JP2016180967A - 半導体装置及び電子装置 - Google Patents

半導体装置及び電子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016180967A
JP2016180967A JP2015062629A JP2015062629A JP2016180967A JP 2016180967 A JP2016180967 A JP 2016180967A JP 2015062629 A JP2015062629 A JP 2015062629A JP 2015062629 A JP2015062629 A JP 2015062629A JP 2016180967 A JP2016180967 A JP 2016180967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
mode
supply voltage
discharge
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015062629A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6513447B2 (ja
JP2016180967A5 (ja
Inventor
則行 石井
Noriyuki Ishii
則行 石井
淳史 四方
Junji Yomo
淳史 四方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Synaptics Japan GK
Original Assignee
Synaptics Japan GK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Synaptics Japan GK filed Critical Synaptics Japan GK
Priority to JP2015062629A priority Critical patent/JP6513447B2/ja
Priority to US15/071,948 priority patent/US9892706B2/en
Priority to CN201610170875.5A priority patent/CN106033660B/zh
Publication of JP2016180967A publication Critical patent/JP2016180967A/ja
Priority to US15/894,089 priority patent/US10504478B2/en
Publication of JP2016180967A5 publication Critical patent/JP2016180967A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6513447B2 publication Critical patent/JP6513447B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/34Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
    • G09G3/36Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using liquid crystals
    • G09G3/3611Control of matrices with row and column drivers
    • G09G3/3696Generation of voltages supplied to electrode drivers
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2330/00Aspects of power supply; Aspects of display protection and defect management
    • G09G2330/02Details of power systems and of start or stop of display operation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

【課題】電源供給及びディスチャージ解除のタイミングを半導体装置間でずらしても半導体装置間を跨いだ貫通電流の発生を防止する。【解決手段】半導体装置は単数個で使用される第1モードと複数個で使用される第2モードを有する。第1モードと第2モードの半導体装置を用いて一つの被駆動装置を駆動するとき、夫々の半導体装置の動作電源電圧の誤差を相殺するためにその電源ラインは夫々の半導体装置の外部で導通される。低消費電力状態の解除の指示を受けて夫々の半導体装置の電源部が動作可能にされると、第2モードでの動作電源電圧の供給開始タイミングが第1モードに比べて遅延されるので過大な突入電流の発生が抑止され、且つ、電源ラインのディスチャージ解除タイミングは第1モードと第2モード間で等しくされるから、ディスチャージ解除タイミングのずれによって一方から他方の電源部に貫通電流が流れない。【選択図】図1

Description

本発明は、単数又は複数個で被駆動装置を駆動可能な半導体装置、更には複数個の半導体装置を用いて1個の被駆動装置を駆動する電子装置に関し、例えばパネルの表示駆動に用いる表示ドライバに適用して有効な技術に関する。
表示パネルを駆動する表示ドライバはロジック部の動作電源に比べて電圧の高い複数の電源を用いて階調電圧やゲート駆動電圧を生成する。外部電源からそのような駆動用の動作電源を生成する電源回路にはDCDCコンバータやチャージポンプ回路が用いられる。今日、表示パネルの大型化や高精彩により表示パネルの駆動に複数個の表示ドライバを用いる場合がある。この場合には表示領域を分けて異なる表示ドライバに駆動を担わせる。表示ドライバはスリープモードのような低消費電力状態が指示されると、電源回路からの動作電源の供給を停止して低消費電力を実現する。低消費電力状態の解除が指示されると、電源回路を動作させて駆動用の電源の供給を再開する。このとき、複数の表示ドライバが同じタイミングで一斉に動作電源の供給を開始すると、突入電流を生じ、ピーク電流が増大する。このような急激な電流変化はEMI(Electro-Magnetic Interference)を悪化させると共に不所望な電圧ドロップを生じさせる。特許文献1にはピーク電流の重なり防止のために複数個のデバイスや装置の電源投入タイミングをずらすことが記載されており、これを適用して表示ドライバ毎に電源の供給開始タイミングをずらせばピーク電流の増大を抑えることができる。
特開平8−320740号公報
本発明者は、表示パネルの大型化や高精彩により表示パネルの駆動に複数個の表示ドライバを用いる場合の特殊事情について検討した。これによれば、表示領域を分けて異なる表示ドライバに駆動を担わせる場合に、夫々の表示ドライバで生成される駆動用の動作電源に電圧差があると、その差は表示領域間での輝度差若しくは階調差となって現れ、表示品質を劣化させることになる。そこで、夫々の表示ドライバで生成された駆動用電源電圧を外部端子から外部の接続ラインに引き出して導通させて、同電位化することが必要になる。
しかしながら、夫々の表示ドライバで生成された駆動用電源電圧が外部に引き出されて接続ラインで導通されている場合に以下の問題点のあることが本発明者によって明らかにされた。即ち、低消費電力状態などにおける液晶パネルの非表示状態では、液晶表示素子に不所望な電界がかからないように駆動用の電源電圧の電源ラインをグランド電圧にディスチャージするようになっている。ディスチャージは上記電源ラインに接続されたディスチャージスイッチを当該電源の供給を遮断するのに同期して行われ、ディスチャージの解除は当該電源の供給に同期して行われる。そうすると、上述の如く、複数の表示ドライバ間で駆動用電源の供給及びディスチャージ解除のタイミングをずらした場合、一部の表示ドライバが先に電源供給を開始してディスチャージを解除したとき、残りの表示ドライバは依然として電源ラインをディスチャージ状態に保っている。夫々の表示ドライバの駆動電源電圧の電源ラインは上記接続ラインによって外部で導通されているので、上記一部の表示ドライバから上記残りの表示ドライバのディスチャージスイッチに向けて貫通電流が流れ、電源供給が妨げられる結果となる。駆動電源電圧の遮断に際しても液晶ドライバ間で同様のタイミング遅延を生ずれば同じように貫通電流を生ずる。
本発明の目的は、電源供給及びディスチャージ解除のタイミングを半導体装置間でずらしても半導体装置間を跨いだ貫通電流の発生を防止することができる半導体装置、更には電子装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。尚、本項において括弧内に記載した図面内参照符号などは理解を容易化するための一例である。
〔1〕<複数モード間で電源ディスチャージ解除タイミングを不変とし電源供給開タイミングをずらす>
本発明に係る半導体装置(1,1A,1B)は、電源部(15)と、前記電源部から供給される複数の動作電源電圧(VSP,VSN,VGH,VGL)を用いて複数の駆動信号を出力する駆動部と、外部からコマンド及びデータを入力する外部インタフェース部(10)と、前記駆動部による駆動信号の出力動作を制御すると共に前記電源部による前記駆動部への動作電源電圧の供給と遮断を制御する制御部(11)と、を有する。前記半導体装置は前記動作電源電圧の電源ラインを前記半導体装置の外部に接続可能にする外部電源端子(53)を有する。前記動作電源電圧の遮断は前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージとの双方によって行われ、前記動作電源電圧の供給は前記動作電源電圧の供給開始と電源ラインのディスチャージ解除との双方によって行われる。前記半導体装置は第1モードと第2モードを有する。前記制御部は、第1モードと第2モードの夫々において前記動作電源電圧の供給停止、電源ラインのディスチャージ開始及び電源ラインのディスチャージ解除のタイミング制御を同じとし、前記第2モードにおける前記動作電源電圧の供給開始タイミングを前記第1モードに比べて遅延させる。
前記第1モードの半導体措置と第2モードの半導体装置を用いて一つの被駆動装置を駆動する場合に、夫々の半導体装置の前記動作電源電圧の誤差を相殺するために夫々の半導体装置の外部電源端子を導通させておくことを想定する。これを前提とすると、低消費電力状態の解除などの指示を受けて第1モードと第2モードの夫々の半導体装置の電源部が動作可能にされると、前記第2モードにおける前記動作電源電圧の供給開始タイミングが前記第1モードに比べて遅延されるので過大な突入電流の発生が抑止され、且つ、電源ラインのディスチャージ解除のタイミングは第1モードと第2モードの半導体装置間において等しくされるから、ディスチャージ解除タイミングのずれによって一方の電源部から他方の電源部に貫通電流が流れる虞もない。
〔2〕<第1モードと第2モードの設定>
項1において第1モード又は第2モードは所定の外部端子に対するプルアップ又はプルダウンによって決定される。
これによれば、プルアップ又はプルダウンにより簡単に半導体装置の動作モードを設定することができる。
〔3〕<第1モードと第2モードの設定>
項1において、第1モード又は第2モードは電気的に書き換え可能な不揮発性記憶装置が保持するモードデータによって決定される。
これによれば、不揮発性記憶装置へのモードデータ(REG_SLAVE)の書き込みにより簡単に半導体装置の動作モードを設定することができる。
〔4〕<電源供給開始タイミングのずれ量に応じたモード設定>
項1において、前記電源供給開始タイミングのずらし量が可変可能に設定されるレジスタ(32B)を有し、前記制御部(11B)は、前記レジスタに設定されたずらし量がゼロのとき第1モードと判別し、前記レジスタに設定されたずらし量がゼロよりも大きいとき第2モードと判別する。
これによれば、モード設定と第2モードにおける電源供給開始タイミングのずらし量の双方を纏めて設定することができる。第2モードの半導体装置を複数個用いる場合にも相互にずらし量を変えて同様に対処することができる。
〔5〕<電源供給開始タイミングのずれ量を可変可能に設定>
項2又は3において、前記電源供給開始タイミングのずらし量が可変可能に設定されるレジスタ(32,32A,32B)を有し、前記レジスタは前記外部インタフェース部を介して外部から書き換え可能である。
これによれば、第2モードの半導体装置を複数個用いる場合にも同様に対処することができる。
〔6〕<ソフトスタート>
項1において、前記制御部は、前記電源部から前記駆動部への電源供給開始から所定時間(T)経過後に、一旦電源供給動作を休止してから再開する。
これによれば電源供給開始時のピーク電流を更に低減することが可能になる。
〔7〕<イベント発生からの電源遮断開始までの遅延時間の相違によってタイミングをずらす>
項1において前記制御部は、前記第1モードでは、第1イベントの発生から第1時間経過後に前記動作電源電圧の供給を開始すると共に電源ラインのディスチャージを解除し、且つ、第2イベントの発生から第2時間経過後に前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージを開始する。第2モードでは前記第1イベントの発生から前記第1時間経過後に電源ラインのディスチャージを解除すると共にその後の第3時間経過後に前記動作電源電圧の供給を開始し、且つ前記第2イベントの発生から前記第2時間経過後に前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージを開始する。
これによれば、第2時間に対する第3時間のオフセットによって前記電源供給開始タイミングのずらし量が規定される。
〔8〕<第1イベント、第2イベント>
項7において、前記第2イベントは前記外部インタフェース部に供給される低消費電力モード設定コマンド(SLPIN)による前記駆動部に対する低消費電力モードの設定指示であり、前記第1イベントは前記外部インタフェース部に供給される低消費電力モード解除コマンド(SLPOUT)による前記駆動部の低消費電力モードの解除指示である。
これによれば、電源部で生成される前記動作電源電圧に関する低消費電力モードの設定と解除に際して項1の作用効果を得ることができる。
〔9〕<動作電源電圧間での電源供給開始(ディスチャージ解除)タイミングのずれ>
項7において、前記制御部は、複数の動作電源電圧相互間で夫々の動作電源電圧の供給開始と電源ラインのディスチャージ解除のタイミングをずらし、前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージに関しては極性が異なり絶対値的に電圧がほぼ等しい動作電源電圧をペアにして行う。
これによれば、複数の動作電源電圧相互間で電源供給開始タイミング及びディスチャージ解除タイミングをずらすので、この点においてもピーク電流が低減される。
〔10〕<液晶ドライバ>
項1において、前記駆動回路は複数の液晶表示素子がマトリクス配置された液晶表示パネル(3)の前記液晶表示素子を駆動する駆動信号を出力する。
これによれば、電源遮断状態での電源ラインディスチャージによって晶表表示素子の焼き付き防止若しくは素子特性劣化防止を行う構成に対して、動作電源電圧の供給再開時におけるピーク電流の低減に資することができる。
〔11〕<複数の半導体装置間で電源ディスチャージ解除タイミングを不変とし電源供給開タイミングをずらす>
本発明に係る電子機器(5,5A,5B)は、複数個の半導体装置(1,1A,1B)と、前記複数個の半導体装置に接続されて駆動される被駆動装置(3)とを有する。前記夫々の半導体装置は、電源部と、前記電源部から供給される複数の動作電源電圧を用いて複数の駆動信号を出力する駆動部と、外部からコマンド及びデータを入力する外部インタフェース部と、前記駆動部による駆動信号の出力動作を制御すると共に前記電源部による前記駆動部への動作電源電圧の供給と遮断を制御する制御部と、前記動作電源電圧の電源ラインを前記半導体装置の外部に接続可能にする外部電源端子と、を有する。前記動作電源電圧の遮断は前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージとの双方によって行われ、前記動作電源電圧の供給は前記動作電源電圧の供給開始と電源ラインのディスチャージ解除との双方によって行われる。前記半導体装置の夫々の前記外部電源端子は対応する電源毎に共通接続される。前記複数個の半導体装置の夫々における前記制御部は、前記動作電源電圧の供給開始タイミングを半導体装置間でずらし、前記動作電源電圧の供給停止、電源ラインのディスチャージ開始及び電源ラインのディスチャージ解除のタイミング制御を半導体装置間で同じとする。
これによれば、複数の半導体装置を用いて一つの被駆動装置を駆動する場合に、夫々の半導体装置の前記動作電源電圧の誤差を相殺するために夫々の半導体装置の外部電源端子を導通させておくことを前提とすると、低消費電力状態の解除などの指示を受けて夫々の半導体装置の電源部が動作可能にされると、半導体装置間において前記動作電源電圧の供給開始タイミングがずれているので過大な突入電流の発生が抑止され、且つ、電源ラインのディスチャージ解除のタイミングは半導体装置間で等しくされるから、ディスチャージ解除タイミングのずれによって一方の電源部から他方の電源部に貫通電流が流れる虞もない。
〔12〕<電源供給開タイミングをずらし電源遮断開始タイミングを一致させるモード指定>
項11において、前記半導体装置は第1モードと第2モードを有する。前記制御部は、第1モードと第2モードの間で前記動作電源電圧の供給停止、電源ラインのディスチャージ開始及び電源ラインのディスチャージ解除の夫々のタイミングを同じとし、前記第2モードにおける前記動作電源電圧の供給開始タイミングを前記第1モードに比べて遅延させる。前記制御部は、前記動作電源電圧の供給開始タイミングの遅延量が可変可能に設定されるレジスタを有し、前記レジスタは前記外部インタフェース部を介して外部から書き換え可能である。
これによれば、低消費電力状態の解除などの指示を受けて第1モードと第2モードの夫々の半導体装置の電源部が動作可能にされると、前記第2モードにおける前記動作電源電圧の供給開始タイミングが前記第1モードに比べて遅延されるので過大な突入電流の発生が抑止され、且つ、電源ラインのディスチャージ解除のタイミングは第1モードと第2モードの半導体装置間において等しくされるから、ディスチャージ解除タイミングのずれによって一方の電源部から他方の電源部に貫通電流が流れる虞もない。更に、前記電源供給開始タイミングのずらし量が可変可能に設定されるレジスタを有するから、複数個の第2モードの半導体装置相互間においても上記同様とされる。
〔13〕<第1モードと第2モードの設定>
項12において第1モード又は第2モードは所定の外部端子に対するプルアップ又はプルダウンによって決定される。
これによれば、プルアップ又はプルダウンにより簡単に半導体装置の動作モードを設定することができる。
〔14〕<第1モードと第2モードの設定>
項12において、第1モード又は第2モードは電気的に書き換え可能な不揮発性記憶装置が保持するモードデータによって決定される。
これによれば、不揮発性記憶装置へのモードデータの書き込みにより簡単に半導体装置の動作モードを設定することができる。
〔15〕<電源供給開始タイミングのずれ量に応じたモード設定>
項12において、前記制御部は、前記レジスタに設定されたずらし量がゼロのとき第1モードと判別し、前記レジスタに設定されたずらし量がゼロよりも大きいとき第2モードと判別する、半導体装置。
これによれば、モード設定と第2モードにおける電源供給開始タイミングのずらし量の双方を纏めて設定することができる。第2モードの半導体装置を複数個用いる場合にも相互にずらし量を変えて同様に対処することができる。
〔16〕<ソフトスタート>
項11において、前記制御部は、前記電源部から前記駆動部への電源供給開始から所定時間経過後に、一旦電源供給動作を休止してから再開する。
これによれば電源供給開始時のピーク電流を更に低減することが可能になる
〔17〕<イベント発生からの電源遮断開始までの遅延時間の相違によってタイミングをずらす>
項12において前記制御部は、前記第1モードでは、第1イベントの発生から第1時間経過後に前記動作電源電圧の供給を開始すると共に電源ラインのディスチャージを解除し、且つ、第2イベントの発生から第2時間経過後に前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージを開始し、第2モードでは前記第1イベントの発生から前記第1時間経過後に電源ラインのディスチャージを解除すると共にその後の第3時間経過後に前記動作電源電圧の供給を開始し、且つ前記第2イベントの発生から前記第2時間経過後に前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージを開始する。
これによれば、第2時間に対する第3時間のオフセットによって前記電源供給開始タイミングのずらし量が規定される。
〔18〕<第1イベント、第2イベント>
項17において、前記第2イベントは前記外部インタフェース部に供給される低消費電力モード設定コマンドによる前記駆動部に対する低消費電力モードの設定指示であり、前記第1イベントは前記外部インタフェース部に供給される低消費電力モード解除コマンドによる前記駆動部の低消費電力モードの解除指示である。
これによれば、電源部で生成される前記動作電源電圧に関する低消費電力モードの設定と解除に際して項1の作用効果を得ることができる。
〔19〕<動作電源電圧間での電源供給開始(ディスチャージ解除)タイミングのずれ>
項17において、前記制御部は、複数の動作電源電圧相互間で夫々の動作電源電圧の供給開始と電源ラインのディスチャージ解除のタイミングをずらし、前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージに関しては極性が異なり絶対値的に電圧がほぼ等しい動作電源電圧をペアにして行う。
これによれば、複数の動作電源電圧相互間で電源供給開始タイミング及びディスチャージ解除タイミングをずらすので、この点においてもピーク電流が低減される。
〔20〕<液晶ドライバ>
項11において、前記被駆動装置は複数の液晶表示素子がマトリクス配置された液晶表示パネルであり、前記駆動部は前記液晶表示素子を駆動する駆動信号を出力する。
これによれば、電源遮断状態での電源ラインディスチャージによって晶表表示素子の焼き付き防止若しくは素子特性劣化防止を行う構成に対して、動作電源電圧の供給再開時におけるピーク電流の低減に資することができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、電源供給及びディスチャージ解除のタイミングを半導体装置間でずらしても半導体装置間を跨いだ貫通電流の発生を防止することができる。
図1は本発明に係る半導体装置の第1の例を示すブロック図である。 図2は図1の半導体装置を2個用いて表示パネルを駆動する電子機器の一例を示すブロック図である。 図3は図2の電子機器において夫々の半導体装置で生成される動作電源電圧の電源ラインを外部で接続した状態において夫々の半導体装置で電源供給及びディスチャージ解除のタイミングが一緒にずれた場合に貫通電流が流れる様子を模式的に示した説明図である。 図4は図2の2個の半導体装置の電源供給と電源遮断の動作タイミングを例示するタイミングチャートである。 図5は電源供給開始に所謂ソフトスタートを採用した場合における図2の2個の半導体装置の電源供給と電源遮断の動作タイミングを例示するタイミングチャートである。 図6は本発明に係る半導体装置の第2の例を示すブロック図である。 図7は図6の半導体装置を2個用いて表示パネルを駆動する電子機器の一例を示すブロック図である。 図8は本発明に係る半導体装置の第3の例を示すブロック図である。
図1には本発明に係る半導体装置の第1の例である表示ドライバが例示される。同図に示される表示ドライバ1は、特に制限されないが、必要に応じて適宜の他の回路ブロックと共に単結晶シリコンのような1個の半導体基板にCMOS集積回路製造技術によって形成されている。
図1において表示ドライバ1はホスト装置2の制御を受け、ホスト装置2から表示データ及び制御データが供給される。表示ドライバ1によって表示駆動される被駆動装置として表示パネル3が示される。ここでは1個の表示ドライバ1を代表的に示しているが、図1の電子機器の例は複数個の表示ドライバ1を用いて表示パネル3を表示駆動するものである。特に制限されないが、表示ドライバ1には外部電源電圧として外部ロジック電源電圧ExVccと外部アナログ電源電圧ExVaaが供給される。外部アナログ電源電圧ExVaaは表示パネル3の駆動に用いる比較的高い電圧である。外部ロジック電源電圧ExVccはロジック回路の論理動作に用いる比較的低い電圧である。電子機器5が携帯通信端であればホスト装置2は携帯通信網やWiFi通信網等に接続可能な通信部と、通信部を用いた通信プロトコル処理を行うプロトコルプロセッサ、プロトコルプロセッサの制御や種々のデータ処理制御を行うアプリケーションプロセッサ、及び補助記憶装置やその他外部インタフェース回路等の周辺装置を備えて成る。ホスト装置2の具体的な構成はそれに限定されず、電子機器5が実現しようとする機能に応じて種々変更可能である。
特に制限されないが、図1では表示パネル3として液晶表示パネルを用いる。この表示パネル3は、特に図示はしないが、ガラス基板上に複数個の画素がマトリクス状に配置され、夫々の画素は直列接続された薄膜トランジスタと液晶素子を有する。夫々の画素の液晶素子には共通電位Vcomが与えられる。薄膜トランジスタの選択端子は列単位でゲート電極Gtd_1〜Gtd_mに接続され、薄膜トランジスタの信号端子は行単位でゲート電極Gtd_1〜Gtd_mに交差する方向に配置されたソース電極Src_1〜Src_nに接続される。ゲート電極Gtd_1〜Gtd_mの夫々の画素のラインが表示ラインとされ、表示ライン単位で画素の薄膜トランジスタ71がオンされることによって表示ラインが選択され(表示ラインの走査)、表示ラインの選択期間(水平表示期間)毎にソース電極Src_1〜Src_nから液晶素子に階調電圧が印加される。印加された階調電圧は薄膜トランジスタがオフされることによって、次に選択されるまで液晶素子の容量成分に保持されて液晶素子のシャッタ状態を保つ。
図1において、表示ドライバ1は、ホスト装置2から表示データを入力し、また制御データの入出力を行うホストインタフェース回路(HIF)10と、ホストインタフェース回路10に入力された表示データや制御データを処理する制御部(CNT)11、表示データを表示フレーム単位で格納するフレームバッファメモリ(FBM)13、前記制御部11の制御に基づいてゲート電極Gtd_1〜Gtd_m及びソース電極Src_1〜Src_nなどに駆動信号を出力する駆動部(DRV)12、電気的に書き換え可能な不揮発性記憶装置(NVM)14、及び電源部(PWS)15を有する。
ホストインタフェース回路10は画像データインタフェース回路21とシステムインタフェース回路20を有する。画像データインタフェース回路21は、表示タイミングに同期して表示データを入力するMIPI(Mobile Industry Processor Interface)−DSI(Display Serial Interface)のビデオモードに準拠する動作モード(単にビデオモードとも称する)と、表示タイミングに非同期で表示データを入力するMIPIコマンドモードに準拠する動作モード(単にコマンドモードとも称する)を有する。システムインタフェース回路20は例えばMIPI又はMDDI(Mobile Display Digital Interface)などに準拠したインタフェース機能を有し、コマンド入力及び制御データの入出力を行う。
制御回路11はコマンド・表示制御回路30を有する。コマンド・表示制御回路30は制御ロジック回路(CLGC)34と制御レジスタ回路(CREG)33とを有する。制御ロジック回路(CLGC)34は、入力されたコマンドに応ずる制御データを制御レジスタ回路(CREG)33の対応するアドレス領域に格納すると共に、入力されたコマンドに応じて表示制御やアクセス制御のための内部タイミング信号を生成する。制御レジスタ回路33に書き込まれた制御データは対応する内部回路に供給される。制御ロジック回路34が生成したアクセス制御信号によってフレームバッファメモリ13などがアクセス制御され、また、生成された内部タイミング信号やホスト装置2から供給される表示タイミング信号に同期してフレームバッファメモリ13及び駆動部12に対する表示駆動制御が行われる。駆動部12はデータラッチ回路40、階調電圧選択回路41、ソースドライバ42、及びゲート制御ドライバ43等を有する。
前記ビデオモードで入力される表示データは一緒に入力される垂直同期信号で表示フレームが規定され、一緒に入力される水平同期信号で水平同期期間が規定される。ビデオモードで入力された表示データに対してコマンド・表示制御回路30は一緒に入力された垂直同期信号と水平同期信号に従って表示フレームと水平同期期間を認識しながら表示ライン単位で表示データをデータラッチ回路40にラッチし、ラッチされた表示ライン単位のデータによって階調電圧選択回路41によって階調電圧が選択され、選択された階調電圧をソースドライバ42が受け取ってソース電極Src_1〜Src_nを駆動する。ゲート制御ドライバ42は水平同期期間毎単位でゲート電極Gtdn_1〜Gtd_mを順次選択する。共通電位Vcomは図示を省略するVCMO制御ドライバが出力する。
前記コマンドモードで入力された表示データはコマンド・表示制御回路30の書き込み制御により、一旦フレームバッファメモリ13に格納され、格納された表示データはコマンド・表示制御回路30の内部で生成された水平同期信号による水平同期期間毎にデータラッチ回路40に表示ライン単位で読み出される。ラッチされた表示ライン単位のデータによって階調電圧選択回路41で階調電圧が選択され、これをソースドライバ42が受け取ってソース電極Src_1〜Src_nを駆動する。ゲート制御ドライバ43は水平同期期間毎単位でゲート電極Gtdn_1〜Gtdn_mを順次選択する。共通電位Vcomは図示を省略するVCOMドライバが出力する。
表示ドライバ1は図示を省略する外部の電池電源4から出力される外部ロジック電源電圧ExVccと外部アナログ電源電圧ExVaaを電源部15が受け取り、内部電源電圧を生成して各部に供給する。内部電源電圧は、特に制限されないが、ロジック電源電圧ExVccから生成されたロジック用電源電圧VDDと、外部アナログ電源電圧ExVaaに基づいてDCDCコンバータ50で生成されたアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLなどとされる。特に制限されないが、アナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLはDCDCコンバータ50により外部アナログ電源電圧ExVaaを昇圧して形成される。DCDCコンバータ50はバッファアンプ、非反転増幅アンプ、及び抵抗分圧回路等を用いた公知の回路構成を採用すればよい。
特に図示はしないが、図示を省略するシステム上の電源スイッチなどによる電源遮断では、電源が動作保証電圧以下になる前に全ての画素の電荷を放電させる表示オフシーケンスが実行されるようになっている。表示オフシーケンスでは画素の電荷を放電させる処理が行われる。電源遮断時に表示オフシーケンスによって画素の電荷を放電させる理由は、画素に不所望な電荷情報が残存して、表示斑を生じたり、画素に焼き付きや特性劣化を生ずることがないようにするためである。表示オフシーケンスの具体な手法として、例えば、ゲート制御ドライバ43に対してゲート電極Gtd_1〜Gtd_mの全て(全表示ライン)を選択させると共にソースドライバ42に対してソース電極Src_1〜Src_nの全てにグランド電位を供給させ、且つVCOMドライバに共通電位Vcomをグランド電位にさせる制御を採用すればよい。その他の態様として、ゲート制御ドライバ43に対してゲート電極Gtd_1〜Gtd_mの全て(全表示ライン)を選択させると共にデータラッチ回路40に黒データをラッチさせればよい。更に別の態様として、ゲート制御ドライバ43に対してゲート電極Gtd_1〜Gtd_mの全て(全表示ライン)を選択させると共に階調電圧選択回路41に黒色階調電圧を選択させればよい。何れの態様においても、最終的にはソースドライバ42、階調電圧発生回路41、及びゲート制御ドライバ43への電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給が停止されると共に、夫々の電源供給用に電源ライン52がグランドにディスチャージされる。不所望な電荷がそれら内部回路や画素に残らないようになっている。電源供給用ライン52に対して選択的にディスチャージを行うためにディスチャージスイッチ回路51が設けられている。上記電源オフシーケンスの制御並びにディスチャージスイッチ回路51及びDCDCコンバータ50に対する制御はホスト装置2から与えられるコマンド及び制御データに基づいて行われる。
次に、ディスチャージスイッチ回路51に対する制御について説明する。
表示ドライバ1には複数個用いて1個の表示パネル3を駆動する場合が想定されているので、表示ドライバ1の電源ライン52を外部で導通可能にする電源端子53が設けられている。複数個の表示ドライバ1を用いて1個の表示パネル3を駆動する場合には夫々の表示ドライバ1の対応する電源端子53が外部ライン54に共通接続される。これは夫々の液晶ドライバ1の間でアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLに誤差があると同じ階調データであっても表示輝度に差異を生ずることになるからである。1個の表示ドライバ1で1個の表示パネル3を駆動する場合には電源端子はフローティングにされていればよい。
前記制御部11は駆動部12による駆動信号の出力動作を制御すると共に前記電源部15による前記駆動部12へのアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給と遮断を制御する。上記電源遮断時の表示オフシーケンスについて説明したように、アナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの遮断はDCDCコンバータ50によるアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給停止とディスチャージスイッチ回路51による電源ライン52のディスチャージとの双方によって行われる。アナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給はDCDCコンバータ50によるアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給開始とディスチャージスイッチ回路51による電源ライン52のディスチャージ解除との双方によって行われる。アナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給と遮断の制御態様はディスチャージスイッチ回路51に対する制御態様の点で表示ドライバ1の動作モードに応じて決定されるようになっている。即ち、ここで着目する表示ドライバ1の動作モードは、図2に例示されるように、1個の表示パネルを複数個の表示ドライバで表示制御する制御形態を考慮したもので、第1モード(以下単にマスタモードとも記す)と第2モード(以下単にスレーブモードとも記す)である。制御部11は、マスタモードとスレーブモードの夫々においてアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給停止、電源ライン52のディスチャージ開始及び電源ライン52のディスチャージ解除のタイミング制御を同じとし、前記スレーブモードにおけるアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給開始タイミングをマスタモードに比べて遅延させる。換言すれば、マスタモードとスレーブモードの間で電源電圧の供給開始とディスチャージ解除を共に所定タイミングずらすことはせず、電源電圧の供給開始だけをずらしてピーク電流を抑え、電源ライン52のディスチャージ解除が前後しないようにしてマスタ側の電源ライン52から外部ライン54を介してスレーブ側の電源ライン52のディスチャージスイッチ回路51に貫通電流が生じないようにされる。図3に例示されるように、マスタモードとスレーブモードの間でアナログ電源電圧の供給開始とディスチャージ解除を共に所定タイミングずらすと、先にアナログ電源電圧の供給が開始されるマスタ側の電源ライン52_Mから外部ライン54を介して、その時点で未だディスチャージ状態が維持されているスレーブ側の電源スイッチ回路51_Sを介して大きな貫通電流を生ずることになる。図3において55は電源の安定化容量を総称する。
更に具体的に説明する。図2に例示されるように、上記動作モードの設定は例えばモード端子から入力されるモード信号PIN_SLAVEによって決定される。モード信号PIN_SLAVEがローレベル(L)であればマスタモード、モード信号PIN_SLAVEがハイレベル(H)であればスレーブモードとされる。具体的には当該モード端子のプルダウンによってマスタモードが設定され、プルアップによってスレーブモードが設定される。
制御部11は上記電源電圧の供給開始タイミングを遅らせる制御のために電源オフセット制御信号発生31とレジスタ回路(DREG)32を有する。レジスタ回路32はマスタモードに比べてスレーブモードのアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給開始タイミングを遅らせる遅延時間データDofstを保有する。遅延時間データDofstについては予め不揮発性記憶装置14に書き込まれた遅延時間データDofstがホスト装置2からのコマンド(電源起動オフセットコマンド)に応答して不揮発性記憶装置14からレジスタ回路32に内部転送されてもよい。不揮発性記憶装置14への書き込みはホスト装置2からの書き込みデータ及び書き込みコマンドによって適宜行えばよい。
電源オフセット制御信号発生31はモード信号PIN_SLAVE、制御レジスタ回路33からの制御コマンド、及びレジスタ回路32からの遅延時間データDofstを入力する。ホスト装置2からスリープ解除(スリープ・アウト)などのコマンド(SLPOUT)に基づいてコマンドレジスタ回路33からスリープ解除の制御コマンドが出力されると、電源オフセット制御信号発生回路31はモード信号PIN_SLAVEによってスレーブモードが指示されていれば、スリープ解除の制御コマンドに応答して遅延時間データDofstに応ずるオフセット時間の経過を待ってオフセット時間信号35を活性化する。モード信号PIN_SLAVEによってマスタモードが指示されていればスリープ解除の制御コマンドに応答して即座にオフセット時間信号35を活性化する。電源部15はスリープ解除の制御コマンドを受けると、これに応答してディスチャージスイッチ回路51をオン状態からオフ状態に制御して電源ライン52のディスチャージ解除を開始し、また、オフセット時間信号35が活性化されるのを待ってDCDCコンバータ50を動作させてアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLを電源ライン52に供給する動作を開始する。スレーブモードではオフセット時間信号35の活性化タイミングは遅延時間データDofst分だけ遅延され、マスタモードではそのような遅延を生じない。
ホスト装置2からスリープ設定(スリープ・イン)などのコマンド(SLPIN)に基づいてコマンドレジスタ回路33からスリープ設定の制御コマンドが出力された場合には電源部15はオフセット時間信号35の状態を無視し、スリープ設定の制御コマンドに応答してDCDCコンバータ50の動作を停止させて電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給を断つと共に、これに同期して電源スイッチ回路51をオフ状態からオン状態に制御してアナログ電源ライン52のディスチャージを開始する。スリープ設定の動作はスレーブモードでもマスタモードでも変わりない。
上記アナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給と遮断の動作タイミング制御の説明ではマスタモードとスレーブモードの間の相違点を主眼に説明した。アナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLは複数種類であるから、電源供給時の突入電流緩和という観点からすれば、アナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの各電源電圧間では電源供給タイミングが所定時間ずらされていることは言うまでもない。したがって、電源遮断時のディスチャージタイミングはマスタモードのアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの間での電源供給開始のずれと同様のずれを持つようなっている。ディスチャージスイッチ回路51はアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGL毎にディスチャージスイッチを持っている。
図4にはアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGL毎の電源供給と電源遮断の動作タイミングの具体例が示される。
ホスト装置2によって時刻t0に電源起動オフセットコマンドが発行されると、レジスタ回路32から電源オフセット制御信号発生回路31に遅延時間データが転送され、時刻t1にホスト装置がスリープ解除のコマンドを発行する。マスタモードの表示ドライバ1_Mは遅延時間データを無視するので、スリープ解除のコマンドに応答して時刻t2で電源電圧VSP_Mの供給と電源電圧VSP_M用のディスチャージスイッチのオフ動作を開始する。スレーブモードの表示ドライバ1_Sは遅延時間データDofstに応ずる遅延時間(VPSオフセット期間)の経過を待って時刻t3で電源電圧VSP_Sの供給を開始するが、電源電圧VSP_S用のディスチャージスイッチのオフ動作はマスタモードの表示ドライバ1_Mと同様に時刻t2から開始する。以下同様に、マスタモードの表示ドライバ1_Mでは、時刻t4から電源電圧VSN_Mの供給と電源電圧VSN_M用のディスチャージスイッチのオフ動作を開始し、時刻t6から電源電圧VGH_Mの供給と電源電圧VGH_M用のディスチャージスイッチのオフ動作を開始し、時刻t8から電源電圧VGL_Mの供給と電源電圧VGL_M用のディスチャージスイッチのオフ動作を開始する。スレーブモードの表示ドライバ1_Sでは、時刻t4から遅延時間(VSNオフセット期間)の経過を待って時刻t5から電源電圧VSN_Sの供給動作を開始し、時刻t6から遅延時間(VGHオフセット期間)の経過を待って時刻t7から電源電圧VGH_Sの供給動作を開始し、時刻t8から遅延時間(VGLオフセット期間)の経過を待って時刻t9から電源電圧VGL_Mの供給動作を開始するが、各電源のディスチャージスイッチのオフ動作の開始はマスタモードの表示ドライバ1_Mと同じタイミングにされる。
ホスト装置が時刻t10でスリープ設定のコマンドを発行すると、マスタモードの表示ドライバ1_Mとスレーブモードの表示ドライバ1_Sは、アナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給停止と電源ラインのディスチャージに関しては極性が異なり絶対値的に電圧がほぼ等しい動作電源電圧をペアにして順次行う。マスタモードとスレーブモードでタイミングに差はない。時刻t11で絶対値的に高電位側の電源電圧VGH,VGLの供給停止と電源ラインのディスチャージを開始し、時刻t12で絶対値的に低電位側の電源電圧VSP,VSNの供給停止と電源ラインのディスチャージを開始する。
図5には電源供給開始に所謂ソフトスタートを採用した場合における図2の2個の半導体装置の電源供給と電源遮断の動作タイミングを例示する。ソフトスタートとは電源部15から前記駆動部12への電源供給開始から所定時間経過後に、一旦電源供給動作を休止してから再開する電源供給動作である。図5の例では絶対値的な高電位側の電源電圧VGH,VGLの供給に対して採用されている。例えばマスタモードの表示ドライバ1_Mでは時刻t6から電源電圧VGH_Mの供給を開始したとき、電源電圧VPS_Mの2倍の電圧に達した段階で一旦供給動作を休止し、その後所定時間例えば時間T経過後から供給動作を再開する。同じようにマスタモードの表示ドライバ1_Mにおいて時刻t8から電源電圧VGL_Mの供給を開始したとき、電源電圧VPN_Mの2倍の電圧に達した段階で一旦供給動作を休止し、その後所定時間Tの経過後から供給動作を再開する。スレーブモードに表示ドライバ1_Sも同様のソフトスタートが行われる。電源供給開始にソフトスタートを採用する場合であっても、そのときのディスチャージスイッチ回路51によるディスチャージ解除(ディスチャージスイッチのオフ)タイミングは図4と同様である。電源供給開始にソフトスタートを採用すれば、図5の突入電流波形から明らかなように、図4に比べて電流ピークを抑えることができる。
図6は本発明に係る半導体装置の第2の例に係る表示ドライバが示される。同図に示される表示ドライバ1Aはマスタモードとスレーブモードのモード設定方法が図1の表示ドライバ1と相違される。即ち、液晶ドライバ1Aのマスタモード又はスレーブモードはレジスタ回路32Aに書き込まれたモードデータREG_SLAVEの値によって決定される。モードデータREG_SLAVEの値が1の場合はスレーブモードとされ、モードデータREG_SLAVEの値が0の場合はマスタモードとされる。ホスト装置2からモードデータREG_SLAVEが発行されるとレジスタ32から電源起動オフセット制御信号発生回路31AにモードデータREG_SLAVEと遅延時間データDofstが転送される。電源起動オフセット制御信号発生回路31Aはホスト装置2からスリープ解除コマンドが発行されたときモードデータEG_SLAVEの値が0であればマスタモードで動作し、オフセット時間信号35を最初から活性とする。モードデータEG_SLAVEの値が1であればスレーブモードで動作し、遅延時間データDofstで示される遅延時間の経過を待ってオフセット時間信号35を活性化する。それを受ける電源部15は図1と同様に、スレーブモードの場合にアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給開始タイミングを遅延させ、ディスチャージ解除のタイミングについては遅延させない。その遅延時間は上記同様にオフセット時間信号35が活性化されるまでの時間である。その他は図1の実施の形態と同様であるからその詳細な説明は省略する。
モードデータREG_SLAVEは予め不揮発性記憶装置14に書き込まれていて、ホスト装置2からのコマンド(電源起動オフセットコマンド)に応答して不揮発性記憶装置14からレジスタ回路32Aに内部転送されてもよい。不揮発性記憶装置14への書き込みはホスト装置2からの書き込みデータ及び書き込みコマンドによって適宜行えばよい。図1の液晶ドライバ1と同様にレジスタ回路32Aに対する遅延時間データDofstは不揮発性記憶装置14から転送されても良いし、適宜ホスト装置2から書き換え可能に設定されてもよい。不揮発性記憶装置14が遅延時間データDofstを予め持つ場合も、ホスト装置2から適宜書き換えて再設定されてもよいことは言うまでもない。
図7には図6の液晶ドライバ1A2個用いた電子機器5Aのシステム構成を例示する。このようなシステム構成においても図2の場合と同様の作用効果を奏する。即ち、複数の表示ドライバ1Aを用いて一つの表示パネル3を駆動する場合に、表示ドライバ1A間でのアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの誤差を相殺するために夫々の表示ドライバ1Aの外部電源端子53を導通させておくことを前提とすると、低消費電力状態の解除などの指示を受けて夫々の表示ドライバ1Aの電源部15が動作可能にされると、スレーブモードの表示ドライバ1A_Sとマスタモードの表示ドライバ1A_Mの間でアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給開始タイミングがずれているので過大な突入電流の発生が抑止され、且つ、電源ライン52のディスチャージ解除のタイミングはスレーブモードの表示ドライバ1A_Sとマスタモードの表示ドライバ1A_Mの間で等しくされるから、ディスチャージ解除タイミングのずれによってマスタ側の電源部15からスレーブ側の電源部15に貫通電流が流れる虞もない。
図7は本発明に係る半導体装置の第3のである表示ドライバと、それを用いた電子機器5Bが示される。同図に示される表示ドライバ1Bはマスタモードとスレーブモードのモード設定方法が上記とは相違され、遅延時間データDofstを利用して設定する。即ち、制御回路11Bの電源オフセット制御信号発生回路31Bは、遅延時間データDofstが遅延0を示せばマスタモードと認識し、遅延時間データDofstが遅延0でなければスレーブモードと認識する。電源オフセット制御信号発生回路31Bは遅延時間データDofstが示す遅延時間に応じてオフセット時間信号35の活性化タイミングを決めればよい。
尚、上記説明では表示ドライバ1,1A,1Bのマスタモードとスレーブモードの違いはその間でのアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLの供給開始タイミングのずれとして説明したが、マスタモードとスレーブモードの違いとして他の回路部分における別の意義付けがあることに留意しなければならない。その場合にはモードデータREG_SLAVEやモード信号OIN_SLAVEは当該その他の回路にも供給されることになる。特に第3の例の場合には複数ビットの遅延時間データDofstそれ自体を当該別の回路に供給しても良いし、その全ビット0を検出して内部モード信号を形成し、これを当該別の回路に供給しても良い。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
上記説明では外部電源電圧Vaaを電源部15で受けてアナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLを生成する場合について説明したが、本発明はそれに限定されるものではない。外部電源電圧VaaからNGH,VGLのみを発生させ、VSP,VSNはVaaとは別に入力されるVSP’、VSN’から発生してもよい。また、外部電源電圧Vaaに代えて外部電源VSP’、VSN’を入力し、アナログ電源電圧VSP,VSN,VGH,VGLをVSP’、VSN’から発生してもよい。
上記実施の形態では第1モードをマスタモード、第2モードをスレーブモードとしたが、第1モード及び第2モードを電源供給動作だけに関する動作モードとして用いても良いことは当然である。第1モードと第2モードアは上記実施の形態とは別の意味付けがなされてもよいことは言うまでもない。
本発明に係る半導体装置は表示ドライバに限定されず、また、被駆動装置は液晶表示パネルに限定されない。エレクトロルミネッセンスパネル等のその他の表示パネルであってよい。本発明に係る半導体装置が駆動対象とする被駆動装置は表示パネルに限定されず、例えば動作停止時の回路状態を初期状態に戻す事が必要とされるその他の回路装置であってもよい。
半導体装置にはその他の回路モジュールを混載してもよい。タッチパネルを表面に重ねて形成された表示パネルの駆動制御に用いる半導体装置の場合には、表示ドライバの他に、タッチパネルのタッチ検出制御を行うタッチコントローラやタッチ位置の座標演算などを行うローカルプロセッサを混載することも可能である。
1,1A,1B 表示ドライバ
2 ホスト装置
3 表示パネル
ExVcc 外部ロジック電源電圧
ExVaa 外部アナログ電源電圧
5,5A,5B 電子機器
Vcom 共通電位
Gtd_1〜Gtd_m ゲート電極
Src_1〜Src_n ソース電極
10 ホストインタフェース回路(HIF)
11,11A,11B 制御部(CNT)
12 駆動部(DRV)
13 フレームバッファメモリ(FBM)
14 不揮発性記憶装置(NVM)
15 電源部(PWS)
20 システムインタフェース回路
21 画像データインタフェース回路
30 コマンド・表示制御回路
31、31A 電源起動オフセット制御信号発生回路
32,32A,32B レジスタ回路(DREG)
33 制御レジスタ回路(CREG)
34 制御ロジック回路(CLGC)
35 オフセット時間信号
40 データラッチ回路
41 階調電圧選択回路
42 ソースドライバ
43 ゲート制御ドライバ
50 DCDCコンバータ
51 ディスチャージスイッチ回路
VSP,VSN,VGH,VGL アナログ電源電圧
52 電源ライン
53 電源端子
54 外部ライン
55 安定化容量
Dofst 遅延時間データ
PIN_SLAVE モード信号
REG_SLAVE モードデータ

Claims (20)

  1. 電源部と、
    前記電源部から供給される複数の動作電源電圧を用いて複数の駆動信号を出力する駆動部と、
    外部からコマンド及びデータを入力する外部インタフェース部と、
    前記駆動部による駆動信号の出力動作を制御すると共に前記電源部による前記駆動部への動作電源電圧の供給と遮断を制御する制御部と、を有する半導体装置であって、
    前記半導体装置は前記動作電源電圧の電源ラインを前記半導体装置の外部に接続可能にする外部電源端子を有し、
    前記動作電源電圧の遮断は前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージとの双方によって行われ、
    前記動作電源電圧の供給は前記動作電源電圧の供給開始と電源ラインのディスチャージ解除との双方によって行われ、
    前記半導体装置は第1モードと第2モードを有し、
    前記制御部は、第1モードと第2モードの夫々において前記動作電源電圧の供給停止、電源ラインのディスチャージ開始及び電源ラインのディスチャージ解除のタイミング制御を同じとし、前記第2モードにおける前記動作電源電圧の供給開始タイミングを前記第1モードに比べて遅延させる、半導体装置。
  2. 請求項1において第1モード又は第2モードは所定の外部端子に対するプルアップ又はプルダウンによって決定される、半導体装置。
  3. 請求項1において、第1モード又は第2モードは電気的に書き換え可能な不揮発性記憶装置が保持するモードデータによって決定される、半導体装置。
  4. 請求項1において、前記電源供給開始タイミングのずらし量が可変可能に設定されるレジスタを有し、
    前記制御部は、前記レジスタに設定されたずらし量がゼロのとき第1モードと判別し、前記レジスタに設定されたずらし量がゼロよりも大きいとき第2モードと判別する、半導体装置。
  5. 請求項2又は3において、前記電源供給開始タイミングのずらし量が可変可能に設定されるレジスタを有し、前記レジスタは前記外部インタフェース部を介して外部から書き換え可能である、半導体装置。
  6. 請求項1において、前記制御部は、前記電源部から前記駆動部への電源供給開始から所定時間経過後に、一旦電源供給動作を休止してから再開する、半導体装置。
  7. 請求項1において前記制御部は、前記第1モードでは、第1イベントの発生から第1時間経過後に前記動作電源電圧の供給を開始すると共に電源ラインのディスチャージを解除し、且つ、第2イベントの発生から第2時間経過後に前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージを開始し、第2モードでは前記第1イベントの発生から前記第1時間経過後に電源ラインのディスチャージを解除すると共にその後の第3時間経過後に前記動作電源電圧の供給を開始し、且つ前記第2イベントの発生から前記第2時間経過後に前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージを開始する、半導体装置。
  8. 請求項7において、前記第2イベントは前記外部インタフェース部に供給される低消費電力モード設定コマンドによる前記駆動部に対する低消費電力モードの設定指示であり、前記第1イベントは前記外部インタフェース部に供給される低消費電力モード解除コマンドによる前記駆動部の低消費電力モードの解除指示である、半導体装置。
  9. 請求項7において、前記制御部は、複数の動作電源電圧相互間で夫々の動作電源電圧の供給開始と電源ラインのディスチャージ解除のタイミングをずらす、半導体装置。
  10. 請求項1において、前記駆動回路は複数の液晶表示素子がマトリクス配置された液晶表示パネルの前記液晶表示素子を駆動する駆動信号を出力する、半導体装置。
  11. 複数個の半導体装置と、前記複数個の半導体装置に接続されて駆動される被駆動装置とを有する電子機器であって、
    前記夫々の半導体装置は、電源部と、
    前記電源部から供給される複数の動作電源電圧を用いて複数の駆動信号を出力する駆動部と、
    外部からコマンド及びデータを入力する外部インタフェース部と、
    前記駆動部による駆動信号の出力動作を制御すると共に前記電源部による前記駆動部への動作電源電圧の供給と遮断を制御する制御部と、
    前記動作電源電圧の電源ラインを前記半導体装置の外部に接続可能にする外部電源端子と、を有し、
    前記動作電源電圧の遮断は前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージとの双方によって行われ、
    前記動作電源電圧の供給は前記動作電源電圧の供給開始と電源ラインのディスチャージ解除との双方によって行われ、
    前記半導体装置の夫々の前記外部電源端子は対応する電源毎に共通接続され、
    前記複数個の半導体装置の夫々における前記制御部は、前記動作電源電圧の供給開始タイミングを半導体装置間でずらし、前記動作電源電圧の供給停止、電源ラインのディスチャージ開始及び電源ラインのディスチャージ解除のタイミング制御を半導体装置間で同じとする電子機器。
  12. 請求項11において、前記半導体装置は第1モードと第2モードを有し、
    前記制御部は、第1モードと第2モードの間で前記動作電源電圧の供給停止、電源ラインのディスチャージ開始及び電源ラインのディスチャージ解除の夫々のタイミングを同じとし、前記第2モードにおける前記動作電源電圧の供給開始タイミングを前記第1モードに比べて遅延させ、
    前記制御部は、前記動作電源電圧の供給開始タイミングの遅延量が可変可能に設定されるレジスタを有し、前記レジスタは前記外部インタフェース部を介して外部から書き換え可能である、電子機器。
  13. 請求項12において第1モード又は第2モードは所定の外部端子に対するプルアップ又はプルダウンによって決定される、電子機器。
  14. 請求項12において、第1モード又は第2モードは電気的に書き換え可能な不揮発性記憶装置が保持するモードデータによって決定される、電子機器。
  15. 請求項12において、前記制御部は、前記レジスタに設定されたずらし量がゼロのとき第1モードと判別し、前記レジスタに設定されたずらし量がゼロよりも大きいとき第2モードと判別する、電子機器。
  16. 請求項11において、前記制御部は、前記電源部から前記駆動部への電源供給開始から所定時間経過後に、一旦電源供給動作を休止してから再開する、電子機器。
  17. 請求項12において前記制御部は、前記第1モードでは、第1イベントの発生から第1時間経過後に前記動作電源電圧の供給を開始すると共に電源ラインのディスチャージを解除し、且つ、第2イベントの発生から第2時間経過後に前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージを開始し、第2モードでは前記第1イベントの発生から前記第1時間経過後に電源ラインのディスチャージを解除すると共にその後の第3時間経過後に前記動作電源電圧の供給を開始し、且つ前記第2イベントの発生から前記第2時間経過後に前記動作電源電圧の供給停止と電源ラインのディスチャージを開始する、電子機器。
  18. 請求項17において、前記第2イベントは前記外部インタフェース部に供給される低消費電力モード設定コマンドによる前記駆動部に対する低消費電力モードの設定指示であり、前記第1イベントは前記外部インタフェース部に供給される低消費電力モード解除コマンドによる前記駆動部の低消費電力モードの解除指示である、電子機器。
  19. 請求項17において、前記制御部は、複数の動作電源電圧相互間で夫々の動作電源電圧の供給開始と電源ラインのディスチャージ解除のタイミングをずらす、電子機器。
  20. 請求項11において、前記被駆動装置は複数の液晶表示素子がマトリクス配置された液晶表示パネルであり、
    前記駆動部は前記液晶表示素子を駆動する駆動信号を出力する、電子機器。
JP2015062629A 2015-03-25 2015-03-25 半導体装置、電子機器及び制御方法 Active JP6513447B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015062629A JP6513447B2 (ja) 2015-03-25 2015-03-25 半導体装置、電子機器及び制御方法
US15/071,948 US9892706B2 (en) 2015-03-25 2016-03-16 Semiconductor device for mitigating through current and electronic apparatus thereof
CN201610170875.5A CN106033660B (zh) 2015-03-25 2016-03-24 半导体装置及电子装置
US15/894,089 US10504478B2 (en) 2015-03-25 2018-02-12 Semiconductor device having shifted operation voltages in different modes and electronic apparatus thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015062629A JP6513447B2 (ja) 2015-03-25 2015-03-25 半導体装置、電子機器及び制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016180967A true JP2016180967A (ja) 2016-10-13
JP2016180967A5 JP2016180967A5 (ja) 2018-05-10
JP6513447B2 JP6513447B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=56974271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015062629A Active JP6513447B2 (ja) 2015-03-25 2015-03-25 半導体装置、電子機器及び制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (2) US9892706B2 (ja)
JP (1) JP6513447B2 (ja)
CN (1) CN106033660B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6513447B2 (ja) * 2015-03-25 2019-05-15 シナプティクス・ジャパン合同会社 半導体装置、電子機器及び制御方法
TWI610292B (zh) * 2015-11-19 2018-01-01 瑞鼎科技股份有限公司 驅動電路及其運作方法
KR102581490B1 (ko) * 2016-08-30 2023-09-21 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
KR102350724B1 (ko) * 2017-08-21 2022-01-13 삼성전자주식회사 디스플레이의 동작 모드를 전환하는 방법 및 이를 수행하는 전자 장치
JP2019053673A (ja) 2017-09-19 2019-04-04 東芝メモリ株式会社 電子機器およびディスチャージ方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019986A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Toshiba Corp ネットワーク電話システムの電話端末及びこの電話端末で使用される給電方法
JP2012113205A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Sharp Corp マルチディスプレイシステム
JP2014115391A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Renesas Sp Drivers Inc 集積回路装置、集積回路、パネル表示装置及び表示パネルドライバ

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08320740A (ja) 1995-05-25 1996-12-03 Kyocera Corp 携帯型情報処理装置の電源回路
US7698573B2 (en) * 2002-04-02 2010-04-13 Sharp Corporation Power source apparatus for display and image display apparatus
KR100539262B1 (ko) * 2004-05-13 2005-12-27 삼성전자주식회사 배터리 제거를 감지할 수 있는 디스플레이 장치 및 잔상제거 방법
JP5045318B2 (ja) * 2006-09-27 2012-10-10 セイコーエプソン株式会社 駆動回路、電気光学装置及び電子機器
KR101264709B1 (ko) * 2006-11-29 2013-05-16 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치 및 이의 구동방법
JP2008249811A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nec Lcd Technologies Ltd 液晶駆動回路、これを備える液晶表示装置及び駆動方法
KR101422146B1 (ko) * 2007-08-08 2014-07-23 삼성디스플레이 주식회사 구동장치, 이를 갖는 액정표시장치 및 액정표시장치의구동방법
JP5457286B2 (ja) * 2010-06-23 2014-04-02 シャープ株式会社 駆動回路、液晶表示装置、および電子情報機器
JP2012173469A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Japan Display Central Co Ltd 液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法
DE102013203449A1 (de) * 2013-02-28 2014-08-28 Sirona Dental Systems Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung eines Computerprogramms mittels eines intraoralen Scanners
KR102135432B1 (ko) * 2014-01-08 2020-07-20 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
KR102214195B1 (ko) * 2014-07-02 2021-02-09 삼성전자 주식회사 디스플레이장치, 전원공급장치 및 그 전원공급방법
JP6513447B2 (ja) * 2015-03-25 2019-05-15 シナプティクス・ジャパン合同会社 半導体装置、電子機器及び制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019986A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Toshiba Corp ネットワーク電話システムの電話端末及びこの電話端末で使用される給電方法
JP2012113205A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Sharp Corp マルチディスプレイシステム
JP2014115391A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Renesas Sp Drivers Inc 集積回路装置、集積回路、パネル表示装置及び表示パネルドライバ

Also Published As

Publication number Publication date
US9892706B2 (en) 2018-02-13
US20180166040A1 (en) 2018-06-14
CN106033660B (zh) 2021-04-09
US10504478B2 (en) 2019-12-10
JP6513447B2 (ja) 2019-05-15
CN106033660A (zh) 2016-10-19
US20160284309A1 (en) 2016-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018129932A1 (zh) 移位寄存器单元电路及其驱动方法、栅极驱动电路和显示装置
US8933919B2 (en) Liquid crystal panel driving circuit for display stabilization
US10504478B2 (en) Semiconductor device having shifted operation voltages in different modes and electronic apparatus thereof
US10431175B2 (en) Gate driver and control method thereof
KR101630341B1 (ko) 쉬프트 레지스터
CN112419975A (zh) 像素电路
US9454161B1 (en) Semiconductor device and electronic apparatus
CN112992092B (zh) 一种驱动电路和驱动电路的控制方法
US20080084371A1 (en) Liquid crystal display for preventing residual image phenomenon and related method thereof
US8884681B2 (en) Gate driving devices capable of providing bi-directional scan functionality
JP2009157371A (ja) 液晶表示装置の駆動装置及びその駆動方法
TWI462082B (zh) 一電泳顯示裝置之穩定期控制
WO2018129928A1 (zh) 移位寄存器电路及其驱动方法、栅极驱动电路和显示装置
JP2009288461A (ja) 表示装置、表示パネルドライバ、表示パネルの駆動方法、及び表示パネルドライバへの画像データ供給方法
US20110181573A1 (en) Power-Off Control Circuit and Liquid Crystal Display Panel Comprising the Same
JP2009301030A (ja) 放電回路及びこれを備えた表示装置
CN109545164B (zh) 移位寄存器单元及其驱动方法、栅极驱动电路和显示装置
KR20160062372A (ko) 데이터 구동 장치 및 이를 포함하는 표시 장치
US8354985B2 (en) Driving apparatus, liquid crystal display having the same and driving method thereof
JP2007286266A (ja) 表示駆動装置、平面表示装置及び表示駆動方法
JP2014211507A (ja) 表示ドライバ
JP2006215541A (ja) 表示装置及びその駆動方法
JP4599912B2 (ja) 液晶表示装置
CN211181608U (zh) 电源时序控制电路及显示装置
JP2008299253A (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170420

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170606

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180320

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6513447

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360