダイオードD4を介して、カレントミラー回路31の一方のPMOSトランジスタM1のソースに接続される。PMOSトランジスタM1のドレインはフィルタ33に接続される。
カレントミラー回路31の他方のPMOSトランジスタM2のソースは、電源電圧AVDDを受ける。PMOSトランジスタM2のドレインは、電流源32に接続される。
端子REFU_H(端子36)の電圧が電源電圧AVDDよりも、ダイオードD4の順方向電圧Vfだけ高い場合、ダイオードD4が導通する。これにより、フィルタ33の出力が発生する。
図14は、電源電圧AVDDのオフ時における、本発明の実施の形態に係るガンマ補正電圧発生回路の動作を説明するさらに別の波形図である。図14を参照して、時刻t12aにおいて、端子REFU_Hの電圧がダイオードD4の順方向電圧Vfだけ電源電圧AVDDよりも高くなる。このような場合にもクランプ回路13H,13L,14H,14Lによって、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧が、それぞれ、AVDD,AVDD×3/4,AVDD×1/4,GNDにクランプされる。
したがって、(端子OUT_REFU_Lの電圧)>HAVDDの関係および(端子OUT_REFL_Hの電圧)<HAVDDの関係を保つことができる。
このように電源遮断時において、端子REFU_Hの入力電圧が、電源電圧AVDDよりも所定の電圧分(Vf)高い場合に、クランプ回路13H,13L,14H,14Lが、端子OUT_REFU_H,OUT_REFU_L,OUT_REFL_H,OUT_REFL_Lの電圧をそれぞれ設定する。これにより(端子OUT_REFU_Lの電圧)>HAVDDの関係および(端子OUT_REFL_Hの電圧)<HAVDDの関係を保つことができる。
なお、上記の実施の形態において、表示パネルの一例として液晶パネルを示した。しかし表示パネルは液晶パネルに限定されるものではなく、たとえばELパネルであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 液晶パネル、2 ソースドライバ、3 ゲートドライバ、4 タイミングコントローラ、5 ガンマ補正電圧発生回路、6 電源回路、11H,11L,12H,12L,21,AMP アンプ、13H,13L,14H,14L クランプ回路、15U,15L レジスタ、17 インターフェイス回路、18 制御回路、19 上側チャネル出力部、20 下側チャネル出力部、22 抵抗、31 カレントミラー回路、32 電流源、33 フィルタ、35,36 端子、100 電子機器、101 表示部、D1〜D4 ダイオード、DAC D/A変換器、M1,M2 PMOSトランジスタ。

Claims (7)

  1. 表示パネルを駆動するための駆動回路に、前記表示パネルのガンマ補正のための電圧を供給する、ガンマ補正電圧発生回路であって、前記駆動回路は、第1の電源電圧と接地電圧との間にある中間電圧によって上側チャネルと下側チャネルとに分けられた階調電圧を発生するように構成され、
    前記ガンマ補正電圧発生回路は、
    ガンマ補正電圧を設定するための設定データに基づいて、前記上側チャネルに対応する第1の補正電圧を発生させる第1の電圧発生部と、
    前記設定データに基づいて、前記下側チャネルに対応する第2の補正電圧を発生させる第2の電圧発生部と、
    前記第1の補正電圧の上限に対応する第1の基準電圧を発生させる第1のアンプと、
    前記第1の補正電圧の下限に対応する第2の基準電圧を発生させる第2のアンプと、
    前記第2の補正電圧の上限に対応する第3の基準電圧を発生させる第3のアンプと、
    前記第2の補正電圧の下限に対応する第4の基準電圧を発生させる第4のアンプと、
    前記ガンマ補正電圧発生回路の起動時および電源遮断時において、前記第1の電源電圧に対する比率が固定されるように、前記第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する第1から第4の電圧設定回路とを備え、
    前記第2の電圧設定回路は、前記第1の電源電圧に対する前記中間電圧の比率よりも大きい比率が得られるように、前記第2の基準電圧を設定し、
    前記第3の電圧設定回路は、前記第1の電源電圧に対する前記中間電圧の比率よりも小さい比率が得られるように、前記第3の基準電圧を設定
    前記電源遮断時において、前記第1の電源電圧が第1の低電圧状態に達した場合に、前記第1から第4の電圧設定回路が、前記第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定し、
    前記ガンマ補正電圧発生回路は、
    第2の電源電圧により駆動されるロジック回路をさらに備え、
    前記第2の電源電圧は、前記第1の電源電圧よりも低く、
    前記電源遮断時において、前記第1の電源電圧が前記第1の低電圧状態に達するよりも先に、前記第2の電源電圧が第2の低電圧状態に達した場合に、前記第1から第4の電圧設定回路が、前記第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する、ガンマ補正電圧発生回路。
  2. 前記起動時において、前記第2の基準電圧が第1の下限電圧に等しくなるまで、前記第1から第4の電圧設定回路が、前記第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する、請求項1に記載のガンマ補正電圧発生回路。
  3. 前記起動時において、所定の期間が経過したにも関わらず前記第2の基準電圧が前記第1の下限電圧未満である場合には、前記第2の基準電圧が第2の下限電圧に等しくなるまで、前記第1から第4の電圧設定回路が、前記第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定し、
    前記第2の下限電圧は、前記第1の下限電圧よりも低い、請求項2に記載のガンマ補正電圧発生回路。
  4. 前記第1の基準電圧は、前記ガンマ補正電圧発生回路への入力電圧に等しい電圧であり、
    前記電源遮断時において、前記第1の基準電圧のための前記入力電圧が前記第1の電源電圧よりも所定の電圧分高い場合に、前記第1から第4の電圧設定回路は前記第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する、請求項1に記載のガンマ補正電圧発生回路。
  5. 前記第1の電圧設定回路は、前記第1の基準電圧を前記第1の電源電圧に設定し、
    前記第4の電圧設定回路は、前記第4の基準電圧を前記接地電圧に設定する、請求項1に記載のガンマ補正電圧発生回路。
  6. 電子機器であって、
    表示パネルと、
    前記表示パネルを駆動し、第1の電源電圧と接地電圧との間にある中間電圧によって上側チャネルと下側チャネルとに分けられた階調電圧を発生するように構成された駆動回路と、
    前記駆動回路に、前記表示パネルのガンマ補正のための電圧を供給する、ガンマ補正電圧発生回路とを備え、
    前記ガンマ補正電圧発生回路は、
    ガンマ補正電圧を設定するための設定データに基づいて、前記上側チャネルに対応する第1の補正電圧を発生させる第1の電圧発生部と、
    前記設定データに基づいて、前記下側チャネルに対応する第2の補正電圧を発生させる第2の電圧発生部と、
    前記第1の補正電圧の上限に対応する第1の基準電圧を発生させる第1のアンプと、
    前記第1の補正電圧の下限に対応する第2の基準電圧を発生させる第2のアンプと、
    前記第2の補正電圧の上限に対応する第3の基準電圧を発生させる第3のアンプと、
    前記第2の補正電圧の下限に対応する第4の基準電圧を発生させる第3のアンプと、
    前記ガンマ補正電圧発生回路の起動時および電源遮断時において、前記第1の電源電圧に対する比率が固定されるように、前記第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する第1から第4の電圧設定回路とを備え、
    前記第2の電圧設定回路は、前記第1の電源電圧に対する前記中間電圧の比率よりも大きい比率が得られるように、前記第2の基準電圧を設定し、
    前記第3の電圧設定回路は、前記第1の電源電圧に対する前記中間電圧の比率よりも小さい比率が得られるように、前記第3の基準電圧を設定し、
    前記電源遮断時において、前記第1の電源電圧が第1の低電圧状態に達した場合に、前記第1から第4の電圧設定回路が、前記第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定し、
    前記ガンマ補正電圧発生回路は、
    第2の電源電圧により駆動されるロジック回路をさらに備え、
    前記第2の電源電圧は、前記第1の電源電圧よりも低く、
    前記電源遮断時において、前記第1の電源電圧が前記第1の低電圧状態に達するよりも先に、前記第2の電源電圧が第2の低電圧状態に達した場合に、前記第1から第4の電圧設定回路が、前記第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する、電子機器。
  7. 表示パネルを駆動するための駆動回路に、前記表示パネルのガンマ補正のための電圧を供給する、ガンマ補正電圧発生回路であって、前記駆動回路は、第1の電源電圧と接地電圧との間にある中間電圧によって上側チャネルと下側チャネルとに分けられた階調電圧を発生するように構成され、
    前記ガンマ補正電圧発生回路は、
    ガンマ補正電圧を設定するための設定データに基づいて、前記上側チャネルに対応する第1の補正電圧を発生させる第1の電圧発生部と、
    前記設定データに基づいて、前記下側チャネルに対応する第2の補正電圧を発生させる第2の電圧発生部と、
    前記第1の補正電圧の上限に対応する第1の基準電圧を発生させる第1のアンプと、
    前記第1の補正電圧の下限に対応する第2の基準電圧を発生させる第2のアンプと、
    前記第2の補正電圧の上限に対応する第3の基準電圧を発生させる第3のアンプと、
    前記第2の補正電圧の下限に対応する第4の基準電圧を発生させる第4のアンプと、
    前記ガンマ補正電圧発生回路の起動時および電源遮断時において、前記第1の電源電圧に対する比率が固定されるように、前記第1から第4の基準電圧をそれぞれ設定する第1から第4の電圧設定回路とを備え、
    前記第2の電圧設定回路は、前記第1の電源電圧に対する前記中間電圧の比率よりも大きい比率が得られるように、前記第2の基準電圧を設定し、
    前記第3の電圧設定回路は、前記第1の電源電圧に対する前記中間電圧の比率よりも小さい比率が得られるように、前記第3の基準電圧を設定し、
    前記第1の電源電圧と前記接地電圧間を分圧するために、前記第1の電源電圧と前記接地電圧の間に直列に、前記第1の電源電圧に近い方から順に接続される第1、第2、第3、第4、および第5の抵抗素子と、
    前記1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子との間の第1のノード、前記第2の抵抗素子と前記第3の抵抗素子との間の第2のノード、前記第3の抵抗素子と前記第4の抵抗素子との間の第3のノード、前記第4の抵抗素子と前記第5の抵抗素子との間の第4のノードにそれぞれ接続される第1、第2、第3、および第4のコンデンサと、
    前記第1から第4のノードにそれぞれ接続された第1から第4の端子と、
    前記第1から第4のアンプは、前記第1から第4の端子にそれぞれ接続され、
    起動時において、前記第2の端子の電圧が所定電圧よりも低い場合、前記第1から第4の電圧設定回路がオンとなり、かつ前記第1から第4のアンプがオフとなり、
    前記第2の端子の電圧が前記所定電圧以上の場合、前記第1から第4の電圧設定回路がオフとなり、かつ前記第1から第4のアンプがオンとなる、ガンマ補正電圧発生回路。
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