JP5937399B2 - 蓄熱式ガス処理装置の運転方法、及び、蓄熱式ガス処理装置 - Google Patents
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Description
燃焼用加熱器を備える燃焼処理室に一端を連通させた4室以上の蓄熱室の夫々に通気性の蓄熱材層を配備するとともに、これら蓄熱室夫々の他端を切換弁装置に接続しておき、
4室以上の前記蓄熱室のうちの一部の蓄熱室を入口側蓄熱室とし、かつ、他の一部の蓄熱室を出口側蓄熱室とした状態で、ガス導入路から送られる被処理ガスを入口側蓄熱室を通じ前記燃焼処理室に導いて前記燃焼用加熱器の運転下で処理するとともに、それに伴い前記燃焼処理室から出口側蓄熱室を通じて排出される処理済ガスをガス送出路に導くガス処理運転において、
前記切換弁装置により、入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を4室以上の前記蓄熱室のうちで順次に切り換える蓄熱式ガス処理装置の運転方法であって、
前記ガス処理運転の終了に続き、前記燃焼用加熱器の運転を停止した状態で、かつ、ガス処理運転時からの高温残熱が前記燃焼処理室及び前記蓄熱室の熱容量部に残存する状態で、4室以上の前記蓄熱室のうちの一部の蓄熱室を空焼き対象蓄熱室として、それら空焼き対象蓄熱室を前記切換弁装置を通じて前記ガス送出路に連通させ、
この状態で、空焼き運転として、被処理ガスに代え常温の空焼き用清浄ガスを前記燃焼処理室を通じ空焼き対象蓄熱室に通過させて、その通過過程で前記残熱により空焼き用清浄ガスを所要の空焼き温度以上に昇温させることで、空焼き対象蓄熱室を空焼き処理するとともに、それに伴い、空焼き対象蓄熱室を通過した使用済み高温の空焼き用清浄ガスを前記ガス送出路を通じて装置外部に送出し、
前記ガス処理運転では、被処理ガスを前記ガス導入路を通じ前記切換弁装置に送って、その被処理ガスを入口側蓄熱室−前記燃焼用加熱器が運転状態にある前記燃焼処理室−出口側蓄熱室の順に通過させるのに対し、
入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を前記切換弁装置により所定の切り換え周期で順次に切り換え、
前記空焼き運転では、被処理ガスに代え常温の空焼き用清浄ガスを前記ガス導入路を通じ前記切換弁装置に送って、その空焼き用清浄ガスを入口側蓄熱室−前記燃焼用加熱器が運転停止状態にある前記燃焼処理室−空焼き対象蓄熱室とする出口側蓄熱室の順に通過させるのに対し、
入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を前記切換弁装置によりガス処理運転での切り換え周期よりも長い切り換え周期で、かつ、前記残熱の量の減少に応じて切り換え周期を次第に大きくして切り換える点にある。
この構成の運転方法によれば、ガス処理運転の終了時から燃焼処理室及び各蓄熱室の熱容量部に残存する多量の高温残熱を利用して、燃焼用加熱器の運転停止下で空焼き対象蓄熱室を空焼き処理するから、また、従来の空焼き運転の如く、低温化した燃焼処理室及び各蓄熱室の熱容量部を空焼き運転に先立ち燃焼用加熱器の運転により高温状態にする立ち上げ運転も不要になることから、空焼き運転の消費エネルギを効果的に低減してその運転コストを効果的に低減することができる。
前記ガス処理運転では、被処理ガスを前記ガス導入路を通じ前記切換弁装置に送って、
その被処理ガスを入口側蓄熱室−前記燃焼用加熱器が運転状態にある前記燃焼処理室−出口側蓄熱室の順に通過させるのに対し、
入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を前記切換弁装置により所定の切り換え周期で順次に切り換え、
前記空焼き運転では、被処理ガスに代え常温の空焼き用清浄ガスを前記ガス導入路を通じ前記切換弁装置に送って、その空焼き用清浄ガスを入口側蓄熱室−前記燃焼用加熱器が運転停止状態にある前記燃焼処理室−空焼き対象蓄熱室とする出口側蓄熱室の順に通過させるのに対し、
入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を前記切換弁装置によりガス処理運転での切り換え周期よりも長い切り換え周期で、かつ、前記残熱の量の減少に応じて切り換え周期を次第に大きくして切り換えるから、次の作用効果も奏する。
なお、理解を容易にするため図面で用いたのと同じ符号を参照符号として付す。特に図6〜図11参照。
前記切換弁装置4は、弁板20を備える回転弁体18と受板21を備える分配器15とを有して、前記弁板20を前記受板21に近接対向させた状態で前記回転弁体18と前記分配器15とを相対回転させる構成にし、
前記分配器15には、前記蓄熱室8夫々の他端に対して各別に常時連通する複数の分配室22を前記相対回転の回転軸芯周りに並べて区画形成し、
前記分配器15における前記受板21には、前記分配室22を前記受板21において各別に開口させる分配口22aを前記相対回転の回転軸芯周りで等ピッチpに並べて形成し、
前記回転弁体18には、前記ガス導入路10に常時連通する給気室23と、パージ用ガス路28に常時連通するパージ用室25と、前記ガス送出路11に常時連通する排気室24とを前記相対回転の回転軸芯周りに並べて区画形成し、
前記回転弁体18における前記弁板20には、隣り合わない2つの前記分配口22aに対し前記相対回転において同時にかつ各別に正対する第1及び第2の遮風板部分20a,20bを形成し、
これら第1及び第2遮風板部分20a,20bのうち第1遮風板部分20aには、前記パージ用室25を前記弁板20において開口させるパージ用口25aを形成し、
前記第1及び第2遮風板部分20a,20bどうしの間の弁板部分のうち、前記相対回転において前記第1遮風板部分20aよりも先行する先行側の弁板部分には、前記給気室23を前記弁板20において開口させる給気口23aを形成し、
前記相対回転において前記第1遮風板部分20aよりも後行する後行側の弁板部分には、前記排気室24を前記弁板20において開口させる排気口24aを形成し、
前記弁板20における前記第1及び第2遮風板部分20a,20bと前記給気口23aと前記排気口24aとの相対的な配置関係を、前記第1及び第2遮風板部分20a,20bの各々が1つの前記分配口22aに正対した状態において、その正対分配口22aに隣接する2つの前記分配口22aのうちの一方の分配口22aが前記給気口23aに対して全開になり、かつ、他方の分配口22aが前記排気口24aに対して全開になる配置関係にしておき、
前記ガス処理運転では、被処理ガスGを前記ガス導入路10を通じて前記切換弁装置4に送るのに対し、
前記第1及び第2遮風板部分20a,20bの各々が1つの前記分配口22aに正対する回転位置を間欠回転における各回の停止位置とした状態で、前記回転弁体18と前記分配器15とを前記分配口22aの並設ピッチpずつ間欠的に相対回転させ、
前記空焼き運転では、被処理ガスGに代え常温の空焼き用清浄ガスOAを前記ガス導入路10を通じて前記切換弁装置4に送るのに対し、
その空焼き運転の前半工程では、前記第1及び第2遮風板部分20a,20bの各々が隣り合う2つの前記分配口22aに跨る状態になって前記分配口22aの半数が前記給気口23aに連通し、かつ、前記分配口22aの他の半数が前記排気口24aに連通する回転位置において前記相対回転を停止させた状態に保ち、
その後、その空焼き運転の後半工程では、前記回転弁体18と前記分配器15とを空焼き運転前半工程における回転停止位置から180度だけ相対回転させて停止させた状態に保つ点にある。
前記空焼き運転での空焼き用清浄ガスの供給風量を、前記ガス処理運転での被処理ガスの供給風量より小風量に制限する点にある。
前記空焼き運転では、空焼き対象蓄熱室における空焼き用清浄ガス出口側部分の温度又は空焼き対象蓄熱室から送出される空焼き用清浄ガスの温度を計測し、
その計測温度に応じて、空焼き用清浄ガスの供給風量を調整する点にある。
燃焼用加熱器を備える燃焼処理室に一端を連通させた4室以上の蓄熱室の夫々に通気性の蓄熱材層を配備するとともに、これら蓄熱室夫々の他端を切換弁装置に接続し、
4室以上の前記蓄熱室のうちの一部の蓄熱室を入口側蓄熱室とし、かつ、他の一部の蓄熱室を出口側蓄熱室とした状態で、ガス導入路から送られる被処理ガスを入口側蓄熱室を通じ前記燃焼処理室に導いて前記燃焼用加熱器の運転下で処理するとともに、それに伴い前記燃焼処理室から出口側蓄熱室を通じて排出される処理済ガスをガス送出路に導くガス処理運転において、
前記切換弁装置により、入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を4室以上の前記蓄熱室のうちで順次に切り換え、
このガス処理運転の終了に続き、前記燃焼用加熱器の運転を停止した状態で、かつ、ガス処理運転時からの高温残熱が前記燃焼処理室及び前記蓄熱室の熱容量部に残存する状態で、
空焼き運転として、被処理ガスに代え常温の空焼き用清浄ガスを前記ガス導入路を通じ前記切換弁装置に送って、その空焼き用清浄ガスを入口側蓄熱室−前記燃焼用加熱器が運転停止状態にある前記燃焼処理室−空焼き対象蓄熱室とする出口側蓄熱室の順に通過させて、その通過過程で前記残熱により空焼き用清浄ガスを所要の空焼き温度以上に昇温させることで、空焼き対象蓄熱室としての出口側蓄熱室を空焼き処理する蓄熱式ガス処理装置であって、
前記切換弁装置を制御する制御手段を設け、
この制御手段は、
前記ガス処理運転では、入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を前記切換弁装置により所定の切り換え周期で順次に切り換え、
前記空焼き運転では、入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を前記切換弁装置によりガス処理運転での切り換え周期よりも長い切り換え周期で、かつ、前記残熱の量の減少に応じて切り換え周期を次第に大きくして切り換える構成にしてある点にある。
図1,図2は蓄熱式ガス処理装置を示し、この蓄熱式ガス処理装置は、室壁1の内壁面に断熱材2を付設した直方体形状の断熱室3と、その横一側方に設置した切換弁装置4とを備え、断熱室3の内部は、互いに開放された上側の燃焼処理室5とその下に位置する蓄熱室領域6とに区分し、燃焼処理室5には、燃焼用加熱器としてのバーナ5aを配備してある。
や各蓄熱室8の熱容量部にガス処理運転時からの高温残熱が未だ十分に残る状態下)において空焼き運転を開始する。
上記の実施形態では、残熱利用の空焼き運転を前半工程と回転弁体18を半回転させた状態での後半工程とに分けて実施する形態を示したが、これに代え、参考例としては、ガス処理運転において例えば一回転当たり90秒の平均回転速度Vgで回転弁体18を間欠的に回転させるのに対し、残熱利用の空焼き運転では、回転弁体18をガス処理運転時の平均回転速度Vgよりかなり低速の設定空焼き回転速度Vk(例えば、一回転当たり670秒)で、分配口22aの並設ピッチpずつ間欠的に回転(ないしは連続的に回転)させる。
上記の実施形態及び参考例では、いずれも一部の蓄熱室8ごとに空焼き処理する例を示したが、これに代え、その他の参考例としては、全ての蓄熱室8を同時に空焼き処理することが考えられる。
〔別実施形態〕
上述の実施形態及び各参考例では、8室の蓄熱室8を横一列に並べて配置する例を示したが、本発明の実施において蓄熱室8の室数は8室に限らず、4室以上であれば何室であってもよく、また、その配置も横一列に限らず平面視で複数行×複数列に配置してもよい。
5 燃焼処理室
8 蓄熱室
8a 蓄熱材層
9 切換弁装置
8i 入口側蓄熱室
8o 出口側蓄熱室,空焼き対象蓄熱室
10 ガス導入路
G 被処理ガス
G′ 処理済ガス
11 ガス送出路
OA,OA′ 空焼き用清浄ガス
Ta,Tb 切り換え周期
t 計測温度
20 弁板
18 回転弁体
21 受板
15 分配器
22 分配室
22a 分配口
p 並設ピッチ
23 給気室
28 パージ用ガス路
25 パージ用室
24 排気室
20a,20b 第1,第2遮風板部分
25a パージ用口
23a 給気口
24a 排気口
29 制御手段
31 温度計測手段
Claims (5)
- 燃焼用加熱器を備える燃焼処理室に一端を連通させた4室以上の蓄熱室の夫々に通気性の蓄熱材層を配備するとともに、これら蓄熱室夫々の他端を切換弁装置に接続しておき、
4室以上の前記蓄熱室のうちの一部の蓄熱室を入口側蓄熱室とし、かつ、他の一部の蓄熱室を出口側蓄熱室とした状態で、ガス導入路から送られる被処理ガスを入口側蓄熱室を通じ前記燃焼処理室に導いて前記燃焼用加熱器の運転下で処理するとともに、それに伴い前記燃焼処理室から出口側蓄熱室を通じて排出される処理済ガスをガス送出路に導くガス処理運転において、
前記切換弁装置により、入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を4室以上の前記蓄熱室のうちで順次に切り換える蓄熱式ガス処理装置の運転方法であって、
前記ガス処理運転の終了に続き、前記燃焼用加熱器の運転を停止した状態で、かつ、ガス処理運転時からの高温残熱が前記燃焼処理室及び前記蓄熱室の熱容量部に残存する状態で、4室以上の前記蓄熱室のうちの一部の蓄熱室を空焼き対象蓄熱室として、それら空焼き対象蓄熱室を前記切換弁装置を通じて前記ガス送出路に連通させ、
この状態で、空焼き運転として、被処理ガスに代え常温の空焼き用清浄ガスを前記燃焼処理室を通じ空焼き対象蓄熱室に通過させて、その通過過程で前記残熱により空焼き用清浄ガスを所要の空焼き温度以上に昇温させることで、空焼き対象蓄熱室を空焼き処理するとともに、それに伴い、空焼き対象蓄熱室を通過した使用済み高温の空焼き用清浄ガスを前記ガス送出路を通じて装置外部に送出し、
前記ガス処理運転では、被処理ガスを前記ガス導入路を通じ前記切換弁装置に送って、その被処理ガスを入口側蓄熱室−前記燃焼用加熱器が運転状態にある前記燃焼処理室−出口側蓄熱室の順に通過させるのに対し、
入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を前記切換弁装置により所定の切り換え周期で順次に切り換え、
前記空焼き運転では、被処理ガスに代え常温の空焼き用清浄ガスを前記ガス導入路を通じ前記切換弁装置に送って、その空焼き用清浄ガスを入口側蓄熱室−前記燃焼用加熱器が運転停止状態にある前記燃焼処理室−空焼き対象蓄熱室とする出口側蓄熱室の順に通過させるのに対し、
入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を前記切換弁装置によりガス処理運転での切り換え周期よりも長い切り換え周期で、かつ、前記残熱の量の減少に応じて切り換え周期を次第に大きくして切り換える蓄熱式ガス処理装置の運転方法。 - 前記切換弁装置は、弁板を備える回転弁体と受板を備える分配器とを有して、前記弁板を前記受板に近接対向させた状態で前記回転弁体と前記分配器とを相対回転させる構成にし、
前記分配器には、前記蓄熱室夫々の他端に対して各別に常時連通する複数の分配室を前記相対回転の回転軸芯周りに並べて区画形成し、
前記分配器における前記受板には、前記分配室を前記受板において各別に開口させる分配口を前記相対回転の回転軸芯周りで等ピッチに並べて形成し、
前記回転弁体には、前記ガス導入路に常時連通する給気室と、パージ用ガス路に常時連通するパージ用室と、前記ガス送出路に常時連通する排気室とを前記相対回転の回転軸芯周りに並べて区画形成し、
前記回転弁体における前記弁板には、隣り合わない2つの前記分配口に対し前記相対回転において同時にかつ各別に正対する第1及び第2の遮風板部分を形成し、
これら第1及び第2遮風板部分のうち第1遮風板部分には、前記パージ用室を前記弁板において開口させるパージ用口を形成し、
前記第1及び第2遮風板部分どうしの間の弁板部分のうち、前記相対回転において前記第1遮風板部分よりも先行する先行側の弁板部分には、前記給気室を前記弁板において開口させる給気口を形成し、
前記相対回転において前記第1遮風板部分よりも後行する後行側の弁板部分には、前記排気室を前記弁板において開口させる排気口を形成し、
前記弁板における前記第1及び第2遮風板部分と前記給気口と前記排気口との相対的な配置関係を、前記第1及び第2遮風板部分の各々が1つの前記分配口に正対した状態において、その正対分配口に隣接する2つの前記分配口のうちの一方の分配口が前記給気口に対して全開になり、かつ、他方の分配口が前記排気口に対して全開になる配置関係にしておき、
前記ガス処理運転では、被処理ガスを前記ガス導入路を通じて前記切換弁装置に送るのに対し、
前記第1及び第2遮風板部分の各々が1つの前記分配口に正対する回転位置を間欠回転における各回の停止位置とした状態で、前記回転弁体と前記分配器とを前記分配口の並設ピッチずつ間欠的に相対回転させ、
前記空焼き運転では、被処理ガスに代え常温の空焼き用清浄ガスを前記ガス導入路を通じて前記切換弁装置に送るのに対し、
その空焼き運転の前半工程では、前記第1及び第2遮風板部分の各々が隣り合う2つの前記分配口に跨る状態になって前記分配口の半数が前記給気口に連通し、かつ、前記分配口の他の半数が前記排気口に連通する回転位置において前記相対回転を停止させた状態に保ち、
その後、その空焼き運転の後半工程では、前記回転弁体と前記分配器とを空焼き運転前半工程における回転停止位置から180度だけ相対回転させて停止させた状態に保つ請求項1に記載した蓄熱式ガス処理装置の運転方法。 - 前記空焼き運転での空焼き用清浄ガスの供給風量を、前記ガス処理運転での被処理ガスの供給風量より小風量に制限する請求項1又は2に記載した蓄熱式ガス処理装置の運転方法。
- 前記空焼き運転では、空焼き対象蓄熱室における空焼き用清浄ガス出口側部分の温度又は空焼き対象蓄熱室から送出される空焼き用清浄ガスの温度を計測し、
その計測温度に応じて、空焼き用清浄ガスの供給風量を調整する請求項1〜3のいずれか1項に記載した蓄熱式ガス処理装置の運転方法。 - 燃焼用加熱器を備える燃焼処理室に一端を連通させた4室以上の蓄熱室の夫々に通気性の蓄熱材層を配備するとともに、これら蓄熱室夫々の他端を切換弁装置に接続し、
4室以上の前記蓄熱室のうちの一部の蓄熱室を入口側蓄熱室とし、かつ、他の一部の蓄 熱室を出口側蓄熱室とした状態で、ガス導入路から送られる被処理ガスを入口側蓄熱室を通じ前記燃焼処理室に導いて前記燃焼用加熱器の運転下で処理するとともに、それに伴い前記燃焼処理室から出口側蓄熱室を通じて排出される処理済ガスをガス送出路に導くガス処理運転において、
前記切換弁装置により、入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を4室以上の前記蓄熱室のうちで順次に切り換え、
このガス処理運転の終了に続き、前記燃焼用加熱器の運転を停止した状態で、かつ、ガス処理運転時からの高温残熱が前記燃焼処理室及び前記蓄熱室の熱容量部に残存する状態で、
空焼き運転として、被処理ガスに代え常温の空焼き用清浄ガスを前記ガス導入路を通じ前記切換弁装置に送って、その空焼き用清浄ガスを入口側蓄熱室−前記燃焼用加熱器が運転停止状態にある前記燃焼処理室−空焼き対象蓄熱室とする出口側蓄熱室の順に通過させて、その通過過程で前記残熱により空焼き用清浄ガスを所要の空焼き温度以上に昇温させることで、空焼き対象蓄熱室としての出口側蓄熱室を空焼き処理する蓄熱式ガス処理装置であって、
前記切換弁装置を制御する制御手段を設け、
この制御手段は、
前記ガス処理運転では、入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を前記切換弁装置により所定の切り換え周期で順次に切り換え、
前記空焼き運転では、入口側蓄熱室とする蓄熱室及び出口側蓄熱室とする蓄熱室の夫々を前記切換弁装置によりガス処理運転での切り換え周期よりも長い切り換え周期で、かつ、前記残熱の量の減少に応じて切り換え周期を次第に大きくして切り換える構成にしてある請求項1記載の運転方法を実施する蓄熱式ガス処理装置。
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